JP2006130325A - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006130325A
JP2006130325A JP2005361383A JP2005361383A JP2006130325A JP 2006130325 A JP2006130325 A JP 2006130325A JP 2005361383 A JP2005361383 A JP 2005361383A JP 2005361383 A JP2005361383 A JP 2005361383A JP 2006130325 A JP2006130325 A JP 2006130325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye image
iris
image
processing unit
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005361383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4345741B2 (ja
Inventor
Takahiro Watanabe
孝弘 渡辺
Akitoshi Tsukamoto
明利 塚本
Akihiro Fujii
明宏 藤井
晃二 ▲高▼木
Koji Takagi
Yasuhiro Chiyou
康宏 頂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2005361383A priority Critical patent/JP4345741B2/ja
Publication of JP2006130325A publication Critical patent/JP2006130325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345741B2 publication Critical patent/JP4345741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

【課題】 被識別者に無理な姿勢を強要せずに、自然な姿勢で、どのような身長の人でもアイリス撮影を正しく行える。
【解決手段】 縦方向に複数台配置された眼画像カメラ16−1〜16−nにより、コールドミラー13を通して被識別者が撮影される。この撮影された複数フレームの被識別者画像は、フレームスイッチャ20によって1フレームの複数分割画像が生成され、ホストコンピュータ30Bへ送られる。又、複数の眼画像カメラ16−1〜16−nの横にそれぞれ設置された複数のセンサ18−1〜18−nにより、被識別者までの距離が検出され、この検出結果からホストコンピュータ30Bによって被識別者の身長が推定される。そして、前記複数分割画像から、眼が写っていると思われる眼画像が選択され、この眼画像中のアイリスパターンを用いて個人識別が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、人間の生態的特徴、特に顔と眼球のアイリス(虹彩)の特徴を利用して個人を識別する個人識別装置及び個人識別方法に関するものである。
人間の眼球中のアイリスとは、黒目の瞳孔の周囲部分で、瞳孔の開き具合を調節する筋肉から構成されており、瞳孔より外側に向かって放射状に発生した皺等がアイリスパターンを形成する。アイリスは、幼児期に完成された後は一生を通じてほとんど変化せず、かつ、そのアイリスパターンは人それぞれで異なることから、個人識別のための生態的特徴として用いられている。
図2は従来の個人識別装置の一例を示す外観図、及び図3は図2の構成図である。
図2に示すように、従来の個人識別装置では、被識別者のアイリスを撮影するために1台の眼画像カメラ1が設置され、この眼画像カメラ1にホストコンピュータ10が接続されている。ホストコンピュータ10は、眼画像カメラ1から出力されたアナログ映像信号をアナログ/デジタル(以下「A/D」という。)変換によってデジタル映像信号に変換する画像キャプチャ部11を有し、この画像キャプチャ部11で変換されたデジタル映像信号に基づいて個人を識別するようになっている。
図3に示すように、ホストコンピュータ10内には、画像キャプチャ部11から出力されるデジタル映像信号を処理するアイリス処理部12が設けられている。アイリス処理部12は、送られてくるデジタル映像信号からアイリス領域を抽出してアイリスコードS12aを作成するアイリスコード化処理部12aを有し、この出力側にアイリス登録処理部12b、アイリス辞書12c、及びアイリス照合処理部12dが接続されている。アイリス登録処理部12bは、アイリスコードS12aをアイリス辞書12cに登録するものである。アイリス照合処理部12dは、アイリスコード化処理部12aから出力されるアイリスコードS12aと、アイリス辞書12cに登録されたアイリスコードとを照合して個人識別を行い、この識別結果を出力するものである。
次に、図2及び図3に示す従来の個人識別装置を用いた個人識別方法を説明する。
従来の個人識別装置では、眼画像カメラ1で被識別者(ユーザ)のアイリスを撮影し、このアナログ映像信号をホストコンピュータ10内の画像キャプチャ部11へ送る。画像キャプチャ部11は、眼画像カメラ1から送られてくるアナログ映像信号をキャプチャし、A/D変換によってデジタル映像信号に変換し、このデジタル映像信号に変換した眼画像のデータをアイリス処理部12へ送る。
アイリス処理部12では、送られてきた眼画像のデータを用いて、アイリスコードS12aの登録処理か、あるいは照合処理を行う。即ち、アイリス処理部12では、まず、送られてきた眼画像からアイリスコード化処理部12aにおいて、その眼画像を処理してアイリスコードS12aを作成する。作成されたアイリスコードS12aは、登録時には、アイリス登録処理部12bにおいて、被識別者の個人情報と共にアイリス辞書12cに登録される。一方、照合時には、アイリス照合処理部12dにおいて、生成されたアイリスコードS12aがアイリス辞書12cと照らし合わされて個人識別の照合処理が行われ、この処理結果が出力される。
特表平8−504979号公報
しかしながら、従来の個人識別装置あるいは個人識別方法では、アイリス領域を安定して撮影するために、眼画像カメラ1の正面でアイリスを撮影する必要がある。このため、1台の眼画像カメラ1でアイリスを正しく撮影するために、どのような身長の被識別者(即ち、高すぎる被識別者や低すぎる被識別者)でも眼画像カメラ1の正面にアイリスを向けるために、無理な姿勢をとらざるを得ない場合があり、被識別者に特別な姿勢を強要するといった負担をかける原因になっていた。
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、被識別者に無理な姿勢を強要せずに自然な姿勢で、どのような身長の人でもアイリス撮影を正しく行える個人識別装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のうちの請求項1の発明では、個人識別装置において、被識別者の身長方向である縦方向に1列又は複数列配置され、該被識別者をそれぞれ撮影して複数の被識別者画像を出力する複数の眼画像カメラと、前記複数の眼画像カメラの横にそれぞれ設置され、前記被識別者までの距離を検出する複数のセンサとを備え、前記センサの検出結果から前記被識別者の身長を推定し、前記複数の眼画像カメラでそれぞれ撮影された前記複数の被識別者画像から、眼が写っていると思われる眼画像を選択し、この眼画像中のアイリスパターンを用いて個人識別を行う構成にしている。
このような構成を採用したことにより、複数の眼画像カメラで被識別者が撮影されると共に、複数のセンサで被識別者までの距離が検出され、これらのセンサの検出結果から被識別者の身長が推定され、撮影された複数の被識別者画像から、眼が写っていると思われる眼画像が選択され、この眼画像中のアイリスパターンを用いて個人識別が行われる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、被識別者と複数の眼画像カメラとの間に、前記被識別者の身長方向である縦方向に一方向透過性のコールドミラーを配置している。
請求項1の発明によれば、複数の眼画像カメラによって被識別者を撮影するようにしたので、身長の異なる被識別者に対して無理な姿勢を強要せずに自然な姿勢で、どのような身長の人でもアイリス撮影を正しく行える。しかも、複数の眼画像カメラの横にセンサを設置し、被識別者までの距離を検出し、被識別者の身長を推定し、複数の眼画像カメラでそれぞれ撮影された複数の被識別者画像から、眼が写っていると思われる眼画像を選択しているので、高速かつ高精度にターゲット眼画像を判定できて処理も高速かつ高精度に行える。
請求項2の発明によれば、被識別者と複数の眼画像カメラとの間に一方向透過性のコールドミラーを配置したので、被識別者は、眼画像カメラを意識せずに、コールドミラーに自分の顔を真っ直ぐに写すだけで、いずれかの眼画像カメラによって眼のアイリスを撮影することができる。
個人識別装置は、被識別者の身長方向である縦方向に1列又は複数列配置され、被識別者をそれぞれ撮影して複数の被識別者画像を出力する複数の眼画像カメラと、これらの複数の眼画像カメラの横にそれぞれ設置され、被識別者までの距離を検出する複数のセンサとを備えている。そして、センサの検出結果から被識別者の身長を推定し、複数の眼画像カメラでそれぞれ撮影された複数の被識別者画像から、眼が写っていると思われる眼画像を選択し、この眼画像中のアイリスパターンを用いて個人識別が行われる。
(参考例1)
(構成)
図4は本発明の参考例1を示す個人識別装置の外観図、図5は図4の構成図、図6(a)、(b)は図5のフレームスイッチャ20及び画像キャプチャ部31の構成図、及び図7は図5の眼画像判定処理部32の構成図である。
図4に示すように、参考例1の個人識別装置では、例えば、一方向透過性のコールドミラー13が設置されており、このコールドミラー13の右側に被識別者14が立つようになっている。コールドミラー13の左側には、被識別者14の身長方向である縦方向に沿って例えば1列に、複数台の撮影手段(例えば、眼画像カメラ)16−1〜16−nが配置されている。各眼画像カメラ16−1〜16−nは、被識別者14をそれぞれ撮影して、アナログ映像信号からなる各1フレームの被識別者画像S16−1〜S16−nを出力するものである。被識別者14は、眼画像カメラ16−1〜16−nを意識せずに、コールドミラー13に自分の顔を真っ直ぐに写すだけで、いずれかの眼画像カメラ16−1〜16−nによって眼のアイリスが撮影されるようになっている。
複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nには、分割画像生成手段(例えば、フレームスイッチャ)20が接続され、このフレームスイッチャ20にホストコンピュータ30が接続されている。フレームスイッチャ20は、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nから送られてくる複数フレームの被識別者画像S16−1〜S16−nをまとめて、1フレーム(1枚)の複数分割画像S23を生成し、この複数分割画像S23をホストコンピュータ30へ送るようになっている。
ホストコンピュータ30内には、キャプチャ手段(例えば、画像キャプチャ部)31が設けられている。画像キャプチャ部31は、送られてくる1フレームの複数分割画像S23をキャプチャし、A/D変換によってデジタル映像信号からなる1フレームの複数分割画像S31bを出力するものである。そして、ホストコンピュータ30は、画像キャプチャ部31から出力される複数分割画像S31bから、眼が写っていると思われる所望の眼画像を選択し、この眼画像中のアイリスパターンを登録したり、あるいは登録されたアイリスパターンと新たに入力されたアイリスパターンとを照合して個人識別を行う機能を有している。
図5に示すように、ホストコンピュータ30内には、画像キャプチャ部31の他に、判定手段(例えば、眼画像判定処理部)32、眼画像出力手段を構成する拡大手段(例えば、ターゲット眼画像拡大処理部)33、及びアイリス処理手段(例えば、アイリス処理部)34が設けられている。眼画像判定処理部32は、画像キャプチャ部31の出力側に接続され、該画像キャプチャ部31で生成された1フレームの複数分割画像S31b中から、眼が写っていると思われる所望の眼画像(これを「ターゲット眼画像」という。)を判定して選択するものである。この画像キャプチャ部31及び眼画像判定処理部32により、選択手段が構成され、該眼画像判定処理部32の出力側に、ターゲット眼画像拡大処理部33が接続されている。ターゲット眼画像拡大処理部33は、眼画像判定処理部32によって選択されたターゲット眼画像を元のサイズに拡大して1フレームの眼画像を出力するものであり、この出力側にアイリス処理部34が接続されている。
アイリス処理部34内には、アイリスコード化処理部34aが設けられている。アイリスコード化処理部34aは、ターゲット眼画像拡大処理部33から送られてきた1フレームの眼画像からアイリスコードS34aを作成するものであり、この出力側に、アイリス登録処理部34bが接続されている。アイリス登録処理部34bは、アイリスコードS34aの登録時に、このアイリスコードS34aを被識別者14の個人情報と共にアイリス辞書34cに登録するものである。また、アイリスコード化処理部34aの出力側には、アイリス照合処理部34dが接続されている。アイリス照合処理部34dは、照合時において、アイリスコード化処理部34aから送られてくるアイリスコードS34aと、アイリス辞書34cに登録されたアイリスコードとを照合して個人識別を行うものであり、この識別結果を出力するようになっている。
図6(a)に示すように、図5のフレームスイッチャ20は、例えば、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nから送られてくる被識別者画像S16−1〜S16−nを入力する入力バッファ21を有し、この入力バッファ21の出力側に、画像サイズ縮小手段22が接続されている。画像サイズ縮小手段22は、入力バッファ21から送られてくる各被識別者画像S16−1〜S16−nの間引き処理等を行って画像サイズを縮小するものであり、この出力側に、縮小画像合成手段23が接続されている。縮小画像合成手段23は、画像サイズ縮小手段22で縮小された縮小画像を合成して、アナログ映像信号からなる1フレームの複数分割画像S23を生成するものである。
図6(b)に示すように、図5の画像キャプチャ部31は、例えば、縮小画像合成手段23から送られてくる1フレームの複数分割画像S23をデジタル信号に変換するA/D変換手段31aを有し、このA/D変換手段31aの出力側に、バッファ31bが接続されている。バッファ31bは、A/D変換手段31aから送られてくるデジタル映像信号からなる1フレームの複数分割画像S31bを所定のタイミングで出力し、図5の眼画像判定処理部32へ送るものである。
図7に示すように、図5の眼画像判定処理部32は、例えば、眼の瞳孔円を検出する瞳孔円検出処理部32a、アイリス円を検出するアイリス円検出処理部32b、及び眼判定処理部32cで構成されている。眼判定処理部32cは、検出処理部32a,32bの検出結果に基づき、眼のアイリスが最も良く写っていると思われるターゲット眼画像を判定して選択するものである。
(識別方法)
図8は、図4の被識別者14における眼15のアイリスを示す図である。眼15内には、暗くなったほぼ円形の瞳孔15aが存在し、さらにこの瞳孔円15bの周囲に、少し明るいほぼ円形のアイリス15cが存在し、このアイリス円15dと瞳孔円15bの中心がほぼ一致する。
図9(a)、(b)は図6のフレームスイッチャ20で形成されるアナログ映像信号からなる1フレームの複数分割画像S23の例を示す図であり、同図(a)は4分割の複数分割画像、及び同図(b)は16分割の複数分割画像である。
参考例1の個人識別装置は、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nを用意することにより、様々な身長の被識別者14に対しても無理な姿勢を強要せずに、アイリス画像を正しく撮影できるようにしたものである。以下、その個人識別方法を図8及び図9等を参照しつつ説明する。
図4に示すように、被識別者14がコールドミラー13の右側に立つと、撮影処理において、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nによってそれぞれ被識別者14が撮影される。眼画像カメラ16−1〜16−nで撮影されたアナログ映像信号からなる各フレームの被識別者画像S16−1〜S16−nは、分割画像生成処理のためにフレームスイッチャ20へ送られる。
図6(a)に示すように、フレームスイッチャ20では、眼画像カメラ16−1〜16−nから送られてきた被識別者画像S16−1〜S16−nが入力バッファ21に入力され、画像サイズ縮小手段22によって間引き処理等が行われて縮小画像が生成される。生成された縮小画像は、縮小画像合成手段23により、図8に示すように、1フレームの画像にまとめられ、アナログ映像信号からなる1フレームの複数分割画像S23が生成され、ホストコンピュータ30内の画像キャプチャ部31へ送られる。
図6(b)に示すように、画像キャプチャ部31では、縮小画像合成手段23から送られてきた1フレームの複数分割画像S23が、A/D変換手段31aによってデジタル信号に変換され、バッファ31bを介して、デジタル映像信号からなる1フレームの複数分割画像S31bが出力される。この複数分割画像S31bは、選択処理のために眼画像判定処理部32へ送られる。
図7に示すように、眼画像判定処理部32では、送られてきた複数分割画像S31bから、図8のアイリス15cが最も良く写っていると思われるターゲット眼画像が判定されて選択される。即ち、複数分割画像S31b中の各画像についてターゲット眼画像か否かの判定を行うため、まず、瞳孔円検出処理部32aにおいて、画像から瞳孔円15bと思われる円が検出される。瞳孔円15bの場合、図8に示すように、内側が暗く、外側が明るくなるため、そのような特徴を持つ円の検出を行えばよい。円の検出処理は、画像中における探索範囲の中で、ある中心と半径を持つ円を仮定してその仮定した円のエッジ部分の濃度差(ここでは、内側が暗く、外側が明るい)を調べ、その濃度差が最も高くなる円を検出することで行われる。瞳孔円15bが検出されると、この検出結果がアイリス円検出処理部32bへ送られる。また、探索範囲中でどのような円も検出されなかった場合には、瞳孔円検出失敗としてこの検出結果がアイリス円検出処理部32bへ送られる。
アイリス円検出処理部32bでは、瞳孔円検出処理部32aと同様に、内側が暗く、外側が明るいアイリス円15dの検出が行われる。アイリス円15dを検出できたときには、この検出結果が眼判定処理部32cへ送られる。また、探索範囲中でどのようなアイリス円15dも検出されなかった場合は、アイリス円検出失敗としてこの検出結果が眼判定処理部32cへ送られる。
眼判定処理部32cでは、瞳孔円検出処理部32a及びアイリス円検出処理部32bの検出結果に基づき、眼15が画像中に写っているか否かが判定される。この判定は、瞳孔円15bとアイリス円15dの検出が成功し、かつこれらの円15b,15dがほぼ同じ中心を持ち、さらに瞳孔円15bの内側の領域の平均画像濃度がある閾値より低いかどうかを調べることによって行われ、ターゲット眼画像が決定される。また、複数分割画像S31b中の各画像から眼15が写っていると思われる複数の候補が現れた場合、瞳孔円15bとアイリス円15dのエッジ部分の濃度差、2つの円15b,15dの位置、及び瞳孔円15b領域の画像濃度を評価し、最も眼15らしい画像を選択することによってターゲット眼画像が選択される。このようにして選択されたターゲット眼画像は、眼画像出力処理のためにターゲット眼画像拡大処理部33へ送られる。
ターゲット眼画像拡大処理部33では、図9のように分割されて小さくなっているターゲット眼画像が元のサイズに拡大されて1フレームの眼画像が出力される。この眼画像は、アイリス処理のためにアイリス処理部34へ送られる。
アイリス処理部34では、アイリスコード化処理部34aにおいて、送られてきた1フレームの眼画像からアイリスコードS34aが作成される。このアイリスコードS34aは、登録時には、アイリス登録処理部34bにおいて、被識別者14の個人情報と共にアイリス辞書34cに登録される。一方、照合時には、アイリス照合処理部34dにおいて、生成されたアイリスコードS34aが、アイリス辞書34cに登録されたアイリスコードと照らし合わされて照合処理が行われ、個人識別結果が出力される。
(効果)
参考例1の個人識別装置では、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nによって被識別者14を撮影し、この撮影した複数フレームの被識別者画像S16−1〜S16−nをフレームスイッチャ20でまとめて1フレームの複数分割画像S23を生成した後、この複数分割画像S23からホストコンピュータ30でターゲット眼画像を選択してアイリス15cの登録・照合処理を行うようにしているので、身長の異なる被識別者14に対して無理な姿勢を強要せずに、眼画像を撮影して個人識別を行うことが可能となる。しかも、複数フレームの被識別者画像S16−1〜S16−nをフレームスイッチャ20によりまとめて1フレームの複数分割画像S23を生成し、この複数分割画像S23をホストコンピュータ30で解析させるようにしているので、眼画像カメラ16−1〜16−nの構成が簡単になって個人識別装置のコストを低減できる。
(参考例2)
(構成)
図10は、本発明の参考例2を示すもので、図5の眼画像判定処理部32の構成図であり、参考例1を示す図5及び図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
参考例1の眼画像判定処理部32は、図7に示すように、瞳孔円検出処理部32a、アイリス円検出処理部32b、及び眼判定処理部32cで構成されている。これに対し、本参考例2の眼画像判定処理部32は、図10に示すように、図7と同様の瞳孔円検出処理部32a及びアイリス円検出処理部32bと、図7とは異なるフラクタル眼判定処理部32dとで構成されている。フラクタル眼判定処理部32dは、瞳孔円検出処理部32a及びアイリス円検出処理部32bの処理結果に基づき、アイリス領域のフラクタル次元を調べることによってターゲット眼画像を判定して選択するものである。
(識別方法)
図11(a)、(b)、(c)は図10のフラクタル眼判定処理部32dの説明図であり、同図(a)は元のアイリス画像、同図(b)は前処理を行ったアイリス画像、及び同図(c)は2値化処理後のアイリス画像を示す図である。以下、この図11を参照しつつ、図5の個人識別装置におけるこの参考例2の個人識別方法を説明する。
図5に示す個人識別装置において、参考例1と同様に、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nによって被識別者14が撮影され、フレームスイッチャ20から1フレームの複数分割画像S23が出力され、これが画像キャプチャ部31によってキャプチャされてデジタル映像信号からなる1フレームの複数分割画像S31bが眼画像判定処理部32へ送られる。眼画像判定処理部32では、1フレームの複数分割画像S31bから、アイリス15cが最も良く写っていると思われるターゲット眼画像が、図10に示すような方法で判定されて選択される。
即ち、図10に示す眼画像判定処理部32では、図7と同様に、瞳孔円検出処理部32aにおいて瞳孔円15bが検出され、次に、アイリス円検出処理部32bにおいてアイリス円15dが検出される。その後、フラクタル眼判定処理部32dでは、瞳孔円検出処理部32a及びアイリス円検出処理部32bの処理結果に基づき、眼15が画像中に写っているか否かが判定される。つまり、このフラクタル眼判定処理部32dでは、瞳孔円15bとアイリス円15dの検出が成功した場合、次のようにしてアイリス15cの領域におけるフラクタル次元を調べることにより、ターゲット眼画像が判定されて選択される。
フラクタル解析を行う場合、図11(a)のグレイスケール画像に対してフラクタル次元の計算を行うために2値化によって2値画像に変換する必要がある。2値化を行うと、画像の多くの情報量が失われてしまう可能性があるので、図11(a)のような元の画像の特徴的なパターンをなるべく残したまま2値化する必要がある。図11(a)のようなアイリス画像については、画像の階調値が不均一であるため、例えば、適応2値化処理を行う。この際、図11(a)のような元のアイリス画像では、アイリス15cの模様が識別し難いので、例えば、画像の階調値を分散することによって画像の細部を明瞭にするため、2値化を行う前に前処理としてヒストグラム平滑化を行い、図11(b)のような画像を得る。その後、適応2値化処理を行うと、図11(c)のようなアイリス画像が得られる。
フラクタル次元は、図形の複雑さを表す量であり、従来の点、直線、平面等のような経験的次元とは異なり、一般に非整数な値をとる。2次元の平面上の図形は、0〜2までの次元値をとり、複雑な図形ほど大きな値をもつ。フラクタル次元の算出法は、種々提案されており、ボックスカウント次元、ハウスドルフ次元、質量次元、ミンコフスキー・ブーリガン次元、相関次元、情報次元等がある。アイリス領域についてそれらの値を調べると、ほぼ決まった範囲の値をとる(例えば、微細なフラクタル構造が平面上にどのように分布しているのかをみるボックスカウント次元では、1.6±0.05)。そこで、その値1.6±0.05からターゲット眼画像を判定する。この場合、参考例1で用いた特徴量等も合わせて利用することも可能である。
このようにしてフラクタル眼判定処理部32dで選択されたターゲット眼画像は、参考例1と同様に、図5のターゲット眼画像拡大処理部33へ送られる。ターゲット眼画像拡大処理部33では、ターゲット眼画像が元のサイズに拡大され、アイリス処理部34へ送られる。アイリス処理部34では、参考例1と同様にして登録・照合処理が行われる。
(効果)
参考例2では、参考例1と同様の効果がある。さらに、1フレームの複数分割画像S31bからターゲット眼画像を判定して選択する場合、フラクタル次元を用いてターゲット眼画像の判定を行うので、参考例1に比べて若干処理時間がかかるが、より精度の高いターゲット眼画像の判定が行える。
(参考例3)
(構成)
図12は本発明の参考例3を示す個人識別装置の外観図、図13は図12の構成図、及び図14は図13のフレームスイッチャ20Aの構成図であり、参考例1を示す図4、図5及び図6中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図12に示すように、参考例3の個人識別装置では、図4のフレームスイッチャ20と異なる構成のフレームスイッチャ20Aが設けられると共に、図4のホストコンピュータ30に代えて、フレームスイッチャ制御部35を付加したホストコンピュータ30Aが、そのフレームスイッチャ20Aの出力側に設けられている。フレームスイッチャ制御部35は、フレームスイッチャ20Aを制御し、アナログ映像信号からなる1フレームの複数分割画像S23の出力と、アナログ映像信号からなる1フレーム毎の被識別者画像S16−1〜S16−nの出力とを切り換える機能を有している。
図13に示すように、ホストコンピュータ30A内には、図5と同様の画像キャプチャ部31、眼画像判定処理部32及びアイリス処理部34が設けられると共に、図5のターゲット眼画像拡大処理部33に代えて、画像取得制御手段(例えば、フレームスイッチャ制御部)35及び再キャプチャ手段(例えば、眼画像再キャプチャ部)36が設けられている。フレームスイッチャ制御部35及び眼画像再キャプチャ部36は、眼画像出力手段を構成するものであり、このうち眼画像再キャプチャ部36は、フレームスイッチャ20Aから送られてくるアナログ映像信号からなる1フレームの被識別者画像(S16−1〜S16−n中のいずれか1つ)をA/D変換によってデジタル映像信号からなる1フレームの眼画像を出力し、アイリス処理部34へ送るものである。
図14に示すように、フレームスイッチャ20Aは、図6のフレームスイッチャ20に切換手段24を付加した構成になっている。切換手段24は、例えば、入力バッファ21の出力側と画像サイズ縮小手段22の入力側との間に接続され、フレームスイッチャ制御部35の制御により、入力バッファ21から送られてくるアナログ映像信号からなる1フレーム毎の被識別者画像S16−1〜S16−nを画像サイズ縮小手段22へそのまま出力するか、あるいはその被識別者画像S16−1〜S16−n中のいずれか1つをアイリス処理部34へ出力するかを、切り換えるものである。
(識別方法)
参考例3の個人識別装置を用いた識別方法では、図13に示すように、フレームスイッチャ制御部35及び眼画像再キャプチャ部36での眼画像出力処理が、図5のターゲット眼画像拡大処理部33での眼画像出力処理と異なっている。以下、その識別方法を説明する。
図13において、フレームスイッチャ20A及び画像キャプチャ部31による分割画像生成処理と、眼画像判定処理部32による選択処理とは、図5の識別方法と同様に行われる。即ち、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nによって撮影されたアナログ映像信号からなる1フレーム毎の被識別者画像S16−1〜S16−nから、フレームスイッチャ20Aによって、アナログ映像信号からなる1フレームの複数分割画像S23が生成される。この複数分割画像S23は、画像キャプチャ部31によってキャプチャされてデジタル映像信号からなる1フレームの複数分割画像S31bに変換され、眼画像判定処理部32によってその複数分割画像S23からターゲット眼画像が判定されて選択される。
参考例1を示す図5では、眼画像判定処理部32による選択処理の後、ターゲット眼画像拡大処理部33の眼画像出力処理によってターゲット眼画像を複数分割画像S31bから拡大することで、通常の画像サイズに拡大してアイリス処理部34へ送っている。しかし、眼画像カメラ16−1〜16−nの台数が増えると、複数分割画像S31b中の画像が小さくならざるを得ない。この場合、図5のようにターゲット眼画像拡大処理部33において複数分割画像S31bから拡大処理を行うと、元の眼画像の情報が落ち過ぎてしまう場合がある。
そこで、参考例3を示す図13では、眼画像判定処理部32によってターゲット眼画像が決定すると、フレームスイッチャ制御部35において、これまで複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nの被識別者画像S16−1〜S16−nをフレームスイッチャ20Aから複数分割画像S23として出力していたものを、該フレームスイッチャ20Aを制御して切換手段24の出力側を眼画像再キャプチャ部36側へ切り換える。そして、ターゲット眼画像が撮影された眼画像カメラ(16−1〜16−n中のいずれか1つ)によって再度眼画像を撮影し、この眼画像をフレームスイッチャ20A内の切換手段24から出力させる。この眼画像は、眼画像再キャプチャ部36によってキャプチャされ、デジタル映像信号からなる1フレームの眼画像に変換される。これにより、図5のような拡大処理を行わずに、ターゲット眼画像を獲得することが可能となる。この眼画像は、アイリス処理部34へ送られ、図5と同様に登録・照合処理が行われる。
(効果)
参考例3では、参考例1とほぼ同様の効果がある。しかし、眼画像判定処理部32によってターゲット眼画像が決定した場合、参考例1のように複数分割画像S31bから眼画像を拡大するのではなく、再度眼画像を撮り直し、眼画像再キャプチャ部36によってデジタル信号に変換するので、より正確な眼画像が得られ、より精度の高い登録・照合処理が可能となる。
(実施例1)
(構成)
図1は本発明の実施例1を示す個人識別装置の外観図、及び図15は図1の構成図であり、参考例1を示す図4及び図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図1に示すように、本実施例1の個人識別装置では、図4の各眼画像カメラ16−1〜16−nの横にそれぞれセンサ(例えば、近接センサ)18−1〜18−nが設置されている。各近接センサ18−1〜18−nは、被識別者14までの距離を検出するものであり、この出力側が、図4のホストコンピュータ30と異なる構成のホストコンピュータ30B内に設けられたセンサ制御部37に接続されている。ホストコンピュータ30B内のセンサ制御部37は、近接センサ18−1〜18−nの検出結果を取得するものである。
図15に示すように、ホストコンピュータ30Bは、図5のホストコンピュータ30に対し、センサ制御部37及び不要眼画像検出処理部38を追加した構成になっている。センサ制御部37及び不要眼画像検出処理部38は、画像選択手段を構成し、このうち不要眼画像検出処理部38は、画像キャプチャ部31と眼画像判定処理部32との間に接続され、センサ制御部37で取得された近接センサ18−1〜18−nの検出結果から、被識別者14の身長を推定し、画像キャプチャ部31で変換された1フレームの複数分割画像S31b中から、眼が写っていると思われる眼画像を大まかに選択し、この選択結果を眼画像判定処理部32へ送るものである。
(識別方法)
図16は、図1の近接センサ18−1〜18−nによって身長が検出される様子を示す図である。以下、図16を参照しつつ、図1及び図15の個人識別装置を用いた個人識別方法を説明する。
図15の個人識別装置では、参考例1と同様に、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nによって撮影された被識別者画像S16−1〜S16−nが、フレームスイッチャ20及び画像キャプチャ部31による分割画像生成処理により、デジタル映像信号からなる1フレームの複数分割画像S31bが生成される。参考例1では、その複数分割画像S31bを用いて眼画像の判定処理を行っている。これに対し、本実施例1では、各眼画像カメラ16−1〜16−nの横に設置された近接センサ18−1〜18−nにより、被識別者14までの距離を検出し、この検出結果をセンサ制御部37で取得して不要眼画像検出処理部38へ送る。
不要眼画像検出処理部38では、センサ制御部37から送られてきた検出結果に基づき、被識別者14の近接を検出した最も上の近接センサ18−3が該被識別者14の頭頂部であることを推定し(即ち、被識別者14の身長を推定し)、眼15が写ると思われる近接センサ18−3,18−4,18−5を予測し、明らかに眼15が写っていないと思われる画像を除き、眼15が写っていると思われる画像を大まかに選択する。この選択結果から、参考例1と同様に、眼画像判定処理部32によって眼15が写っていると思われる所望の眼画像が判定されて選択され、この選択されたターゲット眼画像がターゲット眼画像拡大処理部33で拡大される。拡大された1フレームのターゲット眼画像は、参考例1と同様に、アイリス処理部34で登録・照合処理が行われる。
(効果)
本実施例1では、近接センサ18−1〜18−n、センサ制御部37及び不要眼画像検出処理部38を設けたので、調べるべき眼画像を絞って眼画像判定処理部32においてターゲット眼画像を選択する場合の判定すべき眼画像を減らすことができる。これにより、高速かつ高精度にターゲット眼画像を判定でき、登録・照合処理全体も高速かつ高精度にすることができる。さらに、参考例1とほぼ同様の効果も得られる。
(利用形態等)
本発明は、上記参考例や実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形として、例えば、次のようなものがある。
(a) 参考例1、2、3や実施例1については、それぞれ組み合わせて構成することが可能である。例えば、参考例3及び実施例1における眼画像判定処理部32は、図7で構成する他に、参考例2の図10で構成することも可能である。また、実施例1を示す図15のターゲット眼画像拡大処理部33に代えて、参考例3を示す図13のフレームスイッチャ制御部35及び眼画像再キャプチャ部36を利用することも可能である。
(b) 参考例1、2、3及び実施例1におけるフレームスイッチャ20,20Aは、例えば、シーケンシャルスイッチャに変更することも可能である。シーケンシャルスイッチャとは、画像入力は1つであるが、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nへの接続を制御することで、これらの複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nからの画像を獲得することが可能になるため、これらの複数の画像を複数分割画像として出力すれば、フレームスイッチャ20,20Aと同様な機能を果たすことができる。
(c) 参考例1、2、3及び実施例1では、複数台の眼画像カメラ16−1〜16−nを縦方向に1列に配置しているが、これらを縦方向に複数列配置してもよい。これにより、被識別者14がずれて立っているときにも対応でき、この被識別者14から的確にターゲット眼画像を取得することができる。
本発明の実施例1を示す個人識別装置の外観図である。 従来の個人識別装置の外観図である。 図2の構成図である。 本発明の参考例1を示す個人識別装置の外観図である。 図4の構成図である。 図5のフレームスイッチャ20及び画像キャプチャ部31の構成図である。 図5の眼画像判定処理部32の構成図である。 図4の眼15のアイリスを示す図である。 図6の複数分割画像の例を示す図である。 本発明の参考例2を示すもので、図5の眼画像判定処理部32の構成図である。 図10のフラクタル眼判定処理部32dの説明図である。 本発明の参考例3を示す個人識別装置の外観図である。 図12の構成図である。 図13のフレームスイッチャ20Aの構成図である。 図1の構成図である。 図1の近接センサ18−1〜18−nによって身長が検出される様子を示す図である。
符号の説明
13 コールドミラー
14 被識別者
15 眼
15a 瞳孔
15c アイリス
16−1〜16−n 眼画像カメラ
18−1〜18−n 近接センサ
20,20A フレームスイッチャ
30,30A,30B ホストコンピュータ
31 画像キャプチャ部
32 眼画像判定処理部
32a 瞳孔円検出処理部
32b アイリス円検出処理部
32c 眼判定処理部
32d フラクタル眼判定処理部
33 ターゲット眼画像拡大処理部
34 アイリス処理部
35 フレームスイッチャ制御部
36 眼画像再キャプチャ部
37 センサ制御部
38 不要眼画像検出処理部

Claims (2)

  1. 被識別者の身長方向である縦方向に1列又は複数列配置され、該被識別者をそれぞれ撮影して複数の被識別者画像を出力する複数の眼画像カメラと、
    前記複数の眼画像カメラの横にそれぞれ設置され、前記被識別者までの距離を検出する複数のセンサとを備え、
    前記センサの検出結果から前記被識別者の身長を推定し、前記複数の眼画像カメラでそれぞれ撮影された前記複数の被識別者画像から、眼が写っていると思われる眼画像を選択し、この眼画像中のアイリスパターンを用いて個人識別を行う構成にしたことを特徴とする個人識別装置。
  2. 被識別者の身長方向である縦方向に配置された一方向透過性のコールドミラーと、
    前記被識別者と対向する前記コールドミラーの反対側において該被識別者の身長方向である縦方向に1列又は複数列配置され、該被識別者をそれぞれ撮影して複数の被識別者画像を出力する複数の眼画像カメラと、
    前記複数の眼画像カメラの横にそれぞれ設置され、前記被識別者までの距離を検出する複数のセンサとを備え、
    前記センサの検出結果から前記被識別者の身長を推定し、前記複数の眼画像カメラでそれぞれ撮影された前記複数の被識別者画像から、眼が写っていると思われる眼画像を選択し、この眼画像中のアイリスパターンを用いて個人識別を行う構成にしたことを特徴とする個人識別装置。
JP2005361383A 2005-12-15 2005-12-15 個人識別装置 Expired - Fee Related JP4345741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005361383A JP4345741B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 個人識別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005361383A JP4345741B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 個人識別装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36530299A Division JP3797839B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 個人識別装置及び個人識別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006130325A true JP2006130325A (ja) 2006-05-25
JP4345741B2 JP4345741B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=36724333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005361383A Expired - Fee Related JP4345741B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 個人識別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4345741B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016846A1 (ja) * 2007-08-02 2009-02-05 Panasonic Corporation 虹彩認証装置および虹彩認証システム
JPWO2020202881A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08
CN113405505A (zh) * 2020-03-16 2021-09-17 同方威视技术股份有限公司 基于多传感器的距离与身高的确定方法及其装置
CN113966607A (zh) * 2019-06-18 2022-01-21 日本电气株式会社 成像系统、成像方法、控制装置、计算机程序和记录介质
EP3930301A4 (en) * 2019-02-18 2022-04-20 NEC Corporation IMAGE PROCESSING APPARATUS, METHOD, SYSTEM AND COMPUTER READABLE MEDIA
US12029484B2 (en) 2020-03-16 2024-07-09 Nuctech Company Limited Method and device of determining distance and height based on a plurality of sensors

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016846A1 (ja) * 2007-08-02 2009-02-05 Panasonic Corporation 虹彩認証装置および虹彩認証システム
US11734957B2 (en) 2019-02-18 2023-08-22 Nec Corporation Image processing apparatus, method, system, and computer readable medium
EP3930301A4 (en) * 2019-02-18 2022-04-20 NEC Corporation IMAGE PROCESSING APPARATUS, METHOD, SYSTEM AND COMPUTER READABLE MEDIA
JPWO2020202881A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08
WO2020202881A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本電気株式会社 撮像装置、撮像方法、および撮像システム
JP7211492B2 (ja) 2019-03-29 2023-01-24 日本電気株式会社 撮像システムおよび撮像方法
EP3989532A4 (en) * 2019-06-18 2022-06-01 NEC Corporation IMAGING SYSTEM, IMAGING METHOD, CONTROL DEVICE, COMPUTER PROGRAM AND RECORDING MEDIUM
CN113966607A (zh) * 2019-06-18 2022-01-21 日本电气株式会社 成像系统、成像方法、控制装置、计算机程序和记录介质
CN113966607B (zh) * 2019-06-18 2024-02-20 日本电气株式会社 成像系统、成像方法和记录介质
US11997377B2 (en) 2019-06-18 2024-05-28 Nec Corporation Imaging system, imaging method, control apparatus, computer program and recording medium
CN113405505B (zh) * 2020-03-16 2022-09-16 同方威视技术股份有限公司 基于多传感器的距离与身高的确定方法及其装置
CN113405505A (zh) * 2020-03-16 2021-09-17 同方威视技术股份有限公司 基于多传感器的距离与身高的确定方法及其装置
US12029484B2 (en) 2020-03-16 2024-07-09 Nuctech Company Limited Method and device of determining distance and height based on a plurality of sensors

Also Published As

Publication number Publication date
JP4345741B2 (ja) 2009-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4898532B2 (ja) 画像処理装置および撮影システム並びに瞬き状態検出方法、瞬き状態検出プログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体
KR101665130B1 (ko) 복수의 인물에 대한 이미지 생성 장치 및 방법
EP0989517B1 (en) Determining the position of eyes through detection of flashlight reflection and correcting defects in a captured frame
US10304164B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium for performing lighting processing for image data
KR101539043B1 (ko) 인물 구도 제안 영상 촬영 장치 및 방법
JP5704905B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP6564271B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP4732299B2 (ja) 特定被写体像の検出方法およびデジタルカメラ
JP2011211438A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007011667A (ja) 虹彩認証装置および虹彩認証方法
KR20100075167A (ko) 얼굴인식 기능을 이용한 디지털 영상 촬영 장치 및 방법
JP2006350578A (ja) 画像分析装置
WO2011121917A1 (en) Image processing apparatus, method, and computer program storage device
JP2005353010A (ja) 画像処理装置および撮像装置
JP2006146323A (ja) 顔特徴照合装置、顔特徴照合方法、及びプログラム
JP4345741B2 (ja) 個人識別装置
JP2003150942A (ja) 目位置追跡方法
JP2007025758A (ja) 人の顔画像抽出方法及び同装置
JP2010244156A (ja) 画像特徴量検出装置及びこれを用いた視線方向検出装置
JP2009123081A (ja) 顔検出方法及び撮影装置
JP2009015518A (ja) 眼画像撮影装置及び認証装置
JP3970573B2 (ja) 顔画像認識装置および方法
JP3797839B2 (ja) 個人識別装置及び個人識別方法
JP2011071925A (ja) 移動体追尾装置および方法
JP2008006149A (ja) 瞳孔検出装置、及び虹彩認証装置、並びに瞳孔検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees