JP2006147419A - コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 ロックアームがロック解除方向に操作された状態においては、ハウジングの嵌合動作を規制することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】 雌型コネクタ20を構成するハウジング本体21の上面には、片持ち状をなすロックアーム31が設けられている。このロックアーム31の前部側には、ロックアーム31の弾性変位動作と連動して姿勢を変える規制片35が左右一対設けられている。この規制片35は常には(ロックアーム31が解除方向に押圧されていない状態)、ロックアーム31と同様に水平な姿勢にあって、干渉なく雄型コネクタ10のフード部12に対して進入可能とされているが、ロックアーム31がロック解除方向に押圧操作されたときには、上方に持ち上げられた傾斜姿勢となる。そのため、このままの状態で両コネクタ10、20を嵌合させると、連結片36がフード部12の口縁部に干渉することで、両コネクタ10、20の嵌合が規制される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ロックアームを備えたコネクタに関する。
雌雄のコネクタハウジングをロックアームによって、嵌合状態にロックするコネクタが従来より、知られている(特許文献1)。
このものは、雄コネクタの上面に嵌合方向に延びる片持ち状のロックアームを備える一方、雌コネクタのフード部の天井壁に前記ロックアームに対するロック係止部が設けられており、両コネクタを嵌合させてゆくと、雄コネクタのロックアームはロック係止部に押されて下向きに弾性変位する。そして、両コネクタが正規嵌合位置に至ると、ロック係止部を通過したロックアームは弾性復帰してロック係止部に係止されるようになっている。
特開2001−23729公報
この種のロック形式のものでは、両ハウジングがロックされたか、否かの判断をロックアームが弾性復帰する際に相手側となるコネクタの壁面に当接したときに生ずるパチンという打撃音の有無を作業者が耳で確かめることによって行っている。しかし、両コネクタが嵌合される前に、ロックアームが故意にロック解除方向に押されているとパチンという打撃音がしないから、作業者は嵌合の可否を判断できず、半嵌合のまま嵌合作業を終えてしまう恐れがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームがロック解除方向に操作された状態においては、ハウジングの嵌合動作を規制することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手側ハウジングに設けられるフード部内に嵌合可能とされたハウジング本体と、前記相手側ハウジングに設けられたロック受け部に弾性係止可能とされるとともに前記ハウジング本体と共に前記フード部に収容される片持ち状のロックアームとを備え、前記ハウジング本体を相手側ハウジングのフード部に嵌合させると、その嵌合過程において前記ロックアームが弾性変位され、正規嵌合に至ると同ロックアームが元姿勢に弾性復帰して前記ロック受け部に係止されることで両ハウジングが嵌合状態にロックされるとともに、このロック状態から前記ロックアームの自由端を押圧操作して強制的に弾性変位させることでロックが解除されるようにしたコネクタにおいて、前記ロックアームには先端部が両ハウジングの嵌合方向前側に向かって片持ち状に延びるとともに基端部がロックアームの自由端側に連結された撓み変位可能な規制片が設けられ、この規制片は両ハウジングが嵌合される前の状態において前記ロックアームの弾性変位操作がなされたときには、ロックアームの弾性変位に連動して前記先端部が外方に突出するように姿勢を変え、その状態から両ハウジングを嵌合させると同外方に突出した規制片の先端部が前記フード部の口縁部に突き当たることで両ハウジングの嵌合を規制する一方、前記ロックアームが弾性変位操作されていない正規状態で両ハウジングを嵌合させると前記規制片の先端部はロックアームより先に前記フード部内に差し込まれるとともに、その後の嵌合過程で前記ロックアームが弾性変位されたときには、前記規制片の先端部がフード部の内壁に当接した状態となって前記規制片全体が撓み変形するよう構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記規制片は前記ロックアームの両側に一対設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記両規制片の先端部同士が連結片によって連結されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、両ハウジングが嵌合される前にロックアームが故意にロック解除方向に弾性変位操作されていると、それと連動して規制片は、先端部が外方に突出するように姿勢を変える。そのため、その状態から嵌合操作を行うと、突出した規制片の先端部が相手側ハウジングのフード部の口縁部に突き当たることで、両ハウジングの嵌合が規制される。
一方、ロックアームが弾性変位操作されていない正規状態から両ハウジングを嵌合させると、規制片の先端部はロックアームより先に前記フード部に差し込まれる。その後の嵌合過程で前記ロックアームが弾性変位されるが、このとき、先端部はフード部の内壁に当接することで外方への突出が規制される。従って、この場合には規制片による嵌合規制がなされることなく、両ハウジングは嵌合されてゆく。
このように、ロックアームが弾性変位操作されていない状態にある場合に限って、両ハウジングが嵌合可能であり、このときは、正規嵌合に至るとロックアームが元姿勢に弾性復帰してロックされるから大きな打撃音が得られたり、かちっと嵌った節度感が得られる。従って、良好なロックフィーリングを得ることができて、両ハウジングが正規嵌合に至ったことを確認することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、規制片はロックアームの両側に設けられている。このような構成であれば、バランスがよくなるからフード部に対するハウジング本体の嵌合動作を円滑に行うことが出来る。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、両規制片は連結片によって連結されているから、規制片をそれぞれ独立して設ける場合に比べて規制片の強度が高くなる。
本発明の一実施形態を図1ないし図7を参照して説明する。図1に示す10は雄型コネクタ、20は雌型コネクタであり、これら両コネクタ10、20は双方の正面同士を突き合わせるような嵌合及び嵌合状態からの離脱が可能とされている。尚、以下の説明において、前側とはそれぞれの嵌合面側を示すものとし、幅方向とは図2における上下方向を示すものとする。
雄型コネクタ10を構成する雄ハウジング11(本発明の相手側ハウジングに相当する)は合成樹脂製であり、前端に前方に開口する角筒状のフード部12を設けてなる。雄ハウジング11の内部には雄端子金具13が前端に設けられるタブ部13Aをフード部12内に突出させた状態で上下2段収容されている。この雄端子金具13は雄ハウジング11に一体的に形成されるランス17並びに別部品よりなるリテーナ18によって2重係止されている。
フード部12は前方から雌型コネクタ20を受け入れ可能な大きさに形成されるとともに、上面壁14における嵌合方向の前端寄りの位置であって幅方向の中央部には、同上面壁14を上下に貫通するようにしてロック孔(本発明のロック受け部に相当する)15が開口している。
このロック孔15の嵌合方向前側の壁面はやや逆テーパ気味に切り立つ係止面15Aとされており、そこには後記するロックアーム31のロック突部33が係止されるようになっている。
雌型コネクタ20を構成するハウジング本体21は合成樹脂製であって、ブロック状をなすとともに上面27にロックアーム31を一体的に設けている。ハウジング本体21の内部にはキャビティ21Aが上下2段に形成され、そこにはランス23並びにリテーナ24によって二重係止された状態で雌端子金具22が収容されている。
このハウジング本体21の前面壁25には、雄型コネクタ10の雄端子金具13のタブ部13Aがキャビティ21A内に前方から進入するのを許容するタブ挿通孔26が開口しており、その孔縁には全周にわたって略すり鉢状をなす誘導面が形成されることで、タブ部13Aの進入動作が円滑になされるようになっている。
ロックアーム31は上面27の幅方向の中央部分において、ハウジング本体21の前端からやや後退した位置から立ち上がり、そこから後方へ向けてほぼ水平に延設され、上面27との間に撓み空間28を保有する片持ち状をなす。尚、ロックアーム31をハウジング本体21の前端からやや後退した位置から立ち上げたのは、ロックアーム31の立ち上がり部32の前方に規制部34の連結片36を配置するためである(詳細は後述する)。
ロックアーム31には、長さ方向(前後方向)におけるほぼ中央部に上方に張り出すようにしてロック突部33が形成されている。このロック突部33のうち、前部側が嵌合方向前側に向かって下降傾斜する案内面33Bとされ、後部側が切り立つ係止面33Aとされている。このロックアーム31は上面31Aがフード部12に僅かな隙間を持って嵌合される高さ寸法に設定され、ロック突部33がフード部12の口縁部14Aに突き当たるような高さに設定されている。
そのため、両コネクタ10、20を嵌合させると嵌合の初期段階では、ロックアーム31は水平姿勢を保った状態(図1に示す姿勢)のままフード部12内に差し込まれてゆくが、やがて、ロック突部33がフード部12の口縁部(図1における上側の口縁部)14Aに突き当たって、ロックアーム31は下方へ撓み変位して斜め姿勢(図3に示す姿勢)となる。その後、ロック突部33がロック孔15に至ると、ロックアーム31は元の水平な姿勢に弾性復帰する(図4参照)。これにより、ロック突部33の係止面33Aとロック孔15の係止面15Aとが対面して位置することでフード部12に対しハウジング本体21が抜止めされる。また、弾性復帰したときに、ロックアーム31の上面31Aがフード部12の上面壁14の下面14Bを叩くため、両コネクタ10、20が正規嵌合に至るとパチンという打撃音が生ずる。これにより、組み付け作業者は両コネクタ10、20が正規嵌合に至ったと確認することが出来る。
また、図2に示すように、ロックアーム31の後端部は他の部分よりも若干幅広に形成されており、そこは、ロック解除のための操作部39とされている。すなわち、この操作部39は両コネクタ10、20が嵌合されてもフード部12の外側に位置している(図4参照)。そのため両コネクタ10、20が嵌合状態にあるときに、操作部39による押圧操作が可能であり、これによって、ロックアーム31を撓み空間28内に弾性変位させることでロック孔15とロック突部33のロックを解除することが出来ようになっている。
また、図2に示すように、ハウジング本体21の上面27における左右両側縁にはロックアーム31と平行に延びる側壁41が形成されている。この側壁41はハウジング本体21の全長に亘って形成されるとともに、両側壁41の後端部同士が保護壁42によって繋がれている。この保護壁42はロックアーム31の操作部39の前部を覆うようなアーチ状をなす。このようにロックアーム31の後端部分を保護壁42によって覆う構成とすることで、ロックアーム31を保護するとともに両コネクタ10、20がロック状態にあるときにロックアーム31が偶発的に押されてロックが解除しないようにしてある。尚、詳細には図示していないが、フード部12における側壁41と対向する位置には、嵌合方向に真っ直ぐに延びるガイド溝が設けられており、そこに側壁41が収容されるようになっている。
ところで、ロックアーム31を嵌合前から故意にロック解除方向に押圧した状態で両コネクタ10、20の嵌合動作を行うと、正規嵌合に至ってもパチンという打撃音がしないから、作業者は嵌合の可否を判断できず、半嵌合のまま嵌合作業を終えてしまう恐れがあった。そこで、本実施形態では、このような不正操作が行われた状態での両コネクタ10、20の嵌合を阻止(規制)するべく、ロックアーム31に嵌合阻止用の規制部34を一体的に形成している。
図2に示すように、ロックアーム31は前端から後端にかけてがほぼ一定幅に形成されているが、立ち上がり部32からロック突部33が形成された部分にかけてがスリット38によってU字状に切り欠かれている。このスリット38によってロックアーム31の立ち上がり部32の周辺から切り離された部分が規制部34とされている。規制部34はハウジング本体21の上面27から浮いた状態にあって、同図に示すようにロックアーム31の左右両側において嵌合方向の前方にまっすぐに延びる一対の規制片35と、これら両規制片35の先端部35B同士を互いに連結する連結片36とからなる。そして、ロックアーム31がコネクタ嵌合前にロック解除方向に押圧操作されると、ロックアーム31の弾性変位動作に連動して規制部34は図6に示すように、連結片36が図示上方に持ち上げられた傾斜姿勢となる。
この傾斜姿勢においては、連結片36の前部がフード部12の口縁部14Aに干渉する設定とされおり、これにより、不正操作が行われた状態での両コネクタ10、20の嵌合が規制部34によって阻止されるようになっている。また、図1に示すように規制片35は基端部35A側に比べて先端部35B側の方が肉厚(同図に示す上下方向に関する厚み)が厚くとられている。このような構成とすることで、先端部35B、ひいては連結片36とフード部12の口縁部14Aとの干渉代を広くとることが出来るから、より確実に嵌合阻止を行うことが出来るようになっている。尚、この傾斜姿勢が、本発明における先端部が外方に突出する姿勢に相当する。
一方、この規制部34は常には(ロックアーム31が解除方向に押圧されていない状態)、ロックアーム31と同様に水平な姿勢にあって、その高さ位置はロックアーム31の上面31Aと同じ高さ、すなわち両コネクタ10、20を嵌合させると、規制部34全体がフード部12内にわずかな隙間を持って嵌合されるような寸法設定とされている。そのため、ロックアーム31が解除方向に押圧されていない状態(以下、正規状態とする)であれば、規制部34はハウジング本体21とともに、フード部12内に収容されるようになっている。
また、両コネクタ10、20を嵌合させてゆくと嵌合動作の途中ではロックアーム31はロック解除方向に弾性変位(口縁部14Aにロック突部33が干渉することに伴う弾性変位)するから、規制部34は不正操作の場合と同様にロックアーム31の弾性変位動作に連動して傾斜姿勢をとろうとするが、これを許すと嵌合動作に支障をきたす恐れがある。
この点に関しては、先に述べたように規制部34はスリット38によってロックアーム31の立ち上がり部32から切り離されているため、ロックアーム31との接続部分(以下、基端部35Aとする)を中心にロックアーム31の弾性変位動作とは独立した状態で先端側が弾性的に上下動するようになっており、更に、連結片36はロックアーム31の立ち上がり部32の前側にあって、規制部34はロックアーム31の本体部分より先にフード部12内に進入するようになっている。そのため、嵌合過程でロックアーム31が弾性変位したときには、連結片36がフード部12の上面壁14の下面14Bに面当りした状態となって、規制部34全体が緩やかに湾曲することで傾斜姿勢をとらないようになっている(図3参照)。
また、規制部34の前縁は前後方向において、ハウジング本体21の前縁と同じ位置にあって、ハウジング本体21の前方に突出されないようにしてある。このような構成とすることで、両コネクタ10、20を嵌合させたときに、連結片36がフード部12の奥壁に干渉しないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両コネクタ10、20を嵌合させるには、雌型コネクタ20のロックアーム31をロック解除方向に押圧せず水平な姿勢としておき、この状態から雌型コネクタ20をフード部12内に押し込んでいく。このときには、ロックアーム31に一体的に形成される規制部34はロックアーム31と同様に水平な姿勢にある。そのため、規制部34はフード部12の上面壁14側の口縁部14Aに干渉することなくフード部12内に差し込まれ、これに続いてロックアーム31の立ち上がり部32がフード部12内に差し込まれてゆく。
やがて、ロックアーム31のロック突部33がフード部12の口縁部14Aに干渉するが、その状態から更に、嵌合を進めると、図3に示すように案内面33Bの案内作用によって、ロックアーム31は下向き(ロック解除方向)に弾性変位される。一方、このロックアーム31が弾性変位されたときに、規制部34はロックアーム31の姿勢に倣って傾斜するように姿勢を変えようとするが、連結片36がフード部12の内壁に当接した状態にあるから、規制片35は傾斜姿勢をとらず全体が緩やかに湾曲する。そのため、これ以降は、連結片36がフード部12の上面壁14の下面14Bに弾接された状態で嵌合が進んでゆく。
そして、両コネクタ10、20が正規嵌合位置まで嵌合されると、図4に示すように、ロックアーム31のロック突部33がロック孔15の下方に到達して、ロックアーム31は元の水平な姿勢に弾性復帰する。これにより、ロック突部33の係止面33Aとロック孔15の係止面15Aとが僅かな間隔を空けて対向して位置することで、両コネクタ10、20は離脱規制状態にロックされる。そして、ロックアーム31の弾性復帰動作と連動して、規制部34も水平な姿勢に復帰する。
また、このときに、弾性復帰したロックアーム31がフード部12の上面壁14の下面14Bを勢いよく叩くことで、パチンという打撃音がする。これにより、組み付け作業者は両コネクタ10、20が正規嵌合に至ったことを確認することが出来る。
尚、この状態から、ロックアーム31によるロックを解除するには操作部39を下方に押圧操作してやればよく、これによって、ロックアーム31を撓み空間28内に弾性変位させることでロック孔15とロック突部33とのロックが解除されるようになっている。
一方、両コネクタ10、20が嵌合される前にロックアーム31が不正操作されてロック解除方向に弾性変位されていると、それと連動して規制部34は水平な姿勢から、連結片36が上方に持ち上げられた傾斜姿勢に姿勢を変える(図6参照)。そのため、その同状態から嵌合操作を行うと、持ち上げられた連結片36がフード部12の口縁部14Aに突き当たることで、両コネクタ10、20の嵌合が阻止される(図7参照)。
このように、本実施形態によれば、ロックアーム31が弾性変位操作されていない正規状態にある場合に限って、両コネクタ10、20が嵌合可能であり、このときは、正規嵌合に至るとロックアーム31が元姿勢に弾性復帰してロックされるから大きな打撃音が得られたり、かちっと嵌った節度感が得られる。従って、良好なロックフィーリングを得ることができて、両コネクタ10、20が正規嵌合に至ったことを確認することができる。
また、規制片35はロックアーム31の左右両側に設けられている。このような構成であれば、左右のバランスがよくなるからフード部12に対するハウジング本体21の嵌合動作を円滑に行うことが出来る。
更に、両規制片35は連結片36によって連結されているから、規制片35をそれぞれ独立して設ける場合に比べて強度が高くなる。そのため、不正操作がされた状態での両コネクタ10、20の嵌合をより確実に阻止することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態によれば、連結片36をフード部12の上面壁14の口縁部14Aに干渉させることで、不正操作が行われていた場合の両コネクタ10、20の嵌合を規制することとしたが、干渉させる部位としてはフード部12の上面壁14側の口縁部14Aに限定されるものではなく、連結片36をフード部12の下面壁或いは、側壁に干渉させてもよい。
(2)本実施形態によれば、左右の両規制片35の先端同士を連結片36によって連結させたが、ロックアーム31が不正操作されたきに、先端が持ち上げられてフード部12の口縁部に干渉するものであればよく、連結片36を廃止して左右の規制片35がそれぞれ独立して動作するものであってもよい。
(3)本実施形態では、規制片35をロックアーム31の左右両側にそれぞれ設けたが、少なくともいずれか一方側に設けられていればよい。
本発明の一実施形態に係る両コネクタを嵌合させる前の状態を示す断面図 両コネクタの平面図 ロックアームが撓み変形した状態を示す断面図 両コネクタが正規嵌合した状態を示す断面図 ロックアームを解除操作させた状態を示す断面図 ロックアームが不正操作された状態を示す断面図 規制部によって、両コネクタの嵌合が規制された状態を示す断面図
符号の説明
10…雄型コネクタ
14…フード部
20…雌型コネクタ
21…ハウジング本体
31…ロックアーム
35…規制片
36…連結片

Claims (3)

  1. 相手側ハウジングに設けられるフード部内に嵌合可能とされたハウジング本体と、
    前記相手側ハウジングに設けられたロック受け部に弾性係止可能とされるとともに前記ハウジング本体と共に前記フード部に収容される片持ち状のロックアームとを備え、前記ハウジング本体を相手側ハウジングのフード部に嵌合させると、その嵌合過程において前記ロックアームが弾性変位され、正規嵌合に至ると同ロックアームが元姿勢に弾性復帰して前記ロック受け部に係止されることで両ハウジングが嵌合状態にロックされるとともに、このロック状態から前記ロックアームの自由端を押圧操作して強制的に弾性変位させることでロックが解除されるようにしたコネクタにおいて、
    前記ロックアームには先端部が両ハウジングの嵌合方向前側に向かって片持ち状に延びるとともに基端部がロックアームの自由端側に連結された撓み変位可能な規制片が設けられ、
    この規制片は両ハウジングが嵌合される前の状態において前記ロックアームの弾性変位操作がなされたときには、ロックアームの弾性変位に連動して前記先端部が外方に突出するように姿勢を変え、その状態から両ハウジングを嵌合させると同外方に突出した規制片の先端部が前記フード部の口縁部に突き当たることで両ハウジングの嵌合を規制する一方、
    前記ロックアームが弾性変位操作されていない正規状態で両ハウジングを嵌合させると前記規制片の先端部はロックアームより先に前記フード部内に差し込まれるとともに、その後の嵌合過程で前記ロックアームが弾性変位されたときには、前記規制片の先端部がフード部の内壁に当接した状態となって前記規制片全体が撓み変形するよう構成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記規制片は前記ロックアームの両側に一対設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記両規制片の先端部同士が連結片によって連結されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
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