JP2006142269A - シリコンオイル皮膜の細分化破壊技術 - Google Patents
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Abstract
【課題】 肥料としてマテリアルリサイクル後土壌に施肥した場合自然環境に及ぼす影響を著しく減少させる効果がある技術を提供する。
【解決手段】 リン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分としその表面をシリコンオイルで覆われた消化薬剤のマテリアルリサイクルにおける前処理工程としてカチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練しシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行することにより生分解性に優れた剥離シリコンオイルを生産する。
【選択図】 なし
【解決手段】 リン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分としその表面をシリコンオイルで覆われた消化薬剤のマテリアルリサイクルにおける前処理工程としてカチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練しシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行することにより生分解性に優れた剥離シリコンオイルを生産する。
【選択図】 なし
Description
本発明はリン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分とし、その表面をシリコンオイルで覆われた消火薬剤のマテリアルリサイクルをするための生分解性に優れたシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行する事に関するものである。
従来の技術には、リン酸−アンモニウムや硫酸アンモニウムを主成分とし、この表面をシリコンオイルでコーテングされた廃棄消火薬剤に、アンモニア水または水酸化カリウム水溶液若しくは、水酸化ナトリウム水溶液などの強アルカリ水溶液を添加して混練し、中和反応により、コーテングを剥離させるものであった。(例えば、特許文献1参照。)
特許公開2003−325696号広報
解決しようとする問題点は、従来の技術では剥離したシリコンオイルの分子構造が完全に分解出来ないため複数の分子が結合した状態で肌理の粗いシリコンオイル複数分子が剥離存在し肥料としてマテリアルリサイクル後土壌に施肥した場合自然生分解するまでに長期の年月を要し環境に悪影響を与える恐れがあった。
本発明は、リン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分とし、その表面をシリコンオイルで覆われた消化薬剤のマテリアルリサイクルにおける前処理工程としてカチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練し生分解性に優れたシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行する事を特徴とするシリコンオイル皮膜の細分化破壊技術。
本発明のシリコンオイル皮膜の細分化破壊技術は、リン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分としその表面をシリコンオイルで覆われた消火薬剤のマテリアルリサイクルにおける前処理工程としてカチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練しシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行することにより生分解性に優れた剥離シリコンオイルを生産し肥料としてマテリアルリサイクル後土壌に施肥した場合自然環境に及ぼす影響が著しく減少させる効果がある。
リン酸−アンモニウムや硫酸アンモニウムを主成分とし、この表面をシリコンオイルでコーテングされた廃棄消火薬剤に、アンモニア水または水酸化カリウム水溶液若しくは、水酸化ナトリウム水溶液などの強アルカリ水溶液を添加して混練し、それらの反応熱による堅化作用でシリコンオイル皮膜を剥離させその後カチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練し細分子化され自然生分解性に優れたシリコンオイルを生成する。
リン酸−アンモニウムや硫酸アンモニウムを主成分とし、この表面をシリコンオイルでコーテングされた廃棄消火薬剤として、リン酸−アンモニウム43%、硫酸アンモニウム53%、しりか3.5%シリコンオイル0.5%のものを使用した。この消化薬剤100重量部をミキサーに入れ同時に25%希薄アンモニア水15重量部を添加し25分間40rpmで緩速攪拌の後エステルアミン4級塩1重量部添加し8分間180rpmで急速攪拌したところ、発熱反応をおこしながら湿粉となった。得られたリサイクル肥料は1%水溶液で計測したところpH6.8で水分は12%であった。
更に得られたリサイクル肥料を、純水200ml入りのトールビーカーに投入攪拌し30分間静置沈殿させたところリン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムが沈殿しそれらは親水性に変化していることが確認された。トールビーカー内水面上部に細分化破壊後剥離したシリカとシリコンオイルが浮遊していた。
本発明のシリコンオイル皮膜の細分化破壊技術は、リン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分としその表面をシリコンオイルで覆われた消火薬剤のマテリアルリサイクルにおける前処理工程としてカチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練しシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行することにより生分解性に優れた剥離シリコンオイルを生産し肥料としてマテリアルリサイクル後土壌に施肥した場合自然環境に及ぼす影響が著しく減少する。
Claims (1)
- リン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分とし、その表面をシリコンオイルで覆われた消化薬剤のマテリアルリサイクルにおける前処理工程としてカチオン界面活性剤のエステルアミン4級塩を添加混練し生分解性に優れたシリコンオイル皮膜の細分化破壊を施行する事を特徴とするシリコンオイル皮膜の細分化破壊技術。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004362022A JP2006142269A (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | シリコンオイル皮膜の細分化破壊技術 |
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JP2004362022A JP2006142269A (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | シリコンオイル皮膜の細分化破壊技術 |
Publications (1)
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ID=36622550
Family Applications (1)
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JP2004362022A Pending JP2006142269A (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | シリコンオイル皮膜の細分化破壊技術 |
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JP (1) | JP2006142269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521741A (ja) * | 2004-11-25 | 2008-06-26 | バロラグリ エス.アー. | 消火器用の消火粉末の廃棄物の処理方法、ならびにそのような方法を用いて得られる肥料 |
CN102814017A (zh) * | 2011-06-10 | 2012-12-12 | 苏州吴越合成消防科技有限公司 | 一种干粉硅化生产工艺 |
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2004
- 2004-11-16 JP JP2004362022A patent/JP2006142269A/ja active Pending
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