JP2006154673A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第一に、トナー像の転写前に除湿ができ、用紙の電気抵抗や摩擦抵抗の変化による画質への影響が出ないこと、第二に、定着前に除湿ができ、用紙のふやけ、そり、皺等の発生や、トナー像の定着効果が低下して画像品質が劣化または悪化するという問題を防げること、第三に、発熱源で生じた熱の温度が低下しても上記第一および第二の効果が低下しないことが図れる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体表面に形成したトナー画像を記録用紙に転写し、該トナー画像を担持する記録用紙を定着装置に通して定着画像を得る画像形成装置において、発熱源と、該発熱源から発する熱を輸送する熱輸送手段と、蓄熱材を備えた蓄熱部と、前記発熱源から発する熱もしくは前記蓄熱材で加熱される加熱部とを有し、少なくとも前記加熱部を前記感光体の位置より記録用紙搬送方向上流側に配置した記録用紙の除湿装置を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、FAX、電子写真プリンタ等の電子写真記録装置において、紙等の記録用紙上に形成された加熱溶融性のトナーからなる画像を加熱圧着して永久固着画像として記録用紙上に定着する画像形成装置に関する。
従来より、ファクシミリ装置や複写機のような電子写真方式を用いた画像形成装置や、前記2つの機能を備えた複合機においては、感光体表面に形成したトナー画像を記録用紙面に転写し、トナー画像を担持する用紙を定着装置を通して定着しコピーを得ている。感光体の役割は、その表面に帯電工程による一様な帯電を受け、露光工程によって形成された静電潜像を担持し、現像工程で静電潜像を顕像したトナー像を担持することである。しかし、用紙の水分量により用紙の電気抵抗や摩擦抵抗が変化し、転写画質に悪影響が出たりすることが懸念される。
次に、定着方法には様々な方法があるが、そのうちで、熱ローラ定着方式が、熱効率が高く安全である等の理由で最も広く使われている。これは、2つのローラを圧接し、そのうちの少なくとも一方のローラを加熱し、この2つのローラの圧接部分(ニップ部)に未定着トナー像をのせた記録用紙(用紙やOHPシートなど)を通過させることにより、未定着トナーを加熱後冷却して記録用紙に定着させる方式である。定着ニップ部では水分を含んだ用紙が加熱されると、その際に水蒸気を発生して蒸発した蒸気が定着ユニットケース内に籠もると、定着ユニットケースの内外の温度差や定着ユニットケース内の温度変化により、前記水蒸気がケースの内面に結露して水滴となり、定着後の用紙の表面に滴下して濡らしてしまい、その結果、加熱定着後の記録用紙である用紙に、ふやけ、そり、皺等が生じたり、トナー像の定着効果が低下して画像品質が劣化または悪化するという問題があった。また、用紙の片面から熱が加わるため、加熱面からの脱湿により用紙がカールし、紙詰まり、排紙トレイ収容性不良、ソーター収容性不良等のトラブルが発生することもあった。
これらの不具合をなくすため、いくつかの提案がなされた(例えば特許文献1〜3参照)。また、定着プロセス安定化のための提案もあった(例えば特許文献4参照)。特許文献1は、ヒートパイプの定着ローラと接触する側の吸熱部とは反対側の放熱部を、用紙の収納されている給紙カセットに接触させることにより、定着ローラの余剰の熱を利用して用紙を暖め、用紙の加湿を防ごうとするものである(請求項3参照)。特許文献3はダクトで(請求項8参照)、特許文献4は定着装置のカバーとファンで、特許文献2は熱伝導率が大きいアルミニウムや銅で熱伝達部材を形成し、定着装置で生じた排熱を給紙カセット内へ供給して給紙カセット内の用紙を加熱しており、これも用紙の加湿を防ぐ効果がある。
しかしながら、上記提案は、記録用紙を積載した給紙カセットを加熱するか、積載された記録用紙に温風を吹きかけるものであり、重なった用紙の上部や下部など、その位置により加熱状態、除湿状態が異なることが見過ごされている。つまり、含水分が重なる位置により加熱、除湿状態が異なる。また、定着装置等の発熱源で生じた熱の温度が低下すると、用紙の除湿の効果が低下する。除湿の効果が低くなると、用紙の電気抵抗や摩擦抵抗が変化し、転写画質に影響が出たり、定着ユニットケース内に発生する結露により、用紙のふやけ、そり、皺等が生じたりして、トナー像の定着効果が低下し画像品質が劣化または悪化するおそれがある。
特開2000−321902公報 特開2000−281228公報 特開平6−83221号公報 特開平8−262894号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、第一に、トナー像の転写前に除湿ができ、用紙の電気抵抗や摩擦抵抗の変化による画質への影響が出ないこと、第二に、定着前に除湿ができ、用紙のふやけ、そり、皺等の発生や、トナー像の定着効果が低下して画像品質が劣化または悪化するという問題を防げること、第三に、発熱源で生じた熱の温度が低下しても上記第一および第二の効果を低下させることがない画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は次の手段により達成される。すなわち、本発明によれば、第一に、感光体表面に形成したトナー画像を記録用紙に転写し、該トナー画像を担持する記録用紙を定着装置に通して定着画像を得る画像形成装置において、発熱源と、該発熱源から発する熱を輸送する熱輸送手段と、蓄熱材を備えた蓄熱部と、前記発熱源から発する熱もしくは前記蓄熱材で加熱される加熱部とを有し、少なくとも前記加熱部を前記感光体の位置より記録用紙搬送方向上流側に配置した記録用紙の除湿装置を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二に、第一に記載の画像形成装置において、前記発熱源が前記定着装置であることを特徴とするが像形成装置が提供される。
第三に、第一に記載の画像形成装置において、前記発熱源が半導体素子および電子部品であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第四に、第一に記載の画像形成装置において、前記発熱源が原稿照明用ランプであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第五に、第一から第四のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記熱輸送手段がダクトであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第六に、第一から第四のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記熱輸送手段がヒートパイプであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第七に、第六に記載の画像形成装置において、前記ヒートパイプの放熱部は吸熱部より高所に存在することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第八に、第一から第四のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記熱輸送手段が金属部材であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第九に、第一から第八のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱材が潜熱を利用した潜熱蓄熱材であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十に、第一から第九のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱部は前記熱輸送手段と接していることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十一に、第一から第九のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱部は前記加熱部と接していることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十二に、第一から第十一のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記加熱部はローラ対であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十三に、第十二に記載の画像形成装置において、前記ローラ対のローラは内管と該内管の外側に外管とを備え、該内管と該外管の隙間は両端が封じられ、その中には蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十四に、第十二に記載の画像形成装置において、前記ローラ対のローラは内管と該内管の外側に外管とを備え、該内管と該外管の隙間は両端が封じられ、その中には熱伝導率が大きいスペーサと蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十五に、第十二に記載の画像形成装置において、前記ローラ対のローラの外周面には細管がローラの長手方向にほぼ直行して隙間なく表面に巻き付くように接して配設されており、該細管の中には蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十六に、第十二に記載の画像形成装置において、前記ローラ対のローラのうち少なくとも1つは内周面に当接する内部ローラを有し、該内部ローラ内に蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十七に、第十二に記載の画像形成装置において、前記ローラ対のローラのうち少なくとも1つは外周面に当接する外部ローラを有し、該外部ローラ内に蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十八に、第一から第十一のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記加熱部は少なくともベルトを含むことを特徴とする画像形成装置が提供される。
第十九に、第一から第十一のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記加熱部はベルト対であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十に、第一から第十九のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱材の融点は前記加熱部の除湿設定温度より高く、かつ、その温度差は5℃以内であり、前記蓄熱材の凝固熱による放出温度は前記加熱部の除湿設定温度より高く、かつ、前記蓄熱材の融点より低いことを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十一に、第一から第二十のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記発熱源である前記定着装置あるいは前記半導体素子および電子部品あるいは前記原稿照明用ランプをケースで囲み、該ケースの内側に前記蓄熱材を備えた前記蓄熱部を設置したことを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十二に、第五に記載の画像形成装置において、前記ダクトは、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を輸送すると共に、それぞれの発熱源の熱を一つに集約して前記加熱部へ供給することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十三に、第二十二に記載の画像形成装置において、前記加熱部には温度検出手段が備えられ、かつ、前記ダクトにはシャッターが備えられており、該シャッターの開閉により該加熱部の温度を調整することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十四に、第二十三に記載の画像形成装置において、前記シャッターは複数の通気孔を有し、該通気孔はそれぞれ開閉可能であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十五に、第六に記載の画像形成装置において、前記ヒートパイプは、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を輸送すると共に、それぞれの発熱源の熱を一つに集約して前記加熱部へ供給することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十六に、第六に記載の画像形成装置において、前記加熱部には温度検出手段が備えられ、また、前記ヒートパイプの放熱部にはフィンが設けられており、該フィンへ供給する風量により該加熱部の温度を調節することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十七に、第八に記載の画像形成装置において、前記金属部材は、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を輸送すると共に、それぞれの発熱源の熱を一つに集約して前記加熱部へ供給することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十八に、第八に記載の画像形成装置において、前記加熱部には温度検出手段が備えられ、また前記金属部材の放熱部にはフィンが設けられており、該フィンへ供給する風量により該加熱部の温度を調節することを特徴とする画像形成装置が提供される。
第二十九に、第二十六または第二十八に記載の画像形成装置において、前記フィンへ風を供給するファンはブレードが取り外し可能であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
第三十に、第二十六または二十八に記載の画像形成装置において、前記フィンへ風を供給するファンは取り外し可能なカバーで覆われていることを特徴とする画像形成装置が提供される。
請求項1の画像形成装置によれば、記録用紙を、感光体より記録用紙搬送進行方向上流側で両面加熱して除湿しているので、記録用紙の電気抵抗や摩擦抵抗が安定化し、転写プロセスを改善すると共に定着プロセスで発生する蒸気を少なくして画像品質を向上させることができる。さらにまた、発熱源から発する熱とは別に蓄熱材を備えた蓄熱部により加熱部を加熱することから、発熱源で生じた排熱の温度が低下しても上記効果を低下させない。また、記録用紙が加熱されて定着プロセスを迎えるので、定着プロセスにおける必要熱量も少なくて済む。
請求項2から4の画像形成装置によれば、上記発熱源として上記定着装置、半導体素子および電子部品、原稿照明用ランプを用いることから、いずれも少なからず排熱を生じ、加熱部を加熱して記録用紙をトナー像の転写前に除湿することができる。
請求項5から8の画像形成装置によれば、上記熱輸送手段がダクト、ヒートパイプ、金属部材であることから、上記排熱をロスすること少なく加熱部まで輸送することができる。
請求項9の画像形成装置によれば、上記蓄熱材が潜熱を利用した潜熱蓄熱材であることから、顕熱蓄熱材に比べ小容量に多量の熱量を蓄えることができ、効率的である。
請求項10の画像形成装置によれば、上記蓄熱部を上記熱輸送手段と内接または外接して設けることから、加熱部に蓄熱材を設ける必要がなく、加熱部(ローラ)の構造を簡単にすることができる。さらに上記熱輸送手段だけでなく発熱源にも接して設ければ発熱源の温度が低下しても蓄熱剤の凝固熱で発熱源をも加熱することができる。
請求項11の画像形成装置によれば、上記蓄熱部は前記加熱部と接していることから、排熱の温度が低下しても加熱部を短時間に加温し加熱し続けることができる。
請求項12の画像形成装置によれば、上記加熱部はローラ対であることから、効率よく記録用紙を加熱し除湿することができる。
請求項13の画像形成装置によれば、上記ローラ対のローラは内管と該内管の外側に外管とを備え、該内管と該外管の隙間は両端が封じられ、その中には蓄熱材が封入されていることから、内管と外管の両方が蓄熱剤で加熱されるので記録用紙に対する加熱効率が高い。
請求項14の画像形成装置によれば、上記ローラ対のローラは内管と該内管の外側に外管とを備え、該内管と該外管の隙間は両端が封じられ、その中には熱伝導率が大きいスペーサと蓄熱材が封入されていることから、排熱で加熱された内管の熱がスペーサを介して外管に伝わり、記録用紙を効果的に除湿することができる。
請求項15の画像形成装置によれば、上記ローラ対のローラの外周面には細管が、ローラの長手方向にほぼ直行して隙間なく表面に巻き付くように接して配設されており、該細管の中には蓄熱材が封入されていることから、排熱の温度が低下した場合、この蓄熱材でローラを加熱することができる。
請求項16の画像形成装置によれば、上記ローラ対のローラのうち少なくとも1つは内周面に当接する内部ローラを有し、該内部ローラ内に蓄熱材が封入されていることから、排熱の温度が低下した場合、この蓄熱材でローラニップ部を加熱することができ、上ローラは内部ローラにより回転し、下ローラは上ローラにつれ回る。従って内部ローラにより下ローラも加熱することができる。
請求項17の画像形成装置によれば、上記ローラ対のローラのうち少なくとも1つは外周面に当接する外部ローラを有し、該外部ローラ内に蓄熱材が封入されていることから、上ローラ、下ローラとも全面加熱されるので、記録用紙から蒸発した水分がローラのどの部分に再付着しても、すぐ蒸発する。そのためローラのどの部分がニップになっても安定な除湿ができる。
請求項18の画像形成装置によれば、上記加熱部は少なくともベルトを含むことから、ニップ幅が広がり記録用紙を加熱する時間が増え、除湿効果が増す。
請求項19の画像形成装置によれば、上記加熱部はベルト対であることから、さらにニップ時間は増加し、除湿効果がさらに増す。
請求項20の画像形成装置によれば、上記蓄熱材の融点は上記加熱部の除湿設定温度より高く、かつ、その温度差は5℃以内であり、上記蓄熱材の凝固熱による放出温度は上記加熱部の除湿設定温度より高く、かつ、上記蓄熱材の融点より低いことから、このようにすれば、排熱の温度が蓄熱材融点より高いときは排熱で除湿(ローラを加熱)し、排熱温度が蓄熱材融点を下回ったときは、主に蓄熱材の凝固熱で除湿することができる。
請求項21の画像形成装置によれば、上記発熱源をケースで囲み、該ケースの内側に上記蓄熱材を備えた蓄熱部を設置したことから、該発熱源の温度が低下しても蓄熱材が凝固する前に融解していれば、蓄熱材が固化するときに発する凝固熱で加熱部を熱することができる。
請求項22、25、27の画像形成装置によれば、上記ダクト、上記ヒートパイプ、上記金属部材は、発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を一つに集約して加熱部へ供給することから、十分な熱風量を加熱部へ供給することができる。
請求項23、26、28の画像形成装置によれば、上記加熱部には温度検出手段が備えられ、かつ、上記ダクトのシャッターの開閉により、あるいはまた上記ヒートパイプの放熱部のフィンへ供給する風量により、該加熱部の温度を調節することから、温度調節を容易に行うことができる。
請求項24の画像形成装置によれば、上記シャッターは複数の通気孔を有し、該通気孔はそれぞれ開閉可能であることから、熱の流れを制御することができる。
請求項29の画像形成装置によれば、上記ファンのブレードが取り外し可能であることから、ブレード数を自由に変えられ、加熱部の温度を調節することができる。
請求項30の画像形成装置によれば、上記ファンは取り外し可能なカバーで覆われていることから、上記フィンへの風量を変化させることができ、加熱部の温度を調節することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態例を説明する。
実施形態例の説明に先立って、本発明の画像形成装置の全体構成を図1の概略図で示す。図1は記録用紙を加熱、除湿するための発熱源として定着装置1を用いた例を示し、熱輸送手段としてダクト21を使用した例を示し、加熱部としてローラ対11を用い、ローラ対11を感光体70の位置より記録用紙搬送方向上流側に配置した記録用紙の除湿装置を備えた画像形成装置の例である。またそれと共に、加熱部としてのローラ対11の発熱源として、半導体素子および電子部品210、また原稿照明用ランプ211を用いる場合も示した。発熱源である定着装置1、半導体素子および電子部品210、原稿照明用ランプ211は、いずれもケース内に収容されている場合を示している。
(実施例1)
図2の実施例(平面図)では、感光体70の位置よりも記録用紙搬送方向上流側に加熱部としてのローラ対11を備えている。定着装置1からの排熱あるいは蓄熱材によって加熱されたローラ対11の間に記録用紙を通過させることにより、トナー像の転写前に記録用紙の除湿を行う。図1と同様、発熱源の例として定着装置1を、熱輸送手段の例としてダクト21を採用している。ローラ部分は断面を示している。符号1は定着装置、5はダクト21内を移動する排熱、11は中空円筒状のローラ対11の軸部(芯金)である。符号14はローラ対11を構成する各ローラの両端部を回転自在に支持する軸受、21はダクト(内部にファンを備えていて排熱5をローラ対11の中空内部に運ぶ。周囲は断熱材で覆われている。)、31はローラ対11を回転駆動するためのモータ、32aはモータの出力軸に一体化された駆動歯車、32bは駆動側のローラに一体化された従動歯車、41はモータ31を支持するフレームである。しかし、ダクト21内を流動する排熱5の温度が下がり、ローラ対11の温度が低下すると、記録用紙への除湿効果が低下する。このようなときは、後述する蓄熱材によりローラ対11を加熱する。後述するように、蓄熱材は、ローラ対11を構成するローラの内部に配置したり、ローラ外に配置することができる。図2は、定着装置1とダクト21を上からみた構成を示している。(本例は、請求項1、請求項2、請求項5、請求項11、請求項12、請求項13、請求項20の実施例である。)
蓄熱材として例えば酢酸ナトリウム水和物を用いた場合、定着ユニットケースからの排熱で42℃に暖められると融解する(図3の蓄熱材融点)。排熱が冷え始め、39.4℃になると凝固しはじめ、凝固熱(図3の蓄熱材の凝固熱による放出温度)を放出させながら元の固体に戻る。除湿設定温度(ローラ対11を加熱したい温度)は38℃とする。蓄熱材は融解した後で固化する時に凝固熱を発する。凝固熱(凝固熱による放出温度)は、用紙の除湿に利用することを考慮すれば、当然除湿設定温度よりも高い温度である必要がある(凝固熱とは、凝固する温度ではなく、凝固するときに発生する熱である)。しかし、凝固熱による放出温度が融点より低くないと、再び融解し、凝固熱は発しない。しかも除湿設定温度をより高くする必要があり、定着装置の排熱によってすぐ蓄熱材を融解させたいため、蓄熱材の融点は低く抑えたい。これらの理由により、蓄熱材融点と除湿設定温度の温度差は5℃以内が望ましい。このようにすれば、排熱の温度が蓄熱材融点より高いときは排熱で除湿(ローラ対11を加熱)し、排熱温度が蓄熱材融点を下回ったときは、主に蓄熱材の凝固熱による放出温度で除湿(ローラ対11を加熱)する。
蓄熱材としては、そのほかに硫酸ナトリウム水和物、チオ硫酸ナトリウム水和物、塩化カルシウム水和物、パラフィン等があり、それぞれで融点や発する凝固熱が異なる。排熱で除湿(ローラ対11を加熱)する場合と凝固熱による放熱温度により除湿(ローラ11を加熱)する場合とは最大で10℃くらいの温度差があるが、除湿能力としてはあまり差がない。蓄熱材の融点を上回った後に蓄熱材の融点を下回った場合は、蓄熱材の凝固熱による放出温度とダクト21からの排熱によりローラ対11は加熱されるが除湿には問題ない。画像形成装置の稼動中であっても、しばらく定着工程を実施していないあとは、定着工程を実施しても排熱温度が蓄熱材融点を超えない場合がある。そのような場合は補助電源でローラを加熱する等の手段をとる必要がある。
図4はローラ対11を構成する上ローラ11a及びその周辺構造を示す平面横断面図である。蓄熱部(蓄熱材100)が加熱部(ローラ)に接している例である。換言すれば、蓄熱材100を備えた蓄熱部が上ローラ11aの肉厚内に配置されている例である。即ち、上ローラ11aの内管110と外管111とは両端封じされ、両管間の隙間には蓄熱材100が封入されている。定着装置からの排熱5の温度が蓄熱材100の融点より高いときには蓄熱材は融解しているが、排熱5の温度が低下してきたら蓄熱材100は凝固熱を発しながら固体となる。これにより、排熱5によりローラ対11を加熱した後に、引き続き蓄熱材100により加熱することができる。つまり、排熱5の温度が低下してもローラ対11は加熱されつづける。
次にローラ対の縦断面を図5に示す。11aが上ローラであり、11bが下ローラである。下ローラ11bは駆動側の上ローラ11aの外周面に接して連れ回る。180は下ローラ11bを支持するための円筒状の部材であり、熱伝導が大きい材料で構成されている。この部材180を軸受14により回転自在に軸支する。この部材180は上ローラとのニップ部に近い内周面に配置される。
(実施例2)
図6において、11はローラで、断面を示している。191は発熱源である画像形成装置の定着装置、あるいは半導体素子および電子部品、あるいは原稿照明用ランプを収容したケースである。熱は金属部材190を伝わって先端部分に設けられているフィン190aからファン192でローラ11の中空内部に伝えられる。金属部材190はアルミニウムや銅等の熱伝導率が比較的大きく、安価で加工しやすいものであればよく、形状はヒートパイプと同様でよい。(本例は、請求項3、請求項4、請求項8の実施例である。)
(実施例3)
図7において、200はヒートパイプである。ヒートパイプ200の中には作動液が入っており、発熱部191の熱をヒートパイプ先端のフィン200aへ伝える。発熱部191よりもフィン200aの方が高所にあり、フィン付近で凝縮した作動液を重力によりヒートパイプ200内を介して発熱部191付近へ戻す。発熱部191とヒートパイプ200は、熱伝導性接着剤、熱伝導性両面テープ、あるいは熱伝導性グリースのいずれかで接している。ヒートパイプ先端にはフィン200aが設けられており、ローラ対11(中空構造であることを理解しやすいようにローラだけ断面で示してある。)の一端開口部に向かってファン192でローラ対11に熱風を供給する。(本例は、請求項6、請求項7の実施例である。)
(実施例4)
蓄熱材は、蓄熱方式の違いにより顕熱蓄熱方式と潜熱蓄熱方式とがある。顕熱蓄熱は、相変化を伴わず物質の温度を変化させた時の熱量を蓄熱する方式で、潜熱蓄熱は、温度変化を伴わず物質の相を変化させた時の熱量を利用して蓄熱する方式である。潜熱蓄熱材の種類としては、実施例1で述べたように酢酸ナトリウム水和物、硫酸ナトリウム水和物、チオ硫酸ナトリウム水和物、塩化カルシウム水和物、パラフィン等がある。潜熱蓄熱材は、顕熱蓄熱材に比べ小容量に多量の熱量を蓄えることができる効率的な蓄熱材である。(本例は、請求項9の実施例である。)
(実施例5)
図8(a)は熱輸送手段がダクトの場合を示すものである。ダクト21(図8(a)は内部構成図)の内側には蓄熱材100がほぼ全面に張られており、発熱源191の温度が低下した場合は、蓄熱材100の凝固熱による放出温度により加熱部193を加熱する。加熱部193としてのローラ等に蓄熱材を設ける必要がないのでローラの構造が簡単になり、コストダウンにつながる。22は発熱源(定着装置)191からの排熱5を加熱部193に到達させるためにダクト21内に配置したファンである。図8(b)は熱輸送手段がヒートパイプ200の場合である。入熱部となる発熱源191の近く(ヒートパイプ200の外周)に所定長に亘って蓄熱材100を設け、発熱源191の温度が低下した場合は蓄熱材100の凝固熱により入熱部を加熱する。また、熱輸送手段としてのダクト、ヒートパイプが金属部材の場合には、 蓄熱材100が熱輸送手段の金属部材に接していればよく、接触場所や接触方法に制限はない。(本例は請求項10の実施例である。)
(実施例6)
図9は請求項14に記載したローラ対の上ローラの断面を示したものである。内管110と外管111とは両端封じされ、両管の隙間(気密化されている)には蓄熱材100が封入されるとともに、隙間内には周方向に所定の間隔を隔てて上ローラ11aの長手方向長とほぼ等しい長さのスペーサ160が封入されている。スペーサ160は熱伝導率が大きい金属等が望ましい。内管110と外管111の隙間に、隙間の幅と直径がほぼ等しいスペーサ160を、ローラの長手方向に沿って挿入しておけば、排熱で加熱された内管110の熱がスペーサ160を介して外管111に伝わり、記録用紙を効果的に除湿する。スペーサ160は図では4本であるが、何本でもよい。(本例は請求項14の実施例である。)
(実施例7)
図10は請求項15に記載したローラ対の上ローラを示したものである。細管170部分だけを上からみた図である。円筒状の上ローラ11aの外周面には、長尺且つ中空の細管170が上ローラの軸方向とほぼ直交する周方向に向けて隙間なく巻き付けられており、細管170の中部には蓄熱材が封入されている。ダクト21からの排熱5の温度が低下した場合、この蓄熱材でローラを加熱する。(本例は請求項15の実施例である。)
(実施例8)
図11は請求項16に記載したローラ対の縦断面を示したものである。ローラ対11を構成するローラ141(11a)、142(11b)のうち少なくとも1つ(図10では上ローラ141)は内周面(両ローラのニップ部側の内壁)に当接する内部ローラ140を有し、内部ローラ内140には蓄熱材100が封入されている。排熱5の温度が低下した場合、この蓄熱材100でローラニップ部を加熱する。上ローラ141は内部ローラ140により回転し、下ローラ142は上ローラ141につれ回る。内部ローラ140により下ローラ142をも加熱する。内部ローラ140も、他のローラと同様に、フレーム41に対して軸受14により回転自在に支持されている。(本例は請求項16の実施例である。)
(実施例9)
図12は請求項17に記載したローラ対の断面を示したものである。ローラ対151、152のうち少なくとも1つ(図12では上ローラ151)は外周面に当接する外部ローラ150を有し、外部ローラ150内に蓄熱材100が封入されている。ダクト21からの排熱5の温度が低下した場合、この蓄熱材100で上ローラ151を加熱する。上ローラ151は外部ローラ150により回転し、下ローラ152は上ローラ151につれ回るとともに加熱される。外部ローラ150も、他のローラと同様にフレーム41に対して軸受14によって回転自在に軸支されている。(本例は請求項17の実施例である。)
(実施例10)
図13に請求項18、請求項19の実施例の平面図、図4に要部断面図を示す。発熱源の例として定着装置1を、熱輸送手段の例としてダクト21を採用している。定着装置1とダクト21とベルト19は上から見た図で、他の部分はわかりやすいように断面を示している。ダクト21からの排熱5あるいはローラ内その他の適所に配置した蓄熱材(前記各実施形態の蓄熱材を参照)がローラ11を加熱し、その熱がベルト19に伝わる。ベルト19を張架しているローラ11は少なくとも1本は加熱部を有するローラである必要があるが、図のように2本とも加熱部を有するローラであってもよい。また、記録用紙をベルトとローラで挟んでもベルトとベルトで挟んでも良い。ローラ対で挟むより、少なくともどちらか一方がベルトであると、ニップ幅が広がり記録用紙を加熱する時間が増え、除湿効果が増す。ベルト対(ローラ対の両方のローラにベルトが巻かれた場合)であると、さらにニップ時間が増加し、除湿効果がさらに増す。
ベルト19(厚さ200μm程度)の基体は、熱伝導性に優れたニッケル材(低コストで寸法精度良くベルトを形成できるのであれば他の金属すなわちステンレス、鉄やポリイミド等により構成しても良い。)で形成されており、その上にゴム層が存在する。加熱部の長手方向中心付近の断面を図14に示す。(本例は請求項18、請求項19の実施例である。)
(実施例11)
図15は、発熱源191が、ケース191aと、ケース191aの内側に収容された蓄熱材(蓄熱部)100とから成る例を示す。図15(a)は上からみた図で、加熱部193への熱輸送手段としてダクト21を用いた装置であり、図15(b)はケース191aの内側に蓄熱部100が設けられている発熱源を示す。こうすることにより、発熱源191の温度が低下しても蓄熱材100が凝固する以前に融解していると、蓄熱材100が固化するときに発する凝固熱で加熱部193は熱せられる。(本例は請求項21の実施例である。)
(実施例12)
図16は本発明の他の実施形態の平面図であり、この例では、熱輸送手段であるダクト21の上流側が複数に分岐し、各分岐部は、発熱源である定着装置1、半導体素子および電子部品210、原稿照明用ランプ211と接続されているため、定着装置1、半導体素子および電子部品210、原稿照明用ランプ211のそれぞれのケース内の熱を輸送すると共に一つに集約して加熱部へ供給することができる。こうすることにより、十分な熱風量を加熱部へ供給することができる。熱輸送手段がヒートパイプや金属部材の場合も同様に輸送と集約を行うことができる。(本例は請求項22、請求項25、請求項27の実施例である。)
(実施例13)
図17は図16の例の変形例であり、発熱源である定着装置1と半導体素子および電子部品210と原稿照明用ランプ211の熱を輸送するダクト21の各分岐部には、熱の流れを制御するシャッター220が備わっている。この例では3つの発熱源にダクト21が接続されているが、接続対象となる発熱源の数に限定はない。シャッター220の開閉により、加熱部193の温度を調節する(加熱部の温度は温度検出手段230により検出する)。シャッター220の開閉角度、開閉量は任意である。(本例は請求項23の実施例である。)
(実施例14)
図18は上記実施例におけるシャッターの具体的構成例を示し、ダクトを開閉するシャッター220には複数の通気孔240が設けてある。この通気孔240はそれぞれが図示しない開閉手段により開閉可能であり、シャッター220がダクトを閉じていても通気孔240自体の開閉により、熱の流れを制御できる。250はシャッター220を開閉するソレノイドである。通気孔240の開閉もソレノイドによって図示しない開閉手段を作動させることで行う。通気孔240の形は、図のような丸に限るものではない。(本例は請求項24の実施例である。)
(実施例15)
図19に、発熱源191からの排熱の熱輸送手段としてヒートパイプ200を用い、ファン192の回転数を変化させることにより、フィンへ供給する風量を変化させるようにした装置を示す。フィンへ供給する風量を変化させることにより、加熱部193の温度を調節する。ファン192の回転数は供給電圧で変える。(本例は請求項26、請求項28の実施例である。)
(実施例16)
上記フィンに対してファン192から風を供給することにより、加熱部193が加熱される。ファン192のブレード数を変えることにより風量が変化し、加熱部193の温度を調節できる。ブレードが取り外し可能ならば、ブレード数を自由に変えられ、加熱部193の温度を調節できる。(本例は請求項29の実施例である。)
(実施例17)
ファン192を収容するケースが図20のように、取り外し可能なカバー194で覆われていると、フィンへの風量を変化させることができ、加熱部193の温度を調節できる。取り外し可能なので、カバーのデザインにより風量を変化させることもできる。(a)は横から見た図、(b)は正面から見た図である。図中の195で代表される12の長方形が風の通り道になっている。(本例は請求項30の実施例である。)
本発明の画像形成装置全体の構成を例示した概略側面図である。 実施例1で説明する本発明の画像形成装置が備えた記録紙の除湿装置の一例を示す概略平面図(一部断面を含む)である。 実施例1で説明する本発明の画像形成装置が備えた記録紙の除湿装置の除湿制御動作の一例を説明するタイミングチャートである。 実施例1で説明するローラ対の上ローラの一例を示す概略断面図である。 実施例1で説明するローラ対の一例を示す概略断面図である。 実施例2で説明する本発明の画像形成装置が備えた記録紙の除湿装置の一例を示す概略平面図(一部断面を含む)である。 実施例3で説明する本発明の画像形成装置が備えた記録紙の除湿装置の一例を示す概略平面図(一部断面を含む)である。 (a)、(b)は、それぞれ実施例5で説明する本発明の画像形成装置が備えた記録紙の除湿装置の一例を示す概略平面図である。 実施例6で説明するローラ対の上ローラの一例を示す概略断面図である。 実施例7で説明するローラ対の上ローラの一例を示す概略平面図(一部断面を含む)である。 実施例8で説明するローラ対の一例を示す概略断面図である。 実施例9で説明するローラ対の一例を示す概略断面図である。 実施例10で説明する本発明の画像形成装置が備えた記録紙の除湿装置の一例を示す概略の平面図(一部断面を含む)である。 実施例10で説明する除湿装置の加熱部を示す概略断面図である。 (a)は実施例11で説明するケースで囲まれた発熱源、ダクトおよび加熱部でなる除湿装置の概略平面図、(b)はケースで囲まれた発熱源の概略平面図である。 実施例12で説明する複数のケース内の熱を一つに集約して供給する場合を示す概略平面図である。 実施例13で説明するケースにそれぞれ収容された複数の発熱源の熱を輸送するダクト内にシャッターを設けた場合を示す概略平面図である。 実施例14で説明する上記シャッターに複数の通気孔を設けてある場合の概略平面図である。 実施例15で説明する熱輸送手段がヒートパイプの場合の除湿装置の概略平面図である。 (a)は取り外し可能なカバーで覆われているファンの概略側面図、(b)は概略正面図である。
符号の説明
1 定着装置または定着装置を収容したケース、5 排熱、11 ローラ、11a 上ローラ、11b 下ローラ、14 軸受け、19 ベルト、21 ダクト、22 ファン、31 モータ、32 歯車、41 フレーム、70 感光体、100 蓄熱材、110 内管、111 外管、140 内部ローラ、141 上ローラ、142 下ローラ、170 細管、180 下ローラ支持部材、190 金属、191 定着装置(発熱部または発熱源)、192 ファン、193 加熱部、194 取り外し可能なカバー、195 風の通り道、200 ヒートパイプ、210 半導体素子および電子部品を収容したケース、211 原稿照明用ランプを収容したケース、220 シャッター、230 温度検出手段、240 通気孔、250 ソレノイド

Claims (30)

  1. 感光体表面に形成したトナー画像の転写を受けた記録用紙を定着装置に通して定着画像を得る画像形成装置において、
    発熱源と、該発熱源から発する熱を輸送する熱輸送手段と、蓄熱材を備えた蓄熱部と、前記発熱源から発する熱もしくは前記蓄熱材で加熱される加熱部と、を備え、
    前記感光体より記録用紙搬送方向上流側に配置した前記加熱部により記録用紙の除湿を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記発熱源が前記定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記発熱源が半導体素子および電子部品であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記発熱源が原稿照明用ランプであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記熱輸送手段がダクトであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記熱輸送手段がヒートパイプであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、前記ヒートパイプの放熱部は吸熱部より高所に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記熱輸送手段が金属部材から構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱材が潜熱を利用した潜熱蓄熱材であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱部は前記熱輸送手段と接していることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱部は前記加熱部と接していることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記加熱部はローラ対であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置において、前記ローラ対を構成する少なくとも一方のローラは、内管と、該内管の外側に配置された外管とを備え、該内管と該外管との間には気密化された隙間があり、該隙間内部には蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12に記載の画像形成装置において、前記ローラ対を構成する少なくとも一方のローラは、内管と、該内管の外側に配置された外管とを備え、該内管と該外管との間には気密化された隙間があり、該隙間内部には熱伝導率が大きいスペーサと蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項12に記載の画像形成装置において、前記ローラ対を構成する少なくとも一方のローラの外周面には細管が、該ローラの長手方向にほぼ直交して隙間なく巻き付くように接して配設されており、該細管内には蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項12に記載の画像形成装置において、前記ローラ対を構成する少なくとも一方のローラは、その内周面に当接する内部ローラを有し、該内部ローラ内に蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項12に記載の画像形成装置において、前記ローラ対を構成する少なくとも一方のローラの外周面に当接する外部ローラを有し、該外部ローラ内に蓄熱材が封入されていることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記加熱部は少なくともベルトを含むことを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記加熱部はベルト対であることを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記蓄熱材の融点は前記加熱部の除湿設定温度より高く、かつ、その温度差は5℃以内であり、前記蓄熱材の凝固熱による放出温度は前記加熱部の除湿設定温度より高く、かつ、前記蓄熱材の融点より低いことを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項1から20のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、あるいは前記原稿照明用ランプをケースで囲み、該ケースの内側に前記蓄熱材を備えた前記蓄熱部を設置したことを特徴とする画像形成装置。
  22. 請求項5に記載の画像形成装置において、前記ダクトは、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を輸送すると共に、それぞれの発熱源の熱を一つに集約して前記加熱部へ供給することを特徴とする画像形成装置。
  23. 請求項5に記載の画像形成装置において、前記加熱部には温度検出手段が備えられ、かつ、前記ダクトにはシャッターが備えられており、該シャッターの開閉により該加熱部の温度を調整することを特徴とする画像形成装置。
  24. 請求項23に記載の画像形成装置において、前記シャッターは複数の通気孔を有し、該通気孔はそれぞれ開閉可能であることを特徴とする画像形成装置。
  25. 請求項6に記載の画像形成装置において、前記ヒートパイプは、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を輸送すると共に、それぞれの発熱源の熱を一つに集約して前記加熱部へ供給することを特徴とする画像形成装置。
  26. 請求項6に記載の画像形成装置において、前記加熱部には温度検出手段が備えられ、また、前記ヒートパイプの放熱部にはフィンが設けられており、該フィンへ供給する風量により該加熱部の温度が調節されることを特徴とする画像形成装置。
  27. 請求項8に記載の画像形成装置において、前記金属部材は、前記発熱源である前記定着装置、前記半導体素子および電子部品、並びに前記原稿照明用ランプの熱を輸送すると共に、それぞれの発熱源の熱を一つに集約して前記加熱部へ供給することを特徴とする画像形成装置。
  28. 請求項8に記載の画像形成装置において、前記加熱部には温度検出手段が備えられ、また前記金属の放熱部にはフィンが設けられており、該フィンへ供給する風量により該加熱部の温度が調節されることを特徴とする画像形成装置。
  29. 請求項26または28に記載の画像形成装置において、前記フィンへ風を供給するファンは、該ファンを構成するブレードが取り外し可能であることを特徴とする画像形成装置。
  30. 請求項26または28に記載の画像形成装置において、前記フィンへ風を供給するファンは取り外し可能なカバーで覆われていることを特徴とする画像形成装置。
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JP2014066953A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Canon Inc 画像形成装置
JP2014102397A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Toshiba Corp 画像形成装置
US11150604B2 (en) 2019-07-31 2021-10-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with a temperature change suppressor

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