JP2006139289A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶と高分子ポリマーを含む液晶層を用いた高分子散乱型液晶パネルを用いた情報表示装置において、紫外線による液晶の分解劣化を防止する。
【解決手段】一対の基板(1,3)間に液晶と高分子ポリマーを含む液晶層5を封入した液晶表示パネルを備え、一対の基板のうち、一方の基板3の液晶層5と反対側の面には、紫外線防止膜51を設け、紫外線防止膜51上には遮蔽物を備えたことを特徴とする。また、遮蔽物は液晶表示パネルの加工端面、またはシール材を遮蔽するための遮蔽物である。
【選択図】 図6

Description

本発明は液晶表示パネルとその液晶表示パネルを利用して時間、あるいは情報を表示する機能を有する情報表示装置に関して、より視認性を向上すると同時に、第1の基板と第2の基板の間に封入する液晶層を光反応型高分子モノマーと液晶との混合材料への光の照射を容易にし、さらに、腕時計装置として利用する場合に、液晶表示パネルの装飾性の向上と、暗い環境での補助光源での表示を可能とする構造に関する物である。
現在、液晶層に高分子ポリマーと液晶の混合材料を利用するものとして、液晶表示パネルでは、投写型液晶表示装置、反射型液晶表示装置の開発が行われているが、腕時計装置等への応用は、風防ガラス側に液晶表示パネルを配置し、観察者が設定端子用入力部から命令を与えることにより、表示を行うものにとどまる。
さらに、表示は、透明部に時刻等を白色表示を行うものであり、色表示、補助光源を利用する表示等は行われていない。
そのため、散乱型液晶層を利用し、補助光源と液晶表示パネルにより、補助光源の点灯の有無によらず、コントラストの良好な表示を行うことは難しい。
以上に説明したように、液晶と高分子ポリマーとの屈折率差により散乱度の制御を行い、表示を行う液晶表示パネルにおいて、外部光を利用する場合と、補助光源を利用する場合に、散乱状態と透過状態で良好なコントラスト比を得ることが難しい。
また、単純な構造により良好なコントラスト比を得ることは、さらに難しく、簡単に補助光源を有する高分子散乱型液晶層が表示装置に利用されていない。そのため、簡単な構造で、外部光を利用する場合と補助光源を利用する場合において、良好なコントラスト比が達成できることが望まれている。
上記目的を達成するために、本発明の液晶表示パネルとその液晶表示パネルを利用する情報表示装置においては、次の構成を採用する。本発明の情報表示装置は、一対の基板間に液晶と高分子ポリマーを含む液晶層を封入した液晶表示パネルを備え、一対の基板のうち、一方の基板の液晶層と反対側の面には、紫外線防止膜を設け、紫外線防止膜上には遮蔽物を備えたことを特徴とする。この高分子ポリマーは、高分子モノマーに紫外線照射して架橋反応したものであることを特徴とする。この遮蔽物は液晶表示パネルの加工端面、またはシール材を遮蔽するための遮蔽物であることを特徴とする。さらに、紫外線防止膜は反射光の抑制する機能を有することが好ましい。また、液晶表示パネルは時計に組み込まれ、紫外線防止膜を時計における文字や数字を有する板として使用することを特徴とする。
一対の基板として、第1の基板と第2の基板を備え、この第1の基板上に設ける信号電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶層とを備え、信号電極と対向電極との交点により画素部を構成し、液晶層には、液晶と高分子ポリマーを含む液晶表示パネルと、液晶表示パネルを構成する第1の基板の対向電極を形成していない面には、補助光源を配置する。
本発明は、第1の基板上に設ける信号電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶層とを備え、信号電極と対向電極との交点により画素部を構成し、液晶層には、液晶と高分子ポリマーを含む液晶表示パネルと、液晶表示パネルを構成する第1の基板の対向電極を形成していない面には、第1の基板と間隙を設けて補助光源を配置する。
本発明は、第1の基板上に設ける信号電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶層とを備え、信号電極と対向電極との交点により画素部を構成し、液晶層には、液晶と高分子ポリマーを含む液晶表示パネルと、液晶表示パネルを構成する第1の基板の対向電極を形成していない面には、第1の基板と間隙を設けて補助光源を配置し、第1の基板と補助光源の間には、色フィルム、または、散乱性フィルム、または、反射防止フィルムを有する。
本発明は、第1の基板上に設ける信号電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶層とを備え、信号電極と対向電極との交点により画素部を構成し、液晶層には、液晶と高分子ポリマーを含む液晶表示パネルと、液晶表示パネルを構成する第1の基板の対向電極を形成していない面には、第1の基板と間隙を設けて補助光源を配置し、非表示部は、液晶層の液晶と高分子ポリマーとの屈折率差により散乱状態を示し、表示部は、液晶と高分子ポリマーとの屈折率差の低下による透過特性を示し、散乱特性と透過特性の差により、補助光源からの反射特性の差により表示を行う。
本発明は、第1の基板上に設ける信号電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶層とを備え、信号電極と対向電極との交点により画素部を構成し、液晶層には、液晶と高分子ポリマーを含む液晶表示パネルと、液晶表示パネルを構成する第1の基板の対向電極を形成していない面には、第1の基板と間隙を設けて補助光源を配置し、さらに、液晶表示パネルを腕時計ケース内に配置し、腕時計ケースには液晶表示パネル上に設ける風防ガラスを有し、風防ガラスの開口部と液晶表示パネルの表示部の各画素部の面積と、第1の基板と補助光源との間隙の大きさの順序が、開口部、補助光源との距離、各画素部の面積の順に小さくなる。
(作用)本発明は、液晶層として、液晶と高分子ポリマーとの屈折率の差を利用し、印加電圧により、散乱度と透過度の制御により表示を行う、高分子散乱型液晶層に関し、簡単な構造により、外部光を利用する場合と補助光源を利用する場合において、良好なコントラスト比を得るために、液晶表示パネルの第1の基板の対向電極を設ける面と逆の面に補助光源を配置する。補助光源の点灯の有無による第1の基板の裏蓋側からの反射率の差分を大きくする、あるいは、明暗を大きくすることにより、良好なコントラスト比を得ることができる。
さらに第1の基板と補助光源とに間隙を設けることにより、高分子散乱型液晶層の前方散乱と後方散乱の両方の特性を利用できるため、散乱度が向上する効果がある。さらに間隙を設けることにより、表示部と非表示部とのバックグラウンドが均一化でき、表示が奇麗になり、腕時計装置などの表示装置に関しては重要な効果となる。
さらに第1の基板と補助光源の間に色フィルムを配置することにより、補助光源の色を変更することができる。さらに、表示内容に応じて色フィルムを同一液晶表示パネルの面内で多色の表示が可能となる。さらに散乱性フィルムまたは反射防止フィルム、あるいは散乱性を有する無反射フィルム、無反射フィルムを配置することにより、補助光源からの反射を防止することが可能となり、補助光源の非点灯時のコントラスト比を向上することが可能となる。
さらにケースの風防の大きさ(開口部)と第1の基板と補助光源との距離と、各画素のピッチの順番を限定することにより、外部光が高分子散乱型液晶層の透過の部分に入射した光は、同一の透過の部分を通過することは、非常に難しく、そのため透過の部分の光は、第1の基板の裏面側より再度入射するが、非表示部の散乱性の部分へ入射するため、コントラスト比を良好にする。
以下に本発明を実施するための最良の形態における液晶表示パネルと液晶表示パネルを利用する情報表示装置として腕時計装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施形態に利用する液晶表示パネルの基本構造を示す平面図である。図2は、図1に示すA−A線における液晶表示パネルの断面図である。図3は、図1に示す液晶表示パネルの複数文字を表示可能とする液晶表示パネルを腕時計装置に使用する平面模式図である。図4は、図3に示すB−B線における断面模式図である。以下、図1と図2と図3と図4とを交互に用いて第1の実施形態を説明する。
液晶表示パネルは、紙面下面に設ける第1の基板1と紙面上面に設ける第2の基板3を有する。第1の基板1上には、透明導電膜として酸化インジウム酸化スズ(ITO)膜からなる対向電極2を設ける。第1の基板1と所定の間隙を有して対向する第2の基板3上には、信号電極4として、7分割の電極11、12、13、14、15、16と17を設ける。7分割の電極11から17により数字等の表示が可能となる。
また、第2の基板3上には、対向電極2を第2の基板3上へ電気的に配置転換を行うための接続電極22を有する。第1の基板1上の対向電極2の形状は、第2の基板3上に設ける信号電極を覆う領域に設けてある。また、対向電極2は、接着材と導電粒24により、対向電極2に接続する接続部23において、第2の基板3上の接続電極22に接続する。
また、第1の基板1と第2の基板3との間には、液晶に高分子モノマーを含む液晶層5を注入した後に紫外線を第2の基板3側より照射し、高分子ポリマーとする。液晶層5は、第1の基板1と第2の基板3とシール部25と封口材(図示せず)とにより封入されている。また第1の基板1上と第2の基板3上とには、液晶を規則的に配列するための配向膜は、設けていない。実験により、配向膜は液晶中の高分子モノマーを紫外線により高分子ポリマーの架橋反応を行う時、あるいは、放置信頼性試験により、基板より配向膜が剥がれ、表示にむらが発生したため、本実施形態においては、配向膜は用いていない。
以上の構成を有する液晶表示パネルを腕時計装置に利用する実施形態を図3と図4とを用いて説明する。腕時計装置は、時計ケース31には、風防ガラス32と裏蓋部33を有する。風防ガラス32側より、第2の基板3と液晶層5とシール材25と第1の基板1とを配置する。第1の基板1の下面(裏蓋側)には、液晶表示パネルを駆動する回路基板34上に補助光源37としてエレクトロルミネッセント(EL)ライトを実装し、さらに回路基板34と液晶表示パネルとの電気接続は、ストライプ状の導電性と非導電性を繰り返し積層するゼブラゴム36により行う。
ここで、第1の基板1の下面にELを配置すると、高分子ポリマーを利用する液晶表示パネルでは、液晶層5に印加する電圧により散乱性から透過性へと変化をするため、表示は散乱性が強い時に、外部光源を散乱し、明るい表示を行う。逆に、透過の強い時には、透過部の周囲の散乱部の光遮蔽効果(影の効果)を利用し、黒(暗い)表示を行う。そのため、EL上からの反射をできるだけ防止するために、EL上へ、反射防止フィルム38を設置する。さらに、散乱部の遮蔽性を向上するために、第1の基板1と反射防止フィルム38とに間隙を設けている。以上により、液晶と高分子ポリマーの屈折率差を利用する散乱性と透過性を電圧により可変する液晶表示パネルにおいて、散乱部による明るい表示と透過部による暗い表示が可能となる。
さらに、補助光源37であるELを点灯することにより、補助光源37の観察者(風防ガラス32側)への光の出射強度は、当然、透過部が散乱部に比較して大きくなる。すなわち、散乱部と透過部にて光の強度に差が発生し、文字の認識ができる。また、補助光源37の点灯のオン−オフにより、表示が反転し、時計としてはデザイン性のある表示が可能となる、このポジネガ反転の表示は一般の液晶表示パネル、例えば、パソコンの画面では、色、明るさが反転するため、有効ではないが、時計関係では、時刻表示が中心であり、液晶表示パネルの認識時間が短時間で良く、さらに、補助光源37の点灯時間が短時間のため、ポジネガの表示は、デザイン性の向上に貢献する。
また、回路基板34の一部には回路基板34へのエネルギー供給源として電池35が実装してある。また、図3に示すように、液晶表示パネルにより、午前と午後、時と分の表示46ができる。また、時刻合わせ等を行うための設定端子用入力部40を有する。
また、第2の基板3の風防ガラス32側には、第2の基板3と回路基板34との接続部とシール材25、あるいは、外光の透過部への光の入射を防止するために、遮蔽板29を設ける。さらに、風防ガラス32の第2の基板3側には、紫外線による液晶の分解劣化を防止するために、紫外線防止シート39を設ける。紫外線防止膜として紫外線防止シート39を風防ガラス32へ設けることにより、遮蔽板29の加工性と紫外線防止シート39の接着による液晶層5の劣化を防止するためである。
以上の説明より明らかなように、腕時計装置の風防ガラス32の方向より外部光の照射がある場合には、外部光が腕時計装置の風防ガラス32→第2の基板3→液晶層5を経由して、第1の基板1→空間→反射防止フィルム38へ至り、透過部の反射はほとんどなくなる。逆に散乱部は、第2の基板3→液晶層5により散乱し、液晶層5→第2の基板3→風防ガラス32から腕時計装置の使用者へ至る。以上のように回路基板34からの情報が第2の基板3上の信号電極11から17に供給され、所定の表示を行い、散乱部と透過部との光学的差分により腕時計装置の観察者へ情報を提供することができる。
逆に、外部光の強度が弱い場合には、腕時計装置の補助光源37であるELライトからの光が、透過部では、第1の基板1→液晶層5→第2の基板3→風防ガラス32を経由し、観察者側へ出射される。散乱部では、第1の基板1→液晶層5へ入射して光は、液晶層5により散乱し、第2の基板3か観察者への出射光は非常に弱いため、観察者は情報を透過部と散乱部により認識できる。また、ELライトの色彩を原色にすることにより、認識性が向上する。また、黄色にすることにより金色化して腕時計装置の高級感が得られる。
つぎに、本発明の第2の実施形態における液晶表示パネルと液晶表示パネルを利用する腕時計装置について図面を参照しながら説明する。第2の実施形態においては、高分子ポリマーを有する液晶層5による液晶表示パネルを指針(時針と分針)の裏蓋側に配置するものである。指針を設けるために、液晶表示パネルの紫外線防止シートの配置と、補助光源37の配置を考慮した。また、腕時計装置の時刻表示部上の全面に液晶表示パネルの表示が可能とするために、第2の実施形態は、信号電極をM本有し、対向電極もN本有し、MxNのマトリクス型の液晶表示パネルの例である。マトリクス型の液晶表示パネルには、各信号電極(図示せず)と対向電極(図示せず)の交点が各画素部となる。各画素部にスイッチング素子を有するアクティブマトリクス型とスイッチング素子を設けないパッシブマトリクス型とがある。本実施形態はどちらにも有効であるが、パッシブマトリクス型を用いて説明する。パッシブマトリクス型を利用することにより、第1の実施形態に
比較し高品質の表示を行うことが可能となる。
図5は、液晶表示パネルを利用するデジタル表示と分針と時針とを有するアナログ型の両方を有するコンビネーション型の腕時計装置の平面模式図である。図6は、図5のC−C線における断面模式図である。以下に図5と図6とを交互に用いて第2の実施形態を説明する。
液晶表示パネルは、紙面下面に設ける第1の基板1と紙面上面に設ける第2の基板3を有する。第1の基板1上には、N本のストライプ電極からなる対向電極を有し、第1の基板1と所定の間隙を有して対向する第2の基板3上には、信号電極をM本のストライプ電極として設ける。
また腕時計装置の場合には、回路基板34と液晶表示パネルの電気的接続を行う実装容積に非常に制限あるため、第1の基板1上のストライプ状の対向電極をシール材25に導電粒(図示せず)を混ぜ、対向電極と導電粒と第2の基板3上に設けるストライプ状の接続電極により、第2の基板3上に電気的に配置転換を行う。この構造を採用することにより、回路基板34は、液晶表示パネルに対して単一面にのみ実装を行うのみでよいため、実装容積を非常に小さくすることができる。
また第1の基板1と第2の基板3の間隙には、第1の基板1の外周部にシール部25を有し、以上の空間に液晶と高分子モノマーを有する液晶層5を注入後、注入口を封口材にて注入口を封止する。
以上の構成を有する液晶表示パネルを腕時計装置に利用する実施形態を図5と図6を用いて説明する。腕時計装置は、時計ケース31には、風防ガラス32と裏蓋部33を有する。風防ガラス32側より、第2の基板3と液晶層5とシール材25と第1の基板1とを配置する。液晶表示パネルの中央には、アナログ時計の分針44と時針43とを駆動する軸45が貫通し、さらに、第1の基板1の下面には、補助光源37としてELを配置し、ELも同様に貫通孔を有する。ELの貫通孔の周囲は、シールにより封止し、機械強度の補強も行った。ELランプ点灯ボタン42からの制御信号により点灯する。ELはEL接続線(図示せず)により、回路基板34へ接続している
またELの下面には、アナログ時計部を駆動する機械駆動部と液晶表示パネルを駆動するデジタル回路部の電源回路を有する回路基板34と電池35がある。
また液晶表示パネルの第2の基板3上には、液晶層5への紫外線の入射と反射光の制限を行うと同時に、アナログ時計の時刻を示す数字47を有する時板を設ける。時板が液晶層5への紫外線遮蔽膜を兼用することにより、腕時計装置のように、非常に厚さの限定をするものに関しては、有効な手段である。
さらに回路基板34と液晶表示パネルとの電気接続は、ストライプ上の導電性材料と非導電性材料を繰り返し積層するゼブラゴム36により行う。
また、図5に示すように、液晶表示パネルにより、年表示48と、月表示49と日表示50のモード変更を行うモード切り替えボタン41と、時刻合わせを行うための設定端子用入力部40を有する。
さらに図6に示すように、第2の基板3の風防ガラス32側には、液晶層5への紫外線の照射防止と、補助光源37の非点灯時に液晶表示パネルの透過部への風防ガラス32からの直接入射光を低減するために、樹脂にビーズを混入する紫外線防止シート51を設ける。さらに、紫外線防止シート51上には、アナログ式時計用の時刻文字47と、液晶表示パネルの加工端面、シール材25を遮蔽するために遮蔽板(図示せず)を設ける。
また本実施形態においては、MxNのマトリクス型液晶表示パネルを利用し、液晶表示パネルの表示文字の位置を可変し、さらに、透過部と透過部の周辺の散乱部の比率を透過部1に対して散乱部を2以上にするために、密度の大きなマトリクス型液晶表示パネルを表示部に利用することは有効である。さらに、液晶表示パネル上に、補助光源37の非点灯時に液晶表示パネルの透過部への風防ガラス32からの直接入射光を低減するために、樹脂にビーズを混入する紫外線防止シート51を設けることは、散乱性の補助と透過部の反射防止により、散乱部と透過部の比率、すなわち、コントラスト比を大きくすることができる。
さらに、補助光源37の上面からの反射を防止するために、第1の基板1と補助光源37の間に間隙を設けている。また、補助光源37の点灯により、透過部から補助光源37の光が観察者側に出射し、散乱部の光に対して強い光が出射するため、透過部が明るく、散乱部が暗い表示が可能となり、さらに、風防ガラス32側より光りが弱く入射(外光)する場合においても、液晶表示パネル上の紫外線防止シート51により、外光の反射の抑制と、補助光源37の僅かな散乱により、観察者への視認性が向上する。
以下、本発明の第3の実施形態における液晶表示パネルと液晶表示パネルを利用する腕時計装置について図面を用いて説明する。図7は、第3の実施形態における腕時計装置の構造を示す断面模式図である。図7は、第1の実施形態を示す図3のB−B線の断面に相当する。以下に、図7を用いて第3の実施形態を説明する。
腕時計装置は、時計ケース31に、風防ガラス32と裏蓋部33を有する。風防ガラス32側より、紫外線防止シート52と第2の基板3と液晶層5とシール材25と第1の基板1とを配置する。第1の基板1の下面(裏蓋側)には、液晶表示パネルを駆動する回路基板34と回路基板34上には、補助光源37としてエレクトロルミネッセント(EL)ライトを実装し、さらに回路基板34と液晶表示パネルとの電気接続は、ストライプ上の導電性材料と非導電性材料を繰り返し積層するゼブラゴム36により行う。
さらに第1の基板1の裏蓋(裏面)側には、色フィルムと、補助光源37とを配置する。色フィルムと補助光源37との色は同一色とし、たとえば、補助光源の表面が非点灯時(オフ時)に青であれば、青色フィルムを設ける。同一色とすることにより、補助光源37の点灯時(オン時)に明るい表示が可能となる。さらに、色フィルムを第1の基板1の下面に設けることにより、補助光源37のオフ時の表示色を色フィルムの吸収により、液晶表示パネルの透過部の補助光源37の反射率を低減することができる。また、使用する色フィルムを視感度の悪い色を利用することにより、透過部からの反射をより小さくすることができる。
さらに、風防ガラス32の裏蓋(裏面)側に紫外線防止シート52と紫外線防止シート52上に、遮蔽板29を設け、さらに、風防ガラス32と遮蔽板との距離を離すことにより、遮蔽板29の影と液晶表示パネルの散乱性により、透過部への透過部周囲からの光の入射を防止することが可能となり、液晶表示パネルのコントラスト比が向上する。
また、風防ガラス32、または、風防ガラス32と第2の基板3との間、もしくは各構成部上に設ける遮蔽板の開口部の大きさと、透過部を構成する画素部の面積と、第1の基板1と補助光源37との間隙の大きさの順を遮蔽板の開口部の大きさ>第1の基板1と補助光源37との間隙の大きさ>画素部のピッチの順にすることにより、風防ガラス32の
外光の入射と透過部の入射と反射と観察者の時刻、あるいは、文字の認識角度に関して、散乱部が明るく、透過部が暗い表示とする場合に最適となる。
つぎに、本発明の原理を図面を用いて説明する。図8は、本発明の原理を説明する断面図である。平面構造は、図1に示す構造を用いている。第1の基板1上には、第1の電極(対向電極2)が設けてある。第2の基板3上には、対向電極2と重なり合う信号電極4が設けてある。信号電極4と対向電極2との重なり合う領域(画素部)55、57と、信号電極と信号電極70との間隙部56とを有する。
第1の基板1の下部には補助光源37としてエレクトロルミネセント(EL)ライトを有する。さらに、補助光源37と第1の基板1との間には、拡散性を有する無反射フィルム38を有する。拡散性を有する無反射フィルム38は、ポリマーフィルムに屈折率の異なるビーズを混入し、表面に凹凸を形成したフィルムを用いている。
また第2の基板3の風防ガラス(図示せず)側より、第1の入射光58が入射する。第1の入射光58は、対向電極69と信号電極70との重なり合う画素部55に入射し、液晶層5は、液晶と高分子ポリマーとの屈折率がほぼ同等となり、強い透過性を示すため、第1の入射光58は、液晶層5を透過し、補助光源37上に設ける散乱性を有する無反射フィルム38へ入射する。散乱性を有する無反射フィルム38への入射光は、一部補助光源37へ透過し、一部吸収し、他は、散乱性を有する無反射フィルム38で散乱と反射され、第1の反射光59と第2の反射光60とになる。第1の反射光59は、信号電極70の間隙部56へ入射し、液晶と高分子ポリマーとの屈折率差により散乱され、第1の散乱光61と第2の散乱光62となる。また、第1の反射光59の一部の光は、第2の基板3へ至るが強度は、弱い。そのため、第1の基板1へ斜めから入射、画素部55の透過性の液晶層5への光は、観察者(風防側)へは弱い強度の光となる。
また第2の基板3の風防ガラス(図示せず)側より、第2の入射光63が入射する。第2の入射光63は、信号電極70の間隙部56に入射し、液晶層5は、液晶と高分子ポリマーとの屈折率の差により散乱性を示すため、第2の入射光63は、液晶層5により散乱され第3の散乱光64となる。第3の散乱光64は、風防側に散乱し、観察者に至り、明るいと認識される。
つぎに、第2の基板3の風防ガラス(図示せず)側より、第2の基板3に対してほぼ垂直に第3の入射光65が入射する。第3の入射光65は、対向電極69と信号電極70との重なり合う画素部57に入射し、液晶層5は液晶と高分子ポリマーとの屈折率がほぼ同等となり、強い透過性を示すため、第3の入射光65は、液晶層5を透過し、補助光源37上に設ける散乱性を有する無反射フィルム38へ入射する。散乱性を有する無反射フィルム38において、一部補助光源37へ透過し、一部吸収し、他は、散乱性を有する無反射フィルム38で散乱と反射され、第3の反射光66と第4の反射光67と第5の反射光68となる。第3の反射光66は、観察者へ至るが、散乱性を有する無反射フィルム38上での正反射成分のため、強度的には弱い。また、第4の反射光67と第5の反射光68の一部は、液晶層5の散乱により、観察者へ至るが強度的には、非常に弱い。
また透過性の強い、画素部55、57の部分と散乱性の強い間隙部56との観察者への光の強度により、観察者は、情報を認識するため、以上より明らかなように、散乱性を示す間隙部56が明るく、透過性の強い画素部55、57が暗くなる。さらに、散乱性を示す間隙部56の面積と透過性を示す画素部55、57との面積は、散乱性を示す間隙部56を大きく、透過性の強い画素部55、57を小さくすることが有効である。
さらに、第1の基板1と散乱性を有する無反射フィルム38との間隙も大きくすること
が望ましいが、腕時計装置の厚さとの兼ね合いで決定する。
また、補助光源37が点灯する際には、散乱性を有する無反射フィルム38により散乱されるが、散乱性を有する無反射フィルム38の風防側からの入射光の散乱と補助光源37側からの入射光との散乱性に異方性を持たせることにより、補助光源37側からの入射光の散乱性を低下することができる。
すなわち、文字表示等を行う透過性の強い、間隙部56を小さくし、第1の基板1と補助光源37、第1の基板1と散乱性を有する無反射フィルム38との距離を間隙部56に比較し、大きくする。さらに、第2の基板3上に設ける遮蔽板を表示部へ近づけることが重要となる。
以上に説明した実施形態においては、補助光源としてエレクトロルミネッセント(EL)ライトを使用する場合に関して説明を行ったが、ライトエミッテドダイオード(LED)、豆電球、蛍光管を利用しても当然同様の効果を得ることは可能であるが、腕時計装置のデザイン性を考え、薄型化に有効である、ELライトを利用し説明を行った。
本発明の第1の実施形態における液晶表示パネルを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における液晶表示パネルを示す断面図である。 本発明の第1の実施形態における液晶表示パネルを利用する腕時計装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における液晶表示パネルを利用する腕時計装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態における腕時計装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における腕時計装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態における腕時計装置を模式的に示す断面図である。 本発明の原理を示すための腕時計装置の一部を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 第1の基板
2 対向電極
3 第2の基板
4 信号電極
5 液晶層
29 遮蔽板
31 時計ケース
32 風防ガラス
33 裏蓋
34 回路基板
35 電池
37 補助光源
38 フィルム
58 第1の入射光
59 第1の反射光
61 第1の散乱光

Claims (10)

  1. 一対の基板間に液晶と高分子ポリマーを含む液晶層を封入した液晶表示パネルを備え、前記一対の基板のうち、一方の基板の前記液晶層と反対側の面には、紫外線防止膜を設け、
    該紫外線防止膜上には遮蔽物を備えたことを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記高分子ポリマーは、高分子モノマーに紫外線照射して架橋反応したものであることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記遮蔽物は前記液晶表示パネルの加工端面、またはシール材を遮蔽するための遮蔽物であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  4. 前記紫外線防止膜は反射光を抑制する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  5. 前記液晶表示パネルは時計に組み込まれ、前記紫外線防止膜は前記時計における文字や数字を有する板であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  6. 前記一対の基板の液晶層と反対側には補助光源を設けることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  7. 前記一対の基板のうち、前記補助光源を設けた側の基板と前記補助光源との間に間隙を設けることを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  8. 前記補助光源を設けた側の基板と前記補助光源との間には、色フィルムを有することを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  9. 前記補助光源を設けた側の基板と前記補助光源との間には、散乱性フィルムを有することを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  10. 前記補助光源を設けた側の基板と前記補助光源との間には、反射防止フィルムを有することを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。

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