JP2006137961A - 高圧水素製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水素ガスがアノード側に透過しない高圧水素製造装置を提供する。
【解決手段】固体高分子電解質膜2両側に相対向して設けられたカソード給電体3と、アノード給電体4と、カソード室5と、アノード室6とを備え、各給電体3,4に通電することによりアノード室6の水を電気分解して、カソード室5に高圧の水素ガス、アノード室6に酸素を生成させる。水平に配置された固体高分子電解質膜2の上側にカソード給電体3を備え、カソード室5は常に固体高分子電解質膜2を被覆する水層10を備える。水循環手段16により循環される水から酸素を除去する酸素除去手段18を備える。接続導管12を介してカソード室5と接続された高圧水素タンク13を備える。接続導管12は、カソード室5の水素ガス圧が高圧水素タンク13の水素ガス圧以上のとき開弁し、カソード室5の水素ガス圧が高圧水素タンク13の水素ガス圧より低いとき閉弁する開閉弁11を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水の電気分解により高圧の水素ガスを得る高圧水素製造装置に関するものである。
従来、図3に示すように、固体高分子電解質膜2と、その両側に相対向して設けられたカソード給電体3と、アノード給電体4と、内部にカソード給電体3が露出するカソード室5と、内部にアノード給電体4が露出するアノード室6とを備える高圧水素製造装置21が知られている。
高圧水素製造装置21では、給水導管7からアノード室6に水を供給すると共に、カソード給電体3とアノード給電体4とに通電すると、アノード室6に供給された水が電気分解され、水素イオンと酸素ガスとを生成する。前記水素イオンは、固体高分子電解質膜2を透過してカソード給電体3側に移動し、カソード給電体3から電子を受け取って水素ガスとなる。この結果、高圧水素製造装置21では、カソード室5に高圧の水素ガスを得ることができる。
ところで、前記水素イオンは、固体高分子電解質膜2を透過してカソード給電体3側に移動する際に水を伴い、この水はカソード室5に貯留されることが知られている。そこで、カソード室5に貯留される水が所定の量に達したならば、アノード室6に対する水の供給を停止し、カソード室5に貯留されている水をカソード室5内の水素ガスの圧力により、固体高分子電解質膜2を介してアノード給電体4側に移動させ、この水を電気分解する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、高圧水素製造装置21において、アノード室6に水を供給する代わりにカソード室5に水を供給し、カソード室5に供給された水を固体高分子電解質膜2を介してアノード給電体4側に移動させて、カソード給電体3とアノード給電体4とに通電することにより、この水を電気分解する技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、高圧水素製造装置21では、カソード室5に貯留される水が無くなると、電気分解停止中にカソード室5内の水素ガスが固体高分子電解質膜2を介してアノード室6に透過するようになるという不都合がある。
特開2003−328170号公報 特表2003−515237号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、カソード側に生成した水素ガスのアノード側への透過量を低減することができる高圧水素製造装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の高圧水素製造装置は、両側に触媒を備えた固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の両側に相対向して設けられたカソード給電体と、アノード給電体と、内部に該カソード給電体が露出するカソード室と、内部に該アノード給電体が露出するアノード室とを備え、各給電体に通電することにより該アノード室に供給される水を電気分解して、該カソード室に高圧の水素ガス、該アノード室に酸素を生成させる高圧水素製造装置において、水平に配置された固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の上側に設けられたカソード給電体とを備え、該カソード室は常に該固体高分子電解質膜を被覆する水層を備えることを特徴とする。
本発明の高圧水素製造装置では、前記アノード室に水を供給すると共に、各給電体に通電すると、該アノード室に供給された水が電気分解され、水素イオンと酸素イオンとを生成する。前記水素イオンは、固体高分子電解質膜を透過して前記カソード給電体側に移動し、該カソード給電体から電子を受け取って水素ガスとなる。この結果、前記カソード室に高圧の水素ガスが生成する。
このとき、本発明の高圧水素製造装置では、前記固体高分子電解質膜が水平に配置されており、前記カソード室は該固体高分子電解質膜の上側に設けられている。そして、前記カソード室は、その内部に常に水層を備えている。この結果、前記カソード室では、前記固体高分子電解質膜が前記水層により常に被覆されることとなり、該カソード室に生成した高圧の水素ガスは該水層を介さずには該固体高分子電解質膜に接触することができない。
従って、本発明の高圧水素製造装置によれば、前記カソード室内の固体高分子電解質膜上部に水層が絶えることが無く、該カソード室に生成した前記水素ガスの前記アノード室への透過量を著しく低減することができる。
また、本発明の高圧水素製造装置は、前記アノード室に供給される水を該アノード室から取り出して再び該アノード室に循環させる水循環手段と、該水循環手段により循環される水から前記電気分解により生成した酸素を除去する酸素除去手段とを備えることが好ましい。
本発明の高圧水素製造装置では、水平に配置された前記固体高分子電解質膜の上側に前記カソード給電体が設けられているので、該カソード給電体と相対向して設けられている前記アノード給電体は該固体高分子電解質膜の下側に位置することになる。また、前記アノード室は、前記アノード給電体のさらに下側に設けられることになる。
この結果、前記電気分解により前記アノード室に生成した酸素が気化すると、該アノード室の上部に酸素ガス層が形成され、該アノード室に供給された水と前記アノード給電体との間に該酸素ガス層が介在するようになる。前記酸素ガス層が生じると、前記アノード室に供給された水と前記アノード給電体との接触が妨げられて電解効率が低下する。
そこで、本発明の高圧水素製造装置では、前記水循環手段により前記アノード室に供給される水を該アノード室から取り出して再び該アノード室に循環させると共に、前記酸素除去手段により前記のように循環される水から酸素を除去する。この結果、前記アノード室における前記酸素ガス層の形成が防止され、電解効率を向上させることができる。
さらに、本発明の高圧水素製造装置は、接続導管を介して前記カソード室と接続され、前記高圧の水素ガスを貯留する高圧水素タンクを備え、該接続導管は、該カソード室の水素ガス圧が該高圧水素タンクの水素ガス圧以上のときに開弁し、該カソード室の水素ガス圧が該高圧水素タンクの水素ガス圧より低いときに閉弁する開閉弁を備えることが好ましい。
本発明の高圧水素製造装置によれば、前記電気分解の進行に伴って、前記カソード室内の水素ガス圧が前記高圧水素タンク内の水素ガス圧以上になると前記開閉弁が開弁し、該カソード室内の水素ガスが該高圧水素タンクに移される。また、前記カソード室内の水素ガス圧が前記高圧水素タンク内の水素ガス圧より低くなると、前記開閉弁が閉弁して、該カソード室と該高圧水素タンクとが遮断されるので、該高圧水素タンク内の水素ガス圧が該カソード室に作用することがない。
従って、本発明の高圧水素製造装置によれば、前記カソード室内の水素ガス圧が必要以上に高くなることがなく、前記カソード室に生成した前記水素ガスの前記アノード室への透過量をさらに低減することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の高圧水素製造装置の構成を示す説明的断面図であり、図2は図1に示す高圧水素製造装置におけるカソード室内の水素ガスの圧力と、アノード室に透過する水素ガス量との関係を示すグラフである。
図1に示すように、本実施形態の高圧水素製造装置1は、水平に配置された固体高分子電解質膜2の両側にカソード給電体3、アノード給電体4が相対向して設けられており、カソード給電体3は固体高分子電解質膜2の上側に、アノード給電体4は固体高分子電解質膜2の下側に配設されている。高圧水素製造装置1は、カソード給電体3の上側に、内部にカソード給電体3が露出するカソード室5を備え、アノード給電体4の下側には、内部にアノード給電体4が露出するアノード室6を備えている。
高圧水素製造装置1において、固体高分子電解質膜2は陽イオン透過膜であり、例えばNafion(登録商標、デュポン社製)、Aciplex(商品名、旭化成株式会社製)等を用いることができる。固体高分子電解質膜2は、アノード側には例えばRuIrFeO触媒を含む触媒層(図示せず)を備え、カソード側には例えば白金触媒を含む触媒層(図示せず)を備えている。また、カソード給電体3としては例えばチタン繊維焼結体またはチタン粉末焼結体の表面に白金めっきを施したもの等の多孔質体を用いることができ、アノード給電体4としては例えばチタン粉末焼結体の表面に白金めっきを施した多孔質体等を用いることができる。
カソード室5には、給水導管7から分岐する支管8が給水弁9を介して接続されており、電気分解停止時に給水導管7、支管8により供給される水により、常に固体高分子電解質膜2を被覆する水層10が備えられている。カソード室5内が常圧の際には、外部から水を供給することができるが、電気分解を開始してカソード室5内が加圧されるようになると外部から水を供給することができない。そこで、前記のように、電気分解停止時に給水導管7、支管8によりカソード室5に水が供給されるようになっている。
また、カソード室5は、開閉弁11を備える接続導管12を介して高圧水素タンク13に接続されている。開閉弁11はカソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力以上のときに開弁し、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力より低いときには閉弁するようになっている。開閉弁11は、電気分解を停止したときには、直ちに閉じられる。
一方、アノード室6には、給水導管7から分岐する支管14が給水弁15を介して接続されており、給水導管7、支管14により供給される水が内部に充満するようにされている。このとき、アノード室6は、内部に充満する水をアノード室6から取り出して、再びアノード室6に循環させる水循環導管16を備え、水循環導管16の途中には、上流側から順に、開閉弁17、酸素除去装置18、ポンプ19、開閉弁20が設けられている。そして、支管14は、酸素除去装置18とポンプ19との間で水循環導管16に接続されている。前記酸素除去装置18としては、例えば酸素分離膜等により酸素を分離、除去する装置等を用いることができる。
次に、高圧水素製造装置1の作動について説明する。
高圧水素製造装置1では、まず、給水弁9,15を開弁し、給水導管7からカソード室5、アノード室6に水を供給する。このとき、カソード室5では、給水導管7から支管8を介して所定の水量を供給し、カソード給電体3を被覆する水層10が形成されると共に水層10の上方に空間ができるようにした後、給水弁9を閉弁する。一方、アノード室6では、給水導管7から支管14を介して供給される水を室内に充満させた後、給水弁15を閉弁する。
次に、水循環導管16の開閉弁17,20を開弁すると共に、ポンプ19を作動させて、アノード室6内の水をアノード室6から取り出して、酸素除去装置18を介して再びアノード室6に戻るように循環させる。そして、図示しない電源装置からカソード給電体3、アノード給電体4に電力を供給することにより、電気分解が開始される。
このようにすると、主としてアノード室6に供給された水の電気分解により、アノード室6内に水素イオンと酸素イオンとが生成する。前記水素イオンは、水を伴って固体高分子電解質膜2を透過してカソード給電体3側に移動し、カソード給電体3から電子を受け取ることによりカソード室5内に水素ガスが生成する。そして、前記電気分解の進行と共に、カソード室5内の水素ガスの圧力が次第に高くなり、高圧の水素ガスが得られる。
カソード室5内の水素ガスの圧力が高くなると、該水素ガスが固体高分子電解質膜2を透過してアノード室6側にリークすることが懸念される。しかし、カソード室5には、常に固体高分子電解質膜2を被覆する水層10が備えられているので、前記水素ガスは水層10を介さずには固体高分子電解質膜2に接触することができない。従って、前記水素ガスは直接固体高分子電解質膜2に接触することがなく、該水素ガスのアノード室6側への透過量を著しく低下させることができる。
また、カソード室5と高圧水素タンク13とを接続する接続導管12に備えられている開閉弁11は、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力より低いときには閉じているが、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力以上になると開弁し、カソード室5内の水素ガスが高圧水素タンク13内に移動せしめられる。開閉弁11は、前記水素ガスの移動により、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力より低くなると、再び閉じられる。尚、前述のように、開閉弁11は、電解を停止した場合にも直ちに閉じられる。
この結果、カソード室5内の水素ガスは、その圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力以上になると、その都度高圧水素タンク13内に移動せしめられるので、カソード室5内の水素ガスの圧力が必要以上に高くなることを防止することができると共に、高圧水素タンク13を独立して扱うことができる。
尚、高圧水素製造装置1は、高圧水素タンク13を備えないか、あるいはカソード室5と高圧水素タンク13とを接続する接続導管12に備えられている開閉弁11を常時開放するようにしてもよい。ただし、この場合には前述のようにカソード室5内の水素ガスの圧力に応じて開閉弁11を開閉する場合よりも、前記水素ガスのアノード室6側への透過量が多くなる。
一方、高圧水素製造装置1では、カソード室5からアノード給電体4側への水の移動もあり、この水も電気分解されて、アノード室6内に水素イオンと酸素ガスとが生成する。前記水素イオンは前述のように、水を伴ってカソード給電体3側に移動し、カソード室5内に水素ガスが生成する。そこで、高圧水素製造装置1では、カソード室5に形成される水層10の水量を適切に調整して、水素イオンに伴われてアノード室6からカソード室5に移動する水の量と、カソード室5からアノード室6に移動する水の量とを平衡させることにより、前記電気分解中に新たな水の供給を不要とすることができる。
また、前記電気分解中、アノード室6では前述のように酸素ガスが生成する。前記酸素ガスは少量のうちはアノード室6内の水に溶解しているが、前記電気分解の進行と共にその量が増大すると気化して、アノード室6の上部に酸素ガス層を形成することが懸念される。前記酸素ガス層が形成されると、アノード室6内の水とアノード給電体4との接触を妨げられて電気分解の効率が低下する。
しかし、高圧水素製造装置1では、前述のように、アノード室6内の水を水循環導管16により循環させ、水循環導管16の途中に設けられた酸素除去装置18により、アノード室6内の水に含まれる酸素を除去するようにしている。従って、アノード室6内における前記酸素ガス層の形成を防止することができる。
次に、本発明の実施例と比較例とを示す。
本実施例では、図1に示す高圧水素製造装置1において、カソード室5内に常に固体高分子電解質膜2を被覆する水層10を設けると共に、アノード室6内に水が充満されるようにして電気分解を行い、高圧の水素ガスを製造した。このとき、カソード室5と高圧水素タンク13とを接続する接続導管12に備えられている開閉弁11は、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力より低いときには閉じ、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力以上になると開弁するようにした。
そして、カソード室5内の水素ガスの圧力に対する、アノード室6側に透過した水素ガスの量を測定した。結果を図2に示す。
本実施例では、カソード室5と高圧水素タンク13とを接続する接続導管12に備えられている開閉弁11を常時開放とした以外は、実施例1と全く同一にして高圧の水素ガスを製造した。そして、カソード室5内の水素ガスの圧力に対する、アノード室6側に透過した水素ガスの量を測定した。結果を図2に示す。
〔比較例1〕
本比較例では、カソード室5内に水層10を全く設けなかった以外は、実施例1と全く同一にして高圧の水素ガスを製造した。そして、カソード室5内の水素ガスの圧力に対する、アノード室6側に透過した水素ガスの量を測定した。結果を図2に示す。
図2から、カソード室5内に水層10を設け、固体高分子電解質膜2が常に水層10により被覆される場合(実施例1,2)には、水層10を全く設けなかった場合(比較例1)に比べ、カソード室5からアノード室6への水素ガスの透過量を著しく低下させることができることが明らかである。
また、図2から、カソード室5内に水層10を設けると共に、カソード室5と高圧水素タンク13とを接続する接続導管12に備えられている開閉弁11を、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力より低いときには閉じ、カソード室5内の水素ガスの圧力が高圧水素タンク13内の水素ガスの圧力以上になると開弁するようにする(実施例1)ことにより、カソード室5からアノード室6への水素ガスの透過量をさらに著しく低下させることができることが明らかである。
本発明に係る高圧水素製造装置の一構成例を示す説明的断面図。 カソード室内の水素ガスの圧力と、アノード室に透過する水素ガス量との関係を示すグラフ。 従来の高圧水素製造装置の一構成例を示す説明的断面図。
符号の説明
1…高圧水素製造装置、 2…固体高分子電解質膜、 3…カソード給電体、 4…アノード給電体、 5…カソード室、 6…アノード室、 10…水層、 11…開閉弁、 12…接続導管、 13…高圧水素タンク、 16…水循環手段、 19…酸素除去手段。

Claims (3)

  1. 固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の両側に相対向して設けられたカソード給電体と、アノード給電体と、内部に該カソード給電体が露出するカソード室と、内部に該アノード給電体が露出するアノード室とを備え、各給電体に通電することにより該アノード室に供給される水を電気分解して、該カソード室に高圧の水素ガス、該アノード室に酸素を生成させる高圧水素製造装置において、
    水平に配置された固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の上側に設けられたカソード給電体とを備え、該カソード室は常に該固体高分子電解質膜を被覆する水層を備えることを特徴とする高圧水素製造装置。
  2. 前記アノード室に供給される水を該アノード室から取り出して再び該アノード室に循環させる水循環手段と、該水循環手段により循環される水から前記電気分解により生成した酸素を除去する酸素除去手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の高圧水素製造装置。
  3. 接続導管を介して前記カソード室と接続され、前記高圧の水素ガスを貯留する高圧水素タンクを備え、該接続導管は、該カソード室の水素ガス圧が該高圧水素タンクの水素ガス圧以上のときに開弁し、該カソード室の水素ガス圧が該高圧水素タンクの水素ガス圧より低いときに閉弁する開閉弁を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の高圧水素製造装置。
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