JP2006150473A - コネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法 - Google Patents

コネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コネクティングロッドの大端孔の内周面に対し、破断促進用として最適化された溝形状からなる一対のクラッキング溝を形成することにある。
【解決手段】最適なクラッキング溝を形成するために、大端孔の開口した部位より半径外方向に向かって略平行に延在する溝の幅寸法(W)が0.05〜1mmの範囲内に設定され、略平行に延在する部位から半径外方向に向かって互いに接近するように傾斜した一組のテーパ面間の傾斜角度(S)が20〜45°の範囲内となるように設定されると共に、前記大端孔からの溝深さ(H)が0.1〜2mmの範囲内に設定され、且つ、前記一組のテーパ面に跨るように形成される円弧部の曲率半径(R)が0.4mm以下に設定される。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えば、車両用のエンジンを構成するコネクティングロッドが一体成形された後、前記コネクティングロッドの大端孔の内周面に該コネクティングロッドをキャップ部とロッド部とに破断分離するためのクラッキング溝を形成するコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法に関する。
従来から、車両用のエンジンのクランクシャフトとピストンとをコネクティングロッド(以下、単にコンロッドという)を介して連結し、前記ピストンの上下運動をクランクシャフトの回転運動へと変換している。
このコンロッドは、その一端部側の大端部に形成される大端穴の内側面に軸受が装着され、前記クランクシャフトのジャーナルを軸支すると共に、他端部側の小端部に形成される小端穴には別個の軸受を介してピストンに挿通されるピストンピンが挿入される。
そして、一般的に、前記コンロッドは鍛造成形によって形成され、予めコンロッド本体である軸部とキャップ部とをそれぞれ別個に製造する方法と、前記コンロッドを一体的に製造した後に前記軸部と前記キャップ部とに分離するコンロッドのクラッキング製造方法が知られている。
例えば、一体に製造されたコンロッドを前記軸部とキャップ部とに分離する場合には、先ず大端部に形成される大端穴の内側面における軸部とキャップ部との境界になる位置に、一対の破断促進用の溝を対向するように形成している。この溝は、コンロッドの成形段階または成形後に加工用切削工具によるブローチ加工やレーザ加工によって所定深さに形成される。
このような加工装置では、治具の外周面に軸線方向に沿ってブローチ刃が形成され、前記治具をコンロッドの大端孔に挿入して該大端孔の内周面にブローチ刃を当接させながら変位させる。これにより、大端孔の内周面に軸線方向に沿ってブローチ溝を形成している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3012510号公報
ところで、特許文献1に開示されたコンロッドの加工方法によって該コンロッドの大端孔にブローチ加工を行う場合には、その軸部とキャップ部とを均等且つ円滑に破断分離させるために、前記大端穴の内側面に形成される破断促進用の溝の位置及び深さ等が略均等であること、換言すると、前記大端穴に形成される一対の溝が、対称形状に形成されていることが要求されている。
前記破断促進用の溝をブローチ加工によって形成する際、ブローチ加工に用いられる治具のブローチ刃は、その断面形状が略V字状に形成されているため、前記治具によって形成される溝形状が略V字状となる。しかしながら、前記治具のブローチ刃では、破断促進用の溝をより一層鋭角な略V字状に形成することが困難であるため、前記破断促進用の溝によってコンロッドを軸部とキャップ部とに分離する際の衝撃荷重を大きくする必要があると共に、前記コンロッドを確実且つ均等に破断分離することが困難である。
また、スローアウェイチップ等を用いたチップ加工方法では、複数のチップによってコネクティングロッドの大端孔の内周面が断続的に切削されるため、前記複数のチップの切刃の頂部が摩耗し、溝入れでは溝角度を鋭角に加工することが困難でありクラッキング時の応力集中性が低いという問題がある。
さらに、レーザ加工によって破断促進用の溝を形成する場合には、その加工装置が大型化してしまうと共に、前記加工装置に要する設備コストが高騰してしまうという問題がある。
本発明は、前記の種々の問題等を考慮してなされたものであり、コネクティングロッドの大端孔の内周面に対し、破断促進用として最適化された溝形状からなる一対のクラッキング溝を形成することが可能なコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、大端部と小端部を有し、一体成形されたコネクティングロッドを、キャップ部とロッド部とに破断分離するために前記大端部の大端孔における内周面の対向する位置に一対のクラッキング溝を形成するコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法において、
前記クラッキング溝は、前記大端孔の開口した部位より半径外方向に向かって略平行に延在する溝の幅寸法(W)が0.05〜1mmの範囲内に設定され、略平行に延在する部位から半径外方向に向かって互いに接近するように傾斜した一組のテーパ面間の傾斜角度(S)が20〜45°の範囲内となるように設定されると共に、前記大端孔からの溝深さ(H)が0.1〜2mmの範囲内に設定されることを特徴とする。この場合、前記一組のテーパ面に跨るように形成される円弧部の曲率半径(R)が0.4mm以下に設定されるとよい。
本発明によれば、クラッキング溝における幅寸法(W)、一組のテーパ面間の傾斜角度(S)、溝深さ(H)、及び円弧部の曲率半径(R)を所定範囲内で設定することにより、最適な破断促進用のクラッキング溝が形成される。従って、本発明では、キャップ部とロッド部とに破断分割する際の破断荷重を小さくすることができ、しかも最適な部位から最適な破断面を有する破断を行うことができる。従って、後工程において破断分割されたキャップ部とロッド部との仮再結合を確実に遂行することができる。
また、本発明では、クラッキング溝の溝形状の制御を精度良く遂行することができ、容易に最適な破断促進用の溝形状を得ることができる。
さらに、本発明では、クラッキング溝における幅寸法(W)、溝深さ(H)、傾斜角度(S)及び円弧部の曲率半径(R)をそれぞれ所定範囲内に設定することにより、前記クラッキング溝を鋭角状としてコネクティングロッドを分離する際に前記クラッキング溝の先端部に応力を好適に集中させることが可能となるため、前記コネクティングロッドの破断起点を確実にコントロールすることができると共に、前記クラッキング溝を破断起点として高精度に破断分離させることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、クラッキング溝における幅寸法(W)、一組のテーパ面間の傾斜角度(S)、溝深さ(H)、及び円弧部の曲率半径(R)を所定範囲内で設定して、最適な破断促進用のクラッキング溝を形成することにより、キャップ部とロッド部とに破断分割する際の破断荷重を小さくすることができ、しかも最適な部位から最適な破断面を有する破断を行うことができる。
また、前記クラッキング溝を鋭角状としてコネクティングロッドを分離する際に前記クラッキング溝の先端部に応力を好適に集中させることが可能となるため、前記コネクティングロッドの破断起点を確実にコントロールすることができる。
本発明に係るコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法について、これを実施する加工装置との関連において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1〜図4において、参照符号10は、コネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置(以下、単に加工装置10という)を示す。
この加工装置10は、産業用の多関節型のロボット12(例えば、数値制御マシン)の端部に図示しないボルト等を介して連結されるボディ14と、前記ボディ14に連結され、電気信号によって回転駆動する駆動部16と、前記ボディ14の下端部に連結され、コンロッド18の大端孔20の内周面にクラッキング溝22(図5参照)を形成する溝加工部24と、前記駆動部16の回転駆動力を前記溝加工部24へと伝達する駆動力伝達機構26とからなる。
また、この加工装置10の下方には、コンロッド18が載置される載置台28が配設されている。
そして、前記ロボット12の動作によって、前記ロボット12に一体的に連結された加工装置10がXYZの3軸を含む任意の位置に移動可能であって、且つ任意の向きに設定可能である。
ボディ14の略中央部には、図2〜図4に示されるように、その内部に配設される駆動プーリ72(後述する)と対峙する位置に開口部30が形成されている。この略円形状に形成される開口部30は、前記駆動プーリ72の直径より大きく形成されているため、前記駆動プーリ72を開口部30を介して外部に取り出すことができる。
そして、ボディ14の下面には、前記溝加工部24を回転自在に保持する支持部32(図4参照)が突出するように設けられている。
溝加工部24は、図3及び図4に示されるように、前記支持部32に回転自在に保持されるスピンドル34と、前記スピンドル34に挿通されて該スピンドル34と一体的に回転駆動するメタルソー36と、前記メタルソー36をスピンドル34に挟持するためのスペーサ38とからなる。
このスピンドル34は、図4に示されるように、支持部32の内部に配設される第1及び第2軸受40、42によって回転自在に保持される軸部44と、前記軸部44より半径外方向に拡径したフランジ部46と、前記フランジ部46より縮径し、前記メタルソー36が保持される保持部48とからなる。
なお、軸部44の端部には、駆動力伝達機構26の後述する従動プーリ74が支持ボルト50を介して一体的に連結されている。
前記フランジ部46には、図3に示されるように、断面略矩形状のキー部52が装着溝を介して装着されている。このキー部52は、前記フランジ部46の端面より保持部48側に所定長だけ突出すると共に、保持部48の外周面より半径外方向に突出するように設けられている。
一方、メタルソー36は、例えば、金属製材料により薄肉のプレート状に形成され、前記メタルソー36の外周には、波状からなる複数の刃部54が等間隔離間して連続的に設けられている。また、このフライス36には、刃部54が周縁部に沿って略等角度毎に形成された等角フライスを採用すると最適である。なお、前記メタルソー36に代替して、図示しないフライスカッタを用いてもよい。
また、メタルソー36における刃部54の断面形状は、図5及び図9に示されるように、半径外方向に向かって先細りとなる鋭角状に形成されると共に、その先端には所定半径からなる円弧状のR部56が形成されている(図9参照)。このように、クラッキング溝22を加工するための溝加工部24にメタルソー36を採用することにより、前記R部56の曲率半径を小さくすることが可能となる。
さらに、メタルソー36の外周径は、スピンドル34のフランジ部46及びスペーサ38の外周径より大きく形成されると共に、図2に示されるように、前記メタルソー36の外周径Aは、コンロッド18の大端孔20の直径Bより小さくなるように形成されている(A<B)。
メタルソー36の略中央部には、図3に示されるように、スピンドル34の保持部48に挿通される挿通孔58が形成され、前記挿通孔58は、円柱状に形成された保持部48に挿通される円形状の孔部60と、前記孔部60より半径外方向に断面略矩形状で窪んだキー溝部62とから構成されている。すなわち、スピンドル34の保持部48にメタルソー36を挿通させた際に、孔部60が保持部48の外周面に沿って挿通されると共に、前記保持部48の外周面より突出したキー部52にキー溝部62が挿通される。
これにより、スピンドル34が回転駆動した際において、該スピンドル34のキー部52とメタルソー36のキー溝部62とが係合されているため、前記スピンドル34とメタルソー36との相対的な回転変位が規制される。換言すると、スピンドル34のキー部52にメタルソー36のキー溝部62が係合することにより、前記キー部52がスピンドル34に対するメタルソー36の回り止めとして機能し、前記スピンドル34が回転駆動した際にメタルソー36が一体的に回転駆動する。
そして、このようにスピンドル34の保持部48にメタルソー36が挿通された後、前記保持部48に円盤状のスペーサ38が挿通される。このスペーサ38は、略中央部に形成される孔部38aを介してスピンドル34の保持部48に挿通されている。
また、保持部48の端面には、前記フランジ部46より離間する方向に突出した締結部64が設けられ、外周面にねじが刻設された締結部64には、ワッシャ65を介して締付ナット66が螺合されている。すなわち、締付ナット66を螺合させて該締付ナット66をスペーサ38側に向かって変位させることにより、前記締付ナット66の端面によってワッシャ65を介してスペーサ38がメタルソー36側に押圧され、該メタルソー36がスペーサ38とスピンドル34のフランジ部46との間に挟持された状態で固定される。これにより、メタルソー36及びスペーサ38がスピンドル34に対して一体的に固定された状態となり、前記スピンドル34の回転駆動作用下に一体的に回転する。
駆動部16は、ボディ14の略中央部に連結される回転駆動源68(例えば、モータ)からなり、図示しない電源から供給される電気信号によって駆動軸70が反時計回り(矢印C1方向)に回転駆動する。
前記回転駆動源68は、図4に示されるように、ボディ14の開口部30に臨む側面に連結され、前記駆動軸70が、ボディ14の内部へと挿入されている。
駆動力伝達機構26は、前記回転駆動源68の駆動軸70に装着される駆動プーリ72と、溝加工部24と一体的に連結される従動プーリ(第2プーリ)74と、前記駆動プーリ72と従動プーリ74との間に懸架される駆動力伝達ベルト76とからなる。
駆動プーリ72は、ボディ14の内部において連結ナット78を介して駆動軸70に一体的に装着され、前記回転駆動源68の駆動作用下に一体的に回転する。一方、従動プーリ74は、支持部32の側方に設けられ、該支持部32に保持されているスピンドル34の軸部44に連結されている。
駆動力伝達ベルト76は、図2に示されるように、駆動プーリ72と従動プーリ74との間に懸架され、ボディ14の内部を挿通するように配設されている。
また、駆動力伝達ベルト76の内周面には、所定間隔離間する複数の平行歯80が形成され、この平行歯80が駆動プーリ72及び従動プーリ74に噛み合うことにより、駆動力伝達ベルト76が周回する。そして、回転駆動源68における駆動軸70の回転駆動作用下に駆動プーリ72の駆動力が駆動力伝達ベルト76を介して従動プーリ74へと伝達され、前記従動プーリ74と一体的に溝加工部24が回転する。
加工装置10の下方に配設される載置台28は、図示しない床面等に設置され、その上面が略水平に形成されている。この上面には、コンロッド18がその軸線D(図2参照)と前記上面とが略平行となるように載置され、略中央部が固定部材82(図1参照)を介して一体的に固定されている。
コンロッド18は、図10Aに示されるように、一端部側に幅広に形成される大端部84と、他端部側に幅狭に形成される小端部86とからなり、前記大端部84には図示しないクランクシャフトのジャーナルが挿通される大端孔20が形成されている。
なお、上述した駆動力伝達機構26は、駆動力伝達ベルト76と、駆動プーリ72及び従動プーリ74から構成される場合に限定されるものではなく、回転駆動源68の駆動軸70に複数のギア歯を有する第1ギア(図示せず)を設け、反対に、スピンドル34の端部に複数のギア歯を有する第2ギア(図示せず)を設けて、前記第1ギアと第2ギアとの間にチェーンを懸架して前記スピンドル34を回転駆動させるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法を実施する加工装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、図1に示されるように、クラッキング溝22が形成されるコンロッド18が、載置台28の上面に固定部材82を介して固定され、前記コンロッド18の上方に加工装置が待機した状態を初期位置として説明する。
図5に示されるように、コンロッド18の大端孔20の内周面においてコンロッド18の軸線Dと略直交し、且つ、大端孔20の中心を通る基線Eと交差する位置にそれぞれ形成される一対のクラッキング溝22である第1溝88及び第2溝90を形成する。
先ず、コンロッド18の小端部86を載置台28の上面において下方側、大端部84を上方側とし、前記コンロッド18の軸線Dに対して左側となる大端孔20の内周面に第1溝88を形成する際には、前記コンロッド18の上方に待機した加工装置10を、ロボット12の制御作用下に溝加工部24がコンロッド18の大端孔20の上方に位置するように移動させる。そして、溝加工部24の中心がコンロッド18の軸線Dより左側にオフセットし、且つ溝加工部24のメタルソー36の外周面が、大端孔20の内周径より半径外方向に所定のオーバーラップ量F1だけオーバーラップするように移動させる(図5参照)。
換言すると、前記コンロッド18の大端孔20に対して半径外方向にオーバーラップさせたオーバーラップ量F1が、溝加工部24のメタルソー36によって形成される第1溝88の深さH1(図7参照)となる(F1=H1)。
次に、図2に示されるように、加工装置10がコンロッド18の大端孔20の上方に位置決めされた状態で、図示しない電源より回転駆動源68へ電気信号を供給し、前記回転駆動源68の駆動軸70が反時計回り(矢印C1方向)に回転することにより、駆動プーリ72が反時計回りに一体的に回転する。そして、前記駆動プーリ72の回転作用下に駆動力伝達ベルト76を介して従動プーリ74が反時計回り(矢印C2方向)に回転し、前記駆動プーリ72と従動プーリ74とが、同一方向且つ同一回転数で回転している状態となる。
そのため、前記従動プーリ74と一体的に連結された溝加工部24が支持ボルト50を中心として反時計回り(矢印C2方向)に回転する。
次に、この溝加工部24が回転した状態で、ロボット12を介して加工装置10を鉛直下方向(矢印X1方向)へと変位させる。
そして、加工装置10を徐々に鉛直下方向(矢印X1方向)へと変位させることにより溝加工部24が大端孔20の内部へと徐々に挿入される。その際、溝加工部24のメタルソー36の外周径が、コンロッド18の大端孔20の内周面に対して半径外方向にオーバーラップしているため、前記溝加工部24の回転作用下にメタルソー36が大端孔20の内周面に接触して切削しながら下方へと変位する。詳細には、前記メタルソー36の外周部位が前記大端部84の内周面を削りながら下方に向かって徐々に変位する(図7参照)。
そのため、前記メタルソー36が回転しながら前記載置台28の上面に対して略鉛直下方向(矢印X1方向)に変位し、コンロッド18の大端孔20の内周面に略均一の深さを有する第1溝88が形成される。この第1溝88は、一対のクラッキング溝22の一方として機能し、コンロッド18の軸線Dと略直交する方向に一直線状に形成され、その溝形状は鋭角状の断面形状からなるメタルソー36の刃部54によって断面略V字状に形成されている(図9参照)。
次に、コンロッド18の大端孔20の内周面に第1溝88を形成した後、前記溝加工部24が大端孔20及び載置台28の略中央部に形成される逃げ孔92の内部を挿通してコンロッド18の下方に位置した状態となる(図7参照)。なお、前記逃げ孔92は、その直径が大端孔20の直径より大きく形成されているため、前記溝加工部24が逃げ孔92の内部に挿通された際にメタルソー36が接触することがない。
また、この場合においても前記溝加工部24は、回転駆動源68の駆動作用下に反時計回り(矢印C2方向)に回転している状態にある。
次に、第1溝88が形成されたコンロッド18の大端孔20に、該コンロッド18の軸線D(図5参照)に対して第1溝88と対称となる位置に第2溝90を形成する。
その場合、先ず、図7に示されるように、コンロッド18の下方に変位した加工装置10を、ロボット12の制御作用下に溝加工部24のメタルソー36が前記大端孔20における第1溝88と対向する右側面側に向かって略水平方向(矢印Y方向)に移動させる。そして、前記メタルソー36の外周面が、前記大端孔20の内周面における第1溝88と対向する右側面と所定のオーバーラップ量F2(図8参照)だけ半径外方向にオーバーラップする位置まで移動させる。
換言すると、前記コンロッド18の大端孔20に対して半径外方向にオーバーラップさせた前記オーバーラップ量F2が、メタルソー36によって形成される第2溝90の深さH2(図8及び図9参照)となる。すなわち、前記オーバーラップ量F2を、第1溝88を形成する際における大端孔20の左側面とメタルソー36とのオーバーラップ量F1と略均一の値(F1=F2)とする。その結果、大端孔20における第1溝88と第2溝90の深さを略均一(H1=H2)とすることができる。
また、前記加工装置10では、図7に示されるように、第1溝88を形成してコンロッド18の下方へと変位した後、前記加工装置10を略水平方向(矢印Y方向)にのみ移動させている。換言すると、前記溝加工部24が大端孔20における基線E(図5参照)に沿って変位しているため、コンロッド18の軸線Dに対して前記第1溝88と対向する位置に加工装置10が移動した状態にある。
次に、上記のように加工装置10がコンロッド18の大端孔20の下方に位置決めされた状態で、ロボット12の制御作用下に加工装置10を徐々に鉛直上方向(矢印X2方向)へと変位させることにより、溝加工部24が大端孔20の下方より内部へと徐々に挿入される。そして、前記溝加工部24の回転作用下にメタルソー36が大端孔20の内周面に接触して切削しながら上方へと変位する。詳細には、前記メタルソー36の外周部位が、前記大端部84の内周面を削りながら上方に向かって徐々に変位する(図8参照)。
そのため、前記メタルソー36が回転しながら略鉛直上方向(矢印X2方向)に変位し、コンロッド18の大端孔20の内周面に第1溝88と略均一の深さを有する第2溝90が形成される。
この第2溝90は、図5に示されるように、大端孔20の内周面において前記第1溝88とコンロッド18の軸線Dに対して対称となる位置に形成されると共に、前記第1溝88と略均一の深さ(H1=H2)に形成される(図8参照)。また、第2溝90は、一対のクラッキング溝22の他方として機能し、コンロッド18の軸線Dと略直交する方向に一直線状に形成され、その溝形状は鋭角状の断面形状からなるメタルソー36の刃部54によって断面略V字状に形成されている(図9参照)。
詳細には、図9に示されるように、クラッキング溝22の溝形状は、大端孔20の内周面に沿って開口した部位から大端孔20の半径外方向に向かって略平行に所定長だけ延在する一組の直線部93と、前記直線部93に連続し互いに接近する方向に所定角度傾斜する一組のテーパ面94a、94bと、前記テーパ面94a、94bが交差した部位を接続するように形成される円弧部96とからなる。前記一組のテーパ面94a、94bは、クラッキング溝22の中心線に対してそれぞれ略同一角度となるように形成されている。なお、図14に示されるように、前記直線部93を有することなく、大端孔20の内周面に沿って開口した部位から大端孔20の半径外方向に向かって互いに接近する方向に所定角度傾斜する一組のテーパ面94a、94bを直接形成するようにしてもよい。
換言すると、上述したクラッキング溝22の溝形状は、該クラッキング溝22の開口した部位の幅寸法W(図9参照)がメタルソー36における刃部54の厚さ寸法に基づいた形状に形成される共に、前記円弧部96の曲率半径R(図9参照)が刃部54のR部56の曲率半径に基づいて形成されている。
前記クラッキング溝22の溝形状として直線部93を形成することにより、溝の深さ大きく設定することができると共に、切削抵抗を抑制することができ、さらに、クラッキング時に応力を集中させることができる。
最後に、溝加工部24が大端孔20の内部を下方から上方へと挿通した後、再びコンロッド18の上方に位置した初期位置状態となる(図2参照)。その結果、載置台28の上面に固定されたコンロッド18の大端孔20の内周面に、第1溝88及び第2溝90からなるクラッキング溝22が、コンロッド18の軸線Dに対してその位置及び深さ等が略均一の対称形状に形成される。
このように形成された最適な破断促進用のクラッキング溝22では、図9に示されるように、大端孔20の内周面に沿って開口した部位の幅寸法Wを0.05〜1mmの範囲内(0.05≦W≦1)となるように形成し、前記開口した部位から円弧部96までとなる溝深さH1、H2が、0.1〜2mmの範囲内(0.1≦H1、H2≦2)となるように形成するとよい。
なお、前記幅寸法Wを、1mm超過(W>1)とした場合には、前記クラッキング溝22に対してコンロッド18を分離する際に必要とされる十分な応力を集中させることができず、前記クラッキング溝22を起点としたコンロッド18の破断分離性が劣化する。また、反対に、前記幅寸法Wを0.05mm未満(W<0.05)とした場合には、前記クラッキング溝22の内部に大端孔20の内周面を加工した際のバリ等が進入した際に除去することが困難である。
一方、前記溝深さH1、H2を0.1mm未満(H1、H2<0.1)とした場合には、コンロッド18を破断分離した際の破断面の面粗度が大きく(粗く)なってしまうため、破断分離されたロッド部20aとキャップ部20bとを再び一体的に結合することが困難となる。また、コンロッド18の機能上の制約より前記溝深さH1、H2を2mm超過(H1、H2>2)とすることはできない。
さらに、一方のテーパ面94aと他方のテーパ面94bとからなる傾斜角度Sを20〜45°の範囲内(20°≦S≦45°)となるように形成し、前記円弧部96の曲率半径Rを0.4mm以下(R≦0.4)となるように形成するとよい。
すなわち、図11Aに示される一組のテーパ面94a、94b間の傾斜角度Sを変化させることに伴って、コンロッド18をクラッキング溝22を起点として分離させる際の破断分離性が変化する。詳細には、前記傾斜角度Sが60°超過(S>60)である場合には、断面略V字状となるクラッキング溝22を起点としたコンロッド18の破断分離性が劣化して不適となり(図11A中、×印参照)、前記傾斜角度Sを60°以下(S≦60)とすることにより、クラッキング溝22の先端部を鋭角状としてコンロッド18を破断分離させる際に応力を集中させることができるため、前記コンロッド18の破断分離性が良好となる(図11A中、△印参照)。そして、さらに、前記傾斜角度Sを50°以下(S≦50)とすることにより、コンロッド18の破断分離性が最適(図11A中、○印参照)となる。なお、前記傾斜角度Sが20°未満(S<20)、例えば、傾斜角度Sが10°では切削工具の製造上の問題があって、破断分離性を不適としている。
また、図11Bに示されるクラッキング溝22における円弧部96の曲率半径Rを変化させることに伴って、クラッキング溝22を起点としてコンロッド18を分離させる際の破断分離性が変化する。詳細には、前記曲率半径Rを0.4mm超過(R>0.4)とした場合には、クラッキング溝22の先端部に形成される円弧部96が大きくなるためコンロッド18を分離する際に該円弧部96に十分な応力を集中させることができず、前記クラッキング溝22を起点としたコンロッド18の破断分離性が劣化して不適となる(図11B中、×印参照)。一方、前記円弧部96の曲率半径Rを0.4mm以下(R≦0.4)とすることにより、前記クラッキング溝22の先端部に鋭角状にすることができるため、前記コンロッド18の破断分離性が良好となる(図11B中、△印参照)。さらに、前記曲率半径Rを0.4mm未満(R<0.4)とすることにより、コンロッド18の破断分離性を最適(図11A中、○印参照)とすることができる。
このように、大端孔20の開口した部位より半径外方向に向かって略平行に延在する溝の幅寸法Wが0.05〜1mmの範囲内に設定され、略平行に延在する部位から半径外方向に向かって互いに接近するように傾斜した一組のテーパ面間の傾斜角度Sが20〜45°の範囲内となるように設定されると共に、前記大端孔20からの溝深さH1、H2が0.1〜2mmの範囲内に設定され、且つ、前記一組のテーパ面94a、94bに跨るように形成される円弧部96の曲率半径Rが0.4mm以下に設定されることにより、最適な破断促進用のクラッキング溝22を得ることができる。
以上のように、本実施の形態では、コンロッド18の大端孔20の内周面に第1溝88及び第2溝90を形成する溝加工部24を、回転駆動源68の回転作用下に駆動力伝達ベルト76を介して回転させる。そして、前記溝加工部24のメタルソー36をコンロッド18の大端孔20の内周面に挿入し、前記メタルソー36の刃部54によって前記内周面に最適な破断促進用の断面略V字状のクラッキング溝22となる一対の第1溝88及び第2溝90を形成することができる。
そのため、例えば、第1溝88及び第2溝90が形成されたコンロッド18の大端孔20に図示しない破断分離用の治具等を挿入し、前記大端孔20の内周面に半径外方向に向かって加圧することにより、前記コンロッド18を第1溝88及び第2溝90を破断起点として確実にコントロールすることができると共に、ロッド部20aとキャップ部20bとに確実且つ高精度に破断して分離することができる(図10B参照)。その際、従来より小さな加圧力で前記破断分離用の治具によってコンロッド18をクラッキング溝22から確実且つ高精度に分離させることが可能となる。
また、加工装置10を移動させるロボット12に、例えば数値制御マシンを採用することにより、前記加工装置10の移動位置をプログラミングして高精度に制御することができるため、前記大端孔20における第1溝88及び第2溝90の位置及び深さ等を簡便且つ高精度に設定して形成することができる。その結果、大端孔20においてコンロッド18の軸線Dに対して第1溝88と第2溝90とを対称位置及び略均一の深さに形成することができる。
さらに、大端孔20にクラッキング溝22を形成するために溝加工部24にメタルソー36を設けている。このように溝加工部24にメタルソー36を採用することにより、該メタルソー36の刃部54の先端部に形成されるR部56を小さく形成することが可能となる。これにより、前記刃部54のR部56によって切削されるクラッキング溝22の円弧部96を小さく形成することが可能となり、それに伴って、クラッキング溝22を起点として分離されるコンロッド18の破断分離性を向上させることができる。
さらにまた、前記メタルソー36は、図12及び図13に示されるように、切屑排出用隙間53を間として複数の刃部54(例えば、刃数が78)が外周縁部に等間隔離間して形成された等角フライスを用いると最適であり、前記刃部54が大端孔20の内周面に接触して切削する際に、該刃部54を内周面に対して連続的に接触させることができる。そのため、切刃部が断続的に形成された従来技術に係るチップ加工と比較して、スピンドル34に付与される衝撃、振動等を軽減することができ、それに伴って、前記スピンドル34を支持している前記第1及び第2軸受40、42の耐久性を向上することができる。また、前記等角フライスを用いることにより、クラッキング溝22の円弧部96の曲率半径Rを小さく設定することができる。この場合、前記等角フライスの刃数は、刃先を含む等角フライスの外周径をAとすると、A/10≦刃数≦2Aの関係を充足するように設定されるとよい。前記関係式において、A/10は、刃部(刃先)が連続的に当接する限界を示し、一方、2Aは等角フライスとしての一般的な製造上の限界を示している。
またさらに、従来のブローチ加工やレーザ加工によって大端孔20に溝を形成する場合と比較して、設備コストを削減することができる。
本実施の形態によれば、最適な破断促進用のクラッキング溝22を形成することにより、キャップ部とロッド部とに破断分割する際の破断荷重を小さくすることができ、しかも最適な部位から最適な破断面を有する破断を行うことができる。従って、後工程において破断分割されたキャップ部とロッド部との仮再結合を確実に遂行することができる。
また、メタルソー36を使用してクラッキング溝22を形成することにより、安価な加工設備によって対応することができ、加工溝形状もレーザ加工と同レベルに加工することができる。この結果、本実施の形態では、クラッキング溝22の溝形状の制御を精度良く遂行することができ、容易に最適な破断促進用の溝形状を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工方法を実施する加工装置の一部省略斜視図である。 図1の加工装置の一部省略正面図である。 図2の溝加工部におけるスピンドルからメタルソー、スペーサ及び締付ナットを離脱させた状態を示す一部省略分解斜視図である。 図2の加工装置の一部省略縦断面図である。 図2の加工装置の溝加工部及びコンロッドの大端部の一部省略平面図である。 溝加工部がコンロッドの大端孔の内部に挿入され、前記大端孔の内周面の一方側に第1溝を加工している状態を示す一部省略縦断面図である。 図6に示す溝加工部が前記大端孔に第1溝を形成した後、前記大端孔を挿通して下方に変位した状態を示す一部省略縦断面図である。 図7の溝加工部が大端孔の下方から内部へと変位して、前記大端孔の内周面における第1溝と対称となる位置に第2溝を加工している状態を示す一部省略縦断面図である。 図5の加工装置によって形成される第1溝又は第2溝近傍の拡大平面図である。 図10Aは、第1溝及び第2溝が形成されたコンロッドの斜視図であり、図10Bは、前記コンロッドがキャップ部とロッド部に破断分離された状態を示す斜視図である。 図11Aは、クラッキング溝における一組のテーパ面間の傾斜角度と、前記クラッキング溝によって破断分離されるコンロッドの破断分離性との関係を示した説明図であり、図11Bは、クラッキング溝における円弧部の曲率半径と、前記クラッキング溝によって破断分離されるコンロッドの破断分離性との関係を示した説明図である。 クラッキング溝を切削加工するメタルソーの一部省略平面図である。 図12に示されるメタルソーの部分拡大平面図である。 図5の加工装置によって形成される第1溝又は第2溝の変形例を示す拡大平面図である。
符号の説明
10…コンロッド用クラッキング溝の加工装置
12…ロボット 14…ボディ
16…駆動部 18…コンロッド
20…大端孔 22…クラッキング溝
24…溝加工部 26…駆動力伝達機構
32…支持部 34…スピンドル
36…メタルソー 38…スペーサ
44…軸部 46…フランジ部
48…保持部 52…キー部
54…刃部 56…R部
66…締付ナット 68…回転駆動源
72…駆動プーリ 74…従動プーリ
76…駆動力伝達ベルト 84…大端部
86…小端部 88、90…溝
93…直線部 94a、94b…テーパ面
96…円弧部

Claims (2)

  1. 大端部と小端部を有し、一体成形されたコネクティングロッドを、キャップ部とロッド部とに破断分離するために前記大端部の大端孔における内周面の対向する位置に一対のクラッキング溝を形成するコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法において、
    前記クラッキング溝は、前記大端孔の開口した部位より半径外方向に向かって略平行に延在する溝の幅寸法(W)が0.05〜1mmの範囲内に設定され、略平行に延在する部位から半径外方向に向かって互いに接近するように傾斜した一組のテーパ面間の傾斜角度(S)が20〜45°の範囲内となるように設定されると共に、前記大端孔からの溝深さ(H)が0.1〜2mmの範囲内に設定されることを特徴とするコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法。
  2. 請求項1記載の加工方法において、
    前記クラッキング溝は、前記一組のテーパ面に跨るように形成される円弧部の曲率半径(R)が0.4mm以下に設定されることを特徴とするコネクティングロッド用クラッキング溝の加工方法。
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JP2011000692A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Yasunaga Corp 金属製部品の破断開始部形成方法
JP2013209999A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fuji Heavy Ind Ltd コネクティングロッドの製造方法およびコネクティングロッドの半製品

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