JP2006134127A - 警察官支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 主として外国人等との職務質問等を容易に行え、外国人等によるテロ・犯罪等の防止もしくは抑止力を可能とする警察官支援システムを提供する。
【解決手段】 データベースセンター2と通訳通信センター3とをコンピュータネットワークで接続し、通訳通信センター3は警察官の移動携帯端末4と通信可能とする。データベースセンター2は、国際手配者データが記憶格納してあるデータベースを通訳通信センター3に提供するデータベースサーバー手段2Aを備え、通訳通信センター3は、通訳スタッフPを配備し、国際手配の照合を行う通訳・照合手段3Aを備え、移動携帯端末4は、外国人応接時の外国語・母国語による会話、外国人の個人識別情報等を通訳通信センター3に送信し、照合データを受信する高速通信手段5と、通訳後の外国語を伝える発声手段6とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば職務質問を外国人に行う場合等に利用できるように、その外国人との通訳会話機能、警察官保護機能、情報収受伝達機能、盗難防止機能、その他外国人応接に必要な各種の機能を備えた警察官支援システムに関するものである。
近年、外国人による犯罪が首都圏を中心に増加の一途を辿っており、このような犯罪の防止対策として、警察官の外国人に対する職務質問に際し、外国人と警察官との確実な意思の疎通が図られることが必要となっている。しかしながら、従来では外国人と警察官との会話が的確に行われないため、警察官の意思が外国人に伝わらず、これによって外国人による犯罪は野放し状態となってしまうのが実情である。例えば、犯罪者と見られる外国人との職務質問の際に言葉が通じないため、不審人物にはとことん質問ができず警察官としての職務を全うすることができない。これを解決するためには、現状においては警察官に英会話やハングル会話等の外国語会話を勉強させる必要があるが、このような会話レッスンを十分に時間をかけて習得させるには、犯罪警備のために忙しくて時間の採れない警察官にあっては無理がある。
また従来においては、特許文献1乃至3に示すように、直接的に同じ言語でのコミュニケーションが不可能な担当者と外国人とが存在する窓口側の端末装置もしくは携帯電話機等と、言語の通訳を行うことが可能な通訳者が存在する通訳サービスセンターとがネットワークで接続された通訳システムなる技術が数多く提案されている。また、特許文献4または5に示すように、通訳サービスを提供する事業体と、通訳サービスを受けることを希望するユーザーとが通信回線を介して互いに接続可能とした通信サービスシステムも提案されている。
特開2002−223299号公報 特開2002−163400号公報 特開2002−223303号公報 特開2002−237897号公報 特開2003−32373号公報
しかしながら、従来における通訳システムや通信サービスシステム等を、警察官が外国人に職務質問を行うための警察官支援システムに適用した場合には、外国人との会話以外に、警察官自身を保護するための機能と、パスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配に関する照合データ情報の的確且つ迅速な収受伝達を行う機能と、会話情報の第三者側への傍受や移動端末自体の盗難等を防止する機能と、その他外国人応接の際に必要な各種の機能とを必要とするのであるが、従来における通訳システムや通信サービスシステム等にあっては、これらが十分に満たされていないのが現状である。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、警察官が外国人に職務質問を行うに際し、警察官に対する同時通訳を行うことで外国人との会話を確実且つ迅速に行えるものとなって外国人のパスポート提示からさらに突っ込んだ母国語による質問が実現可能となるようにすると共に、警察官自身を保護するための機能と、パスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配に関する照合データ情報の的確且つ迅速な収受伝達を行う機能と、会話情報の第三者側への傍受や移動端末自体の盗難等を防止する機能と、その他外国人応接の際に必要な各種の機能とを具備させることで、外国人によるテロの防止、犯罪の防止もしくは抑止力を可能とした警察官支援システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、データベースセンター2と通訳通信センター3とがコンピュータネットワークで接続され、通訳通信センター3は警察官が携帯する移動携帯端末4と通信接続可能としてある警察官支援システム1であって、データベースセンター2は、パスポートデータ、指紋データ、顔写真データ、経歴データ等の海外もしくは国内の国際手配者データが予め記憶格納されたデータベースを通訳通信センター3に提供するデータベースサーバー手段2Aを備え、通訳通信センター3は、数カ国語の通訳スタッフPを配備させることで同時通訳を可能とし且つデータベースセンター2のデータベースサーバー手段2Aに基づきパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合を行う通訳・照合手段3Aを備え、移動携帯端末4は、外国人応接時の母国語による会話情報、およびパスポート、指紋、顔写真、経歴等の画像情報を通訳通信センター3に送信し、当該通訳通信センター3の通訳・照合手段3Aによって母国語を外国語に通訳してパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合データと共に受信させる高速通信手段5と、母国語を通訳した外国語を外国人に伝え、外国語を通訳した母国語を警察官に伝える発声手段6とを備えたものである。
また、移動携帯端末4は、情報収受伝達用の高速通信手段5としてのIP携帯電話機能12と、通常時でのデジタル警察無線機能および外国人応接時での外国語・母国語入力機能を備えたマイクロフォン13、その通訳後の母国語を出力する骨伝導スピーカー14から成る通訳伝達手段7と、音量の瞬時切り替えを可能とし且つ外国人応接時での外国語出力機能を備えた発声手段6としてのラウドネススピーカー15と、記録可能な撮影用カメラ16および指紋取得認証機能17を備えた職務質問補助ツール18と、装着者の緊急状況および位置情報把握用のGPS装置19と、心拍等の装着者の生体情報を把握する生体反応測定装置20と、盗難時に全機能を停止させる盗難時破壊機能とを肩掛によって胸当配置される携帯具本体11に集約配置させて成るものとできる。
さらに、高速通信手段5は、符号分割多重接続(CDMA)方式に時分割復信(TDD)方式を加え、双方向を時分割で細かく切り替えて通信を行う情報漏洩防止機能を備えたTD−SCDMA方式によるものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係る警察官支援システム1にあって、データベースサーバー手段2Aは、通訳通信センター3からの要求に応じて、パスポートデータ、指紋データ、顔写真データ、経歴データ等の海外もしくは国内の国際手配者データが予め記憶格納されたデータベース内の情報を当該通訳通信センター3に提供させる。
通訳・照合手段3Aは、移動携帯端末4の高速通信手段5としてのIP携帯電話機能12から通訳通信センター3に送信された外国人応接時の母国語による会話情報を、通訳通信センター3で配備されている通訳スタッフPによって外国語に同時通訳させてから移動携帯端末4側へ送信させた後、発声手段6としてのラウドネススピーカー15によって外国人に伝達させ、また職務質問者の警察官に通訳伝達手段7にて同内容の母国語例えば日本語を伝達させる。
また、移動携帯端末4から通訳通信センター3に高速通信手段5としてのIP携帯電話機能12を介して送信されたパスポート、指紋、顔写真、経歴等の画像情報を、通訳通信センター3で配備されている通訳スタッフPに入手させ、データベースセンター2のデータベースサーバー手段2Aに基づきパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合を行わせた後、当該照合データを移動携帯端末4側へ送信させマイクロフォン13・骨伝導スピーカー14によって、職務質問中の警察官に伝達させる。
職務質問補助ツール18における撮影用カメラ16は、対面している外国人の静止画・動画映像を通訳通信センター3に高速通信手段5を介して伝送させて記録させる。
また、職務質問補助ツール18における指紋取得認証機能17は、被疑者である外国人の指紋を取得させ、指紋認証時には静止画像として通訳通信センター3に高速通信手段5を介して伝送させて記録させる。
GPS装置19は、装着者である警察官の現在地の示す位置を通訳通信センター3にリアルタイムに常時送出させることで緊急状況および位置情報を把握させる。
生体反応測定装置20は、心拍等の装着者の生体情報を把握させる。
盗難時破壊機能は、盗難時に全機能を停止させ、不正使用を防止させる。
高速通信手段5としてのIP携帯電話機能12機能、マイクロフォン13・骨伝導スピーカー14から成る通訳伝達手段7、発声手段6としてのラウドネススピーカー15、職務質問補助ツール18、GPS装置19、生体反応測定装置20、盗難時破壊機能それぞれを集約配置させて成る肩掛によって胸当配置される携帯具本体11は、外国人との会話機能、警察官保護機能、国際手配に関する照合データの情報収受伝達機能、盗難防止機能等の各種の警察官支援機能の集約化されたシステムを構築させる。
TD−SCDMA方式による高速通信手段5は、高速・高秘話通信を可能にさせ、情報漏洩防止機能によって不正なる第三者からの傍受を防止させる。
本発明によれば、警察官が外国人に職務質問を行うに際し、警察官に対する同時通訳を行うことで外国人との会話を確実且つ迅速に行えるものとなって外国人のパスポート提示からさらに突っ込んだ母国語による質問が実現可能となると共に、警察官自身を保護するための機能と、パスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配に関する照合データ情報の的確且つ迅速な収受伝達を行う機能と、会話情報の第三者側への傍受や移動端末自体の盗難等を防止する機能と、その他外国人応接の際に必要な各種の機能とを具備させることで、外国人によるテロの防止、犯罪の防止もしくは抑止力を可能とする。
すなわちこれは、本発明が、データベースセンター2と通訳通信センター3とがコンピュータネットワークで接続され、通訳通信センター3は警察官が携帯する移動携帯端末4と通信接続可能としてある警察官支援システム1であって、データベースセンター2は、パスポートデータ、指紋データ、顔写真データ、経歴データ等の海外もしくは国内の国際手配者データが予め記憶格納されたデータベースを通訳通信センター3に提供するデータベースサーバー手段2Aを備え、通訳通信センター3は、数カ国語の通訳スタッフPを配備させることで同時通訳を可能とし且つデータベースセンター2のデータベースサーバー手段2Aに基づきパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合を行う通訳・照合手段3Aを備え、移動携帯端末4は、外国人応接時の母国語による会話情報、およびパスポート、指紋、顔写真、経歴等の画像情報を通訳通信センター3に送信し、当該通訳通信センター3の通訳・照合手段3Aによって母国語を外国語に通訳してパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合データと共に受信させる高速通信手段5と、母国語を通訳した外国語を外国人に伝え、外国語を通訳した母国語を警察官に伝える発声手段6とを備えたからであり、これにより、警察官が外国人に職務質問を行うに際し、警察官に対する同時通訳を行うことで外国人との会話を確実且つ迅速に行うことができると共に、パスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配に関する照合データ情報の的確且つ迅速な収受伝達を行うことができる。
また、移動携帯端末4は、情報収受伝達用の高速通信手段5としてのIP携帯電話機能12と、通常時でのデジタル警察無線機能および外国人応接時での外国語・母国語入力機能を備えたマイクロフォン13、その通訳後の母国語を出力する骨伝導スピーカー14から成る通訳伝達手段7と、音量の瞬時切り替えを可能とし且つ外国人応接時での外国語出力機能を備えた発声手段6としてのラウドネススピーカー15と、記録可能な撮影用カメラ16および指紋取得認証機能17を備えた職務質問補助ツール18と、装着者の緊急状況および位置情報把握用のGPS装置19と、心拍等の装着者の生体情報を把握する生体反応測定装置20と、盗難時に全機能を停止させる盗難時破壊機能とを肩掛によって胸当配置される携帯具本体11に集約配置させて成るので、外国人との直接的な迅速な会話機能、警察官保護機能、国際手配に関する照合データの情報収受伝達機能、盗難防止機能等の各種の警察官支援機能の集約化されたシステムを容易に構築することができる。しかもIP携帯電話機能12と無線基地局によるデモンストレーションの設定が可能で且つデジタル通信により様々な通信も可能となり、加えて救急車内の外国人救急患者問診にも応用できる。
さらに、高速通信手段5は、符号分割多重接続(CDMA)方式に時分割復信(TDD)方式を加え、双方向を時分割で細かく切り替えて通信を行う情報漏洩防止機能を備えたTD−SCDMA方式によるものとしたので、高速・高秘話通信を可能にし、しかも情報漏洩防止機能によって不正なる第三者からの傍受を未然に防止することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
以下図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、主として外国人を職務質問するとき等の外国人応接に必要な機能を備えた警察官支援システムである。この警察官支援システム1は図1に示すように、例えばパスポートデータ、指紋データ、顔写真データ、経歴データ等の海外もしくは国内の国際手配者データが予め総合データベースサーバ2Bのデータベース内に記憶格納され、コンピュータネットワークによってこれらデータをOMターミナルと認証サーバとによるデータベースサーバー手段2Aを介して配信可能として成るデータベースセンター2と、データベースセンター2にコンピュータネットワークを介して世界中で通信可能となるように接続され、例えば中国語、ハングル語、タイ語、インド語、ポルトガル語、スペイン語等の数カ国語を母国語に翻訳できる数人の通訳スタッフPを配備させることで同時通訳を可能とし且つデータベースセンター2に設けられたデータベースサーバー手段2Aに基づきパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合を行う通訳・照合手段3Aを備えた通訳通信センター3と、通訳通信センター3と通信接続可能とした警察官携帯用の移動携帯端末4とから概ね構成されている。
そして移動携帯端末4は、有効なデジタル通信方式として例えば情報漏洩防止機能を備えたTD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式による高速通信手段5によって通訳通信センター3と情報交換ができるIP(インターネットプロトコル)携帯電話機が使用できるようにしてある。このためのIP携帯電話機能12は、例えばアプリケーション層、プレゼンテーション層、セッション層、トランスポート層、ネットワーク層、データリンク層、物理層等のレイヤーと呼ばれる7つの階層で構成されるOSI(開放型システム間結合)を標準から変更することで通常のIP携帯電話機能12とは異なるものとして採用する。したがって、接続には、周波数の同期、伝送プロトコル、常時変化するMACアドレスの取得、端末機能応答、指紋認証の5つのステップが必要となる。
またTD−SCDMA方式は、符号分割多重接続(CDMA)方式に時分割復信(TDD)方式を加え、上りと下りの双方向を時分割で細かく切り替えて通信を行うものである。通常は別の周波数帯域を利用する上りと下りとのチャンネルを一本化し、周波数を有効に使用できるものであり、このため、周波数帯域の不足しがちな大都市圏での通信手段として有利なものとしている。しかもこれによると伝播距離の拡大と通話チャンネルの増大が可能となり、格安で設備投資の縮小が図れるもので、例えば上りは1チャンネル、下りは2チャンネルとすることで外国語は例えば職務質問対象者の外国人に聞かせるように後述するラウドネススピーカ15へ、当該外国人が発した外国語を通訳した後の母国語例えば日本語は職務質問者である警察官に聞かせるように骨伝導スピーカー14へ接続されるものとしてある。また、情報漏洩防止機能としては、IP携帯電話機能12による無線回線の盗聴を防止するために、例えば2ビットの暗証コード化方式等による最新のデータ暗号化技術を導入し、しかも無線信号の圧縮を行うことで情報交換のスピード化とメモリの効率化を図れるようにしてある。
このようなTD−SCDMA方式による高速通信手段5によって、例えば警察官による外国人との職務質問に際し、当該警察官の母国語による会話情報、および外国人のパスポート、指紋、顔写真、経歴等の画像情報を通訳通信センター3に送信し、当該通訳通信センター3の通訳・照合手段3Aによって母国語を外国語に通訳してパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合データと共に受信させると共に、この通訳した外国語を移動携帯端末4に備えた発声手段6によって外国人に伝えるようにすることで外国語と母国語例えば日本語とによる同時会話ができるようにしてある。また、通訳通信センター3内のサーバー側は、データベースセンター2におけるデータベースサーバー手段2Aとのインターネット接続によるアクセスにより照合データを取得してパスポートの顔写真照合、指紋照合、経歴照合等に加えて音声認識照合が行われ、さらにこれらの照合に加えて嘘発見器による検査の結果を移動携帯端末4のIP携帯電話機能12機能に送信するようにしてある。尚、通訳通信センター3内のサーバー側は情報配信の漏洩が不正に行われないよう運用監視センター3Bに接続されている。
尚、通訳通信センター3は、適数人の同時通訳者によらずに機械的処理によって自動翻訳し、それを高速通信手段5を介して移動携帯端末4との間で通信させるようにしても良い。
次に、警察官の所持する移動携帯端末4の具体的構成について説明すると、図2に示すように、本発明に係る移動携帯端末4は、前記した高速通信手段5による外国人との会話機能、警察官保護機能、情報収受伝達機能、盗難防止機能、その他各種の機能を備え、例えば警察官の制服もしくは防弾チョッキ等の例えば左肩から胸にかけて当接配置される肩掛け鎧タイプの携帯具本体11によって形成されている。
具体的には、この携帯具本体11の肩当側部分には、装着者の緊急状況および位置情報を把握するためのGPS装置19が内蔵された情報収受伝達用のIP携帯電話機能12と、通常時のデジタル警察無線機能から外国人応接時での当該外国人の外国語、警察官の母国語等の外国語・母国語入力機能を備えたマイクロフォン13、その通訳後の母国語の音声を出力するよう、例えば警察官の頭部の耳部近傍に装着される骨伝導スピーカー14から成る通訳伝達手段7と、音量の瞬時切り替えを可能とし且つ外国人応接時での、母国語の通訳後での外国語を当該外国人に聞かせるようにした外国語出力機能を備えた小型の発声手段6としてのラウドネススピーカー15と、ラウドネススピーカー15の音量切換トグルスイッチ21とを配設してある。
また、携帯具本体11の胸当側部分には、記録可能な撮影用カメラ16および指紋取得認証機能17を備えた職務質問補助ツール18と、心拍等の装着者の生体情報を把握する生体反応測定装置20と、プッシュ型コールスイッチ22とを配設してある。尚、この携帯具本体11には、盗難時に全機能を停止させるための盗難時破壊機能を備えている。また、情報収受伝達用のIP携帯電話機能12の他に携帯情報通信端末PDAを備えていても良い。
具体的な携帯具本体11の構成ブロックとしては、図3に示すように、前記したTD−SCDMA方式による高速通信手段5によって通訳通信センター3に接続可能なIP携帯電話機能12と、ROM31A、RAM31B、VRAM31C等のメモリー回路31とを、CPU(中央演算処理装置)と周辺機器を繋ぐ計算装置バス31に備え、計算装置バス31からAC/DC変換回路32と増幅回路33とを介して、骨伝導スピーカー14、マイクロフォン13、音量切換トグルスイッチ21付きのラウドネススピーカー15、生体反応測定装置20それぞれを接続してある。また、計算装置バス31には充電器認識機能34を備えた電源スイッチ35を介して、指紋認証用のアタッチメント36を装着可能とした撮影用カメラ16、無線通信周波数分配器37であるITU656、モーションJPEG38が接続されている。さらに、計算装置バス31には各種表示用の単層LCD39が接続されていることで構成してある。
IP携帯電話機能12は、従来の交換機方式の端末とは異なり、特殊な設備を使わずに同時に1対1の通話や、1対複数の通話を可能にしている。そして、前記したTD−SCDMA方式による高速通信手段5によって高秘話による高速通信が可能で、しかも情報漏洩防止機能によって不正なる傍受を全て防げるようにしてある。また、通訳通信センター3への接続認証としては、例えばLANで利用する通信回線等に必要とされるMACアドレス登録を行うものとしているが、このMACアドレスは、初期値を示すのみで実際のMACアドレスは常時変化するものとしてある。これにより不正アクセスがあったときは、MACアドレス自体にずれが生じるためアタックされたことが分かる。ところがアタックされたMACアドレスは、本来のアドレスとは変化しているため、次回も同様なアクセスが必要な上、端末機能を基地局で確認することにより、その端末機能が無ければ通信回線への接続が自動的にキャンセルされるようにしてある。
またこのIP携帯電話機能12はコマーシャルベースのものを基本的に使用しているが、無線通信周波数分配器37による周波数割り当ては独自のものを割り当てるものとし、これにより警察無線として使用できるものとしてある。この周波数割り当てを特殊なものとすることにより、周波数自体を傍受するだけでも困難を極めるものである。また、OSIレイヤを標準から変更することで、通常のIP携帯電話機能12とは異なるものを採用している。したがって、通信回線への接続には、周波数の同期(システム把握)、伝送プロトコル(システム把握)、常時変化するMACアドレスの取得(端末固体認証)、端末機能応答(端末基本機能認証)、指紋認証(利用者認証)の合計5ステップが必要になる。また、情報取得には、ストリーム暗号解析を必要とする。
通訳伝達手段7のマイクロフォン13・骨伝導スピーカー14は、通常使用の際にはデジタル警察無線としての機能を有し、外国人との応接の際には、外国人が発した外国語はマイクロフォン13にて収集して運用監視センター3に送信され、それを通訳した母国語である例えば日本語は骨伝導スピーカー14からこれを頭部に装着している警察官に伝達され、警察官が発した母国語はマイクロフォン13にて収集されて運用監視センター3に送信されて、それを通訳した外国語はラウドネススピーカー15から出すことができるようにしてある。
ラウドネススピーカー15は、音量切換トグルスイッチ21によって静かな場所や騒がしい場所によって音量を変えることができるが、音量を聞きながら変化させたのでは間に合わないため、音量を瞬時に変えることができるようにしてある。例えば音量を60デシベルから110デシベルに設定しておき、用途によって会話から威嚇モードにワンタッチで切り替えられるようにしてある。
職務質問補助ツール18としての撮影用カメラ16は、前後撮影可能なビデオグラフィックスアレイ(VGA)サイズのもので映像を通訳通信センター3に電送し、これにアタッチメントを装着するだけで指紋取得認証機能17に切り替わるものとしてある。また、撮影用カメラ16には手振れ防止装置を取り付け、記録方式としては裁判所等に提出して採用することができるよう例えばJPEG方式等を使用している。
映像の記録は、衝撃カメラ機能方式と通訳通信センター3記録方式との2通りとしてあり、衝撃カメラからのフラグは、映像データと同期をとって通訳通信センター3に記録されるため、撮影用カメラ16が破壊されても容易に検索可能で且つ映像閲覧が可能であるものしてある。
指紋取得認証機能17は、被疑者の指紋を取得する機能以外に、指紋登録者以外が使用できない機能にも用いるものとしてある。指紋認証時には動画モードから静止画モードに切り替わり、より鮮明な映像を送出することができるようにしてある。利用開始時は、アタッチメント装着後、指紋認証を行えば即時に使用可能としてある。このときの端末認証は通訳通信センター3で行うため、誰が何時に何処で利用したかが分かる。また、各種の表示が可能な単層LCD39によってパスポートの紹介も可能としてある。さらに、携帯具本体11に不図示の音声認識機能を内設することで警察官が特定のキーワード、例えば「通訳」と発言すると、その音声認識によって自動的に通訳通信センター3に繋がって翻訳を開始するようにしてある。
GPS装置19は、警察官の位置を通訳通信センター3に常時送出しているため、緊急時に、例えば「窃盗」等と一言発声すれば、状況把握が可能となるようにしてある。また、単層LCDによって自分の位置情報が表示されるため、通訳通信センター3等で出力表示される地図情報により道案内のツールとしても使えるようにしてある。尚、この道案内のツールは、警察官が携帯装着する移動携帯端末4に液晶等による表示装置を、必要があれば着脱自在にして、関連付設しておき、それによって警察官が自らの位置を直接に確認しながら移動できるようにすることも可能である。
生体反応測定装置20能は、携帯具本体11の装着場所を警察官の左胸に指定することにより、具体的には携帯具本体11の一部を心先すなわち心音を拾う心臓下部に届くように装着することにより、装着者の心拍等を拾うことができるようにしてある。この生体反応が拾えなくなったときは、装着者に異常があった場合か、装備が例えば強制的に解かれた場合かであるので、その警報アラームを通訳通信センター3に通知する。これによって早期に事件発見に繋がる。左胸装着部の体接触面積を大きくし、強化することにより、装着者の心臓を保護することにも繋がるようにしてある。
盗難時破壊機能は、自体でもって不正使用が防げるが、以下の機能を付加することにより完全となる。基本的には、充電池で作動するが充電器に同期機能が入っており、指定された充電器以外で充電すると機能を停止するようにしてある。また、機能復活時は指定の充電器で充電することにより全機能が復活できるようにしてある。
次に、携帯具本体11の使用方法の一例について説明すると、移動携帯端末4である携帯具本体11を身に付けた警察官が外国人に対し職務質問を行うに際し、警察官はプッシュ型コールスイッチ22を押して通訳通信センター3を呼び出す。このとき職務質問補助ツール18としての撮影用カメラ16は常に通訳通信センター3に接続しており、対面している外国人の動画映像を通訳通信センター3に高速通信手段5を介して常時電送させて記録している。
また、指紋取得認証が必要となれば撮影用カメラ16にアタッチメント36を装着するだけで指紋取得認証機能17に切り替わり、被疑者である外国人の指紋を取得しておき、指紋認証時には静止画像として通訳通信センター3に高速通信手段5を介して電送し記録する。
外国人応接時の外国人の外国語と警察官の母国語とによる会話情報は、通訳伝達手段7を介して、外部集音用のマイクロフォン13からIP携帯電話機能12に取り込まれて高速通信手段5により通訳通信センター3に送信され、この通訳通信センター3で通訳・照合手段3Aとして配備されている通訳スタッフPによって母国語と外国語とを同時通訳させてから移動携帯端末4側へ送信させた後、通訳後の母国語は骨伝導スピーカー4によって警察官に、また、通訳後の外国語は発声手段6としてのラウドネススピーカー15によって外国人にそれぞれ伝達する。
また、携帯具本体11のIP携帯電話機能12から通訳通信センター3に高速通信手段5によって送信されたパスポート、指紋、顔写真、経歴等の画像情報を、通訳通信センター3で配備されている通訳スタッフPに入手させ、データベースセンター2のデータベースサーバー手段2Aに基づきパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合を行わせる。このとき、データベースサーバー手段2Aは、通訳通信センター3からの要求に応じて、パスポートデータ、指紋データ、顔写真データ、経歴データ等の海外もしくは国内の国際手配者データが予め記憶格納された総合データベースサーバ2Bのデータベース内の情報を当該通訳通信センター3に提供させる。その後、照合データを携帯具本体11のIP携帯電話機能12側へ送信し、骨伝導スピーカー14もしくはラウドネススピーカー15でもって職務質問中の警察官に伝達する。
また、GPS装置19により装着者の示す位置を通訳通信センター3にリアルタイムに常時送出させることで緊急状況および位置情報を常に把握できるようにしている。さらに、生体反応測定装置20は、心拍等の装着者の生体情報を常に把握把握し、この生体反応が拾えなくなったときは、装着者に異常があったか装備が強制的に解かれたか等したものと判断してアラームを通訳通信センター3に通知する。加えて、盗難時破壊機能によって携帯具本体11の盗難にあった時には携帯具本体11自体の全機能を停止して不正使用を防止する。
本発明を実施するための最良の形態を示すシステム構成図である。 同じく移動携帯端末としての携帯具本体の一例を示す斜視図である。 同じく移動携帯端末の一例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
P…通訳スタッフ
1…警察官支援システム 2…データベースセンター
2A…データベースサーバー手段 2B…総合データベースサーバ
3…通訳通信センター 3A…通訳・照合手段
3B…運用監視センター 4…移動携帯端末
5…高速通信手段 6…発声手段
7…通訳伝達手段
11…携帯具本体 12…IP携帯電話機能
13…マイクロフォン 14…骨伝導スピーカー
15…ラウドネススピーカー 16…撮影用カメラ
17…指紋取得認証機能 18…職務質問補助ツール
19…GPS装置 20…生体反応測定装置
21…音量切換トグルスイッチ 22…プッシュ型コールスイッチ
31…計算装置バス 31A…ROM
31B…RAM 31C…VRAM
31…メモリー回路 32…AC/DC変換回路
33…増幅回路 34…充電器認識機能
35…電源スイッチ 36…指紋認証用のアタッチメント
37…無線通信周波数分配器 38…モーションJPEG
39…単層LCD

Claims (3)

  1. データベースセンターと通訳通信センターとがコンピュータネットワークで接続され、通訳通信センターは警察官が携帯する移動携帯端末と通信接続可能としてある警察官支援システムであって、データベースセンターは、パスポートデータ、指紋データ、顔写真データ、経歴データ等の海外もしくは国内の国際手配者データが予め記憶格納されたデータベースを通訳通信センターに提供するデータベースサーバー手段を備え、通訳通信センターは、数カ国語の通訳スタッフを配備させることで同時通訳を可能とし且つデータベースセンターのデータベースサーバー手段に基づきパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合を行う通訳・照合手段を備え、移動携帯端末は、外国人応接時の母国語による会話情報、およびパスポート、指紋、顔写真、経歴等の画像情報を通訳通信センターに送信し、当該通訳通信センターの通訳・照合手段によって母国語を外国語に通訳してパスポート、指紋、顔写真、経歴等の国際手配の照合データと共に受信させる高速通信手段と、母国語を通訳した外国語を外国人に伝え、また外国語を通訳した母国語を警察官に伝える発声手段とを備えたことを特徴とする警察官支援システム。
  2. 移動携帯端末は、情報収受伝達用の高速通信手段としてのIP携帯電話機能と、通常時でのデジタル警察無線機能および外国人応接時での外国語・母国語入力機能を備えたマイクロフォン、その通訳後の母国語を出力する骨伝導スピーカーから成る通訳伝達手段と、音量の瞬時切り替えを可能とし且つ外国人応接時での外国語出力機能を備えた発声手段としてのラウドネススピーカーと、記録可能な撮影用カメラおよび指紋取得認証機能を備えた職務質問補助ツールと、装着者の緊急状況および位置情報把握用のGPS装置と、心拍等の装着者の生体情報を把握する生体反応測定装置と、盗難時に全機能を停止させる盗難時破壊機能とを肩掛によって胸当配置される携帯具本体に集約配置させて成る請求項1記載の警察官支援システム。
  3. 高速通信手段は、符号分割多重接続方式に時分割復信方式を加え、双方向を時分割で細かく切り替えて通信を行う情報漏洩防止機能を備えたTD−SCDMA方式によるものとした請求項1または2記載の警察官支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011061284A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Nec Corp 放送装置、放送方法およびプログラム
JP2016066983A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 綜合警備保障株式会社 通訳サービスシステム及び通訳サービス方法

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