JP2006141282A - 植木鉢用受皿 - Google Patents

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Abstract

【課題】 植木鉢の底穴から排出された汚れた水や泥を人目に触れないようにすることができる植木鉢用受皿を提供する。
【解決手段】 植木鉢10を載置して植木鉢10の底穴18から排出される水を受けるための植木鉢用受皿2。この植木鉢用受皿2は、底壁4と、底壁4の上面に設けられた外壁6及び内壁8とを備え、外壁6は底壁4の外周部に設けられ、また内壁8は外壁6の内側に配設されており、内壁8の内側には、植木鉢10の底穴18から排出される水を貯める貯水空間20が規定される。これにより、植木鉢10の底穴18から排出される汚れた水や泥を人目に触れないようにすることが可能となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、植木鉢を載置して植木鉢の底穴から排出される水を受けるための植木鉢用受皿に関する。
例えば室内のインテリアとして、一般家庭などで観葉植物などの植物が室内で育成されている。植物が植えられた植木鉢を室内の床などに置く場合には、床などが汚れないように植木鉢は植木鉢用受皿に載置される。従来の植木鉢用受皿は、円盤状の底壁と、底壁の外周部に設けられた外壁とから構成されており、植木鉢はこの底壁の上面に載置される。
植木鉢に植えた植物に水遣りを行うと、水が植木鉢内の土に浸透して植物により吸収される。この時、植物や土に吸収されなかった余分な水は、植木鉢の底穴より植木鉢の外部へ排出され、この植木鉢の底穴より排出された水は植木鉢用受皿により受けられる(例えば、特許文献1参照)。
実開昭64−3545号公報
しかしながら、従来の植木鉢用受皿では、次のような問題がある。植木鉢に植えた植物に水遣りを行うと、植木鉢の底穴からは植木鉢内の土が混じった水や泥が排出され、この汚れた水や泥が植木鉢用受皿の底壁全体に溜まることとなる。すると、植木鉢が例えば室内の食卓などに置かれている場合には、植木鉢用受皿に溜まった汚れた水などが人目に触れるようになって見栄えが悪くなり、室内のインテリアとして好ましいものではなかった。
本発明の目的は、植木鉢の底穴から排出された汚れた水などを人目に触れないようにすることができる植木鉢用受皿を提供することである。
本発明の請求項1に記載の植木鉢用受皿では、植木鉢を載置して前記植木鉢の底穴から排出される水を受けるための植木鉢用受皿において、
底壁と、前記底壁の上面に設けられた外壁及び内壁とを備え、前記外壁は前記底壁の外周部に設けられ、また前記内壁は前記外壁の内側に配設されており、前記内壁の内側には、前記植木鉢の前記底穴から排出される水を貯める貯水空間が規定されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の植木鉢用受皿では、前記内壁は、前記底壁の周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の載置部と、前記複数の載置部間を連結する複数の接続壁部とから構成され、前記植木鉢は前記複数の載置部に載置されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3に記載の植木鉢用受皿では、前記内壁は、前記外壁の内側に設けられた周壁部と、前記周壁部の上端部に周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の載置部とから構成され、前記植木鉢は前記複数の載置部に載置されることを特徴とする。
さらにまた、本発明の請求項4に記載の植木鉢用受皿では、前記複数の載置部の各々は、前記複数の接続壁部又は前記周壁部により規定される基準内壁円の内側から外側にかけて設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の植木鉢用受皿では、前記外壁の高さは、前記内壁の高さよりも高く構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項6に記載の植木鉢用受皿では、前記底壁の上面は、前記外壁側より前記内壁側に向けて下り傾斜していることを特徴とする。
さらにまた、本発明の請求項7に記載の植木鉢用受皿では、前記内壁の前記接続壁部には切欠きが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の植木鉢用受皿では、前記内壁は、前記底壁に着脱自在に装着されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項9に記載の植木鉢用受皿では、前記内壁は、前記底壁の上面に複数設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の植木鉢用受皿によれば、底壁の上面に設けられた内壁の内側には、植木鉢の底穴から排出される水を貯める貯水空間が規定されているので、植木鉢の底部によって貯水空間がその上方より覆われ、また植木鉢に植えた植物に水遣りを行った際には、植木鉢の底穴から排出される汚れた水や泥が貯水空間に貯められる。その結果、植木鉢の底部によって貯水空間に貯まった汚れた水などが隠されるため、この汚れた水などを人目に触れないようにすることが可能となり、室内に植木鉢を置いた場合であっても室内のインテリア性を損なうことがなくなる。
また、本発明の請求項2に記載の植木鉢用受皿によれば、植木鉢は、底壁の周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の載置部に載置されるので、植木鉢を安定して植木鉢用受皿に載置することが可能となる。
さらに、本発明の請求項3に記載の植木鉢用受皿によれば、植木鉢は、周壁部の上端部に周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の載置部に載置されるので、植木鉢を安定して植木鉢用受皿に載置することが可能となる。
さらにまた、本発明の請求項4に記載の植木鉢用受皿によれば、複数の載置部の各々は、複数の接続壁部又は周壁部により規定される基準内壁円の内側から外側にかけて設けられているので、種々のサイズの植木鉢を複数の載置部に安定して載置することが可能となる。
また、本発明の請求項5に記載の植木鉢用受皿によれば、外壁の高さは内壁の高さよりも高く構成されているので、この外壁により、貯水空間に貯まった汚れた水などをより確実に人目に触れないようにすることが可能となる。
さらに、本発明の請求項6に記載の植木鉢用受皿によれば、底壁の上面は外壁側より内壁側に向けて下り傾斜しているので、貯水空間から水が溢れ出て外壁と内壁との間の環状空間に溜まった場合に、この水を底壁の上面の内壁側に集めることができる。これにより、底壁の上面の内壁側に集まった水は植木鉢の底部の陰となるため、この底壁の上面に溜まった水を人目に触れにくくすることが可能となる。
さらにまた、本発明の請求項7に記載の植木鉢用受皿によれば、内壁の接続壁部には切欠きが設けられているので、貯水空間に貯まった水が満水となった場合には、この切欠きから水が貯水空間の外部へ溢れ出るようになり、その結果、貯水空間に貯まった水を効率よく貯水空間の外部へ排出することができる。
また、本発明の請求項8に記載の植木鉢用受皿によれば、内壁は、底壁に着脱自在に装着されるので、植木鉢用受皿の加工・成型が容易となり、製造コストを低減させることが可能となる。
さらに、本発明の請求項9に記載の植木鉢用受皿によれば、内壁は底壁の上面に複数設けられているので、1つの植木鉢用受皿に複数の植木鉢を載置することができ、これにより、室内の食卓などの限られたスペースに複数の植木鉢を効率よく配置することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う植木鉢用受皿の各種実施形態について説明する。
第1の実施形態
まず、図1〜図3を参照して、第1の実施形態の植木鉢用受皿について説明する。図1は、第1の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図、図2は、第1の実施形態による植木鉢用受皿を示す平面図、図3は、植木鉢を載置した状態での、図2の植木鉢用受皿のA−A’線による断面図である。
図1〜図3を参照して、図示の植木鉢用受皿2は、底壁4と、底壁4の上面(図3において上側の端面)に設けられた外壁6及び内壁8とから構成されており、その素材は例えばプラスチックや陶器などで形成される。以下、植木鉢用受皿2の各構成要素について詳細に説明する。
底壁4は円盤状に形成されており、この底壁4の外径は、載置する植木鉢10の底部12の外径よりも大きく構成されている。また、底壁4の上面は、外壁6側から内壁8側(後述する)に向けて、角度α(例えば、5〜15度程度)でもって下り傾斜している(図3参照)。
外壁6は筒状に形成されており、底壁4の外周部より上方(図3において上側方向)に突出して設けられている。また、外壁6はテーパ状に拡がっており、一端(図3において下側)の外径は、他端(図3において上側)の外径よりも幾分小さく構成されている。
内壁8は、底壁4の周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数(本実施形態では、3個)の載置部14と、複数の載置部14同士を連結する複数(本実施形態では、3個)の接続壁部16とから構成され、この内壁8は、外壁6の径方向内側(すなわち、底壁4の外周部よりも内側)に配設されている。載置部14は円柱状に形成され、底壁4の上面に固定的に設けられている。また、接続壁部16は弧状に湾曲した板状に形成されており、その両端部はそれぞれ載置部14の外周面に一体的に接続され(すなわち、載置部14同士が接続壁部16により連結され)、またその底部は底壁4の上面に固定的に設けられている。これにより、内壁8の内側、すなわち複数の載置部14及び複数の接続壁部16により囲まれる空間には、植木鉢10の底穴18から排出される水を貯める貯水空間20(後述する)が規定される。また、複数の接続壁部16により規定される基準内壁円22は、図2中の一点鎖線で示すように円形状となり、複数の載置部14の各々は、この基準内壁円22の内側から外側にかけて設けられている(すなわち、基準内壁円22よりも内側及び外側にそれぞれ突出して設けられている)。さらに、載置部14の高さと接続壁部16の高さとはほぼ同じ高さに構成され、また外壁6の高さH1(図3参照)は、内壁8(すなわち、載置部14及び接続壁部16)の高さH2(図3参照)よりも高く構成されている。この時、内壁の高さH2は、後述するように貯水空間20内にある程度の量の水が貯められるようにするため、約1.7cm程度以上とするのが好ましく、また、外壁6の高さH1と内壁8の高さH2との差は、約2〜4cm程度とするのが好ましい。このように外壁6を高く構成することによって、載置した植木鉢10の底壁4の径方向外側がこの外壁6により覆われ、植木鉢10の美観を保つことができる。また、複数の接続壁部16のうち所定の接続壁部16には、その上端部に例えば半円状の切欠き24(後述する)が設けられている。
以上のようにして構成された植木鉢用受皿2の使用方法について、図1〜図3を参照しながら説明する。まず、植木鉢10の底部12を複数の載置部14のそれぞれに載置して、植木鉢10を植木鉢用受皿2に載置する。かく載置した状態においては、図2中の二点鎖線で示すように、植木鉢10の底部12の外径が、基準内壁円22の外径よりも大きい場合であっても、植木鉢10を安定して複数の載置部14に載置することができる。一方、図2中の破線で示すように、植木鉢10の底部12の外径が、基準内壁円22の外径よりも小さい場合であっても、植木鉢10を安定して複数の載置部14に載置することができる。すなわち、複数の載置部14に載置することができる植木鉢10の底部12の外径の範囲は、複数の載置部14の内周縁により規定される円の外径よりも大きく、また複数の載置部14の外周縁により規定される円の外径以下となる。したがって、底部12の外径の異なる(すなわち、サイズの異なる)植木鉢10であっても、安定して複数の載置部14に載置することができ、種々のサイズの植木鉢10に対応することが可能となる。また、植木鉢10の底部12の中央部には円形状の底穴18が設けられており、植木鉢10の底部12を複数の載置部14に載置した際には、この底穴18が貯水空間20の上方に位置される。
このように植木鉢10を植木鉢用受皿2に載置した後、じょうろなど(図示せず)を用いて植木鉢10に植えた植物に対して水遣りを行うと、水が植木鉢10内の土に浸透して植物に吸収される。この時、植物や土に吸収されなかった余分な水は、植木鉢10内を下方に浸透して植木鉢10の底穴18より排出され、この底穴18より排出された水は内壁8の内側の貯水空間20内に貯められる。したがって、貯水空間20には、植木鉢10内の土が混じった汚れた水や泥が貯められることとなる。植木鉢10の底部12の外径が、基準内壁円22の外径と等しい又はこれよりも大きい場合には、貯水空間20はその上面が植木鉢10の底部12により完全に覆われることとなり、貯水空間20に貯められた汚れた水などは人目に触れることがない。また、植木鉢10の底部12の外径が基準内壁円22の外径よりも小さい場合には、貯水空間20は、その上面の大部分が植木鉢10の底部12により覆われることとなり、また外壁6の高さが内壁8の高さよりも高く構成されているため、貯水空間20に貯められた汚れた水などは人目に触れにくくなる。このように、植木鉢10の底穴18から排出される汚れた水などは内壁8の内側の貯水空間20に貯められて人目に触れることがなく、植木鉢10を室内の食卓などに置いた場合でも室内のインテリア性を損なうことがない。
また、植木鉢10の底穴18から排出される水の量が多い場合などには、貯水空間20内の水の水位が内壁8の高さH2又はその近傍まで上昇し、貯水空間20に貯められた水が満水となる。このような時には、貯水空間20に貯められた水が満水となる前にこの水を捨てればよいが、満水となったまま気付かないことも多い。このように貯水空間20に貯められた水が満水のままであると、植木鉢10の底部12を複数の載置部14に載置した状態においては、複数の接続壁部16及び複数の載置部14と植木鉢10の底部12との間にはそれぞれ空隙がほとんど存在しないため、貯水空間20内の水が植木鉢10内の土に再び吸い上げられるなどして植物が根腐れを起こす恐れがある。本実施形態の植木鉢用受皿2では、内壁8の接続壁部16に切欠き24を設けているので、貯水空間20内の水はこの切欠き24より貯水空間20の外部(すなわち、外壁6と内壁8との間の空間)へと溢れ出す(図1参照)。すなわち、この切欠き24が、水が貯水空間20から外部へ溢れ出す際の流路となり、これにより、貯水空間20からの水を効率よく貯水空間20の外部へ排出することができ、植物が根腐れを起こすのを防止することが可能となる。また、水が貯水空間20から溢れ出すことによって、貯水空間20に貯められた水が満水になったことが確認でき、貯水空間20内の水を捨てるなどの適切な処置を行うことが可能となる。
そして、切欠き24より溢れ出た水は、外壁6と内壁8との間の環状空間に溜まることとなる。外壁6と内壁8との間の底壁4の上面は、外壁6側から内壁8側に向けて下り傾斜しているため、水は底壁4の上面の内壁8側に溜まることとなる(図3参照)。底壁4の上面の内壁8側は植木鉢10の底部12の陰となるため、底壁4の上面の内壁8側に溜まった水は人目に触れにくくなり、この場合においても室内のインテリア性を損なうことがない。なお、外壁6の高さH1を、内壁8の高さH2の例えば2〜3倍程度の高さとすることにより、この外壁6が目隠しとなって、底壁4の上面の内壁8側に溜まった水をより人目に触れにくくすることが可能となる。
なお、本実施形態では、載置部14の高さと接続壁部16の高さとを同じ高さに構成したが、接続壁部16の高さを載置部14の高さよりも低く構成してもよい。これにより、植木鉢10の底部12と接続壁部16の上端部との間には排水空間(図示せず)が規定され、貯水空間20の水はこの排水空間を通して貯水空間20の外部へ溢れ出すようになる。この場合でも、図示しないが、接続壁部16には切欠き24を設けることが好ましく、切欠き24は貯水空間20の水が外部へ溢れ出す際の最初の流路となる。あるいは、このような切欠き24を省略することも可能である。
また、本実施形態では、載置部14を円柱状に形成したが、これに限られず、例えば三角柱状や四角柱状などの多角柱状に形成したり、あるいは載置部14の断面を星形状やハート形状などに形成してもよく、その形状は機能性やデザイン性等を考慮することにより適宜設定することができる。さらに、本実施形態では、切欠き24を1個のみ設けたが、これに限られず、複数の接続壁部16にそれぞれ切欠き24を設けるようにしてもよい。
さらにまた、本実施形態では、底壁4の上面を外壁6側より内壁8側に向けて下り傾斜に構成したが、このような傾斜を設けずに平面状とすることも可能である。この場合には、外壁6の高さH1をより高く(例えば、内壁8の高さH2の3〜4倍程度)構成するのが好ましく、これにより、この外壁6を目隠しとして用い、外壁6と内壁8との間の底壁4の上面の全域に溜まった水が人目に触れにくくなるようにする。
また、本実施形態では、複数の載置部14の各々を、基準内壁円22の内側から外側にかけて設けたが、これに限られず、例えばこの基準内壁円22より内側のみに設けるようにしてもよく、あるいはこの基準内壁円22より外側のみに設けるようにしてもよい。
第2の実施形態
次に、図4及び図5を参照して、第2の実施形態の植木鉢用受皿について説明する。図4は、第2の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図、図5は、第2の実施形態による植木鉢用受皿を示す平面図である。なお、以下の実施形態において、第1の実施形態と実質上同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態の植木鉢用受皿2Aでは、内壁8Aの載置部14Aは細長い略ブロック状に形成されており、載置部14Aの一端部は基準内壁円22の内側(すなわち、貯水空間内)に突出し、またその他端部は外壁6まで延びて外壁6の内周面に一体的に接続されている。また、載置部14Aの一端部では、両角部が削られて丸みを帯びたものとなっている(図4及び図5参照)。このように載置部14Aを外壁6まで設けることによって、複数の載置部14Aに載置することができる植木鉢(図示せず)の底部12の最大の外径は、載置部14Aの上端面の高さにおける外壁6の内径より僅かに小さい外径とすることができ、より多くのサイズの植木鉢に対応させることが可能となる。
また、図5中の二点鎖線で示すように、植木鉢の底部12の外径が載置部14Aの上端面の高さにおける外壁6の内径より僅かに小さい(すなわち、複数の載置部14Aに載置することができる最大の外径)場合には、外壁6と内壁8との間の空間は植木鉢の底部12によりほぼ完全に覆われることとなる。これにより、貯水空間20より溢れ出た水が外壁6と内壁8Aとの間の底壁4の上面に溜まった場合に、この水を人目に触れないようにすることが可能となる。
なお、図示しないが、複数の載置部14Aの各一端部をそれぞれ基準内壁円22の中心近傍まで延ばすようにしてもよい。これにより、比較的小さな植木鉢であっても複数の載置部14Aに載置することが可能となる。
第3の実施形態
次に、図6及び図7を参照して、第3の実施形態の植木鉢用受皿について説明する。図6は、第3の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図、図7は、植木鉢を載置した状態での、図6の植木鉢用受皿のB−B’線による断面図である。
第3の実施形態の植木鉢用受皿2Bでは、内壁8Bは、底壁4に設けられた円筒状の周壁部16Bと、この周壁部16Bの上端部に周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数(本実施形態では、4個)の載置部14Bとから構成されている。複数の載置部14Bの各々は円盤状に形成され、また周壁部16Bにより規定される基準内壁円(すなわち、貯水空間20)の内側から外側にかけて設けられている。植木鉢10の底部12を複数の載置部14Bに載置した際には、植木鉢10の底部12と周壁部16Bの上端部との間には排水空間26が規定される(図7参照)。これにより、貯水空間20内の水が満水になると、水がこの排水空間26を通して貯水空間20の外部へ排出されて、外壁6と内壁8Bとの間の底壁4の上面に溜められる。なお、図示しないが、この場合でも周壁部16Bの上端部に切欠きを設けることも可能であり、このように切欠きを設けることによって、この切欠きを貯水空間20内の水が外部に溢れ出す際の最初の流路とすることが可能となる。
また、この本実施形態においても、上記各実施形態と同様に、サイズの異なる植木鉢10を複数の載置部14Bに載置することが可能となる。
なお、図示しないが、内壁8Bを円筒状の周壁部16Bのみから構成し、この周壁部16Bの肉厚を厚くする(例えば、2〜3cm程度)ことによって、周壁部16Bの上端部を載置部として機能させることも可能である。これにより、植木鉢用受皿2Bの構成が簡単なものとなり、植木鉢用受皿2Bの製造コストを低減させることが可能となる。
第4の実施形態
次に、図8を参照して、第4の実施形態の植木鉢用受皿について説明する。図8は、第4の実施形態による植木鉢用受皿を示す分解斜視図である。
図8を参照して、第4の実施形態の植木鉢用受皿2Cは、受皿本体28と、内壁体30とから構成されており、これらは別体に構成されている。受皿本体28は、円盤状の本体底壁32と、本体底壁32の外周部に設けた外壁6とから構成されている。内壁体30は、内底壁34と、内底壁34の周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数(本実施形態では、3個)の載置部14Cと、複数の載置部14C同士を連結する複数(本実施形態では、3個)の接続壁部16Cとから構成されている。この複数の載置部14C及び複数の接続壁部16Cは、内壁8Cを構成する。複数の載置部14Cの各々は、基準内壁円の内側から外側にかけて設けられており、また複数の接続壁部16Cはそれぞれ内底壁34の外周部に設けられている。また、複数の載置部14Cの外周縁により規定される円の外径は、受皿本体28の本体底壁32の外径よりも小さく構成されており、内壁体30は、例えば両面テープや接着剤などにより受皿本体28の本体底壁32の上面に着脱自在に(又は、固定的に)載置される。あるいは、受皿本体28の本体底壁32に凸部又は凹部を設け、内壁体30にこの凸部又は凹部に着脱自在に係合する係合凹部又は係合凸部を設けるようにしてもよい。また、受皿本体28の本体底壁32の上面には上記実施形態のように傾斜は設けられておらず、平面状に構成されている。
なお、図示しないが、本体底壁32の上面に、複数の載置部14C及び複数の接続壁部16Cの外周縁とほぼ同形状の外周形状を有する凹部を設け、この凹部に内壁体30を着脱自在に嵌合するようにしてもよい。この場合は、内壁体30の内底壁34を省略してもよく、また本体底壁32の上面を、外壁6側から凹部の外周部側に向けて下り傾斜するように構成してもよい。
このように受皿本体28及び内壁体30を別体に構成することにより、例えば内壁体30の汚れがひどくなった場合には、内壁体30を取り外してこれを新しいものに交換することができる。また、受皿本体28及び内壁体30を一体に構成するよりも植木鉢用受皿2Cの加工・成型が容易となり、その結果、植木鉢用受皿2Cの製造コストを低減させることが可能となる。
第5の実施形態
次に、図9を参照して、第5の実施形態の植木鉢用受皿について説明する。図9は、第5の実施形態による植木鉢用受皿を示す分解斜視図である。
図9を参照して、第5の実施形態の植木鉢用受皿2Dは、受皿本体28Dと、複数(本実施形態では、2個)の内壁体30Dとから構成されており、これらは別体に構成されている。受皿本体28Dは、矩形状の本体底壁32Dと、本体底壁32Dの外周部に設けた外壁6Dとから構成されている。内壁体30Dは、内底壁34Dと、内底壁34Dの周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数(本実施形態では、3個)の載置部14Dと、複数の載置部14D同士を連結する複数(本実施形態では、3個)の接続壁部16Dとから構成されており、複数の内壁体30D(すなわち、複数の内壁8D)はそれぞれ、本体底壁32Dの上面に並んで設けられている。このように、内壁体30D(すなわち、内壁8D)を複数設けることにより、1つの植木鉢用受皿2Dに複数の植木鉢(図示せず)を載置することが可能となり、室内の食卓などの限られたスペースに複数の植木鉢を効率よく配置することが可能となる。
本実施形態では、内壁体30Dを2個設けたが、これに限られず、例えば3個でも4個でもよく、その数は用途に応じて適宜設定することができる。また複数の内壁体30Dは、本体底壁32Dの長手方向に直線状に並べたり、あるいは本体底壁32Dの周方向に所定の間隔を置いて並べるなど、その配置は適宜設定することが可能である。また、本実施形態では、本体底壁32Dを矩形状に構成したが、これに限られず、上記各実施形態と同様に円形状に構成することもでき、その形状は適宜設定することが可能である。さらに、受皿本体28Dと各内壁体30Dとをそれぞれ一体に構成することも可能である。
以上、本発明に従う植木鉢用受皿の種々の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上記各実施形態では、載置部14(14A,14B,14C)を3個又は4個設けたが、これに限られず、2個でも5個でもよく、その数は適宜設定することができる。また、上記各実施形態では、底壁4(本体底壁32,32D)を円形状又は矩形状に構成したが、例えば五角形状や六角形状などの多角形状でもよく、植木鉢10の形状等に合わせてその形状を適宜設定することができる。
第1の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図。 第1の実施形態による植木鉢用受皿を示す平面図。 植木鉢を載置した状態での、図2の植木鉢用受皿のA−A’線による断面図。 第2の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図。 第2の実施形態による植木鉢用受皿を示す平面図。 第3の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図。 植木鉢を載置した状態での、図6の植木鉢用受皿のB−B’線による断面図。 第4の実施形態による植木鉢用受皿を示す分解斜視図。 第5の実施形態による植木鉢用受皿を示す斜視図。
符号の説明
2,2A,2B,2C、2D 植木鉢用受皿
4 底壁
6,6D 外壁
8,8A,8B,8D 内壁
10 植木鉢
14,14A,14B,14C,14D 載置部
16,16C,16D 接続壁部
16B 周壁部
18 底穴
20 貯水空間
22 基準内壁円
24 切欠き

Claims (9)

  1. 植木鉢を載置して前記植木鉢の底穴から排出される水を受けるための植木鉢用受皿において、
    底壁と、前記底壁の上面に設けられた外壁及び内壁とを備え、前記外壁は前記底壁の外周部に設けられ、また前記内壁は前記外壁の内側に配設されており、前記内壁の内側には、前記植木鉢の前記底穴から排出される水を貯める貯水空間が規定されることを特徴とする植木鉢用受皿。
  2. 前記内壁は、前記底壁の周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の載置部と、前記複数の載置部間を連結する複数の接続壁部とから構成され、前記植木鉢は前記複数の載置部に載置されることを特徴とする請求項1に記載の植木鉢用受皿。
  3. 前記内壁は、前記外壁の内側に設けられた周壁部と、前記周壁部の上端部に周方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の載置部とから構成され、前記植木鉢は前記複数の載置部に載置されることを特徴とする請求項1に記載の植木鉢用受皿。
  4. 前記複数の載置部の各々は、前記複数の接続壁部又は前記周壁部により規定される基準内壁円の内側から外側にかけて設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の植木鉢用受皿。
  5. 前記外壁の高さは、前記内壁の高さよりも高く構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の植木鉢用受皿。
  6. 前記底壁の上面は、前記外壁側より前記内壁側に向けて下り傾斜していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の植木鉢用受皿。
  7. 前記内壁の前記接続壁部には切欠きが設けられていることを特徴とする請求項2,4〜6のいずれかに記載の植木鉢用受皿。
  8. 前記内壁は、前記底壁に着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の植木鉢用受皿。
  9. 前記内壁は、前記底壁の上面に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の植木鉢用受皿。
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