JP2006150881A - 印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置周辺の環境状態が変化する前にその変化時期を検出し、当該検出結果に基づいて印刷装置の印刷処理を制御することが可能な印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法を提供する。
【解決手段】印刷制御システム1を、印刷指示データ及びメタデータを印刷装置3に送信する情報処理装置2と、印刷指示データに基づいて印刷処理を行うと共に、メタデータに基づいて測定・検知テーブル及び動作内容テーブルを生成し、更に、出力情報取得部3fによって取得した出力情報から特定パターンを検出して、当該検出結果と動作内容テーブルとに基づき印刷処理を制御する印刷装置3と、再生音をスピーカ4a及び4bから出力する音声再生装置4と、図示しない投射装置から投射された映像を表示するスクリーン5とを含んだ構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置の印刷処理を制御するシステムに係り、特に、印刷装置周辺の環境状態が変化する前にその変化時期を検出し、当該検出結果に基づいて印刷装置の印刷処理を制御することが可能な印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法に関する。
従来、プリンタの周辺環境の状態に応じて、プリンタの印刷処理を制御する技術に、特許文献1に記載のインパクト型ドットプリンタ、特許文献2に記載のプリントシステム、特許文献3に記載の携帯端末およびプリンタ、並びに特許文献4に記載のインクジェットプリンタがある。
特許文献1記載のインパクト型ドットプリンタは、周囲環境の騒音測定を行い、測定データと比較テーブルの参照データとを比較し、測定データが参照データより小さい数値の場合は、参照値に対応する分割数で1行を印字する動作を行い、一方、測定データと参照データの最大値とを比較して、測定データの方が大きい場合は、1行を1回で印字する通常の動作を行う。
また、特許文献2記載のプリントシステムは、ドットマトリックスプリンタと集音マイクとマイクからの信号を処理する信号処理部とを接続する上位装置から構成され、プリンタ周辺が静かであるときは、低騒音モードで印字する。
また、特許文献3記載の携帯端末およびプリンタは、スピーカとマイクの延長上に着脱できるプリンタであり、この位置に取り付けることにより、携帯電話を手で持つときに障害とならず、また、接続も簡単に行うことができる。また、音によってプリンタを制御することができるので、ノイズの心配もない。
また、特許文献4記載のインクジェットプリンタは、TV装置の音声出力端子から音声信号ケーブルを介して、インクジェットプリンタの音声入力端子に入力された音声信号を検出する音声信号検出手段を備え、TV装置から音声が出力されていることを検出した場合は、CPUによりヘッド制御手段、モータ制御手段の駆動モードの設定を変更し、インクジェットプリンタの装置駆動音を低減することで、TV装置から出力される音声聴取の支障の度合いを低くする。
特開平6−171117号公報 特開平10−100510号公報 特開2001−57586号公報 特開2004−167841号公報
しかしながら、上記いずれの従来例も、周囲環境の状態を測定・検知してからプリンタの動作を制御するため、検知されるまでの間は、騒音の低減や通常モードによる印字等ができなかった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、印刷装置周辺の環境状態が変化する前にその変化時期を検出し、当該検出結果に基づいて印刷装置の印刷処理を制御することが可能な印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の印刷制御システムは、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置と、
前記印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出手段と、
前記変化時期検出手段の検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、変化時期検出手段によって、印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出することが可能であり、印刷処理制御手段によって、変化時期検出手段の検出結果に基づき、印刷処理を制御することが可能である。
従って、周辺環境の状態が変化する前にその時期を知ることができるので、変化するまでの間に印刷装置における印刷処理を、一時停止したり、高速印字モードにしたり、高画質印字モードにしたりするなどの印刷処理の制御が可能となり、状態変化後には行いたくない以前の印刷処理が、変化後に残るといったような状況の発生を防ぐことができるといった効果が得られる。更に、同様の理由から、状態変化と同時又は略同時に、状態変化前の処理内容を他の処理内容に変更することができるという効果が得られる。
ここで、周辺環境の状態とは、印刷装置の周辺で出力されている音の状態や、周辺で出力されている映像の状態等の他、周辺にある機械の動作状態などを含む。また、動作状態の変化時期が解るか、あるいは予測できれば、周辺の人間や動物の動作状態や発声状態なども周辺環境の状態として含んでも良い。以下、発明8の印刷装置、発明15の印刷制御プログラム及び発明22の印刷制御方法において同じである。
〔発明2〕 また、上記目的を達成するために、発明2の印刷制御システムは、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置と、
前記印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得手段と、
前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出手段と、
前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、出力情報取得手段によって、印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの出力情報を取得することが可能であり、特定パターン検出手段によって、前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出することが可能であり、印刷処理制御手段によって、前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、印刷装置の周辺に存在する出力装置からの出力情報の出力状態が変化する時期を、当該出力情報に含まれる特定のパターンを検出することによって、当該出力状態の変化前に知ることができるので、変化するまでの間に印刷装置における印刷処理を、一時停止したり、高速印字モードにしたり、高画質印字モードにしたりするなどの印刷処理の制御が可能となり、状態変化後には行いたくない以前の印刷処理が、変化後に残るといったような状況の発生を防ぐことができるといった効果が得られる。更に、同様の理由から、状態変化と同時又は略同時に、状態変化前の処理内容を他の処理内容に変更することができるという効果が得られる。
ここで、出力情報とは、例えば、印刷装置周辺の出力装置により映画等が上映されていれば、映像、音声(役者の台詞、BGM等)の他、上映開始を知らせるブザー音等が出力情報となり、周辺で楽器の演奏が行われている場合は、楽器から発生する音(ヴィオリン、ピアノ、フルート等の音)が出力情報となる他、周辺のスピーカ装置等から出力される音なども出力情報となる。以下、発明9の印刷装置、発明16の印刷制御プログラム及び発明23の印刷制御方法において同じである。
〔発明3〕 更に、発明3の印刷制御システムは、発明2の印刷制御システムにおいて、
前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得手段を備え、
前記出力情報取得手段は、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行い、
前記特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
このような構成であれば、出力パターン情報取得手段によって、特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得することが可能であり、出力情報取得手段は、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行うことが可能であり、特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することが可能である。
従って、出力パターン情報によって、出力情報の取得処理及び当該取得した出力情報からの特定の出力パターンの検出処理を制御することができるので、これら各処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。更に、映画などの再生されているコンテンツに応じた出力パターンを、特定パターンとして容易に検出させることができるという効果が得られる。
〔発明4〕 更に、発明4の印刷制御システムは、発明2の印刷制御システムにおいて、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を含み、
前記出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得手段を備え、
前記特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
このような構成であれば、出力パターン情報取得手段によって、出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得することが可能であり、特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することが可能である。
従って、出力装置から出力される出力情報から出力パターン情報を取得することができるので、出力パターン情報を別途送信する手間が省けると共に、出力パターン情報によって、出力情報からの特定の出力パターンの検出処理を制御することができるので、当該検出処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明5〕 更に、発明5の印刷制御システムは、発明2乃至4のいずれか1の印刷制御システムにおいて、
前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
前記印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、制御情報取得手段によって、特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得することが可能であり、印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、制御情報によって、印刷処理の制御処理を制御することができるので、当該制御処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明6〕 更に、発明6の印刷制御システムは、発明2乃至4のいずれか1の印刷制御システムにおいて、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を含み、
前記出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
前記印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、制御情報取得手段によって、出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記制御情報を取得することが可能であり、印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、出力装置から出力される出力情報から制御情報を取得することができるので、制御情報を別途送信する手間が省けると共に、制御情報によって、印刷処理の制御処理を制御することができるので、当該制御処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明7〕 更に、発明7の印刷制御システムは、発明5又は6の印刷制御システムにおいて、
前記特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得する進行状況情報取得手段を備え、
前記制御情報は、前記進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含み、
前記印刷処理制御手段は、前記進行状況情報及び前記制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、進行状況取得手段によって、特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得することが可能であり、印刷処理制御手段は、前記進行状況情報及び進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含む制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、特定の出力パターン検出時に、印刷処理がどこまで進んでいるかを進行状況情報から知ることができ、印刷処理が遅れている場合は印刷処理速度を速めたり、印刷処理が進んでいる場合は、高画質モードにするなどして印刷処理速度を遅くしたりするなど、出力状態が変化する前の印刷処理を適切に制御することができるという効果が得られる。
〔発明8〕 一方、上記目的を達成するために、発明8の印刷装置は、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置であって、
自装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出手段と、
前記変化時期検出手段の検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、変化時期検出手段によって、印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出することが可能であり、印刷処理制御手段によって、変化時期検出手段の検出結果に基づき、印刷処理を制御することが可能である。
従って、周辺環境の状態が変化する前にその時期を知ることができるので、変化するまでの間に印刷装置における印刷処理を、一時停止したり、高速印字モードにしたり、高画質印字モードにしたりするなどの印刷処理の制御が可能となり、状態変化後には行いたくない以前の印刷処理が、変化後に残るといったような状況の発生を防ぐことができるといった効果が得られる。更に、同様の理由から、状態変化と同時又は略同時に、状態変化前の処理内容を他の処理内容に変更することができるという効果が得られる。
〔発明9〕 また、上記目的を達成するために、発明9の印刷装置は、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置であって、
自装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得手段と、
前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出手段と、
前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、出力情報取得手段によって、印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの出力情報を取得することが可能であり、特定パターン検出手段によって、前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出することが可能であり、印刷処理制御手段によって、前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、印刷装置の周辺に存在する出力装置からの出力情報の出力状態が変化する時期を、当該出力情報に含まれる特定のパターンを検出することによって、当該出力状態の変化前に知ることができるので、変化するまでの間に印刷装置における印刷処理を、一時停止したり、高速印字モードにしたり、高画質印字モードにしたりするなどの印刷処理の制御が可能となり、状態変化後には行いたくない以前の印刷処理が、変化後に残るといったような状況の発生を防ぐことができるといった効果が得られる。更に、同様の理由から、状態変化と同時又は略同時に、状態変化前の処理内容を他の処理内容に変更することができるという効果が得られる。
〔発明10〕 更に、発明10の印刷装置は、発明9の印刷装置において、
前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得手段を備え、
前記出力情報取得手段は、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行い、
前記特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
このような構成であれば、出力パターン情報取得手段によって、特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得することが可能であり、出力情報取得手段は、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行うことが可能であり、特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することが可能である。
従って、出力パターン情報によって、出力情報の取得処理及び当該取得した出力情報からの特定の出力パターンの検出処理を制御することができるので、これら各処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明11〕 更に、発明11の印刷装置は、発明9の印刷装置において、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を含み、
前記出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得手段を備え、
前記特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
このような構成であれば、出力パターン情報取得手段によって、出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得することが可能であり、特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することが可能である。
従って、出力装置から出力される出力情報から出力パターン情報を取得することができるので、出力パターン情報を別途送信する手間が省けると共に、出力パターン情報によって、出力情報からの特定の出力パターンの検出処理を制御することができるので、当該検出処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明12〕 更に、発明12の印刷装置は、発明9乃至11のいずれか1の印刷装置において、
前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
前記印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、制御情報取得手段によって、特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得することが可能であり、印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、制御情報によって、印刷処理の制御処理を制御することができるので、当該制御処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明13〕 更に、発明13の印刷装置は、発明9乃至11のいずれか1の印刷装置において、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を含み、
前記出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
前記印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、制御情報取得手段によって、出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記制御情報を取得することが可能であり、印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、出力装置から出力される出力情報から制御情報を取得することができるので、制御情報を別途送信する手間が省けると共に、制御情報によって、印刷処理の制御処理を制御することができるので、当該制御処理の制御を簡易に行うことができるという効果が得られる。
〔発明14〕 更に、発明14の印刷装置は、発明12又は13の印刷装置において、
前記特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得する進行状況情報取得手段を備え、
前記制御情報は、前記進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含み、
前記印刷処理制御手段は、前記進行状況情報及び前記制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、進行状況取得手段によって、特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得することが可能であり、印刷処理制御手段は、前記進行状況情報及び進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含む制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、特定の出力パターン検出時に、印刷処理がどこまで進んでいるかを進行状況情報から知ることができ、印刷処理が遅れている場合は印刷処理速度を速めたり、印刷処理が進んでいる場合は、高画質モードにするなどして印刷処理速度を遅くしたりするなど、出力状態が変化する前の印刷処理を適切に制御することができるという効果が得られる。
〔発明15〕 また、上記目的を達成するために、発明15の印刷制御プログラムは、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出ステップと、
前記変化時期検出ステップにおける検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明16〕 また、上記目的を達成するために、発明16の印刷制御プログラムは、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得ステップと、
前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出ステップと、
前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明2の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明17〕 更に、発明17の印刷制御プログラムは、発明16の印刷制御プログラムにおいて、
前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを更に含み、
前記出力情報取得ステップにおいては、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行い、
前記特定パターン検出ステップにおいては、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明18〕 更に、発明18の印刷制御プログラムは、発明16の印刷制御プログラムにおいて、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を含み、
前記出力情報取得ステップにおいて取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを更に含み、
前記特定パターン検出ステップにおいては、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明4の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明19〕 更に、発明19の印刷制御プログラムは、発明16乃至18のいずれか1の印刷制御プログラムにおいて、
前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得する制御情報取得ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを更に含み、
前記印刷処理制御ステップにおいては、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明20〕 更に、発明20の印刷制御プログラムは、発明16乃至18のいずれか1の印刷制御プログラムにおいて、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を含み、
前記出力情報取得ステップにおいて取得した出力情報から、前記制御情報を取得する制御情報取得ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを更に含み、
前記印刷処理制御ステップにおいては、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明21〕 更に、発明21の印刷制御プログラムは、発明19又は20の印刷制御プログラムにおいて、
前記特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得する進行状況情報取得ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを更に含み、
前記制御情報は、前記進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含み、
前記印刷処理制御ステップにおいては、前記進行状況情報及び前記制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7の印刷制御システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明22〕 一方、上記目的を達成するために、発明22の印刷制御方法は、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出ステップと、
前記変化時期検出ステップにおける検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明1の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明23〕 また、上記目的を達成するために、発明23の印刷制御方法は、
印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得ステップと、
前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出ステップと、
前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明2の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明24〕 更に、発明24の印刷制御方法は、発明23の印刷制御方法において、
前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得ステップを更に含み、
前記出力情報取得ステップにおいては、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行い、
前記特定パターン検出ステップにおいては、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
これにより、発明3の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明25〕 更に、発明25の印刷制御方法は、発明23の印刷制御方法において、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を含み、
前記出力情報取得ステップにおいて取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得ステップを更に含み、
前記特定パターン検出ステップにおいては、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴としている。
これにより、発明4の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明26〕 更に、発明26の印刷制御方法は、発明23乃至25のいずれか1の印刷制御方法において、
前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得する制御情報取得ステップを更に含み、
前記印刷処理制御ステップにおいては、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
これにより、発明5の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明27〕 更に、発明27の印刷制御方法は、発明23乃至25のいずれか1の印刷制御方法において、
前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を含み、
前記出力情報取得ステップにおいて取得した出力情報から、前記制御情報を取得する制御情報取得ステップを更に含み、
前記印刷処理制御ステップにおいては、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
これにより、発明6の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明28〕 更に、発明28の印刷制御方法は、発明26又は27の印刷制御方法において、
前記特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得する進行状況情報取得ステップを更に含み、
前記制御情報は、前記進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含み、
前記印刷処理制御ステップにおいては、前記進行状況情報及び前記制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴としている。
これにより、発明7の印刷制御システムと同等の作用効果が得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図9は、本発明に係る印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る印刷制御システム1の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る印刷制御システム1の概観図である。
印刷制御システム1は、図1に示すように、印刷指示データ及びメタデータを印刷装置3に送信する情報処理装置2と、印刷指示データに基づいて印刷処理を行う印刷装置3と、再生音をスピーカ4a及び4bから出力する音声再生装置4と、図示しない投射装置から投射された映像を表示するスクリーン5とを含んだ構成となっている。
情報処理装置2は、文書エディタや画像エディタ等で作成された文書データ及び画像データなどから印刷データを生成し、当該印刷データに対して、印刷装置3への印刷指示情報を付加した印刷指示データと、印刷装置3の周辺に存在する出力装置からの出力情報の測定・検知に係る情報及び当該検知結果に対する印刷処理内容の情報を含むメタデータとを生成して、これらのデータを印刷装置3に送信する機能を有している。
印刷装置3は、情報処理装置2からの印刷指示データに基づき、文書データや画像データ等の印刷処理を行う機能に加え、音声再生装置4によって再生され、スピーカ4a及び4bから出力される音声情報を取得し、当該取得した音声情報に特定の音声パターンが含まれているときに、当該音声パターンに対応する動作内容で印刷処理を制御する機能を有している。なお、詳細な構成は後述する。また、図1に示す、印刷制御システム1においては、印刷装置3が1台のみの構成となっているが、これに限らず、2台以上を含む構成としても良い。
音声再生装置4は、CD等の記録媒体に記録された音声情報を読みとり音声を再生する機能を有する他、所定のタイミングで内部メモリに記憶されたブザー音情報に基づきブザー音を再生する機能を有し、自装置に接続されたスピーカ4a及び4bから各種再生した音を出力する。
スクリーン5は、図示しない映像再生装置によって再生された映像を、拡大投射表示するものである。
更に、図2に基づき、印刷装置3の詳細な構成を説明する。図2は、印刷装置3の詳細構成を示すフローチャートである。
印刷装置3は、図2に示すように、データ通信部3aと、データ制御部3bと、データ記憶部3cと、メタデータ解析部3dと、処理内容設定部3eと、出力情報取得部3fと、特定パターン検出部3gと、印刷処理部3hとを含んだ構成となっている。
データ通信部3aは、通信ケーブルを介して、情報処理装置2からの各種データを受信する機能を有する他、情報処理装置2に対して、自装置のステータス情報等のデータを送信する機能を有している。
データ制御部3bは、データ通信部3aを介して、情報処理装置2から受信した各種データをデータ記憶部3cに記憶したり、出力情報取得部3fが取得した出力情報をデータ記憶部3cに記憶したり、データ記憶部3cに記憶された各種データを各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を中継制御したりするなど、印刷装置3におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。
データ記憶部3cは、データ通信部3aを介して受信した、印刷指示データ及びメタデータの他、各処理に必要なデータ等の各種データを記憶する機能を有している。
メタデータ解析部3dは、情報処理装置2から受信したメタデータを解析して、出力情報取得部3fにおいて取得する出力情報の種類の情報や、当該出力情報から検知する特定パターンの情報を抽出する他、当該特定パターンを検知したときの印刷装置の印刷処理内容の情報を抽出する機能を有している。従って、メタデータには、取得する出力情報の種類、特定パターン及び当該特定パターンに対応する印刷処理の内容の情報が記述されている。
処理内容設定部3eは、メタデータ解析部3dにおいて抽出された出力情報の種類及び特定パターンの情報に基づき、測定・検知テーブルを生成する他、メタデータ解析部3dにおいて抽出された印刷処理内容の情報に基づき、動作内容テーブルを生成する機能を有している。また、データ制御部3bを介して、出力情報取得部3fにおいて取得する出力情報の種類情報を当該出力情報取得部3fに伝送する役目も担っている。ここで、測定・検知テーブルは、出力情報取得部3fにおいて取得した出力情報から特定のパターンを検出するために必要な情報を含む情報テーブルである。また、動作内容テーブルは、検出された特定パターンに対する印刷処理の制御内容の情報を含む情報テーブルである。
出力情報取得部3fは、処理内容設定部3eから受信した種類情報に基づき、自装置周辺に存在する出力装置から出力される種類情報に対応した出力情報を取得する機能を有している。更に、種類情報が音声情報を示すものであれば、自装置周辺の音声を出力する装置からの音声情報の他、自装置周辺の人間の話し声等も出力情報に含まれる。本実施の形態においては、集音マイクによって音声情報を取得したり、デジタルビデオカメラによってスクリーンに映し出された映像情報を取得したりする機能を有している。
特定パターン検出部3gは、処理内容設定部3eにおいて生成された測定・検知テーブルに基づき、出力情報取得部3fにおいて取得された出力情報から特定パターンを検出する機能を有している。
印刷処理部3hは、情報処理装置2からの印刷指示データに基づいて、印刷データの印刷処理を行う他、特定パターン検出部3gにおいて出力情報から特定パターンが検出されたときに、処理内容設定部3eにおいて生成された動作内容テーブルに基づき、印刷処理を制御する機能を有している。
ここで、印刷装置3は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサによって専用のプログラムを実行することにより、上記各構成要素の機能を果たす。また、上記各構成要素は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、印刷装置3は、プロセッサによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図3のフローチャートに示す印刷制御処理を実行するようになっている。
図3は、印刷装置3における印刷制御処理を示すフローチャートである。
印刷制御処理は、プロセッサによって実行されると、図3に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、データ制御部3bにおいて、データ通信部3aを介して、情報処理装置2からメタデータを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)はステップS106に移行する。
ステップS102に移行した場合は、メタデータ解析部3d及び処理内容設定部3eにおいて、処理内容の設定処理を行いステップS104に移行する。
ステップS104では、出力情報取得部3fにおいて、処理内容設定部3eからの種類情報に基づき、出力情報の取得処理を開始してステップS106に移行する。
ステップS106では、データ制御部3bにおいて、出力情報取得部3fが出力情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS108に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS108に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、ステップS106で取得した出力情報から、特定パターンの検出処理を行いステップS110に移行する。
ステップS110では、データ制御部3bにおいて、特定パターン検出部3gからの検出結果を示すデータに基づき、特定パターンが検出されたか否かを判定し、検出されたと判定された場合(Yes)はステップS112に移行し、そうでない場合(No)はステップS116に移行する。
ステップS112に移行した場合は、データ制御部3bにおいて、検出結果に該当するIDを、印刷制御部3hに伝送してステップS114に移行する。
ステップS114では、印刷処理部3hにおいて、IDに対応する印刷処理内容に従って、印刷処理を制御してステップS100に移行する。
また、ステップS110において特定パターンが検出されずにステップS116に移行した場合は、データ制御部3bにおいて、特定パターン検出部3gからメッセージを取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS118に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS118に移行した場合は、データ制御部3bにおいて、ステップS116で取得したメッセージを図示しない表示部に表示してステップS100に移行する。
次に、図4に基づき、ステップS102の処理内容設定処理を詳細に説明する。
図4は、印刷装置3における、処理内容設定処理を示すフローチャートである。
処理内容設定処理は、情報処理装置2からのメタデータに基づき、メタデータの解析結果から測定・検知テーブルを生成すると共に、動作内容テーブルを生成する処理であって、ステップS102において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、メタデータ解析部3dにおいて、ステップS100で受信したメタデータを解析し、出力情報取得部3fにおいて取得する出力情報の種類情報と、出力情報から検出する特定パターンの情報と、特定パターン検出時の印刷処理内容の情報とを抽出してステップS202に移行する。
ステップS202では、処理内容設定部3eにおいて、ステップS200において抽出した、出力情報の種類情報と、出力情報から検出する特定パターンの情報とに基づき、測定検知テーブルを生成してステップS204に移行する。
ステップS204では、処理内容設定部3eにおいて、ステップS200において抽出した、特定パターン検出時の印刷処理内容の情報に基づき、動作内容テーブルを生成してステップS206に移行する。
ステップS206では、処理内容設定部3eにおいて、データ制御部3bを介して、データ記憶部3cに、ステップS202で生成した測定・検知テーブルと、ステップS204で生成した動作内容テーブルとを記憶してステップS208に移行する。
ステップS208では、処理内容設定部3eにおいて、ステップS200で抽出した出力情報の種類情報を、データ制御部3bを介して出力情報取得部3fに伝送し、一連の処理を終了して元の処理に帰る。
次に、図5に基づき、ステップS108の特定パターン検出処理を詳細に説明する。
図5は、印刷装置3における、音声データ取得時の特定パターン検出処理を示すフローチャートである。
特定パターン検出処理は、特定パターン検出部3gにおいて行われる処理であり、処理内容設定部3eにおいて生成された測定・検知テーブルに基づき、出力情報取得部3fにおいて取得した出力情報から特定パターンを検出する処理であって、ステップS108において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、特定パターン検出部3gにおいて、測定・検知テーブルに、出力情報取得部3fで取得した音声データに対応する未処理のデータがあるか否かを判定し、あると判定された場合(Yes)はデータを読み出してステップS302に移行し、そうでない場合(No)はステップS320に移行する。
ステップS302に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、測定・検知テーブルの内容に基づき、特定パターンのタイプは音声レベルか否かを判定し、音声レベルであると判定された場合(Yes)はステップS304に移行し、そうでない場合(No)はステップS312に移行する。
ステップS304に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、ステップS106で取得した音声データの音声レベルを算出してステップS306に移行する。
ステップS306では、特定パターン検出部3gにおいて、測定・検知テーブルの内容に基づき、ステップS304で算出された音声レベルが検出条件を満たすか否かを判定し、満たすと判定された場合(Yes)はステップS308に移行し、そうでない場合(No)はステップS310に移行する。
ステップS308に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、特定パターンが検出されたことを示すデータを生成してステップS300に移行する。ここで、当該検出されたことを示すデータには、測定・検知テーブルの内容に応じたIDが含まれている。
一方、ステップS310に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、特定パターンが検出されなかったことを示すデータを生成してステップS300に移行する。
また、ステップS302において、特定パターンのタイプが音声レベルではなくステップS312に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、特定パターンのタイプは、特定音声パターンか否かを判定し、特定音声パターンであると判定された場合(Yes)はステップS314に移行し、そうでない場合(No)はステップS318に移行する。
ステップS314に移行した場合は、特定パターン検出部3gにおいて、測定・検知テーブルの内容に基づき、音声データをエンコードしてステップS316に移行する。
ステップS316では、特定パターン検出部3gにおいて、測定・検知テーブルの内容に基づき、ステップS314でエンコードされた音声データが検出条件を満たすか否かを判定し、満たすと判定された場合(Yes)はステップS308に移行し、そうでない場合(No)はステップS310に移行する。
また、ステップS312において、特定パターンのタイプが特定音声パターンではなくステップS318に移行した場合は、本装置では測定・検知できないパターンであり、検出できないことを示すメッセージを生成して、これをデータ制御部3bに伝送しステップS300に移行する。
また、ステップS300において、測定・検知テーブルに、未処理のデータが無くステップS320に移行した場合は、検出結果を示すデータをデータ制御部3bに伝送し、一連の処理を終了して元の処理に帰る。
次に、図6に基づき、ステップS114の印刷処理の制御処理を詳細に説明する。
図6は、印刷装置3における、印刷処理の制御処理を示すフローチャートである。
印刷処理の制御処理は、特定パターン検出部3gにおいて特定パターンが検出されたときに、印刷処理部3hにおいて、動作内容テーブルにある当該検出された特定パターンに対応する印刷処理内容に基づき、印刷処理を制御する処理であって、ステップS114において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
ステップS400では、印刷処理部3hにおいて、データ制御部3bからIDを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS402に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで判定処理を続行する。
ステップS402に移行した場合は、印刷処理部3hにおいて、データ制御部3bを介してデータ記憶部3cに記憶された動作内容テーブルを読み出してステップS404に移行する。
ステップS404では、印刷処理部3hにおいて、ステップS400で受信したIDが、ステップS402で読み出した動作内容テーブルのIDと一致したか否かを判定し、一致するテーブルのエントリを見つけた場合(Yes)はステップS406に移行し、そうでない場合(No)はステップS410に移行する。
ステップS406に移行した場合は、印刷処理部3hにおいて、動作内容テーブルから一致したIDに対応する動作内容を取得してステップS408に移行する。
ステップS408では、印刷処理部3hにおいて、ステップS406で取得した動作内容に基づき、印刷処理を制御し、一連の処理を終了して元の処理に帰る。
一方、ステップS404において、IDが一致せずにステップS410に移行した場合は、印刷処理部3hにおいて、一致するIDが無いことを示すメッセージを図示しない表示部に表示し、一連の処理を終了して元の処理に帰る。
次に、図7〜図9に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、図7(a)は、特定パターンが音声レベルである場合のメタデータの一例を示す図であり、(b)は、(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図である。また、図8(a)は、特定パターンが音声レベルである場合のメタデータの一例を示す図であり、(b)は、(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図である。また、図9(a)は、特定パターンが特定音声パターンである場合のメタデータの一例を示す図であり、(b)は、上記図7(a)に示すメタデータに加え、図9(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、上記図7(a)に示すメタデータに加え、図9(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図であり、(d)は、印刷処理の制御タイミングの一例を示す図である。
まず、情報処理装置2は、印刷データ及びその指示情報からなる印刷指示データの送信に先駆けて、図7(a)に示すメタデータを印刷装置3に送信する。本実施の形態において、メタデータは、図7(a)に示すように、XML(Extensible Markup Language)によって記述されており、タグ記号「<>」によって各種データが表現されるデータ構造となっている。つまり、図7(a)の例においては、<conrol id=n(nは1以上の整数)>及び</control>によって、制御条件毎に固有のIDが記載され、更に、これらのタグ間に、特定パターンのタイプを示す情報が<type>及び</type>のタグと共に記載され、特定パターンとなる音声レベルを示す情報が<value>及び</value>のタグと共に記載され、そして、特定パターンが検出されたときの印刷処理内容を示す情報が<action>及び</action>のタグと共に記載されている。
一方、印刷装置3は、上記データ構造を有するメタデータを、データ通信部3aを介して受信すると(ステップS100)、当該受信したメタデータを、データ制御部3bを介してデータ記憶部3cに記憶すると共に、メタデータ解析部3dにおいて、当該記憶されたメタデータを解析する処理が開始される(ステップS102)。メタデータの解析は、図7(a)に示すメタデータにおける、<conrol id=1>から「id=1」を抽出し、<type>及び</type>のタグ間にある「sound level」を抽出し、<value>及び</value>のタグ間にある「less than 40db」を抽出し、<action>及び</action>のタグ間にある「low noise mode」を抽出する。更に、<conrol id=1>に対応する</control>に続く記述内容から、上記同様に、「id=2」、「sound level」、「more than equal 40db」及び「run」をそれぞれ抽出する(ステップS200)。
ここで、上記抽出された各情報の意味は、「sound level」は、特定パターンが音声レベルであることを示し、「less than 40db」は、音声レベルが40dbより小さい音声パターンを特定パターンとすることを示し、「low noise mode」は、音声レベルが40dbより小さい特定パターンが検出されたときに印刷処理内容を静音モードにすることを示す。
また、「more than equal 40db」は、音声レベルが40db以上の音声パターンを特定パターンとすることを示し、「run」は、音声レベルが40db以上の特定パターンが検出されたときに印刷処理内容を通常モードにすることを示す。
そして、処理内容設定部3eにおいて、上記抽出した「id=1」、「sound level」及び「less than 40db」、並びに「id=2」、「sound level」及び「more than equal 40db」に基づき、図7(b)に示すような、測定・検知テーブルを生成する(ステップS202)。
更に、上記抽出した「id=1」及び「low noise mode」、並びに「id=2」及び「run」に基づき、図7(c)に示す動作内容テーブルを生成する(ステップS204)。
測定・検知テーブル及び動作内容テーブルを生成すると、処理内容設定部3eは、データ制御部3bを介して、これら生成したテーブルをデータ記憶部3cに記憶する(ステップS206)。更に、処理内容設定部3eは、上記した「sound level」から、出力情報取得部3fで取得する出力情報の種類を音声情報と判断し、音声情報であることを示す情報をデータ制御部3bを介して出力情報取得部3fに伝送する(ステップS208)。
そして、出力情報取得部3fは、処理内容設定部3eから上記音声情報であることを示す情報を取得すると、印刷装置3の周辺に存在する音声再生装置4から出力される音声情報の取得処理を開始する(ステップS104)。これにより、音声情報が取得されると(ステップS106)、特定パターン検出部3gにおいて、当該取得した音声情報から特定パターンを検出する処理が行われる(ステップS108)。
特定パターン検出部3gは、取得した音声情報と、データ記憶部3cに記憶された測定・検知テーブルとに基づき、当該測定・検知テーブルに音声情報に対応し、且つ未処理のデータがあるか否かを判定する(ステップS300)。図7(b)に示すように、音声情報に対応し、且つ未処理のデータがあるので、次に、対応するデータにおける特定パターンのタイプが音声レベルであるか否かを判定する(ステップS302)。ここでは、図7(b)に示すように、特定パターンのタイプが音声レベルとなっているので、特定パターン検出部3gにおいて、音声情報から音声レベルを算出する(ステップS304)。
上記算出された音声レベルが、例えば30dbであれば、図7(b)に示す、測定・検知テーブルにおけるID1の条件を満たすことになるので、検出されたことを示すデータ(ここでは、条件に該当するID番号を含むデータ)を生成する(ステップS308)。
一方、上記算出された音声レベルが、例えば50dbであれば、図7(b)に示す、測定・検知テーブルにおけるID2の条件を満たすことになるので、ID番号2含む検出されたことを示すデータを生成する(ステップS308)。
特定パターンの検出処理は、測定・検知テーブルに、各ID番号の付された未処理のデータが無くなるまで順次読み出して検出処理が繰り返し行われ、未処理のデータが無くなったと判定されたときは、各ID番号に対応した、検出結果を示すデータをデータ制御部3bに伝送する(ステップS320)。
データ制御部3bは、特定パターン検出部3gからID番号を含む検出結果を示すデータを受信すると、特定パターンが検出されたと判断して(ステップS110)、当該IDを印刷処理部3hに伝送して印刷処理の制御処理に移行する(ステップS112)。
印刷処理部3hは、データ制御部3bからIDを取得すると(ステップS400)、データ記憶部3cに記憶された動作内容テーブルを読み出して(ステップS402)、取得したIDと一致するIDがあるか否かを判定する(ステップS404)。一致するIDがあった場合は、動作内容テーブルから当該一致したIDに該当する処理内容情報を取得する(ステップS406)。ここで、動作内容テーブルは、図7(c)に示すように、ID1に「low noise mode」が対応し、ID2に「run」が対応しているので、IDが1の場合は、印刷処理の設定を静音モードに切り替える。もし、設定切替時に通常の印刷モードで印刷処理が行われている場合は、途中から静音モードによって印刷処理を行うように制御する。一方、IDが2の場合は、印刷処理の設定を通常の印刷モードに切り替える。もし、設定切替時に静音モードで印刷処理が行われている場合は、途中から通常の印刷モードによって印刷処理を行うように制御する。
なお、上記図7(a)〜(c)の例においては、印刷装置周辺の音声レベルが大きいときに通常の印刷処理を行い、一方、印刷装置周辺の音声レベルが小さいときに静音で印刷処理を行うような制御例を説明したが、これに限らず、図8(a)〜(c)に示すように、取得した音声情報の音声レベルが、30db以上であったときは、印刷処理を停止し、一方、30dbよりも小さいときは、通常の印刷モードによる印刷処理を行うといったように、印刷装置周辺の音声レベルが大きいときは、印刷処理による音の発生を停止(又は低減)させ、一方、印刷装置周辺の音声レベルが小さいときは、通常の印刷処理を行うようにしても良い。ここで、図8(c)のID2に対応するactionである「pause」は、印刷処理を停止することを示す処理内容情報である。なお、図8(a)〜(c)に示す例は、上記図7(a)〜(c)の例と同様の処理となるので詳細な説明を省略する。
更に、印刷装置3が、上記図7(a)に示すメタデータに加え、図9(a)に示すメタデータを取得した場合の動作を、図9(a)〜(c)に基づき説明する。ここで、図9(a)の例では、特定パターンのタイプが音声レベルではなく特定の音声パターンとなっている。なお、この例においては、印刷制御システム1を映画館において適用した場合を想定し、特定パターンとして、映画の上映開始を知らせるブザー音のパターンを設定したとする。また、この例においては、図9(c)に示す動作内容の処理を、図7(c)に示す動作内容の処理よりも優先して行うように設定する。ここで、優先度の設定は、メタデータの内容に対して予め設定しても良いし、メタデータの記述において設定しても良い。本実施の形態では、各IDに対する測定・検出結果で、検出した結果を上書きしていくため、テーブルの後の方に記述されているものほど優先順位が高くなる。
印刷装置3は、図9(a)に示すメタデータを、データ通信部3aを介して受信すると(ステップS100)、当該受信したメタデータを、データ制御部3bを介してデータ記憶部3cに記憶すると共に、メタデータ解析部3dにおいて、当該記憶されたメタデータを解析する処理が開始される(ステップS102)。メタデータの解析は、上記図7(a)に示すメタデータの場合と同様であり、<conrol id=5>から「id=5」を抽出し、<type>及び</type>のタグ間にある「audio wave」を抽出し、<value>及び</value>のタグ間にある「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」を抽出し、<action>及び</action>のタグ間にある「pause」を抽出する(ステップS200)。
ここで、<value>及び</value>のタグ間にある「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」は、特定の音声パターン(ここでは、ブザー音)を符号化したデータである。
メタデータの解析が完了すると、処理内容設定部3eにおいて、上記抽出した「id=5」、「audio wave」及び「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」に基づき、図9(b)に示すような、測定・検知テーブルを生成する(ステップS202)。
更に、上記抽出した「id=5」及び「pause」に基づき、図9(c)に示す動作内容テーブルを生成する(ステップS204)。
処理内容設定部3eは、測定・検知テーブル及び動作内容テーブルを生成すると、データ制御部3bを介して、これら生成したテーブルをデータ記憶部3cに記憶する(ステップS206)。更に、処理内容設定部3eは、上記した「audio wave」から、出力情報取得部3fで取得する出力情報の種類を音声情報と判断し、音声情報であることを示す情報をデータ制御部3bを介して出力情報取得部3fに伝送する(ステップS208)。
そして、出力情報取得部3fは、処理内容設定部3eから種類情報である「音声」の情報を取得すると、印刷装置3の周辺に存在する音声再生装置4から出力される音声の取得処理を開始する(ステップS104)。この場合、上記図7(b)の「sound level」によって、既に音声情報の取得が行われているため、そのまま音声情報の取得処理を続行することになる。また、この動作例において、印刷装置3は、映画開始前のブザー音が鳴るまで、自装置周辺の人間の話し声等を音声情報として取得し、上記した図9(b)に示す条件に従って、印刷処理の制御を行うことになる。
一方、映画開始前となり、ブザー音が鳴らされると、出力情報取得部3fは、当該ブザー音を含む音声情報を取得し(ステップS106)、特定パターン検出部3gにおいて、特定パターンを検出する処理へと移行する(ステップS108)。
ここで、測定・検知テーブルにおけるID1及び2に対する各種判定処理が終了し、ID5に対する処理が未処理となっている状態から説明を行う。
特定パターン検出部3gは、取得した音声情報と、データ記憶部3cに記憶された測定・検知テーブルとに基づき、当該測定・検知テーブルに、音声情報に対応し且つ未処理のデータがあるか否かを判定する(ステップS300)。ここでは、図9(b)に示す測定・検知テーブルにおける、ID1及び2のデータは処理済であるため、ID5のデータが、音声情報に対応し、且つ未処理のデータであると判定される。次に、対応するデータにおける特定パターンのタイプが音声レベルか否かを判定する(ステップS302)。ここでは、特定パターンのタイプが、音声レベルでは無いので、次に、特定パターンのタイプが特定音声パターンであるか否かを判定する(ステップS312)。図9(b)に示すように、特定パターンのタイプが「audio wave」となっているので、特定パターンのタイプが特定音声パターンであると判定し、特定パターン検出部3gにおいて、音声情報をエンコードする(ステップS314)。
ここでは、ブザー音を含む音声情報がエンコードされるので、エンコードした結果は、測定・検知テーブルにある「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」に一致し、特定パターン検出部3gにおいて、検出条件が満たされたとして、検出されたことを示すデータが生成される(ステップS308)。
これにより、測定・検知テーブルに、未処理のデータが無くなったと判定され、各ID番号に対応した、検出結果を示すデータをデータ制御部3bに伝送する(ステップS320)。この例においては、図9(b)に示すID5の処理が最も優先度が高く設定されているので、検出結果としては、ID5の番号を含むデータのみがデータ制御部3bに伝送されることになる。
データ制御部3bは、特定パターン検出部3gから、ID番号5を含む検出結果のデータを受信すると、特定パターンが検出されたと判断して(ステップS110)、当該ID5を印刷処理部3hに伝送して印刷処理の制御処理に移行する(ステップS112)。
印刷処理部3hは、データ制御部3bからIDを取得すると(ステップS400)、データ記憶部3cに記憶された動作内容テーブルを読み出して(ステップS402)、取得したIDと一致するIDがあるかを判定する(ステップS404)。図9(c)に示す動作テーブルには、ID5に一致するIDがあるので、当該動作内容テーブルから一致したID5に該当する処理内容情報を取得する(ステップS406)。ここで、図9(c)に示すように、ID5には「pause」が対応しているので、印刷処理を停止する設定に切り替える(ステップS408)。この例においては、システム利用者によって、印刷処理の再開指示があるまでは、印刷処理を停止し続けるように制御が行われることとする。つまり、映画の上映中は印刷処理を行わないようにする。
もし、設定切替時に印刷処理が行われている場合は、処理の途中であっても印刷処理を停止する。
従って、図9(d)に示すように、ブザー音を検知してから、映画の上映が開始されるまでの間に、現在印刷処理中の印刷装置3を停止することが可能となる。つまり、上映が開始される(状態が変化する)前に、上映開始のタイミングをブザー音から知ることができ、印刷処理が上映後に食い込んで行われるような事態を回避することができる。
このようにして、本実施の形態では、メタデータに、特定パターンのタイプや、特定パターンの検出条件、特定パターン検出時の印刷処理内容等の情報を記述することによって、印刷装置3の印刷処理を制御することが可能である。
また、印刷装置3周辺に存在する音声再生装置4等の出力装置からの出力情報を取得し、当該取得した出力情報に含まれる特定パターンを検出して印刷処理を制御することが可能であり、これにより、周辺の出力装置の出力状態に応じた印刷処理の制御を行うことが可能である。
また、映画の上映前に鳴らされるブザー音等の、出力情報の変化に先立って出力される情報を特定パターンとし、出力情報取得部3fによって取得した出力情報から当該特定パターンを検出して、当該検出結果に基づき映画の上映前に印刷処理を停止する等の印刷処理の制御が可能である。
また、本実施の形態では、検出結果としては、優先順位が最も高いIDを1つだけ送るようになっているが、検出されたIDを全て送って、全ての印刷制御処理を行なっても良い。
また、本実施の形態では、図7に示したデータに図9(a)で示したデータを追加しているが、例えば、記憶されているテーブルをクリアするには、空のXMLデータを送ることによって実現する。
上記第1の実施の形態において、出力情報取得部3fは、発明2、3、4、6、9、10、11及び13のいずれか1の出力情報取得手段に対応し、メタデータ解析部3d、処理内容設定部3e及び特定パターン検出部3gは、発明1若しくは発明8の変化時期検出手段、又は、発明2、3、4、9、10及び11のいずれか1の特定パターン検出手段に対応し、データ通信部3a及びデータ制御部3bによるメタデータの取得処理は、発明3又は発明10の出力パターン情報取得手段、並びに発明5又は発明12の制御情報取得手段に対応し、印刷処理部3hにおける、特定パターン検出部3gにおいて検出された特定パターン及び動作パターンテーブルに基づく印刷処理の制御処理は、発明1、2、6、7、5、8、9、12、13及び14のいずれか1の印刷処理制御手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS100は、発明17又は発明24の出力パターン取得ステップ、並びに発明19又は発明26の制御情報取得ステップに対応し、ステップS102,S108は、発明15若しくは発明22の変化時期検出ステップ、又は発明16、17、23及び24のいずれか1の特定パターン検出ステップに対応し、ステップS104は、発明16、17、23及び24のいずれか1の出力情報取得ステップに対応し、ステップS114は、発明15、16、19、20、21、22、23、26、27及び28のいずれか1の印刷処理制御ステップに対応する。
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態を図面に基づき説明する。図10及び図11は、本発明に係る印刷制御システム、印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法の第2の実施の形態を示す図である。
上記第1の実施の形態と異なるのは、メタデータに、印刷処理の進行状況に対する条件が含まれており、印刷処理部3hが、この条件に従い、特定パターン検出時の印刷処理内容を、その時点の印刷処理の進行状況に応じた内容に制御する点にある。従って、本実施の形態は、上記第1の実施の形態において、メタデータの内容及び印刷処理部3hの処理内容のみが異なり他は共通となるので、上記図1〜図5は、本実施の形態においても共通となる。
以下、印刷装置3の詳細構成について、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態において、印刷装置3における印刷制御部3hは、上記第1の実施の形態で記載した機能に加え、特定パターン検出部3gにおいて、特定パターンが検出されると、現在行われている印刷処理の進行状況を示す情報(以下、印刷処理状況情報と称す)を取得し、動作内容テーブルから、印刷処理状況情報に対応する動作内容情報を読み出し、当該読み出した動作内容情報に基づいて印刷処理を制御する機能を有している。
更に、図10に基づき、ステップS114の印刷処理の制御処理を詳細に説明する。
図10は、印刷装置3における、印刷処理の制御処理を示すフローチャートである。
印刷処理の制御処理は、特定パターン検出部3gにおいて特定パターンが検出されたときに、印刷処理部3hにおいて、印刷処理状況情報を取得し、動作内容テーブルにある当該印刷処理状況情報に対応する動作内容情報を読み出し、当該読み出した動作内容情報に基づき印刷処理を制御する処理であって、ステップS114において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。ここで、ステップS500〜ステップS506の処理は、上記第1の実施の形態における図6のフローチャートのステップS400〜ステップS406と同様の処理となるので説明を省略する。
以下、ステップS508からの処理を説明する。
ステップS508では、印刷処理部3hにおいて、現在行われている印刷処理の進行状況情報を取得してステップS510に移行する。
ステップS510では、印刷処理部3hにおいて、ステップS506で取得した動作内容情報と、ステップS508で取得した印刷処理状況情報とに基づき、印刷処理を制御して、一連の処理を終了して元の処理に帰る。
一方、ステップS504において、IDが一致せずにステップS512に移行した場合は、印刷処理部3hにおいて、一致するIDが無いことを示すメッセージを図示しない表示部に表示し、一連の処理を終了して元の処理に帰る。
次に、図11に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、本実施の形態においては、印刷制御システム1をカラオケに適用し、現在演奏されている曲の演奏中に次の曲の歌詞を印刷する印刷処理を制御することとする。
また、図11(a)は、印刷処理状況情報に対応した制御条件の記述されたメタデータの一例を示す図であり、(b)は、(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図である。
まず、情報処理装置2は、印刷データ及びその指示情報からなる印刷指示データの送信に先駆けて、図11(a)に示すメタデータを印刷装置3に送信する。図11(a)の例においては、<conrol id=n(nは1以上の整数)>及び</control>によって、制御条件毎に固有のIDが記載され、更に、これらのタグ間に、特定パターンのタイプを示す情報が<type>及び</type>のタグと共に記載され、特定パターンとなる音声レベルを示す情報が<value>及び</value>のタグと共に記載され、印刷処理状況情報に対する条件を示す情報が<sync>及び</sync>のタグと共に記載され、そして、特定パターンが検出され、且つ印刷処理状況の条件に対する状態及び各状態に対する印刷処理内容を示す情報が<action status=”状態”>及び</action>のタグと共に記載されている。
一方、印刷装置3は、上記データ構造を有するメタデータを、データ通信部3aを介して受信すると(ステップS100)、当該受信したメタデータを、データ制御部3bを介してデータ記憶部3cに記憶すると共に、メタデータ解析部3dにおいて、当該記憶されたメタデータを解析する処理が開始される(ステップS102)。メタデータの解析は、図11(a)に示すメタデータにおける、<conrol id=6>から「id=6」を抽出し、<type>及び</type>のタグ間にある「audio wave」を抽出し、<value>及び</value>のタグ間にある「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」を抽出し、<sync>及び</sync>のタグ間にある「80%」を抽出し、<action status=”delay”>から「delay」を抽出し、<action status=”delay”>及び</action>のタグ間にある「high speed mode」を抽出し、<action status=”fast”>から「fast」を抽出し、<action status=”fast”>及び</action>のタグ間にある「high quality mode」を抽出する。
ここで、上記抽出された各情報の意味は、「audio wave」は、特定パターンが特定の音声パターンであることを示し、「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」は、特定の音声パターンを符号化したデータを示し、「80%」は、印刷処理の進行状況(%)を示し、「delay」は、進行状況80%に対して処理が遅れている状態を示し、「high speed mode」は、「delay」の状態に対して、通常よりも印刷処理速度が速くなるハイスピードモードに印刷処理内容を設定することを示し、「fast」は、進行状況80%に対して処理が進んでいる状態を示し、「high quality mode」は、「fast」の状態に対して、通常よりも印刷結果が綺麗になるハイクオリティモード(通常よりも印刷速度は遅くなる)に印刷処理内容を設定することを示す。また、特定パターンは、カラオケにおける現在演奏中の曲の一部となる。従って、情報処理装置2からは、曲が選択される度に、新たなメタデータが生成され、印刷装置3に送信されることになる。
そして、処理内容設定部3eにおいて、上記抽出した「id=6」、「audio wave」及び「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」に基づき、図11(b)に示すような、測定・検知テーブルを生成する(ステップS202)。
更に、上記抽出した「id=6」、「80%」、「delay」、「high speed mode」、「fast」、及び「high quality mode」に基づき、図11(c)に示す動作内容テーブルを生成する(ステップS204)。
測定・検知テーブル及び動作内容テーブルを生成すると、処理内容設定部3eは、データ制御部3bを介して、これら生成したテーブルをデータ記憶部3cに記憶する(ステップS206)。更に、処理内容設定部3eは、上記した「audio wave」から、出力情報取得部3fで取得する出力情報の種類を音声情報と判断し、音声情報であることを示す情報をデータ制御部3bを介して出力情報取得部3fに伝送する(ステップS208)。
そして、出力情報取得部3fは、処理内容設定部3eから上記音声情報であることを示す情報を取得すると、印刷装置3の周辺に存在する音声再生装置4から出力される音声情報の取得処理を開始する(ステップS104)。これにより、音声情報が取得されると(ステップS106)、特定パターン検出部3gにおいて、当該取得した音声情報から特定パターンを検出する処理が行われる(ステップS108)。
特定パターン検出部3gは、取得した音声情報と、データ記憶部3cに記憶された測定・検知テーブルとに基づき、当該測定・検知テーブルに音声情報に対応し、且つ未処理のデータがあるか否かを判定する(ステップS300)。図11(b)に示すように、音声情報に対応し、且つ未処理のデータがあるので、次に、対応するデータにおける特定パターンのタイプが音声レベルであるか否かを判定する(ステップS302)。ここでは、図11(b)に示すように、特定パターンのタイプは音声レベルでは無いので、次に、特定パターンのタイプが特定音声パターンであるか否かを判定する(ステップS312)。図11(b)に示すように、特定パターンのタイプが「audio wave」となっているので、特定パターンのタイプが特定音声パターンであると判定し、特定パターン検出部3gにおいて、音声情報をエンコードする(ステップS314)。
ここで、エンコードした結果が、測定・検知テーブルにある「4f,2d,30,21,a9,bc,f0,03・・・」に一致すると、特定パターン検出部3gにおいて、検出条件が満たされたとして、ID番号6を含む検出されたことを示すデータが生成される(ステップS308)。
これにより、測定・検知テーブルに、未処理のデータが無くなったと判定され、ID番号6に対応した検出結果を示すデータを、データ制御部3bに伝送する(ステップS320)。
データ制御部3bは、特定パターン検出部3gからID番号6を含む検出結果を示すデータを受信すると、特定パターンが検出されたと判断して(ステップS110)、当該ID6を印刷処理部3hに伝送して印刷処理の制御処理に移行する(ステップS112)。
印刷処理部3hは、データ制御部3bからID6を取得すると(ステップS500)、データ記憶部3cに記憶された動作内容テーブルを読み出して(ステップS502)、取得したIDと一致するIDがあるか否かを判定する(ステップS504)。一致するIDがあった場合は、動作内容テーブルから当該一致したIDに該当する処理内容情報を取得する(ステップS506)。ここでは、動作内容テーブルに、図11(c)に示すように、ID6があるので、次に、印刷処理状況情報の取得処理を行う(ステップS508)。
ここで、本実施の形態において、印刷処理情報情報は、現在の印刷処理の進行状況(%)であり、例えば、印刷処理状況情報が70%であった場合は、図11(c)に示す、動作内容テーブルからは、ID6及び「sync 80% delay」に対応する「high speed mode」が選択され、現在行われている印刷処理を通常よりも印刷速度の速いハイスピードモードで行う制御をし、一方、例えば、印刷処理状況情報が85%であった場合は、図11(c)に示す、動作内容テーブルからは、ID6及び「sync 80% fast」に対応する「high quality mode」が選択され、現在行われている印刷処理を通常よりも印刷結果が綺麗になるハイクオリティモードで行う制御をする(ステップS510)。
このようにして、本実施の形態では、メタデータに、特定パターンのタイプ、特定パターンの検出条件、印刷処理状況情報に対する条件、特定パターン検出時の印刷処理内容等の情報を記述することによって、印刷装置3の印刷処理を制御することが可能である。
また、印刷装置3周辺に存在する音声再生装置4等の出力装置からの出力情報を取得し、当該取得した出力情報に含まれる特定パターンを検出して印刷処理を制御することが可能であり、これにより、周辺の出力装置の出力状態に応じた印刷処理の制御を行うことが可能である。
また、出力情報の変化(次の曲を演奏する)に先立って出力される情報(現在演奏されている曲の一部)を特定パターンとし、出力情報取得部3fによって取得した出力情報から当該特定パターンを検出し、当該検出結果と、現在の印刷処理の進行状況とに基づき状態変化前における印刷処理内容を制御することが可能である。
つまり、次の曲が演奏される(状態が変化する)前に、現在演奏されている曲の所定のタイミングにおける特定パターン(例えば、7割演奏された時点のパターンなど)を検出することで、そのタイミングを知ることができ、このタイミングにおける印刷処理の進行状況が遅れている場合には、印刷処理を速める制御を行うことで印刷処理が次の曲の演奏に食い込んで行われるような事態を回避することができると共に、前記タイミングにおける印刷処理の進行状況が進んでいる場合には、逆に、印刷結果が綺麗になる印刷処理を行うことで印刷結果のクオリティを高めることができる。
上記第2の実施の形態において、出力情報取得部3fは、発明2、3、4、6、9、10、11及び13のいずれか1の出力情報取得手段に対応し、メタデータ解析部3d、処理内容設定部3e及び特定パターン検出部3gは、発明1若しくは発明8の変化時期検出手段、又は、発明2、3、4、9、10及び11のいずれか1の特定パターン検出手段に対応し、データ通信部3a及びデータ制御部3bによるメタデータの取得処理は、発明3又は発明10の出力パターン情報取得手段、並びに発明5又は発明12の制御情報取得手段に対応し、印刷処理部3hにおける、印刷処理状況情報の取得処理は、発明7又は発明14の進行状況取得手段に対応し、印刷処理部3hにおける、特定パターン検出部3gにおいて検出された特定パターン及び動作パターンテーブルに基づく印刷処理の制御処理は、発明1、2、5、6、7、8、9、12、13及び14のいずれか1の印刷処理制御手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、ステップS100は、発明17又は発明24の出力パターン取得ステップ、並びに発明19又は発明26の制御情報取得ステップに対応し、ステップS102,S108は、発明15若しくは発明22の変化時期検出ステップ、又は発明16、17、23及び24のいずれか1の特定パターン検出ステップに対応し、ステップS104は、発明16、17、23及び24のいずれか1の出力情報取得ステップに対応し、ステップS508は、発明21又は発明28の進行状況情報取得ステップに対応し、ステップS114は、発明15、16、19、20、21、22、23、26、27及び28のいずれか1の印刷処理制御ステップに対応する。
なお、上記第1及び第2の実施の形態において、情報処理装置2から、測定・検知テーブル及び動作内容テーブルを生成するためのメタデータを、印刷装置3に送信する構成例を説明したが、これに限らず、印刷装置3の周辺に存在する音声再生装置4などの出力装置からの出力情報にメタデータを含ませ、出力情報取得部3fにおいて、出力情報からメタデータを抽出して、当該抽出したメタデータから測定・検知テーブル及び動作内容テーブルを生成する構成としても良いし、または、出力情報には測定・検知テーブル作成用のメタデータのみを含ませ、動作内容テーブル作成用のメタデータは情報処理装置2から送信する構成としても良い。この場合において、出力情報にメタデータを含ませる方法として、例えば、出力情報が音声データであれば、可聴領域外の超音波等に周波数変調などを用いてメタデータ重畳するなどが考えられる。また、この場合において、出力情報からメタデータを取得する処理は、発明4又は発明11の出力パターン情報取得手段、及び発明6又は発明13の制御情報取得手段、並びに発明18又は25の出力パターン情報取得ステップ、及び発明20又は発明27の制御情報取得ステップに対応する。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、出力情報の測定・検知方法の設定及び印刷処理の動作内容の設定を、XMLで記述されたメタデータを用いて設定する例を説明したが、これに限らず、JAVA(登録商標)で記述されたプログラムをデータ記憶部3cに読み込んで、当該プログラムをCPUによって実行することで出力情報の測定・検知方法の設定及び印刷処理の動作内容の設定処理を行うようにしたり、予め作られている回路の一部をON/OFFすることで出力情報の測定・検知方法の設定及び印刷処理の動作内容の設定を行うようにしたりするなど、他の方法で設定するようにしても良い。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、印刷装置3が、周辺の出力装置から出力情報を取得する出力情報取得部3fを備える例を説明したが、これに限らず、出力情報取得部3fを、印刷装置3とは、別体にした構成としても良い。
この場合において、別体となった出力情報取得部3fは、出力情報を取得して、これを印刷装置3に単純に送信する形態、メタデータを印刷装置3から取得して、測定・検知テーブルを生成する処理と、出力情報を取得して、当該取得した出力情報から特定パターンを検出する処理とを行う形態、上記したように出力情報にメタデータを含む場合は、メタデータを出力情報から抽出する処理と、当該抽出したメタデータから測定・検知テーブルを生成する処理と、出力情報を取得して、当該取得した出力情報から特定パターンを検出する処理とを行う形態などが考えられる。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、印刷装置3の周辺に存在する出力装置の出力する音声情報や、同周辺に存在する人間の話し声等の音声情報を取得して、当該音声情報に含まれる特定パターンを検出して印刷処理を制御する構成を例として説明したが、これに限らず、例えば、スクリーンに映し出される映像情報等の他の出力情報を取得して、当該出力情報に含まれる特定パターンを検出して印刷処理を制御しても良いし、出力情報に限らず、周辺に存在する物体の動作情報など、他の情報を取得して、当該取得した情報に含まれる特定パターンに基づいて印刷処理を制御するようにしても良い。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、図3〜図6、並びに図11のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。更に、記憶媒体はネットワークを介して接続されていても良い。
本発明に係る印刷制御システム1の概観図である。 印刷装置3の詳細構成を示すフローチャートである。 印刷装置3における印刷制御処理を示すフローチャートである。 印刷装置3における、処理内容設定処理を示すフローチャートである。 印刷装置3における、音声データ取得時の特定パターン検出処理を示すフローチャートである。 印刷装置3における、印刷処理の制御処理を示すフローチャートである。 (a)は、特定パターンが音声レベルである場合のメタデータの一例を示す図であり、(b)は、(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図である。 (a)は、特定パターンが音声レベルである場合のメタデータの一例を示す図であり、(b)は、(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図である。 (a)は、特定パターンが特定音声パターンである場合のメタデータの一例を示す図であり、(b)は、上記図7(a)に示すメタデータに加え、図9(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、上記図7(a)に示すメタデータに加え、図9(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図であり、(d)は、印刷処理の制御タイミングの一例を示す図である。 印刷装置3における、印刷処理の制御処理を示すフローチャートである。 (a)は、印刷処理状況情報に対応した制御条件の記述されたメタデータの一例を示す図であり、(b)は、(a)のメタデータに基づき生成された測定・検知テーブルの一例を示す図であり、(c)は、(a)のメタデータに基づき生成された動作内容テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1…印刷制御システム、2…情報処理装置、3…印刷装置、3a…データ通信部、3b…データ制御部、3c…データ記憶部、3d…メタデータ解析部、3e…処理内容設定部、3f…出力情報取得部、3g…特定パターン検出部、3h…印刷処理部、4…音声再生装置、5…スクリーン

Claims (13)

  1. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置と、
    前記印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出手段と、
    前記変化時期検出手段の検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷制御システム。
  2. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置と、
    前記印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得手段と、
    前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出手段と、
    前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷制御システム。
  3. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置であって、
    自装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出手段と、
    前記変化時期検出手段の検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置であって、
    自装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得手段と、
    前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出手段と、
    前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得手段を備え、
    前記出力情報取得手段は、前記取得した出力パターン情報に基づき前記出力情報の取得処理を行い、
    前記特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  6. 前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに係る出力パターン情報を含み、
    前記出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記出力パターン情報を取得する出力パターン情報取得手段を備え、
    前記特定パターン検出手段は、前記出力パターン情報に基づき、前記取得した出力情報から前記特定の出力パターンを検出することを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  7. 前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
    前記印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記出力装置から出力される出力情報は、前記特定の出力パターンに対応した前記印刷処理の制御内容に係る制御情報を含み、
    前記出力情報取得手段によって取得した出力情報から、前記制御情報を取得する制御情報取得手段を備え、
    前記印刷処理制御手段は、前記取得した制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記特定の出力パターンを検出したときに、前記印刷処理の進行状況を示す進行状況情報を取得する進行状況情報取得手段を備え、
    前記制御情報は、前記進行状況情報に対応した印刷処理の制御内容を含み、
    前記印刷処理制御手段は、前記進行状況情報及び前記制御情報に基づき、前記印刷処理を制御することを特徴とする請求項7又は請求項8記載の印刷装置。
  10. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出ステップと、
    前記変化時期検出ステップにおける検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷制御プログラム。
  11. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得ステップと、
    前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出ステップと、
    前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷制御プログラム。
  12. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置の周辺環境の状態が変化する時期を、その変化前に検出する変化時期検出ステップと、
    前記変化時期検出ステップにおける検出結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷制御方法。
  13. 印刷データに基づき印刷処理を行う印刷装置周辺に存在し、且つ所定の出力情報を出力する出力装置からの前記出力情報を取得する出力情報取得ステップと、
    前記取得した出力情報から、当該出力情報の出力状態の変化時期に先立って出力される特定の出力パターンを検出する特定パターン検出ステップと、
    前記検出した出力パターンに基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷制御方法。
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JP2016120675A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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