JP2006147272A - 同軸コネクタの接続構造およびそれに用いるアタッチメントスリーブ - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじ形コネクタにワンタッチ形コネクタを簡単容易に脱着することができるとともに、電気介在物を介在することなく両コネクタを電気的に接続する。
【解決手段】雄ねじ部4を介したねじ結合により着脱自在にコネクタ連結されるねじ形コネクタ1と、溝16または突起23からなる係合部を介した係合により着脱自在にコネクタ連結されるワンタッチ形コネクタ2とを、互いにコネクタ接続する同軸コネクタの接続構造である。雄ねじ部4に雌ねじ部7を螺着させてアタッチメントスリーブ5をねじ形コネクタ1に外嵌螺着させた状態でワンタッチ形コネクタ2に内嵌する。前記係合部に前記被係合部を係合させてねじ形コネクタ1をワンタッチ形コネクタ2にコネクタ連結する。両コネクタ1、2の電気接続点を直接的に電気接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】雄ねじ部4を介したねじ結合により着脱自在にコネクタ連結されるねじ形コネクタ1と、溝16または突起23からなる係合部を介した係合により着脱自在にコネクタ連結されるワンタッチ形コネクタ2とを、互いにコネクタ接続する同軸コネクタの接続構造である。雄ねじ部4に雌ねじ部7を螺着させてアタッチメントスリーブ5をねじ形コネクタ1に外嵌螺着させた状態でワンタッチ形コネクタ2に内嵌する。前記係合部に前記被係合部を係合させてねじ形コネクタ1をワンタッチ形コネクタ2にコネクタ連結する。両コネクタ1、2の電気接続点を直接的に電気接続する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、同軸ケーブル等に連結される同軸コネクタの接続構造およびそれに用いるアタッチメントスリーブに関する。
同軸コネクタ構造としては、コネクタ同士をねじ込み連結するねじ結合タイプ(例えば、特許文献1参照)と、コネクタ同士をバイヨネット式に差込連結するワンタッチ結合タイプ(JIS C 5412 C02 形コネクタ)が知られている。
特開2001−93627号公報
ねじ結合タイプの同軸コネクタ接続構造は、ねじ結合構造のコネクタ(以下、ねじ形コネクタという)の外周に形成された雄ねじに相手側コネクタに備えられた接続スリーブを螺合する構造であるために連結強度が高く、外力が作用しやすい箇所での接続に有効となるものであるが、接続スリーブを何回も回転操作する必要があってコネクタ脱着に手間がかかるものである。
これに対して、ワンタッチ結合タイプのコネクタ接続構造はコネクタ脱着が簡単で取扱い性に優れたものであるが、ワンタッチ結合構造のコネクタ(以下、ワンタッチ形コネクタ)の両方が同タイプのコネクタの仕様である必要がある。
また、ねじ形コネクタとワンタッチ形コネクタをアダプタを介して接続することも行われているが、アダプタにはねじ形コネクタに対するねじ連結構造およびワンタッチ形コネクタに対するワンタッチ結合構造をそれぞれ備えるとともに、両コネクタの内外導体を導通接続する中継用の電気接続構造をアダプタ内に組込む必要があり、構造が複雑でコスト高になるきらいがあった。また、アダプタ内でねじ形コネクタの内外導体との接触導通部とワンタッチ形コネクタの内外導体との接触導通部がそれぞれ設けられるために電気的接続点が増えて、信号伝達性能や接続信頼性が低下するおそれがある。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、ねじ結合タイプのコネクタに相手側コネクタを簡単容易に脱着することができるとともに、電気的中継手段を介在させることなく両コネクタを電気的に接続することができる同軸コネクタ接続構造を提供することを主たる目的とする。
第1の発明に係る同軸コネクタの接続構造は、雄ねじ部を有し当該雄ねじ部を介したねじ結合により着脱自在にコネクタ連結されるねじ形コネクタと、内周に溝または突起からなる係合部を有し当該係合部を介した係合により着脱自在にコネクタ連結されるワンタッチ形コネクタとが、互いにコネクタ接続される同軸コネクタの接続構造において、
・前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部をその内周に有するとともに、前記係合部に着脱自在に係合する被係合部をその外周に有するアタッチメントスリーブを備える、
・前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺着させて前記アタッチメントスリーブが前記ねじ形コネクタに外嵌螺着される、
・前記ねじ形コネクタが、前記ワンタッチ形コネクタに内嵌される、
・前記係合部に前記被係合部が係合されて前記ねじ形コネクタが前記ワンタッチ形コネクタに脱着可能に連結される、
・両コネクタの電気接続点どうしが直接的に電気接続される、
という構成を備える。
・前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部をその内周に有するとともに、前記係合部に着脱自在に係合する被係合部をその外周に有するアタッチメントスリーブを備える、
・前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺着させて前記アタッチメントスリーブが前記ねじ形コネクタに外嵌螺着される、
・前記ねじ形コネクタが、前記ワンタッチ形コネクタに内嵌される、
・前記係合部に前記被係合部が係合されて前記ねじ形コネクタが前記ワンタッチ形コネクタに脱着可能に連結される、
・両コネクタの電気接続点どうしが直接的に電気接続される、
という構成を備える。
この構成によると、ねじ形コネクタにねじ込み固定したアタッチメントスリーブに対してワンタッチ形コネクタをワンタッチ脱着することができるとともに、電気接続点どうしを直接的に電気接続する、すなわち、両コネクタの内外導体を直接に導通接触させることことで、電気接続点が増加することもない。
第2の発明は、上記第1の発明において、
・前記ワンタッチ形コネクタに回動自在に接続スリーブが設けられる、
・前記接続スリーブのスリーブ先端に、当該スリーブ先端に連続する鉤形の係合溝が設けられ、当該係合溝から前記係合部が構成される、
・前記アタッチメントスリーブの外周にスタッドが突設され、当該スタッドから前記被係合部が構成される、
・前記スタッドに前記係合溝を係合させることで両コネクタが連結される、
という構成をさらに備える。
・前記ワンタッチ形コネクタに回動自在に接続スリーブが設けられる、
・前記接続スリーブのスリーブ先端に、当該スリーブ先端に連続する鉤形の係合溝が設けられ、当該係合溝から前記係合部が構成される、
・前記アタッチメントスリーブの外周にスタッドが突設され、当該スタッドから前記被係合部が構成される、
・前記スタッドに前記係合溝を係合させることで両コネクタが連結される、
という構成をさらに備える。
この構成によると、コネクタ接続に際しては、スタッドを係合溝の開口に導入するようにワンタッチ形コネクタをねじ形コネクタに差し込んだ後、接続スリーブを少し回動させるとスタッドが係合溝の内奥に案内されて両コネクタが更に深く差し込まれ、両コネクタの分離方向への相対移動が阻止された連結状態となる。また、コネクタ分離に際しては、接続スリーブを逆方向に回動させることで、スタッドが係合溝の開口近くまで相対移動され、その後、ワンタッチ形コネクタをねじ形コネクタから抜き外すことができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、
・前記ワンタッチ形コネクタの内周に、径方向に沿って弾性的に拡縮変形自在にテーパリングが装着保持され、当該テーパリングから前記係合部が構成される、
・前記ワンタッチ形コネクタに、コネクタ軸心方向に沿ってスライド可能に接続スリーブが設けられる、
・前記接続スリーブの内周に、当該接続スリーブのスライド移動により前記テーパリングに係合して当該テーパリングを拡縮させるテーパ面が設けられる、
・前記アタッチメントスリーブの外周に環状溝が形成され、当該環状溝から前記被係合部が構成される、
・前記テーパリングが縮径されて前記環状溝に係合されることで両コネクタが連結される、
・前記接続スリーブがスライド操作されて前記テーパリングに前記テーパ面が係合されて当該テーパリングが強制的に拡径変形されることで前記環状溝から離脱され、これにより両コネクタの連結が解除される、
という構成をさらに備える。
・前記ワンタッチ形コネクタの内周に、径方向に沿って弾性的に拡縮変形自在にテーパリングが装着保持され、当該テーパリングから前記係合部が構成される、
・前記ワンタッチ形コネクタに、コネクタ軸心方向に沿ってスライド可能に接続スリーブが設けられる、
・前記接続スリーブの内周に、当該接続スリーブのスライド移動により前記テーパリングに係合して当該テーパリングを拡縮させるテーパ面が設けられる、
・前記アタッチメントスリーブの外周に環状溝が形成され、当該環状溝から前記被係合部が構成される、
・前記テーパリングが縮径されて前記環状溝に係合されることで両コネクタが連結される、
・前記接続スリーブがスライド操作されて前記テーパリングに前記テーパ面が係合されて当該テーパリングが強制的に拡径変形されることで前記環状溝から離脱され、これにより両コネクタの連結が解除される、
という構成をさらに備える。
この構成によると、コネクタ接続に際しては、ワンタッチ形コネクタをねじ形コネクタに差し込むと、テーパリングのテーパ面がアタッチメントスリーブの端部に接触することで拡径変形されてアタッチメントスリーブの外周に乗り上がり上がる。差し込み限度に至るとテーパリングがアタッチメントスリーブ外周の環状溝に合致して弾性縮径し、ワンタッチ形コネクタの内周に係入保持されるテーパリングがアタッチメントスリーブの環状溝に係合されることで両コネクタの分離方向への相対移動が阻止された連結状態がもたらされる。また、コネクタ分離に際しては、接続スリーブをスライド操作すると、テーパリングのテーパ面が接続スリーブに押圧されることでテーパリングが強制的に拡径変形されて環状溝から離脱され、これにより、ワンタッチ形コネクタが、ねじ形コネクタから引き抜き移動可能となる。
第4の発明は、上記第1の発明において、
・前記ワンタッチ形コネクタに、コネクタ軸心方向に沿ってスライド可能に接続スリーブが設けられる、
・前記接続スリーブの先端部における周方向複数個所にコネクタ軸心方向への切り込みが形成されて接続スリーブ先端部が拡縮径変形可能に構成される、
・前記接続スリーブの内周に係合突起が設けられ、当該係合突起から前記係合部が構成される、
・前記アタッチメントスリーブの端部から前記被係合部が構成される、
・前記係合突起が前記アタッチメントスリーブの端部に係合されることで両コネクタが連結される、
・前記接続スリーブに操作スリーブが外嵌されるとともに、当該操作スリーブが、コネクタ軸心方向に沿って接続スリーブ先端部の拡径変形を阻止する前方位置と、接続スリーブ先端部の拡径変形を許容する後退位置とにスライド可能に取り付けられる、
・前記接続スリーブと前記操作スリーブとの間に、当該操作スリーブを前記前方位置に弾性的に安定保持する係止部が設けられる、
という構成をさらに備える。
・前記ワンタッチ形コネクタに、コネクタ軸心方向に沿ってスライド可能に接続スリーブが設けられる、
・前記接続スリーブの先端部における周方向複数個所にコネクタ軸心方向への切り込みが形成されて接続スリーブ先端部が拡縮径変形可能に構成される、
・前記接続スリーブの内周に係合突起が設けられ、当該係合突起から前記係合部が構成される、
・前記アタッチメントスリーブの端部から前記被係合部が構成される、
・前記係合突起が前記アタッチメントスリーブの端部に係合されることで両コネクタが連結される、
・前記接続スリーブに操作スリーブが外嵌されるとともに、当該操作スリーブが、コネクタ軸心方向に沿って接続スリーブ先端部の拡径変形を阻止する前方位置と、接続スリーブ先端部の拡径変形を許容する後退位置とにスライド可能に取り付けられる、
・前記接続スリーブと前記操作スリーブとの間に、当該操作スリーブを前記前方位置に弾性的に安定保持する係止部が設けられる、
という構成をさらに備える。
この構成によると、コネクタ接続に際しては、操作スリーブを後退位置にスライドさせた状態でワンタッチ形コネクタをねじ形コネクタに差し込むと、接続スリーブ先端部がアタッチメントスリーブの端部に接触することで拡径変形されてアタッチメントスリーブの外周に乗り上がり上がる。差し込み限度に至ると接続スリーブ先端部の係合突起がアタッチメントスリーブの端部に到達して接続スリーブ先端部が弾性縮径し、係合突起がアタッチメントスリーブの端部に両コネクタの分離方向への相対移動が阻止された連結状態がもたらされる。この状態で操作スリーブを前進位置までスライドさせて係止部で位置保持することで接続スリーブ先端部の拡径変形を阻止する。これにより両コネクタの連結状態が保持される。また、コネクタ分離に際しては、先ず、操作スリーブを後退位置にスライドして接続スリーブ先端部の拡径変形を可能し、次に、ワンタッチ形コネクタを強く引き出すことで接続スリーブ先端部がアタッチメントスリーブの端部に押されて拡径変形され、そのままワンタッチ形コネクタを抜き出し移動させることが可能となる。
第5の発明は、上記第4の発明において、
前記係止部は、
・前記操作スリーブの内周に形成された環状溝と、
・前記環状溝に係入保持された弾性拡縮可能なバネリングと、
・接続スリーブの外周に形成されて、前記操作スリーブが前記前方位置にあるときに前記バネリングが縮径して係合する係合溝とを
備える。
前記係止部は、
・前記操作スリーブの内周に形成された環状溝と、
・前記環状溝に係入保持された弾性拡縮可能なバネリングと、
・接続スリーブの外周に形成されて、前記操作スリーブが前記前方位置にあるときに前記バネリングが縮径して係合する係合溝とを
備える。
この構成によると、操作スリーブが前方位置に操作されていると、操作スリーブの内周に係入保持されたバネリングは接続スリーブの環状溝にして操作スリーブを前方位置に保持する。また、操作スリーブを後退方向へ強く押すと、バネリングは浅く係合している係合溝から接続スリーブ外周に乗りあがり変形し、操作スリーブと共に後退位置に移動することになる。
また、本発明では、雄ねじ部を有し当該雄ねじ部を介したねじ結合により着脱自在にコネクタ連結されるねじ形コネクタと、内周に溝または突起からなる係合部を有し当該係合部を介した係合により着脱自在にコネクタ連結されるワンタッチ形コネクタとが、互いにコネクタ接続される際に、両コネクタの間に介装されるアタッチメントスリーブを、
・前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部をその内周に有する、
・前記係合部に着脱自在に係合する被係合部をその外周に有する、
・前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺着させて当該アタッチメントスリーブが前記ねじ形コネクタに外嵌螺着される、
・前記ねじ形コネクタが、前記ワンタッチ形コネクタに内嵌される、
・前記係合部に前記被係合部を係合させて前記ねじ形コネクタが当該アタッチメントスリーブを介して前記ワンタッチ形コネクタに脱着可能にコネクタ連結される、
とを備えて構成する。
・前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部をその内周に有する、
・前記係合部に着脱自在に係合する被係合部をその外周に有する、
・前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺着させて当該アタッチメントスリーブが前記ねじ形コネクタに外嵌螺着される、
・前記ねじ形コネクタが、前記ワンタッチ形コネクタに内嵌される、
・前記係合部に前記被係合部を係合させて前記ねじ形コネクタが当該アタッチメントスリーブを介して前記ワンタッチ形コネクタに脱着可能にコネクタ連結される、
とを備えて構成する。
このように、本発明によれば、ねじ結合タイプのコネクタにワンタッチ形コネクタを簡単容易に脱着することができるとともに、電気接続介在物を設けることなく両コネクタを直接的に電気接続することができ、信号伝達性能および接続信頼性においても充分なものとなる。また、アタッチメントスリーブを導入することになるが、この部品は中継用の電気的接続構造を備えない単なる筒状の介在部品であるために、製作加工も容易で安価に実施できる実用上の利点もある。
以下、本発明の実施例のいくつかを図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1〜図5に、本発明に係る同軸コネクタ接続構造の第1の実施の形態が示されている。
図1〜図5に、本発明に係る同軸コネクタ接続構造の第1の実施の形態が示されている。
図において、1は各種の機器側に備えられるねじ形コネクタ、2は同軸ケーブル3の端部に装着されたワンタッチ形コネクタである。ねじ形コネクタ1の端部外周には雄ねじ部4が形成され、通常は、このねじ部4を利用してねじ形の相手側コネクタを連結するが、この例では、この雄ねじ部4を介してアタッチメントスリーブ5がねじ込み連結される。
アタッチメントスリーブ5の外周対角位置には1対のスタッド(突起)6が突設されるとともに、内周部にはねじ形コネクタ1の雄ねじ部4に螺合する雌ねじ部7が形成され、かつ、その内奥部にはパッキン材8が嵌入止着され、ねじ形コネクタ1への連結状態においてねじ込み部からコネクタ内部に水が進入することが阻止されるようになっている。スタッド6は、ワンタッチ形コネクタ連結用の被係合部として機能する。
ワンタッチ形コネクタ2には、同軸ケーブル3の図示されない外部導体に導通接続された筒状コンタクト10と、同軸ケーブル3の内部導体11が差し込み連結されたピン状の中心コンタクト12とが絶縁カラ13を介して同心状に備えられている。また、このワンタッチ形コネクタ2には、接続スリーブ14が回動自在、かつ、コネクタ接続方向に小ストロークでスライド可能に外嵌装着されている。接続スリーブ14は、バネ15によって後退スライド付勢されている。ここでいう後退スライド付勢とは、接続スリーブ14を、ワンタッチ形コネクタ2のコネクタ端部とは逆の方向(ケーブル奥側)に向けてケーブル軸心方向に沿って付勢することをいう。
接続スリーブ14は、アタッチメントスリーブ5に外嵌する内径を備えるとともに、その外周対角位置には、係合部を構成する係合溝16が形成されている。係合溝16は、前方(コネクタ端部)に開口された1対の鉤形形状として形成されている。この係合溝16は、アタッチメントスリーブ5のスタッド6を係入する幅に形成されるとともに、その奥側は屈曲形成されており、さらには奥端には前方側(コネクタ端部側)に少し入り込む凹部16aが形成されている。
本実施形態の同軸コネクタ接続構造は以上のように構成されており、その接続および分離操作について以下に説明する。
コネクタ接続に際しては、先ず、ねじ形コネクタ1に連結したアタッチメントスリーブ5のスタッド6を係合溝16に導入しながらワンタッチ形コネクタ2をねじ形コネクタ1にコネクタ軸心方向に差し込んでゆく。スタッド6が係合溝16の屈曲部に行き当たったところで接続スリーブ14を係合溝屈曲方向と逆方向に数十度回転操作することでスタッド6を係合溝16の奥側に案内する。係合溝16の奥側はコネクタ軸心方向に対して後方に少し傾斜されており、接続スリーブ14は、ばね15に抗してスタッド6に対して相対的に前方(ワンタッチ形コネクタ2のコネクタ端部側)に動かされ、ねじ形コネクタ1に深く差し込まれてゆく。
ここで、ねじ形コネクタ1の内部には緩やかなテーパ孔17が形成されるとともに、切り込み付きの筒状中心コンタクト18が備えられており、上記差込に連れてワンタッチ形コネクタ2の筒状コンタクト10および中心コンタクト12がねじ形コネクタ1のテーパ孔17および筒状中心コンタクト18にそれぞれ嵌入接続されてゆく。これにより、両コネクタ1、2は、間に電気介在物を一切配置することなく互いに直接的に電気接続される。
スタッド6が係合溝16の内奥に到達したところで接続スリーブ14への操作を解除すると、接続スリーブ14はバネ15の付勢によって後方(ワンタッチ形コネクタのケーブル奥側)にスライド押圧されて、スタッド6は係合溝16の内奥端において凹部16aに係入する。このスタッド6と凹部16aとの係合によって接続スリーブ14が逆方向に勝手に回動することが阻止される。このようにして接続された両コネクタ1,2は、スタッド6と係合溝16との係合によって分離方向への相対移動が阻止された連結状態となる。なお、このコネクタ接続状態では、ワンタッチ形コネクタ2における筒状コネクタの基部に装着したパッキン材19がアタッチメントスリーブ5の端部で押圧されて防水が図られている。
また、コネクタ分離に際しては、接続スリーブ14を逆方向に回動操作してスタッド6を係合溝16の屈曲部まで相対移動させることでワンタッチ形コネクタをねじ形コネクタ1から抜き外すことができる。
〔第2の実施の形態〕
図6〜図10に、本発明に係る同軸コネクタ接続構造の第2の実施の形態が示されている。
図6〜図10に、本発明に係る同軸コネクタ接続構造の第2の実施の形態が示されている。
図において、1は各種の機器側に備えられるねじ形コネクタ、2は同軸ケーブル3の端部に装着されたワンタッチ形コネクタであり、第1の実施の形態と同様に、ねじ形コネクタ1の端部外周に形成した雄ねじ部4にアタッチメントスリーブ5がねじ込み連結される。
ねじ形コネクタ1は第1の実施の形態と同仕様であり、その内部にはテーパ孔17および筒状中心コンタクト18が備えられている。
本実施形態のアタッチメントスリーブ5の外周にはワンタッチ形コネクタ連結用の環状溝21が形成されるとともに、内部にはねじ形コネクタ1の雄ねじ部4に螺合する雌ねじ部7が形成され、かつ、その内奥部にはパッキン材8が嵌入止着されている。環状溝21は被係合部を構成する。
他方、ワンタッチ形コネクタ2には、第1の実施の形態と同様に、筒状コンタクト10、同軸ケーブル3の内部導体11が差し込み連結されたピン状の中心コンタクト12が絶縁カラ13を介して同心状に備えられている。また、このワンタッチ形コネクタ2の先端内周には環状の凹入段部22が形成されている。凹入段部22は、ワンタッチ形コネクタ2の先端内周を全周にわたって拡径処理することで段形状に形状される。
凹入段部22にバネ材からなるテーパリング23が係入保持されている。また、ワンタッチ形コネクタ2の外周には、接続スリーブ24がコネクタ軸心方向に小ストロークでスライド可能に外嵌装着されている。
テーパリング23は、図示されていないが、周方向一箇所において分断されて弾性的に拡縮変形可能に構成されており、その前端(ワンタッチ形コネクタ2のコネクタ先端側端部)に内向きにテーパ面S1が備えられている。テーパリング23は係合部を構成する。
また、接続スリーブ24の内周には、テーパリング23のテーパ面S1に対向するテーパ面S2を備えたリング受け部24aが備えられている。リング受け部24aは、テーパリング23の内周の端部に軸方向に延出する鍔形状に形成されており、テーパ面S2は、鍔形状を有するリング受け部24aの外周面に形成されている。
本実施形態の同軸コネクタ接続構造は以上のように構成されており、その接続および分離操作について以下に説明する。
コネクタ接続に際しては、先ず、アタッチメントスリーブ5を装着したねじ形コネクタ1にワンタッチ形コネクタ2を外嵌して差し込んでゆくと、図9に示すように、テーパリング23がアタッチメントスリーブ5との接触によって拡径変形され、テーパリング23がアタッチメントスリーブ5の外周に乗り上がった状態で差込みが進行してゆく。
差込み限度に到達するとテーパリング23が環状溝21に合致し、図6(b)に示すように、テーパリング23が弾性復元して元の径にまで縮径し、環状溝21に係入する。これによってねじ形コネクタ14に対してワンタッチ形コネクタ2の抜き出しが不能となる。
また、コネクタ分離に際しては、図10に示すように、接続スリーブ24を後方(ワンタッチ形コネクタ2のケーブル奥側)にスライド操作することで、リング受け部24aのテーパ面S2によって後方(ワンタッチ形コネクタ2のケーブル奥側)に押されるテーパリング23は強制的に拡径変形されて環状溝21から離脱され、この状態でワンタッチ形コネクタを後方(ワンタッチ形コネクタ2のケーブル奥側)に引くことでねじ形コネクタ1から抜き外すことができる。
〔第3の実施の形態〕
図11〜図13に、本発明に係る同軸コネクタ接続構造の第3の実施の形態が示されている。
図11〜図13に、本発明に係る同軸コネクタ接続構造の第3の実施の形態が示されている。
図において、1は各種の機器側に備えられるねじ形コネクタ、2は同軸ケーブル3の端部に装着されたワンタッチ形コネクタであり、前述した各実施の形態と同様に、ねじ形コネクタ1の端部外周に形成した雄ねじ部4にアタッチメントスリーブ5がねじ込み連結される。
ねじ形コネクタ1は第1、第2の実施の形態と同仕様であり、その内部にはテーパ孔17および筒状中心コンタクト18が備えられている。
本実施形態のアタッチメントスリーブ5は単なる直胴状に形成され、内部にはねじ形コネクタ1の雄ねじ部4に螺合する雌ねじ部7が形成されるとともに、内奥部にはパッキン材8が嵌入止着されている。
他方、ワンタッチ形コネクタ2には、第1、第2の実施の形態と同様に、筒状コンタクト10、同軸ケーブル3の内部導体11が差し込み連結されたピン状の中心コンタクト12が絶縁カラ13を介して同心状に備えられている。また、このワンタッチ形コネクタ2の外周には、接続スリーブ26がコネクタ軸心方向に小ストロークでスライド可能に外嵌装着されるとともに、バネ27によって後退スライド付勢(ワンタッチ形コネクタ2のケーブル奥側に向けた付勢)されている。
図13に示すように、接続スリーブ26の前端部における周方向複数個所にはコネクタ軸心方向に深く切り込み28が入れられて、接続スリーブ26の前端部が弾性的に拡径変形可能に構成されるとともに、接続スリーブ26の前端内周には係合突起29が形成されている。
また、この接続スリーブ26の外周には、操作スリーブ30がコネクタ軸心方向にスライド自在に外嵌装着されている。そして、この操作スリーブ30の内周に深く形成した環状溝31に操作スリーブ30の位置決めデテント用のバネリング32が係入保持されるとともに、接続スリーブ26の外周における前端寄り箇所には、バネリング32を係合する浅く湾曲した係合溝33が環状に形成されている。なお、バネリング32は、その周方向一箇所において分断されて弾性的に拡縮変形可能に構成されている。
この例の同軸コネクタ接続構造は以上のように構成されており、その接続および分離操作について以下に説明する。
コネクタ接続に際しては、先ず、アタッチメントスリーブ5を装着したねじ形コネクタ1にワンタッチ形コネクタ2を外嵌して差し込んでゆく。この場合、図11(a)に示すように、操作スリーブ30をバネスプリング32と共に後退位置(ワンタッチ形コネクタ2のケーブル奥側)にスライドしておく。この状態で、ワンタッチ形コネクタ2を差し込んでいくと、接続スリーブ26の先端部がアタッチメントスリーブ5に接触して拡径変形され、係合突起29がアタッチメントスリーブ5の外周に乗り上がった状態で差込みが進行してゆく。
差込み限度に到達するとワンタッチ形コネクタ2の係合突起29がアタッチメントスリーブ5の端部から外れ、ワンタッチ形コネクタ2の先端部が弾性復元して元の径まで縮径し、係合突起29がアタッチメントスリーブ5の端部に係合する。これによって、ワンタッチ形コネクタ2の抜き出しが不能となる。この状態で、図11(b)に示すように、操作スリーブ30を、バネリング32が係合溝33に合致する前方位置(ワンタッチ形コネクタ2のコネクタ先端側位置)までスライド操作することで、バネリング32が弾性復元して元の径まで縮径し、バネリング32が係合溝33に係合することで、操作スリーブ30自体が前方位置から後退移動することに適度の抵抗が与えがられる。
また、コネクタ分離に際しては、図11(b)の連結状態から、先ず、操作スリーブ30をバネリング32と係合溝33との係合力に打ち勝って後退位置(ワンタッチ形コネクタ2のケーブル奥側)までスライド操作することで、接続スリーブ26の先端部を拡径変形可能な状態にする。この状態で、ワンタッチ形コネクタ2を、ねじ形コネクタから分離する方向に強く引くことで、接続スリーブ26の先端部をアタッチメントスリーブ5に対して拡径変形させながらねじ形コネクタ1から抜き外す。
上述した第3の実施の形態の構成では、環状溝31と、バネリング32と、係合溝33とから係止部が構成される。しかしながら、係止部としては、操作スリーブ30の内周に、半径方向に変位自在かつ径方向内方にバネ付勢した転動体(ボール)を設け、この転動体を、接続スリーブ26の外周に形成した係合溝に係合させることで形成することもできる。
〔変形例〕
図14に示すように、機器側のコネクタ35を、係合突起29が係合可能な段部36を備えたものにすれば、第3の実施の形態に示したワンタッチ形コネクタ2を利用したワンタッチ連結式の同軸コネクタ接続構造を構成することができる。
図14に示すように、機器側のコネクタ35を、係合突起29が係合可能な段部36を備えたものにすれば、第3の実施の形態に示したワンタッチ形コネクタ2を利用したワンタッチ連結式の同軸コネクタ接続構造を構成することができる。
1 ねじ形コネクタ
2 ワンタッチ形コネクタ
4 雄ねじ部
5 アタッチメントスリーブ
6 スタッド
7 雌ねじ部
14 接続スリーブ
16 係合溝
21 環状溝
23 テーパリング
24 接続スリーブ
28 切り込み
29 係合突起
30 操作スリーブ
32 バネリング
2 ワンタッチ形コネクタ
4 雄ねじ部
5 アタッチメントスリーブ
6 スタッド
7 雌ねじ部
14 接続スリーブ
16 係合溝
21 環状溝
23 テーパリング
24 接続スリーブ
28 切り込み
29 係合突起
30 操作スリーブ
32 バネリング
Claims (6)
- 雄ねじ部を有し当該雄ねじ部を介したねじ結合により着脱自在にコネクタ連結されるねじ形コネクタと、内周に溝または突起からなる係合部を有し当該係合部を介した係合により着脱自在にコネクタ連結されるワンタッチ形コネクタとが、互いにコネクタ接続される同軸コネクタの接続構造であって、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部をその内周に有するとともに、前記係合部に着脱自在に係合する被係合部をその外周に有するアタッチメントスリーブを備え、
前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺着させて前記アタッチメントスリーブが前記ねじ形コネクタに外嵌螺着され、当該ねじ形コネクタが、前記ワンタッチ形コネクタに内嵌され、前記係合部に前記被係合部が係合されて前記ねじ形コネクタが前記ワンタッチ形コネクタに脱着可能に連結され、かつ両コネクタの電気接続点どうしが直接的に電気接続される、
ことを特徴とする同軸コネクタの接続構造。 - 請求項1記載の同軸コネクタ構造であって、
前記ワンタッチ形コネクタに回動自在に接続スリーブが設けられ、当該接続スリーブのスリーブ先端に、当該スリーブ先端に連続する鉤形の係合溝が設けられ、当該係合溝から前記係合部が構成され、
前記アタッチメントスリーブの外周にスタッドが突設され、当該スタッドから前記被係合部が構成され、
前記スタッドに前記係合溝を係合させることで両コネクタが連結される、
ことを特徴とする同軸コネクタの接続構造。 - 請求項1記載の同軸コネクタの接続構造であって、
前記ワンタッチ形コネクタの内周に、径方向に沿って弾性的に拡縮変形自在にテーパリングが装着保持され、当該テーパリングから前記係合部が構成され、
前記ワンタッチ形コネクタに、コネクタ軸心方向に沿ってスライド可能に接続スリーブが設けられ、当該接続スリーブの内周に、当該接続スリーブのスライド移動により前記テーパリングに係合して当該テーパリングを拡縮させるテーパ面が設けられ、
前記アタッチメントスリーブの外周に環状溝が形成され、当該環状溝から前記被係合部が構成され、
前記テーパリングが縮径されて前記環状溝に係合されることで両コネクタが連結されるとともに、前記接続スリーブがスライド操作されて前記テーパリングに前記テーパ面が係合されて当該テーパリングが強制的に拡径変形されることで前記環状溝から離脱され、これにより両コネクタの連結が解除される、
ことを特徴とする同軸コネクタの接続構造。 - 請求項1記載の同軸コネクタの接続構造であって、
前記ワンタッチ形コネクタに、コネクタ軸心方向に沿ってスライド可能に接続スリーブが設けられ、当該接続スリーブの先端部における周方向複数個所にコネクタ軸心方向への切り込みが形成されて接続スリーブ先端部が拡縮径変形可能に構成され、当該接続スリーブの内周に係合突起が設けられ、当該係合突起から前記係合部が構成され、
前記アタッチメントスリーブの端部から前記被係合部が構成され、
前記係合突起が前記アタッチメントスリーブの端部に係合されることで両コネクタが連結され、前記接続スリーブに操作スリーブが外嵌されるとともに、当該操作スリーブが、コネクタ軸心方向に沿って接続スリーブ先端部の拡径変形を阻止する前方位置と、接続スリーブ先端部の拡径変形を許容する後退位置とにスライド可能に取り付けられ、
前記接続スリーブと前記操作スリーブとの間に、当該操作スリーブを前記前方位置に弾性的に安定保持する係止部が設けられる、
ことを特徴とする同軸コネクタの接続構造。 - 請求項4記載の同軸コネクタ構造であって、
前記係止部は、
前記操作スリーブの内周に形成された環状溝と、
前記環状溝に係入保持された弾性拡縮可能なバネリングと、
接続スリーブの外周に形成されて、前記操作スリーブが前記前方位置にあるときに前記バネリングが縮径して係合する係合溝と、
を備える、
ことを特徴とする同軸コネクタの接続構造。 - 雄ねじ部を有し当該雄ねじ部を介したねじ結合により着脱自在にコネクタ連結されるねじ形コネクタと、内周に溝または突起からなる係合部を有し当該係合部を介した係合により着脱自在にコネクタ連結されるワンタッチ形コネクタとが、互いにコネクタ接続される際に、両コネクタの間に介装されるアタッチメントスリーブであって、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部をその内周に有するとともに、前記係合部に着脱自在に係合する被係合部をその外周に有し、
前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺着させて当該アタッチメントスリーブが前記ねじ形コネクタに外嵌螺着されるとともに、当該ねじ形コネクタが、前記ワンタッチ形コネクタに内嵌され、前記係合部に前記被係合部を係合させて前記ねじ形コネクタが当該アタッチメントスリーブを介して前記ワンタッチ形コネクタに脱着可能にコネクタ連結される、
ことを特徴とするアタッチメントスリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004334104A JP2006147272A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 同軸コネクタの接続構造およびそれに用いるアタッチメントスリーブ |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004334104A JP2006147272A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 同軸コネクタの接続構造およびそれに用いるアタッチメントスリーブ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006147272A true JP2006147272A (ja) | 2006-06-08 |
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ID=36626714
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2004334104A Withdrawn JP2006147272A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 同軸コネクタの接続構造およびそれに用いるアタッチメントスリーブ |
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| JP (1) | JP2006147272A (ja) |
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-
2004
- 2004-11-18 JP JP2004334104A patent/JP2006147272A/ja not_active Withdrawn
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