JP2006137466A - 簡易開口缶用缶蓋 - Google Patents

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友春 中野
Tatsuki Kado
立樹 加堂
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Hitoshi Okamura
仁 岡村
Yukihiro Onodera
幸大 小野寺
Hisayoshi Oishi
久義 生石
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Abstract

【課題】タブへの指先の掛りを容易に出来る深さを有する指受け凹部を備え、しかも冷間加工法で缶蓋に損傷を来すことのない缶蓋を提供。
【解決手段】缶蓋1は、中央パネル部4にはタブに指を受けるための指受け凹部20が形成され、指受け凹部は、中央部が最も深い凹状に湾曲する底面と、底面の周辺で接線方向に接続しかつ末広がりに伸びる側面とにより画定され、前記側面と前記中央パネル部の平面とが湾曲した縁面を介して互いに接続され、平面から底面までの深さが1.3mmないし1.5mmであることに特徴を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は簡易開口缶用の缶蓋に関し、詳細には係る缶蓋における指受け凹部の改良に関する。
簡易開口缶は、有底筒状の缶本体の開口端に、プルタブが取り付けられかつ切り込みにより囲まれた開口部を有する缶蓋を巻き締めることにより固定し、開口時にそのプルタブを操作して開口部を切り込みに沿って切断して開口するようになっている。かかる簡易開口缶用の缶蓋の本体には、プルタブ(以下、単にタブ)に指先を掛け易くするために、プルタブの自由端に隣接して缶蓋本体に指受け凹部を設けることが、従来から下記の特許文献1ないし4に示されるように種々提案されている。
これら従来の提案のうち、特許文献1に記載のものは、缶の蓋にキャップに指を受け易くするための凹型のくぼみを設ける単なるアイディアであり、また特許文献2及び特許文献3に記載のものは、開口用タブに近接して蓋本体に半球状又はコップ状の凹部を形成する単なるアイディアであり、これらは、缶蓋の実際の成形を考慮して成されたものでなく、実用性を全く欠くものである。すなわち、缶蓋は、本来アルミニュウム板或いは鋼板を冷間加工することによりつくられるものである。したがって、缶蓋本体に凹部を形成する場合には、缶蓋本体に損傷を来すことなく冷間加工が可能な形状、寸法等が考慮されるべきであるが、上記特許文献に示された発明は単に凹部或いはくぼみを設けるという希望的アイディアに過ぎず、缶蓋の加工についての考慮は全くなされておらず、実用には全く向かない。また、これらの文献に記載される凹部を設けることで、プルタブに指が掛け易くなるものの、多数枚重ねて保管される缶蓋を1枚ずつ供給する際に、缶蓋同士の干渉を生じさせ易く、飲料の充填ラインにおける缶蓋供給の安定性を損なわせるため、かかる点からも実用には全く向かない。
缶蓋の加工をも考慮してなされた従来のものとしては、例えば特許文献4に示されるものがある。特許文献4に記載のものは、指受け凹部の前記環状溝側の傾斜を緩くして指先が凹部内に入り易くするものであるが、指受け凹部の深さが浅く、タブへの指先の掛かり易さを十分改善できるものではない。
特開平9−132237号公報 特開2000−43864号公報 実開平6−3828号公報 特開2002−59928号公報
本発明者は、缶蓋における指受け凹部の形状について研究を重ねた結果、缶蓋を冷間加工法で製造しても缶蓋に損傷を来すことなく深さを最大限にできる凹部の形状を見出した。
したがって、本発明の目的は、タブへの指先の掛かりを容易にできる深さを有する指受け凹部を備え、しかも冷間加工法で缶蓋に損傷を来すことなくできる缶蓋を提供することである。
本発明の他の目的は、多数枚重ねて保管される缶蓋を飲料の充填ラインに供給する際に安定的に飲料の充填ラインに缶蓋を供給することができる缶蓋を提供することである。
請求項1に記載の発明によれば、周縁部に溝が環状に形成され、その環状の溝の内側領域に中央パネル部が形成され、前記中央パネル部には切り込みにより周縁が画定される開口部が形成され、前記中央パネル部には、開口部の一端近傍してタブの一端が固定されている缶蓋において、
前記中央パネル部には前記タブに指を受けるための指受け凹部が形成され、前記指受け凹部は、中央部が最も深い凹状に湾曲する底面と、前記底面の周辺で接線方向に接続しかつ末広がりに伸びる側面とにより画定され、前記側面と前記中央パネル部の平面とが湾曲した縁面を介して互いに接続され、前記平面から前記底面までの深さが1.3mmないし1.5mmであることを特徴とする缶蓋が提供される。
この発明によれば、缶蓋に損傷を来すことなく、かつ、飲料の充填ラインにおける缶蓋供給の安定性を損なうことなく、指受け凹部を可能な限り深くでき、タブへの指先の掛かりを良くすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記の缶蓋において、前記指受け凹部の前記縁面が、前記タブと前記中央パネル部との固定点と前記指受け凹部の中央とを通るY軸線上に短軸がありかつ前記Y軸線と直角な方向に長軸がある略長円の形状となることを特徴とする缶蓋が提供される。
この発明によれば、タブに指先がフィットし易く、タブへの指先の掛かりを良くする事ができるという効果を奏することが可能である。
請求項3に記載の発明によれば、上記の缶蓋において、短軸の長さLyは、6.4mmないし7.5mmの範囲であり、長軸の長さLxは15.1mmないし16.2mmである缶蓋が提供される。
この発明によれば、タブに指先がフィットし易く、タブへの指先の掛かりを良くする事ができるという効果を奏することが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、有底筒状の缶本体に缶蓋が巻き締められて構成される缶において、請求項1から請求項3のいずれかに記載の缶蓋が用いられていることを特徴とする缶が提供される。
図1ないし図3において、本発明の一実施例による缶蓋が平面で示されている。図2は図1の線A−Aに沿った断面矢視図であり、図3は図1の線X′−X′に沿った断面図である。
本実施例による缶蓋1は、アルミニュウム板、鋼板等の金属薄板でできた全体として円形の缶蓋本体2で構成され、その缶蓋本体の周辺部には缶蓋本体の裏側(図1で紙面の裏側)に突出する補強用の環状溝3が形成されている。環状溝3の半径方向内側の領域は中央パネル部4となっている。中央パネル部4には、輪郭線5によって囲まれたタブ取り付け領域6が形成され、そのタブ取り付け領域6は輪郭線5の外側の部分より上面がわずかに(図2において深さ又は高さhだけ)低くなっている。タブ取り付け領域6は、缶蓋の中心Oを通る直径方向の軸線Y−Yに沿って長く伸びかつ軸線Y−Yに関して略左右対称(図1において)になっている。タブ取り付け領域6の一端(図1において下側)には缶蓋本体の表面に形成された切り込み部7により周縁が画定される開口部8が形成され、後述するように切り込み部で缶蓋本体を切断して飲み口用の開口を形成するようになっている。タブ取り付け領域6のほぼ中央位置(本実施形態では中心Oの位置)には、タブ10の先端縁11の近傍部分が12において、ピン等により固定されている。タブ取り付け領域6の他端(図1において上端)には、タブ10の後端縁13に掛ける指の先端を受ける指受け凹部20が形成されている。本発明はこの指受け凹部20の形状に特徴がある。
指受け凹部(以下単に凹部)20は、平面形状が、軸線Y−Y上に短軸を有し、かつ軸線Y−Yに直角な軸線X−X(中心Oを通る)と平行な線X′−X′上に長軸を有する略長円の形状を有している。好ましくは、凹部20の縁部の短軸の長さLyは、6.4mmないし7.5mmの範囲であり、長軸の長さLxは15.1mmないし16.2mmである。更に好ましくは、短軸の長さLyは6.5mmないし7.4mmの範囲であり、長軸の長さLxは15.2mmないし16.1mmである。凹部20の軸線Y−Yに沿った横断面は図2に示されかつ軸線X′−X′に沿った断面は図3に示されている。同図から明らかなように、凹部の横断面形状は、中央部(軸線Y−Yと軸線X′−X′との交点)が最も深くなった凹曲面で形成されている。すなわち、凹部20は、中央部が凹曲面状に湾曲した底部すなわち底面21と、その底部の周縁に接線方向に接続しかつ末広がり(図2及び図3において上広がり)に伸びる側部すなわち側面22と、を有している。側面22と缶蓋の上面とは湾曲した縁面23によって接続されている。缶蓋の中央パネル部4の上面から底面の最も深い位置(本実施形態で凹部の中心部)までの深さHは、好ましくは1.3mmないし1.5mmの範囲であり、より好ましくは、1.34mmないし1.46mmの範囲である。凹部の軸線X′−X′に沿った上縁であってタブ側(缶蓋の半径方向に見て内側)の縁は、タブの後端縁13のほぼ直下又はその近傍となるように作られていて、後端縁13が凹部側に突出しないようになっている。これは、缶蓋を多数上下に積み重ねたときにタブが直ぐ上に重ねられた缶蓋の凹部の裏面(缶本体に取りつけられたとき内面となる)に接触し、裏面に施されたコーティングを傷つけるのを防止するためである。なお、缶蓋を上下に重ねたとき、図4に示されるように、缶蓋本体の周囲に形成された環状溝3より外側の部分9のカール部25が互いに接触して、缶蓋の中央パネル部4が重なり合った缶蓋の中央パネル部或いは中央パネル部に取り付けられたタブと接触することはないようになっている。
凹部の形状及び寸法を上記のようにすることにより、缶蓋をアルミニュウム板、鋼板等の金属薄板で冷間加工により成形した場合でも、缶蓋に亀裂等の傷を発生させることなく製造可能である。しかも、凹部20の深さも、従来の缶蓋、例えば特許文献4に示された缶蓋の底が平らな凹部深さより約50%深くでき、タブへの指先の掛かりを良くできる。また、凹部が中央が最も深い全体として下凸状の湾曲状になっているため、缶本体に取り付けられてビールのような飲料缶につくられた場合において、内圧により缶蓋の中央が外側に押し出された場合でも、上記従来の凹部よりも深さが変化しにくく、指先の掛かりの良さを維持できる。また、缶蓋は多数個積み重ねて貯えられ、缶ビール等の缶詰め飲料の製造工程に供せられ、製造装置により1個ずつ取り出されて使用されるが、この一つ一つの取り出し動作においてもタブによる缶蓋の内面側に施されたコーティングを傷つけることはなくなる。
開口操作を容易にした簡易開口式飲料缶の製造に供することが可能である。
本発明の缶蓋の一実施形態の平面図である。 図1の缶蓋の線A−Aに沿った拡大横断面図である。 図1の線X′−X′に沿った拡大縦断面図である。 図2に示される缶蓋を重ねた状態を示す図である。
符号の説明
1 缶蓋 2 缶蓋本体
3 環状溝 4 中央パネル部
6 タブ取り付け領域 7 切り込み
8 開口部 10 タブ
20 凹部 21 底面
22 側面 23 縁面

Claims (4)

  1. 周縁部に溝が環状に形成され、その環状の溝の内側領域に中央パネル部が形成され、前記中央パネル部には切り込みにより周縁が画定される開口部が形成され、前記中央パネル部には、開口部の一端近傍してタブの一端が固定されている缶蓋において、
    前記中央パネル部には前記タブに指を受けるための指受け凹部が形成され、前記指受け凹部は、中央部が最も深い凹状に湾曲する底面と、前記底面の周辺で接線方向に接続しかつ末広がりに伸びる側面とにより画定され、前記側面と前記中央パネル部の平面とが湾曲した縁面を介して互いに接続され、前記平面から前記底面までの深さが1.3mmないし1.5mmであることを特徴とする缶蓋。
  2. 請求項1に記載の缶蓋において、前記指受け凹部の前記縁面が、前記タブと前記中央パネル部との固定点と前記指受け凹部の中央とを通るY軸線上に短軸がありかつ前記Y軸線と直角な方向に長軸がある略長円の形状となることを特徴とする缶蓋。
  3. 請求項1又は2に記載の缶蓋において、短軸の長さLyは、6.4mmないし7.5mmの範囲であり、長軸の長さLxは15.1mmないし16.2mmである缶蓋。
  4. 有底筒状の缶本体に缶蓋が巻き締められて構成される缶において、請求項1から請求項3のいずれかに記載の缶蓋が用いられていることを特徴とする缶。


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