JP2006132223A - 建設機械 - Google Patents

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Shuhei Takahashi
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Abstract

【課題】簡単な構成にて、寒冷地の冬場等において外気が低いときにもグリースを摺動作動部に安定して供給できて、給脂量不足となるのを防止できる建設機械を提供する。
【解決手段】作業機4等における摺動作動部にグリースを供給するグリース供給手段15を備えた建設機械である。グリース供給手段15はグリースが収納されたグリース缶16を有する。グリース缶16の設置場所にエンジンルーム9の熱気を導入する。エンジンルーム9の近傍に点検用通路14を設け、この点検用通路14の下方にグリース缶設置場所となるグリース缶ルーム19を配置した。
【選択図】図1

Description

この発明は、油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
油圧ショベル等の建設機械は、図6のように、下部走行体50と、上部旋回体51と、この上部旋回体51に連設される作業機52とを備える。また、作業機52は、上部旋回体51から突設されるブーム53と、このブーム53に連設されるアーム54と、このアーム54に付設されるバケット55等を有する。そして、ブーム53はブーム用シリンダ機構56の駆動にて揺動し、アーム54はアーム用シリンダ機構57の駆動にて揺動し、バケット55はバケット用シリンダ機構58にて駆動にて揺動する。
このため、上記作業機52には、ブーム53とアーム54との連結部、アーム54とバケット55との連結部等が摺動作動部となる。そして、この摺動作動部は、各部材の相対回動可能な関節部を構成する。このため、この摺動作動部に潤滑材としてのグリースを供給する必要があり、従来から、摺動作動部にグリースを供給するための給脂装置を備えた建設機械がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、使用されるグリースには使用温度範囲(例えば、−20℃〜40℃)がある。すなわち、使用温度範囲よりも低ければ、粘度が高くなりすぎて、グリースを摺動作動部に供給するために、ポンプを作動させても、摺動作動部に十分な量のグリースを供給することができないおそれがあり、また、逆に使用温度範囲を越えれば、粘度が低くなりすぎて、潤滑機能が低下してしまうおそれがある。
従って、グリースが収納されているグリース缶を機体に載せていると、外気にさらされるので、寒冷地の冬場等において外気が低いときには、使用温度範囲よりも低くなる場合がある。このため、上記特許文献1に記載のものでは、作業機の各シリンダ機構は油圧が使用されるので、この油圧回路の作動油の熱や、エンジンの排気ガスの熱を利用してグリース缶のグリースを暖めるようにしている。
特開平10−88615号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、グリース缶内に加温配管を配置すると共に、この加温配管に作動油やエンジンの排気ガスを流すための切換弁等の制御機構を必要とした。このため、装置全体が複雑で組立作業性が良くなかった。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成にて、寒冷地の冬場等において外気が低いときにもグリースを摺動作動部に安定して供給できて、給脂量不足となるのを防止できる建設機械を提供することにある。
そこで請求項1の建設機械は、作業機4等における摺動作動部にグリースを供給するグリース供給手段15を備えた建設機械であって、上記グリース供給手段15はグリースが収納されたグリース缶16を有し、さらにエンジンルーム9の近傍に点検用通路14を設け、この点検用通路14の下方に上記グリース缶設置場所となるグリース缶ルーム19を配置したことを特徴としている。
請求項2の建設機械は、作業機4等における摺動作動部にグリースを供給するグリース供給手段15を備えた建設機械であって、上記グリース供給手段15はグリースが収納されたグリース缶16を有し、エンジンルーム9内に上記グリース缶16を配置したことを特徴としている。
請求項1の建設機械によれば、エンジンルームの近傍に点検用通路を設け、この点検用通路の下方にグリース缶設置場所となるグリース缶ルームを配置したので、グリース缶の設置場所にエンジンルームの熱気を導入することができ、この熱気にてグリース缶のグリースを暖めることができる。このため、寒冷地の冬場等において外気が低いときにもグリースの粘性が高くなるのを防止できて、適度の粘性を維持させることができ、潤滑機能を有効に発揮するだけの十分な量のグリースを、各摺動作動部に安定して供給することができる。すなわち、グリース缶内に加温配管を配置する必要がないと共に、この加温配管に作動油やエンジンの排気ガスを流すための切換弁等の制御機構等を必要としないので、全体の構成の簡略化を図ることができる。しかも、グリース缶ルームをエンジンルームの近傍に配置したので、熱気導入用ダクト等は短くて済み、エンジンルームの熱気を効率良くグリース缶ルームに導入することができる。さらに、グリース缶ルーム用のスベースを有効に確保することができ、省スペース化を達成できる。
請求項2の建設機械によれば、エンジンルーム内に上記グリース缶を配置したので、このエンジンルーム内の熱気でグリース缶のグリースを暖めることができる。このため、効率よくグリースを暖めることができ、潤滑機能を有効に発揮するだけの十分な量のグリースを、各摺動作動部に安定して供給することができる。しかも、エンジンルームと相違するグリース缶ルーム等を設ける必要がなく、全体の一層のコンパクト化が可能となる。
次に、この発明の建設機械の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4はこの建設機械の簡略図である。この建設機械は油圧ショベルであって、下部走行体1と、下部走行体1の上部に旋回機構2を介して旋回可能に装着される上部旋回体3とを備え、上部旋回体3に作業機4が連設されている。この作業機4は、その基部が上部旋回体3に揺動可能に連結されているブーム5と、ブーム5の先端に揺動可能に連結されているアーム6と、アーム6の先端に揺動可能に連結されているバケット7とを備える。また、上部旋回体3は、運転室8と、エンジン10が収納されるエンジンルーム9等を備える。
また、ブーム5はブーム用シリンダ機構11の駆動にて揺動し、アーム6はアーム用シリンダ機構12の駆動にて揺動し、バケット7はバケット用シリンダ機構13の駆動にて揺動する。このため、作業機4には、ブーム5とアーム6との連結部、アーム6とバケット7との連結部等が摺動作動部となる。そして、この摺動作動部は、各部材の相対回動可能な関節部を構成する。このため、作業機等における摺動作動部に、潤滑材としてのグリースを供給するグリース供給手段15を備えた。
グリース供給手段15は、図1と図3に示すように、グリースが収納されたグリース缶16を備える。そして、グリース缶16にはグリースポンプ17が付設され、さらに、このグリースポンプ17に、グリース缶16に挿入される吸込み管が接続されている。従って、グリースポンプ17が作動すると、グリース缶16のグリースが吸込口からこの吸込み管に吸引されて、グリース供給配管18に圧送される。この場合、このグリース供給配管18は上記した各摺動作動部に接続されており、グリース供給配管18に圧送されたグリースは各摺動作動部に供給される。
また、図1と図2に示すように、エンジンルーム9の近傍には点検用通路14が形成され、この点検用通路14の下方に、グリース缶16が収納されるグリース缶ルーム19が配置される。この場合、グリース缶ルーム19はエンジンルーム9よりも前方の作業機4側に配設され、エンジンルーム9とグリース缶ルーム19とは、熱気導入用ダクト20を介して連結されている。また、エンジンルーム9には、エンジン近傍に冷却ファンが設けられており、このファンを駆動することによって、風下流側のグリース缶ルーム19に強制的に熱気を供給するようにしている。つまり、冷却装置(ラジエータ、オイルクーラ等)の冷却ファン排気側からの熱気を、この熱気導入用ダクト20を介して、図3の矢印のようにグリース缶ルーム19に供給することができ、供給のためのファンを設置する必要はない。なお、図2に示すように、エンジンルーム9の上部には、排風口を有するエンジンフード(カウル)22が配設されている。
このように、この建設機械では、エンジンルーム9の近傍に点検用通路14を設け、この点検用通路14の下方に上記グリース缶設置場所となるグリース缶ルーム19を配置したので、グリース缶16の設置場所にエンジンルーム9の熱気を導入することができ、この熱気にてグリース缶16のグリースを暖めることができる。このため、寒冷地の冬場等において外気が低いときにもグリースの粘性が高くなるのを防止できて、適度の粘性を維持させることができ、潤滑機能を有効に発揮するだけの十分な量のグリースを、各摺動作動部に安定して供給することができる。すなわち、グリース缶16内に加温配管を配置する必要がないと共に、この加温配管に作動油やエンジン10の排気ガスを流すための切換弁等の制御機構等を必要としないので、全体の構成の簡略化を図ることができる。しかも、グリース缶ルーム19をエンジンルーム9の近傍に配置したので、熱気導入用ダクト等は短くて済み、エンジンルーム9の熱気を効率良くグリース缶ルーム19に導入することができる。さらに、グリース缶ルーム用のスベースを有効に確保することができ、省スペース化を達成できる。
次に図5は他の実施の形態の簡略図であり、この場合、グリース缶ルーム19を設けることなく、グリース缶16をエンジンルーム9に配置している。これによって、エンジンルーム9内の熱気でグリース缶16のグリースを暖めることができるので、効率よくグリースを暖めることができ、潤滑機能を有効に発揮するだけの十分な量のグリースを、各摺動作動部に安定して供給することができる。しかも、エンジンルーム9と相違するグリース缶ルーム19等を設ける必要がなく、全体を一層コンパクト化することができる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、グリース缶16の設置場所であるグリース缶ルーム19として、エンジンルーム9よりも前方の作業機4側に配設されるものに限るものではなく、このエンジンルーム9の熱気を、熱気導入用ダクト20等を介してグリース缶16の設置場所(グリース缶ルーム19)に供給できるものであれば、例えばエンジンルーム9の後方等であってもよい。また、夏場等において外気が高いときには、エンジンルーム9の熱気がグリース缶ルーム19に導入されないように、熱気導入用ダクト20を蓋部材にて塞ぐようにしてもよい。なお、建設機械としては、油圧ショベルに限るものではなく、摺動作動部を有し、これらの摺動作動部にグリースを供給する必要があるクレーン、破砕機等の種々のものが対象となる。
この発明の建設機械の実施形態を示す正面図である。 上記建設機械の要部簡略平面図である。 上記建設機械の要部簡略図である。 上記建設機械の全体簡略図である。 この発明の建設機械の他の実施形態を示す正面図である。 建設機械の全体簡略図である。
符号の説明
4・・作業機、9・・エンジンルーム、14・・点検用通路、15・・グリース供給手段、16・・グリース缶、19・・グリース缶ルーム、20・・熱気導入ダクト

Claims (2)

  1. 作業機(4)等における摺動作動部にグリースを供給するグリース供給手段(15)を備えた建設機械であって、上記グリース供給手段(15)はグリースが収納されたグリース缶(16)を有し、さらにエンジンルーム(9)の近傍に点検用通路(14)を設け、この点検用通路(14)の下方に上記グリース缶設置場所となるグリース缶ルーム(19)を配置したことを特徴とする請求項1の建設機械。
  2. 作業機(4)等における摺動作動部にグリースを供給するグリース供給手段(15)を備えた建設機械であって、上記グリース供給手段(15)はグリースが収納されたグリース缶(16)を有し、エンジンルーム(9)内に上記グリース缶(16)を配置したことを特徴とする建設機械。
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JP2010285814A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械

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