JP2006148898A - ネットワークにおいてパケットをルーティングするための装置および方法 - Google Patents

ネットワークにおいてパケットをルーティングするための装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パケット・サイズに制限されることなく、測定データを収集する。
【解決手段】
パケット交換網において、該交換網に測定パケットを伝送させると、該パケットが送信元装置から宛先装置に転送する際に、経路レコードを記憶する。装置によっては、測定パケットが、経路レコードをこれ以上記憶する容量を有しないことを認識することができる。該装置は、測定パケットのクローンを作成すると共に、該測定パケットから経路レコードのデータを消去する。該測定パケットは、引き続き、宛先アドレスへの経路をたどり、途中でさらなる経路レコードを収集する。クローンパケットは、測定ホストに戻され、すべてのクローンパケットおよび測定パケットが測定ホストに戻されたとき、経路レコードを処理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークにおいてパケットをルーティングするための装置および方法に関し、より具体的には、パケット交換網において測定パケットをルーティングするための装置および方法に関するものである。
現代の通信システム(とりわけ、インターネット)では、ネットワークの性能を測定することが望ましくなってきた。インターネットは、主たる世界的規模のパケット交換電気通信網であり、IP群(IP Suite)として知られる一組のネットワーク・プロトコルをすべてのネットワークが利用する異種ネットワークの集合である。IP群は、協働するコンピュータが、ネットワークにわたって資源を共用することができるように、開発されてきた。IP群には、UDP(ユーザ・データグラム・プロトコル)、ICMP(インターネット制御メッセージ・プロトコル)、ARP(アドレス解決プロトコル)、及び、RTP(リアルタイム・プロトコル)のような、多くのネットワーク・プロトコルが組み込まれており、これらはすべて、ネットワーク内において異なるタスクを実行する。
IETE(Internet Engineering Task Force)内のいくつかのワーキンググループは、「コメント要求(RFC)」にて文書化されている、TCP/IP及び関連プロトコルに関する標準化作業を行っている。
企業用及び個人顧客用のためにインターネット・ベースのサービスへのアクセスを可能にする多くのインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)が存在し、ユーザ数及びネットワークの規模は急速に増大している。この急速な発展が継続することは確実視されており、例えば、オンライン・ショッピングのような発展を続ける商業サービス、及び、音声及びビデオ・サービスを提供するxDSL及び3Gのような新規テクノロジによって、より優れたサービス及びサービス保証の提供を求める働きかけが、ISPに対して一層強まることになるであろう。
ISPは、トラフィック・エンジニアリングを使用して、利用可能なネットワーク資源を効率よく使用するが、ISPが、顧客に対する事前定義のサービス品質(QoS)及びサービス品質保証制度(SLA)を満たすために、ネットワークの性能測定が、一般に要求されるようになってきた。
現在知られているテクノロジは、インターネットのような最新の電気通信網の性能を測定するタスクへの適合には不十分である。これは、現在実現されているプロトコルが、大規模でますます複雑になる最新のネットワークの測定に用いるようには設計されていないので、拡張性に乏しく、効率が悪いためである。
インターネット制御メッセージ・プロトコル(ICMP)のようなネットワークをモニタするのに用いられる既存のツールは、ネットワーク性能をモニタするタスクに対し、その適用が制限される。この理由の1つは、ルータが、パケット転送のために設計され、それに合わせて最適化されている点にあり、よってルータは、測定目的には不適当である。さらに、高レベルのネットワーク資源を必要とするタスクは、資源集約的タスクのうちの1つに基づいており、ネットワークに対する悪意のある攻撃の影響を最小限に抑えるかまたは無効にするために、優先順位を低くして処理されるか、または全く処理されない。これにより、いくつかのインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)は、そのネットワークにおけるICMP機能をディセーブルにしている。
従って、効率がよく拡張性のある最新のネットワークのための測定プロトコルが必要とされている。こうした測定プロトコルの一例が既に提案されており、「IP測定プロトコル(IPMP)」と呼ばれている。IPMPについては、先行技術文献(例えば、非特許文献1参照)に開示があり、インターネット標準として広く採用される可能性がある。
このプロトコルの原理は、測定パケットすなわちアクティブなパケットを使用し、1対のホストまたは他の測定装置間において該測定パケットがやりとりされる際に、該測定パケットに経路情報を挿入することによって、ルータが測定に関与することができるようにするものである。
Bennett及びMcGregorによるインターネット原稿、2003年11月、Waikato University ネットワーク・ワーキング・グループ
IPMPのパケット・サイズは、ネットワークにわたって可能性のある最も高度の伝送互換性が得られるように、制限が加えられる。パケット・サイズに制限が加えられると、2つの測定装置間のネットワークを進行する際、ある箇所において、パケットは、ルータからそれ以上のデータを収集できなくなるという影響が生じる。従って、測定パケットが収集することのできるデータ量の制限によって、ネットワークについて実施することのできる測定数が制限されることとなる。
本発明は、この制限に対処しようとするものである。しかしながら、本発明は、IPMPまたは測定用途に限定されるものではなく、他のプロトコル及び用途にも適用可能である。すなわち、本発明が対処しようとする特定の問題が、IPMPデータ・パケットの制限されたバイト・サイズから生じるというだけである。
従って、本発明の目的は、先行技術に関する上述の問題を克服する、または、少なくとも軽減する、ネットワークにおいて測定パケットをルーティングするための方法および装置を提供することにある。
従って、本発明の第1の側面によれば、送信元ノードと宛先ノードとの間をパケット交換網によって伝送される測定パケットをルーティングし、該パケット交換網に関する測定データを収集するための装置が提供される。該装置は、
第1の測定パケットの受信を検出するための測定パケット検出器と、
該検出器に結合された処理部であって、より多くの測定データを収集するよう、該第1の測定パケットを該パケット交換網に転送するため、該第1の測定パケットが所定の基準を満たすか否かの判断を行う処理部と、
該基準が満たされなければ、複製測定パケットを生成して、該受信した測定パケットおよび該複製測定パケットのうちの一方に対し、収集された測定データを空にするパケット複製部と、
該基準が満たされたならば、より多くのデータ収集のため、該第1の測定パケットを、パケット交換網にルーティングし、該基準が満たされなければ、該データが空の測定パケットを、パケット交換網にルーティングする、パケットルーティング部と、を備える。
一実施形態では、パケット複製部は、データが空の測定パケットとして、該複製測定パケットを、パケット交換網にルーティングする。
パケット複製部は、データが空であってパケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、空の測定パケットであることを示すフラグをセットすることができる。
さらに、パケット複製部は、受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、データが空であってパケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、生成された複製測定パケット数のカウント更新を行うことができる。
複製測定パケットがパケット複製部によって生成されたならば、パケットルーティング部は、データが空でない測定パケットを、測定データ収集装置にルーティングすることができる。
パケット複製部は、データが空でない測定パケットに対し、空でない測定パケットを示すフラグをセットすることができる。
さらに、パケット複製部は、受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づき、データが空でない測定パケットに対し、空でないシーケンス番号(non-empty sequence number)を付与することができる。
本発明の第2の側面において、送信元ノードと宛先ノードとの間のパケット交換網で、測定データの収集を行うためのシステムが提供される。該システムは、
パケット交換網によって測定パケットを伝送する際に、パケット交換網に関する測定データを収集するため、測定パケットを生成する測定パケット・ジェネレータと、
生成された測定パケットをルーティングするための、上述した装置と、
測定パケットを収集し、送信元ノードと宛先ノードとの間のパケット交換網に関連する測定データをリンクした一連のデータの一部を形成するよう、該測定パケットからの測定データを揃える、測定データ収集装置と、
を備える。
測定データ収集装置は、収集した測定パケットに設けられる、空でないシーケンス番号に基づいて、測定データのシーケンス(順番)を求めることができる。
一実施形態では、該収集装置は、空の測定パケットであることを示すフラグを有する測定パケットを収集したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断する。
該収集装置は、所定の時間期間が経過したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断することができる。
本発明の第3の側面によれば、送信元ノードと宛先ノードとの間をパケット交換網によって伝送される測定パケットをルーティングして、パケット交換網に関する測定データを収集するための方法が提供される。該方法は、
第1の測定パケットの受信を検出するステップと、
より多くの測定データを収集するよう、該第1の測定パケットをパケット交換網に転送させるため、該第1の測定パケットが所定の基準を満たすか否かを判断するステップと、
該基準を満たさなければ、複製測定パケットを生成して、該受信した測定パケットおよび該複製測定パケットのうちの一方に対し、収集された測定データを空にするステップと、
該基準が満たされたならば、より多くのデータ収集のため、第1の測定パケットを、パケット交換網にルーティングし、該基準が満たされなければ、該データが空の測定パケットを、パケット交換網にルーティングするステップと、を含む。
複製測定パケットを生成すべきか否かを判断するための上記基準は、受信した測定パケットが、収集された測定データでほぼ満杯であるか否か、あるいは、該測定パケットが、収集された測定データで満杯になる前に、その予定の経路に沿った別のパケット複製部に到達するか否か、とすることができる。
この方法は、さらに、データが空であってパケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、空の測定パケットであることを示すフラグをセットするステップを含むことができる。
この方法は、さらに、受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、データが空であってパケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、生成された複製測定パケット数のカウント更新を行うステップを含むことができる。
この方法は、さらに、複製測定パケットが生成されたならば、データが空でない測定パケットを、測定データ収集装置にルーティングするステップを含むことができる。
この方法は、さらに、データが空でない測定パケットに対し、空でない測定パケットであることを示すフラグをセットするステップを含むことができる。
この方法は、さらに、受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、データが空でない測定パケットに対し、空でないシーケンス番号を付与するステップを含むことができる。
本発明の第4の側面によれば、送信元ノードと宛先ノードとの間のパケット交換網において測定データを収集するための方法が提供される。該方法は、
測定パケットを生成して、パケット交換網により該測定パケットを伝送する際に、パケット交換網に関する測定データを収集するステップと、
上述した方法のステップを利用して、測定パケットをルーティングするステップと、
測定パケットを収集し、送信元ノードと宛先ノードとの間のパケット交換網に関連する測定データがリンクされた一連のデータの一部を形成するよう、該測定パケットからの測定データを揃えるステップと、を含む。
この測定データ収集方法は、さらに、収集した測定パケットに設けられる、空でないシーケンス番号に基づいて、測定データのシーケンスを求めるステップを含むことができる。
この測定データ収集方法は、さらに、空の測定パケットであることを示すフラグを有する測定パケットを収集したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断するステップを含むことができる。
この測定データ収集方法は、さらに、所定の時間期間が経過したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断するステップを含むことができる。
一実施形態において、パケット交換網はインターネットであり、測定パケットは、IP測定プロトコルに適合している。

例証として、図面を参照し、本発明の一実施形態についてさらに詳述する。
本発明の実施形態が対処しようとしている問題の1つが生じるのは、インターネットのようなネットワークが、情報交換に多種多様なプロトコルを用いるためである。ネットワークにおける断片化(fragmentation)およびパケット損失が最小限に抑えられるように、ネットワークの測定に用いられるデータ・パケットのバイト・サイズを制限することが望まれる。IP測定プロトコルは、これを実現するように設計されているが、IPMPのパケット・サイズは、ネットワークにわたって可能性のある最も高度の伝送互換性が得られるように制限が加えられている。IPMPの場合、パケットは、ネットワーク上を転送され、その進行時に、性能をモニタするためのデータ収集を行う。パケットのデータ容量に制限が加えられると、2つの測定装置間のネットワークを進行する際、ある箇所において、パケットは、ルータからそれ以上のデータを収集することができなくなるという影響が生じる。
図1は、IPMPを利用してネットワーク性能の測定が行われる、通信ネットワーク8のアーキテクチャを例示した概略図である。これはまた、本発明の実施形態を利用することができるよう意図されている。当業者には明らかなように、IPMP以外のプロトコルを利用して、他の通信ネットワークにおいて本発明の他の実施形態を利用することができる。ネットワーク8は、複数のノード20、22、24、26、28、30、32、34を備えており、そのうちの2つの異なるタイプのノードは、異なる装置を配置させるよう示されている。ノード20及び34には、測定ホスト18が配置されており、ノード22、24、26、28、30、32には、ルータ16が配置されている。ルータ16は、ネットワーク8上を進行するデータがたどる経路を制御する。測定ホストは、ネットワークの測定を制御し、データの収集ポイントとすることもできる。さらに、ネットワークには、図示のものとは異なるタイプのノードが存在することもできる。
ネットワーク8において、ノード20、22、24、26、28、30、32、34は、データ伝送を認識し、処理し、転送することができる、ネットワーク8に接続された任意のアドレス可能装置を含むことができる。図には、ネットワーク8の一部36が示されているが、これについては、そのトポロジまたはアーキテクチャについてほとんど未知である。従って、ネットワーク8の未知の部分36のノードに接続された装置については、いくつかの接続された装置の中に、ルータの働きをし、その宛先に対してデータをルーティングすることができるものがあるという事実以外、ほとんど分らない。図1に示すルータ16は、IP測定プロトコルを利用することができ、IPMP対応ルータ(IPMP aware router)16と記述することにする。当然ながら、ネットワーク8には、IPMP対応ではないルータまたは他の装置が存在することができ、これらは図示されていない。2つの測定ホスト18は、2つのノード20および34に配置されており、該ノード20および34の間で、ネットワーク8の性能を測定することが望まれる。この場合、ノード20は、測定が開始される送信元ノードであり、ノード34は、宛先ノードであり、該宛先ノードでは、測定を終了させることができ、または、送信元ノード20に戻る帰路におけるネットワークの測定を行うために、該測定を該ノードで反射させることもできる。
データが進行することのできる複数の可能性ある経路が存在する。同じ送信元及び宛先アドレスを有する2つのデータ・パケットは、同じ経路をたどらなくてもよい。このため、ネットワーク測定のタスクが困難になる。IPMPは、「アクティブなパケット」すなわち測定パケット10、12、14と呼ばれる特殊なパケット・タイプを使用することにより、この困難を克服しようとしている。測定パケット10、12、14は、既存のIPストリームに属するかのように見えるよう設計され、オプションにより、伝送制御プロトコル(TCP)またはユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)のデータ・ストリームのように見えることがある。測定パケット10、12、14のこの設計により、該測定パケットは、ネットワーク8を横切る際、ルータ16のようなネットワーク装置によって実際的な扱いを受けることとなる。また、該測定パケットは、容易に処理されることができ、通常のIPパケットとほぼ同じレベルの処理を必要とするよう設計されている。
図1に示されるような測定パケット10は、ネットワーク8を横切る際に、ネットワーク8に関するデータを収集するため、送信元ノード20における測定ホスト18によって生成される。測定パケット10がルータ16を通過する時、該ルータ16によって、ルータ・アドレス、及び、タイムスタンプとしても知られる測定パケット10の通過時刻のような情報を含む経路レコードが、測定パケット10に追加される。該タイムスタンプは、ルータが測定パケット10の受信を完了した時間であり、測定パケット10の最後のビットが受信された時間を表す。例えば、タイムスタンプの正確度、アドレスのタイプ、及び/または生存時間(TTL)に関する情報といった、測定パケット10に追加される他のデータが存在する場合もある。TTLは、パケットがネットワーク8内に長く留まりすぎていて廃棄されるべきであるか否かをネットワーク・ルータに知らせる、パケット内の値であり、これを組み込むことによって、経路レコードが挿入されなかったネットワーク8内の領域を識別することが可能になる。
また、測定パケット10は、パケットにおけるビット数のカウント、すなわち伝送単位であるチェックサムを含む。チェックサムは、測定ホストによって計算され、測定パケット10内に含められる。その目的は、該測定パケット10を受信するノードが、そのパケットが伝送中に何らかの形で損なわれたかどうかを検査することができるようにすることにある。チェックサムが正しければ、完全な伝送内容が正しく受信されたものとみなされる。経路レコードを挿入するIPMP対応ルータによって、チェックサムは、経路レコードの挿入後における測定パケット10の内容を反映するよう更新される。
図1には、他の測定パケット12が示されている。この測定パケット12では、ルータ16によって、データが経路レコードの形態で追加されている。この場合、ノード22及び24に位置するルータ16によって、該ルータのアドレスと、測定パケット12が該ルータ16を通過した時間を示すタイムスタンプが追加される。このシステムに関する問題は、IPMPにおけるパケット・サイズが、最小の共通レイヤ2媒体の最大伝送単位のサイズ以下に制限されているので、経路レコードの記憶に利用可能な記憶空間が制限される点にある。この制限は、約22の個別の経路レコードと同等の約576バイトである。この制限は、測定パケット12の望ましくない断片化または測定パケット12の廃棄を阻止するために設けられている。測定パケット10、12、14が進行する経路全体にわたってネットワーク性能を測定するには、ホップ(hop)毎に、個別の経路レコードの挿入が必要になる。公共のインターネットには、22個を超えたホップのある経路が既に存在している。従って、これらの経路のうちの1つについて経路全体を記録することはできない。また、測定パケット10、12、14が、宛先測定ホスト20によって戻される、すなわち、エコーバックされるよう構成されている場合、或る一方向において測定することのできるのは、11個のホップだけである。
ホップは、送信元ノード20と宛先ノード34との間の経路の一部を表す。例えば、ネットワーク8を介して通信する時、データは、中間ノード22、24、26、28、30、32において、装置すなわちルータ16を通過する。データは、これらの中間ノード22、24、26、28、30、32間において、ネットワーク8の1つのノードからもう1つのノードへ「ホップする」とみなされる。
制限された記憶容量の問題に対して提案された解決法の1つは、例えば、ただ単に「n番目」のIPMP対応ルータ16毎に経路レコードを追加することにして、選択的に、いくつかのIPMP対応ルータ16については測定するが、別のIPMP対応ルータ16については測定しない、ということであった。ここで、nは整数である。IPMP対応ルータは、測定パケット10、12、14に、経路レコードを追加することができるルータである。従って、n値を減らして、測定パケット10、12、14に追加される個別の経路レコード数を増やすことができる。しかし、このアプローチには問題がある。テストが実施されている間、経路の各セクションすなわちホップの遅延が固定されるものと仮定する。nの減少につれて、該遅延がより大きく変動した場合、この増大の原因を判断することが困難になる。さらに、ルータ16に送られる制御メッセージの形態で、あるいは、測定パケット10、12、14内に含まれる追加情報の形態で、経路レコードを挿入するのがどのルータであるかを判断するには、より多くの情報がネットワーク8で伝送される必要がある。
従って、本発明の一実施形態によれば、ルータ16のようなネットワーク装置の少なくとも一部は、測定パケット14には、もはや経路レコードの記憶容量がそれ以上無いということを認識することができる能力を有する。従って、そのネットワーク装置によって、測定パケット14のコピーすなわちクローンが作成され、経路レコード・データは、もとの測定パケット14から消去され、測定パケット14は、引き続き、その宛先アドレスへの経路をたどり、途中で、さらなる経路レコードを収集する。クローン・パケット(図1には示されていない)が、送信元アドレスを宛先アドレスに変更し、クローン作成装置のアドレスを送信元アドレスとして挿入し、新たなチェックサムを計算し直すことにより、測定を開始したノード20の測定ホスト18に戻される。
図2は、この実施形態に従う、ネットワークにおいて測定データを収集する基本ステップのフローチャートを示す。
A1 − このステップは、測定開始であり、これにより、測定パケット10が、送信元及び宛先アドレス、エコー要求(echo request)、及び初期タイムスタンプといった、所望の測定を行うのに必要な情報と共に、測定ホスト18において生成される。次に、ステップA2が実行される。
A2 − このステップは、ステップA1の実行が済むと、実施される。測定パケット10は、ネットワーク8の次のノードに転送される。次に、ステップA3が実行される。
A3 − このステップは、ステップA2に続く。測定パケット10、12、14は、ネットワーク8を次のノードへと進行する途中である。測定パケット10、12、14は、ネットワーク8を進行する間に遅延を受けることがある。また、測定パケット10、12、14は、明らかなように、有線または無線媒体で送られることができる。このステップに、ステップA4が続く。
A4 − このステップは、ステップA3に続く。測定パケット10、12、14は、受信ノードに入る。このステップには、ステップA5が続く。
A5 − このステップは、ステップA4に続く。受信ノードは、測定パケット10、12、14に問い合わせて、宛先アドレスであるか否かを判断する。応答が「はい」で、受信ノードが測定パケット10、12、14の宛先であれば、ステップA6が実行される。応答が「いいえ」で、受信ノードが測定パケット10、12、14の宛先でなければ、ステップA7が実行される。
A6 − ステップA5によって肯定結果が戻されると、このステップが続く。測定パケット10、12、14が、送信元ノード20の測定ホスト18にエコーバック(返信)される。これは、送信元アドレスを宛先アドレスと交換するか、宛先アドレスを送信元アドレスと交換することによって実施される。測定パケット10、12、14は、さらに、測定パケットが連続的に跳ね返されて行ったり来たりするのを阻止するため、エコー・パケットとしてマーク付けされる。このステップには、ステップA2が続く。プロセスは、同じ手順に従って、ネットワークの逆方向に続行する。代替の実施形態では、測定パケット10、12、14を、送信元ノード20の測定ホスト18に戻さず、ステップA17〜A20に従って、宛先ノード34でデータ処理を行うことができる。
A7 − このステップは、ステップA5からの否定結果に続く。受信ノードは、測定パケット10、12、14に問い合わせて、送信元ノード20、すなわち測定を開始した測定ホスト18に帰着したか否かを判断する。測定パケット10、12、14が、送信元ノード20に帰着している場合には、肯定応答が戻され、ステップA17が実行される。帰着していなければ、否定応答が戻され、ステップA8が実行される。
A8 − ステップA7から否定結果が戻されると、このステップが実行される。測定パケット10、12、14は、受信ノードの装置がIPMPでイネーブルであるか否かを判断する。イネーブルでない装置には、そのパケットがIPMP測定パケット10、12、14であることを認識することができないので、この判断は簡単に達成されることができる。装置がIPMPでイネーブルでなければ、否定結果が戻され、プロセスはステップA16に移る。装置がIPMPでイネーブルであれば、ステップA9が実施される。
A9 − このステップは、ステップA8の結果が肯定であり、装置がIPMPでイネーブルな場合に実行される。受信ノードは、測定パケット10、12、14について、クローン(clone)作成および転送プロセスを実行すべきか否かを判断する。この実施形態の場合、クローン作成および転送プロセスは、測定パケット10、12、14が満杯(フル)である場合、すなわち、測定パケット10、12、14にそれ以上の経路レコードを記憶するのに十分な容量がない場合に、実行される。代替の実施形態において、例えば、経路に22を超えるホップが含まれており、かつ、測定パケット10、12、14が満杯になっても、ネットワーク8のノードがクローン作成および転送プロセスをサポートしないということが分っている状況では、クローン作成および転送プロセスを定める規則(ルール)が異なるものであってもよい。測定パケット10、12、14が通過する先行ノードにクローン作成および転送プロセスの実施を命じることにより、クローン作成および転送プロセスを実現させることができる。代替的に、所定の基準が満たされた時にクローン作成および転送プロセスを実施するようルータ16に命じる情報を、測定パケット10、12、14に含ませることもできる。クローン作成および転送プロセスを実施すべきであると判断されると、肯定結果が戻され、ステップA10が続く。実施すべきでなければ、否定結果が戻され、ステップA11が実施される。
A10 − このステップは、ステップA9からの肯定結果に続く。受信ノードがクローン作成および転送プロセスを実施することができる能力があるならば、ステップA12が実施される。実施することができなければ、ステップA3が実施され、測定パケットが満杯であるとみなされ、測定パケットは次のノードへ移動する。
A11 − このステップは、ステップA9またはA15からの否定結果に続く。IPMP対応の受信ノードは、該受信ノードのアドレス及びタイムスタンプ、および他の任意の指定された情報を、測定パケット10、12、14に挿入することができる。ステップA16は、自動的に、ステップA11の実行に続く。
A12 − このステップは、ステップA10からの肯定結果に続く。受信ノードは、測定パケット10、12、14の複製コピーすなわちクローンを作成する。ステップA13及びA15は、両方とも、ステップA12の実行から続く。
A13 − このステップは、ステップA12の実行から続く。複製された測定パケットは、送信元ノード20において、もとのパケット・プローブ(probe)を送り出した測定ホスト18に戻される。もとの測定パケット10、12、14からの送信元アドレスが、複製測定パケットでは宛先アドレスにされ、複製したノードのアドレスは、送信元アドレスにされる。複製測定パケットには、クローン測定パケットのマークが付けられる。クローン測定パケットには、一連のクローン測定パケットの一部を形成することとなる場合に、その収集される順序に経路レコード・データを照合する(collate、揃える)ことができるように、マーク付けされることも可能である。明らかなように、複製測定パケットを、ネットワークに結合された任意の装置に送ることができる。このステップには、ステップA14が続く。
A14 − このステップは、ステップA13から続く。測定ホスト18は、すべてのクローン測定パケット及び最終の測定パケットが測定ホスト18に帰着するまで待つ。代替的に、ある指定された時間期間にわたって待ってもよい。測定パケットに、それが「もとの(オリジナルの)」パケットであり、そのクローンが作成されたことを示すように、何らかのやり方でフラグをセットすることもできるが、最終の測定パケットを、それが、クローン作成されずに測定ホストに戻る唯一のパケット・プローブであるという事実によって認識することができる。実際、測定パケットに、クローンの作成毎に更新可能なカウンタを組み込むことができる。こうして、カウンタによって、すべてのクローンに順次に番号を付けることができ、測定パケットが測定ホストに戻ると、測定ホストは、該カウンタからクローンの作成数を求めることも可能である。さらに、測定パケットは、測定ホストがネットワーク8において測定トレースを複数同時に実施している場合、とりわけ送信元アドレスと宛先アドレスが同じ場合には、ある測定トレースと別の測定トレースを見分けることができるように、何らかの形の識別子を備えることもできる。
A15 − このステップは、ステップA12から続く。経路レコードの形態をとる測定データは、もとの測定パケット10、12、14から消去される。これは、測定データを有する測定パケット10、12、14のセクションにゼロを充填することによって、達成されることができる。測定パケット10、12、14は、今や、測定を続行する準備が整ったことになる。このステップには、ステップA11が続く。当然ながら、クローン測定パケット及びもとの測定パケットが同一であれば、どちらを空にして送るか、またはどちらを満杯として測定ノードに戻すかは、問題ではない。代替的に、クローン測定パケットを、空になるよう生成することもできる。
A16 − このステップは、A11から、またはA8からの否定結果から続く。もとの測定パケット10、12、14は、受信ノードを出て、引き続きネットワーク8を移動し、もう一度満杯になるか、または測定を完了するまで、測定データを収集する。
A17 − このステップは、ステップA7の肯定応答から続く。測定パケット10、12、14は、送信元ノード20に帰着する。送信元ノードは、受信した測定パケット10、12、14に関連する待ち状態のクローン・パケットがあるか否かを判断する。なければ、ステップA19が実行される。該待ち状態のクローン測定パケットがあれば、ステップA18が実行される。当然ながら、装置は、最初に、受信パケットがクローン・パケットであるか否かをチェックする必要がある。クローン・パケットであれば、すべての関連パケットが収集されるまで、記憶される。
A18 − このステップは、ステップA17から戻される結果が肯定の場合、すなわち、照合されるのを待っているクローン測定パケットが存在する場合に、実行される。測定パケット10、12、14は、既に待ち状態にあるものと照合され、収集されたデータは、正しい順番に、すなわち収集順に並ぶことになる。このステップには、ステップA19が続く。
A19 − このステップは、ステップA18から、または、ステップA17において戻される否定結果から続く。収集された測定データを処理して、ネットワーク性能が判断される。過剰な遅延を生じさせているネットワーク8の領域を識別することができる。このステップには、ステップA20が続く。
A20 − このステップは、ステップA19から続く。測定プロセスが完了する。
図3は、クローン・パケット・プローブの順序付けを可能にする、測定パケット10のフォーマットを示す。それぞれのクローン作成および転送操作で生成されるパケットの順序付けに関して提案されたこの設計は、現在のIPMPオプション・フィールドに基づいている。このフォーマットでは、クローン作成および転送の「SEQ」オプションによって、図3に示すように、1〜3の番号が付いた、最大4ビットまで利用可能な、1つ以上のあらかじめ確保されたビットが使用されることになる。一組の連続したビットの使用は、可能性のある設計オプションの範囲内のうちの1オプションである。用いられるビット数が多いほど、より多くのクローン作成および転送操作をサポートすることが可能になる。空にされて、引き続きより多くの測定結果を収集するパケットは、「O」フラグをセットすることによってマーク付けされる。クローン作成および転送操作の毎に、「O」フラグが変更され、「SEQ」フラグがインクリメントされると、チェックサムが更新される。有効なチェックサムは、通常、もとのパケットだけではなく、クローン・パケットにも必要である。同じ送信元と宛先の間における2つの同時測定を識別するために用いられるIDは、送信元ホストにおける測定を開始するタスクのプロセスIDとすることもできる。代替的に、0〜255の秒数を記録した単純なカウンタを利用して生成されることも可能である。2つの測定が、4分後に実行中である可能性は低いので、カウンタのロールオーバが問題になるとは考えられない。当然ながら、これは、毎秒1つの測定だけしか実施できないことを意味することになる。
代替的に、パケット内において、「SEQ」フラグのためにさらにオクテットを用意しておくこともできるが、これは、多くのクローン作成が可能になるにしても、結果的に、測定ペイロード(payload)に利用可能な空間を全体的に減少させることになる。
ハードウェアであるか、ソフトウェアであるかはともかく、ルータ16によってクローン作成および転送プロセスが実施されることができるように実現される。クローン作成プロセスの時間に影響されやすい要素(time sensitive element)が、ルータ16の「高速経路」で実行されるように実現される。一般に、ルータ16は、「高速経路」と「低速経路」を備えており、パケット転送の単純なタスクに最適化された「高速経路」は、そのタスクのための特定用途向けIC(ASIC)といった、効率の良い高速の固定機能デバイスを用いる場合が多い。管理タスクのような他のタスクまたは他の複雑なタスクは、「低速経路」で実施されることができる。余分な処理能力/資源を必要とするこれらのタスクは、ルータのパケット転送能力の性能に影響を及ぼすことになるので、「高速経路」では扱われない。「低速経路」は、汎用プロセッサを用いる場合が多い。また、クローン作成および転送プロセスの時間に影響されにくい部分は、「高速経路」で悪影響が生じないように、低速経路で実行されるよう実現される。この狙いは、測定データが既に捕捉済みで、もとのパケットが次のルータに送られているので、測定の整合性が、余分なクローン作成および転送プロセスによって影響されないようにすることにある。
本発明の一実施形態について詳述してきたが、当業者には、本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな修正及び改良を加えることが可能であることは、明らかであろう。
例えば、ステップA9の前に、ステップ10を実施することが可能であるが、これは、プロセスの効率をわずかに低下させるという犠牲を払うことがある。ステップA9は、上述の実施形態の場合のように、測定パケット10、12、14が、ルータ16に入る時ではなく、ルータ16を出る時に実施することが可能である。測定パケット10、12、14のクローン作成及び空の測定パケット10、12、14の転送プロセスは、例えば、経路に22を超えるホップが含まれており、測定パケット10、12、14が満杯になるネットワーク8上のノードには、クローン作成および転送プロセスのサポートを行えないことがわかっている場合、測定パケット10、12、14がそれ以上の経路レコードを保持することができなくなるということ以外の、何らかの事象または規則によってトリガされることができる。クローン作成及び転送プロセスは、パケットが通過する先行ノードにクローン作成及び転送プロセスの実施を命じることによって実行可能である。代替的に、所定の基準が満たされた時にルータ16にクローン作成および転送プロセスを実施するよう命じる情報を、測定パケット10、12、14に含ませることもできる。このプロセスは、もとのパケットについてクローン作成及び転送を行う代わりに、IPMP対応ノードによって新しい測定パケットを生成し、もとの測定パケット10、12、14を送信元ノード20に戻すように、変更されることができる。測定の送信元ノード20にある測定ホスト18にクローン・パケットを戻すというのも、必要不可欠ではなく、宛先ノード34の測定ホスト18、または、他のサードパーティに送ることも可能である。
図4は、前述の実施形態に施すことが可能ないくつかの変更を含めて、このプロセスのより詳細な実施例を示す。
B1 − このステップは、測定の開始であり、測定パケット10が、送信元及び宛先アドレス、エコー要求、及び初期タイムスタンプといった所望の測定を行うのに必要な情報と共に、測定ホスト18において生成される。次に、ステップB2が実行される。
B2 − このステップは、ステップB1の実行が済むと、実施される。測定パケット10は、ネットワーク8の次のノードに転送される。次に、ステップB3が実行される。
B3 − このステップは、ステップB2に続く。測定パケット10、12、14は、ネットワーク8の次のノードへと進行する途中である。当然ながら、測定パケット10、12、14は、ネットワーク8を進行する間に遅延を受けるおそれがある。明らかなように、測定パケット10、12、14は、有線または無線媒体で送ることができる。このステップには、ステップB4が続く。
B4 − このステップは、ステップB3に続く。測定パケット10、12、14は、受信ノードに入る。このステップには、ステップB5が続く。
B5 − このステップは、ステップB4に続く。受信ノードは、測定パケット10、12、14に問い合わせて、宛先アドレスであるか否かを判断する。応答が「はい」の場合、すなわち、受信ノードが測定パケット10、12、14の宛先である場合、ステップB6が実行される。応答が「いいえ」の場合、すなわち、受信ノードが宛先ではない場合、ステップB7が実行される。
B6 − ステップB5によって肯定結果が戻されると、このステップが続く。測定パケット10、12、14が、送信元ノード20の測定ホスト18にエコーバックされる。これは、送信元アドレスを宛先アドレスと交換するか、または宛先アドレスを送信元アドレスと交換することによって、達成されることができる。測定パケット10、12、14は、さらに、測定パケットが連続的に跳ね返されて行ったり来たりするのを阻止するため、エコー・パケットとしてマーク付けされる。このステップには、ステップB9が続く。次に、プロセスは、最初に問い合わせによってクローン作成及び転送プロセスが必要か否かを判断した後、同じ手順に従って、ネットワークの逆方向に続行する。代替の実施形態では、測定パケット10、12、14を、送信元ノード20の測定ホスト18には戻さず、ステップB23〜B26に従って、宛先ノード34でデータ処理を行うことができる。
B7 − このステップは、ステップB5からの否定結果に続く。受信ノードは、測定パケット10、12、14に問い合わせて、送信元ノード20、すなわち、測定を開始した測定ホスト18に帰着したか否かを判断する。測定パケット10、12、14が、送信元ノード20に帰着している場合には、肯定応答が戻され、ステップB23が実行される。帰着していなければ、否定応答が戻され、ステップB8が実行される。
B8 − ステップB7から否定結果が戻されると、このステップが実行される。測定パケット10、12、14は、受信ノードの装置が、IPMPでイネーブルであるか否かを判断する。イネーブルでない装置には、そのパケットがIPMP測定パケット10、12、14であることを認識することができないので、この判断は、簡単に実施可能である。装置がIPMPでイネーブルでなければ、否定結果が戻され、ステップB20が実施される。装置がIPMPでイネーブルならば、ステップB9が実施される。
B9 − このステップは、ステップB8の結果が肯定である場合、すなわち、装置がIPMPでイネーブルである場合に実行される。この実施形態の場合、測定パケット10、12、14が満杯である場合、すなわち、測定パケット10、12、14にそれ以上の経路レコードを記憶するのに十分な容量がない場合に実行されるクローン作成および転送プロセスを、測定パケット10、12、14について実行すべきか否かを、受信ノードが判断する。代替の実施形態の場合、クローン作成および転送プロセスを定める規則(ルール)が異なってもよい。例えば、経路に22を超えるホップが含まれており、測定パケット10、12、14が満杯になるネットワーク8上のノードがクローン作成および転送プロセスをサポートしないということが分っている状況では、測定パケット10、12、14が通過する先行ノードにクローン作成および転送プロセスの実施を命じることにより、クローン作成および転送プロセスを実現することができる。代替的に、所定の基準が満たされた時にルータ16にクローン作成および転送プロセスを実施するよう命じる情報を、測定パケット10、12、14に含めることもできる。クローン作成および転送プロセスを実施すべきであると判断されると、肯定結果が戻され、ステップB10が続く。実施すべきでなければ、否定結果が戻され、ステップB11が実施される。
B10 − このステップは、ステップB9からの肯定結果に続く。受信ノードがクローン作成および転送プロセスを実施することのできる能力を有する場合、ステップB14が実施される。実施可能でなければ、ステップB20が実施され、測定パケットは満杯であって測定データを収容することができず、測定パケット10、12、14は、次のノードへの移動を開始する。
B11 − このステップは、ステップB9からの否定結果に続く。受信ノードは、クローン作成および転送操作を強制的に実施させることができる。受信ノードによってクローン作成および転送プロセスが要求される場合、ステップB14が続く。要求されない場合、ステップB12が続く。
B12 − このステップは、ステップB11からの否定結果に続き、クローン作成および転送プロセスは、受信ノードによって実施されていない。こうした場合、上述のように、測定パケットのオプションで、「C」フラグがセットされる。こうして、測定パケット10、12、14は、受信ノードによるクローン作成および転送操作を「要求する」ことが可能になる。測定パケット10、12、14がこれを要求する場合、ステップB13が実施され、要求しなければ、ステップB18が実施される。
B13 − このステップは、ステップB12からの肯定結果に続く。受信ノードが、クローン作成および転送プロセスを実施することができる能力を有するならば、ステップB14が実施される。実施可能でなければ、ステップB18が実施されて、ステップB20が続き、測定パケット10、12、14は、次のノードへの移動を開始する。
B14 − このステップは、ステップB10、B11、または、B13からの肯定結果に続く。受信ノードが、測定パケット10、12、14の複製コピーすなわちクローンを作成する。この場合、クローン・パケットともとのパケットの両方において、「SEQ」フラグがインクリメントされ、クローン・パケットの「O」フラグのセットが解除される。ステップB15及びB17が、両方とも、ステップB14の実行から続く。
B15 − このステップは、ステップB14の実行から続く。複製測定パケットが、もとの測定パケット10、12、14を送り出した、送信元ノード20の測定ホスト18に戻される。もとの測定パケット10、12、14からの送信元アドレスが、複製パケットにおいて宛先アドレスにされ、複製したノードのアドレスが、送信元アドレスにされる。複製測定パケットは、「O」フラグのセットを解除することにより、クローン・パケットのマーク付けが施される。クローン・パケットを、「SEQ」フラグをインクリメントすることによってマーク付けすることもでき、その結果、一連のクローン・パケットにおける該クローン・パケットの位置が特定され、経路レコード・データを、その収集順に揃えることができる。明らかなように、複製測定パケットを、ネットワークに結合された任意の装置に送ることができる。このステップには、ステップB16が続く。
B16 − このステップは、ステップB15から続く。測定ホスト18は、すべてのクローン測定パケット及び最終測定パケットが測定ホスト18に帰着するのを待つ。代替的に、指定した時間期間にわたって待ってもよく、この場合、該期間が経過した時に、すべてのパケットを受信したとみなされる。上述のメカニズムによって、測定ホストは、もとの測定パケットが戻ると、その「SEQ」の数を読み取って、パケットのクローン作成が何回実施されたかを知ることが可能になる。
測定が開始すると、初期パケット/もとの(オリジナルの)パケットには、「O」フラグがセットされる。該パケットは、満杯になるまで、または、別の理由でクローン操作が実施されるまで、データを収集する(たとえば、クローンを作成することができる前に、満杯になることがあるので)。まず、パケットのクローン作成が実施されると、クローン・パケットともとのパケットの両方の「SEQ」フラグが1にセットされる(その前は0であったと仮定する)。次に、クローン・パケットの「O」フラグのセットが解除され、送信元に返送される。これが、最初のクローンである。次のクローン作成および転送プロセスにおいて、両方のパケットの「SEQ」フラグが2の値に更新される。クローン作成されたコピーパケットの「O」フラグは、再び、セットが解除される。今や空となった、転送されるもとのパケットは、やはり、その「O」フラグがセットされるが、この時点で、「SEQ」フラグの値は2である。次のクローン作成および転送プロセスにおいて、「SEQ」フラグは、3の値に更新され、「O」フラグは、該クローンに関してセット解除するよう変更される。クローン・パケットは、この時点において、順序が3番目のパケットであることを知り、「O」フラグでマーク付けされたもとの(オリジナルの)パケットは、3つのクローンが送信元に返送されたことを知る。測定が完了すると、システムは、もとのパケットが戻るのを待つが、これは、「O」フラグがセットされマーク付けされたパケットである。このもとのパケットの「SEQ」フラグを検査すると、クローン作成されたパケット数を求めることができ、また、全てのクローンが安全に送信元に戻されたかどうかを検査することができる。さらに、シーケンスの一部に欠損がある場合、もとのパケット、すなわち「O」フラグがセットされたパケットの損失、またはクローンの損失の可能性に対処するため、タイムアウトを利用することもできる。
さらに、同じ送信元ノードと宛先ノードの間で、2つの測定が同時に実施される場合、システムは、2つの同時測定結果をデータにまとめ上げる方法が分らないので、混乱することがある。この問題を克服するため、測定を作成したタスクのプロセス番号を一意の識別子として使用することができる。これは便利であり、ソフトウェアが、実行中の測定リストを持続的に記憶する必要がなくなる。大部分のオペレーティング・システムは、タスク毎にプロセス番号を有している。プロセス番号が得られなければ、代替案として、0〜255をカウントする経過秒数に基づくことも可能である。2つの測定が、4分経過しても実行中である可能性は低いので、カウンタのロールオーバは問題にならないであろう。ステップB19がこのステップに続く。
B17 − このステップは、ステップB14から続く。経路レコードの形態をとる測定データは、もとの測定パケット10、12、14から消去される。これは、測定データを有する測定パケット10、12、14のセクションに0を充填することによって、達成されることができる。この時点で、測定パケット10、12、14は、引き続き測定を行う準備が整うことになる。このステップには、ステップB18が続く。
B18 − IPMP対応の受信ノードは、例えば、受信ノードのアドレス及びタイムスタンプや、他の任意の指定情報といった、測定パケットの測定データを測定パケット10、12、14に挿入することができる。ステップB18が実行されると、ステップB20が自動的に続く。
B19 − このステップは、すべての測定パケット10、12、14を受信したか、または、測定ホスト18がそれらを待つのに「タイムアウト」したとき、ステップB16の実行から続く。測定ホスト18は、指定の時間期間を待つことによって「タイムアウト」になると、ステップB16が実行される。測定ホスト18において、すべての測定パケット10、12、14を受信すると、ステップB24が実行される。
B20 − このステップは、ステップB8またはB10から否定結果があると実行され、または、自動的にステップB18に続く。受信ノードが、測定パケット10、12、14がたどるべき経路を計算し、適切であれば、そのスケジューリングの優先順位に加えて、新しいチェックサムも計算する。ステップB21は、このステップの実行から続く。
B21 − このステップは、ステップB20の実行から続く。測定パケット10、12、14は、次のノードに転送される。ステップB22が、このステップの実行に続く。
B22 − このステップは、ステップB21の実行に続く。測定パケット10、12、14は、受信ノードを出て、次のノードに向かう。
B23 − このステップは、ステップB7からの肯定結果に続き、測定パケット10、12、14は、送信元ノード20に帰着している。送信元ノード20は、「SEQ」フラグを調べることにより、クローン作成が行われたか否かを判断する。正の整数値は、クローン作成が行われたことを表わしており、その場合、ステップB24が実行される。クローン作成が行われていなければ、ステップB25が実行される。
B24 − このステップは、ステップB23から戻される結果が肯定の場合、すなわち、クローン作成が行われた場合に実行される。測定パケット10、12、14が、既に待ち状態にあるものと照合され、こうして、収集データは、正しい順序になる。このステップには、ステップB25が続く。
B25 − このステップは、ステップB24から、または、ステップB23において戻される否定結果から続く。収集された測定データは、さらに処理されて、ネットワーク性能が求められる。こうして、過剰な遅延を生じさせているネットワーク8の領域を識別することが可能になる。このステップには、ステップB26が続く。
B26 − このステップは、ステップB25から続く。測定プロセスが完了する。
当業者には明らかなように、図4に示すより詳細なプロセスの流れは、説明した実施形態に対してなされる可能性のある変更のほんの一部を示したものでしかなく、本発明の範囲を逸脱することなく、他の変更を施すことも可能である。
ネットワーク・システムの概略図である。 本発明の一実施形態による処理法の操作に関する単純化されたフローチャート。 パケット・プローブの順序付けを実現するためのパケット・プローブ構造の概略図。 本発明の一実施形態による処理法の操作に関するより詳細なフローチャート。
符号の説明
8 通信ネットワーク
10、12、14 測定パケット
16 ルータ
20、22、24、26、28、30、32、34 ノード

Claims (27)

  1. 送信元ノードと宛先ノードとの間をパケット交換網によって伝送される測定パケットをルーティングし、該パケット交換網に関する測定データを収集する装置であって、
    a.第1の測定パケットの受信を検出する測定パケット検出器と、
    b.前記検出器に結合されたパケット複製部であって、より多くの測定データを収集するよう前記第1の測定パケットを前記パケット交換網に転送するため、該第1の測定パケットが所定の基準を満たすか否かを判断する処理部と、
    c.前記基準が満たされなければ、複製測定パケットを生成して、前記受信した測定パケットおよび前記複製測定パケットのうちの一方に対し、収集された測定データを空にするパケット複製部と、
    d.前記基準が満たされたならば、より多くのデータ収集のため、前記第1の測定パケットを、前記パケット交換網にルーティングし、前記基準が満たされなければ、前記データが空の測定パケットを、前記パケット交換網にルーティングする、パケットルーティング部と、
    を備える、装置。
  2. 前記複製測定パケットを生成すべきか否かを判断するための前記基準は、前記受信した測定パケットが、収集した測定データでほぼ満杯か否かである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記複製測定パケットを生成すべきか否かを判断するための前記基準は、前記測定パケットが、収集した測定データでほぼ満杯になる前に、該測定パケットの予定経路に沿った別のパケット複製部に到達するか否かである、
    請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記パケット複製部は、前記測定データが空の測定パケットとして、前記複製測定パケットを、前記パケット交換網にルーティングする、
    請求項1から3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記パケット複製部は、前記測定データが空であって前記パケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、空の測定パケットを示すフラグをセットする、
    請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記パケット複製部は、前記受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、前記測定データが空であって前記パケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、生成された複製測定パケット数のカウント更新を行う、
    請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記パケット複製部によって複製測定パケットが生成されたならば、前記パケットルーティング部は、前記測定データが空でない測定パケットを、測定データ収集装置にルーティングする、
    請求項1から6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記パケット複製部は、前記測定データが空でない測定パケットに対し、空でない測定パケットであることを示すフラグをセットする、
    請求項6に記載の装置。
  9. 前記パケット複製部は、前記受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、前記測定データが空でない測定パケットに対し、シーケンス番号を付与する、
    請求項7に記載の装置。
  10. 送信元ノードと宛先ノードとの間のパケット交換網で測定データの収集を行うためのシステムであって、
    前記パケット交換網による測定パケットを伝送する際に、該パケット交換網に関する測定データを収集するため、該測定パケットを生成する測定パケット・ジェネレータと、
    前記生成された測定パケットをルーティングする、請求項1から9のいずれかに記載の装置と、
    前記測定パケットを収集し、前記送信元ノードと宛先ノードとの間の前記パケット交換網に関連する測定データがリンクされた一連のデータの一部を形成するように、該測定パケットからの測定データを揃える、測定データ収集装置と、
    を備える、システム。
  11. 前記測定データ収集装置は、前記収集した測定パケットに設けられたシーケンス番号に基づいて、前記測定データのシーケンスを求める、
    請求項10に記載のシステム。
  12. 前記測定データ収集装置は、空の測定パケットであることを示すフラグを有する測定パケットを収集したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断する、
    請求項10または11に記載のシステム。
  13. 前記測定データ収集装置は、所定の時間期間が経過したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断する、
    請求項10または11に記載のシステム。
  14. 前記パケット交換網は、インターネットであり、前記測定パケットは、IP測定プロトコルに適合する、
    請求項10から13のいずれかに記載のシステム。
  15. 送信元ノードと宛先ノードとの間をパケット交換網によって伝送される測定パケットをルーティングし、該パケット交換網に関する測定データを収集するための方法であって、
    a.第1の測定パケットの受信を検出するステップと、
    b.より多くの測定データを収集するよう前記第1の測定パケットを前記パケット交換網に転送させるため、該第1の測定パケットが所定の基準を満たすか否かを判断するステップと、
    c.前記基準を満たさなければ、複製測定パケットを生成して、前記受信した測定パケットおよび該複製測定パケットのうちの一方に対し、収集された測定データを空にするステップと、
    d.前記基準が満たされたならば、より多くのデータ収集のため、前記第1の測定パケットを、前記パケット交換網にルーティングし、前記基準が満たされなければ、前記測定データが空の測定パケットを、前記パケット交換網にルーティングするステップと、
    を含む、方法。
  16. 複製測定パケットを生成すべきか否かを判断するための前記基準は、前記受信した測定パケットが、収集された測定データでほぼ満杯であるか否かである、
    請求項15に記載の方法。
  17. 複製測定パケットを生成すべきか否かを判断するための前記基準は、前記測定パケットが、収集された測定データで満杯になる前に、該測定パケットの予定経路に沿った別のパケット複製部に到達するか否かである、
    請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記測定データが空であって前記パケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、空の測定パケットであることを示すフラグをセットするステップをさらに含む、
    請求項15から17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、前記測定データが空であって前記パケット交換網にルーティングされる測定パケットに対し、生成された複製測定パケット数のカウントを更新するステップをさらに含む、
    請求項15から18のいずれかに記載の方法。
  20. 複製測定パケットが生成されたならば、前記測定データが空でない測定パケットを、測定データ収集装置にルーティングするステップをさらに含む、
    請求項15から19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記データが空でない測定パケットに対し、空でない測定パケットであることを示すフラグをセットするステップをさらに含む、
    請求項15から20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記受信した測定パケット内の、以前に該受信測定パケットから生成された複製測定パケット数のカウントに基づいて、前記測定データが空でない測定パケットに対し、シーケンス番号を付与するステップをさらに含む、
    請求項15から21のいずれかに記載の方法。
  23. 送信元ノードと宛先ノードとの間のパケット交換網における測定データを収集する方法であって、
    測定パケットを生成して、前記パケット交換網に該測定パケットを伝送する際に、該パケット交換網に関する測定データを収集するステップと、
    請求項15から22のいずれかに記載の方法のステップを使用して、該測定パケットをルーティングするステップと、
    前記測定パケットを収集し、前記送信元ノードと前記宛先ノードとの間の前記パケット交換網に関連する測定データをリンクした一連のデータの一部を形成するように、該測定パケットからの測定データを揃えるステップと、
    を含む、方法。
  24. 前記収集した測定パケットに設けられたシーケンス番号に基づいて、前記測定データのシーケンスを求めるステップをさらに含む、
    請求項23に記載の方法。
  25. 空の測定パケットであることを示すフラグを有する測定パケットを収集したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断するステップをさらに含む、
    請求項23または24に記載の方法。
  26. 所定の時間期間が経過したとき、完全な一連の測定パケットを受信したものと判断するステップをさらに含む、
    請求項23または24に記載の方法。
  27. 前記パケット交換網は、インターネットであり、前記測定パケットは、IP測定プロトコルに適合する、
    請求項23から26のいずれかに記載の方法。


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