JP2006129916A - 無線icタグとそれを利用した装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】財布、定期入れ、名刺入れ、携帯電話のように洗ってはいけないような物品に対して、洗濯乾燥などの特定行為を禁止する無線ICタグを提供することを目的とする。
【解決手段】無線ICタグ12は、洗濯乾燥などの特定行為を禁止する情報を含むものである。これを読取手段2で読み取り処理手段3により、洗濯乾燥の行為を禁止して損傷から守り、破損あるいは変色あるいは変質させてしまうというトラブルを未然に防ぐことができる。
【選択図】図1
【解決手段】無線ICタグ12は、洗濯乾燥などの特定行為を禁止する情報を含むものである。これを読取手段2で読み取り処理手段3により、洗濯乾燥の行為を禁止して損傷から守り、破損あるいは変色あるいは変質させてしまうというトラブルを未然に防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、非接触でデータを読み書きできる無線ICタグとそれを利用した装置およびプログラムに関するものである。
従来、例えば、洗濯乾燥機では、水や洗剤を使用して洗濯するので、汚れの種類によっては綺麗に洗濯できないことや、反対に水や洗剤のために被洗濯乾燥物を傷めてしまうということがあった。そのため、非接触ICタグを被洗濯乾燥物に付してその被洗濯乾燥物に応じた洗濯制御を行い、更には使用者の好みまで反映する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−195063号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗濯乾燥機で洗濯可能な被洗濯乾燥物に対しては有効であるが、財布、定期入れ、名刺入れ、携帯電話のように洗ってはいけないような物品が衣類のポケットに間違って入れたままで洗濯乾燥させてしまうといった危険性を排除するものではなかった。財布などをズボンのポケットに入れたことに気がつかないまま洗濯乾燥させてしまい、財布はもちろん中のお札もボロボロにしてしまうという経験は誰しも思い当たるところである。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、財布、定期入れ、名刺入れ、携帯電話のように洗ってはいけないような物品に対して、洗濯乾燥などの特定行為を禁止する無線ICタグとそれを利用した装置およびプログラムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の無線ICタグは、特定行為を禁止(または許可)する情報を含むものである。これにより、特定の行為を禁止した物品を人為的ミスなどにより破壊してしまうことを予め防止することができる。
また、本発明の装置は、特定行為を禁止(または許可)する情報を含む無線ICタグを検知した場合、特定行為を行わない(または許可する)ようにしたものである。これにより、特定の行為を禁止した物品が存在した場合は、例えば、洗濯乾燥スイッチが押されても洗濯乾燥を行わないものである。
また、本発明のプログラムは、装置における機能の少なくとも一部をコンピュータに実行させるものである。これにより、装置の一部あるいは全てをプログラムとして容易に実現することができるものである。
本発明の無線ICタグとそれを利用した装置およびプログラムは、特定の行為を禁止(または許可)した物品を人為的ミスなどにより破壊してしまうことを予め防止することができる。
第1の発明は、特定行為を禁止(または許可)する情報を含む無線ICタグとすることにより、無線ICタグが貼付された物品に対して特定の行為を禁止(または許可)して、例えば、破損あるいは変色あるいは変質させてしまうというトラブルを未然に防ぐことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、特定行為を禁止(または許可)する情報は、洗濯あるいは乾燥を禁止(または許可)する情報であることにより、洗濯・乾燥できない(可能とする)物品に無線ICタグを貼付しておくことにより、洗濯・乾燥機に具備した読取手段で無線ICタグからデータを読み取り、禁止物品であると判断した場合には洗濯・乾燥という動作に入らない、あるいは洗濯・乾燥機に具備した警報装置から報知することができる。これにより、誤って洗濯・乾燥してはいけない物品を洗濯・乾燥機に入れてしまっても洗濯・乾燥しない、あるいは入れた時点で、そのことを報知するので、その場で即座にミスに気づくことができ、物品を破損、変色、変質させてしまうというトラブルを未然に防ぐことができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、特定行為を禁止(または許可)する情報は、塩素あるいはサラシ粉の使用を禁止(または許可)する情報であることにより、塩素、サラシ粉を使用してはいけない物品に対してトラブルを未然に防ぐことができる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、特定行為を禁止(または許可)する情報は、食器洗いあるいは食器乾燥を禁止(または許可)する情報であることにより、食器洗い・乾燥してはいけない物品に対してトラブルを未然に防ぐことができる。
第5の発明は、特に、第1の発明において、特定行為を禁止(または許可)する情報は、加熱あるいは冷却を禁止する(または許可)情報であることにより、加熱・冷却してはいけない物品に対してトラブルを未然に防ぐことができる。
第6の発明は、特定行為を禁止する(または許可)情報を含む無線ICタグを検知した場合、特定行為を行わないようにした装置とすることにより、無線ICタグが貼付された物品に対して特定の行為を禁止して損傷から守り、破損あるいは変色あるいは変質させてしまうというトラブルを未然に防ぐことができる。
第7の発明は、特定行為を禁止する(または許可)情報を含む無線ICタグを検知した時点で、警告を発するようにした装置とすることにより、特定の行為が禁止(または許可)された物品に無線ICタグが貼付され、その物品が装置に入れられた瞬間に警告を発することができ、より迅速に利用者がミスに気づくことが期待できる。
第8の発明は、第6または第7の発明の装置における機能の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムとすることにより、CPU、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータなどのハードリソースを協働させて本発明の装置の一部あるいは全てをプログラムとして容易に実現することができる。また記録媒体に記録あるいは通信回線を用いてプログラム配信することにより、プログラム配布が他の手段に比べて極めて簡単に実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における無線ICタグの使用例を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1における無線ICタグの使用例を示すものである。
図に示すように、洗濯乾燥機1は、無線ICタグのデータを読み取る読取手段2、そのデータを処理する処理手段3、そしてその判定結果により洗濯乾燥機能を制御する洗濯乾燥制御手段4を具備している。
洗濯乾燥機1に入れられた被洗濯乾燥物10にはポケットの中に物品11が入っており、この物品11は洗濯乾燥してはいけない定期入れ、財布、名刺入れ、腕時計、携帯電話などであって、洗濯乾燥を禁止する情報を含む無線ICタグ12が貼付、もしくは封入されている。この無線ICタグ12のデータを読取手段2が読み出し、読み込まれたデータは処理手段3にて処理される。
なお、無線ICタグ12は洗濯乾燥機で洗濯乾燥可能かどうかの情報を含むデータを持っており、読取手段2で読み出すことができる。無線ICタグ12から読み取られたデータは処理手段3にて処理される。洗濯乾燥を禁止している情報が含まれていれば洗濯乾燥制御手段4を介して、洗濯乾燥禁止処理を行う。洗濯乾燥を禁止している情報がなければ同様に洗濯乾燥開始処理を行う。
図2は、無線ICタグ12を使用した装置の動作シーケンスの一例を示す。ステップ21で洗濯乾燥を開始するかどうかを監視して、開始になった時点でステップ22において洗濯乾燥機内に入れられている物品11の無線ICタグ12からデータを読み出す。ステップ23においてステップ22で読み込んだデータに洗濯乾燥機が禁止されているものがあるかどうかを判定し、一つでも該当するものがあればステップ25において洗濯乾燥を禁止する。該当するものが一つもなかった場合にはステップ24において洗濯乾燥を開始する。
なお、洗濯乾燥機で説明したが、洗濯機または乾燥機でもよい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における無線ICタグの使用例を示すものである。
図3は、本発明の実施の形態2における無線ICタグの使用例を示すものである。
図に示すように、洗濯乾燥機1は、無線ICタグのデータを読み取る読取手段2、そのデータを処理する処理手段3、そしてその判定結果により警報を報知して注意を喚起するための警報報知手段5を具備している。被洗濯乾燥物10、物品11、無線ICタグ12については、実施の形態1と同様である。ここで、洗濯してはいけない被洗濯乾燥物10を検知した場合には、警報報知手段5により報知する。報知には光、音、音声、振動、表示などのいずれか、もしくはその組合せでも構わない。
図4は、洗濯乾燥機の動作シーケンスの一例を示す。ステップ31で被洗濯乾燥物洗い乾燥の扉、蓋が開いているかどうかを監視して、開いた時点でステップ32において、常時、無線ICタグ12からデータを読み出す。ステップ33においてステップ32で読み込んだデータに洗濯乾燥物洗いが禁止されたものがあるかどうかを判定し、一つでも該当するものがあればステップ34にて洗濯不可として警報報知する。該当するものが一つもなかった場合には、再度ステップ31から繰り返す。
これにより洗濯乾燥機の扉、蓋が開けられて被洗濯乾燥物10が入れられた時に即座にその被洗濯乾燥物10に含まれた物品11の無線ICタグ12からデータを読み出し、洗濯乾燥不可能な被洗濯乾燥物を発見しだい警報報知する。また、扉、蓋が開いているかどうかに関わらず、常時、無線ICタグ12のデータを読み出す、あるいは洗濯乾燥のスイッチがONされた時だけに無線ICデータ12を読み出して同様の警報報知をしても構わない。
また、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータなどのハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録、もしくはインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
また、本実施例では非常に限られた用途だけを例として用いているが、洗濯乾燥禁止以外にも、塩素やサラシ粉の使用を禁止、あるいは、食器洗い・食器乾燥を禁止、あるいは、加熱あるいは冷却を禁止、あるいは、凍結防止などにも適用可能で、いずれの場合にも同等の効果を発揮するものである。
なお、本実施の形態では特定の行為を禁止する情報を無線ICタグで説明したが、これを逆の論理として、特定行為を許可する情報を含む無線ICタグとしてもよい。処理手段3は無線ICタグが許可した行為のみを実行する。
以上のように、本発明にかかる無線ICタグとそれを利用した装置およびプログラムは、特定の行為を禁止した物品を人為的ミスなどにより破壊してしまうことを予め防止することができるので、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機などにかかわらず各種の装置に適用することができる。
また、無線ICタグを貼付、もしくは封入された物品は、定期入れ、財布、名刺入れ、腕時計、携帯電話に限らない。
また、本発明では
1 洗濯乾燥機
2 読取手段
3 処理手段
4 洗濯乾燥制御手段
5 警報報知手段
10 被洗濯乾燥物
11 物品
12 無線ICタグ
2 読取手段
3 処理手段
4 洗濯乾燥制御手段
5 警報報知手段
10 被洗濯乾燥物
11 物品
12 無線ICタグ
Claims (8)
- 特定行為を禁止(または許可)する情報を含む無線ICタグ。
- 特定行為を禁止(または許可)する情報は、洗濯あるいは乾燥を禁止(または許可)する情報である請求項1に記載の無線ICタグ。
- 特定行為を禁止(または許可)する情報は、塩素あるいはサラシ粉の使用を禁止(または許可)する情報である請求項1に記載の無線ICタグ。
- 特定行為を禁止(または許可)する情報は、食器洗いあるいは食器乾燥を禁止(または許可)する情報である請求項1に記載の無線ICタグ。
- 特定行為を禁止(または許可)する情報は、加熱あるいは冷却を禁止する(または許可)情報である請求項1に記載の無線ICタグ。
- 特定行為を禁止(または許可)する情報を含む無線ICタグを検知した場合、特定行為を行わない(行う)ようにした装置。
- 特定行為を禁止(または許可)する情報を含む無線ICタグを検知した時点で、警告を発するようにした装置。
- 請求項6または7に記載の装置における機能の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004318974A JP2006129916A (ja) | 2004-11-02 | 2004-11-02 | 無線icタグとそれを利用した装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006129916A true JP2006129916A (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=36723959
Family Applications (1)
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JP2004318974A Pending JP2006129916A (ja) | 2004-11-02 | 2004-11-02 | 無線icタグとそれを利用した装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006129916A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008302175A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Teruhiro Komaki | 貴重品誤投入防止機能付き洗濯機 |
US7737839B1 (en) | 2008-01-24 | 2010-06-15 | Sprint Communications Company L.P. | System and method for protecting pocket-portable electronic devices |
JP2020113149A (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電子タグおよびその利用機器システム |
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2004
- 2004-11-02 JP JP2004318974A patent/JP2006129916A/ja active Pending
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