JP2006142659A - サーボモータを用いた圧力制御装置 - Google Patents

サーボモータを用いた圧力制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を動作させて受圧体に与える力をロードセル等を使わずに正確に制御し、機械の構成を簡単にし、信頼性を得る。
【解決手段】 サーボモータ11によりプーリ10とタイミングベルト(ベルト)13を介して、ボールねじ軸8,ボールナット9、支持台6を作動させて射出スクリュー5(受圧体)に力を作用させ、射出スクリュー5による射出圧力を制御する電動射出成形機1の制御装置(制御手段)15は、電動射出成形機1の制御モデルに対して構築され射出スクリュー5が発生する力を推定するオブザーバ19と、サーボモータ11に対する電流指令Iとパルスエンコーダ14の回転位置θとによりオブザーバ19が推定した力を入力して射出スクリュー5に作用させる力をフィードバック制御する射出圧力フィードバック制御部20とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を動作させて受圧体に力を作用させる機械において、受圧体に作用する力をロードセル等の力検出器を使わずに制御する圧力制御方法および圧力制御装置に関するものである。
従来、電動射出成形機の圧力制御装置として、射出圧力の閉ループ制御部と、射出速度の閉ループ制御部と、外乱オブザーバ演算部と、射出圧力を検出するロードセルと、射出速度を検出するエンコーダとを備え、前記射出圧力の閉ループ制御部で圧力設定値とロードセルで検出された圧力検出値とから得られる動作信号を制御器で調節して射出速度指令値を出力し、この射出速度指令値と外乱オブザーバ演算部で推定した無効速度推定値とから得られる動作信号により、射出軸用の電動モータに入力するトルクを演算して、射出軸の圧力を圧力設定値と一致させるべくフィードバック制御するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平10−44206号公報 特開平10−244571号公報
前記電動射出成形機の制御装置では、前記射出圧力の閉ループ制御部にフィードバック制御信号として入力させるためと、前記外乱オブザーバ演算部で無効速度推定値を求めるために、それぞれ、射出軸に作用する圧力を検出するロードセル等の力検出器を必要としている。しかし、ロードセルは、電動モータから射出スクリューに至る射出軸系において機械に組み込むための構造が複雑になると共に、検出器自体が高価であるうえに、歪みゲージを検出部に貼り付ける構造のために、検出器不良が発生するおそれがある。圧力のフィードバックシステムを構築する射出成形機において重要な役目を果たしているロードセルに不具合が発生すると、圧力制御が正しく行われずに成形精度が悪くなり、成形品に不良が発生する等の問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、電動射出成形機等のように、サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を動作させて受圧体に力を作用させる機械において、受圧体に作用する力をロードセル等の力検出器を使わずに正確に制御するサーボモータを用いた圧力制御方法および圧力制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、機械の構成を簡単にすることができ、信頼性が得られるサーボモータを用いた圧力制御装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係るサーボモータを用いた圧力制御方法は、サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を動作させ、該作動体によって受圧体に力を作用させる機械において、前記受圧体に作用させる力の制御を、前記サーボモータの出力トルクを制御して行う圧力制御方法であって、
前記機械を駆動部と動力伝達部と被駆動部とからなる2慣性系制御モデルとして構築し、該制御モデルに対して、前記駆動部への電流指令と駆動部からの回転情報とにもとづいて前記被駆動部が受ける力を推定するオブザーバを構築し、該オブザーバが前記機械のサーボモータへの指令電流とサーボモータからの回転位置とから前記作動体が受圧体から受ける力を推定し、この推定した力を利用して前記作動体が受圧体に作用させる力をフィードバック制御することを特徴としている。
請求項2に係るサーボモータを用いた圧力制御装置は、サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を動作させ、該作動体によって受圧体に力を作用させる機械において、前記受圧体に作用させる力の制御を、制御手段により前記サーボモータの出力トルクを制御して行う圧力制御装置であって、
前記制御手段が、駆動部と動力伝達部と被駆動部とから構築された前記機械の2慣性系制御モデルに対して構築され、かつ前記駆動部への電流指令と駆動部からの回転情報とにもとづいて前記被駆動部が受ける力を推定するオブザーバと、前記サーボモータに対する電流指令とサーボモータの回転位置とにより前記オブザーバが推定した力を入力して、前記作動体が受圧体に作用させる力をフィードバック制御するフィードバック制御部とを備えていることを特徴としている。
請求項3に係るサーボモータを用いた圧力制御装置は、請求項2に記載の圧力制御装置において、前記機械は、サーボモータによりプーリとベルトを介してボールねじ軸またはボールナットを回転させ、これらに螺合するボールナットまたはボールねじ軸を介して射出機構の射出スクリューを作動させて、型締機構によって型締めされた金型に溶融樹脂を圧力を制御しながら射出して成形を行う電動射出成形機であることを特徴としている。
本発明は以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係るサーボモータを用いた圧力制御方法および請求項2に係るサーボモータを用いた圧力制御装置によれば、機械の制御モデルに対して適切に構築されたオブザーバにより、サーボモータにより動力伝達手段を介して作動される作動体が受圧体から受ける力を正確に推定することができるので、その力にもとづいてサーボモータの動作をフィードバック制御することにより、作動体が受圧体に作用させる力をロードセル等の力検出器を使わずに正確に制御することができる。
これにより、機械にロードセルを組み込む格別の手段が不要となるので、機械の構成を簡単にすることができると共に、サーボモータを用いた圧力制御装置の信頼性を高めることができる。
また、請求項3に係るサーボモータを用いた圧力制御装置によれば、電動射出成形機において射出スクリューによる射出圧力の制御を行う圧力フィードバック制御システムをロードセルを使用せずに構築することができるので、圧力フィードバック制御システムの信頼性が高まり、射出圧力の制御を正確に行って成形精度を向上させることができ、成形品に不良が発生するのを確実に防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るサーボモータを用いた圧力制御装置を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るサーボモータを用いた圧力制御装置を、電動射出成形機の射出圧力を制御する制御装置に適用した一例を示す。図1において、1は電動射出成形機(機械)であり、支持盤2に取り付けられた先端にノズル3を有する加熱筒4と、該加熱筒4内に軸回りに回転自在にかつ軸方向に移動自在に挿入された射出スクリュー(受圧体)5と、該射出スクリュー5の外端を回転自在に支持する支持台6とを有する。また、前記支持台6は、前記支持盤2とこれに対向配置した他の支持盤7に対して回転自在に支承された一対のボールねじ軸8に、該ボールねじ軸8に螺合されたボールナット9を介して2箇所で支持されている。
また、各ボールねじ軸8の一端にはプーリ10がそれぞれ取り付けられ、これらのプーリ10とサーボモータ11の出力軸に取り付けられたプーリ12との間に、タイミングベルト(ベルト)13が張設され、前記サーボモータ11の回転により、タイミングベルト13と各プーリ10,12を介して各ボールねじ軸8が回転され、これらに螺合されたボールナット9を介して前記支持台6が往復移動し、これにより、前記射出スクリュー5がその軸方向に移動して、射出スクリュー5の回転で加熱筒4内の先端部に計量された溶融樹脂を、型締機構によって型締めされた金型(図示せず)内に射出するようになっている。また、14はサーボモータ11の回転位置に応じたパルスを発生するパルスエンコーダである(位置検出器)。
一方、前記金型に溶融樹脂を射出する射出圧力を制御する制御装置(制御手段)15は、オペレータが射出速度設定値VSVを設定する射出速度設定部16と、射出圧力設定値を設定する射出圧力設定部17と、前記パルスエンコーダ14が検出したサーボモータ11の現在の回転位置(回転情報)θと電流検出器18が検出するサーボモータ11に対する現在の電流値(電流指令)Iとから射出圧力フィードバック値を推定するオブザーバ19と、射出圧力フィードバック制御部20とを備えている。該射出圧力フィードバック制御部20は、前記オブザーバ19が推定した射出圧力フィードバック値と前記射出圧力設定部17による射出圧力設定値との偏差値を求める加算器21と、その偏差値に対しPID演算を実行する第1のPID演算器22と、このPID演算器22の出力値MV と前記射出速度設定部16による射出速度設定値VSVとを比較する比較器23と、該比較器23でMV >VSVのときPID演算器22の積分要素22aを回路から切り離すスイッチ25とから構成されている。
さらに、前記制御装置15は、前記出力値MV から速度指令値SV を得る射出速度指令部26と、該射出速度指令部26から入力された速度指令値SV を射出速度設定値VSVによってクランプ(制限)して出力値VLIN(VSV>SV のときVLIN=SV 、VSV≦SV のときVLIN=VSVとなる)を出力する射出速度制限部27と、前記パルスエンコーダ14からの回転位置θを速度値に変換する射出速度フィードバック入力回路28と、加算器29によって前記射出速度制限部27の出力値VLINと射出速度フィードバック入力回路28から出力された速度値との偏差値を求め、該偏差値に対し第2のPID演算器30によってPID演算を実行する射出速度フィードバック制御部31と、前記電流検出器18からのフィードバック電流と前記第2のPID演算器30の演算出力との偏差値を求める加算器32と、該加算器32が求めた偏差値のPID演算を行う電流制御用のPID演算器33とを備えている。該電流制御用のPID演算器33の出力電流が最終的にサーボモータ11への電流指令値(電流指令)Iとなる。なお、前記各PID演算器22,30は可変できる制御定数である。
次に、前記オブザーバ19は、前記電動射出成形機1を駆動部と動力伝達部と被駆動部とからなる2慣性系制御モデルとして構築して、該制御モデルの駆動部に対する動作指令と駆動部の回転位置(回転情報)から被駆動部が発生する力を推定するシミュレータ(推定器)として構築されている。
すなわち、前記電動射出成形機1の2慣性系制御モデル(制御モデル)38は、図2に示すように、前記サーボモータ11が、トルク定数Ktを有するトルク定数要素35aと、加え合わせ点35bを介して前記トルク定数要素35aに結合されたトルク/回転要素35cと、引き出し点35dを介してトルク/回転要素35cに結合された変換要素35eとを含む伝達要素からなる駆動部35として構成され、また、プーリ10,12およびタイミングベルト13が、前記駆動部35の加え合わせ点35bと引き出し点35dにそれぞれ結合されたギヤ比(回転比)Rgを有する一対の回転角速度変換要素36a,36bと、一方の回転角速度変換要素36aと結合された前記タイミングベルト13のバネ定数Ksを有するバネ定数要素36cと、該バネ定数要素36cに結合されると共に加え合わせ点36dを介して他方の回転角速度変換要素36bと結合された変換要素36eとを含む伝達要素からなる動力伝達部36として構成され、また、前記ボールねじ軸8、ボールナット9,支持台6等が、加え合わせ点37aを介して前記バネ定数要素36cに結合されると共に引き出し点37bから加え合わせ点36dを経て前記変換要素36eに結合された従動側要素37cと、引き出し点37bを介して前記従動側要素37cに結合された変換要素37dとを含む伝達要素からなる被駆動部37として構成されて構築されている。
なお、前記トルク/回転要素35cは一次側の等価慣性モーメントJmと粘性係数Dmを含んで構成され、前記従動側要素37cは二次側の等価慣性モーメントJL と粘性係数DL を含んで構成されている。
そして、前記オブザーバ19が、前記駆動部35に対する電流指令(電流指令値)Icmdを引き出し点35fから入力すると共に、駆動部35からの出力である前記サーボモータ11の回転位置(回転情報)θmを引き出し点35gから入力して推定トルク(力または圧力)T^disを出力するようになっている。
図2において、39は前記加熱筒4内の溶融樹脂であって前記射出スクリュー5による射出圧の付加動作、背圧の付加動作に対して抵抗を及ぼす抵抗物モデルであり、定数Kpt,Krsを有するボールねじ軸8の回転変換要素40a,40bを介して前記被駆動部37の加え合わせ点37aと前記変換要素37dの出力側の引き出し点37eに結合されている。
前記制御モデル38(図2参照)の作用においては、図6に示すように、前記駆動部35(サーボモータ11)のトルク定数要素35aに電流指令Icmdが入力される(ステップS1)と、動力伝達部36を介して被駆動部37を作動させることにより、駆動部35の出力としての回転位置θm(回転速度ωm)が変化する(ステップS2)ので、前記オブザーバ19が、前記電流指令Icmdと前記回転位置θmとを取り込み(ステップS3)、前記電流指令Icmdによって本来発生されるべき回転位置と前記取り込んだ実際の回転位置θm(回転速度ωm)との偏差を求め(ステップS4)、該偏差にもとづいて駆動部35に加わった反抗トルクを推定し(ステップS5)、該反抗トルクから被駆動部37が抵抗物モデル39から受ける力に対する反抗力(推定トルクT^dis)を推定する(ステップS6)。この推定トルクT^disが電動射出成形機1の射出圧力のフィードバック制御用の入力信号として使用されることとなる。
さらに、前記電動射出成形機1の制御モデル38は、図3に示すような状態変数線図38Aとして展開することができるので、負荷側(被駆動部37)の回転速度(回転情報)ωL 、サーボモータ側(駆動部35)と負荷側との回転位置の差(回転角度差)θs、サーボモータ側の回転速度ωm、樹脂圧力(オブザーバ19で推定する力)から射出スクリュー5が受ける外力トルクτL を状態変数xとして与えると、以下の状態方程式(1)(2)が、更に具体的には、状態方程式(3)(4)が得られる。
Figure 2006142659
そして、上記状態方程式(3)(4)にもとづいて、前記制御モデル38を図3に示す状態変数線図38Aのように展開し、さらに、図4に示すような状態変数線図38Bで示すことができ、この状態変数線図38Bにおける射出用のサーボモータ11に与える電流指令値Icmdと、サーボモータ11の回転角速度ωmとを前記オブザーバ19に入力することにより、状態変数x中の樹脂圧力(射出圧力)に相当する反抗トルクτL を推定するようにする。
そのために、図5に示すように、図4に示す状態変数線図38Bに対し前記オブザーバ19を状態変数線図で表したモデル19Aを適切に構築して結合するものとする。
すなわち、図5において、前記モデル19Aは、前記制御モデル38(状態変数線図38B)への電流指令Icmdを入力する制御行列Bnを有する制御要素41と、該制御要素41に加え合わせ点42を介して結合された積分要素43と、該積分要素43に引き出し点44を介して結合された出力行列Cnを有する推定量抽出要素45と、該推定量抽出要素45の出力を引き出し点46と加え合わせ点47を介して入力すると共に出力を前記加え合わせ点42に加える行列Kを有する偏差収束ゲイン要素48と、前記引き出し点44から前記加え合わせ点42に向け前記積分要素43に対して結合されたシステム行列Anを有する内部状態相互作用要素49とを備え、前記加え合わせ点47には前記制御モデル38(状態変数線図38B)の回転角速度ωmが引き出し点50aから加えられ、前記引き出し点44から状態変数x^中の反抗トルク(圧力推定値)τ^L 等が取り出されるようになっている。
なお、前記各行列An,Bn,Cnはノミナル値であり、前記行列Kは状態フィードバック行列で、An−KCnの固有値が指定した極gdとなる行列である。
次に、前記オブザーバ19のモデル19A(図5参照)の作用について説明する。図7に示すように、電流流指令値Icmdが前記制御モデル38B(サーボモータ)に入力されると共に引き出し点50bを経て制御要素41に入力されると、該制御要素41で電流指令値Icmdに制御行列Bnが乗じられた(ステップS1)後、積分要素43を経て出力された状態変数x^が推定量抽出要素45で出力行列Cnを乗じられてサーボモータの推定回転速度ω^mが出力されるので、該推定回転速度ω^mは加え合わせ点47において制御モデル38Bから該加え合わせ点47に入力されるサーボモータの回転速度ωmとの偏差を求められ(ステップS2)、その偏差は偏差収束ゲイン要素48で行列Kを乗じられる(ステップS3)。そして、前記内部状態相互作用要素49で前記状態変数x^と出力行列Anとを乗じて得た出力値と、前記制御要素41の出力値と、前記偏差収束ゲイン要素48の出力値とを加え合わせ点42において加算して状態変数x^の微分値を得て(ステップS4)、該状態変数x^の微分値を積分要素43で積分して状態変数x^を得る(ステップS5)。しかる後に、前記推定量抽出要素45において前記状態変数x^に推定量抽出部分を乗じて反抗トルク(圧力推定値)τ^L 得る(ステップS6)。
このように、モデル19Aの出力(y^)である前記推定回転速度ω^mと制御モデル38Bの出力(y)であるサーボモータの回転速度ωmの差分を加え合わせ点42側へフィードバックすることにより、制御モデル38B側の出力との誤差を少なく推定することができる。このオブザーバ19のモデル19Aを状態方程式で表すと、下記式(5)となり、その誤差eは下記式(6)として、前記式(5)から前記式(1)を引くと、下記式(7)と表すことができ、オブザーバ19のモデル19Aの極KによってAn−KCnを安定にできれば、e(t=∞)=0とすることができ、出力の推定誤差ををゼロに収束させることができる。これによって、状態変数x^から電動射出成形機1の制御モデル38(38B)の被駆動部37が抵抗物モデル39から受けるトルク(圧力推定値)τL を推定することが可能となる。
Figure 2006142659
因みに、図8(a)に矩形波の圧力指令値aに対して、前記制御モデル38の被駆動部37に結合された前記抵抗物モデル39に作用する圧力Pextをロードセルで測定して得た実際の圧力変化曲線bを示す。また、図8(b)に同一の圧力指令値aに対して、前記オブザーバ19のモデル19Aで推定した圧力推定値の変化曲線cを示す。これによると、前記モデル19Aで推定した圧力推定値cはロードセルで測定した実際の圧力変化曲線bと殆ど差異がなく、圧力指令値aに極めて良く追従していることが判明した。そのため、オブザーバ19のモデル19Aを、ロードセルに代えて、電動射出成形機1の制御装置15に組み込んで圧力のフィードバック制御を正確に行えることが明らかとなった。
次に、前記のように構築されたオブザーバ19(モデル19A)を組み込んだ電動射出成形機の制御装置による射出動作について図1を参照して説明する。射出速度設定部16、射出圧力設定部17にそれぞれ射出速度設定値、射出圧力設定値を設定されて動作が開始されると、オブザーバ19はサーボモータ11に指令される電流値Iとパルスエンコーダ14からサーボモータ11の回転位置θ(θm)を入力し、前記電流値Iと前記回転位置θ(θm)を変換して得た回転速度ωmとを利用して、前記射出スクリュー5に作用する圧力を推定して、その推定値を射出圧力フィードバック値として前記加算器21に入力する。通常、射出工程の前半は射出圧力設定値に対して、前記オブザーバ19が推定する射出圧力フィードバック値が小さいため、射出圧力フィードバック制御部20の出力、すなわちPID演算器22の出力値MV が大きくなり、射出速度指令部26から出力される入力値SV も大きなるが、該入力値SV は射出速度制限部27で射出速度設定値VSVによってクランプされるため、実速度は、射出速度設定値VSVに一致して射出速度フィードバック制御によりサーボモータ11が駆動されて、射出スクリュー5により加熱筒4内の溶融樹脂が型締機構で型締めされた金型内に充填されることとなる。
そして、射出速度が変速されながら溶融樹脂の充填が進んで、オブザーバ19が推定する射出圧力フィードバック値が高くなるにつれて、射出圧力フィードバック制御部20の出力値MV が小さくなり、入力値SV が射出速度設定値VSV以内になると実速度が減速する。こうして、オブザーバ19からの射出圧力フィードバック値がさらに高くなると、これが射出圧力設定値VSVに一致することとなり、ここで圧力のフィードバック制御に移行する。その際、圧力フィードバック制御部20内のPID演算器22の積分要素22aがスイッチ25の切り離しで停止されて圧力のジャンピング現象が防がれる。そして、圧力のフィードバック制御に移行して充填が進んで、射出スクリュー5が保圧工程の位置に達したことが前記パルスエンコーダ14で検出された後には、タイマ等で設定された時間毎に、前記射出圧力設定部17に該設定時間毎に対応して設定された保圧力設定値が順次切り換えられ、これらの保圧力設定値に対して、前記オブザーバ19で推定された推定圧力値が圧力フィードバック制御部20に逐次フィードバックされる。
そして、圧力フィードバック制御部20はその加算器21において射出圧力設定値と推定圧力値との偏差値を求め、該偏差値に対しPID演算器22でPID演算を実行してその出力値MV を射出速度指令部26に入力させるので、該射出速度指令部26から指令される入力値SV が射出速度制限部27、射出速度フィードバック制御部31を経て加算器32に入力される。該加算器32はその入力値に電流検出器18からのフィードバック電流を加算してPID演算器33に入力させるので、その入力値がPID演算を実行されてPID演算器33から電流検出器18を経てサーボモータ11に対して指令電流Iが供給され、これにより、射出圧力設定部17に設定された保圧力設定値に正確に一致されて保圧力が制御される。
前記のように、実施の形態に係るサーボモータを用いた圧力制御方法は、サーボモータ11によりプーリ10,12とタイミングベルト13等を含む動力伝達手段を介して、ボールねじ軸8,ボールナット9および支持台6等を含む作動体を作動させ、該作動体8,9,6によって射出スクリュー5(受圧体)に力を作用させる電動射出成形機1において、前記射出スクリュー5に作用させる力(圧力)の制御を前記サーボモータ11の出力トルク(電流指令)を制御して行う場合、前記電動射出成形機1を駆動部35と動力伝達部36と被駆動部37とからなる2慣性系制御モデル38B(38)として構築し、該制御モデル38Bに対して、前記駆動部35への電流指令Icmdと駆動部35からの回転情報θmとにもとづいて前記被駆動部37が溶融樹脂(射出スクリュー5)から受ける力(圧力)Pextを推定するオブザーバ19A(19)を構築し、該オブザーバ19Aがサーボモータ11への指令電流Icmdとパルスエンコーダ14の回転位置とから前記作動体8,9,6が発生する力を推定し、この推定した力を利用して前記作動体8,9,6が射出スクリュー5に作用させる力をフィードバック制御する構成とされている。
また、実施の形態に係るサーボモータを用いた圧力制御装置は、サーボモータ11によりプーリ10,12とタイミングベルト13等を含む動力伝達手段を介して、ボールねじ軸8,ボールナット9および支持台6等を含む作動体を作動させ、該作動体8,9,6によって射出スクリュー5(受圧体)に力を作用させる電動射出成形機1において、前記射出スクリュー5に作用する力(圧力)の制御を前記サーボモータ11の出力トルクを制御して行う制御装置(制御手段)15が、駆動部35と動力伝達部36と被駆動部37とから構築された前記電動射出成形機1の2慣性系制御モデル38B(38)に対して構築され、かつ前記駆動部35への電流指令Icmdと駆動部35からの回転位置θmとにもとづいて前記被駆動部37が受ける力を推定するオブザーバ19A(19)と、サーボモータ11に対する電流指令Icmdとパルスエンコーダ14の回転位置とにより前記オブザーバ19Aが推定した力を入力して、前記作動体8,9,6が射出スクリュー5に作用させる力(圧力)をフィードバック制御する射出圧力フィードバック制御部20とを備えた構成とされている。
したがって、実施の形態に係るサーボモータを用いた圧力制御方法および圧力制御装置を適用した電動射出成形機1によれば、電動射出成形機1の制御モデル38B(38)に対して適切に構築されたオブザーバ19A(19)により、サーボモータ11によりプーリ10,12とタイミングベルト13を介して作動されるボールねじ軸8,ボールナット9および支持台6等を含む作動体が射出スクリュー5から受ける力を正確に推定することができるので、その力にもとづいてサーボモータ11の射出動作を圧力フィードバック制御部20によってフィードバック制御することにより、前記作動体8,9,6が射出スクリュー5(加熱筒4内の溶融樹脂)に作用させる力(圧力)をロードセル等の力検出器を使わずに正確に制御することができる。
すなわち、射出スクリュー5による射出圧力を制御する圧力フィードバック制御システムをロードセルを使用せずに構築することができるので、圧力フィードバック制御システムの信頼性が高まり、射出圧力の制御を正確に行って成形精度を向上させることができ、成形品に不良が発生するのを確実に防止することができる。
これにより、電動射出成形機1に高価なロードセルを組み込む格別の手段が不要となるので、機械の構成を簡単にすることができると共に、サーボモータ11を用いた射出圧力の制御装置の信頼性を高めることができる。
なお、前記においては、本発明に係るサーボモータを用いた圧力制御装置を、電動射出成形機1の射出機構において射出スクリューによって射出圧力を制御する場合に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、計量時に射出スクリューに付加する背圧の制御に適用したり、サーボモータによりボールねじ軸にボールナットを螺合してなる直線移動機構を介して可動盤を直接または間接に移動させ、可動盤と固定盤との間で金型を型締めする型締機構において金型の型締め圧力を制御する場合や、エジェクタの突き出し圧力を制御する場合にも適用することができる。さらに、電動モータにより伝動機構を介してねじ軸にナットを螺合してなる直線移動機構を作動させ、該直線移動機構に連結された加圧盤を移動させて、該加圧盤と固定盤との間でワークを加圧成形するプレス機械において、加圧盤に加える圧力(力)を制御する場合、その他の産業機械において圧力(力)の制御を行う場合にも適用することができる。
本発明の一実施の形態に係るサーボモータを用いた圧力制御装置を適用した電動射出成形機の制御装置を示すブロック図である。 電動射出成形機の制御モデルを示すブロック図である。 同じく制御モデルの状態変数線図である。 同じく制御モデルを他の形式で示した状態変数線図である。 同じく外乱オブザーバを付加した制御モデルの状態変数線図である。 制御モデルの作用を示すフロー図である。 オブザーバの作用を示すフロー図である。 制御モデルへの圧力指令値に対する、ロードセルによる実圧力測定値とオブザーバによる圧力推定値との追従性を比較した線図である。
符号の説明
1 電動射出成形機(機械)
4 加熱筒
5 射出スクリュー(受圧体)
6 支持台
8 ボールねじ軸
9 ボールナット
10,12 プーリ
13 タイミングベルト(ベルト)
14 パルスエンコーダ(位置検出器)
15 制御装置
16 射出速度設定部
17 射出圧力設定部
18 電流検出器
19 オブザーバ
19A オブザーバのモデル
20 射出圧力フィードバック制御部
35 駆動部
36 動力伝達部
37 被駆動部
38,38A,38B 制御モデル
39 抵抗物モデル

Claims (3)

  1. サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を作動させ、該作動体によって受圧体に力を作用させる機械において、前記受圧体に作用させる力の制御を、前記サーボモータの出力トルクを制御して行う圧力制御方法であって、
    前記機械を駆動部と動力伝達部と被駆動部とからなる2慣性系制御モデルとして構築し、該制御モデルに対して、前記駆動部への電流指令と駆動部からの回転情報とにもとづいて前記被駆動部が受ける力を推定するオブザーバを構築し、該オブザーバが前記機械のサーボモータへの指令電流とサーボモータからの回転位置とから前記作動体が受圧体から受ける力を推定し、この推定した力を利用して前記作動体が受圧体に作用させる力をフィードバック制御することを特徴とするサーボモータを用いた圧力制御方法。
  2. サーボモータにより動力伝達手段を介して作動体を作動させ、該作動体によって受圧体に力を作用させる機械において、前記受圧体に作用させる力の制御を、制御手段により前記サーボモータの出力トルクを制御して行う圧力制御装置であって、
    前記制御手段は、駆動部と動力伝達部と被駆動部とから構築された前記機械の2慣性系制御モデルに対して構築され、かつ前記駆動部への電流指令と駆動部からの回転情報とにもとづいて前記被駆動部が受ける力を推定するオブザーバと、前記サーボモータに対する電流指令とサーボモータの回転位置とにより前記オブザーバが推定した力を入力して、前記作動体が受圧体に作用させる力をフィードバック制御するフィードバック制御部とを備えていることを特徴とするサーボモータを用いた圧力制御装置。
  3. 前記機械は、サーボモータによりプーリとベルトを介してボールねじ軸またはボールナットを回転させ、これらに螺合するボールナットまたはボールねじ軸を介して射出機構の射出スクリューを作動させて、型締機構によって型締めされた金型に溶融樹脂を圧力を制御しながら射出して成形を行う電動射出成形機であることを特徴とする請求項2に記載のサーボモータを用いた圧力制御装置。
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