JP2006139318A - ラマン増幅方法 - Google Patents

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洋一 赤坂
Yoshihiro Emori
芳博 江森
Shu Namiki
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Abstract

【課題】ファイバ長が長く、ユニット化が難しい。また、高非線形性光ファイバを用いると波長依存性が大きくなる。
【解決手段】ピーク波長が異なる2以上の励起光と信号光とをラマン増幅媒体である光ファイバに伝播して、前記信号光をラマン増幅するためのラマン増幅方法において、ピーク波長が短い励起光ほど光パワーを高くする。DCFに入射される2以上の励起光のうち最短ピーク波長と最長ピーク波長の中心波長よりも短波長の励起光のパワーを高くした。約1500nm〜約1600nmの信号光を光ファイバに伝播して増幅する。ラマン増幅媒体としての光ファイバに非線形性の高いものを用いた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、誘導ラマン散乱現象を利用して信号光を増幅するラマン増幅方法に関するものであり、波長分割多重光の増幅に適するものである。
誘導ラマン散乱現象を用いて信号光を増幅するラマン増幅方法では増幅媒体としての光ファイバに通信用光ファイバを用い、分布型増幅方式においては通信用光ファイバの広帯域で低損失で且つ波長依存性の少ない損失特性の1400nm〜1600nm帯域に励起光の波長と信号光の波長とを配置する。この場合、増幅媒体である光ファイバの波長依存性損失は1380nmにピークを持つOHに起因するロスを考慮しても、最大値と最小値の格差は上記帯域内で略0.2dB/km以下である。また、この場合、波長多重励起方式を用いて各励起光強度に差をつけなくても、各励起光で増幅される信号光の増幅強度はほぼ同等であり、通信上、特に問題はない。
しかしながら、前記ラマン増幅方法をEDFA(希土類添加ファイバ増幅器)のような増幅ユニットで行う場合、必要な利得を得るためにはファイバ長が10km程度〜数十km程度必要であることから、光ファイバの収納性に問題がでてくるため、できるだけ短くするのが望ましい。ファイバ長は非線形性の大きい光ファイバを用いることで短くすることができるが、非線形性の大きい光ファイバは、一般に1380nm帯のOHに起因する伝送損失を低減するのが難しく、また、レイリー散乱係数が通信用ファイバより遥かに大きくなり、結果として、上記波長範囲内でのファイバ損失の最大値と最小値の差は1.5〜10dB/kmと非常に大きくなってしまう。これは、増幅媒体としての光ファイバを3km使う場合に、励起光の波長による損失差が4.5dBから30dBあることを意味しており、強度の等しい励起光では波長多重信号光を一様に増幅することができないことになる。
本発明の目的は、波長多重光を均一に増幅することができ、ユニット化に適したラマン増幅方法を提供することにある。
本発明の第1のラマン増幅方法は、ピーク波長が異なる2以上の励起光と信号光とをラマン増幅媒体である光ファイバに伝播して、前記信号光をラマン増幅するためのラマン増幅方法において、ピーク波長が短い励起光ほど光パワーを高くすることを特徴とするものである。
本発明の第2のラマン増幅方法は、ピーク波長が異なる2以上の励起光と信号光とをラマン増幅媒体である光ファイバに伝播して、前記信号光をラマン増幅するためのラマン増幅方法において、2以上の励起光の最短ピーク波長と最長ピーク波長の中心よりも短波長の励起光の光パワーを高くすることを特徴とするものである。
本発明の第3のラマン増幅方法は、ピーク波長が異なる3以上の励起光と信号光とをラマン増幅媒体である光ファイバに伝播して、前記信号光をラマン増幅するためのラマン増幅方法において、3以上の励起光の最短ピーク波長と最長ピーク波長の中心よりも短波長側のピーク数が長波長側のピーク数よりも多く、短波長側の励起光のトータルパワーが長波長側の励起光のトータルパワーよりも大きいことを特徴とするものである。
本発明の第4のラマン増幅方法は、前記第1乃至第3のいずれかのラマン増幅方法において、約1500nm〜約1600nmの信号光を光ファイバに伝播して増幅することを特徴とするものである。
本発明の第5のラマン増幅方法は、前記第1乃至第4のいずれかのラマン増幅方法において、光ファイバに非線形性の高いものを用いることを特徴とするものである。
本発明の第1のラマン増幅方法では、DCFに入射される2以上の励起光のうちピーク波長が短い励起光ほどパワーを高くし、第2のラマン増幅方法ではDCFに入射される2以上の励起光のうちの最短ピーク波長と最長ピーク波長の中心波長よりも短波長の励起光のパワーを高くしたので、いずれの場合も、非線形性の大きい光ファイバを用いても約1500nm〜約1600nmの波長多重光をほぼ同じような利得で増幅することができる。言い換えれば、非線形性の高い光ファイバを用いて、短い光ファイバで必要な利得を得ることができる。また、光ファイバ長を短くすることができるので、ユニット化に適したラマン増幅器を提供することもできる。
(実施形態1)
本発明のラマン増幅方法の実施形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。この実施形態では図1のラマン増幅媒体1に非線形性の高い分散補償ファイバ(DCF)を用い、それに励起光源2から発振される励起光を合波器3を用いて入射し、伝送する。この場合、励起光源2として図2に示す様に4つの励起光源(半導体レーザ)、ファイバブラックグレーティング(FBG)、偏波合成器(PBC)、WDM等から構成される4chWDMLDユニットを使用した。図2の夫々の半導体レーザは発振する励起光のピーク波長(中心波長)が異なり、具体的には1435nm、1450nm、1465nm、1480nmに最大ピークを持つ励起光を発振する。これら励起光はDCFにより伝送されてくる信号光にラマン利得を与えて信号光を増幅する。この場合、各励起光はその周波数より約13THZ 低い周波数、即ち約100nm長い波長に利得のピークを有する。
6kmの長さのDCFの一端から同DCFに1500nm〜1600nmの信号光を伝播し、そのDCFに1400nm、1420nm、1440nm、1460nm、1480nmの励起光を入射して、前記信号光をラマン増幅する場合に、入力信号光と同DCFの他端から出力される出力信号光(ラマン増幅された信号光)とを調べて、波長とDCFの総損失を調べた。表1は波長とDCF総損失との関係をまとめたものであり、波長依存性を持つことが明らかである。
Figure 2006139318
ここで半導体レーザの受ける損失と、半導体レーザによって約100nm長波長側で増幅される信号光の受ける損失とを併せて効果総損失として考えると、波長と効果総損失の関係は表2のようになる。
Figure 2006139318
ラマン増幅自体の波長依存性は殆ど無いため、波長毎の増幅効率はこの効果総損失の影響を受けると考えれば、この効果総損失分を夫々所望の増幅特性に必要な半導体レーザの出力に上乗せすることにより、各波長光をほぼ均一にラマン増幅することができ、利得の波長依存性を解消することができる。そこで、この実施形態1ではピーク波長が短い励起光ほど光パワーを高くした。
(実施形態2)
実施形態2のラマン増幅方法は、DCFにより伝送される1500nm〜1600nmの信号光をほぼ均一にラマン増幅するために、DCFに入射される2以上の励起光のうち、最短ピーク波長と最長ピーク波長の中心よりも短波長の励起光の光パワーを高くするようにした方法である。具体的には図2の励起光源2から発振されてDCFに入射される励起光を1435nm、1450nm、1465nm、1480nmとし、それらの光パワーを次の様にした。即ち、DCFに入射される4つの励起光の最短ピーク波長である1435nmと、最長ピーク波長である1480nmの中心波長である1457nmよりも短波長である1435nm、1450nmの励起光のパワーを高くした。
1435nmの光パワー:563mW
1450nmの光パワー:311mW
1465nmの光パワー:122mW
1480nmの光パワー:244mW
この結果、DCFにより伝送される1500nm〜1600nmの信号光のランマン増幅後の利得プロファイルは図3の様に、1540〜1590nmまで約11dBの利得となり、平坦度が1dBとなった。即ち、DCFにより伝送される各波長光をほぼ均一にラマン増幅することができた。
ちなみに、励起光源から発振されてDCFに入射される励起光を1435nm、1450nm、1465nm、1480nmとし、各励起光の光パワーを563mWに均一にした場合は、DCFにより伝送される1500nm〜1600nmの信号光のランマン増幅後の利得プロファイルは図4の様になった。即ち、1580nm付近で24dB程度の利得が得られているが、広帯域のゲインフラットネスは得られていない(ファイバのロス波形が裏返っている)。
(実施形態3)
図5は本発明の第3の実施形態を示すものである。同図のラマン増幅方法では励起光の合波にマッハツェンダ干渉計を原理とする合波器を用いており、合波できる励起光の波長は等間隔となる。本実施形態では、合波可能な波長のうちのいくつかの波長を未使用とし、励起光帯域の短波長側の波長数を長波長側の波長数よりも多くしている。この構成において、全ての波長の励起光のパワーを同じにした場合、短波長側の励起光のトータルパワーが長波長側の励起光のトータルパワーよりも大きくなり、実施形態2のように、励起光が等間隔に配置された状況で、短波長側のパワーを長波長側のパワーよりも大きく設定することと実効的には同じとなる。従って、図5のようにすることで、一つ一つの励起光のパワーに大きな差を生じさせることなく、利得プロファイルを平坦化することができる。これは、一つの励起光からの出力パワーの上限を決めた上で、所定の帯域の利得プロファイルを平坦化し得る励起光のトータルパワーを大きくできるということであり、増幅器の利得を大きくとれることを意味する。
本発明の第1のラマン増幅方法では、DCFに入射される2以上の励起光のうちピーク波長が短い励起光ほどパワーを高くし、第2のラマン増幅方法ではDCFに入射される2以上の励起光のうち最短ピーク波長と最長ピーク波長の中心波長よりも短波長の励起光のパワーを高くしたので、いずれの場合も、非線形性の大きい光ファイバを用いても約1500nm〜約1600nmの波長多重光をほぼ同じような利得で増幅することができる。言い換えれば、非線形性の高い光ファイバを用いて、短い光ファイバで必要な利得を得ることができる。また、光ファイバ長を短くすることができるので、ユニット化に適したラマン増幅器を提供することもできる。
本発明のラマン増幅方法を実施化するための構成の一例を示す説明図。 図1における励起光源を示す説明図。 本発明のラマン増幅方法によりラマン増幅された光信号の利得プロファイル。 従来方法によりラマン増幅された光信号の利得プロファイル。 本発明のラマン増幅方法を実施化するための構成の他例を示す説明図。
符号の説明
1 ラマン増幅媒体
2 励起光源
3 合波器

Claims (8)

  1. ピーク波長が異なる3以上の励起光と信号光とをラマン増幅媒体である光ファイバに伝播して、前記信号光をラマン増幅するためのラマン増幅方法において、
    前記3以上の励起光の各ピーク波長の間隔を等間隔にし、前記3以上の励起光の最短ピーク波長と最長ピーク波長とを両端とする波長範囲の中心よりも短波長側の各励起光の光パワーを該中心よりも長波長側のいずれの励起光の光パワーよりも大きくするとともに、前記最長ピーク波長の次に長いピーク波長を有する励起光の光パワーに比して前記最長ピーク波長の励起光の光パワーを大きくして前記信号光の利得プロファイルを平坦化することを特徴とするラマン増幅方法。
  2. 前記3以上の励起光は、ピーク波長が異なる4つの励起光であることを特徴とする請求項1に記載のラマン増幅方法。
  3. 前記3以上の励起光の各ピーク波長の間隔は、15nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のラマン増幅方法。
  4. ピーク波長が異なる3以上の励起光と信号光とをラマン増幅媒体である光ファイバに伝播して、前記信号光をラマン増幅するためのラマン増幅方法において、
    等間隔に並ぶ4以上のピーク波長の中から少なくとも一つのピーク波長を未使用にして両端のピーク波長の中心よりも短波長側のピーク波長数を該中心よりも長波長側のピーク波長数に比して多くし、前記短波長側の励起光のトータルパワーを前記長波長側の励起光のトータルパワーよりも大きくして前記信号光の利得プロファイルを平坦化することを特徴とするラマン増幅方法。
  5. 等間隔に並ぶ前記4以上のピーク波長の間隔は、7.5nmであることを特徴とする請求項4に記載のラマン増幅方法。
  6. 前記信号光の波長帯域は、1500nm〜1600nmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のラマン増幅方法。
  7. 前記ラマン増幅媒体である光ファイバは、前記信号光を入力端から出力端に伝送する伝送用光ファイバの中に部分的に連結されて前記信号光を伝播し、該伝送用光ファイバよりも高い非線形性を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のラマン増幅方法。
  8. 前記ラマン増幅媒体である光ファイバは、分散補償ファイバであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のラマン増幅方法。
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