JP2006140027A - 燃料電池用セパレータの製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータの原料である粉粒体材料を擦り切りによらずに、薄く均一に且つ迅速に雌金型内に紛粒体を薄く均一にかつ迅速に投入できる粉粒体材料供給手段を備えた燃料電池用セパレータの製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】箱状本体2の底部に略三角柱状のシャッター部材7a,7bを多数列設してなるシャッター6を設け、奇数列と偶数列のシャッター部材7a,7bを互い違いに昇降動作せしめることによりシャッター6上に受け止めていた粉粒体材料を雌金型内に流下させ、且つ流下させた粉粒体材料をシャッター部材の降下時に押圧して厚さを均一化する粉粒体材料供給手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池用セパレータの製造装置と該装置を用いたセパレータの製造方法に関する。
燃料電池用セパレータはガス不浸透性、導電性とともに面精度の高いことが極めて重要である。
初期のセパレータはグラファイト板の切削加工等により得るものであったが、加工時間やコスト面の要求により、近年はプレス加工による試みが増大しつつある。
すなわち、原料の粉粒体を所定量金型内に投入した後、プレス機で加熱・加圧して薄板状のセパレータを得る方法であり、この方法によれば他の機械加工によるものに比し短時間で安価に製造することが可能である。
しかしながら、実際に製造されたセパレータは依然として面精度が悪く要求される水準に到達していないのが実情である。その原因は原料の粉粒体を投入する際に雌金型の底面全体に薄く均等に分布させることが困難であることが挙げられる。
このような問題の解決策としては特開2001−62858号公報(特許文献1)に開示されている技術が一般的であった。
すなわち、図12において50は多数の投入口51を有する投入部であり、52は前記投入部50の下方にあって前記投入口51の全てを閉塞する位置から全てを開口する位置までの間で摺動可能に設けられたスライドプレートである。また、53は前記投入部50及びスライドプレート52を支持するベースであり、54は下金型(雌金型)、55は上金型(雄金型)である。
上述構成のものにおいては投入部50に粉粒体を投入した後、擦り切り棒56により擦り切り余分なものを除いて一定量としてから下金型54にセットする。次いでスライドプレート52をスライドさせ投入口51の全てを開口すると粉粒体が下金型54内に落下するものである。最後に投入部50・ベース53を移動してから上金型55でプレスする。
上記従来技術によれば、投入部50に投入された粉粒体は擦り切り棒56によって一定量にすることはできる。しかしなから、投入部50から下金型54内に落下した時点で均一に分布したかどうかは確認することができない。落下状態によっては不均一になる可能性があり、このため最終製品における面精度を向上させることが困難であった。
上述のように粉粒体が下金型内に落下した時点で落下状態によっては不均一な分布になることを防ぐことができるものとして特開2003-223901号公報(特許文献2)に開示された技術が知られている。
すなわち図13において60は雌型であり61は雌型60の上面に密着している上下が開放された枠形体をした給粉ボックスである。給粉ボックス61には粉末状原料62が装填されている。
そして給粉ボックス61は粉末状原料62を雌型60に投入しつつ、かつ雌型60の上面を擦り切りながらスライドされる。
特許文献2に示されたものによれば、粉末状原料62を雌型60内に均一に投入することが出来るように改良されていることが解る。
しかしながら、上記従来技術のものは雌型60の上面を擦り切るものであるため、粉末状原料62が雌型60の内底面に薄く投入されている場合は擦り切ることが不可能である。
また、雌型60の上面を擦り切るとき、擦り切られた粉末状原料62が雌型60の上面周辺に放散されることになる。雌型60はプレス加工中は勿論、加工前から予熱により既に高温になっているため放散した粉粒体は固まって付着してしまい、メンテナンスに手間がかかる問題がある。
尚、前記特許文献2には擦り切りによらない方法も示されている。すなわち、図14に示すように雌型70に粉末状原料71を投入後振動板72により加振押圧することにより均一化する方法である。
この方法によれば雌型70の上面周辺に粉末状原料71を放散せさる問題は解消される。しかしながら、予め雌型70内全体に平均的に投入されている場合を除き、ほど良い振動だけによって粉末状原料71の厚さを短時間で均一化することは不可能である。
従って、この場合も雌型70の高温によって、一部粉末状原料71が玉状に固まってしまう問題が残っていた。
特開2001−62858号公報 特開2003−223901号公報
本発明はこのような課題にかんがみ提案されたものであり、擦り切りや振動板などの技術手段を用いることなく雌金型内に粉粒体を薄く均一にかつ迅速に投入できる粉粒体材料供給手段を備えた燃料電池用セパレータの製造装置及び製造方法を提供するものである。
前記課題を解決するため、請求項1に係る燃料電池用セパレータの製造装置は、雌金型と関連する寸法を有し上面と底面を開口する箱状本体と、前記箱状本体に設けられた器枠に夫々装着された少なくとも2個の昇降部材A,Bと、底面が平坦面で側面に下り勾配の傾斜面を有する略三角柱状を成し前記傾斜面の下端縁を互いに接するように前記箱状本体内の底部に多数並置されたシャッター部材から成るシャッターとを備え、前記シャッター部材の内、奇数列のものを一体的に昇降できるように前記昇降部材Aに連結するとともに、偶数列のものを一体的に昇降できるように前記昇降部材Bに連結して成る粉粒体材料供給手段を具備するものである。
請求項2に係る燃料電池用セパレータの製造装置は、請求項1記載の燃料電池用セパレータの製造装置において、箱状本体の上面開口から粉粒体材料を投入しシャッター上に貯留した状態において、昇降部材A,Bのうちいずれか一方を上昇せしめることにより奇数列のシャッター部材の傾斜面と偶数列のシャッター部材の傾斜面との間に生じる隙間から粉粒体材料を雌金型内に流下せしめるようにしたことを特徴とするものである。
請求項3に係る燃料電池用セパレータの製造装置は、請求項1または請求項2に記載の燃料電池用セパレータの製造装置において、側面に下り勾配の傾斜面の他に垂直重合面を有し、各前記シャッター部材が前記垂直重合面を密接に重合させて多数並設されていることを特徴とするシャッター部材を用いることを特徴とするものである。
請求項4に係る燃料電池用セパレータの製造装置は、請求項1または請求項2に記載の燃料電池用セパレータの製造装置において、側面に下り勾配の傾斜面と垂直重合面を有する三角形状、または台形状を成し、一対を成すように前記垂直重合面を密接に重合させて配置するとともに、互いに隣り合う前記下り勾配の傾斜面の下端縁が接するように多数並設されていることを特徴とするシャッター部材を用いることを特徴とするものである。
請求項5に係る燃料電池用セパレータの製造方法は粉粒体材料供給手段を雌金型内にセットした後、昇降部材A,Bのうちいずれか一方を上昇せしめて奇数列または偶数列のシャッター部材のいずれか一方を所定距離上昇せしめることにより、互いの傾斜面間に生じる隙間から粉粒体材料を流下せしめ、上昇したシャッター部材の下方に安息角の法則により一定量の粉粒体材料を回り込ませた後、当該シャッター部材を降下させてその底部平坦面により流下した粉粒体材料を押圧せしめ、次いで残りのシャッター部材を同様に上昇せしめることにより当該シャッター部材の下方にも同様に粉粒体材料を流下せしめ、次いで当該シャッター部材を降下させその平坦面により流下した粉粒体材料を押圧することによって雌金型内に薄く均一に粉粒体材料を充填するようにした請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉粒体材料供給手段を用いることを特徴としたものである。
請求項6に係る燃料電池用セパレータの製造方法は、請求項5に記載の製造方法において、粉粒体材料供給手段を雌金型内にセットした後、昇降部材A,Bのうちいずれか一方を上昇せしめて奇数列または偶数列のシャッター部材のいずれか一方を所定距離上昇せしめることにより、互いの傾斜面間に生じる隙間から粉粒体材料を流下せしめ、上昇したシャッター部材の下方に安息角の法則により一定量の粉粒体材料を回り込ませた後、当該シャッター部材を降下させてその底部平坦面により流下した粉粒体材料を押圧せしめたとき、自力により粉粒体材料供給手段全体が雌金型内から押圧された粉粒体材料の厚さ分だけ持ち上がることにより、他方のシャッター部材の下方にも粉粒体材料の一部が流入するようにしたことを特徴としたものである。
本発明によれば次のような効果が得られる。
請求項1に係る燃料電池用セパレータの製造装置によれば、奇数列と偶数列のシャッター部材を互い違いに昇降動作させることにより粉粒体材料の落下供給を行うとともに雌金型内に落下した粉粒体材料をシャッター部材により押圧して均一な厚さにするので面精度の優れたセパレータを得ることができる。
請求項2に係る燃料電池用セパレータの製造装置によれば、安息角の法則によりシャッター部材の下方空間にまでシャッター部材を流下させるため、雌金型内において、粉粒体材料の厚さをより迅速に、より確実に均一化することができる。
請求項3に係る燃料電池用セパレータの製造装置よれば、各シャッター部材は垂直重合面を互いに密接に重合しているので粉粒体材料の漏れ落ちを確実に防止することができる。
請求項4に係る燃料電池用セパレータの製造装置によれば、各シャッター部材を背中合わせの台形状として細分化したことにより、雌金型内における粉粒体材料の厚さの均一化を一層良好に行うことができる。
請求項5に係る燃料電池用セパレータの製造方法によれば、シャッター部材の昇降動作と安息角の法則を利用して迅速且つ均一に粉粒体材料の供給を行うことにより面精度の優れたセパレータを短時間で安価に製造することができる。
請求項6に係る燃料電池用セパレータの製造方法によれば、粉粒体材料供給手段が自力で雌金型内で昇降動作するものであるからシンプルな装置で、面精度の優れたセパレータを短時間で安価に製造することができる。
以下に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。また、本実施の形態の説明において、同一構成ならびに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明は行わないものとする。
(実施の形態1)
図1、図2はそれぞれ本発明の一実施の形態におけるセパレータ製造装置に用いる粉粒体材料供給手段の要部分解斜視図を示す。
図において1は粉粒体材料供給手段の全体を示している。2は箱状の本体で上面と下面(底面)を開口3,4している。前記箱状の本体2は後述する雌金型5内にセットされるよう雌金型5と対応する寸法関係を有することは勿論でありまた、金属板等堅牢で適度の耐熱性を有する材質であることが望ましい。さらに図では簡略的に示しているが、実際は前記箱状の本体2のコーナー部には適当なアールを設けることが望ましい。
前記箱状本体2の底面開口4内には図2に示すシャッター6が開口4を塞ぐように配設されている。詳述すれば、前記シャッター6は横方向に多数並置された略三角柱のシャッター部材7a,7bから成っており、各シャッター部材7a,7bは底面は平坦面8を成し、両側面は下り勾配の傾斜面9、10となっている。そして各シャッター部材7a,7bの傾斜面9,10の下端縁9´,10´は互いに接しており従ってシャッター6の上方と下方とは遮断されている。
尚、7aは奇数列のシャッター部材を示し、7bは偶数列のシャッター部材を示す。前記奇数列のシャッター部材7aは前部と後部を夫々縦桿11a,12aの下端部に螺子止め等により固定されており、各縦桿11a,12aの上端部は前後の横桿13a,14aに適宜固定されている。また、前記横桿13a,14aは略中央部に橋架された連結桿15と一体形成されたものであるが、両者は螺子止め等による固定でも構わない。前記連結桿15は略中央部において縦方向に伸びる昇降桿16の下端部に固定されている。尚、前記昇降桿16を昇降動作させる昇降部材23については後述する。以上述べた如く、奇数列のシャッター部材7a、縦桿11a,12a、横桿13a,14a、連結桿15及び昇降桿16は一体的に組み立てられている。
次に前記偶数列のシャッター部材7bは前部と後部を夫々縦桿17b,18bの下端部に螺子止め等により固定されており、各縦桿17b,18bの上端部は前後の横桿19b,20bに適宜固定されている。また、前記横桿19b,20bは略中央部に橋架された連結桿21と一体形成されたものであるが、両者は螺子止め等による固定でも構わない。ここで前記横桿19b,20bは前記横桿13a,14aと位置的に重ならないように前後方向に若干ずらせており、また高さ方向においても少し高い位置に設けられている。さらに前記連結桿21もまた前記連結桿15と重ならないように横方向(図2において紙面右方向)に位置をずらせている。
而して前記連結桿21は略中央部において縦方向に伸びる昇降桿22の下端部に固定されている。尚、前記昇降桿22を昇降動作させる昇降部材24については後述する。以上述べた如く、偶数列のシャッター部材7b、縦桿17b,18b、横桿19b,20b、連結桿21及び昇降桿22は一体的に組み立てられている。
23は基板25の一面に装着された昇降部材Aで圧縮空気等により前記昇降桿16を縦方向に昇降動作させることができる。また、24は基板25の他の面に装着された昇降部材Bで圧縮空気等により前記昇降桿22を縦方向に昇降動作させることができるものである。前記昇降部材Aは前述した連結桿15と連結桿21の段差に対応させて昇降部材Bより少し低い位置に装着されている。
26、26は前記基板25の前端及び後端に螺子止め等により装着された枠板である。
以上の説明から明らかなように枠板26、基板25、昇降部材A,B及びシャッター6は一体的に組み立てられるものである。そして全体が前記箱状本体2内に装入セットされた状態で、カバープレート27,27が箱状本体2の左側面と右側面に螺子止め等により装着され、最終的にカバープレート27と枠板26とが螺子止め等により固着されることにより全てが箱状本体2内に装着される。28はカバープレート27に形成された段部で枠板26との密着を良くするために設けられている。
なお、図2において破線は螺子止めを示しており、螺子は図示省略している。また、図2及び図3以下から容易に理解できるように多数並設されたシャッター部材の内、一番外側のシャッター部材7a,7aの外側側面は下り勾配の傾斜面とせず、垂直な側面となっている。そのため箱状本体2内にセットされたときその側壁面と面接触し、後述する粉粒体材料29が漏れ落ちないようにするものである。
以下図3〜図8に従って上述のセパレータ製造装置に用いる粉粒体材料供給手段1の動作につき説明する。
図3は前記粉粒体材料供給手段1が適当な移送装置(図示せず)により移送され雌金型5内にセットされた状態を示す縦断面図である。この状態では箱状本体2内に装填されたカーボンと合成樹脂の粉末を混合してなる粉粒体材料29がシャッター6により受け止められている。すなわち、各シャッター部材7a,7bの傾斜面9,10はその下端縁9´,10´が相接しており粉粒体材料29が漏れ落ちるのを遮断している。
図4は昇降部材A23を作動させ前記昇降桿16を所定距離H1だけ上昇させた状態を示している。前記昇降桿16の上昇動作によって連結桿15、横桿13a,14a及び縦桿11a,12aと奇数列のシャッター部材7aが一体的に所定距離H1だけ上昇する。この状態では奇数列のシャッター部材7aの傾斜面下端縁9´,10´が偶数列のシャッター部材7bの傾斜面9,10から離間し隙間D1が生じるとともに、前記シャッター部材7aの底部平坦面8の下方には空間S1が生じる。そして前記隙間D1から粉粒体材料29が偶数列のシャッター部材7bの傾斜面9,10に沿って落下する。この粉粒体材料29の落下に際しては安息角の法則により前記空間S1に前記シャッター部材7aの底部平坦面8の下方にまで回り込むように流下する。流下する量は粉粒体材料29の粘性等によって定まり一定である。
図5は図4の状態から奇数列のシャッター部材7aを降下させた状態を示している。この状態では奇数列のシャッター部材7aは底部平坦面8の下方に粉粒体材料29が存在するため雌金型5面まで降下し切ることはできない。換言すれば粉粒体材料29は前記空間S1内の粉粒体材料29は底部平坦面8によって厚さt1まで平らに押圧される。前述の通りシャッター6を支持する基板25は最終的にカバープレート27を介して箱状本体2に固定されているので、シャッター部材7aが雌金型5面まで降下し切ることが出来ない分つまり厚さt1だけ全体(粉粒体材料供給手段1)が自力で持ち上がることになる。このため偶数列のシャッター部材7bもt1だけ持ち上がり、各シャッター部材7a,7bの傾斜面下端縁9´,10´が相接するとともに、底部平坦面8の下方に空間S2が形成される。このとき奇数列のシャッター部材7aによって押圧された粉粒体材料29の一部が前記空間S2に流入する。尚、本実施の形態では粉粒体材料供給手段1全体が自力で持ち上げられるようにしたが、例えば移送装置により所定距離持ち上げるようにすることも可能である。
図6は図5の状態から昇降部材B24を作動させることにより偶数列のシャッター部材7bを所定距離H2だけ上昇させた状態を示している。この状態においてはシャッター部材7bの下方に空間S3が形成されると同時に偶数列のシャッター部材7bの傾斜面下端縁9´,10´と奇数列のシャッター部材7aの傾斜面9,10との間に隙間D2が形成される。そして前記隙間D2から粉粒体材料29が安息角の法則にしたがって落下し空間S3内に所定量流入する。尚、所定距離H2は経験的に定めれば良いが、前記所定距離H1に比して小さい値となる。これは図5の段階で既に空間S2にある程度粉粒体材料29が流入しているためである。
図7は図6の状態から偶数列のシャッター部材7bを降下させた状態を示している。偶数列のシャッター部材7bは底部平坦面8により前記空間S3内の粉粒体材料29を平らに押圧する。前記空間S3内の粉粒体材料29が奇数列のシャッター部材7aの下方にある粉粒体材料29の量より多いときは押圧によって左右に移動され最終的にシャッター6の下方には厚さtの粉粒体材料29の層が30が形成される。
以上の工程により雌金型5内に所定量の粉粒体材料29を薄く均一に供給することができるが、工程は、移送手段による移送と後はシャッター部材7a、及びシャッター部材7bの昇降動作だけであり、しかも昇降動作は秒単位で極めて短時間に行うことができ、従って迅速な粉粒体材料29の供給が可能である。このため雌金型5が高温状態であっても粉粒体材料29が溶融したり焼きつく問題は解消される。
図8は粉粒体材料29の供給完了後、雌金型5内から粉粒体材料供給手段1を移送した状態を示しており雌金型5内に薄く均一に粉粒体材料層30が形成されている。
この状態で雌金型5をすばやくプレス機(図示せず)にセットすれば所望のセパレーターが得られるものである。
(実施の形態2)
次に図9に従って別の実施の形態につき説明する。図9は実施の形態2によるシャッターの要部縦断面図を示す。尚、実施の形態1と同一部分については同一符号で示し、詳細な説明を省略する。同図においてP1は各シャッター部材7a、7bの側面に形成された垂直重合面である。各シャッター部材7a、7bは垂直重合面P1が互いに密接に重合するように並設されている。
このような構成によれば、下り勾配傾斜面9,10の下端縁9´,10´のみが接するもの(実施の形態1)に比し、粉粒体材料29の漏れ落ちを確実に防止できる。従ってより均一な粉粒体材料29の供給が可能になると同時に、材料供給手段1の移送時における粉粒体材料29の放散を極力防止することができるものである。
(実施の形態3)
次に図10,図11に従って別の実施の形態につき説明する。図10は実施の形態3によるシャッターの要部縦断面図を示し、図11はその一部の拡大図を示す。尚、実施の形態1と同一部分については同一符号で示し、詳細な説明を省略する。図において各シャッター部材7a、7bは側面に下り勾配の傾斜面9または10と垂直重合面P2をまた、底面に平坦面8を有する略三角形状もしくは台形状を成している。そして各シャッター部材7a、7bは一対で垂直重合面P2が密接に重合するように背中合わせの配置でかつ隣り合う傾斜面9,10の下端縁縁9´,10´が接するように多数並設されている。
このようなシャッターの構成によれば各シャッター部材7a、7bを細分化することになるので各シャッター部材7a、7bの下方に落下する粉粒体材料29も細分化されて供給されることになり、従ってばらつきが少なく、雌金型5内に均一な厚さの層を成すように供給することができ、セパレーターの面精度の向上が可能となるものである。
本発明は薄く、面精度に優れたセパレータを短時間で製造することを可能とするため、燃料電池の普及・実用化を促進するものであり、産業上きわめて有用なものである。
本発明の実施の形態におけるセパレータ製造装置の要部分解斜視図である。 同上セパレータ製造装置のシャッター部の斜視図である。 同上セパレータ製造装置を雌金型内にセットした状態における縦断面図である。 同上セパレータ製造装置におけるシャッター部の内、奇数列のシャッター部が所定距離上昇した状態を示す要部縦断面図である。 同上セパレータ製造装置におけるシャッター部の内、奇数列のシャッター部が[図4]の状態から降下した状態を示す要部縦断面図である。 同上セパレータ製造装置におけるシャッター部の内、偶数列のシャッター部が[図5]の状態から所定距離上昇した状態を示す要部縦断面図である。 同上セパレータ製造装置におけるシャッター部の内、偶数列のシャッター部が[図6]の状態から降下した状態を示す要部縦断面図である。 粉粒体材料の供給が完了し上記セパレータ製造装置を移動した後の雌金型の要部縦断面図である。 第2の実施の形態におけるセパレータ製造装置のシャッター部の要部縦断面図である。 第3の実施の形態におけるセパレータ製造装置のシャッター部の要部縦断面図である。 図10のA部の拡大詳細図である。 従来のセパレータ製造装置における材料供給方法を示す測面図である。 別な従来例のセパレータ製造装置における材料供給方法を示す測面図である。 さらに別な従来例のセパレータ製造装置における材料供給方法を示す測面図である。
符号の説明
1 粉粒体材料供給手段
2 箱状本体
3 箱状本体の上面開口
4 箱状本体の底面開口
5 雌金型
6 シャッター
7a 奇数列のシャッター部材
7b 偶数列のシャッター部材
8 底部平坦面
9 下り勾配の傾斜面
10 下り勾配の傾斜面
11a,12a 縦桿
13a,14a 横桿
15 連結桿
16 昇降桿
17a,18a 縦桿
19a,20a 横桿
21 連結桿
22 昇降桿
23 昇降部材A
24 昇降部材B
25 基板
26 枠板
27 カバープレート
29 粉粒体材料
D1 隙間
D2 隙間
P1 垂直重合面
P2 垂直重合面

Claims (6)

  1. 雌金型と関連する寸法を有し上面と底面を開口する箱状本体と、前記箱状本体に設けられた器枠に夫々装着された少なくとも2個の昇降部材A,Bと、底面が平坦面で側面に下り勾配の傾斜面を有する略三角柱状を成し前記傾斜面の下端縁を互いに接するように前記箱状本体内の底部に多数並置されたシャッター部材から成るシャッターとを備え、
    前記シャッター部材の内、奇数列のものを一体的に昇降できるように前記昇降部材Aに連結するとともに、偶数列のものを一体的に昇降できるように前記昇降部材Bに連結して成る粉粒体材料供給手段を具備する燃料電池用セパレータの製造装置。
  2. 箱状本体の上面開口から粉粒体材料を投入しシャッター上に貯留した状態において、昇降部材A,Bのうちいずれか一方を上昇せしめることにより奇数列のシャッター部材の傾斜面と偶数列のシャッター部材の傾斜面との間に生じる隙間から粉粒体材料を雌金型内に流下せしめるようにした請求項1記載の粉粒体材料供給手段を具備する燃料電池用セパレータの製造装置。
  3. シャッター部材は側面に下り勾配の傾斜面の他に垂直重合面を有し、各前記シャッター部材が前記垂直重合面を密接に重合させて多数並設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の粉粒体材料供給手段を具備する燃料電池用セパレータの製造装置。
  4. シャッター部材は側面に下り勾配の傾斜面と垂直重合面を有する三角形状、または台形状を成し、一対を成すように前記垂直重合面を密接に重合させて配置するとともに、互いに隣り合う前記下り勾配の傾斜面の下端縁が接するように多数並設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の粉粒体材料供給手段を具備する燃料電池用セパレータの製造装置。
  5. 粉粒体材料供給手段を雌金型内にセットした後、昇降部材A,Bのうちいずれか一方を上昇せしめて奇数列または偶数列のシャッター部材のいずれか一方を所定距離上昇せしめることにより、互いの傾斜面間に生じる隙間から粉粒体材料を流下せしめ、上昇したシャッター部材の下方に安息角の法則により一定量の粉粒体材料を回り込ませた後、当該シャッター部材を降下させてその底部平坦面により流下した粉粒体材料を押圧せしめ、次いで残りのシャッター部材を同様に上昇せしめることにより当該シャッター部材の下方にも同様に粉粒体材料を流下せしめ、次いで当該シャッター部材を降下させその平坦面により流下した粉粒体材料を押圧することによって雌金型内に薄く均一に粉粒体材料を充填するようにした請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉粒体材料供給手段を用いることを特徴とした燃料電池用セパレータの製造方法。
  6. 粉粒体材料供給手段を雌金型内にセットした後、昇降部材A,Bのうちいずれか一方を上昇せしめて奇数列または偶数列のシャッター部材のいずれか一方を所定距離上昇せしめることにより、互いの傾斜面間に生じる隙間から粉粒体材料を流下せしめ、上昇したシャッター部材の下方に安息角の法則により一定量の粉粒体材料を回り込ませた後、当該シャッター部材を降下させてその底部平坦面により流下した粉粒体材料を押圧せしめたとき、自力により粉粒体材料供給手段全体が雌金型内から押圧された粉粒体材料の厚さ分だけ持ち上がることにより、他方のシャッター部材の下方にも粉粒体材料の一部が流入するようにした請求項5記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
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