JP2006155354A - 非常通報システム - Google Patents

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Abstract

【目的】周囲に非常事態の発生を報知する報知端末が賊に破壊されても、通信端末で非常事態の発生を第三者に対して確実に報知する。
【構成】通信端末1はランドセル41内に収納し、通信端末1からの接続ケーブル2は肩ベルト42に取付けた本体部44を挿通して報知端末3に接続され、報知端末の近傍で該ケーブルは本体部に留め部31で係止される。非常時、報知端末をケーブルから引き抜くと報知端末が音等で警報を発し、通信端末はGPSによる現在地情報を監視センタに送信する。通信端末及びケーブルの大部分が隠されているので、通信端末が賊に発見されて破壊される可能性は低い。
【選択図】図8

Description

本発明は、通信端末と報知端末を接続ケーブルで着脱自在に接続し、該接続が解かれた場合に、通信端末が監視センタに位置情報を送信するとともに、報知端末が警報出力をするように構成した個人携帯可能な非常通報システムに関する。特に、本発明の非常通報システムは、背負い鞄(ランドセル等)の肩ベルト付近に上記報知端末を取り付けておき、背負い鞄の着用中に着用者が報知端末を容易に操作できるようにしたものである。
従来、犯罪などの非常事態が発生したときに、周囲に非常事態の発生を報知し、賊を威嚇する手段として防犯ブザーが用いられている。このような防犯ブザーとしては、例えば下記特許文献1に示すように、鞄に装着して使用するものが知られている。
下記特許文献1では、箱状の収納体を留めベルトによりランドセルや手掟げ鞄の任意の位置に装着し、この収納体に防犯ブザーを収納するようになっており、利用者は、非常時には鞄に装着された操作つまみを引くことで防犯ブザーを鳴動させて警告音を発生させることができる。
特開2001−275732号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されるような防犯ブザーは、有事の際に、賊を威嚇することが可能となる一方で、ブザーの存在に気付いた賊によって破壊されたり、捨て去られた場合には、非常事態の報知効果が無くなってしまうという問題があった。そのため、防犯ブザーの効果は非常に短期的なものとなってしまい、利用者が誘拐、連れ去りなどの事態に遭遇した場合に、この非常事態を第三者に報知できないおそれがあった。
そこで、本発明は、周囲に非常事態の発生を報知するための報知手段が破壊や捨て去りにあっても、非常事態の発生を第三者に対して確実に報知することができる非常通報システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載された非常通報システムは、
無線通信可能な通信端末と、該通信端末と着脱自在に接続される報知端末とを備えた非常通報システムであって、
前記通信端末は、
前記報知端末との接続又は非接続を検出する着脱検出部と、
無線で通報する通報部とを備え、
前記報知端末との非接続を検出すると前記通報部にて通報し、
前記報知端末は、
前記通信端末との接続又は非接続を検出する着脱検出部と、
音及び/または光により警報出力する出力部とを備え、
前記通信端末との非接続を検出すると前記出力部にて警報出力することを特徴としている。
請求項2に記載された非常通報システムは、請求項1記載の非常通報システムにおいて、前記通信端末が、自己の現在位置を取得する位置取得部を備え、前記報知端末との非接続を検出すると前記通報部により現在位置を通報することを特徴としている。
請求項3に記載された非常通報システムは、請求項1または2記載の非常通報システムにおいて、前記通信端末と前記報知端末とは接続具を介して接続され、該接続具は、被着体に係り留まる留め部を備え、その一端が前記通信端末に接続されるとともに、その他端が前記報知端末と着脱自在に接続されて、前記通信端末と前記報知端末とを電気的に接続することを特徴としている。
請求項4に記載された非常通報システムは、請求項3記載の非常通報システムにおいて、前記通信端末が収納された背負い鞄の肩ベルトに取り付けられて前記接続具の少なくとも一部を内部に収納可能な本体部と、前記被着体として前記本体部に設けられて前記接続具が係止する係止部とを有する取付具を備えたことを特徴としている。
請求項5に記載された非常通報システムは、請求項3記載の非常通報システムにおいて、前記接続具の少なくとも一部と前記通信端末を内部に収納可能であり背負い鞄の肩ベルトに取り付けられる本体部と、前記被着体として前記本体部に設けられて前記接続具が係止する係止部とを有する取付具を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載された非常通報システムは、請求項1乃至5記載の非常通報システムにおいて、前記報知端末に操作体を着脱自在に接続し、前記報知端末から前記操作体が外れた場合に、前記通信端末による前記監視部への通報及び前記報知端末による警報出力が行われるように構成されたことを特徴としている。
請求項7に記載された非常通報システムは、請求項1乃至5記載の非常通報システムにおいて、前記報知端末に操作体を着脱自在に接続し、前記報知端末から前記操作体が外れた場合に、前記報知端末による警報出力が行われるように構成されたことを特徴としている。
請求項1に記載された非常通報システムによれば、周囲に非常事態を報知するための報知端末は、その作動時には通信端末と分離しているため、通信端末の存在を賊に対して秘匿することができ、仮に報知端末が賊に破壊や捨て去り去られても、通信端末の安全を確保して確実に非常事態を通報することができる。
請求項2に記載された非常通報システムによれば、請求項1記載の非常通報システムの効果に加え、報知端末が賊に破壊され又は捨て去られて、周囲に非常事態が報知できない場合であっても、非常事態が発生した場所を通報することができ、監視センタにて適切な対処が可能となる。
請求項3に記載された非常通報システムによれば、請求項1または2記載の非常通報システムの効果に加え、通信端末と報知端末とを離隔して所持することが可能となり、通信端末の秘匿性がさらに向上する。また、留め部にて、接続具を衣服や鞄などの被着体に係止することができるので、報知端末が適宜操作しやすい場所に配置可能となるとともに、報知端末を接続具から脱離させて通信端末と報知端末との接続を解くことが容易となる。
請求項4に記載された非常通報システムによれば、請求項3記載の非常通報システムの効果に加え、接続具を背負い鞄の肩ベルトに係止して、接続具他端の報知端末を肩ベルト近傍に配置でき、非常事態が発生したときに報知端末を引いて接続具から脱離させることが容易となる。また、少なくとも接続具の一部を隠蔽することができ、通信端末の秘匿性が向上する。
請求項5に記載された非常通報システムによれば、請求項3記載の非常通報システムの効果に加え、接続具で接続された通信端末と報知端末を肩ベルトに取り付けるとともに、接続具を背負い鞄の肩ベルトに係止できるので、報知端末を引いて接続具から脱離させることが容易となる。また、通信端末は本体部内に収納されるので外部に露出せず、隠蔽することができ、通信端末の秘匿性が向上する。
請求項6に記載された非常通報システムによれば、請求項1乃至5記載の非常通報システムの効果に加え、報知端末から操作体を外すだけの操作で、通信端末による監視部への通報及び報知端末による警報出力を行わせることができる。
請求項7に記載された非常通報システムによれば、請求項1乃至5記載の非常通報システムの効果に加え、報知端末から操作体を外すだけの操作で、報知端末から警報出力を行わせることができる。
以下、本発明を実施するために特許出願人が出願時点で最良と思う本発明の実施の形態を説明する。
1.第1の実施形態(第1例:図1〜図8)
図1は本発明の概要を説明するための概念図、図2は第1実施形態における通信端末のブロック図、図3は第1実施形態における報知端末のブロック図、図4は第1実施形態における報知端末の回路図、図5は第1実施形態において分離常態にある報知端末及び接続具を示す図、図6は第1実施形態において接続状態にある報知端末及び接続具を示す図、図7は第1実施形態における取付具の斜視図、図8は第1実施形態においてランドセルに装着した非常通報システムを示す斜視図である。
(1)概要
本例の非常通報システムは、通信端末1に接続された接続具としての接続ケーブル2に対して報知端末3を着脱自在に接続しておき、報知端末3と通信端末1との接続が解かれた場合に、通信端末1が監視センタ4のセンタ装置5に位置情報を通報するとともに、報知端末3が警報出力を行って非常事態の発生を周囲に知らせるものである。
本例の非常通報システムでは、接続ケーブル2で接続された通信端末1と報知端末3は監視対象者6が携帯している。具体的には、通信端末1は監視対象者6の背負い鞄(ランドセル等)の内部に収納しておき、背負い鞄の肩ベルトには接続ケーブル2等を固定するための取付具を固定しておく。そして、通信端末1から延設されて報知端末3に接続されている接続ケーブル2を、報知端末3との接続端の近傍において該取付具を用いて肩ベルト側に固定する。これによって、背負い鞄を身に付けている監視対象者6は、報知端末3を手にして引っ張る等することにより、報知端末3を接続ケーブル2から脱離する操作を容易に行える。
図1に示すように、本例の非常通報システムでは、監視対象者6(本システムの利用者)が所持する通信端末1と、監視対象者の監視を行う監視センタ4に配置されたセンタ装置5とが、携帯電話網、インターネット、専用網などの通信網7(中継ステーション8を含む)に接続されている。
監視対象者6に所持される通信端末1は、GPS衛星9から受信したGPS信号によって緯度・経度情報よりなる位置情報を算出して、通信網7を介して監視センタ4に設置しているセンタ装置5に対して異常信号とともに現在位置情報を送信する。
監視センタ4のセンタ装置5は、監視員により監視され、通信端末1から通報を受けて、その通信端末1の位置情報を確認する装置である。センタ装置5は、警備保障会社など、複数の対象者に安全確認のサービスを提供する組織により管理運営される。監視センタ4では、通信端末1を所持する監視対象者6に非常事態が発生したことと非常事態発生時の監視対象者6の現在位置を知ることができ、何らかの対処が必要だと判断した場合には、対処員に監視対象者6への適切な対処を指示する。このとき、対処員には、対処内容と対象通信端末1の位置を示す情報が送信される。
また、監視センタ4では、監視対象者6に生じた非常事態により、必要に応じて110番、119番通報や、監視対象者6または所定の緊急連絡先との電話連絡などの処理を行う。
例えば、通信端末から監視センタ4に非情通報があると、監視員は、センタ装置5から追跡信号を通信端末1に対して送信する。かかる追跡信号を受信した通信端末1は、所定時間ごとに順次現在位置を取得してセンタ装置5に返信する。このようにして、通信端末1の現在位置を監視センタ4にて把握することにより、適宜に対処員を現地に向かわせて監視対象者6を監視・保護することが可能となる。
(2)通信端末1
図2に示すように、通信端末1は、接続ケーブル2が着脱可能に接続される報知端末接続I/F11と、報知端末接続I/F11内に形成される端子間に電圧を印加して報知端末3と接続されているか否かを検出する着脱検出部としての接続監視部12と、GPS衛星9からのGPS信号を受信するGPS受信部13及び監視センタ4のセンタ装置5と無線通信を行う送受信部14を備えた無線通信部15と、各種プログラムや端末固有の識別コード、測位した位置情報(測位結果)を記憶する記憶部16と、バッテリーとなる電源部17と、これら各部を制御する制御部18とを備えて構成される。
制御部18は、複数のGPS衛星9からの電波に基づいて算出される位置情報を取得する位置取得部19と、無線通信部15と制御部18との間で信号入出力制御を行う通信制御部20と、接続監視部12からの入力を受けて異常の有無を検出する異常判定部21を備えている。
通信端末1は、異常発生と判定すると、位置取得部19を作動させて現在位置の情報を取得し、取得した位置情報に当該通信端末1固有の識別コードを付して、監視センタ4への通報部である送受信部14によって異常信号としてセンタ装置5に送信する。
(3)報知端末3
図3に示すように、報知端末3は、接続ケーブル2が着脱可能に接続される通信端末接続I/F22と、通信端末接続I/F22となるコネクタ内に形成されたバネ接点により接続ケーブル2が接続されているか否かを検出する着脱検出部23と、ブザーを鳴動して警報出力する出力部24と、バッテリなどの電源部17と、出力部24に電源供給して駆動制御する出力制御部25と、着脱検出部23からの信号に応じて電源部17からの電源を出力制御部25に接続する接点を切り替え制御する接点切替部26を備えて構成される。
図4に示すように、通信端末接続I/F22にはループ回路22aが接続されており、通信端末接続I/F22に接続された2線式の接続ケーブル2は、該ループ回路22aにより短絡して導通する。通信端末接続I/F22に接続ケーブル2が接続されて、接続ケーブル2とループ回路22aとが導通した時には、通信端末1から接続ケーブル2を介して送られてくる信号は該接続ケーブル2を介して通信端末1に帰還する。他方、通信端末接続I/F22から接続ケーブル2が外された非導通時には、通信端末1から接続ケーブル2を介して送られてくる信号は通信端末1に帰還することなく遮断されるので、通信端末1の接続監視部12は接続ケーブル2と報知端末3の非接続を検出できる。また、通信端末接続I/F22に接続ケーブル2が接続されている場合は、バネ接点よりなる着脱検出部23が接点切替部26より離間して、電源部17と出力制御部25との接続がOFFで出力制御部25には電源が供給されない。他方、通信端末接続I/F22に接続ケーブル2が接続されていない場合は、バネ接点よりなる着脱検出部23が接点切替部26に接触して、電源部17と出力制御部25との接続がONとなり出力制御部25には電源が供給されて出力部24が警報を出力する。
なお、出力部24は、ブザーによる音声出力に限らず、LEDやキセノンライトなどにより発光出力するものでもよく、また鳴動部と発光部の両方を備えて音と光の双方の手段で出力するものでもよい。
(4)接続具としての接続ケーブル2
接続ケーブル2は、通信端末1及び報知端末3の各接続I/F11,22に接続される2線式のケーブルである。一端側に通信端末1との接続部となる通信端末接続部が形成され、他端側に報知端末3との接続部となる報知端末接続部30が形成されている。通信端末接続部と報知端末接続部30はケーブル内部で導通している。
また、図5及び図6に示すように、接続ケーブル2は、他端側である報知端末接続部30の近傍に、留め部31が形成されている。留め部31は、物体の輪状部分や紐体などに係り留まるようフック形状やキーリング形状などに成形されている。従って、背負い鞄の本体や肩ベルト、又は肩ベルトに固定的に取り付けた取付具等を被着体として、この被着体に対して該留め部31を係止させれば、背負い鞄の使用者が手で報知端末3を引っ張った場合、接続ケーブル2は留め部31を介して被着体に止まり、報知端末3は接続ケーブル2から抜けて外れる。
なお、本例では、通信端末1と報知端末3を接続ケーブル2で接続したが、通信端末1と報知端末3の接続は接続ケーブル2を介してでなく、各々の接続I/Fを接続具として直接係合させて接続する構成としてもよい。
(5)取付具
本例の取付具は、報知端末3及び接続ケーブル2を背負い鞄の肩ベルトに取り付ける手段である。本例では、特に背負い鞄41であるランドセルに取り付ける例について説明する。
図7及び図8に示すように、本例の取付具40は、背負い鞄41の肩ベルト42に巻き付けられ、面ファスナー43によって筒状に固定されて肩ベルト42に取り付けられる展開形状矩形の本体部44を有している。この本体部44の上部には、連結ベルト45の一端が固定されており、前記本体部44を肩ベルト42に巻き付け固定した後、背負い鞄41の本体41aと肩ベルト42を連結する連結環42a内に前記連結ベルト45の他端(自由端部)を挿通させて前記本体部44に面ファスナー46を介して固定すれば、本体部44を肩ベルト42に固定することができる。また、本体部44の下部には、被着体として接続ケーブル2の留め部31を係止できるように、帯をループ状に固定してなる係止部47が設けられている。
図8に示すように、この取付具40を用いて報知端末3等を背負い鞄41に装着するには、まず、通信端末1を背負い鞄41のかぶせ(蓋)の内面に固定し、接続ケーブル2を背負い鞄41の本体41aの外に導いて肩ベルト42に沿って引き回しておく。接続ケーブル2及び肩ベルト42に本体部44を巻き付け、連結ベルト45を連結環42aに通して本体部44に接合する。肩ベルト42に固定した本体部44の下端から突出している接続ケーブル2に報知端末3を接続し(又は予め接続しておき)、さらに接続ケーブル2の留め部31を係止部47に係止させる。なお、通信端末1の設置場所は上述のかぶせ内面に限定されるものではなく、背負い鞄41の内部など、他人に気づかれ難い場所であればよい。
接続ケーブル2は、報知端末3に近い他端部(報知端末接続部30)付近が露出しているが、大部分は取付具40に隠されて見えないので、接続ケーブル2の先が背負い鞄41内で通信端末1に接続されていることを賊に気づかれ、該通信端末1による通報を察知されて該通信端末1を破壊されるおそれが減少する。
また、報知端末3は、取付具40によって肩ベルト42の下方に留め部31を以て吊り下げられた状態にあるため、背負い鞄41を背負う使用者(監視対象者6)にとっては常に手元に報知端末3があることとなり、とっさの場合に報知端末3を引っ張って接続ケーブル2から分離する操作が行い易い。
2.第2の実施形態(第2例:図9、図10)
図9は第2実施形態における取付具の斜視図、図10は第2実施形態における背負い鞄41に装着した非常通報システムを示す斜視図である。
本例と第1例の相違点は、取付具50の構造である。本例では、本体部54の下端の一部分に水平方向の切欠48が設けられており、該本体部54を肩ベルト42に装着した場合、当該部分だけを表側から開閉することができ、肩ベルト42に巻き付けた本体部54の下方内部に報知端末3を収納することができる。その他の構成は第1例と同様である。
本例によれば、肩ベルト42に取り付けた本体部54の内部に報知端末3を簡単に取り出せるように収納でき、非常時の報知端末3の緊急操作性は確保しつつ、常時報知端末3が外部に露出していることによる使用者の誤操作を回避することができる。
3.第3の実施形態(第3例:図11、図12)
図11は第3実施形態における取付具の斜視図、図12は第3実施形態における背負い鞄41に装着した非常通報システムを示す斜視図である。
本例と第1例の相違点は、取付具60の構造である。本例では、本体部64の長さ(肩ベルト42の長手方向と同方向についての長さ)が第1例よりも短く、連結ベルト65が第1例よりも長い。そして、本体部64の表側には、報知端末3を収納する報知端末収納部68が開閉可能に設けられている。図12に示すように、接続ケーブル2の留め部31は、被着体としての連結ベルト65や肩ベルト42等に係止させればよい。また、連結ベルト65の裏側に接続ケーブル2を挿通するための挿通部65aを設けて、該挿通部65aに接続ケーブル2を挿通する。これにより、接続ケーブル2の大部分を連結ベルト65で隠すことができ、通信端末1を賊に気づかれ難くすることができる。
本例によれば、本体部64の表側に設けた報知端末収納部68に報知端末3を簡単に取り出せるように収納できるので、非常時の報知端末3の緊急操作性は確保しつつ、常時報知端末3が外部に露出していることによる使用者の誤操作を回避することができる。
4.第4の実施形態(第4例:図13、図14)
図13は第4実施形態における取付具の斜視図、図14は第4実施形態における背負い鞄41に装着した非常通報システムを示す斜視図である。
本例と第1例の相違点は、取付具70の構造である。本例では、本体部74の肩ベルト42装着時の表面側には、裏面側(肩ベルト42に接する側の面)に開口した通信端末収納部71が設けられており、第1例と異なり通信端末1は背負い鞄41の本体内ではなく、肩ベルト42に取り付けた該取付具70の内部に収納される。その他の構成は第1例と同様である。
本例によれば、接続ケーブル2の大部分と通信端末1を取付具70で隠すことができ、接続ケーブル2の先が取付具70内で通信端末1に接続されていることを賊に気づかれて該通信端末1による通報を察知され、該通信端末1を破壊されるおそれが減少する。
また、第1例と同様、報知端末3は、取付具70によって肩ベルト42の下方に留め部31を以て吊り下げられた状態にあるため、背負い鞄41を背負う使用者にとっては常に手元に報知端末3があることとなり、とっさの場合に報知端末3を引っ張って接続ケーブル2から分離する操作が行い易い。
なお、本例においても第2例と同様に取付具70の下端の一部分に水平方向の切欠を設けて取付具70の下方内部に報知端末3を収納するようにしてもよい。これにより、取付具70の内部に報知端末3を簡単に取り出せるように収納でき、非常時の報知端末3の緊急操作性を確保しつつ、常時報知端末3が外部に露出していることによる誤操作を回避できる。
5.第5の実施形態(第5例:図15〜図17)
図15(a)は第5実施形態において分離常態にある報知端末3と接続具と操作体を示す図、同(b)は同じく接続状態にある報知端末3と接続具と操作体を示す図を示す図、図16は第5実施形態における報知端末3のブロック図、図17は第5実施形態における報知端末3の回路図である。
本例と第1例の相違点は、報知端末の構成にある。図15(a),(b)に示すように、本例の報知端末3’には操作体としての引き紐75が着脱自在に接続されている。図16及び図17に示すように、報知端末3’は引き紐接続部(I/F)76を備える点で第1例と相違する。引き紐接続部76は、通信端末接続I/F22と接続されている。また、着脱検出部23は、第1例で説明した接続ケーブル2の接続検出に加えて引き紐接続部76のコネクタ内に形成されたバネ接点により引き紐75が接続されているか否かを検出する。引き紐75は、引き紐接続部76に接続されるジャック部分77の内部にループ回路が形されており、引き紐接続部76に引き紐75が接続されているとき、通信端末接続I/F22に接続された2線式の接続ケーブル2は、引き紐接続部76を介して引き紐75のループ回路に接続され、該ループ回路により短絡して導通する。
図15(a)に示すように報知端末3’から引き紐75が外れた場合には、引き紐75のループ回路と2線式の接続ケーブル2との接続が解かれ、通信端末1の接続監視部12は非接続と検出し、報知端末3のバネ接点よりなる着脱検出部23が接点切替部26に接触して、電源部17と出力制御部25との接続がONとなる。これにより、通信端末1による監視センタ4への通報及び報知端末3’による警報出力が行われるように構成されている。これとは独立に、報知端末3’に接続された接続ケーブル2が外れることにより、通信端末1による監視センタ4への通報及び報知端末3’による警報出力が行われること、その他の構成は第1例と同様である。
6.第6の実施形態(第6例:図18、図19)
図18は第6実施形態における報知端末3のブロック図、図19は第6実施形態における報知端末3の回路図である。
本例と第5例の相違点は、報知端末の構成にある。図18及び図19に示すように、本例の報知端末3”では、通信端末接続I/F22には第1例と同様にループ回路22aが設けられているが、引き紐接続部76は通信端末接続I/F22のループ回路22aとは接続されていない。その他の点は第5例と同様であり、着脱検出部23は、引き紐接続部76のコネクタ内に形成されたバネ接点により引き紐75が接続されているか否かを検出する。
図15(a)に示すように報知端末3”から引き紐75が外れた場合には、報知端末3”のバネ接点よりなる着脱検出部23が接点切替部26に接触して電源部17と出力制御部25との接続がONとなる。これにより、報知端末3”による警報出力が行われるように構成されている。これとは独立に、報知端末3”に接続された接続ケーブル2が外れることにより、通信端末1による監視センタ4への通報及び報知端末3”による警報出力が行われることは第1例及び第5例と同様である。
なお、第5例、及び第6例で示した報知端末3’及び報知端末3”は、第1例〜第4例に示した報知端末3と適宜入れ換えて使用可能である。
第5例、及び第6例に示した構成によれば、引き紐75を引いて報知端末3’(3”)を警報出力させた場合、報知端末3’(3”)は接続ケーブル2から脱落しておらず、鞄などの被着体に取り付けられた状態にあるので非常事態にある利用者の所在を確実に周囲に報知できる。また仮に不審者により報知端末3’(3”)が取り上げられても、報知端末3’(3”)だけが接続ケーブル2から脱離するので通信端末1の存在が気付かれることがない。
図1は本発明の概要を説明するための概念図である。 図2は第1実施形態における通信端末のブロック図である。 図3は第1実施形態における報知端末のブロック図である。 図4は第1実施形態における報知端末の回路図である。 図5は第1実施形態において分離常態にある報知端末及び接続具を示す図である。 図6は第1実施形態において接続状態にある報知端末及び接続具を示す図である。 図7は第1実施形態における取付具の斜視図である。 図8は第1実施形態において背負い鞄に装着した非常通報システムを示す斜視図である。 図9は第2実施形態における取付具の斜視図である。 図10は第2実施形態における背負い鞄に装着した非常通報システムを示す斜視図である。 図11は第3実施形態における取付具の斜視図である。 図12は第3実施形態における背負い鞄に装着した非常通報システムを示す斜視図である。 図13は第4実施形態における取付具の斜視図である。 図14は第4実施形態における背負い鞄に装着した非常通報システムを示す斜視図である。 図15(a)は第5又は第6実施形態において分離常態にある報知端末と接続具と操作体を示す図、同(b)は同じく接続状態にある報知端末と接続具と操作体を示す図を示す図である。 図16は第5実施形態における報知端末のブロック図である。 図17は第5実施形態における報知端末の回路図である。 図18は第6実施形態における報知端末のブロック図である。 図19は第6実施形態における報知端末の回路図である。
符号の説明
1…通信端末
2…接続具としての接続ケーブル
3…報知端末
4…監視部としての監視センタ
12…通信端末の着脱検出部としての接続監視部
14…通信端末の通報部
19…位置取得部
23…接続具としての接続ケーブル
24…報知端末の出力部
31…留め部
40,50,60,70…取付具
41…背負い鞄
42…背負い鞄の肩ベルト
44,54,64,74…本体部
47,57…被着体としての係止部
68…報知端末収納部
75…操作体としての引き紐

Claims (7)

  1. 無線通信可能な通信端末と、該通信端末と着脱自在に接続される報知端末とを備えた非常通報システムであって、
    前記通信端末は、
    前記報知端末との接続又は非接続を検出する着脱検出部と、
    無線で通報する通報部とを備え、
    前記報知端末との非接続を検出すると前記通報部にて通報し、
    前記報知端末は、
    前記通信端末との接続又は非接続を検出する着脱検出部と、
    音及び/または光により警報出力する出力部とを備え、
    前記通信端末との非接続を検出すると前記出力部にて警報出力することを特徴とした非常通報システム。
  2. 前記通信端末は、
    自己の現在位置を取得する位置取得部を備え、
    前記報知端末との非接続を検出すると前記通報部により現在位置を通報する請求項1記載の非常通報システム。
  3. 前記通信端末と前記報知端末とは接続具を介して接続され、
    該接続具は、
    被着体に係り留まる留め部を備え、
    その一端が前記通信端末に接続されるとともに、その他端が前記報知端末と着脱自在に接続されて、前記通信端末と前記報知端末とを電気的に接続する請求項1または2記載の非常通報システム。
  4. 前記通信端末が収納された背負い鞄の肩ベルトに取り付けられて前記接続具の少なくとも一部を内部に収納可能な本体部と、
    前記被着体として前記本体部に設けられて前記接続具が係止する係止部と、
    を有する取付具を備えたことを特徴とする請求項3記載の非常通報システム。
  5. 前記接続具の少なくとも一部と前記通信端末を内部に収納可能であり背鞄の肩ベルトに取り付けられる本体部と、
    前記被着体として前記本体部に設けられて前記接続具が係止する係止部と、
    を有する取付具を備えたことを特徴とする請求項3記載の非常通報システム。
  6. 前記報知端末に操作体を着脱自在に接続し、前記報知端末から前記操作体が外れた場合に、前記通信端末による前記監視部への通報及び前記報知端末による警報出力が行われるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5記載の非常通報システム。
  7. 前記報知端末に操作体を着脱自在に接続し、前記報知端末から前記操作体が外れた場合に、前記報知端末による警報出力が行われるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5記載の非常通報システム。
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