JP2006133283A - 小型ズームレンズ - Google Patents

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Yoji Kubota
洋治 久保田
Takashi Sugiyama
隆 杉山
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Abstract

【課題】携帯電話搭載カメラ等に適した小型でコンパクトな3群構成の小型ズームレンズを提案すること。
【解決手段】小型ズームレンズ100は、像側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ1および物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズ2とを備えた第1レンズ群Iと、正の屈折力を有する第1レンズ3、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズ4、および正の屈折力を有する第3レンズ5を備えた第2レンズ群IIと、正の屈折力を有する1枚のレンズ6からなる第3レンズ群IIIとを有し、これらのレンズ群が物体側から順に配置され、第1、2および3の各レンズ群は、それぞれ、少なくとも一つのレンズ面が非球面である。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCDやCMOSなどの受光素子を用いた携帯電話などに使用される軽量な小型ズームレンズに関するものである。
最近、携帯電話などに用いるメガオーダー以上の解像度が要求される高精細ズームレンズについては、静止画および動画兼用のニーズが高く、そのため、シャッターやアイリス機構が必要である。しかしながら、これらの用途に用いられるズームレンズは小型化および軽量化が強く要求されているので、レンズ系にシャッターやアイリスの挿入スペースを確保することが困難である。
すなわち、このようなレンズ系を用いたカメラでは、CCDやCMOSを用いることが一般的であり、これらの受光素子の特性に起因して、周辺部への入射角を小さく保つことが求められている。このため、アイリス挿入場所によっては、ワイド端における主光線の最大射出角が大きくなり過ぎる問題が発生するので、多くの場合には、第2レンズ群の前面に配置して、最大射出角を小さく抑えるようにしている。
このような点を考慮したズームレンズは、例えば、下記の特許文献1ないし4に開示されており、これらはいずれも主としてデジタルカメラ用のズームレンズに関するものである。特許文献1では、非球面を適切に用いることによりレンズ全長の短縮化を図り、全域での色収差を含む諸収差を良好に補正し、3倍程度のデジタルカメラに適したズームレンズとしている。特許文献2では、第2レンズ群の移動量を小さくして小型化を図り、歪曲収差を十分に補正でき、高画素のデジタルカメラ等に最適な3倍程度のコンパクトなズームレンズとしている。特許文献3では、樹脂材による非球面レンズを効果的に配することにより高解像度で歪曲収差が小さく、バックフォーカスが長く、テレセントリック性が良好なコンパクトで構成枚数の少ないズームレンズとしている。また、特許文献4では、口径比が2.8以上で30度以上の画角を包含し、高解像度の撮像素子を備えた小型ビデオカメラ、デジタルカメラ等に適した、小型・コンパクト化を狙ったズームレンズとなっている。いずれの場合においても、携帯電話搭載カメラに適用可能な程度には、小型化、コンパクト化が図られていない。
特開平11−287953号公報 特開2001−33701号公報 特開2003−57545号公報 特開2003−140041号公報
CCDやCMOS等の素子を用いるデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等にあって、画素の読み出し時において、強い光源が被写体にある場合、スミア防止が必要となる。また、動きのある被写体の歪み防止等のためにシャッターや光量の低減のための絞りやNDが必須となってきた。
本発明の課題は、上記の点に鑑みて、携帯電話搭載カメラに適した小型でコンパクトな3群構成の小型ズームレンズを提案することにある。
すなわち、シャッターやアイリスを第2レンズ群の第1レンズの後方または第2レンズの後方に配置するにも拘わらず、ワイド端における主光線の最大射出角をほぼ19度以内に抑え、空気間隔とレンズ肉厚の比を適切に設定することにより、ズーム全域における球面収差およびコマ収差のバランスを安定的に保つことができ、同時に、軸上および軸外の色収差を良好に補正することのできる3群構成の小型ズームレンズを提案することにある。
本発明の小型ズームレンズは次の構成を備えたことを特徴としている。
(a)物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配列されている。
(b)変倍に際しては、前記第3レンズ群が固定され、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群が移動するようになっている。
(c)前記第1レンズ群は、物体側より順に配列された、像側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズとを備えている。
(d)前記第2レンズ群は、物体側より順に配列された、正の屈折力を有する第1レンズと、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとを備えている。
(e)前記第3レンズ群は正の屈折力を有する1枚のレンズを備えている。
(f)前記第1、2および3の各レンズ群は、それぞれ、少なくとも一つのレンズ面が非球面である。
ここで、本発明の小型ズームレンズは次の条件式を満足することが望ましい。
0.7<ΣdII/fw<1.5 (1)
0.2<Σd2a/ΣdII<0.6 (2)
0.5<fA/f2<1.0 (3)
|R5/R6|<1.0 (4)
0.1<fw/f3<0.5 (5)
但し、
ΣdII:第2レンズ群における最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの軸上の距離
fw:ワイド端の焦点距離
Σd2a:第2レンズ群の空気間隔の和
fA:第2レンズ群の最も物体側で正の屈折力を有する第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズ群の合成焦点距離
R5:第2レンズ群の第1レンズの物体側レンズ面の曲率半径
R6:第2レンズ群の第1レンズの像側レンズ面の曲率半径
f3:第3レンズ群の焦点距離
上記の条件式(1)について説明すると、従来では、第2レンズ群の前方にアイリスおよびシャッターなどを入れることが多い。この理由は、CCDやCMOSの特性上、これらの素子への最大入射角を小さく抑えるためである。しかしながら、第2レンズ群の構成レンズ枚数を3枚程度と少なくして、なお高い画質を得るためには、第2レンズ群を構成するレンズの空気間隔、所謂、空気レンズの利用が極めて重要である。
本発明では、この点に鑑みて、第2レンズ群の第1レンズの後方に比較的大きな空気間隔を設けることにより、アイリスおよびシャッター機構を当該第1レンズの後方に配置できるようにしている。このようにすると、テレ(TELE)端およびワイド(WIDE)端における、軸上、軸外に光束が通過する光軸からの高さを大きくすることが可能となる。よって、第1レンズのレンズ面を非球面とした場合には、当該非球面による効果を最大限に利用することが可能となる。また、この空気間隔を条件式(1)を満足するように設定することにより、高画質でコンパクトな小型ズームレンズを実現できる。
条件式(2)は、第2レンズ群の中間部に、シャッターおよびアイリスを挿入可能にすると同時に、ズーム全域での球面収差およびコマ収差のバランスと軸外の色収差を安定的に保つための条件式である。上限0.6を超えると、シャッター構造物の挿入が難しくなり、また、ワイド側での軸外コマ収差および球面収差のバランスの保持が困難になる。さらに、色収差を補正するための第2レンズ群の第1レンズの屈折力が強くなりすぎ、このために、軸上の色収差と軸外の色収差を同時にバランス良く補正することが困難になり、ワイド側での倍率の色収差が基準波長に対して短波長が補正不足(マイナス方向)となってしまう。
条件式(2)の下限0.2を下回ると、ズーム全域でのバックフォーカスが短くなり、レンズ系後方に配置されるローパスフィルタやIRカットフィルタなどの挿入物のスペースを確保することが難しくなる。また、テレ側での軸上の色収差が、基準波長に対して短波長が補正不足(マイナス方向)となり、軸外の倍率色収差が補正過剰(プラス方向)となってしまう。これに加えて、ワイド側で特に波長毎に各々ベスト像面の位置にズレが生じて良好な結像性能を保つことが困難になってしまう。
条件式(3)は、第2レンズ群全体のパワーと、その第1レンズのパワーの比を示すものであり、上限1.0を超えると、ズーム系全体の焦点距離が長い方向にシフトするので、第3レンズ群にかかる負担が増加し、このため、テレ側での球面収差と軸外のコマ収差のバランスが取れなくなる。また、ワイド側での軸外での倍率の色収差が基準波長に対して短波長側で補正不足となってしまう。逆に、下限0.5を下回ると、ズーム系全体の焦点距離が短い方向にシフトするので、第3レンズ群のパワーが弱くなり、テレ側での軸上および軸外の色収差が基準波長に対して補正過剰となり、主光線の最大射出角が大きくなってしまう。
条件式(4)は球面収差と軸外コマ収差のバランスを取るための条件式であり、この条件を超えると、ワイド側で軸外の外方コマ(外側に向かっているコマ収差)が発生すると共に、像面湾曲が(−)方向に増大して安定した補正ができない。また、テレ側での球面収差とコマ収差のバランスをとる事が困難となり、ズーム全域での安定した収差補正が困難となってしまう。
条件式(5)は第3レンズ群のパワーを定めるものであり、上限0.5を超えると第3レンズ群のパワーが強くなり、ズームレンズ全体の焦点距離が広角側にシフトし過ぎて、第1レンズ群の最大径が増加すると共に、各収差を安定的に補正することが困難となる。さらに、バックフォーカスが短くなり、レンズ系後方に配置されるIRカットフィルタやCCDなどのカバーガラス、ローパスフィルタなどを挿入するスペースを確保できない。一方、下限0.1を下回ると、ズームレンズ全系の焦点距離が前焦点側にシフトし過ぎるので、この種のズームレンズには不向きであると同時に、ワイド端における光軸上の全長が長くなり、本発明の目的であるコンパクト化を実現できない。
次に、カメラ付き携帯電話などの情報端末機器に用いられるズームレンズはシステム全体のサイズが極めて重要な要素である。携帯電話の場合、その厚さは最大でもほぼ25mm以下が一般的である。したがって、ズームレンズの最大全長は23mm程度以下にすることが望ましい。このためには、本発明の小型ズームレンズは次の条件式(6)を満足することが望ましい。
IH/Σdw<0.25 (6)
但し、
IH:有効像高
Σdw:ワイド端における最も物体側のレンズ面から結像面までの軸上の距離
本発明の小型ズームレンズでは、例えば、0.15程度の値とされる。
本発明によれば、カメラ付き携帯電話などのようなメガオーダ以上の解像度が要求される機器に用いられる高精細のズームレンズ系において、ワイド端における主光線の最大射出角をほぼ19度以下に抑えて、受光素子の周辺部への入射角度を小さく保つことができる。また、ズーム全域における球面収差とコマ収差のバランスを安定的に保つことができる。さらに、軸上、軸外の色収差を良好に補正することができる。よって、本発明によれば、3倍程度の倍率の小型で軽量な高解像度のズームレンズ系を実現できる。
以下に、図面を参照して本発明を適用した小型ズームレンズを説明する。なお、各実施例の小型ズームレンズの各収差を示す収差図における(a)は、e線、F線、C線およびd線それぞれの波長に対する軸上色収差を示しており、(b)および(c)は、e線によるタンジェンシャルとサジタルの非点収差および歪曲収差を示している。また、各実施例の表における各記号の意味は次の通りである。
Fno:Fナンバー
f:全系の焦点距離
W:入射角
r:曲率半径
d:レンズ厚
Nd:d線(波長588nm)の屈折率
νd:アッベ数
また、回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+{1−(1+K)c221/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12
但し、
c:曲率(=1/r)
y:光軸からの高さ
K:円錐係数
A4、A6、A8、A10、A12:非球面係数
図1は実施例1の小型ズームレンズを示す構成図である。図7、8および9は、本例の小型ズームレンズのワイド端、ノーマルおよびテレ端における諸収差を示す収差図である。また、表1はその数値データを示し、表2は各レンズのレンズデータを示し、表3は非球面形状のレンズ面を規定するための係数を示してある。なお、表1における各値は、左側から順に、ワイド端、ノーマルおよびテレ端の値であり、表2における空気間隔V1、V2の値も同様である。
本例の小型ズームレンズ100は、物体側より結像面9に向けて、負の屈折力を有する第1レンズ群Iと、正の屈折力を有する第2レンズ群IIと、正の屈折力を有する第3レンズ群IIIとが配列された3群構成となっている。変倍に際しては、第1レンズ群Iが結像面を一定に保つために移動し、第2レンズ群IIが一定方向に移動するようになっている。
第1レンズ群Iは、像側に強い凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ1と、物体側に強い凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズ2とを備え、これらがこの順序で物体側から配列されている。第2レンズ群IIは、異符号で正の屈折力を有する第1レンズ3と、像側に強い凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズ4と、正の屈折力を有する第3レンズ5とを備えており、これらがこの順序で物体側から配列されている。絞り7は、第1レンズ3の後方、すなわち、第1レンズ3と第2レンズ4の間に配置されている。第3レンズ群IIIは正の屈折力を有する1枚のレンズ6を備えている。レンズ6と結像面9の間にはカバーガラス8が配置されている。本例では、表3に示すように、各レンズ1ないし6の片面あるいは両面が非球面とされている。
Figure 2006133283
Figure 2006133283
Figure 2006133283
図2は実施例2の小型ズームレンズを示す構成図である。図10、11および12は、本例の小型ズームレンズのワイド端、ノーマルおよびテレ端における諸収差を示す収差図である。また、表4はその数値データを示し、表5は各レンズのレンズデータを示し、表6は非球面形状のレンズ面を規定するための係数を示してある。なお、表4における各値は、左側から順に、ワイド端、ノーマルおよびテレ端の値であり、表5における空気間隔V1、V2の値も同様である。
本例の小型ズームレンズ200の基本構成は実施例1のズームレンズ100と同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。本例では、第1メニスカスレンズ1が球面レンズであり、それ以外のレンズ2ないし6が非球面レンズとされている。
Figure 2006133283
Figure 2006133283
Figure 2006133283
図3は実施例3の小型ズームレンズを示す構成図である。図13、14および15は、本例の小型ズームレンズのワイド端、ノーマルおよびテレ端における諸収差を示す収差図である。また、表7はその数値データを示し、表8は各レンズのレンズデータを示し、表9は非球面形状のレンズ面を規定するための係数を示してある。なお、表7における各値は、左側から順に、ワイド端、ノーマルおよびテレ端の値であり、表8における空気間隔V1、V2の値も同様である。
本例の小型ズームレンズ300の基本構成は実施例1のズームレンズ100と同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。本例では、第2レンズ群IIの第3レンズ5が球面レンズであり、それ以外のレンズが非球面レンズとされている。
Figure 2006133283
Figure 2006133283
Figure 2006133283
図4は実施例4の小型ズームレンズを示す構成図である。図16、17および18は、本例の小型ズームレンズのワイド端、ノーマルおよびテレ端における諸収差を示す収差図である。また、表10はその数値データを示し、表11は各レンズのレンズデータを示し、表12は非球面形状のレンズ面を規定するための係数を示してある。なお、表10における各値は、左側から順に、ワイド端、ノーマルおよびテレ端の値であり、表11における空気間隔V1、V2の値も同様である。
本例の小型ズームレンズ400の基本構成は実施例1のズームレンズ100と同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。本例では、第3レンズ群IIIを構成しているレンズ6が球面レンズであり、それ以外のレンズが非球面レンズとされている。
Figure 2006133283
Figure 2006133283
Figure 2006133283
図5は実施例5の小型ズームレンズを示す構成図である。図19、20および21は、本例の小型ズームレンズのワイド端、ノーマルおよびテレ端における諸収差を示す収差図である。また、表13はその数値データを示し、表14は各レンズのレンズデータを示し、表15は非球面形状のレンズ面を規定するための係数を示してある。なお、表13における各値は、左側から順に、ワイド端、ノーマルおよびテレ端の値であり、表14における空気間隔V1、V2の値も同様である。
本例の小型ズームレンズ500の基本構成は実施例1のズームレンズ100と同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。異なる点は、絞り7を、第2レンズ群IIの第2レンズ4の後方に配置したことである。また、第1レンズ群Iのレンズ1および第2レンズ群IIのレンズ5が球面レンズであり、それ以外のレンズが非球面レンズとされている。
Figure 2006133283
Figure 2006133283
Figure 2006133283
図6は実施例6の小型ズームレンズを示す構成図である。図22、23および24は、本例の小型ズームレンズのワイド端、ノーマルおよびテレ端における諸収差を示す収差図である。また、表16はその数値データを示し、表17は各レンズのレンズデータを示し、表18は非球面形状のレンズ面を規定するための係数を示してある。なお、表16における各値は、左側から順に、ワイド端、ノーマルおよびテレ端の値であり、表17における空気間隔V1、V2の値も同様である。
本例の小型ズームレンズ600の基本構成は実施例1のズームレンズ100と同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。本例では、第1レンズ群Iのレンズ1が球面レンズであり、それ以外のレンズが非球面レンズとされている。
Figure 2006133283
Figure 2006133283
Figure 2006133283
(各実施例の評価)
表19には、上記の実施例1〜6における条件式(1)〜(6)の値を示してある。この表に示すように、各実施例ともすべての条件式を満足している。
Figure 2006133283
本発明の実施例1の小型ズームレンズの構成図である。 本発明の実施例2の小型ズームレンズの構成図である。 本発明の実施例3の小型ズームレンズの構成図である。 本発明の実施例4の小型ズームレンズの構成図である。 本発明の実施例5の小型ズームレンズの構成図である。 本発明の実施例6の小型ズームレンズの構成図である。 実施例1の小型ズームレンズにおけるワイド端での諸収差図である。 実施例1の小型ズームレンズにおけるノーマルでの諸収差図である。 実施例1の小型ズームレンズにおけるテレ端での諸収差図である。 実施例2の小型ズームレンズにおけるワイド端での諸収差図である。 実施例2の小型ズームレンズにおけるノーマルでの諸収差図である。 実施例2の小型ズームレンズにおけるテレ端での諸収差図である。 実施例3の小型ズームレンズにおけるワイド端での諸収差図である。 実施例3の小型ズームレンズにおけるノーマルでの諸収差図である。 実施例3の小型ズームレンズにおけるテレ端での諸収差図である。 実施例4の小型ズームレンズにおけるワイド端での諸収差図である。 実施例4の小型ズームレンズにおけるノーマルでの諸収差図である。 実施例4の小型ズームレンズにおけるテレ端での諸収差図である。 実施例5の小型ズームレンズにおけるワイド端での諸収差図である。 実施例5の小型ズームレンズにおけるノーマルでの諸収差図である。 実施例5の小型ズームレンズにおけるテレ端での諸収差図である。 実施例6の小型ズームレンズにおけるワイド端での諸収差図である。 実施例6の小型ズームレンズにおけるノーマルでの諸収差図である。 実施例6の小型ズームレンズにおけるテレ端での諸収差図である。
符号の説明
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
1、2、3、4、5、6 レンズ
7 絞り
8 カバーガラス
9 結像面

Claims (6)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配列されており、
    変倍に際しては、前記第3レンズ群が固定され、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群が移動するようになっており、
    前記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズとがこの順序で物体側から結像面側に向けて配列された構成となっており、
    前記第2レンズ群は、正の屈折力を有する第1レンズと、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとがこの順序で物体側から結像面側に向けて配列された構成となっており、
    前記第3レンズ群は正の屈折力を有する1枚のレンズからなり、
    前記第1、2および3の各レンズ群は、それぞれ、少なくとも一つのレンズ面が非球面であることを特徴とする小型ズームレンズ。
  2. 請求項1において、
    次の条件式を満足することを特徴とする小型ズームレンズ。
    0.7<ΣdII/fw<1.5 (1)
    0.2<Σd2a/ΣdII<0.6 (2)
    但し、
    ΣdII:第2レンズ群における第1レンズの物体側レンズ面から第3レンズの結像面側レンズ面までの軸上の距離
    fw:ワイド端の焦点距離
    Σd2a:第2レンズ群の空気間隔の和
  3. 請求項1または2において、
    次の条件式を満足することを特徴とする小型ズームレンズ。
    0.5<fA/f2<1.0 (3)
    但し、
    fA:第2レンズ群の最も物体側に配置されている第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズ群の合成焦点距離
  4. 請求項1、2または3において、
    次の条件式を満足することを特徴とする小型ズームレンズ。
    |R5/R6|<1.0 (4)
    但し、
    R5:第2レンズ群の第1レンズにおける物体側レンズ面の曲率半径
    R6:第2レンズ群の第1レンズにおける結像面側レンズ面の曲率半径
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    次の条件式を満足することを特徴とする小型ズームレンズ。
    0.1<fw/f3<0.5 (5)
    但し、
    fw:ワイド端の焦点距離
    f3:第3レンズ群の焦点距離
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    次の条件式を満足することを特徴とする小型ズームレンズ。
    IH/Σdw<0.25 (6)
    但し、
    IH:有効像高
    Σdw:ワイド端における最も物体側のレンズ面から結像面までの軸上の距離
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