JP2006149795A - 歯がため - Google Patents
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Abstract
【課題】 乳幼児にとって、柔らかい食品と同等に、噛む対象としての固形をたもちつつ、噛んだ時に、極めて柔らかい感触を与えることができる安全な歯がためを提供すること。
【解決手段】 使用者の口腔内に取り込まれることにより、使用者が噛むための部分11(12,13,14)を備えている歯がためであって、前記噛むための部分が、成形された形態を保持できる程度にきわめて柔軟な材質でなる軟質層22と、前記軟質層よりも剛性が高く、かつ変形が可能な保護層21,23とを含んでおり、前記軟質層が前記保護層で覆われている。
【選択図】 図3
【解決手段】 使用者の口腔内に取り込まれることにより、使用者が噛むための部分11(12,13,14)を備えている歯がためであって、前記噛むための部分が、成形された形態を保持できる程度にきわめて柔軟な材質でなる軟質層22と、前記軟質層よりも剛性が高く、かつ変形が可能な保護層21,23とを含んでおり、前記軟質層が前記保護層で覆われている。
【選択図】 図3
Description
この発明は、乳幼児が噛んだ際に、きわめて柔らかい感触を適切に経験させる歯がための改良に関するものである。
従来、乳歯が生えはじめる前後の期間の乳幼児が使用する歯がためは種々のタイプのものが知られている。
図6は、従来の歯がための一例を示す図であり、図において、歯がため1は、座板7と、噛むための部分2とを有している(特許文献1参照)。
座板7は、ハードラバーでほぼ円盤状に形成されており、噛むための部分2を乳幼児がくわえた時に、口の周囲に当接して、その位置を保持するとともに、乳幼児が誤って歯がため1を飲み込んだ際には、口腔内の安全な位置でとどまるようにされている。
図6は、従来の歯がための一例を示す図であり、図において、歯がため1は、座板7と、噛むための部分2とを有している(特許文献1参照)。
座板7は、ハードラバーでほぼ円盤状に形成されており、噛むための部分2を乳幼児がくわえた時に、口の周囲に当接して、その位置を保持するとともに、乳幼児が誤って歯がため1を飲み込んだ際には、口腔内の安全な位置でとどまるようにされている。
また、このような歯がため1は、噛むための部分2は、紙面手前のソフトラバー部4と、その背面に一体に設けられたハードラバー部を備えている。このため、乳幼児が噛むための部分2を口にくわえて噛むことによって、上の歯茎と下の歯茎にソフトな噛み心地と、ハードな噛み心地を体験できるようになっている。
このような歯がため1は、現在、種々出回っている歯がための中では、比較的複雑な構造であり、上述のような異なる噛み心地を同時に与えるものである。
また、この他にも変形可能な柔軟な材料で形成された歯がため部に、中空部を設けることで、材料自体による硬さと、材料の変形に伴う硬さの、2つの異なる硬さの感触を体験できるもの(特許文献2参照)や、柔軟な材料で形成された内部に水やオイルゲルを充填した歯がためなども提案されている。
このような歯がため1は、現在、種々出回っている歯がための中では、比較的複雑な構造であり、上述のような異なる噛み心地を同時に与えるものである。
また、この他にも変形可能な柔軟な材料で形成された歯がため部に、中空部を設けることで、材料自体による硬さと、材料の変形に伴う硬さの、2つの異なる硬さの感触を体験できるもの(特許文献2参照)や、柔軟な材料で形成された内部に水やオイルゲルを充填した歯がためなども提案されている。
しかしながら、きわめて月齢の低い乳幼児などにあっては、噛む動作自体が不慣れであり、個人差はあるものの噛む力がきわめて弱い子供もいる。
また、哺乳期から離乳食を摂る段階への移行期では、きわめて柔らかい食品、すなわち、流動食よりもやや硬く、やっと固形を保つ程度の食品を噛む練習が先ず必要であり、従来のような比較的硬い材質の歯がためでは、硬すぎて、必ずしも適切な噛む練習にならない場合がある。この点、上述の歯がため1においてもハードラバー部は硬い感触を持っており、ソフトラバー部についても、従来の製品では、その形状が崩れないように、自己形状保持を行うためには一定の硬さが残ってしまい、きわめて軟らかい感触を体感させることが困難だった。
また、特許文献2の中空部を有する歯がための場合では、材質が持つ柔軟性に伴う変形で中身の軟らかさを感じることを意図しているものの、中空であり、中身が存在していないために、表面的な硬さと中身の軟らかさを共に体験するためには不充分である。
水入り歯がため等においても、中身が固形物ではないために感触として充分ではないだけでなく、表面を覆う材料が破れた際に内容物が流出してしまう恐れもあった。
さらに、月齢が進んだ乳幼児にあっても、噛むことで、食品に確実に歯が入り込む感触を得ることができる程度に、大きく変形し、表面的な硬さと共に、中身の軟らかさを共に体感できる安全な歯がためは存在しない。
また、哺乳期から離乳食を摂る段階への移行期では、きわめて柔らかい食品、すなわち、流動食よりもやや硬く、やっと固形を保つ程度の食品を噛む練習が先ず必要であり、従来のような比較的硬い材質の歯がためでは、硬すぎて、必ずしも適切な噛む練習にならない場合がある。この点、上述の歯がため1においてもハードラバー部は硬い感触を持っており、ソフトラバー部についても、従来の製品では、その形状が崩れないように、自己形状保持を行うためには一定の硬さが残ってしまい、きわめて軟らかい感触を体感させることが困難だった。
また、特許文献2の中空部を有する歯がための場合では、材質が持つ柔軟性に伴う変形で中身の軟らかさを感じることを意図しているものの、中空であり、中身が存在していないために、表面的な硬さと中身の軟らかさを共に体験するためには不充分である。
水入り歯がため等においても、中身が固形物ではないために感触として充分ではないだけでなく、表面を覆う材料が破れた際に内容物が流出してしまう恐れもあった。
さらに、月齢が進んだ乳幼児にあっても、噛むことで、食品に確実に歯が入り込む感触を得ることができる程度に、大きく変形し、表面的な硬さと共に、中身の軟らかさを共に体感できる安全な歯がためは存在しない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、乳幼児にとって、柔らかい食品と同等に、噛む対象としての固形をたもちつつ、噛んだ時に、極めて柔らかい感触を与えることができる安全な歯がためを提供することを目的とする。
上記目的は、第1の発明にあっては、使用者の口腔内に取り込まれる噛むための部分を備えている歯がためであって、前記噛むための部分が、成形された形態を保持できる程度にきわめて柔軟な材質でなる軟質層と、前記軟質層よりも剛性が高く、かつ変形が可能な保護層とを含んでおり、前記軟質層が前記保護層で覆われている歯がためにより、達成される。
第1の発明の構成によれば、乳幼児の口腔内に取り込まれる、もしくは、差し入れられる歯がため部が軟質層と、この軟質層を覆う保護層とを有している。
軟質層はきわめて柔軟な材質でなるものであり、噛んだ時に、歯もしくは歯茎のかみ合わされた方向に容易に変形することができる中身に当る変形層である。また、前記保護層は、実際には比較的柔軟な材料により形成されている。保護層の役割は、軟質層をカバーして保護するとともに、その保護機能を果たしつつ、前記軟質層が変形する際に、その変形を妨げない程度に変形することができる必要があり、皮膜に近い表面として機能する。
さらに、前記軟質層は、できるだけ柔らかい方がよいが、成形された形態を保持できる程度にされている。すなわち、軟質層は例えば射出成形などの成形技術で形成され、一定の形態を保持するものである必要がある。きわめて柔軟な材料として、軟質層に、例えばゲル状や液状の材料を用いると、使用者である乳幼児が前記保護層を噛み破った場合に、口腔内にゲル状物が入り込むおそれがある。このような事態を防ぐため、軟質層はゲル状物に近い柔らかさであることが好ましいが、ゲル状物ではなく自己形態保持性を有する必要がある。このように構成することで、乳幼児が噛むための部分を噛んだ際に、表面層である保護層の硬さを感じつつ、その中身であるきわめて柔軟な軟質層まで噛んだ感触を体感でき、歯や歯根膜での硬さ検知における多様な感覚を養うことができる。
軟質層はきわめて柔軟な材質でなるものであり、噛んだ時に、歯もしくは歯茎のかみ合わされた方向に容易に変形することができる中身に当る変形層である。また、前記保護層は、実際には比較的柔軟な材料により形成されている。保護層の役割は、軟質層をカバーして保護するとともに、その保護機能を果たしつつ、前記軟質層が変形する際に、その変形を妨げない程度に変形することができる必要があり、皮膜に近い表面として機能する。
さらに、前記軟質層は、できるだけ柔らかい方がよいが、成形された形態を保持できる程度にされている。すなわち、軟質層は例えば射出成形などの成形技術で形成され、一定の形態を保持するものである必要がある。きわめて柔軟な材料として、軟質層に、例えばゲル状や液状の材料を用いると、使用者である乳幼児が前記保護層を噛み破った場合に、口腔内にゲル状物が入り込むおそれがある。このような事態を防ぐため、軟質層はゲル状物に近い柔らかさであることが好ましいが、ゲル状物ではなく自己形態保持性を有する必要がある。このように構成することで、乳幼児が噛むための部分を噛んだ際に、表面層である保護層の硬さを感じつつ、その中身であるきわめて柔軟な軟質層まで噛んだ感触を体感でき、歯や歯根膜での硬さ検知における多様な感覚を養うことができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記軟質層の厚み寸法が、前記保護層の厚み寸法よりも大きくされていることを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、軟質層の厚み寸法を、保護層の厚み寸法よりも大きくすることで、保護層は皮膜に近い感触とすることができ、そこに噛み込んだ時の感触に関して、前記軟質層による感触を支配的な感触とすることができる。これにより、噛んだ時の感触をきわめて柔軟なものにすることがより確実とされる。
第2の発明の構成によれば、軟質層の厚み寸法を、保護層の厚み寸法よりも大きくすることで、保護層は皮膜に近い感触とすることができ、そこに噛み込んだ時の感触に関して、前記軟質層による感触を支配的な感触とすることができる。これにより、噛んだ時の感触をきわめて柔軟なものにすることがより確実とされる。
第3の発明は、第1または2のいずれかの発明の構成において、前記保護層が、硬度20度ないし70度、前記軟質層が硬度10度以下に形成されていることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、軟質層は硬度10以下とされることで、歯もしくは歯茎による噛んだ時の圧力を受けて、きわめて柔軟に変形することができる。また、保護層は、硬度20ないし70度とされることで、軟質層を保護すると共に、その変形に追従できる柔らかさを失うことなく、噛み破られにくい強度を保持することができる。
第3の発明の構成によれば、軟質層は硬度10以下とされることで、歯もしくは歯茎による噛んだ時の圧力を受けて、きわめて柔軟に変形することができる。また、保護層は、硬度20ないし70度とされることで、軟質層を保護すると共に、その変形に追従できる柔らかさを失うことなく、噛み破られにくい強度を保持することができる。
第4の発明は、第1ないし3のいずれかの発明の構成において、前記歯がため部の他に、使用者が把持するための把持部を備えており、前記歯がため部が、第1層としての前記軟質層と第2層としての前記保護層とを一体に形成し、かつ露出する第1層を覆うように、前記保護層でなる第3層を形成するとともに、前記把持部と結合するための結合部が、前記第1層もしくは第3のいずれかの保護層と一体に形成されていることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、軟質層に対して複数の保護層を使用して覆うことで確実に形成することができる等、実用的な成形技術を用いて、軟質層を保護層で覆う構成を容易に得ることができる。
第4の発明の構成によれば、軟質層に対して複数の保護層を使用して覆うことで確実に形成することができる等、実用的な成形技術を用いて、軟質層を保護層で覆う構成を容易に得ることができる。
以上述べたように、本願発明によれば、乳幼児にとって、柔らかい食品と同等に、噛む対象としての固形をたもちつつ、噛んだ時に、極めて柔らかい感触を与えることができる安全な歯がためを提供することができる。
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態による歯がための概略正面図である。
図において、歯がため10は、噛むための部分11と、使用者が手に持って保持するための把持部19とを備えている。
把持部19は、例えば、合成樹脂などによる成形品であり、この実施形態ではほぼ半円状であり、内部は空洞で湾曲しかつ両端が塞がれた筒体となっている。玩具的要素として、湾曲した筒状の内部空間16には、小球17でなる転動体が収容されており、好ましくは、多数個の小球が異なる色に着色されている。これにより、把持部19の内部を小球17が転動することで、音を発し、しかも色とりどりの小球17の動きが乳幼児の興味を引きつけることができる。
図において、歯がため10は、噛むための部分11と、使用者が手に持って保持するための把持部19とを備えている。
把持部19は、例えば、合成樹脂などによる成形品であり、この実施形態ではほぼ半円状であり、内部は空洞で湾曲しかつ両端が塞がれた筒体となっている。玩具的要素として、湾曲した筒状の内部空間16には、小球17でなる転動体が収容されており、好ましくは、多数個の小球が異なる色に着色されている。これにより、把持部19の内部を小球17が転動することで、音を発し、しかも色とりどりの小球17の動きが乳幼児の興味を引きつけることができる。
半円状の把持部の端部19a,19aをつなぐようにして、同じくほぼ半円状の支持リング15が設けられている。すなわち、支持リング15はその両端部15a,15bを把持部19の端部19a,19a内に埋め込むようにして、把持部19に固定されている。
支持リング15はその径が把持部19よりも細く形成されており、噛むための部分11を構成する複数の小片12,13,14が挿通されている。複数の小片12,13,14の外端側が乳幼児の口腔内に取り込まれる部分である。
尚、把持部19は、半円状に限らず、リング状のものであればよく、「リング」には、円形に限らず、多角形や多角形の角部を丸くした形態のものなどを含む。支持リング15の「リング」も同様である。また、支持リングは、直線状の「支持体」や、噛むための部分よりも薄肉状とした形態等であってもよい。
支持リング15はその径が把持部19よりも細く形成されており、噛むための部分11を構成する複数の小片12,13,14が挿通されている。複数の小片12,13,14の外端側が乳幼児の口腔内に取り込まれる部分である。
尚、把持部19は、半円状に限らず、リング状のものであればよく、「リング」には、円形に限らず、多角形や多角形の角部を丸くした形態のものなどを含む。支持リング15の「リング」も同様である。また、支持リングは、直線状の「支持体」や、噛むための部分よりも薄肉状とした形態等であってもよい。
支持リング15に挿通された小片12,13,14は、本実施形態では互いに同一の外形である。
図2(a)がひとつの小片12の概略正面図、図2(b)は図2(a)のA−A線切断端面図である。図2(a)に詳しく示すように、小片12は、一端である内端12b側の幅が狭く、他端である外端12a側の幅が広いやや縦長の台形である。そして、小片12の中央部からやや内端12b寄りには、横方向に延びる中空の結合部18が一体に形成されている。この結合部18は小片12に一体に形成された貫通孔であり、図1に示すように結合部18には、支持リング15が挿通される。これにより、小片12は図2(b)に示すように、外端側を矢印方向に揺動可能に支持されている。すなわち、乳幼児は、把持部19を手に持ち、外端12a側を口腔内に織り込んだ状態で、支持リングを回動中心として、矢印方向に回動させ、自己の口の位置と、小片12の位置とを相対変化させることができるようになっている。
図2(a)がひとつの小片12の概略正面図、図2(b)は図2(a)のA−A線切断端面図である。図2(a)に詳しく示すように、小片12は、一端である内端12b側の幅が狭く、他端である外端12a側の幅が広いやや縦長の台形である。そして、小片12の中央部からやや内端12b寄りには、横方向に延びる中空の結合部18が一体に形成されている。この結合部18は小片12に一体に形成された貫通孔であり、図1に示すように結合部18には、支持リング15が挿通される。これにより、小片12は図2(b)に示すように、外端側を矢印方向に揺動可能に支持されている。すなわち、乳幼児は、把持部19を手に持ち、外端12a側を口腔内に織り込んだ状態で、支持リングを回動中心として、矢印方向に回動させ、自己の口の位置と、小片12の位置とを相対変化させることができるようになっている。
この小片12は、図2(b)に示されるように、全体が1種類の材料で形成されており、全て後述する保護層を形成するための相対的に剛性が高い方の材料で形成されている。
すなわち、後述するように、この実施形態では、支持リング15に挿通される3つの小片12,13,14は、それぞれ異なる構造とされており、各小片を口腔内に取り込んで噛んだ時、異なる感触を得ることができるようになっている。
また、小片12の表面には凸部12cが形成されており、口腔内でこの部分が特異な刺激を与えるようになっている。
すなわち、後述するように、この実施形態では、支持リング15に挿通される3つの小片12,13,14は、それぞれ異なる構造とされており、各小片を口腔内に取り込んで噛んだ時、異なる感触を得ることができるようになっている。
また、小片12の表面には凸部12cが形成されており、口腔内でこの部分が特異な刺激を与えるようになっている。
図3(a)は小片13の概略正面図、図3(b)は図3(a)のB−B線切断端面図である。図において、小片13は、成形された形態を保持できる程度にきわめて柔軟な材質でなる軟質層と、前記軟質層よりも剛性が高く、かつ変形が可能な保護層とを含み、かつ軟質層が保護層で覆われた構造である。
この構造について、詳しく説明する。
図3(b)に示すように、第1層21は表面として機能する保護層であり、小片13の一面を構成し、結合部18を構成する部分と一体に形成されている。先ず、第1層21が成形され、次いで第2層22が別の材質でなる中身として機能する軟質層として形成され、さらに小片13の他の面をなすように第3層23が第1層22と同じ材質で成形されている。この成形はインサート成形(射出成形による連続成形、多色成形を含む)などにより、全ての層が一体成形されている。
これにより、軟質層もしくは変形層である第2層22が、保護層である第1層22および第3層23により挟まれるようにして、これらの内部に完全に収容されている。
この構造について、詳しく説明する。
図3(b)に示すように、第1層21は表面として機能する保護層であり、小片13の一面を構成し、結合部18を構成する部分と一体に形成されている。先ず、第1層21が成形され、次いで第2層22が別の材質でなる中身として機能する軟質層として形成され、さらに小片13の他の面をなすように第3層23が第1層22と同じ材質で成形されている。この成形はインサート成形(射出成形による連続成形、多色成形を含む)などにより、全ての層が一体成形されている。
これにより、軟質層もしくは変形層である第2層22が、保護層である第1層22および第3層23により挟まれるようにして、これらの内部に完全に収容されている。
ここで、本実施形態の歯がため10の特徴は、その噛むための部分11の少なくとも一部の小片が、従来にないきわめて柔軟な噛み心地ないし感触を与えることができるように、小片を口腔内に取り込んで噛んだ時、きわめて容易に変形することである。
しかも、その表面は、乳歯が生えてきつつある歯茎でも変形させることが可能であり、また、生え始めた乳歯の咬合による剪断力に耐える構造とされていなければならない。
このような点から、小片13において、その第1層21と第3層33は、容易に破断しない保護層として機能するとともに、内部に配置された軟質層である第2層22は、歯茎もしくは歯の咬合に対して、抵抗を生じることなく極めて柔軟に変形することができ、さらに保護層は、軟質層の上記変形を妨げることがない程度の剛性とされている。
また、このように剛性を有する保護層である第1層21に結合部18を形成することで、把持部19に確実に連結される。
しかも、その表面は、乳歯が生えてきつつある歯茎でも変形させることが可能であり、また、生え始めた乳歯の咬合による剪断力に耐える構造とされていなければならない。
このような点から、小片13において、その第1層21と第3層33は、容易に破断しない保護層として機能するとともに、内部に配置された軟質層である第2層22は、歯茎もしくは歯の咬合に対して、抵抗を生じることなく極めて柔軟に変形することができ、さらに保護層は、軟質層の上記変形を妨げることがない程度の剛性とされている。
また、このように剛性を有する保護層である第1層21に結合部18を形成することで、把持部19に確実に連結される。
このような性質を備えるために、第1層21及び第3層23と、第2層22とは、同じ材料で形成されることが好ましいが、異なる性質を与えられている。この材料としては、柔軟で、その硬度を調整しやすく、成形性に優れ、熱湯や蒸気による消毒にもその特性が変化せずに、吸水性が少なく、しかも酸素や紫外線に対する安定性を備え、希酸性や希アルカリ性に対する耐性を有し、難燃性を有している等の諸点をほぼ満足する材料が選択されることが好ましい。このような材料としては、現在のところシリコーンゴムが最も好ましい。なお、各種エラストマーやイソプレンゴム等を一方または両方に使用してもよい。
成形上の利点から、この実施形態を製造する工程に用いられる熱硬化性のシリコーンゴムは、シリコーンポリマーと粉体補強剤を混合して、例えば、有機過酸化物などの適当な硬化剤を用いてポリマーどうしを架橋反応させて形成する。補強剤としては、たとえば、シリカ(二酸化ケイ素)の粉体を用いることができる。
軟質層である第2層22は、上述のように、きわめて柔軟で硬度が低い材料で形成するために、ベースコンパウンドに微量の補強剤を用いるか、ほとんど補強剤を使用しない。これにより、例えば、JIS硬度(JIS−K6235(ISO7619)におけるA型デュロメータによる硬度)10度以下で、しかも、後述する理由により、成形時の成形形態を自己保持できる硬度とすることが好ましい。
また、上述の材料の処理工程において、補強剤の量を少なくし、あるいは使用しないと、ベースコンパウンドからのシリコーンオイル分がしみだして、ベタツキを生じることがある。軟質層である第2層22は、保形性の必要以外にも、このような表面のベタツキが、乳幼児の口腔内に当接する箇所で生じないようにするために、軟質層は保護層で覆う必要がある。
軟質層である第2層22は、上述のように、きわめて柔軟で硬度が低い材料で形成するために、ベースコンパウンドに微量の補強剤を用いるか、ほとんど補強剤を使用しない。これにより、例えば、JIS硬度(JIS−K6235(ISO7619)におけるA型デュロメータによる硬度)10度以下で、しかも、後述する理由により、成形時の成形形態を自己保持できる硬度とすることが好ましい。
また、上述の材料の処理工程において、補強剤の量を少なくし、あるいは使用しないと、ベースコンパウンドからのシリコーンオイル分がしみだして、ベタツキを生じることがある。軟質層である第2層22は、保形性の必要以外にも、このような表面のベタツキが、乳幼児の口腔内に当接する箇所で生じないようにするために、軟質層は保護層で覆う必要がある。
一方、第1層21および第3層23の保護層を形成するための材料は、補強剤の量を調整することにより、あるいは架橋密度を高くすることで、軟質層である第2層22よりも高い硬度を備えるようにし、好ましくは、JIS硬度で、20度ないし70度とすることで、内側の軟質層の形を保持し、あるいは乳幼児の口腔内に当接した際には、ベタつくことなく不快な感触を与えないようにすることができる。
なお、硬度を高くすることによる引き裂き強度の低下に対応して、添加剤を用いることで、強度の向上を図ることができる。このような添加剤としては、樹脂系の添加剤を用いてもよく、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)添加剤などを使用して、必要な引き裂き強度を得るようにすることができる。
また、第1層21および第3層23の保護層の厚みをきわめて薄くし、第2層22の軟質層の厚みを比較的厚くすることで、軟質層である第2層22が噛み込みに伴う変形を充分に吸収するように、容易に変形することを阻害しないようにし、保護層の伸縮性についても妨げることがないようにされている。
なお、硬度を高くすることによる引き裂き強度の低下に対応して、添加剤を用いることで、強度の向上を図ることができる。このような添加剤としては、樹脂系の添加剤を用いてもよく、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)添加剤などを使用して、必要な引き裂き強度を得るようにすることができる。
また、第1層21および第3層23の保護層の厚みをきわめて薄くし、第2層22の軟質層の厚みを比較的厚くすることで、軟質層である第2層22が噛み込みに伴う変形を充分に吸収するように、容易に変形することを阻害しないようにし、保護層の伸縮性についても妨げることがないようにされている。
このような点から、軟質層である第2層22の肉厚寸法は、第1層21および第3層23の各層の肉厚寸法よりも大きくされていて、軟質層の厚みが大きいことで、噛んだ時の柔軟な感触を確実に生じさせるとともに、保護層が薄く形成されることで、このような重要な効果を失わせることがないようにされている。
なお、ここでは第1層21と第3層23の硬度を同一としているが、各保護層21,23の硬度を異ならせることで、第2層22の軟らかさに伴う感触の違いだけでなく表面層における表裏での硬さの違いを実現し、さらに複雑な感触を感じられるようにしてもよく、この場合も上述の保護層における硬度の範囲で適宜選択できる。また、同様に第1層21と第3層23の厚みをわずかに異ならせることで、異なる感触を体感できるよう構成してもよい。
なお、ここでは第1層21と第3層23の硬度を同一としているが、各保護層21,23の硬度を異ならせることで、第2層22の軟らかさに伴う感触の違いだけでなく表面層における表裏での硬さの違いを実現し、さらに複雑な感触を感じられるようにしてもよく、この場合も上述の保護層における硬度の範囲で適宜選択できる。また、同様に第1層21と第3層23の厚みをわずかに異ならせることで、異なる感触を体感できるよう構成してもよい。
さらに、軟質層としての第2層22は、上述した理由によりできるだけ硬度、剛性が低いことが好ましいが、極端に硬度を低くした結果、ゲル状もしくは液体状とされると、万一、使用中に保護層である第1層21及び/または第3層23が噛み破られた場合に、そのゲル状もしくは液体状の成分が、使用者の口腔内に容易に、もしくは比較的多量に入り込んでしまう事態が考えられる。
したがって、軟質層は成形時の成形形態を自己保持できる程度の硬度もしくは剛性とすることで、上述の不都合を回避することができる。
また、小片13は、図3(a)および図3(b)に示すように、保護層21,23の表面に凸部13cを備えている点は、図2の小片12と同様であるが、この場合、凸部13cは、一方向に延びる凸条である。そして、一面に2つ、他面に一つ形成されており、使用者が噛んだ際には、小片12とは異なる刺激を与えて、その興味を引きつけることができる。なお、これらの表面凸部は凹部としてもよく、形状も各種形状を採用してもよい。
したがって、軟質層は成形時の成形形態を自己保持できる程度の硬度もしくは剛性とすることで、上述の不都合を回避することができる。
また、小片13は、図3(a)および図3(b)に示すように、保護層21,23の表面に凸部13cを備えている点は、図2の小片12と同様であるが、この場合、凸部13cは、一方向に延びる凸条である。そして、一面に2つ、他面に一つ形成されており、使用者が噛んだ際には、小片12とは異なる刺激を与えて、その興味を引きつけることができる。なお、これらの表面凸部は凹部としてもよく、形状も各種形状を採用してもよい。
なお、図3(b)の3層構造は、上述した手法の他、例えば、次のようにしえて作ることもできる。先ず、結合部18の周囲の材料を除く下側部分の構造を保護層と同じ材料で成形する。この際、第2層22が形成される部分は中空として、中空の上端は開口としておく。次に上記開口から、第2層22に対応した材料を吹き込む。ここまでの成形品を型内に仕込み、結合部18の周囲の構造を形成する材料を射出して、仕込んだ構造と一体化することができる。このように、他の形状や構成であったとしても、保護層に覆われた軟質層を有する歯がためを形成するためには、あらかじめ、保護層の一部を開口を有する形で形成した後に、開口から挿入するよう軟質層を成形し、その開口を保護層の他部で覆うよう形成すればよい。
図4は、図3の小片の別の構成例を示す図である。
図4において、図1ないし図3と同じ符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点のみを説明する。
小片13−1は、第1層21−1と、第2層22とを有する2層構造である。
すなわち、第1層21−1は、結合部18の周囲の部分を含めて、表面全体が一体の保護層とされている。この構造は、所謂、ブロー成形の手法や、射出成形後に保護層の柔軟性に伴う無理抜き(開口部を変形させて抜き取る方法)等を用いて形成され、第1層21−1を中空の図示の形態に成形した後で、小さな開口(図示せず)から、内部空間に軟質層としての第2層22を成形する材料を吹き込むことや、注入することなどにより成形することができる。このような場合、小さな開口の部分では軟質部が露出するものの、実質的に軟質部が保護層に覆われていればよい。
図4において、図1ないし図3と同じ符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点のみを説明する。
小片13−1は、第1層21−1と、第2層22とを有する2層構造である。
すなわち、第1層21−1は、結合部18の周囲の部分を含めて、表面全体が一体の保護層とされている。この構造は、所謂、ブロー成形の手法や、射出成形後に保護層の柔軟性に伴う無理抜き(開口部を変形させて抜き取る方法)等を用いて形成され、第1層21−1を中空の図示の形態に成形した後で、小さな開口(図示せず)から、内部空間に軟質層としての第2層22を成形する材料を吹き込むことや、注入することなどにより成形することができる。このような場合、小さな開口の部分では軟質部が露出するものの、実質的に軟質部が保護層に覆われていればよい。
図5(a)は小片14の概略正面図、図5(b)は図5(a)のC−C線切断端面図である。
小片14は2層構造である。図示の場合、硬質層31は、結合部18の周囲の構造と一体である。そして、柔軟層33は、結合部18の周囲の部分を除く領域等を覆っている。
すなわち、硬質層31は、保護層21、23以上に変形が少ない硬度を有する材料で形成されており、柔軟層33は保護層21、23と同等の硬度とされた材料で形成されている。
また、小片14では、凸部14cの形状や配置は、小片13と同じであるが、この小片14cは、柔軟層33から硬質層31が外部に露出していることで形成されている。すなわち、小片14が口腔内に取り込まれた際に、凸部14cが口腔内部に当たる時の感触は、小片13と異なり、軟らかい中に硬い感触があることを体感できるものとなっている。
小片14は2層構造である。図示の場合、硬質層31は、結合部18の周囲の構造と一体である。そして、柔軟層33は、結合部18の周囲の部分を除く領域等を覆っている。
すなわち、硬質層31は、保護層21、23以上に変形が少ない硬度を有する材料で形成されており、柔軟層33は保護層21、23と同等の硬度とされた材料で形成されている。
また、小片14では、凸部14cの形状や配置は、小片13と同じであるが、この小片14cは、柔軟層33から硬質層31が外部に露出していることで形成されている。すなわち、小片14が口腔内に取り込まれた際に、凸部14cが口腔内部に当たる時の感触は、小片13と異なり、軟らかい中に硬い感触があることを体感できるものとなっている。
以上説明したように、本実施形態の歯がため10によれば、乳幼児の口腔内に取り込まれる、もしくは、差し入れられる歯がため部11の一部の小片が軟質層と、この軟質層を覆う保護層とを有している。特に、軟質層はきわめて柔軟な材質でなるものであり、噛んだ時に、歯もしくは歯茎のかみ合わされた方向に容易に変形することができる。このため、使用者である乳幼児は、小片13,14を噛んだ時に、従来に無いきわめて柔軟な感触を得ることができ、とりわけ、その軟質層の部分には、破断しない程度に深くまで咬合した歯ないし歯茎が入り込むので、食品を断ち切るのに近い感触を得ることができる。
しかも、この実施形態では、噛むための部分11を構成する小片12,13,14がそれぞれ異なる硬度もしくは剛性、構造に伴う硬さの差異を備えているので、小片ごとに噛んだ感触の相違を楽しむことができる。
しかも、この実施形態では、噛むための部分11を構成する小片12,13,14がそれぞれ異なる硬度もしくは剛性、構造に伴う硬さの差異を備えているので、小片ごとに噛んだ感触の相違を楽しむことができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
この実施形態では、把持部と噛むための部分とが別々に形成されているが、特に把持部を独立して設けることなく、全体が噛むための部分で構成されていてもよい。例えば、リング状の本体全体が噛むための部分で形成された構造としてもいし、棒状、多角形状などリング状に限らず、種々の形状とすることができる。
さらに、噛むための部分は、上記実施形態のように、その一部が保護層で覆われていてもよいが、全体が保護層により覆われる構成としてもよい。
噛むための部分の表面に露出する凸部ないし凸条は、硬質のものと軟質のものが交互に、あるいは規則的に、もしくはランダムに配置されていてもよい。
また、歯や歯根膜に様々な感触を体感させ、硬さの検知機能の発達につなげられるように、保護層に覆われた軟質層を2層として、その硬さが異なるように積層してもよい。
また、上述の実施形態における各構成は、必要により、その一部を省略したり、他の構成と入れ換えて、異なる構成の組み合わせのもとで実施されてもよい。
この実施形態では、把持部と噛むための部分とが別々に形成されているが、特に把持部を独立して設けることなく、全体が噛むための部分で構成されていてもよい。例えば、リング状の本体全体が噛むための部分で形成された構造としてもいし、棒状、多角形状などリング状に限らず、種々の形状とすることができる。
さらに、噛むための部分は、上記実施形態のように、その一部が保護層で覆われていてもよいが、全体が保護層により覆われる構成としてもよい。
噛むための部分の表面に露出する凸部ないし凸条は、硬質のものと軟質のものが交互に、あるいは規則的に、もしくはランダムに配置されていてもよい。
また、歯や歯根膜に様々な感触を体感させ、硬さの検知機能の発達につなげられるように、保護層に覆われた軟質層を2層として、その硬さが異なるように積層してもよい。
また、上述の実施形態における各構成は、必要により、その一部を省略したり、他の構成と入れ換えて、異なる構成の組み合わせのもとで実施されてもよい。
10・・・歯がため、11・・・噛むための部分、12,13,14・・・小片、21・・・第1層(保護層)、22・・・第2層(軟質層)、23・・・第3層(保護層)
Claims (4)
- 使用者の口腔内に取り込まれる噛むための部分を備えている歯がためであって、
前記噛むための部分が、
成形された形態を保持できる程度にきわめて柔軟な材質でなる軟質層と、
前記軟質層よりも剛性が高く、かつ変形が可能な保護層と
を含んでおり、
前記軟質層が前記保護層で覆われている
ことを特徴とする歯がため。 - 前記軟質層の厚み寸法が、前記保護層の厚み寸法よりも大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の歯がため。
- 前記保護層が、硬度20度ないし70度、前記軟質層が硬度10度以下に形成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の歯がため。
- 前記歯がため部の他に、使用者が把持するための把持部を備えており、前記歯がため部が、第1層としての前記軟質層と第2層としての前記保護層とを一体に形成し、かつ露出する第1層を覆うように、前記保護層でなる第3層を形成するとともに、前記把持部と結合するための結合部が、前記第1層もしくは第3のいずれかの保護層と一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の歯がため。
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---|---|---|---|
JP2004346587A JP2006149795A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 歯がため |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253790A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Pigeon Corp | 噛みおもちゃの製造方法およびその方法で製造された噛みおもちゃ |
CN102781398A (zh) * | 2010-02-01 | 2012-11-14 | 戴维·A·泰西尼 | 变化响应式出牙嚼器 |
WO2017199007A1 (en) * | 2016-05-14 | 2017-11-23 | Ravinder Rihal | Teething aids |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004346587A patent/JP2006149795A/ja active Pending
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JP2013518617A (ja) * | 2010-02-01 | 2013-05-23 | テジニ,デービット,エー. | 可変応答性おしゃぶり |
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