JP2006139113A - 映像表示装置及び映像表示システム - Google Patents

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Tomoaki Tamura
知章 田村
Hideaki Haraga
秀昭 原賀
Yuichi Toyoizumi
友一 豊泉
Takashi Igarashi
隆史 五十嵐
Haruhiko Yoshimeki
晴彦 吉目木
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Abstract

【課題】単体で映像の拡大表示が可能とする。
【解決手段】スクリーン部Sは、レンズ11R側へスクリーン部Sを回動させたときに、接眼光学系20bの光路に対面する位置に取り付けられている。スクリーン部Sにより拡大表示を行わない場合は、スクリーン部Sを回動させて接眼光学系20bの光路との対面位置から外すことにより、スクリーン部Sへの拡大表示を解除することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像を表示する映像表示装置に関し、詳細には使用者の眼前に装着されて映像を使用者の眼前で表示する映像表示装置及び当該映像表示装置とそのクレードルとを備えた映像表示システムに関する。
使用者の身体に装着し、携帯することができるウェラブルディスプレイ(以下、WDという)と呼ばれる小型の映像表示装置が開発されている。WDは様々なタイプのものが開発されており、例えば頭部に装着するヘッドマウンテン型、眼鏡フレームと一体となった眼鏡型等が挙げられる。何れのタイプでも、WDは携帯性に優れているため使用場所を選ばず、しかも身体に装着するため使用者は映像を見ながら作業をすることができる。
しかし、上記のような利点がある反面、使用者以外の者がWDの映像を見ることができないという問題があった。
このような問題に対し、従来からWDで表示する映像をプロジェクタ装置に出力し、プロジェクタ装置のスクリーン上に拡大表示させる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。スクリーン上に映像が拡大表示されるので、複数人で映像を観察することができる。
特開平9−182112号公報
しかしながら、上記従来技術では、WDの他にプロジェクタ装置という別体の装置が必要となるため、WDの携帯性が損なわれることとなる。
本発明の課題は、単体で映像の拡大表示が可能な映像表示装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、映像表示装置において、
左右一対のテンプルを有する眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
前記接眼光学系により導かれた光学像を表示する表示手段を前記眼鏡フレームに設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の映像表示装置において、
被写体を撮影する撮影手段を前記眼鏡フレームに設け、
前記映像投射部は、前記撮影手段による撮影画像の光学像を投射し、
前記表示手段は、前記映像投射部により投射され、前記接眼光学系により導かれた撮影画像の光学像を表示することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の映像表示装置において、
前記撮影手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸としてその周方向に回動可能に取り付けることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の映像表示装置において、
前記撮影手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸としてその軸と直交する方向の周方向に回動可能に取り付けることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の映像表示装置において、
一対のテンプルのうち、一方のテンプルに前記撮影手段を設け、他方のテンプルに前記表示手段を設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の映像表示装置において、
前記眼鏡フレームは、左右一対の眼鏡レンズを有しており、
前記一対の眼鏡レンズのそれぞれに、前記映像投射部及び接眼光学系を設け、
前記一対のテンプルの何れか一方に、前記表示手段を設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の映像表示装置において、
使用者が映像表示装置を装着した際に、前記表示手段が使用者の耳の後部に位置するように、前記表示手段をテンプルに配置することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の映像表示装置において、
前記眼鏡フレームに、前記撮影手段を複数設け、
前記一対のテンプルの何れか一方に、前記表示手段を設けたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、映像表示装置において、
左右一対のテンプルを有する眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
前記眼鏡フレームを折り畳み可能に構成し、
前記接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系と、当該拡大された光学像を投影するスクリーンとを有する前記表示手段を前記テンプルに設け、その設置位置を、前記テンプルを折り畳んだときに前記接眼光学系の光路に対面する位置とすることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の映像表示装置において、
前記眼鏡フレームを、複数箇所において折り畳み可能に構成し、
前記眼鏡フレームを複数箇所で折り畳んだときに、前記接眼光学系の光路に対面する位置に前記表示手段を取り付けることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の映像表示装置において、
前記表示手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸として回動可能に取り付けることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の映像表示装置において、
前記表示手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸としてその軸と直交する方向の周方向に回動可能に取り付けることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項8又は9に記載の映像表示装置において、
前記映像投射部は、前記光学像を発光する発光源を有し、
前記表示手段が前記接眼光学系の光路との対面位置から外れた位置に回動したとき、前記発光源による発光を停止させる制御部を備えることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、映像表示装置において、
左右一対の眼鏡レンズ及びテンプルを有する眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
前記眼鏡フレームを複数箇所において折り畳み可能に構成し、
前記接眼光学系を前記眼鏡レンズの一方に設けるとともに、当該接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系を他方の眼鏡レンズに設け、当該拡大光学系の設置位置を、前記眼鏡フレームを複数箇所において折り畳んだときに、前記接眼光学系の光路との対面位置とし、
前記拡大光学系からの光学像を投射するスクリーンを前記テンプルに設けたことを特徴とすることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項11に記載の映像表示装置において、
前記拡大光学系への光学像の入射を遮蔽する遮蔽手段を備えることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、映像表示装置において、
眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
映像表示装置の一部を別体構成とし、映像表示装置本体を保持可能な保持部を有するコントロールボックスを備え、
前記コントロールボックスに、前記接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系と、当該拡大された光学像を投影するスクリーンとを有する表示手段を設け、
前記表示手段を、前記保持部に前記映像表示装置を装着したときに、前記接眼光学系の光路に対面する位置に設けたことを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項13に記載の映像表示装置において、
前記保持部を、前記コントロールボックスに収納可能に構成したことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、映像表示システムにおいて、
眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置と、前記映像表示装置を収納可能なクレードルと、を備え、
前記クレードルに、前記接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系と、当該拡大された光学像を投影するスクリーンとを有する表示手段を設け、
前記表示手段を、前記クレードルに前記映像表示装置を収納したときに、前記接眼光学系の光路に対面する位置に設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、映像投射部から投射された光学像を表示手段により拡大表示することができる。よって、映像表示装置単体で拡大表示が可能となり、複数人で映像を観察することができる。また、映像表示装置を眼前に装着しない場合でも映像の観察が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、撮影画像を拡大表示することができる。よって、映像表示装置単体で、撮影及び撮影画像の観察を行うことができ、利便性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、撮影手段を回動させることにより、撮影方向を調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、撮影手段を回動させることにより、撮影方向を調整することができる。
請求項5に記載の発明によれば、撮影手段及び表示手段の重量負荷が左右のテンプルに分散されるので、眼鏡フレームを装着したときの重量バランスを良好に保つことができる。
請求項6に記載の発明によれば、眼鏡レンズのそれぞれに映像投射部及び接眼光学系を設けたので、両眼で映像を観察することができる両眼タイプにおいても、表示手段により映像表示を行うことができる。例えば、両眼で異なる映像を表示させ、どちらか一方の映像を表示手段により表示させることも可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、映像表示装置を装着した際に、表示手段は使用者の耳の後部に位置するので、映像表示装置を装着して使用する場合、表示手段が使用の妨げにならず、作業性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、複数の撮影手段により異なる撮影画像を得て、当該撮影画像を表示手段により表示させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、眼鏡フレームを折り畳んだ状態で、映像投射部から投射された光学像を表示手段により拡大表示することができる。よって、映像表示装置単体で拡大表示が可能となり、複数人で映像を観察することができる。また、折り畳むことにより、映像表示装置を小型化し、その携帯性を向上させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、眼鏡フレームを複数箇所で折り畳んだ状態で、映像投射部から投射された光学像を表示手段により拡大表示することができる。よって、映像表示装置単体で拡大表示が可能となり、複数人で映像を観察することができる。また、複数箇所で折り畳むことにより、より映像表示装置を小型化することができ、さらにその携帯性を向上させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、表示手段を回動させることにより、表示手段の設置位置を調整することができる。
請求項12に記載の発明によれば、表示手段を回動させることにより、表示手段の設置位置を調整することができる。
請求項13に記載の発明によれば、表示手段が接眼光学系の光路との対面位置から外れた場合、表示手段に接眼光学系の光学像が入射せず、その光学像が投影されないので、このような場合に、自動的に光学像の発光を停止させることにより、節電を図ることができる。また、表示の停止操作を使用者自身が行う必要がなく、操作性を向上させることができる。
請求項14に記載の発明によれば、眼鏡フレームを複数箇所で折り畳んだ状態で、映像投射部から投射された光学像を表示手段により拡大表示することができる。よって、映像表示装置単体で拡大表示が可能となり、複数人で映像を観察することができる。また、複数箇所で折り畳むことにより、より映像表示装置を小型化することができ、さらにその携帯性を向上させることができる。
請求項15に記載の発明によれば、スクリーン不使用時には、遮蔽手段により拡大光学系への光学像の入射を防止することができる。よって、強い光が使用者の眼に直接入射することを防止することができる。
請求項16に記載の発明によれば、映像投射部から投射された光学像をコントロールボックスに設けられた表示手段により拡大表示することができる。よって、映像表示装置単体で拡大表示が可能となり、複数人で映像を観察することができる。また、映像表示装置を眼前に装着しない場合でも映像の観察が可能となる。
請求項17に記載の発明によれば、表示手段を使用する場合には保持部をコントロールボックスから取り出すことにより、映像表示装置本体を保持部に装着しやすくなり、表示手段を使用しない場合には、保持部とコントロールボックスとを一体に保管することができる。
請求項18に記載の発明によれば、映像投射部から投射された光学像をクレードルに設けられた表示手段により拡大表示することができる。よって、映像表示装置と一体化したクレードルにより拡大表示が可能となり、複数人で映像を観察することができる。また、映像表示装置を眼前に装着しない場合でも映像の観察が可能となる。さらに、クレードルにより映像表示装置が固定されるので、安定した状態で映像を観察することができる。
〈第1実施形態〉
第1実施形態では、眼鏡型の映像表示装置において、眼鏡フレームのテンプルに拡大光学系及びスクリーンを設けた例を説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、第1実施形態における映像表示装置1の外観を示す。
図1に示すように、映像表示装置1は、左右対称に設けられたレンズ11R、11L、鼻あて12R、12L、使用者頭部への保持部材であるテンプル13R、13L、回動部14R、14L、ブリッジ15からなる眼鏡フレームに、映像投射部20a、制御本体部30を備えて構成されている。映像投射部20a、制御本体部30はレンズ11Rに設けられ、当該レンズ11Rにはプリズム24、ホログラフィック光学素子(以下、HOE;Holographic Optical Elementという)25が一体に形成されて、映像投射部20aから発せられた映像の光学像(以下、映像光という)を使用者の眼前に導く接眼光学系20bを構成している。また、制御本体部30には、表示操作を行うための操作部33が設けられている。
テンプル13Lには、上記接眼光学系20bにより導かれた映像光を投影するためのスクリーン部Sが設けられており、テンプル13Lを軸としてその周方向、つまり図1に示すx方向に回動可能に取り付けられている。また、テンプル13R、13Lは、回動部14R、14Lにて内側(レンズ11R、11L側)に回動可能に構成されており、内側に回動することにより眼鏡フレームを折り畳むことができる。
図2に、回動部14R、14Lにより折り畳まれた状態を示す。
図2(a)は、スクリーン使用時の映像表示装置1の状態を示す図である。図2(a)に示すように、スクリーン部Sは、レンズ11R側へスクリーン部Sを回動させたときに、接眼光学系20bの光路に対面する位置に取り付けられている。スクリーン部Sにより拡大表示を行わない場合は、図2(b)に示すように、スクリーン部Sを回動させて接眼光学系20bの光路との対面位置から外すことにより、スクリーン部Sへの拡大表示を解除することができる。
図3に、映像投射部20a、接眼光学系20b及びスクリーン部Sの内部構成を示し、映像の拡大表示方法について説明する。なお、映像には、静止画像、動画像の何れも含まれるものとする。
図3に示すように、映像投射部20aは、LED(Light Emitting Diode)21、コンデンサレンズ22、LCD(Liquid Crystal Display)23を備えて構成され、接眼光学系20bは、プリズム24、HOE25を備えて構成されている。
LED21は、LCD23を照明するための発光源であり、コンデンサレンズ22はLED21が発した光をLCD23の全面に均一に導くための照明光学系である。LCD23は、映像を表示する透過型の表示装置であり、LED21からの照明光を受けてプリズム24側に映像光を発する。
上記映像投射部20aは筐体により覆われ、この筐体によりプリズム24が挟まれている。プリズム24は、透明なガラス又は樹脂等からなり、平板状に形成されたものである。プリズム24は、右眼用のレンズ11Rの一部に埋め込まれており、その下端部にはHOE25が形成されている。HOE25は、プリズム24とレンズ11Rをホログラム基板として、その間に挟まれるように配置されている。HOE25は、ホログラム基板面に対して平行でない干渉縞からなる2つの干渉縞パターンを有しており、この干渉縞パターンの回折作用によって、HOE25に入射した光は回折反射して使用者の眼に導かれる。
LCD23から発せられた映像光は、プリズム24により反射を複数回繰り返しながらHOE25に導かれると、HOE25により回折して平行光に近い光束となってスクリーン部Sに入射する。
スクリーン部Sは、拡大光学系である拡大レンズS1、スクリーンS2を備えて構成される表示手段である。
拡大レンズS1は、入射光を屈折させる凸レンズである。映像投射部20aにより導かれた映像光がこの拡大レンズS1を透過すると、拡大レンズS1により屈折してスクリーンS2に入射するので、スクリーンS2では映像光の光学像が拡大されて投影される。このとき、LCD23により投射された映像は、拡大レンズS1により上下180度回転してスクリーンS2上に投影されるので、スクリーン部Sを使用して映像の観察を行う場合には、LCD23では、後述する制御部により予め180度上下に回転させた像に変換されたものを投射することとする。
次に、上記映像の表示を制御する制御系について説明する。
図4は、制御本体部30の制御系を示す構成図である。
図4に示すように、制御本体部30は、制御部31、メモリ32、操作部33、映像投射部20a、I/O34、電源35、充電用端子36から構成されている。なお、この構成にイヤホンやマイクを追加し、音の入出力が可能な構成としてもよい。
制御部31は、メモリ32に記憶された各種制御プログラムを読み出して、当該プログラムに従い、映像表示装置1の各部の処理動作を集中制御する。例えば、映像を表示する際には、メモリ32から表示対象の画像データを読み出して映像投射部34に出力するとともに、映像投射部34のLED21、LCD23に制御信号を出力し、当該画像データの表示を指示する。
メモリ32は、制御プログラムを記憶している他、映像投射部20aで表示する画像データ等を記憶する。なお、映像表示装置1がイヤホンやマイクを備えて音の入出力が可能に構成されている場合には、音データ等を記憶する。
映像投射部20aは、図2を参照して説明した映像投射部20aと同一であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
I/O34は、外部装置と接続された際に、データの入出力を行う入出力インターフェイスである。例えば、映像表示装置1を他のコンピュータ装置に接続し、このI/O34を介して映像表示装置1で表示する画像データを取り入れたり、逆に映像表示装置1側でメモリ32に保持している画像データを接続されたコンピュータ装置に送信可能な構成とすることができる。
電源35は、二次電池、電源制御回路等を備えて構成され、当該二次電池から各部へ電力供給を行う。また、充電用端子36を介して2次電池への充電が可能である。
次に、上記映像表示装置1の使用方法について説明する。
映像表示装置1の使用方法としては、映像表示装置1を装着して映像を観察する場合と、装着しないで映像を観察する場合の2通りがある。
装着して観察する場合、映像表示装置1は眼鏡型に形成されているので、使用者が眼鏡を装着するように映像表示装置1を装着し、操作部33を介して映像表示を指示操作する。映像表示装置1では、制御本体部30においてメモリ32から画像データが読み出され、当該画像データに基づく映像光が映像投射部20aから発せられる。映像光は接眼光学系20bにより使用者の眼に導かれるので、使用者は映像を観察することができる。
一方、映像表示装置1を装着しないで映像を観察する場合、図2(a)に示すように、テンプル13R、13Lをレンズ11R、11L側に折り畳み、スクリーン部Sをレンズ11R側に回動させる。そして、操作部33によりスクリーンによる映像表示を指示操作すると、映像表示装置1では、メモリ32から読み出された画像データが制御部31により上下180度反転され、当該回転された像の映像データが映像投射部20aに出力される。映像投射部20aでは、入力された映像データに基づいて、映像光が映像投射部20aから発光される。発光された映像光は接眼光学系20bにより導かれてスクリーン部Sに入射し、スクリーン部Sの拡大レンズS1を介してスクリーンS2に入射する。スクリーンS2では、拡大された映像光の光学像が投影される。
また、使用しない時には、図2(b)に示すように、スクリーン部Sを回動させて接眼光学系20bの光路との対面位置から外すことにより、拡大表示を解除することができる。
以上のように、第1実施形態によれば、テンプル13Lにスクリーン部Sを設け、その設置位置を、テンプル13Lを折り畳んだ際に、接眼光学系20bの光路との対面する位置としたので、接眼光学系20bにより導かれた映像光をスクリーン部Sにより拡大表示して投影することができる。よって、拡大表示により、映像表示装置1単体でも、複数人で映像を観察することができ、映像表示装置1の携帯性を損なわずに利便性を向上させることができる。
また、スクリーン部Sをテンプル13Lの軸方向を中心として回動可能に構成したので、拡大表示しない場合には、スクリーン部Sを回動して接眼光学系20bの光路の対面位置から移動させることにより、拡大表示を解除することができる。
また、スクリーン部Sは、使用者が眼鏡フレームを装着した際に、使用者の耳の後部側に位置するように、テンプル13Lの端部(モダン部分)に配置されているので、映像表示装置1を装着して使用する場合には、スクリーン部Sは使用者の耳の後部に位置するので、使用者の作業の妨げにならない。
〈第2実施形態〉
第2実施形態では、第1実施形態の映像表示装置1において、さらに撮影部を設けた例を説明する。
図5に、第2実施形態における映像表示装置2を示す。
第2実施形態における映像表示装置2において、第1実施形態の映像表示装置1と同一構成部には、同一の符号を付し、異なる機能部分のみを説明する。
すなわち、図5に示すように、映像表示装置2は、レンズ11R、11L、鼻あて12R、12L、テンプル13R、13L、回動部14R、14L、ブリッジ15からなる眼鏡フレームに、映像投射部20a、プリズム24、HOE25からなる接眼光学系20b、制御本体部30を備えて構成されている。
また、1対のテンプル13R、13Lのうち、テンプル13Lにはスクリーン部S、テンプル13Rには撮影部Cが設けられており、撮影部Cはケーブルを介して制御本体部30に接続されている。
第1実施形態と同様に、スクリーン部Sは、テンプル13Lを軸としてその周方向(図5に示すx方向)に回動可能に取り付けられている。また、撮影部Cは、テンプル13Rを軸としてその周方向(y方向)に回動可能に、かつテンプル13Rの軸と直交する方向の周方向(z方向)に回動可能に取り付けられている。
図6に、テンプル13R、13Lが回動部14R、14Lによりレンズ11R、11L側に回動され、折り畳まれた状態を示す。
図6に示すように、スクリーン部Sは、レンズ11R側へ回動させたときに、接眼光学系20bの光路に対面する位置に設けられている。スクリーン部Sを使用しない場合は、第1実施形態において図2(b)に示したように、スクリーン部Sを回動して接眼光学系20bの光路との対面位置から外すことにより、スクリーン部Sによる拡大表示を解除することができる。
また、撮影部Cは、y方向及びz方向に回動可能に構成されているので、y方向及びz方向へ回動させることにより、撮影方向を調整することができる。
なお、撮影部Cは、制御部31に接続され、制御部31から入力される制御信号に従って撮影動作を行う撮影手段である。撮影部Cは、光学レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の光学センサ、A/D変換部等から構成され、光学レンズを介して入力される被写体像を光学センサにより光電変換して画像信号を生成する。そして、A/D変換部によりアナログ画像信号からデジタル画像データを得て、当該デジタル画像データを制御本体部30に出力する。これを連続的に行うことにより、動画像、つまり撮影映像のデータを制御本体部30に出力することができる。
次に、上記映像表示装置2の使用方法について説明する。
映像表示装置2を装着して映像を観察する場合は、第1実施形態と同様に、使用者が映像表示装置1を装着し、操作部33を介して映像表示を指示操作する。このとき、予めメモリ32に記憶されている画像の表示、或いは撮影部Cによる撮影映像の表示の何れかを選択することができる。予めメモリ32に記憶されている画像の表示が指示された場合は、第1実施形態で説明した動作と同様の動作が行われるので、ここでは説明を省略する。
一方、撮影部Cによる撮影映像の表示が選択された場合、映像表示装置2では、撮影部Cによる撮影が開始され、その撮影映像の動画像データが制御本体部30に出力される。制御本体部30では、動画像データが映像投射部20aに出力され、映像投射部20aにおいて動画像データに基づいて撮影映像の映像光が発せられる。映像光は接眼光学系20bにより使用者の眼に導かれるので、使用者は撮影映像の観察を行うことが可能となる。
また、映像表示装置2を装着しないで映像を観察する場合、図6に示すように、テンプル13R、13Lをレンズ11R、11L側に折り畳み、スクリーン部Sをレンズ11R側に回動させる。そして、操作部33によりスクリーンによる映像表示を指示操作する。この場合も、予め記憶されている映像と撮影映像の何れかを選択することができるが、撮影映像が選択された場合のみを説明する。
映像表示装置2では、撮影部Cにおいて撮影が開始され、その撮影映像の動画像データが制御本体部30に出力される。次いで、制御部31により動画像データが上下180度回転され、当該回転された像の動画像データが映像投射部20aに出力される。映像投射部20aでは、入力された動画像データに基づいて、その映像光が映像投射部20aから発光される。発光された映像光は、レンズ11Rを透過してスクリーン部Sに入射し、スクリーン部Sの拡大レンズS1を介してスクリーンS2に投影される。スクリーンS2では、拡大レンズにより拡大された撮影映像の光学像が投影されるので、映像表示装置2を装着せずにスクリーン部Sに投影された撮影映像を観察することができる。
また、撮影映像を拡大表示しない時には、撮影部Cによる撮影を停止する旨の指示操作を行い、図2(b)に示すように、スクリーン部Sを回動させてレンズ11Rと接眼光学系20bの光路との対面位置から移動させる。これにより、拡大表示を解除することができる。
以上のように、第2実施形態によれば、一方のテンプル13Lにスクリーン部Sを設け、その設置位置を、接眼光学系20bの光路に対面する位置とし、さらに他方のテンプル13Rに撮影部Cを設け、この撮影部Cによる撮影映像をスクリーン部Sにより拡大表示する。よって、拡大表示により、映像表示装置2単体でも複数人で撮影映像を観察することができ、その携帯性を損なうことなく、利便性を向上させることができる。
また、撮影部Cを、テンプル13Rを軸としてその週報光及び軸と直交する方向の周方向に回動可能に設置したので、撮影箇所に合わせて撮影部Cの撮影方向を調整することができる。
また、スクリーン部Sをテンプル13Lを軸としてその周方向に回動可能に設置したので、拡大表示を行わない場合には、スクリーン部Sを回動して接眼光学系20bの光路との対面位置から移動させることにより、拡大表示を容易に解除することができる。
さらに、1対のテンプル13R及び13Lのうち、一方にスクリーン部S、他方に撮影部Cを備えることとしたので、左右の重量バランスを良好に保つことができる。
〈第3実施形態〉
第3実施形態では、第1実施形態の映像表示装置1において、複数箇所で折り畳み可能とし、この複数箇所で折り畳まれた状態でスクリーン部Sによる拡大表示を可能とした例を説明する。
図7に、第3実施形態における映像表示装置3を示す。
第3実施形態における映像表示装置3において、第1実施形態の映像表示装置1と同一構成部には、同一の符号を付し、異なる機能部分のみを説明する。
すなわち、図7に示すように、映像表示装置3は、レンズ11R、11L、鼻あて12R、12L、テンプル13R、13L、ブリッジ15からなる眼鏡フレームに、映像投射部20a、プリズム24、HOE25からなる接眼光学系20b、制御本体部30を備えて構成されている。また、テンプル13Rには、スクリーン部Sが図7に示すx方向に回動自在に設けられている。
テンプル13R、13L及びブリッジ15には、複数の回動部14a〜14fが設けられている。テンプル13R、13Lは、回動部14a、14cにより外側に回動自在となり、回動部14b、14dにより内側に回動自在となる。また、ブリッジ15は、その両端部に形成される回動部14e、14fにより外側に回動自在となる。
図8に、回動部14a〜14fにより眼鏡フレームが折り畳まれた状態を示す。
図8(a)は、折り畳まれた映像表示装置3を上面から見た図であり、図8(b)は、レンズ11R側から見た図である。
図8(a)、(b)に示すように、スクリーン部Sは、テンプル13Rにおいて、回動部14a〜14fによりそれぞれ回動させて眼鏡フレームが折り畳まれたときに、接眼光学系20bの光路との対面位置に設けられている。
なお、図7及び図8では、スクリーン部Sをテンプル13Lの端部(レンズ11L側と反対の端部)に設けることとしたが、接眼光学系20bの光路に対面する位置であれば、テンプル13Lのレンズ11L側の端部に設けることとしてもよい。
次に、上記のように構成された映像表示装置3の使用方法について説明する。
映像表示装置3を装着する場合の使用方法については、第1実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略し、以下、映像表示装置3を装着しない場合の使用方法について説明する。
まず、回動部14a〜14fのそれぞれにおいてテンプル13R、13L、ブリッジ15を回動させて眼鏡フレームを折り畳む。折り畳まれた映像表示装置3は、図8に示すような状態となるので、次に図8(b)に示すように、スクリーン部Sを回動させてレンズ11R側に移動させる。そして、操作部33を介してスクリーンによる映像表示の指示操作を行う。映像表示装置3では、映像表示の指示に応じて、第1実施形態と同様の処理動作がなされる。つまり、映像投射部20aから映像光(180度上下に回転された像)が発せられ、その光学像が拡大表示されてスクリーン部Sに投影される。
以上のように、第3実施形態によれば、回動部14a〜14fを設けて映像表示装置3の眼鏡フレームを折り畳み可能な構成とし、折り畳んだ際に接眼光学系20bの光路との対面位置にスクリーン部Sを設置し、このスクリーン部Sにより映像の拡大表示を行う。よって、拡大表示により、映像表示装置2単体でも複数人で撮影映像を観察することができ、その携帯性を損なうことなく、利便性を向上させることができる。
また、眼鏡フレームを折り畳み可能な構成としたので、映像表示装置3を小型化することができ、携帯性を向上させることができる。
〈第4実施形態〉
第4実施形態では、第3実施形態の映像表示装置3において、拡大光学系の拡大レンズS1とスクリーンS2とを別体に構成し、レンズ11Lの一部に拡大レンズS1を設けた例を説明する。
図9に、第4実施形態における映像表示装置4を示す。
第4実施形態における映像表示装置4において、第3実施形態の映像表示装置3と同一の構成部には同一の符号を付し、異なる機能部分についてのみ説明する。
すなわち、図9に示すように、映像表示装置4は、レンズ11R、11L、鼻あて12R、12L、テンプル13R、13L、回動部14a〜14f、ブリッジ15からなる眼鏡フレームに、映像投射部20a、プリズム24、HOE25からなる接眼光学系20b、制御本体部30を備えて構成されている。また、テンプル13Rには、スクリーンS2がx方向に回動自在に設けられている。
レンズ13Lには、その左側上方に拡大光学系である拡大レンズS1が設けられ、拡大レンズS1のレンズカバー41が支持部材42によりテンプル11Lのレンズ11L側の端部に取り付けられている。レンズカバー41は、拡大レンズS1への入光を遮蔽するための遮光手段であり、遮光性の材料により構成され、拡大レンズS1全体を覆うことが可能なサイズに形成される。
図10(a)に、図9に示す映像表示装置を上部から見た図を示し、図10(b)に内側からレンズ11R、11Lの正面を見た図を示す。
図10(a)に示すように、レンズカバー41は、支持部材42によりテンプル13Lに支持され、この支持部材42は回動部43により、図10(b)に示すように、レンズ11Lと同一平面上で90度上部に(図10(b)に示すw方向に)回転自在に構成されている。
また、図9に示すように、テンプル13R、13L及びブリッジ15には、複数の回動部14a〜14fが設けられている。テンプル13R、13Lは、回動部14a、14cにより外側に回動自在となり、回動部14b、14dにより内側に回動自在となる。また、ブリッジ15は、その両端部に形成される回動部14e、14fにより内側に回動自在となる。
図11に、回動部14a〜14fにより折り畳まれた状態を示す。
図11(a)は、折り畳まれた映像表示装置4を上面から見た図であり、図11(b)は、レンズ11L側から見た図である。
図11(a)、(b)に示すように、拡大レンズS1及びスクリーン部Sは、回動部14a〜14fによりそれぞれ回動させ、折り畳んだ状態のとき、テンプル13Rにおいて、接眼光学系20bの光路と対面する位置に設けられている。
次に、上記映像表示装置4の使用方法について説明する。
映像表示装置4を装着して使用する場合、使用者は、図10(b)に示すように、レンズカバー41を回動させて拡大レンズS1を覆うように設置した後、映像表示装置4を装着する。次いで、操作部33を介して映像表示の指示操作を行うと、映像表示装置4では、第1実施形態で説明したように、映像投射部20aから映像光が発せられ、接眼光学系20bにより使用者の眼に導かれるので、使用者は映像を観察することが可能となる。
一方、映像表示装置4を装着しない場合、使用者は、レンズカバー41を拡大レンズS1上から回動させてレンズカバー41の覆いを外し、回動部14a〜14fにおいてテンプル13R、13L、ブリッジ15を回動し、眼鏡フレームを折り畳む。そして、図11(a)、(b)に示す状態にまで映像表示装置4が折り畳まれると、操作部33を介してスクリーンによる映像表示の指示操作を行う。映像表示装置4では、映像投射部20aから映像光(上下180度回転された像)が発光され、発光された映像光は拡大レンズS1を透過してスクリーンS2に入射する。このとき、拡大レンズS1での屈折により、映像光は拡大されてスクリーンS2に入射することとなるので、スクリーンS2には拡大された光学像が投影される。
以上のように、第4実施形態によれば、レンズ11Lの一部に拡大レンズS1を設けるとともに、回動部14a〜14fを設けて映像表示装置4の眼鏡フレームを折り畳み可能な構成とし、折り畳んだ際に接眼光学系20bの光路に対面する位置に拡大レンズS1及びスクリーンS2を設置したので、拡大レンズS1により映像をより拡大して表示することができる。よって、拡大表示により、映像表示装置2単体でも複数人で撮影映像を観察することができ、その携帯性を損なうことなく、利便性を向上させることができる。
さらに、眼鏡フレームを折り畳み可能な構成としたので、映像表示装置3を小型化することができ、携帯性を向上させることができる。
また、拡大レンズS1とスクリーンS2とを別体構成としたので、テンプル13RにスクリーンS2と拡大レンズS1とが一体に構成されたスクリーン部Sが設けられる場合より小型化することができる。よって、使用者が眼鏡フレームを装着した場合でも、作業の妨げにならない。
また、レンズカバー41を設けたので、拡大表示を行わない時にはこのレンズカバー41を拡大レンズS1上に設置することにより、拡大レンズS1への入光を遮蔽することができる。よって、拡大レンズS1を介して強い光が使用者の眼に直接入射することを防止することができ、使用者の眼を損傷させることを防ぐことができる。
なお、上述した第1〜第4実施形態においては、スクリーン部S(第4実施形態では、スクリーンS1)をテンプル13R又は13Lを軸としてその周方向に回動可能に構成することとしていたが、軸と直交する方向の周方向、つまりスクリーン部Sの中心線を中心として回動可能に構成し、使用者自らが接眼光学系20bの光路に対面する位置にスクリーン部Sを設置可能な構成としてもよい。これにより、使用者が表示状態に応じてスクリーン部Sの設置位置を自由に調整することができる。
また、第1〜第4実施形態において、スクリーン部Sによる拡大表示を行わない場合には、スクリーン部Sを回動させて接眼光学系20bとの対面位置から外す旨説明したが、このスクリーン部Sが前記対面位置から外されるまで回動されたことを検知するセンサをテンプル13R又は13Lに設け、制御部31においてセンサからの信号により回動されたと判別すると、自動的に映像投射部20aにおける表示動作を停止することとしてもよい。これにより、使用者自らが非表示の操作を行う必要がなくなり、操作性を向上させることができる。
〈第5実施形態〉
第1〜第4実施形態では、スクリーン部Sを眼鏡フレームに設けた例を説明したが、第5実施形態では、映像表示装置とクレードルとを備えた映像表示システムの例を示し、スクリーン部Sを眼鏡フレームではなく、このクレードルに設けた例を説明する。
図12に、第5実施形態における映像表示装置5を示す。
映像表示装置5において、第1実施形態の映像表示装置1と同一の構成部には、同一の符号を付し、異なる機能部分についてのみ説明する。
すなわち、映像表示装置5は、レンズ11R、11L、鼻あて12R、12L、テンプル13R、13L、回動部14R、14L、ブリッジ15からなる眼鏡フレームに、映像投射部20a、プリズム24、HOE25からなる接眼光学系20b、制御本体部30を備えて構成されている。
また、図12に示すように、映像表示装置5はカップ状に形成されたクレードル50に装着可能である。クレードル50の底辺部には、映像表示装置5を固定するための差込口が形成されており、この差込口に映像表示装置5を差し込むことにより、映像表示装置5を一定の状態で固定しておくことができる。クレードル50では、映像表示装置5が正常に装着された状態で接眼光学系20bの光路に対面する位置に、スクリーン部Sが設けられている。なお、クレードル50は、映像表示装置5を収容して固定するスタンドの役割を果たすものであるが、充電機能やPC(Personal Computer)等の他の外部装置へ接続するためのインターフェイスとして使用することとしてもよい。
図13に、映像表示装置5の制御本体部30及びクレードル50の内部構成を示す。
制御本体部30の内部構成については、第1実施形態で説明した制御本体部30と同一構成であるので、同一構成部には、同一符号を付してその説明を省略し、ここでは、クレードル50の各部についてのみ説明する。
図13に示すように、クレードル50は、制御部51、メモリ52、操作部53、電源回路54、充電用端子55、デジタルI/O56、57、エンコーダ58、デコーダ59を備えて構成されている。
制御部51は、CPU、RAM等から構成され、メモリ52に記憶されている各種制御プログラムに従って、クレードル50の各部の動作を集中制御する。
例えば、制御部51は、操作部53を介して映像表示の指示操作がなされると、映像表示を指示する制御信号を生成してI/O56を介して映像表示装置5の制御本体部30に出力する。
また、制御部51は、クレードル50に接続された外部装置との通信制御を行う。例えば、AV機器が接続された場合は、制御本体部30から入力された映像の画像データをエンコーダ58に出力してエンコードされたアナログ信号を外部装置へ出力させる、或いは外部装置から入力された映像のアナログ信号をデコーダ58によりデコードさせて得られた画像データをI/O56を介して制御本体部30に出力し、映像を表示させる等の制御を行う。また、同様にI/O57を介して接続されるPC等の外部装置とのデータ通信制御を行う。
操作部53は、映像表示装置5における映像表示/非表示を指示するためのボタン等、クレードル50の外壁に設けられた各種指示ボタンを備えて構成され、これらボタンが操作されると、対応する操作信号を生成して制御部51に出力する。
電源回路54は、充電用端子55を介して制御本体部30側の電源35の蓄積電力を検出し、その検出結果に応じて電源35への電力供給を制御する。充電用端子55は、映像表示装置5がクレードル50に正常に装着された際に、制御本体部30側の充電用端子26と接触するように構成されている。
I/O56、57は、入出力インターフェイスである。I/O56は、制御本体部30とデータの入出力を行い、I/O57は、PC等の外部装置に接続された際に、当該外部装置とデータの入出力を行う。
エンコーダ58は、外部から入力されたアナログ信号をエンコードして外部へ出力する。例えば、映像表示装置5が記憶している映像を外部へ出力する際には、制御部51から入力された映像のデータをエンコードしてテレビビジョン装置やプロジェクタ装置等の外部へ出力することができる。
デコーダ59は、制御部51により入力されたアナログ信号をデコードして制御部51に出力する。例えば、テレビ映像や、外部で撮影された撮影映像等のアナログ信号が外部から入力されると、当該アナログ信号をエンコードすることにより、外部装置から入力された映像を映像表示装置5において表示させることができる。
なお、充電用端子26、55の接点、I/O34、56の接点は、雨やゴミ等による接触不良を防ぐため、映像表示装置5をクレードル50に装着した際に、重力方向下側に位置することが好ましい。また、クレードル50への装着時の安定性を考慮すると、これらの接点が、眼鏡フレームのヨロイ(眼鏡レンズ11R、11Lの外側の角部分)の下部、モダン(テンプル13R、13Lの先端側の耳あて部分)の先端、鼻あて12R、12Lの何れかに位置することが好ましいが、鼻あて12R、12Lの場合、油汚れや漏電による感電を防止するため、パッド部分以外の位置とすることが好ましい。
次に、映像表示装置5の使用方法について説明する。
映像表示装置5を装着して使用する場合については、映像表示装置5では、第1実施形態で説明した動作と同様の動作が行われるので、ここでは説明を省略する。
一方、映像表示装置5を装着して使用しない場合、図12に示すように、映像表示装置5をクレードル50内の差込口に差し込み、装着する。
映像表示装置5がクレードル50に正常に装着されると、接眼光学系20bの光路と対面する位置にスクリーン部Sが配置されることになる。ここで、操作部33を介してスクリーンによる映像表示の指示操作を行うと、映像表示装置5では、映像投射部20aから映像光(上下180度回転された像)が発光され、スクリーン部Sに拡大表示された映像の光学像が投影される。また、このとき、充電用端子26がクレードル50側の端子に接触するので、当該充電用端子26を介してクレードル50から電力供給が行われる。供給された電力は、電源35に蓄積され、充電が行われる。
以上のように、第5実施形態によれば、クレードル50にスクリーン部Sを設け、その設置位置を、クレードル50に映像表示装置5を装着した際に、接眼光学系20bの光路との対面する位置としたので、接眼光学系20bにより導かれた映像光を拡大してクレードル50に設けられたスクリーン部S上に投影することができる。拡大表示により、映像表示装置5の使用者だけでなく、複数人で映像を観察することができる。
また、映像表示装置5をクレードル50に固定した状態で、映像を観察することができるので、ぶれのない安定した映像を観察することができるとともに、映像表示装置5を使用者が手で保持する必要が無いので、映像を観察しながら作業を行うことができる。
さらに、クレードル50に充電機能を備えることにより、映像表示と同時に充電を行うことができ、他の外部装置との情報の入出力機能を備えることにより、外部装置と映像の交換等が可能となる。よって、映像表示装置5の利便性が向上する。
なお、図13では、映像表示装置5を縦長に立てて収容し、固定する縦置きタイプのクレードル50の例を示したが、図14に示すように横長に立てて収容し、固定する横置きタイプであってもよい。
さらに、図13及び図14の例のように、クレードルをカップ状に形成して接眼光学系20bとスクリーン部Sとを対向する位置に設置するのではなく、図15に示すように、クレードル50をボックス状に形成して、クレードル50の一部分に映像表示装置5を収容できるように構成し、ボックスの上面にスクリーン部Sを設けることとしてもよい。
この場合、図16に示すように、ボックス上面にはスクリーンS2、ボックス内部に拡大レンズS1、ミラーS3を設置し、映像投射部20aから発せられた映像光が拡大レンズS1を透過した後、ミラーS3により反射されてスクリーンS2に投影されるように、クレードル50を構成する。つまり、ミラーS3の反射作用により、接眼光学系20bの光路に拡大レンズS1、スクリーンS2が対面することとなる。なお、この場合、ミラーS3で反射する際に映像は上下反転するので、映像投射部20aから発する映像光は、クレードル50において使用者がスクリーンS2を見る方向によって180度回転ないし上下反転を行う。
このような構成とすることにより、クレードル50の上面から映像を観察することができるので、観察しやすくなる。
〈第6実施形態〉
第6実施形態では、第1実施形態における映像表示装置1において操作部33、電源35等を制御本体部30とは別体構成としたコントロールボックスを備え、このコントロールボックス上にスクリーン部Sを設置した例を説明する。
図17に、第6実施形態における映像表示装置6を示す。
第6実施形態における映像表示装置6において、第1実施形態の映像表示装置1と同一構成部には、同一の符号を付す。
すなわち、図17に示すように、映像表示装置6は、レンズ11R、11L、鼻あて12R、12L、テンプル13R、13L、回動部14R、14L、ブリッジ15からなる眼鏡フレームに、映像投射部20a、プリズム24、HOE25からなる接眼光学系20b、制御本体部30を備えて構成されている。また、コントロールボックス60を備え、コントロールボックス60は、操作部33、電源35を備えて構成されている。
なお、映像表示装置6は、第1実施形態における映像表示装置1において制御本体部30内に設けられていた操作部33及び電源35をコントロールボックス60側に移した構成であり、その機能は同一であるので、ここでは各部の説明を省略し、以下、本実施形態に特徴的なコントロールボックス60について説明する。
コントロールボックス60は、図18に示すように、映像表示装置6の眼鏡フレームを装着して保持する保持部61を有し、保持部61はボックスの一辺を支軸としてコントロールボックス60から外れて回動可能に構成されている。スクリーン部Sの使用時には保持部61を回動してボックス本体から外すことにより、眼鏡フレームを装着しやすくなり、スクリーン部Sの不使用時には保持部61をボックス本体に収容することにより、保持部61をコントロールボックス60と一体に保管することができる。保持部61は、映像表示装置6の眼鏡フレームを収容できるようにその一端が凹状に形成されており、凹部の底辺には、眼鏡フレームを固定できるように差込口が形成されている。
また、保持部61には、スクリーン部Sが設けられている。スクリーン部Sは、眼鏡フレームを保持部61の差込口に差し込み、装着した際に、接眼光学系20bの光路にスクリーン部Sが対面するように設けられている。
次に、上記映像表示装置6の使用方法について説明する。
映像表示装置6を装着して使用する場合、映像表示装置6では、第1実施形態で説明した動作と同様の動作が行われるので、ここでは説明を省略する。
一方、映像表示装置6を装着しない場合、図18に示すように、コントロールボックス60の保持部61をボックス本体から回動させた後、映像表示装置6を保持部61の差込口に差し込み、装着する。
映像表示装置6が保持部61に正常に装着されると、制御本体部30から発光される映像光が保持部61のスクリーン部Sに入射するように、制御本体部30及びスクリーン部Sが位置することになる。ここで、操作部33を介してスクリーンによる映像表示の指示操作を行うと、映像投射部20aから映像光(上下180度回転された像)が発光され、スクリーン部Sに拡大表示された映像の光学像が投影される。
以上のように、第6実施形態によれば、コントロールボックス60にスクリーン部Sを設け、その設置位置を、コントロールボックス60に眼鏡フレームを装着した際に、接眼光学系20bの光路との対面する位置としたので、接眼光学系20bにより導かれた映像光の光学像を拡大してコントロールボックス60に設けられたスクリーン部S上に投影することができる。よって、拡大表示により、映像表示装置6単体でも、複数人で映像を観察することができ、映像表示装置1の携帯性を損なわずに利便性を向上させることができる。
また、保持部61は、コントロールボックス60本体に収納可能な構成としたので、保持部61をボックス本体から回動させて眼鏡フレームを装着しやすいように、或いはスクリーン部Sに投影された光学像を観察しやすい位置に調整することができる。なお、保持部61を、コントロールボックス60本体からスライド可能な構成としてもよく、回動式の場合と同様の効果が得られる。
なお、第1〜第6の実施形態の何れか又は複数を組み合わせることとしてもよい。例えば、第2の実施形態と第5の実施形態とを組み合わせて、撮影映像をクレードル上のスクリーン部に投影させることとしてもよいし、その撮影映像をクレードルを介して外部装置へ送信することとしてもよい。これにより、映像表示装置の使用者の現在状況を他者に知らせることができる。
また、上記第1〜第6の実施形態では、制御本体部30を右眼用のレンズ11Rと一体に設けた単眼タイプの映像表示装置例を示したが、左眼、右眼ともに制御本体部30を設けた両眼タイプであっても、本発明を適用可能である。
例えば、図19に示すように、左右の眼鏡レンズ11R、11Lに、それぞれ映像投射部20a及び接眼光学系20bを設けることにより、両眼で映像を観察することが可能となる。このとき、両眼で異なる映像を表示させることとしてもよいし、同一映像を表示させることとしてもよい。
また、撮影部Cを複数設けることとしてもよい。
例えば、図19に示すように、左右のテンプル13R、13Lに、撮影部Cを設け、各撮影部Cから入力される撮影画像を左右の映像投射部20a及び接眼光学系20bにより表示することとしてもよい。
また、眼鏡型に形成された映像表示装置例を示したが、頭部に装着するための保持材が形成された頭部装着型であってもよい。例えば、保持材にスクリーン部Sを設けるとともに、保持材を折り畳み可能な構成とし、保持材を折り畳んだときに、接眼光学系20bの光路との対面位置にスクリーン部Sを設ける等により、眼鏡型と同様に本発明を適用することができる。
第1実施形態における映像表示装置1を示す図である。 映像表示装置1を折り畳んだ状態を示す図であり、(a)はスクリーン部Sにより拡大表示を行う場合、(b)は拡大表示を行わない場合を示す図である。 映像投射部20a、接眼光学系20bの構成を示す図である。 制御本体部30の内部構成を示す図である。 第2実施形態における映像表示装置2を示す図である。 映像表示装置2を折り畳んだ状態を示す図である。 第3実施形態における映像表示装置3を示す図である。 映像表示装置3を複数箇所で折り畳んだ状態を示す図であり、(a)は上面から見た図を示し、(b)は側面部から見た図を示す。 第4実施形態における映像表示装置4を示す図である。 (a)は映像表示装置4を上面から見た図であり、(b)は正面から見た図である。 映像表示装置4を複数箇所で折り畳んだ状態を示す図であり、(a)は上面から見た図を示し、(b)は側面図から見た図を示す。 第5実施形態における映像表示装置5とクレードル50とを備えた映像表示システム100を示す図である。 制御本体部30及びクレードル50の内部構成を示す図である。 横置き型のクレードル50の実施例を示す図である。 ボックス型のクレードル50の実施例を示す図である。 ボックス型のクレードル50の構成を示す図である。 第6実施形態における映像表示装置6を示す図である。 映像表示装置6本体をコンロトールボックス60の保持部61に装着した状態を示す図である。 両眼タイプの映像表示装置に、複数の撮影部Cを設けた例を示す図である。
符号の説明
1 映像表示装置(第1実施形態)
2 映像表示装置(第2実施形態)
3 映像表示装置(第3実施形態)
4 映像表示装置(第4実施形態)
5 映像表示装置(第5実施形態)
6 映像表示装置(第6実施形態)
11R、11L 眼鏡レンズ
12R、12L 鼻あて
13R、13L テンプル
14R、14L、14a〜14f 回動部
15 ブリッジ
20a 映像投射部
20b 接眼光学系
30 制御本体部
31 制御部
32 メモリ
33 操作部
35 電源
S スクリーン部
S1 拡大レンズ
S2 スクリーン
C 撮影部
100 映像表示システム
50 クレードル
60 コントロールボックス
61 保持部

Claims (18)

  1. 左右一対のテンプルを有する眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
    前記接眼光学系により導かれた光学像を表示する表示手段を前記眼鏡フレームに設けたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 被写体を撮影する撮影手段を前記眼鏡フレームに設け、
    前記映像投射部は、前記撮影手段による撮影画像の光学像を投射し、
    前記表示手段は、前記映像投射部により投射され、前記接眼光学系により導かれた撮影画像の光学像を表示することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記撮影手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸としてその周方向に回動可能に取り付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  4. 前記撮影手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸としてその軸と直交する方向の周方向に回動可能に取り付けることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の映像表示装置。
  5. 一対のテンプルのうち、一方のテンプルに前記撮影手段を設け、他方のテンプルに前記表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の映像表示装置。
  6. 前記眼鏡フレームは、左右一対の眼鏡レンズを有しており、
    前記一対の眼鏡レンズのそれぞれに、前記映像投射部及び接眼光学系を設け、
    前記一対のテンプルの何れか一方に、前記表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の映像表示装置。
  7. 使用者が映像表示装置を装着した際に、前記表示手段が使用者の耳の後部に位置するように、前記表示手段をテンプルに配置することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の映像表示装置。
  8. 前記眼鏡フレームに、前記撮影手段を複数設け、
    前記一対のテンプルの何れか一方に、前記表示手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  9. 左右一対のテンプルを有する眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
    前記眼鏡フレームを折り畳み可能に構成し、
    前記接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系と、当該拡大された光学像を投影するスクリーンとを有する前記表示手段を前記テンプルに設け、その設置位置を、前記テンプルを折り畳んだときに前記接眼光学系の光路に対面する位置とすることを特徴とする映像表示装置。
  10. 前記眼鏡フレームを、複数箇所において折り畳み可能に構成し、
    前記眼鏡フレームを複数箇所で折り畳んだときに、前記接眼光学系の光路に対面する位置に前記表示手段を取り付けることを特徴とする請求項9に記載の映像表示装置。
  11. 前記表示手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸として回動可能に取り付けることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の映像表示装置。
  12. 前記表示手段を前記テンプルに設け、当該テンプルを軸としてその軸と直交する方向の周方向に回動可能に取り付けることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の映像表示装置。
  13. 前記映像投射部は、前記光学像を発光する発光源を有し、
    前記表示手段が前記接眼光学系の光路との対面位置から外れた位置に回動したとき、前記発光源による発光を停止させる制御部を備えることを特徴とする請求項11又は12に記載の映像表示装置。
  14. 左右一対の眼鏡レンズ及びテンプルを有する眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
    前記眼鏡フレームを複数箇所において折り畳み可能に構成し、
    前記接眼光学系を前記眼鏡レンズの一方に設けるとともに、当該接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系を他方の眼鏡レンズに設け、当該拡大光学系の設置位置を、前記眼鏡フレームを複数箇所において折り畳んだときに、前記接眼光学系の光路との対面位置とし、
    前記拡大光学系からの光学像を投射するスクリーンを前記テンプルに設けたことを特徴とすることを特徴とする映像表示装置。
  15. 前記拡大光学系への光学像の入射を遮蔽する遮蔽手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の映像表示装置。
  16. 眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置において、
    映像表示装置の一部を別体構成とし、映像表示装置本体を保持可能な保持部を有するコントロールボックスを備え、
    前記コントロールボックスに、前記接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系と、当該拡大された光学像を投影するスクリーンとを有する表示手段を設け、
    前記表示手段を、前記保持部に前記映像表示装置を装着したときに、前記接眼光学系の光路に対面する位置に設けたことを特徴とする映像表示装置。
  17. 前記保持部を、前記コントロールボックスに収納可能に構成したことを特徴とする請求項16に記載の映像表示装置。
  18. 眼鏡フレームに、光学像を投射する映像投射部及び映像投射部から投射された光学像を使用者の眼に導く接眼光学系が設けられた映像表示装置と、前記映像表示装置を収納可能なクレードルと、を備え、
    前記クレードルに、前記接眼光学系により導かれた光学像を拡大する拡大光学系と、当該拡大された光学像を投影するスクリーンとを有する表示手段を設け、
    前記表示手段を、前記クレードルに前記映像表示装置を収納したときに、前記接眼光学系の光路に対面する位置に設けたことを特徴とする映像表示システム。
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