JP2006155234A - 商標調査システム - Google Patents

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浩明 長谷部
Koji Mabuchi
交司 馬淵
Yoshiki Hasegawa
芳樹 長谷川
Eiji Sato
英二 佐藤
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Abstract

【課題】 複数の外国に商標登録出願を行う際に、効率的かつ客観的に調査を行うことが可能な商標調査システムを提供する。
【解決手段】 商標調査システム1によれば、出願を希望する商標に関する情報が送信手段から複数国の現地代理人端末に送信されると、この商標が当該国において登録可能か否かを示す現地代理人端末からの登録可否情報が受信手段において受信される。そして、得られた複数国の登録可否情報に基づき、この商標についての(例えば数値形式やグラフ形式としての)調査結果情報が統計処理を用いて情報生成手段において生成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商標を調査するシステムに関する。
従来、外国に商標登録出願をする際、または、商標の使用を希望する際には、無駄な出願をなくす等の目的で事前に以下のような商標調査が行われていた。すなわち、出願人またはその代理人は、出願を希望する商標が当該国において登録される可能性があるか否か、及び、出願を希望する商標が当該国において他の商標の侵害にあたる可能性があるか否かをFAXやEメール等によって現地代理人に問い合わせていた。そして、現地代理人からの回答に基づき、出願を希望する商標が当該国において登録される可能性があり、なおかつ他の商標の侵害にあたらない(本願では「侵害克服」という)と判断した場合に当該国への出願を行う、または、商標の使用を開始することとしていた。
しかしながら、世界的なブランド戦略が重要視される昨今において、複数の(とりわけ多数の)外国に商標登録出願を行おうとする際、上記のような従来の調査方法は非常に煩雑なものとなり、出願の効率化を妨げる要因になっていた。また、各国の現地代理人からの回答において、登録される可能性や他の商標の侵害にあたる可能性がまちまちである場合には、出願を行うべきか否かは出願人またはその代理人の判断に委ねられてしまい、客観性の高い調査結果を出すことが難しかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の外国に商標登録出願を行うまたは、商標の使用を開始する際に、効率的かつ客観的に調査を行うことが可能な商標調査システムを提供することを目的とする。
本発明に係る第1の商標調査システムは、出願を希望する商標を調査するシステムであって、前記商標に関する情報を複数国の現地代理人端末に送信する送信手段と、前記現地代理人端末から送信された、前記商標が当該国において登録可能か否かを示す登録可否情報を受信する受信手段と、前記複数国の登録可否情報を統計処理することにより、前記商標についての調査結果情報を生成する情報生成手段とを備えることを特徴とする。
この商標調査システムによれば、出願を希望する商標に関する情報が送信手段から複数国の現地代理人端末に送信されると、この商標が当該国において登録可能か否かを示す現地代理人端末からの登録可否情報が受信手段において受信される。そして、得られた複数国の登録可否情報に基づき、この商標についての(例えば数値形式やグラフ形式としての)調査結果情報が統計処理を用いて情報生成手段において生成される。
また、上記第1の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国すべてにおける総合的な登録可否を示す(例えば、各国の登録可否情報を平均化させた単純平均や、各国の登録可否情報に人口比率、市場規模比率もしくは出願優先国順位比率といった所定の比率を乗じて平均化させた加重平均とした)総合登録可否情報を生成することも好ましい。
また、上記第1の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の登録可否を示す(例えば、地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の登録可否情報の平均とした)種別登録可否情報を生成することも好ましい。
また、上記第1の商標調査システムにおいて、前記調査結果情報として、前記複数国のうち登録可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す登録可否リスク情報を生成することも好ましい。
また、上記第1の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち各国ごとの審査難易度を示す(例えば数値形式とした)審査難易情報を生成することも好ましい。
また、上記第1の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記商標を前記複数国に出願する際に最適な出願ルートを示す(例えば、各国ごと個別に出願する方法や、多数国間の条約等に基づいて出願する方法、あるいはこれらの組み合わせといった)出願ルート情報を生成することも好ましい。
また、上記第1の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記商標を出願後の審査過程及び審査結果に基づき、前記現地代理人の調査力に関する信頼性を示す(例えば、登録可否情報と審査過程及び審査結果との相違を数値化した)信頼性情報を生成することも好ましい。
本発明に係る第2の商標調査システムは、使用を希望する商標を調査するシステムであって、前記商標に関する情報を複数国の現地代理人端末に送信する送信手段と、前記現地代理人端末から送信された、前記商標が当該国において他の登録商標の侵害に該当するか否かを示す侵害克服可否情報を受信する受信手段と、前記複数国の侵害克服可否情報を統計処理することにより、前記商標についての調査結果情報を生成する情報生成手段とを備えることを特徴とする。
この商標調査システムによれば、使用を希望する商標に関する情報が送信手段から複数国の現地代理人端末に送信されると、この商標が当該国において他の登録商標の侵害に該当するか否かを示す現地代理人端末からの侵害克服可否情報が受信手段において受信される。そして、得られた複数国の侵害克服可否情報に基づき、この商標についての(例えば数値形式やグラフ形式としての)調査結果情報が統計処理を用いて情報生成手段において生成される。
また、上記第2の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国すべてにおける総合的な侵害克服可否を示す(例えば、各国の侵害克服可否情報を平均化させた単純平均や、各国の侵害克服可否情報に人口比率、市場規模比率といった所定の比率を乗じて平均化させた加重平均とした)総合侵害克服可否情報を生成することも好ましい。
また、上記第2の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の侵害克服可否を示す(例えば、地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の侵害克服可否情報の平均とした)種別侵害克服可否情報を生成することも好ましい。
また、上記第2の商標調査システムにおいて、前記調査結果情報として、前記複数国のうち侵害克服可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す侵害克服リスク情報を生成することも好ましい。
また、上記第2の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち各国ごとの侵害判定の難易度を示す(例えば数値形式とした)侵害克服難易情報を生成することも好ましい。
また、上記第2の商標調査システムにおいて、前記情報生成手段は、前記調査情報として、前記商標を出願後の審査結果または侵害訴訟状況に基づき、前記現地代理人の侵害判定力に関する信頼性を示す(例えば、侵害克服情報と出願後の審査結果または侵害訴訟状況との相違を数値化した)信頼性情報を生成することも好ましい。
本発明に係る第1の商標調査システムによれば、複数国から得られた登録可否情報に基づき、例えば数値やグラフ等の形式で調査結果情報が生成されるため、効率的かつ客観的に調査を行うことが可能になり、ひいては世界的なブランド戦略に寄与することが可能になる。
また、複数国すべてにおける総合的な登録可否を示す総合登録可否情報を生成することによって、世界的にどんな商標が登録可能かといった調査結果を得ることができるため、世界規模におけるより効率的かつ客観的に調査を行うことが可能になる。
また、地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の登録可否を示す種別登録可否情報を生成することによって、どの地域でどんな商標が登録可能かといった地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の調査結果を得ることができるため、世界的なブランド戦略を多彩化することが可能になる。
また、複数国のうち登録可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す登録可否リスク情報を生成することによって、多くの国において登録の可能性が高い商標を選別することが可能になる。
また、各国ごとの審査難易度を示す審査難易情報を生成することによって、各国の審査事情を把握することができるため、その後の審査過程や他の商標出願に利用することが可能になる。
また、出願する際に最適な出願ルートを示す出願ルート情報を生成することによって、いっそう効率的な出願処理を行うことが可能になる。
また、出願後の審査過程及び審査結果に基づき、現地代理人の調査力に関する信頼性を示す信頼性情報を生成することによって、現地代理人の選別や他の出願時の登録可否情報の精度に関する指標を得ることができ、世界進出の効率化や安全化を高めることが可能になる。
本発明に係る第2の商標調査システムによれば、複数国から得られた侵害克服可否情報に基づき、例えば数値やグラフ等の形式で調査結果情報が生成されるため、効率的かつ客観的に調査を行うことが可能になり、ひいては世界的なブランド戦略に寄与することが可能になる。
また、複数国すべてにおける総合的な侵害克服可否を示す総合侵害克服可否情報を生成することによって、世界的にどんな商標が侵害克服可能かといった調査結果を得ることができるため、世界規模におけるより効率的かつ客観的に調査を行うことが可能になる。
また、地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の侵害克服可否を示す種別侵害克服可否情報を生成することによって、どの地域でどんな商標が侵害克服可能かといった地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の調査結果を得ることができるため、世界的なブランド戦略を多彩化することが可能になる。
また、複数国のうち侵害克服可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す侵害克服リスク情報を生成することによって、多くの国において侵害克服の可能性が高い商標を選別することが可能になる。
また、各国ごとの侵害判定の難易度を示す侵害克服難易情報を生成することによって、各国の侵害判定事情を把握することができるため、その後の審査過程や他の商標出願に利用することが可能になる。
また、出願後の審査結果または侵害訴訟状況に基づき、現地代理人の侵害判定力に関する信頼性を示す信頼性情報を生成することによって、現地代理人の選別や他の出願時の侵害克服可否情報の精度に関する指標を得ることができ、世界進出の効率化や安全化を高めることが可能になる。
まず、図1に示すブロック図を参照しながら、第1の実施形態に係る商標調査システムの構成について説明する。この商標調査システム1は、インターネット回線Nを介してa国の代理人端末5a、b国の代理人端末5b、c国の代理人端末5c…z国の代理人端末5zと接続可能なシステムであり、入力部11、送信部12、受信部13、情報生成部14、格納部15及び出力部16を備えて構成される。以下、各要素について詳細に説明する。
入力部11は、出願を希望する商標に関する情報(標章や分類等及び出願を希望する国名)の入力、並びに、出願後の審査過程及び審査結果の入力を行うための要素であり、この入力部11としては例えばキーボードが用いられる。入力部11において入力された商標に関する情報が送信部12へ送られると、送信部12では出願を希望する国名が読み取られ、予め定められた当該国の代理人端末5a、5b、5c…5zに対し、出願を希望する商標が当該国において登録可能か否かの問い合わせがインターネット回線Nを介して送信される。その問い合わせに対する回答たる代理人端末5a、5b、5c…5zから送信された登録可否情報は、インターネット回線Nを介して受信部13において受信され、情報生成部14に送られる。
情報生成部14は、総合登録可否情報生成部21、種別登録可否情報生成部22、登録可否リスク情報生成部23、審査難易情報生成部24、出願ルート情報生成部25及び信頼性情報生成部26を備えており、受信部13から送られた登録可否情報が各部において処理される。より詳細に説明すると、総合登録可否情報生成部21では、各国の登録可否情報を平均化させた単純平均及び各国の登録可否情報に人口比率、市場規模比率もしくは出願優先国順位比率といった所定の比率を乗じて平均化させた加重平均が生成される。種別登録可否情報生成部22では、各国の登録可否情報の地域別、民族別、言語圏別及び文化圏別の平均が生成される。登録可否リスク情報生成部23では、複数国のうち登録可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す登録可否リスク情報が生成される。審査難易情報生成部24では、各国の登録可否情報に基づき(例えば、登録可否情報がパーセント形式であればそれを100から引くことにより)、各国の審査難易情報が生成される。出願ルート情報生成部25では、各国の登録可否情報を予め設定された出願ルート別に照らし合わせ、どの出願ルートが有利であるかという情報が生成される。また、信頼性情報生成部26では、各国の登録可否情報と入力部11において入力された出願後の審査過程及び審査結果との相違を数値化した信頼性情報が生成される。こうして情報生成部14内の各部にて生成された情報は格納部15に格納され、要請に応じて出力部16に出力される。この出力部16としては例えばモニタやプリンタが用いられる。
続いて、図2〜図8に示す図表を参照しながら、第1の実施形態に係る商標調査システムの動作について説明する。なおここでは、商標A、商標B及び商標Cをa国、b国、c国…z国に出願したい場合を例に挙げる。また、代理人端末5a、5b、5c…5zから送信される登録可否情報はパーセント形式であるものとする。
まず、出願人またはその代理人は、入力部11を用いて商標A、商標B及び商標Cに関する情報(標章や分類等及び出願を希望する国名)を入力する。送信部12は、出願を希望する国名であるa国、b国、c国…z国を読み取り、予め定められた当該国の代理人端末5a、5b、5c…5zに対し、商標A、商標B及び商標Cが当該国において登録可能か否かの問い合わせを送信する。そして、受信部13は、代理人端末5a、5b、5c…5zから送信された図2に示すようなa国、b国、c国…z国の登録可否情報(及びその登録可否情報を導くために参照した類似商標)を受信し、情報生成部14内の各部に送る。
総合登録可否情報生成部21は、a国、b国、c国…z国の登録可否情報を平均化させた単純平均及びa国、b国、c国…z国の登録可否情報に人口比率、市場規模比率といった所定の比率を乗じて平均化させた加重平均を算出し、図3に示すような総合登録可否情報を生成する。生成した総合登録可否情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、商標A、商標B及び商標Cのうち世界的にどの商標が登録可能かといった調査結果を得ることができる。
種別登録可否情報生成部22は、a国、b国、c国…z国を地域別、民族別、言語圏別及び文化圏別に分別した後、それらの登録可否情報の平均を算出し、図4に示すような種別登録可否情報を生成する。生成した種別登録可否情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、商標A、商標B及び商標Cはどの地域で、どの民族で、どの言語圏で、どの文化圏で登録可能かといった地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の調査結果を得ることができる。
登録可否リスク情報生成部23は、a国、b国、c国…z国のうち登録可否情報が所定の可能性に満たない国数を算出し、図5に示すような登録可否リスク情報(図の例では登録の可能性が30%及び10%以下の国数)を生成する。生成した登録可否リスク情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、商標A、商標B及び商標Cのなかでより多くの国において登録の可能性が高い商標を選別することができる。
審査難易情報生成部24は、a国、b国、c国…z国の登録可否情報を100パーセントから引き商標A、商標B及び商標Cにつき平均することにより、図6に示すような審査難易情報(図の例は難度順に列挙)を生成する。生成した審査難易情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、a国、b国、c国…z国の審査事情を把握することができる。
出願ルート情報生成部25は、a国、b国、c国…z国の登録可否情報を予め設定された出願ルート別に照らし合わせ、登録可能性が高い国のうちの多数国条約加盟国の占める割合等に基づき、図7に示すような出願ルート情報を生成する。生成した出願ルート情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、各国ごと個別に出願する方法がいいのか、多数国間条約に基づいて出願する方法がいいのかを理解することができる。
信頼性情報生成部26は、a国、b国、c国…z国の登録可否情報と、出願後に入力した審査過程及び審査結果との相違を数値化(例えば、審査結果が拒絶であれば0パーセント、登録であれば100パーセントとし、この値と登録可否情報との差を商標A、商標B及び商標Cにつき平均化)して信頼度順に並べた図8に示すような信頼性情報を生成する。生成した信頼性情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、現地代理人の選別や他の出願時の登録可否情報の精度に関する指標を得ることができる。
次に、図9に示すブロック図を参照しながら、第2の実施形態に係る商標調査システムの構成について説明する。この商標調査システム2は、インターネット回線Nを介してa国の代理人端末5a、b国の代理人端末5b、c国の代理人端末5c…z国の代理人端末5zと接続可能なシステムであり、入力部11、送信部12、受信部13、情報生成部14、格納部15及び出力部16を備えて構成される。以下、各要素について詳細に説明する。
入力部11は、使用を希望する商標に関する情報(標章や分類等及び出願を希望する国名)の入力、並びに、出願後の審査過程及び侵害訴訟状況の入力を行うための要素であり、この入力部11としては例えばキーボードが用いられる。入力部11において入力された商標に関する情報が送信部12へ送られると、送信部12では出願を希望する国名が読み取られ、予め定められた当該国の代理人端末5a、5b、5c…5zに対し、出願を希望する商標が当該国において他の商標の侵害克服可能か否かの問い合わせがインターネット回線Nを介して送信される。その問い合わせに対する回答たる代理人端末5a、5b、5c…5zから送信された侵害克服可否情報は、インターネット回線Nを介して受信部13において受信され、情報生成部14に送られる。
情報生成部14は、総合侵害克服可否情報生成部31、種別侵害克服可否情報生成部32、侵害克服リスク情報生成部33、侵害克服難易情報生成部34及び信頼性情報生成部35を備えており、受信部13から送られた侵害克服可否情報が各部において処理される。より詳細に説明すると、総合侵害克服可否情報生成部31では、各国の侵害克服可否情報を平均化させた単純平均及び各国の侵害克服可否情報に人口比率、市場規模比率もしくは出願優先国順位比率といった所定の比率を乗じて平均化させた加重平均が生成される。種別侵害克服可否情報生成部32では、各国の侵害克服可否情報の地域別、民族別、言語圏別及び文化圏別の平均が生成される。侵害克服リスク情報生成部33では、複数国のうち侵害克服可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す侵害克服リスク情報が生成される。侵害克服難易情報生成部34では、各国の侵害克服可否情報に基づき(例えば、侵害克服可否情報がパーセント形式であればそれを100から引くことにより)、各国の侵害克服難易情報が生成される。また、信頼性情報生成部35では、各国の侵害克服可否情報と入力部11において入力された出願後の審査結果及び侵害訴訟状況との相違を数値化した信頼性情報が生成される。こうして情報生成部14内の各部にて生成された情報は格納部15に格納され、要請に応じて出力部16に出力される。この出力部16としては例えばモニタやプリンタが用いられる。
続いて、図10〜図15に示す図表を参照しながら、第2の実施形態に係る商標調査システムの動作について説明する。なおここでは、商標A、商標B及び商標Cをa国、b国、c国…z国に出願したい場合を例に挙げる。また、代理人端末5a、5b、5c…5zから送信される侵害克服可否情報はパーセント形式であるものとする。
まず、出願人またはその代理人は、入力部11を用いて商標A、商標B及び商標Cに関する情報(標章や分類等及び出願を希望する国名)を入力する。送信部12は、使用を希望する国名であるa国、b国、c国…z国を読み取り、予め定められた当該国の代理人端末5a、5b、5c…5zに対し、商標A、商標B及び商標Cが当該国において侵害克服可能か否かの問い合わせを送信する。そして、受信部13は、代理人端末5a、5b、5c…5zから送信された図10に示すようなa国、b国、c国…z国の侵害克服可否情報(及びその侵害克服可否情報を導くために参照した対象商標)を受信し、情報生成部14内の各部に送る。
総合侵害克服可否情報生成部31は、a国、b国、c国…z国の侵害克服可否情報を平均化させた単純平均及びa国、b国、c国…z国の侵害克服可否情報に人口比率、市場規模比率といった所定の比率を乗じて平均化させた加重平均を算出し、図11に示すような総合侵害克服可否情報を生成する。生成した総合侵害克服可否情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、商標A、商標B及び商標Cのうち世界的にどの商標が侵害克服可能かといった調査結果を得ることができる。
種別侵害克服可否情報生成部32は、a国、b国、c国…z国を地域別、民族別、言語圏別及び文化圏別に分別した後、それらの侵害克服可否情報の平均を算出し、図12に示すような種別侵害克服可否情報を生成する。生成した種別侵害克服可否情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、商標A、商標B及び商標Cはどの地域で、どの民族で、どの言語圏で、どの文化圏で侵害克服可能かといった地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の調査結果を得ることができる。
侵害克服リスク情報生成部33は、a国、b国、c国…z国のうち侵害克服可否情報が所定の可能性に満たない国数を算出し、図13に示すような登録可否リスク情報(図の例では侵害克服の可能性が30%及び10%以下の国数)を生成する。生成した登録可否リスク情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、商標A、商標B及び商標Cのなかでより多くの国において侵害克服の可能性が高い商標を選別することができる。
侵害克服難易情報生成部34は、a国、b国、c国…z国の侵害克服可否情報を100パーセントから引き商標A、商標B及び商標Cにつき平均することにより、図14に示すような侵害克服難易情報(図の例は難度順に列挙)を生成する。生成した侵害克服難易情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、a国、b国、c国…z国の侵害判定事情を把握することができる。
信頼性情報生成部35は、a国、b国、c国…z国の侵害克服可否情報と、出願後に入力した審査結果及び侵害訴訟状況との相違を数値化(例えば、判決で侵害と認定されれば0パーセント、侵害と認定されなければ100パーセントとし、この値と侵害克服可否情報との差を商標A、商標B及び商標Cにつき平均化)して信頼度順に並べた図15に示すような信頼性情報を生成する。生成した信頼性情報は格納部15に格納され、出願人またはその代理人は、これを出力部16に出力させて閲覧することにより、現地代理人の選別や他の出願時の侵害克服可否情報の精度に関する指標を得ることができる。
なお、本発明に係る商標調査システムは上記実施形態に限定されるものではなく、さまざまな変形態様を採ることが可能である。例えば、上記第1及び第2の実施形態を組み合わせ、すなわち登録可否情報と信頼克服可否情報とを所定の比率で組み合わせることによって調査結果を導き出すこととしてもよい。
第1の実施形態に係る商標調査システムの構成を示すブロック図である。 登録可否情報の一例を示す図表である。 総合登録可否情報の一例を示す図表である。 種別登録可否情報の一例を示す図表である。 登録可否リスク情報の一例を示す図表である。 審査難易情報の一例を示す図表である。 出願ルート情報の一例を示す図表である。 信頼性情報の一例を示す図表である。 第2の実施形態に係る商標調査システムの構成を示すブロック図である。 侵害克服可否情報の一例を示す図表である。 総合侵害克服可否情報の一例を示す図表である。 種別侵害克服可否情報の一例を示す図表である。 侵害克服リスク情報の一例を示す図表である。 侵害克服難易情報の一例を示す図表である。 信頼性情報の一例を示す図表である。
符号の説明
1、2…商標調査システム、5a、5b、5c…5z…代理人端末、11…入力部、12…送信部、13…受信部、14…情報生成部、15…格納部、16…出力部、21…総合登録可否情報生成部、22…種別登録可否情報生成部、23…登録可否リスク情報生成部、24…審査難易情報生成部、25…出願ルート情報生成部、26…信頼性情報生成部、31…総合登録可否情報生成部、32…種別登録可否情報生成部、33…侵害克服リスク情報生成部、34…審査難易情報生成部、35…信頼性情報生成部、N…インターネット回線

Claims (13)

  1. 出願を希望する商標を調査するシステムであって、
    前記商標に関する情報を複数国の現地代理人端末に送信する送信手段と、
    前記現地代理人端末から送信された、前記商標が当該国において登録可能か否かを示す登録可否情報を受信する受信手段と、
    前記複数国の登録可否情報を統計処理することにより、前記商標についての調査結果情報を生成する情報生成手段と
    を備えることを特徴とする商標調査システム。
  2. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国すべてにおける総合的な登録可否を示す総合登録可否情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の商標調査システム。
  3. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の登録可否を示す種別登録可否情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の商標調査システム。
  4. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち登録可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す登録可否リスク情報を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の商標調査システム。
  5. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち各国ごとの審査難易度を示す審査難易情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の商標調査システム。
  6. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記商標を前記複数国に出願する際に最適な出願ルートを示す出願ルート情報を生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の商標調査システム。
  7. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記商標を出願後の審査過程及び審査結果に基づき、前記現地代理人の調査力に関する信頼性を示す信頼性情報を生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の商標調査システム。
  8. 使用を希望する商標を調査するシステムであって、
    前記商標に関する情報を複数国の現地代理人端末に送信する送信手段と、
    前記現地代理人端末から送信された、前記商標が当該国において他の登録商標の侵害に該当するか否かを示す侵害克服可否情報を受信する受信手段と、
    前記複数国の侵害克服可否情報を統計処理することにより、前記商標についての調査結果情報を生成する情報生成手段と
    を備えることを特徴とする商標調査システム。
  9. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国すべてにおける総合的な侵害克服可否を示す総合侵害克服可否情報を生成することを特徴とする請求項8に記載の商標調査システム。
  10. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち地域別、民族別、言語圏別または文化圏別の侵害克服可否を示す種別侵害克服可否情報を生成することを特徴とする請求項8または9に記載の商標調査システム。
  11. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち侵害克服可否情報が所定の可能性に満たない国数を示す侵害克服リスク情報を生成することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の商標調査システム。
  12. 前記情報生成手段は、前記調査結果情報として、前記複数国のうち各国ごとの侵害判定の難易度を示す侵害克服難易情報を生成することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の商標調査システム。
  13. 前記情報生成手段は、前記調査情報として、前記商標を出願後の審査結果または侵害訴訟状況に基づき、前記現地代理人の侵害判定力に関する信頼性を示す信頼性情報を生成することを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の商標調査システム。
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