JP2006151048A - Tire wheel assembly - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空気入りタイヤがパンクした場合であってもある程度の距離を車両走行させることができるランフラットタイヤなどのタイヤ・ホイール組立体に関する。 The present invention relates to a tire / wheel assembly such as a run-flat tire that can travel a vehicle over a certain distance even when a pneumatic tire is punctured.
車両走行中にタイヤがパンクしてタイヤ内部の空気がタイヤ外部に漏出した場合であっても数十km〜数百km程度の緊急走行を可能にするランフラットタイヤの改良が進んでいる。例えば特許文献1では、いわゆる中子を利用したランフラットタイヤにおいて、タイヤとホイールリムによって形成される空洞内に中子が適切に配置されるようにリム組み性の改善を図ったランフラットタイヤおよびタイヤ・ホイール組立体が提案されている。また特許文献2では、走行時の操縦安定性の向上と弾性リングの軽量化を図ったタイヤ・ホイール組立体およびランフラット用支持体が提案されている。
長距離にわたって安定したランフラット走行が確保されるように、通常走行時やランフラット走行時にタイヤにかかる荷重の影響を軽減するランフラットタイヤを提案することは非常に望ましい。 It is highly desirable to propose a run-flat tire that reduces the influence of the load on the tire during normal running or run-flat running so as to ensure stable run-flat running over a long distance.
また、上述の中子のような支持体がタイヤ内側に配置されるランフラットタイヤに関して、支持体をタイヤ内側に適切に配置した状態で、簡単にタイヤをホイールに組み付ける技術を提案することは有意義である。 In addition, regarding a run-flat tire in which a support such as the above-described core is disposed on the inside of the tire, it is meaningful to propose a technique for easily assembling the tire on the wheel in a state where the support is appropriately disposed on the inside of the tire. It is.
また、パンクなどが生じていない正常な状態のランフラットタイヤで車両走行している際に縁石などの比較的大きな障害物にタイヤが乗り上げた場合、中子などの支持体と縁石などとがタイヤゴムのみを介して衝突し、比較的大きな振動、衝撃などが車両にもたらされることがある。そのため、中子と縁石の衝突による車両振動を防いで、快適な車両走行を実現する技術を提案することは有意義である。 In addition, if the tires run on a relatively large obstacle such as a curb while driving with a normal run-flat tire that is not punctured, the support material such as the core and the curb will become tire rubber. May cause a relatively large vibration or impact to the vehicle. Therefore, it is meaningful to propose a technology that realizes comfortable vehicle travel by preventing vehicle vibration due to the collision between the core and the curb.
本発明は上述の事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、タイヤにかかる荷重の影響を軽減する技術を提案することにある。 This invention is made | formed in view of the above-mentioned situation, The objective is to propose the technique which reduces the influence of the load concerning a tire.
本発明の一態様はタイヤ・ホイール組立体に関する。このタイヤ・ホイール組立体は、タイヤと、前記タイヤの内側において環状の保持体により保持され、ランフラット走行時に前記タイヤを支持する環状の支持体と、を備え、前記保持体は、前記支持体に加えられる荷重に応じて前記支持体を前記タイヤの内側において変位させる変位機構を有し、タイヤまたはホイールに取り付けられることを特徴とする。 One aspect of the present invention relates to a tire and wheel assembly. The tire / wheel assembly includes: a tire; and an annular support body that is held by an annular holding body inside the tire and supports the tire during run-flat traveling, and the holding body includes the support body. And a displacement mechanism for displacing the support body inside the tire according to a load applied to the tire, and is attached to the tire or the wheel.
当該タイヤ・ホイール組立体によれば、環状の支持体に加えられる荷重に応じて支持体が変位するので、荷重によってもたらされうる影響を緩和することができる。なお変位機構は、支持体に加えられる加重を吸収する方向へ支持体を変位させる機構が好ましい。また変位機構は、保持体に対して支持体を相対的に変位させる機構とすることもできる。なお、ここでいう「環状」には、隙間のない完全な環をなしている場合と、断続的に隙間を有して連なる複数の部材が環状に配置されている場合の両方を含む。 According to the tire / wheel assembly, since the support body is displaced according to the load applied to the annular support body, the influence that can be caused by the load can be reduced. The displacement mechanism is preferably a mechanism that displaces the support in the direction of absorbing the load applied to the support. The displacement mechanism can be a mechanism that displaces the support relative to the holding body. The term “annular” as used herein includes both the case where a complete ring without a gap is formed and the case where a plurality of members having intermittent gaps are arranged in a ring.
前記保持体は、前記タイヤのビード部に取り付けられていてもよい。この場合、タイヤと支持体とが保持体を介して一体的に形成されるので、タイヤおよび支持体を簡便にホイールに取り付けることができる。また、一般にタイヤのビード部は耐久性に優れている。したがって、保持体をタイヤのビード部に取り付けることにより、保持体が強固に支持されうるとともに、支持体も保持体によって強固に支持されうる。 The holding body may be attached to a bead portion of the tire. In this case, since the tire and the support are integrally formed via the holding body, the tire and the support can be easily attached to the wheel. Moreover, generally the bead part of a tire is excellent in durability. Therefore, by attaching the holding body to the bead portion of the tire, the holding body can be firmly supported, and the support body can also be firmly supported by the holding body.
前記保持体は、前記変位機構によって前記支持体を変位させる際に前記支持体に加えられる前記荷重を前記タイヤのビード部に伝達する力伝達機構を有するものであってもよい。この場合、支持体に作用する荷重のうち少なくとも一部がタイヤのビード部に負担されるので、支持体は比較的大きな荷重を受けることが可能である。 The holding body may include a force transmission mechanism that transmits the load applied to the support to the bead portion of the tire when the support is displaced by the displacement mechanism. In this case, since at least a part of the load acting on the support is borne by the tire bead portion, the support can receive a relatively large load.
本発明の別の態様もタイヤ・ホイール組立体に関する。このタイヤ・ホイール組立体は、前記タイヤの内側において保持体により保持され、ランフラット走行時に前記タイヤを支持する支持体を備え、前記タイヤはビード部において補強部を有し、前記保持体は前記タイヤのビード部の前記補強部に取り付けられることを特徴とする。当該タイヤ・ホイール組立体によれば、タイヤと支持体とが保持体を介して一体的に形成されるので、タイヤおよび支持体を簡便にホイールに取り付けることができる。また、タイヤのビード部の補強部によって保持体が強固に支持され、保持体によって保持される支持体は比較的大きな荷重を受けることができる。 Another aspect of the present invention also relates to a tire and wheel assembly. The tire / wheel assembly includes a support body that is held by a holding body on the inner side of the tire and supports the tire during run-flat travel. The tire includes a reinforcing portion in a bead portion, and the holding body includes the It is attached to the said reinforcement part of the bead part of a tire, It is characterized by the above-mentioned. According to the tire / wheel assembly, since the tire and the support are integrally formed via the holding body, the tire and the support can be easily attached to the wheel. Further, the holding body is firmly supported by the reinforcing portion of the bead portion of the tire, and the support body held by the holding body can receive a relatively large load.
本発明によれば、変位機構により荷重に応じて支持体が変位するので、当該荷重によって生じうる衝撃を抑制することができ、タイヤにかかる荷重の影響を軽減することができる。 According to the present invention, since the support body is displaced according to the load by the displacement mechanism, it is possible to suppress an impact caused by the load and to reduce the influence of the load on the tire.
また本発明によれば、支持体を保持する保持体がタイヤのビード部の補強部に取り付けられるので、支持体は比較的大きな荷重を受けることができ、タイヤにかかる荷重の影響を軽減することができる。 Further, according to the present invention, since the holding body that holds the support body is attached to the reinforcing portion of the bead portion of the tire, the support body can receive a relatively large load, and the influence of the load on the tire can be reduced. Can do.
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の車輪10の断面構成の一部を示す図である。図2は、図1に示す車輪10の右側のタイヤビード部の周辺を拡大して示した図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating a part of a cross-sectional configuration of a
車輪10は、チューブレスタイプのタイヤ12と、タイヤ12を支持するホイール14とを有し、タイヤ12およびホイール14によって空気収容部15が形成されている。ホイール14は、ホイールディスク16と、タイヤ12を保持するためのホイールリム18とを有する。
The
タイヤ12は、最外層を形成するトレッド層、トレッド層の内側に設けられたベルト層、ベルト層の内側に設けられたカーカス層、カーカス層の内側に設けられたインナーライナー層、等が積層状に積み重ねられて形成されている。タイヤ12の各部は、その位置に応じて、路面に対応する位置のトレッド部、タイヤ12の側面に位置するサイドウォール部、トレッド部とサイドウォール部とをつなぐショルダー部、あるいはタイヤ12の末端のビード部と呼ばれる。
The
タイヤ12のビード部は、ホイールリム18によって支持される箇所であり、ビードフィラー30、ビードワイヤー32、およびチェーファー(図示せず)などの補強部を有する。ビードフィラー30は、ほぼ三角形状の断面形状を有する補強ゴム層であり、タイヤ12のビード部の剛性を高める。ビードワイヤー32は、ピアノ線などの鋼線が束ねられて形成された補強材である。チェーファーは、ホイールリム18との接触によりビードワイヤー32などが損傷しないようにするための補強コードである。
The bead portion of the
タイヤ12の内側の空気収容部15には、ホイールリム18に沿ってタイヤの径方向外側へ張り出すように配置された環状のシェル20が設けられている。このシェル20は、タイヤ12のビード部に近接する両サイドがシェル支持部22を介してビードフィラー30に接続されている。シェル20の両サイド間の中央部は、タイヤ外周方向に直行する方向の断面が図1に示すような凹凸形状を有しており、本実施の形態ではタイヤ軸方向へ並列に配置される二つのシェル凸部40と両シェル凸部40の間に配置されるシェル凹部42とを有する。このような形状を有するシェル20は、タイヤパンク時などにタイヤ12を支持して、ある程度のランフラット走行を可能にする。
The
ランフラット走行時に比較的大きな荷重を受けるシェル20は、剛性に優れた金属材料や樹脂材料などの部材によって構成可能であり、例えば1枚の金属プレートを成型して図1に示す断面形状に加工することが可能である。シェル20の材質は、例えば軽量化の観点からステンレス、高張力鋼、あるいはアルミニウムなどの金属材料、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクロル二トリル・ブタジエン・スチレン)、あるいはPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂材料、またそのような樹脂材料をカーボン、アラミド、ガラス繊維などの補強部材と組み合わせたものなどが利用可能である。
The
シェル支持部22は、タイヤ外周方向へ延びる環状構造を有し、一端側にシェル20が取り付けられるとともに、他端部がビードフィラー30に対し接着される。シェル支持部22は、シェル20を適切に保持可能な任意の材料を使用して形成することができ、例えばウレタンなどが使用されうる。シェル支持部22の周囲には、タイヤ12の内壁面に沿って補強層34が設けられている。この補強層34は、剛性に優れた金属や樹脂などの材料がタイヤ12の内壁面に対して膜状に積層され、シェル支持部22を補強する役割をもつ。
The
次に、本実施の形態の車輪10の製造方法について説明する。まず、通常のタイヤ製造工程によってタイヤ12が製造され、例えばトレッド部、ショルダー部、サイドウォール部、およびビード部を一つのタイヤとして成型した後に加硫することでタイヤ12が製造される。タイヤ12を製造する際、タイヤ12のビード部のタイヤ内壁面13の一部が削られて、シェル支持部22とビードフィラー30との接着部が形成される。また、そのタイヤ12の接着部の周囲に補強層34が形成される。一方、シェル20にはシェル支持部22が取り付けられる。そして、タイヤ12のビード部の接着部に対してシェル支持部22を接着し、タイヤ12、シェル20、およびシェル支持部22を一体的に構成する。そして、ローラーやレバーなどの組み付け用工具を用いてタイヤ12のビード部をホイールリム18に嵌め込んで、タイヤ12、シェル20、シェル支持部22、およびホイール14から車輪10を製造する。
Next, a method for manufacturing the
次に、本実施の形態の作用などについて説明する。 Next, the operation of the present embodiment will be described.
本実施の形態の車輪10では、タイヤ12およびシェル20がシェル支持部22を介して一体的に構成されている。したがって、予め一体形成されたタイヤ12およびシェル20をホイール14に装着することで車輪10として組み立てることができる。そのため、タイヤ12の内側においてシェル20が適正な位置に配置されるようにタイヤ12およびシェル20を予め一体形成しておけば、車輪組立時にシェル20の配置に関して特段の注意を払うことなく、タイヤ12およびシェル20をホイール14に装着することでシェル20を適切な位置に配置することができる。このように本実施の形態の車輪10では、タイヤ12およびシェル20を比較的簡単にホイール14に組み付けることができ、ランフラットタイヤを簡単に製造することが可能となる。
In the
また、ランフラット走行時におけるタイヤ12の内壁面とシェル20との摩擦熱を抑制するためにシェル20のシェル凸部40などに潤滑剤を予め塗布しておく場合、潤滑剤が適正に塗布された状態を維持しつつ、別体として設けられているタイヤ12、シェル20、およびホイールリム18を適切に組み付けることは難しく、複雑な操作が要求される場合もある。一方、本実施の形態では、ホイール14に装着するタイヤ12およびシェル20は一体形成されているので、シェル20に対する潤滑剤の塗布状態を乱すことなく比較的簡単に車輪10として組み立てることが可能である。また本実施の形態では、車輪10の組立時における空気収容部15内、とりわけタイヤ内壁面13およびシェル20によって区画される空間内への異物混入が効果的に防がれており、そのような異物による車輪10の損傷などを未然に防ぐことができる。
Further, when a lubricant is applied in advance to the shell
また、シェル20を保持するシェル支持部22は、剛性に優れるビードフィラー30に直接接着されて支持されているので、ランフラット走行時にシェル20にかかる荷重がビードフィラー30を含むタイヤ12のビード部に伝達され適切に支持される。特にタイヤ12のビード部はホイール14のホイールリム18によって支持される箇所であるために、シェル20に作用する荷重は、シェル20、シェル支持部22、補強層34、およびタイヤ12のビード部だけではなく、ホイールリム18にも分散されて負担される。そのため、ランフラット走行時にシェル20に比較的大きな荷重がかかる場合であっても、その荷重はシェル20などに分散され、車両はシェル20などによって適切に支持され長距離にわたる緊急走行が可能となる。また、本来はタイヤ12の構成部材であるビードフィラー30をシェル支持部22とともにシェル20の保持部材として活用することで、シェル20によって適切に車両を支持することができる状態を確保するだけではなく、シェル支持部22の小型化や軽量化を図ることができ、車輪全体としても軽量化を図ることができる。
Further, since the
なお、シェル支持部22の材質、大きさ、形状、重量などは、シェル20、補強層34、ビードフィラー30を含むタイヤ12のビード部、あるいはホイールリム18の剛性などに応じて適宜決定可能である。車輪10の軽量化の観点からは、例えばビードフィラー30の材質よりも軽量な材質によってシェル支持部22を構成することもできる。また、シェル20に作用する荷重の影響を緩和する観点からは、比較的軟らかい緩衝性に優れた材質によってシェル支持部22を構成することもできる。
Note that the material, size, shape, weight, and the like of the
また、車輪10の製造は、上述のように予め一体形成されたタイヤ12、シェル20、およびシェル支持部22をホイール14に装着する場合だけではなく、ホイール14に対してシェル20およびシェル支持部22を組み付けた後にタイヤ12をホイール14に装着する場合であっても可能である。例えば、シェル20、シェル支持部22、およびホイール14を組み付け用工具を用いて図1に示すような位置に配置し、その後にタイヤ12のビード部をホイールリム18に嵌め込むことで、タイヤ12に形成された接着部にシェル支持部22を配置してシェル支持部22とビードフィラー30を接着することも可能である。なお、この場合には、タイヤ12、シェル20、シェル支持部22、およびホイール14が適切な位置に配置されるように、例えば車輪幅方向のシェル20およびシェル支持部22のサイズや弾性、車輪幅方向のホイールリム18のサイズ、あるいは車輪幅方向のタイヤ12のサイズや剛性などが適宜調整される。
The
(第2の実施の形態)
本実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(Second Embodiment)
In the present embodiment, the same parts as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図3は、第2の実施の形態の車輪10の断面構成を示す図である。図4は、図3に示す車輪10の右側のタイヤビード部の周辺を拡大して示した図である。
FIG. 3 is a diagram illustrating a cross-sectional configuration of the
本実施の形態では、図1および図2に示すシェル支持部22の代わりにシェル誘導支持部24によってシェル20が保持される。シェル誘導支持部24は、シェル20の端部を支持するとともに、タイヤ12のビード部のタイヤ内壁面13に接着されている。
In the present embodiment, the
シェル誘導支持部24の内部には、図4に示すように、シェル誘導支持部24の長手方向へ延びる誘導穴部26が形成されている。シェル20の端部は、シェル誘導支持部24の端部に形成された穴入口27を介して誘導穴部26に挿入されており、シェル20は、誘導穴部26に沿ってスライド移動可能に設けられている。なお、誘導穴部26におけるシェル20のスライド移動をスムーズなものにするために、シェル20の端部は誘導穴部26に合わせてほぼ直線状に形成されている。また誘導穴部26内には、一端部がタイヤ内壁面13に取り付けられた受金具28が設けられている。受金具28の他端部は、図4に示すようにY字状の断面を有しており、スライド移動してくるシェル20の端部を適切に受け止めることが可能である。シェル誘導支持部24によって、タイヤ12をホイールリム18に組み付けるときにシェル20がスライド移動するので、タイヤのリム組み付けが容易になる。
As shown in FIG. 4, a
なお、シェル20に荷重が作用しない状態では、誘導穴部26のうち穴入口27に近接した位置にシェル20の端部が配置されるように、シェル20やシェル誘導支持部24などの形状、重量、剛性などが調整されている。
In the state where no load is applied to the
次に、本実施の形態の車輪10の製法について説明する。まず、通常のタイヤ製造工程によってタイヤ12を製造し、タイヤ12のビード部のタイヤ内壁面13の所定位置に受金具28を取り付ける。一方、シェル20にはシェル誘導支持部24が取り付けられる。そして、「タイヤ12に取り付けられた受金具28」が「シェル20に取り付けられたシェル誘導支持部24の誘導穴部26」の内側に配置されるように、シェル誘導支持部24がタイヤ内壁面13に接着され、タイヤ12、シェル20およびシェル誘導支持部24が一体的に形成される。そして、ローラーやレバーなどの組み付け用工具を用いて、一体的に形成されたタイヤ12、シェル20およびシェル誘導支持部24を、ホイールリム18に嵌め込むことで車輪10が製造される。
Next, the manufacturing method of the
他の構成は、上述の第1の実施の形態と同様の構成とすることができる。 Other configurations can be the same as those in the first embodiment.
本実施の形態の車輪10も、タイヤ12およびシェル20がシェル誘導支持部24を介して一体的に構成されており、タイヤ12およびシェル20を比較的簡単にホイール14に組み付けることができる。したがって、車輪組立時にシェル20の配置に関して特段の注意を払うことなく、タイヤ12およびシェル20をホイール14に装着することでシェル20を適切な位置に配置することができ、ランフラットタイヤを簡単に製造することが可能となる。
Also in the
また、加えられる荷重に応じてシェル20が誘導穴部26に沿って変位する機構を有するので、シェル20に対する荷重によって生じうる衝撃が抑制され、車両振動などの発生が効果的に防がれている。例えば、正常状態の車輪10が車両走行時に縁石などに乗り上げた際、タイヤ12のトレッド部が変形してタイヤ12のみを介して縁石とシェル20とが衝突した場合には、シェル20がシェル誘導支持部24の誘導穴部26に沿ってスライド移動して変位する。このシェル誘導支持部24におけるシェル20のスライド動作によって縁石とシェル20との衝突による衝撃は緩和されるので、車両振動などを抑制した快適な車両走行が実現される。
In addition, since the
また、ランフラット走行時には、タイヤ12を介して外部から加重を受けるシェル20の端部が受金具28により受け止められ、シェル20にかかる加重のうち少なくとも一部が受金具28を介してタイヤ12のビード部に伝達される。そのため、シェル20に作用する荷重は、シェル20、シェル支持部22、タイヤ12のビード部、およびタイヤビード部を支持するホイールリム18に分散されて負担されるので、シェル20に比較的大きな荷重が作用しても車両を適切にランフラット走行させることができる。
Further, at the time of run-flat traveling, the end portion of the
なお、シェル誘導支持部24の材質、大きさ、形状、重量などは、シェル20、タイヤ12のビード部、あるいはホイールリム18の剛性などに応じて適宜決定可能である。例えば、車輪10の軽量化の観点からは、誘導穴部26を形成するシェル誘導支持部24の筒状部を薄肉化することが好ましい。また、シェル20に作用する荷重の影響を緩和する観点からは、比較的軟らかい緩衝性に優れた材質によってシェル誘導支持部24を構成することもできる。なお、シェル誘導支持部24の剛性によっては、誘導穴部26におけるシェル20のスライド移動の角度が一定範囲で変動しうるが、シェル20に作用する荷重が受金具28を介してタイヤ12のビード部に適切に伝達される範囲でシェル誘導支持部24の剛性を決定することが好ましい。また、緩衝性を向上させる観点からは、誘導穴部26の長手方向に沿った受金具28の大きさを小さくして、誘導穴部26におけるシェル20のスライド移動可能スペースを大きくすることが好ましい。
The material, size, shape, weight, and the like of the shell
次に、第2の実施の形態の変形例について説明する。 Next, a modification of the second embodiment will be described.
例えば、受金具28を設置しなくてもよい。この場合には、誘導穴部26におけるシェル20のスライド移動可能スペースを大きくすることができ、あるいはシェル誘導支持部24を小型化して軽量化を図ることができる。ただし、この場合にもシェル20に作用する荷重がタイヤ12のビード部に伝達されるように構成することが好ましい。例えばシェル誘導支持部24の剛性を調整したり、ランフラット走行時に荷重が作用したシェル20の端部がタイヤ12のタイヤ内壁面13に直接接触するようにシェル20やシェル誘導支持部24の大きさを調整することで、シェル20に作用する荷重をタイヤ12のビード部に伝達させることができる。なお、シェル20の端部がタイヤ12のタイヤ内壁面13に直接接触する場合、シェル20の端部によるタイヤ12の損傷を防止する観点からシェル20の端部の形状を工夫することが好ましく、例えばシェル20の端部とタイヤ内壁面13の接触面積を大きくすることができる。
For example, the receiving
また、シェル20の先端部が誘導穴部26から抜け出してしまうことを防止するために、穴入口27の径長よりも大きな径長を有するストッパーをシェル20の先端部に設けることができる。
In order to prevent the tip of the
また、シェル誘導支持部24は、タイヤ12のビード部のタイヤ内壁面13に対して接着される代わりに、ビードフィラー30やビードワイヤー32に対して接着されるようにすることも可能である。
Further, the shell
また、第1の実施の形態と同様の補強層34を、タイヤ内壁面13とシェル誘導支持部24の接着部の周囲に形成することも可能である。
It is also possible to form the same reinforcing
本発明は上述の各実施の形態や変形例に限定されるものではなく、各実施の形態やその変形例の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施の形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などの変形を各実施の形態やその変形例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。 The present invention is not limited to the above-described embodiments and modifications, and any combination of the elements of the embodiments and modifications is also effective as an embodiment of the present invention. Various modifications such as design changes can be added to each embodiment and its modifications based on the knowledge of those skilled in the art, and the embodiment to which such a modification is added is also applicable to the present invention. Can be included in the range.
例えば、上述の実施の形態では二つのシェル凸部40と一つのシェル凹部42を有するシェル20を利用した例について説明したが、他の形状のシェル20を利用することも可能である。シェル凸部40は少なくとも一つ存在していることが好ましいが、本実施の形態のようにタイヤ軸方向へ複数のシェル凸部40が配置されることがより好ましい。タイヤ軸方向へ複数のシェル凸部40が配置されることにより、ランフラット走行時におけるタイヤ12の内壁面とシェル20の接触箇所が複数となり、タイヤ12の内壁面に与える局部摩耗を低減することができ、ランフラット走行時の走行距離を長距離化することができる。また、シェル20に孔形成などの加工を加えることで軽量化や剛性の向上化を図ることもできる。
For example, in the above-described embodiment, the example in which the
また、シェル支持部22およびビードフィラー30の接着態様やシェル誘導支持部24およびタイヤ内壁面13の接着態様は、適切に接着することができる任意の方式を採用することができ、例えば熱圧着を利用したり他の媒体を接着剤として利用することも可能である。
Moreover, the adhesion mode of the
10 車輪、 12 タイヤ、 13 タイヤ内壁面、 14 ホイール、 15 空気収容部、 16 ホイールディスク、 18 ホイールリム、 20 シェル、 22 シェル支持部、 24 シェル誘導支持部、 26 誘導穴部、 27 穴入口、 28 受金具、 30 ビードフィラー、 32 ビードワイヤー、 34 補強層、 40 シェル凸部、 42 シェル凹部。 10 wheels, 12 tires, 13 tire inner wall surfaces, 14 wheels, 15 air accommodating portions, 16 wheel discs, 18 wheel rims, 20 shells, 22 shell support portions, 24 shell guide support portions, 26 guide hole portions, 27 hole entrances, 28 metal fittings, 30 bead fillers, 32 bead wires, 34 reinforcing layers, 40 shell convex portions, 42 shell concave portions.
Claims (4)
前記保持体は、前記支持体に加えられる荷重に応じて前記支持体を変位させる変位機構を有し、タイヤまたはホイールに取り付けられることを特徴とするタイヤ・ホイール組立体。 It is held by an annular holder inside the tire, and includes an annular support that supports the tire during run-flat travel,
The tire / wheel assembly, wherein the holding body has a displacement mechanism that displaces the supporting body in accordance with a load applied to the supporting body, and is attached to a tire or a wheel.
前記タイヤは、ビード部において補強部を有し、
前記保持体は、前記タイヤのビード部の前記補強部に取り付けられることを特徴とするタイヤ・ホイール組立体。 It is held by an annular holder inside the tire, and includes an annular support that supports the tire during run-flat travel,
The tire has a reinforcing portion at a bead portion,
The tire / wheel assembly according to claim 1, wherein the holding body is attached to the reinforcing portion of the bead portion of the tire.
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