JP2006134176A - 共同利用パソコン利用方法およびサーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザ認証後、ユーザが使用するWindowsパソコンのiSCSIイニシエータから、サーバSにユーザIDとイニシエータ識別子を送信する。ユーザ認証部11がユーザIDの正当性を確認した後、ターゲット制御部12は、イニシエータ識別子、およびユーザIDに対応するターゲット仮想ボリュームを引数としたマッピングコマンド14を実行し、マッピングテーブル13中の前記イニシエータ識別子に仮想ボリュームを一時的にマッピングし、ユーザが使用するパソコン上で前記仮想ボリュームをネイティブドライブとしてマッピングする。
【選択図】 図1
Description
次に、共同利用コンピュータシステム1においてパソコン教室に設置された40台のパソコンC001〜C040のうちの一台をユーザが利用することを想定し、図1を参照しながら、その利用手順を説明する。
1.サーバS上に、ユーザ数分(ここでは40人を想定)+1(初期状態用)の仮想ボリューム(容量は必要に応じて)を作成し、イニシエータ側のパソコン(C001〜C040)からターゲット仮想ボリュームへの接続を可能とする。ここでは初期状態用としてVV000、ユーザ用としてVV001〜VV040という仮想ボリュームを作成する。また、これらの仮想ボリュームVV001〜VV040をイニシエータからフォーマットされた状態でアクセスできるようにしておく。ここでの001〜040の添え字は後述するユーザIDのU001〜U040と同一のものである。例えばユーザID「U001」の使用するターゲット仮想ボリュームは「VV001」となる。
2.サーバS上のターゲットソフトウェアを起動状態にしておく。
3.共同利用パソコンC001〜C040の全てにおいて、そのISCSIイニシエータソフトウェアのISCSIターゲットアドレスとして、サーバSのIPアドレスまたはFQDNを設定しておく。
4.サーバSのターゲットのマッピングテーブル13にイニシエータとなる共同利用パソコンを任意に識別できる識別子(iqnそのもの、またはiqnを識別するための名前等。以下、イニシエータ識別子とよぶ)を登録しておく。ここでは40台の共同利用パソコンを使用することとし、それぞれをC001〜C040として登録する。
5.イニシエータ識別子とターゲット仮想ボリュームをマッピングできるコマンド14を準備する。ここでは、サーバSをWindowsサーバとし、コマンドラインで実行できるIscsi_map.exeというコマンドとして例示する。
でパソコンにボリュームのマッピングを行い、
Iscsi_map.exe −u[イニシエータ識別子][ターゲット仮想ボリューム]
でマッピングを解除する。
6.サーバS上で、初期状態として全てのイニシエータにVV000をマッピングする。具体的には、
Iscsi_map.exe −m C001 VV000
・
・
・
Iscsi_map.exe −m C040 VV000
を実行する。
7.全ての共同利用パソコンC001〜C040のイニシエータにおいてマッピングされたターゲット仮想ボリューム(この時点ではVV000)に特定のドライブレターを割り振る(ここでは、U:(仮想ローカルドライブ)を割り振ることとする)。
8.全ての共同利用パソコンC001〜C040でWindows XP等の使用OSをベースとして必要なアプリケーションをインストールする。
9.全ての共同利用パソコンC001〜C040に制御用のwindowsユーザ(ここではadmin)と作業用のwindowsユーザ(user)を作成する。次に、userに対するユーザプロファイルディレクトリをU:に設定する。またはuserを作成した際に設定されたユーザプロファイルディレクトリがU:を指すようにシンボリックリンクを作成する。
10.全ての共同利用パソコンC001〜C040のadminユーザに、パソコン起動時にユーザ認証アプリケーションを作成し、自動実行するようにインストールする。ここでのユーザ認証は、サーバS上のターゲット仮想ボリュームの持ち主を特定できることが条件である。したがって、ユーザ認証アプリケーションは、各ユーザU001〜U040についてその利用者を認証し、その結果をサーバS上のユーザ認証部11に通知できるものであればよい。例えば、サーバSに事前に各ユーザしか知り得ないパスワード等の認証情報を登録してある前提で、それを認証する方法(一般のパスワード認証等)や、それに限らず、ワンタイムパスワードカード認証、ICカード認証、Windowsサーバの機能を利用したActiveDIRECTRY認証でもよい。以降の説明では、ユーザ認証アプリケーションを起動すると、web画面が立ち上がり、ユーザ名とパスワードの入力を要求し、サーバSのCGI(Common Gateway Interface)でユーザ認証を行うアプリケーションを一例として説明する。
11.ここまで作成した共同利用パソコンの状態を、起動時のユーザをadminとして、初期環境復元ソフトでプロテクトする。(プロテクトはセキュリティ向上のためであり、必須ではない)プロテクトとは、パソコンが再起動した際に、プロテクトした時のパソコンの環境が常に完全に復元されることを指す。つまり、プロテクト状態でいくらパソコンを利用しても再起動すると常にプロテクト状態に戻ることになる。
次に、利用シーケンスを図2により説明する。
(1)ユーザログイン
共同利用パソコンのいずれか(ここでは例としてC020)を起動する。
Iscsi_map.exe −m C020 VV001
のように、イニシエータ識別子、およびユーザIDに対応するターゲット仮想ボリュームを引数としたマッピングコマンド14をターゲット制御部12に発行する。ターゲット制御部12はマッピングコマンド14を実行し、マッピングテーブル13中の前記イニシエータ識別子「C020」に仮想ボリュームVV01を一時的にマッピングし、ユーザが使用するパソコンC020上で前記仮想ボリュームVV01をネイティブドライブとしてマッピングする(ステップ104)。コマンド実行後、CGIの返値として、ACKをパソコンC020に返す。
(2)ユーザ使用
userに切り替わった時点で、windowsOSはU:に対応する領域をユーザプロファイルとしてマウントするので、切替が完了すると(ステップ108)、ユーザU001は、自分のプロファイル環境を使用できる。
(3)利用終了
利用を終了する際は、端末をシャットダウンか再起動する。終了時には、サーバSに対して、
Iscsi_map.exe −u C020 VV001
を実行する指示を送り、ディスクドライブのリフレッシュ等を必要に応じて実行することにより、サーバ側でマッピングが解除され、U:のドライブレターが消滅する。その後、シャットダウンか再起動が実行される。
C001〜C040 共同利用パソコン
S サーバ
11 ユーザ認証部
12 ターゲット制御部
13 マッピングテーブル
14 マッピングコマンド
101〜111 ステップ
Claims (5)
- ユーザ毎のコンピュータ環境を構築して共同利用コンピュータをユーザに利用させる共同利用パソコン利用方法において、
ユーザ認証後、ユーザが使用するWindowsパソコンのiSCSIイニシエータから、ネットワーク上に接続されたiSCSIターゲットにユーザIDとイニシエータ識別子を送信し、前記送信されたユーザIDとイニシエータ識別子を受信したiSCSIターゲット上で、該ユーザIDに対応する仮想ボリュームを、受信したイニシエータ識別子に一時的にマッピングし、ユーザが使用するパソコン上で前記仮想ボリュームをネイティブドライブとしてマッピングする
ことを特徴とする共同利用パソコン利用方法。 - 前記利用するWindowsパソコンを、パソコンを再起動した際に管理者が設定した時のパソコンの環境が常に完全に復元されるアプリケーション上で利用する、請求項1記載の共同利用パソコン利用方法。
- 前記ネイティブドライブとしてマッピングした仮想ボリュームをWindowsユーザープロファイルとして割り付ける、請求項1または2に記載の共同利用パソコン利用方法。
- 前記ネイティブドライブとしてマッピングした仮想ボリュームを、共同利用パソコンの利用終了時にマッピング解除する、請求項3記載の共同利用パソコン利用方法。
- ユーザ毎のコンピュータ環境を構築して共同利用コンピュータをユーザに利用させる共同利用コンピュータシステムにおいて、
起動された共同利用パソコンから、ユーザIDとパスワードとイニシエータ識別子が送信されてくると、該ユーザIDの正当性を確認するユーザ認証手段と、
前記イニシエータ識別子、および前記ユーザIDに対応するターゲット仮想ボリュームを引数としてマッピングコマンドを実行し、前記ターゲット仮想ボリュームを前記イニシエータ識別子に一時的にマッピングし、ユーザが使用するパソコン上で前記仮想ボリュームをネイティブドライブとしてマッピングするターゲット制御手段と
を有するサーバ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004324111A JP4452156B2 (ja) | 2004-11-08 | 2004-11-08 | 共同利用パソコン利用方法およびサーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004324111A JP4452156B2 (ja) | 2004-11-08 | 2004-11-08 | 共同利用パソコン利用方法およびサーバ |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009067742A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Nisshin Seifun Group Inc | 抗アレルギー剤及び抗アレルギー食品 |
JP2009237827A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Hitachi Ltd | 記憶システム及びその管理方法並びに記憶制御装置 |
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US8316133B2 (en) | 2006-06-15 | 2012-11-20 | Nec Corporation | Thin client system using session managing server and session managing method |
US8364830B2 (en) | 2006-12-05 | 2013-01-29 | Nec Corporation | Connection control in thin client system |
-
2004
- 2004-11-08 JP JP2004324111A patent/JP4452156B2/ja active Active
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JP4452156B2 (ja) | 2010-04-21 |
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