JP2006131397A - エレベータシステム - Google Patents

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亮 大坪
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Abstract

【課題】 インバータの使用条件が最も厳しい超低周波の領域でも、インバータ部分での電力損失を低減するとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減する。
【解決手段】 電圧基準補正器12aによって、電流制御器11から出力される各電圧基準波形のうち、最大絶対値相を検出して、その一部を正(または負)にホールドし、その分だけ、他の相の電圧を加減し、全体として、補正前の線間電圧と、補正後の線間電圧とが等しくなるように、補正した後、半導体素子制御器13からPWM制御指示を出力して、インバータ16から三相電圧を出力するとき、インバータ16を構成している各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子を動作途中でスイッチング休止状態にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乗りかごを昇降、停止して、乗客を運ぶエレベータシステムに係わり、特にスイッチング素子の発熱量を低減しながら、エレベータの電動機をPWM制御するエレベータシステムに関する。
乗りかごを昇降、停止して、乗客を運ぶエレベータシステムとして、従来、図7に示すシステムが知られている。
この図に示すエレベータシステム101は、予め設定されている運転パターンなどに応じて、PWM制御指示を生成する制御部102と、制御部102から出力されるPWM制御指示に基づき、商用電源103から供給される三相電圧を電力変換して指定された周波数、電圧値を持つ三相電圧を生成する電力変換部104と、電力変換部104から出力される三相電圧の電流値を検出する電流検出器105と、電力変換部104から出力される三相電圧を用いて、駆動力を発生し、この駆動力を用いてロープ106を走行し、釣り合い重り107に連結された乗りかご108を昇降、停止する電動機109とを備えており、乗りかご108内に設けられたかご内操作盤の操作内容、各エレベータホールに設けられた各呼び登録装置の操作内容、予め設定されている運転パターンなどに基づき、制御部102に電力変換部104を制御して、商用電源103から供給される三相電圧から、指定された周波数、電圧値を持つ三相電圧を生成して、電動機109に供給し、乗りかご108を昇降、停止する。
制御部102は、乗りかご108内に設けられたかご内操作盤の操作内容、各エレベータホールに設けられた各呼び登録装置の操作内容、予め設定されている運転パターンなどに基づき、速度指示を出す速度制御器110と、速度制御器110から出力される速度指示、電流検出器105の検出結果などに基づき、図8(a)に示すようなサイン波形状を持ち、各相の線間電圧波形が図8(b)に示すような波形になる電圧基準波形を出力する電流制御器111と、三角波、鋸波などの搬送波を生成するとともに、この搬送波と電流制御器111から出力される電圧基準波形とを比較して、PWM制御指示(各相のスイッチング素子をオン/オフする指示)を出す半導体素子制御器112とを備えており、乗りかご108内に設けられたかご内操作盤の操作内容、各エレベータホールに設けられた各呼び登録装置の操作内容、予め設定されている運転パターン、電流検出器109の検出結果などに基づき、乗りかご108の現在速度、運転指示内容などに応じたPWM制御指示を生成して、電力変換部104に供給する。
電力変換部104は、複数の整流素子を用いて、商用電源103から供給される三相電圧を整流して直流電圧に変換するコンバータ113と、コンバータ113から出力される直流電圧を平滑するコンデンサ114と、制御部102から出力されるPWM制御指示に基づき、複数のスイッチング素子をオン/オフして、コンデンサ114に蓄積されている直流電圧をPWM制御指示で指定された周波数、電圧値の三相電圧に変換するインバータ115とを備えており、商用電源103から供給される三相電圧を整流して直流電圧に変換し、コンデンサ114で平滑化しながら、制御部102から出力されるPWM制御指示に基づき、複数のスイッチング素子をオン/オフして、コンデンサ114に蓄積されている直流電圧をPWM制御指示で指定された周波数、電圧値の三相電圧に変換して、電動機109を駆動し、乗りかご108を昇降、停止する。
特開平09−149660号公報 特開平06−233549号公報
ところで、このような従来のエレベータシステム101では、インバータ115として、スイッチング周波数範囲が“1kHz”〜“20kHz”のインバータを使用し、磁気騒音が大きくなる“4kHz”以下を避け、磁気騒音が大きくならない“10kHz”付近で動作することが多い。
このため、インバータ115を構成している各スイッチング素子のスイッチング回数が多くなり、各スイッチング素子で生じる全電力損失のうち、スイッチングによる電力損失が“1/2”以上になって、電力の有効利用率が低下してしまうことから、スイッチングに起因する電力損失の低減化が強く望まれていた。
また、このような従来のエレベータシステム101では、停止している乗りかご108の昇降を開始するとき、電動機109に対し、低い周波数で、大電流を供給しなければならないことから、インバータ115を構成している各スイッチング素子の一部にだけ、大電流が偏って流れ、熱破損してしまうことがある。
このため、インバータ115として、汎用のインバータよりも、適用範囲が狭く、高価なインバータを使用しなければならず、各スイッチング素子の発熱量を低減して、汎用のインバータを使用することができる制御方法の開発が強く望まれていた。
本発明は上記の事情に鑑み、電力変換部を構成する各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子の動作を一時的に休止して、発熱量を低減することができ、これによって乗りかごの始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができるエレベータシステムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、請求項1では、商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、これら各電圧基準波形のうち、最も絶対値が大きい相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2では、商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、前記電動機の電圧位相を検出する位相検出器と、前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、前記位相検出器の検出結果に基づき、前記各電圧基準波形のうち、最も絶対値が大きい相を判定し、その一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部とを備えたことを特徴としている。
また、請求項3では、商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、前記電動機の電流位相を検出する電流位相検出器と、前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、前記電流位相検出器の検出結果に基づき、前記各電圧基準波形のうち、最も電流値が大きい相を判定し、その一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部とを備えたことを特徴としている。
また、請求項4では、商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、これら各電圧基準波形の周波数に応じたフィルタ定数で、前記各電圧基準波形をフィルタリングして、最も絶対値が大きい相を判定し、その一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部とを備えたことを特徴としている。
また、請求項5では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエレベータシステムにおいて、前記電力変換部と、前記商用電源との間に、絶縁トランスを配置し、前記電力変換部側から前記商用電源側に漏洩電流が流入しないようにすることを特徴としている。
本発明による、請求項1のエレベータシステムでは、電力変換部を構成する各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子の動作を一時的に休止して、発熱量を低減することができ、これによって乗りかごの始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
また、請求項2のエレベータシステムでは、超低周波で、インバータに三相電圧を生成しているときなどのように、電流制御器から出力される電圧基準波形の振幅が小さいときにも、電圧基準波形の最大相を確実に検出して、最大相の誤検出などに起因する休止相の頻繁な入れ替わり、電動機の中性点電位急変、漏洩電流増加などを防止しながら、電力変換部を構成する各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子の動作を一時的に休止して、発熱量を低減することができ、これによって乗りかごの始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
また、請求項3のエレベータシステムでは、超低周波で、インバータに三相電圧を生成しているときなどのように、電流制御器から出力される電圧基準波形の振幅が小さいときにも、電圧基準波形の最大電流相を確実に検出して、最大電流相の誤検出などに起因する休止相の頻繁な入れ替わり、電動機の中性点電位急変、漏洩電流増加などを防止しながら、電力変換部を構成する各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子の動作を一時的に休止して、発熱量を低減することができ、これによって乗りかごの始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
また、請求項4のエレベータシステムでは、超低周波で、インバータに三相電圧を生成しているときなどのように、電流制御器から出力される電圧基準波形の振幅が小さいときにも、電圧基準波形の最大電流相を確実に検出して、最大電流相の誤検出などに起因する休止相の頻繁な入れ替わり、電動機の中性点電位急変、漏洩電流増加などを防止しながら、電力変換部を構成する各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子の動作を一時的に休止して、発熱量を低減することができ、これによって乗りかごの始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
また、請求項5のエレベータシステムでは、2相PWM変調方式で電力変換部に電力変換したときにも、電力変換部側から商用電源側に漏洩電流が流れるのを防止しながら、電力変換部を構成する各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子の動作を一時的に休止して、発熱量を低減することができ、これによって乗りかごの始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
図1は本発明によるエレベータシステムの第1の実施形態を示すブロック図である。
この図に示すエレベータシステム1aは、予め設定されている運転パターンなどに応じて、PWM制御指示を生成する制御部2aと、制御部2aから出力されるPWM制御指示に基づき、商用電源3から供給される三相電圧を電力変換して指定された周波数、電圧値を持つ三相電圧を生成する電力変換部4と、電力変換部4から出力される三相電圧の電流値を検出する電流検出器5と、電力変換部4から出力される三相電圧により、駆動力を発生し、この駆動力を用いてロープ6を走行し、釣り合い重り7に連結された乗りかご8を昇降する電動機9とを備えており、乗りかご8内に設けられたかご内操作盤の操作内容、各エレベータホールに設けられた各呼び登録装置の操作内容、予め設定されている運転パターンなどに基づき、制御部2aに電力変換部4を制御し、電力変換部4を構成している各スイッチング素子の一部に偏って大電流が流れないようにしながら、商用電源3から供給される三相電圧から、指定された周波数、電圧値を持つ三相電圧を生成して、電動機9に供給し、乗りかご8を昇降、停止する。
制御部2aは、乗りかご8内に設けられたかご内操作盤の操作内容、各エレベータホールに設けられた各呼び登録装置の操作内容、予め設定されている運転パターンなどに基づき、速度指示を出す速度制御器10と、速度制御器10から出力される速度指示、電流検出器5の検出結果などに基づき、図2(a)に示すようなサイン波形になる各相毎の電圧基準波形を出力する電流制御器11と、電流制御器11から出力される各電圧基準波形(平衡三相交流)のうち、絶対値が最大となる相を検出し、この相の一部、例えば最大値を中心とした所定範囲が図2(b)に示すように、正(または負)の連続点弧状態となり、各相の線間電圧波形が図2(c)に示すような平衡三相交流波形になるように、各相の電圧基準波形を補正する電圧基準補正器12aと、三角波、鋸波などの搬送波を生成するとともに、この搬送波と電圧基準補正器12aから出力される補正済みの電圧基準波形とを比較して、PWM制御指示(各相のスイッチング素子をオン/オフする指示)を出す半導体素子制御器13とを備えており、乗りかご8内に設けられたかご内操作盤の操作内容、各エレベータホールに設けられた各呼び登録装置の操作内容、予め設定されている運転パターン、電流検出器5の検出結果などに基づき、電力変換部4を構成している各スイッチング素子の過負荷を防止しながら、電力変換を行わせるのに必要なPWM制御指示を生成して、電力変換部4に供給する。
電力変換部4は、複数の整流素子を用いて、商用電源3から供給される三相電圧を整流して直流電圧に変換するコンバータ14と、コンバータ14から出力される直流電圧を平滑するコンデンサ15と、制御部2aから出力されるPWM制御指示に基づき、複数のスイッチング素子をオン/オフして、コンデンサ15に蓄積されている直流電圧をPWM制御指示で指定された周波数、電圧値の三相電圧に変換するインバータ16とを備えており、商用電源3から供給される三相電圧を整流して直流電圧に変換し、コンデンサ15で平滑化しながら、制御部2aから出力されるPWM制御指示に基づき、複数のスイッチング素子をオン/オフして、コンデンサ15に蓄積されている直流電圧をPWM制御指示で指定された周波数、電圧値の三相電圧に変換し、図2(d)に示すように、中性点電位を切り換えしながら、電動機9を駆動し、乗りかご8を昇降、停止する。
このように、第1の実施形態では、電流制御器11から“60度”毎に最大相が入れ替わる複数の電圧基準波形(平衡三相交流)を出力するとともに、電圧基準補正器12aによって、絶対値が最大となる相(最大相)を検出して、その一部を正(または負)にホールドし、その分だけ、他の相の電圧を加減し、全体として、補正前の線間電圧と、補正後の線間電圧とが等しくなるように、補正した後、半導体素子制御器13からPWM制御指示を出力するようにしているので、インバータ16から三相電圧を出力する際、インバータ16を構成している各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子を動作途中でスイッチング休止状態にすることができる。
これにより、各スイッチング素子の発熱量を低減して、乗りかご8の昇降を開始した直後などのように、各スイッチング素子の一部に最大電流が流れる、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げて、インバータ16部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
《第2の実施形態》
図3は本発明によるエレベータシステムの第2の実施形態を示すブロック図である。なお、この図において、図1の各部と対応する部分には、同じ符号が付してある。
この図に示すエレベータシステム1bが図1に示すエレベータシステム1aと異なる点は、制御部2b内に位相検出器17を設け、この位相検出器17によって、電動機9に供給されている三相電圧の最大相を検出するとともに、検出結果を電圧基準補正器12bに使用して、最大相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡三相交流波形にするように、各相の電圧基準波形を補正するようにしたことである。
このように、第2の実施形態では、位相検出器17によって、電動機9に供給されている三相電圧の最大相を検出するとともに、検出結果を電圧基準補正器12bに使用して、最大相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡三相交流波形にするように、各相の電圧基準波形を補正するようにしているので、超低周波で、インバータ16に三相電圧を生成しているときなどのように、電流制御器11から出力される電圧基準波形の振幅が小さいときにも、電圧基準波形の最大相を確実に検出して、最大相の誤検出などに起因する休止相の頻繁な入れ替わり、電動機9の中性点電位急変、漏洩電流増加などを防止しながら、インバータ16から三相電圧を出力する際、インバータ16を構成している各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子を動作途中でスイッチング休止状態にして、発熱量を低減することができ、乗りかご8の始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げ、インバータ16部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
《第3の実施形態》
図4は本発明によるエレベータシステムの第3の実施形態を示すブロック図である。なお、この図において、図1の各部と対応する部分には、同じ符号が付してある。
この図に示すエレベータシステム1cが図1に示すエレベータシステム1aと異なる点は、制御部2c内に電流位相検出器18を設け、この電流位相検出器18によって、電動機9に供給されている三相電圧の最大電流相を検出するとともに、検出結果を電圧基準補正器12cに使用し、最大電流相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡三相交流波形にするように、各相の電圧基準波形を補正するようにしたことである。
このように、第3の実施形態では、電流位相検出器18によって、電動機9に供給されている三相電圧の最大電流相を検出するとともに、検出結果を電圧基準補正器12cに使用して、最大電流相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡三相交流波形にするように、各相の電圧基準波形を補正するようにしているので、超低周波で、インバータ16に三相電圧を生成しているときなどのように、電流制御器11から出力される電圧基準波形の振幅が小さいときにも、電圧基準波形の最大相を確実に検出して、最大相の誤検出などに起因する休止相の頻繁な入れ替わり、電動機6の中性点電位急変、漏洩電流増加などを防止しながら、インバータ16から三相電圧を出力する際、インバータ16を構成している各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子を動作途中でスイッチング休止状態にして、発熱量を低減することができ、乗りかご8の始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げ、インバータ16部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
《第4の実施形態》
図5は本発明によるエレベータシステムの第4の実施形態を示すブロック図である。なお、この図において、図1の各部と対応する部分には、同じ符号が付してある。
この図に示すエレベータシステム1dが図1に示すエレベータシステム1aと異なる点は、制御部2d内にインバータ16の出力周波数が高くなるにしたがってフィルタ定数が小さくなる可変フィルタ19を設け、この可変フィルタ19によって、電流制御器11から出力される電圧基準波形をフィルタリングし、滑らかにした電圧基準波形を電圧基準補正器12dに供給して、最大相を検出し、この検出結果に基づき、最大電流相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡三相交流波形にするように、各相の電圧基準波形を補正するようにしたことである。
この際、電流制御器11から出力される電圧基準波形の位相に比べて、可変フィルタ19から出力される電圧基準波形の位相が遅れることから、電圧基準補正器12dによって、実際の最大相から遅れた最大相が検出されるものの、このとき電流制御器11から出力される電圧基準波形の位相に対し、インバータ16から出力される通電電流の位相も遅れることから、これらの位相ずれを相殺して、電力損失を効率良く低減する。
また、インバータ16の出力周波数に応じて、可変フィルタ19のフィルタ定数を変更するようにしているので、超低周波から高周波まで、最適なフィルタ定数で、電流制御器11から出力される各電圧基準波形をフィルタリングして、最大相の検出精度を向上する。
このように、第4の実施形態では、可変フィルタ19によって、電流制御器11から出力される電圧基準波形をフィルタリングして、滑らかな電圧基準波形にするとともに、電圧基準補正器12dによって、滑らかな電圧基準波形の最大相を検出し、最大相になっている電圧基準波形の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡三相交流波形にするように、各相の電圧基準波形を補正するようにしているので、超低周波で、インバータ16に三相電圧を生成しているときなどのように、電流制御器11から出力される電圧基準波形の振幅が小さいときにも、電圧基準波形の最大相を確実に検出して、最大相の誤検出などに起因する休止相の頻繁な入れ替わり、電動機の中性点電位急変、漏洩電流増加などを防止することができ、さらにインバータ16から三相電圧を出力する際、インバータ16から出力される通電電流の遅れを補償して、電力損失を効率良く低減しながら、インバータ16を構成している各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子を動作途中でスイッチング休止状態にして、発熱量を低減することができ、乗りかご8の始動直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げ、インバータ16部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
《第5の実施形態》
図6は本発明によるエレベータシステムの第5の実施形態を示すブロック図である。なお、この図において、図1の各部と対応する部分には、同じ符号が付してある。
この図に示すエレベータシステム1eが図1に示すエレベータシステム1aと異なる点は、商用電源3と電力変換部4との間に絶縁トランス20を配置し、電動機9の中性点変動に起因する漏洩電流が増加しても、絶縁トランス20によって、電動機9側の漏洩電流が商用電源3側に流れないようにしたことである。
これにより、速度制御器10、電流制限器11、電圧基準補正器12a、半導体素子制御器13によって構成される制御部2eから2相PWM変調方式のPWM制御指示を出力して、2相PWM変調方式で電力変換部4に電力変換を行わせ、これによって電動機9の中性点電位が大幅に変動し、漏洩電流が増加した場合にも、絶縁トランス20によって、漏洩電流をカットして、商用電源3側に流れないようにし、建物の電子機器などに悪影響が出ないようにする。
このように、第5の実施形態では、商用電源3と電力変換部4との間に絶縁トランス20を配置し、2相PWM変調方式で電力変換部4に電力変換を行わせ、電動機9の中性点電位変動に起因する漏洩電流が増加した場合にも、絶縁トランス20によって、漏洩電流をカットして、商用電源3側に流れないようにしながら、電流制御器11から所定角度毎に最大相が入れ替わる電圧基準波形を出力するとともに、電圧基準補正器12aによって、絶対値が最大となる相(最大相)を検出して、その一部を正(または負)にシフトし、その分だけ、他の相の電圧を加減し、全体として、補正前の線間電圧と、補正後の線間電圧とが等しくなるように、補正した後、半導体素子制御器13からPWM制御指示を出力する。
これにより、2相PWM変調方式で電力変換部4に電力変換を行わせ、これによって電動機9の中性点電位が大幅に変動し、漏洩電流が増加したときでも、電力変換部4から商用電源3側に漏洩電流が流れるのを防止しながら、インバータ16から交流電圧を出力する際、インバータ16を構成している各スイッチング素子のうち、最大電流が流れるスイッチング素子を動作途中でスイッチング休止状態にし、発熱量を低減することができ、乗りかご8の昇降を開始した直後などのように、最大電流が流れ、各スイッチング素子の使用条件が最も厳しい超低周波(1Hz以下)の領域でも、最大相の最大電流値とともに、総電流値を下げ、インバータ16部分での電力損失を低減することとができるとともに、汎用のインバータなどの適用を可能にして、システム全体のコストを低減することができる。
本発明によるエレベータシステムの第1の実施形態を示すブロック図である。 図1に示すエレベータシステムの動作例を示す波形図である。 本発明によるエレベータシステムの第2の実施形態を示すブロック図である。 本発明によるエレベータシステムの第3の実施形態を示すブロック図である。 本発明によるエレベータシステムの第4の実施形態を示すブロック図である。 本発明によるエレベータシステムの第5の実施形態を示すブロック図である。 従来から知られているエレベータシステムの一例を示すブロック図である。 図7に示すエレベータシステムの動作例を示す波形図である。
符号の説明
1a〜1e:エレベータシステム
2a〜2e:制御部
3:商用電源
4:電力変換部
5:電流検出器
6:ロープ
7:釣り合い重り
8:乗りかご
9:電動機
10:速度制御器
11:電流制御器
12a〜12d:電圧基準補正器
13:半導体素子制御器
14:コンバータ
15:コンデンサ
16:インバータ
17:位相検出器
18:電流位相検出器
19:可変フィルタ
20:絶縁トランス

Claims (5)

  1. 商用電源から供給される電力を電力変換して電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止制御するエレベータシステムにおいて、
    前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、これら各電圧基準波形のうち、最も絶対値が大きい相の一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、
    前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、
    前記電動機の電圧位相を検出する位相検出器と、
    前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、前記位相検出器の検出結果に基づき、前記各電圧基準波形のうち、最も絶対値が大きい相を判定し、その一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、
    前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
  3. 商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、
    前記電動機の電流位相を検出する電流位相検出器と、
    前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、前記電流位相検出器の検出結果に基づき、前記各電圧基準波形のうち、最も電流値が大きい相を判定し、その一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、
    前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
  4. 商用電源から供給される電力を電力変換して、電動機を駆動し、乗りかごを昇降、停止するエレベータシステムにおいて、
    前記電動機を駆動するのに必要な多相の電圧基準波形を生成するとともに、これら各電圧基準波形の周波数に応じたフィルタ定数で、前記各電圧基準波形をフィルタリングして、最も絶対値が大きい相を判定し、その一部を正(または負)の連続点弧状態にするとともに、各相の線間電圧波形を平衡多相交流波形にするように、前記各電圧基準波形を補正し、PWM変調指示を出す制御部と、
    前記商用電源から供給される三相電圧を直流電圧に変換するとともに、前記制御部から出力される前記PWM変調指示に基づき、前記直流電圧をPWM変調して、多相電圧を生成し、前記電動機を駆動する電力変換部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記電力変換部と、前記商用電源との間に、絶縁トランスを配置し、前記電力変換部側から前記商用電源側に漏洩電流が流入しないようにする、
    ことを特徴とするエレベータシステム。
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