JP2006129166A - 画像処理装置及び画像処理装置の設定情報記憶方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理装置の設定情報記憶方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安全かつ迅速に画像処理装置の設定情報を配布・記憶可能にする仕組みを提供する。
【解決手段】 通信手段と設定情報を受信する手段と、ユーザ操作判定手段と、設定情報の一時記憶手段と、設定情報記憶手段とを設け、ユーザが操作中は設定情報を一次記憶手段に記憶し、操作が完了、あるいは操作中であっても設定情報を更新できるタイミングを判定し設定情報を適切に更新する画像処理装置及び画像処理装置の設定情報記憶方法。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信手段により相互に接続された複数の画像処理装置により構成され、特定の画像処理装置の設定情報と他の画像処理装置の設定情報を同期させる設定情報共有システムにおいて、設定情報を受信した画像処理装置が設定情報を適切なタイミングで記憶する画像処理装置、および画像処理装置の設定情報記憶方法に関するものである。
従来から、画像処理装置の設定情報を複数の画像処理装置にわたって配布・記憶するための手段として、大別するとプッシュ型とプル型が存在している。このうちプッシュ型の実施形態としては、ある画像処理装置の設定情報をWWWブラウザなどによりコンピュータにダウンロードしたものか、もしくはコンピュータ上で作成された設定情報を、目的とする画像処理装置それぞれにアップロードするといった手段が用いられていた。
また、近年では、コンピュータを利用せずに画像処理装置同士が直接設定情報を送受信することにより設定情報を配布・記憶するといった手段が、画像処理装置以外のコンピュータを必要としない利便性から次第に用いられつつある。
その際、受信側の画像処理装置でユーザが操作中に設定情報の記憶を行い、ユーザが意図していない動作を行なうことを防ぐために、記録開始前に操作を禁止する画面を表示しているものがある。
また、省電力状態に遷移する際に設定情報を不揮発性メモリに記憶させ、復帰時に読み出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−074621号公報
しかしながら、プッシュ型の実施形態では設定情報受信時の画像処理装置の状態に応じて問題が発生することが懸念されていた。一例としては、ユーザがファクス送信を行なうために画像処理装置に設定されている相手先ファクス番号をワンタッチやアドレス帳より選択し、ジョブを実行した後に設定情報を受信・記憶した場合において、ユーザが選択した相手先ファクス番号が変更されていた場合には異なるファクス番号に発信してしまうことが想定される。別例としては、画像処理装置がIDとパスワードによりカウント管理されていた場合において、実行中IDとパスワードが消去または変更されていた場合にはジョブの異常動作やカウンタ情報が誤ってカウントされてしまうといったことも想定される。
特に、システム管理者が設定情報を毎日定時に自動配布・記憶するように設定した場合、ユーザが介在しない状態で設定情報の書き換えが頻繁に行われるようになり、ユーザが意図しない書き換えが発生する可能性がより高まっている。具体的には、記録開始前に操作を禁止する画面を表示するだけでは、ユーザの操作途中にも割り込んでしまい、ユーザがそれまで行なっていた設定情報がクリアされてしまうなどの問題があった。
また、省電力状態への遷移時に処理する場合は、省電力状態に遷移しない限り設定情報の記憶が行なわれないという問題があった。特に省電力状態への遷移はユーザの設定などにより遷移しないように構成されるケースもあり、その場合は設定情報の共有機能そのものが動作できないという問題のあった。
さらに、システム全体を管理する管理者にとって、システム内の画像処理装置の設定が短時間で共有できなければ、画像処理装置間の設定不整合による動作不具合などが発生し、システムサポートなどの管理コストが増大するという問題もあった。加えて、システムを使用するユーザが不在となる深夜などに作業を行なおうとする場合、システム内のすべての画像処理装置の電源がOnになっているか確認し、Offの場合は再投入してまわる必要があるなど、管理者自身の作業も非効率的であった。
このような背景から、本発明は、安全かつ迅速に画像処理装置の設定情報を配布・記憶可能にする画像処理装置及び画像処理装置の設定情報記憶方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の画像処理装置は、通信手段を有する画像処理装置において、画像処理装置内部の設定情報を送信する設定情報送信手段と、前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、ユーザが画像処理装置を操作するための操作手段と、前記操作手段をユーザがどのような操作をしているかを判定するユーザ操作判定手段と、前記設定情報を一時記憶領域に記憶する一時記憶手段と、前記設定情報の記憶を行なう設定情報記憶手段とを有し、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した後、前記ユーザ操作判定手段において、画像処理装置をユーザが操作していない状態か、あるいはユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶しても問題が無いタイミングかを判定し、前記設定情報の記憶ができない状態であると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶し、前記設定情報の記憶が可能であると判定された場合、あるいは前記一時記憶手段に記憶後に改めて前記設定情報の記憶が可能であると判定された場合は、前記設定情報記憶手段により設定情報を記憶することを特徴とする。
さらに、請求項2の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作していない状態の判定方法として、設定内容を初期状態に戻すオート・クリア・イベントを検知以降、前記操作手段から操作が行なわれていないことにより判定することを特徴とする。
さらに、請求項3の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、前記ユーザ操作判定手段は、設定情報の記憶が可能であると判定するタイミングとして、設定内容を初期状態に戻すオート・クリア・イベント、または省電力モードに遷移するオート・スリープ・イベントにより判定することを特徴とする。
さらに、請求項4の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定するタイミングとして、ユーザが自分の設定した内容をクリアするリセットキーの押下、またはソフトウェア電源キーの押下により判定することを特徴とする。
さらに、請求項5の発明の画像処理装置は、請求項4の発明に加え、前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定後、前記設定情報の記憶を実行してよいか確認する画面を表示し、その画面において実行が指示されたことにより判定することを特徴とする。
さらに、請求項6の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、画像処理装置を操作する際にユーザの認証を行なうユーザ認証手段を設け、前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定するタイミングとして、ユーザのログアウトにより判定することを特徴とする。
さらに、請求項7の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した際、送信元の画像処理装置を特定する情報を記憶する送信元情報記憶手段と、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した設定情報を、前記一時記憶手段に記憶したこと、あるいは、前記設定情報記憶手段により設定情報を記憶したことを通知する通知手段をさらに有し、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した設定情報を前記送信元情報記憶手段で示される送信元に通知することを特徴とする。
さらに、請求項8の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、前記設定情報受信手段により受信した前記設定情報の処理状況を履歴として保持する履歴保持手段と、前記履歴保持手段に保持された履歴を前記操作手段に表示する履歴表示手段と、前記通信手段を介して履歴を送信する履歴送信手段とをさらに有し、前記通信手段から所定の要求があった際に要求元に対して履歴を送信することを特徴とする。
さらに、請求項9の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、前記操作手段にメッセージを表示するメッセージ表示手段をさらに有し、前記設定情報の記憶中は前記メッセージ表示手段によりメッセージの表示を行なうことにより、ユーザによる操作が行なえないようにすることを特徴とする。
さらに、請求項10の発明の画像処理装置は、請求項2乃至請求項9のいずれか複数の特徴を同時に持つことを特徴とする。
本発明の第1の請求項によれば、ユーザが画像処理装置の操作中であっても、適切なタイミングで設定情報の更新が行なえるようになり、設定情報の共有が迅速に行なえるようになる。
本発明の第2の請求項によれば、ユーザが操作していない状態を適切に検出できるようになる。
本発明の第3の請求項によれば、ユーザが操作が完了したことを適切に検出できるようになる。
本発明の第4の請求項によれば、ユーザの操作中であっても設定情報の更新が可能なタイミングが明確になる。
本発明の第5の請求項によれば、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定後、ユーザに設定情報記憶のタイミングの確認を行なうことにより、ユーザの都合にあわせた処理が可能になる。
本発明の第6の請求項によれば、ユーザ認証を行なうような画像形成装置においても、設定情報の更新が適切、且つ迅速に行なえるようになる。
本発明の第7の請求項によれば、設定情報の更新結果を送信元に送ることにより、送信元において共有状況が識別できるようになり、システム全体の管理作業効率を上げることができる。
本発明の第8の請求項によれば、設定情報の処理状況を履歴に残すことにより、画像形成装置の設定情報の更新状況をより確実に知ることができるようになり、システム全体の管理作業効率をさらにあげることができる。
本発明の第9の請求項によれば、前記設定情報の記憶中は前記メッセージ表示手段によりメッセージの表示を行なうことにより、ユーザによる操作が行なえないようにすることにより、ユーザの設定情報を不意に書き換えることが防止できる。
本発明の第10の請求項によれば、上記の効果を複合して得られることにより、ユーザが画像処理装置を操作中であっても、適切なタイミングで設定情報を書き換えられるため、設定情報の共有がより迅速に行なえるようになる。したがって、システム内に存在する複数の画像処理装置の設定を短時間でそろえることが可能となる。その結果、システムを管理する管理者にとっては、設定不整合によるシステムの問題を回避しやすくなり、かつ通常業務時間内での作業が可能になるため、管理コストの低減にもつながる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下に実施例1を示す。
図1は、実施例1における、画像処理装置が利用される一般的なシステム構成図である。
複写機1001、複写機1002は原稿を読み取り、さまざまな装置に送信する装置である。ファクシミリ1003は複写機1001の複写機が読み取ったデータを公衆回線1009を介して受信しプリントするファクシミリ装置である。データベース/メールサーバ1004は複写機1001、複写機1002が読み取ったデータを格納するアプリケーションサーバが動作しているコンピュータである。クライアントコンピュータ1005はデータベースサーバ/メールサーバ1004に接続し、格納されているデータをダウンロードして表示するコンピュータである。プリンタ1006は複写機1001、複写機1002が読み取ったイメージデータやクライアントコンピュータ1005が生成するPDLデータを印刷する印刷装置である。ディレクトリサーバ1007は名前や電子メールアドレスやファクス番号などの様々なディレクトリ情報が格納されており、複写機1001、複写機1002やクライアントコンピュータ1005はLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)などのプロトコルにより、これらのディレクトリ情報にアクセスすることが可能である。イーサネット(登録商標)1008は、複写機1001、複写機1002、データベース/メールサーバ1004,クライアントコンピュータ1005、プリンタ1006,ディレクトリサーバ1007が接続されるネットワークである。
本実施例では、イーサネット(登録商標)1008を利用し、クライアントコンピュータ1005を介さずに複写機1001から複写機1002へ設定情報を直接アップロードしているが、クライアントコンピュータ1005から複写機1001へアクセスすることにより設定情報をダウンロードし、その後にクライアントコンピュータ1005から複写機1002に対してアップロードを行なうな構成であっても構わない。このときの接続媒体については双方向通信可能なものであればいずれでも構わず、その接続媒体上において複写機1001、複写機1002、クライアントコンピュータ1005の相互間においてデータ送受信に使用されるプロトコルもHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)など既存のプロトコルのいずれでも構わず、まったく独自のアプリケーションプロトコルであっても構わない。
図2は、実施例1における、システムブロック図であり、複写機1001、複合機1002に実装される。
Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるScanner2070や画像出力デバイスであるPrinter2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行なう為のコントローラである。CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F2006はタッチパネルを有した操作部(UI)2012とのインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network I/F2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行なう。Modem2050は公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行なう。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行なう。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行なう。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行なう。画像回転部2030は画像データの回転を行なう。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行なう。IC Card Slot2100はICカードメディアを挿入した後に適切なPIN(Personal Identifier Number)コードを入力することにより、暗号・復号に用いる鍵の入出力を行なうことが可能となる。暗号・復号処理部2110はIC Card Slot2100の鍵を用いてデータの暗号化・複合化処理を行なうハードウェアアクセラレータボードである。
図3は、本実施例1におけるソフトウエアブロック図であり、複写機1001、複写機1002に実装される。
ソフトウエアブロック3000は、システムソフトウェアに含まれCPU2001によって実行されるソフトウエアモジュール郡である。通信手段3001は、Network I/F 2010を介して複写機1001、あるいは複写機1002と通信する通信モジュールであり、本実施例では配信される設定情報の受信を行なうモジュールである。ユーザ操作判定手段3002は、操作部I/F2006を介して操作部2012より操作される情報、および図外のさまざまなソフトウエアモジュールからのイベントなどを処理するモジュールである。設定情報記憶手段3003は、通信手段3001で受信した設定情報を、RAM2002、あるいはHDD2004に記憶するためのモジュールである。
図4は、本実施例1のユーザ操作判定手段が、ユーザが操作していない状態を判定する際のフローチャートS4000である。S4000は図外のソフトウエアモジュールから通知されたイベントを受信することにより実行される。S4001は通知されたイベントがオート・クリア・イベントであるかを判定するステップであり、オート・クリア・イベントであればS4002に進み、そうでなければS4003に進む。S4002はユーザが未操作状態であることを示すフラグに1を設定するステップであり、データ設定後本フローチャートの処理を終了する。S4003は操作部2012において何らかの操作が行なわれたかを判定するステップであり、操作が行なわれた場合は、S4004に進み、そうでなければ本フローチャートの処理を終了する。S4004はS4002で説明したフラグに0を設定するステップであり、データ設定後本フローチャートの処理を終了する。
図5は、本実施例1の設定情報受信時のフローチャートS5000である。通信手段3001がNetwork I/F 2010から設定情報を受信したことに伴い実行される。S5001は、データを受信するステップである。S5002は、S5001で受信した設定情報をRAM2002、あるいはHDD2004の所定の領域に一時的に格納する一次記憶ステップである。S5003は、S4002あるいはS4004で設定されるユーザ操作が未操作状態にあるかを判定するフラグの値を判定するステップである。このフラグが1の場合、すなわちユーザの操作が行われていない状態であると判定された場合S5004に進み、そうでなければ本フローチャートの処理を終了する。S5004は、設定情報記憶手段3003において、受信した設定情報を所定の記憶領域に記憶するステップであり、本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。
図6は、本実施例1のユーザ操作判定手段が、ユーザが操作中であっても設定情報の記憶が可能であると判定し、設定情報の記憶を行なうフローチャートS6000である。S6000は図外のソフトウエアモジュールから通知されたイベントを受信することにより実行される。S6001は、通知されたイベントが、操作部2012上のリセットキー、ソフトウェア電源キー、あるいは認証処理でログインしている状態から抜ける際のIDキーの押下であるかを判定するステップである。本ステップにより前記のキー入力であると判定された場合S6002に進み、そうでなければS6004に進む。S6002は、RAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に、S5002で格納された設定情報が存在するかを判定するステップであり、存在する場合はS6003に進み、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。S6003は、S5004と同じ処理を行い、その後本フローチャートの処理を完了する。S6004は、通知されたイベントが一定時間ユーザの操作が行われなかったことを示す、オート・クリア・イベントか、省電力モードに移行するオート・スリープ・イベントか、あるいはオート・ログアウトかを判定するステップであり、前記イベントであると判定された場合はS6002に進み、そうでなければ本フローチャートの処理を完了する。
なお、本実施例において、認証処理のログアウトの検知をIDキーとしているが、認証方式がICカードや生体認証であってもよく、特にIDキー方式に限定するものではない。
図7は、本実施例1の設定情報記憶手段3003において、設定情報の記憶処理S5004あるいはS6003を実行する際に操作部2012上に表示される画面を示したものである。本実施例1では、テキスト表示のみであるが、処理の進行状況に応じて%表示やプログレスバーによる表示などを行っても良い。
以下に実施例2を示す。
実施例2の基本的なシステム構成図、基本的なシステムブロック図、ソフトウエアブロック図およびユーザ操作判定手段の処理は、実施例1の図1、図2、図3および図4と同様であるので詳細は省略する。
図8は、本実施例2の設定情報受信時のフローチャートS8000である。通信手段3001がNetwork I/F 2010から設定情報を受信したことに伴い実行される。S8001は、データを受信するステップである。S8002は、S8001で受信した設定情報をRAM2002、あるいはHDD2004の所定の領域に一時的に格納する一次記憶ステップである。S8003は、S4002あるいはS4004で設定されるユーザ操作が未操作状態にあるかを判定するフラグの値を判定するステップである。このフラグが1の場合、すなわちユーザの操作が行われていない状態であると判定された場合S8004に進み、そうでなければS8010に進む。S8004は、設定情報記憶手段3003において、受信した設定情報を所定の記憶領域に記憶するステップであり、S5004と同じ処理を行なう。S8005は、S8004の処理が正常に終了したかを判定するステップであり、正常に終了した場合はS8006に進み、そうでなければS8008に進む。S8006は、設定情報の記憶が正常に完了したことを履歴に残すステップであり、RAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S8007は、設定情報の記憶が正常に完了したことを送信元の複写機に通知するステップである。通知先のデータは、設定情報に含まれていてもよいし、設定情報に付随するデータとして受信してもよいし、予め通知先が登録されていてもよく、特に制限するものではない。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。S8008は、設定情報の記憶が正常に完了しなかったことを履歴に残すステップであり、S8006と同様にRAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S8009は、S8007と同様に設定情報の記憶が正常に完了しなかったことを送信元の複写機に通知するステップである。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。S8010は、設定情報の記憶が一次記憶領域に格納されたことを履歴に残すステップであり、S8006と同様にRAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S8011は、S8007と同様に設定情報の記憶が一次記憶領域に格納されたことを送信元の複写機に通知するステップである。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。
図9は、本実施例2のユーザ操作判定手段が、ユーザが操作中であっても設定情報の記憶が可能であると判定し、設定情報の記憶を行なうフローチャートS9000である。S9000は図外のソフトウエアモジュールから通知されたイベントを受信することにより実行される。S9001は、通知されたイベントが、操作部2012上のリセットキー、ソフトウェア電源キー、あるいは認証処理でログインしている状態から抜ける際のIDキーの押下であるかを判定するステップである。本ステップにより前記のキー入力であると判定された場合S9002に進み、そうでなければS9009に進む。S9002は、RAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に、S5002で格納された設定情報が存在するかを判定するステップであり、存在する場合はS9003に進み、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。S9003は、S5004と同じ処理を行なう。S9004は、S9003の処理が正常に終了したかを判定するステップであり、正常に終了した場合はS9005に進み、そうでなければS9007に進む。S9005は、設定情報の記憶が正常に完了したことを履歴に残すステップであり、RAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S9006は、設定情報の記憶が正常に完了したことを送信元の複写機に通知するステップである。通知先のデータは、設定情報に含まれていてもよいし、設定情報に付随するデータとして受信してもよいし、予め通知先が登録されていてもよく、特に制限するものではない。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。S9007は、設定情報の記憶が正常に完了しなかったことを履歴に残すステップであり、S9005と同様にRAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S9008は、S9006と同様に設定情報の記憶が正常に完了しなかったことを送信元の複写機に通知するステップである。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。S9009は、通知されたイベントが一定時間ユーザの操作が行われなかったことを示す、オート・クリア・イベントか、省電力モードに移行するオート・スリープ・イベントか、あるいはオート・ログアウトかを判定するステップであり、前記イベントであると判定された場合はS9002に進み、そうでなければ本フローチャートの処理を完了する。
なお、本実施例において、認証処理のログアウトの検知をIDキーとしているが、認証方式がICカードや生体認証であってもよく、特にIDキー方式に限定するものではない。
図10は、本実施例2のS8006、S8008、S8010、S9005、S9007において記録された履歴を操作部2012上に表示した画面である。S8006、S9005で格納された履歴は結果欄がOK、且つ詳細コード欄は空白となることで識別ができる。S8008、S9007で格納された履歴は結果欄がNGとなり識別できる。S8010で格納された履歴は結果欄がOK、詳細コード欄がQUEUINGとなり識別できる。
なお、本履歴情報は、Network I/F2010、通信手段3001を介して所定のコマンドを送ることによりネットワーク上の複写機、あるいは端末から取得することが可能である。
以下に実施例3を示す。
実施例3の基本的なシステム構成図、基本的なシステムブロック図、ソフトウエアブロック図およびユーザ操作判定手段の処理は、実施例1の図1、図2、図3および図4と同様であるので詳細は省略する。また、設定情報受信時のフローチャート、及び履歴表示画面は、実施例2の図8、図10と同様であるので詳細は省略する。
図11は、本実施例3のユーザ操作判定手段が、ユーザが操作中であっても設定情報の記憶が可能であると判定し、設定情報の記憶を行なうフローチャートS11000である。S11000は図外のソフトウエアモジュールから通知されたイベントを受信することにより実行される。S11001は、通知されたイベントが、操作部2012上のリセットキー、ソフトウェア電源キー、あるいは認証処理でログインしている状態から抜ける際のIDキーの押下であるかを判定するステップである。本ステップにより前記のキー入力であると判定された場合S11002に進み、そうでなければS11011に進む。S11002は、RAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に、S5002で格納された設定情報が存在するかを判定するステップであり、存在する場合はS11003に進み、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。S11003は、設定情報の記憶を行なってよいかを操作部2012を操作中のユーザに確認するための確認画面を表示するステップである。S11004は、S11003の確認画面で設定情報の記憶を実行する指示が行なわれたかを判定するステップであり、実行が指示された場合はS11005に進み、そうでなければ本フローチャートの処理を終了する。S1105は、S5004と同じ処理を行なう。S11006は、S11005の処理が正常に終了したかを判定するステップであり、正常に終了した場合はS11007に進み、そうでなければS11009に進む。S11007は、設定情報の記憶が正常に完了したことを履歴に残すステップであり、RAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S11008は、設定情報の記憶が正常に完了したことを送信元の複写機に通知するステップである。通知先のデータは、設定情報に含まれていてもよいし、設定情報に付随するデータとして受信してもよいし、予め通知先が登録されていてもよく、特に制限するものではない。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。S11009は、設定情報の記憶が正常に完了しなかったことを履歴に残すステップであり、S11007と同様にRAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に履歴データを格納する。S11010は、S11008と同様に設定情報の記憶が正常に完了しなかったことを送信元の複写機に通知するステップである。本処理終了後本フローチャートの処理を完了する。S11011は、通知されたイベントが一定時間ユーザの操作が行われなかったことを示す、オート・クリア・イベントか、省電力モードに移行するオート・スリープ・イベントか、あるいはオート・ログアウトかを判定するステップであり、前記イベントであると判定された場合はS11012に進み、そうでなければ本フローチャートの処理を完了する。S11012は、S11002と同様にRAM2002あるいはHDD2004の所定の領域に、S5002で格納された設定情報が存在するかを判定するステップであり、存在する場合はS11005に進み、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。
なお、本実施例において、認証処理のログアウトの検知をIDキーとしているが、認証方式がICカードや生体認証であってもよく、特にIDキー方式に限定するものではない。
実施例1、2、3における基本的なシステム構成を示す図である。 実施例1、2、3における複写機1001、複写機1002のシステムブロック図である。 実施例1、2、3における複写機1001、複写機1002のソフトウエアブロック図である。 本実施例1、2、3のユーザ操作判定フローチャートである。 本実施例1の設定情報受信時のフローチャートである。 本実施例1の設定情報の記憶の可否判定フローチャートである。 本実施例1の操作部2012上に表示される画面である。 本実施例2、3の設定情報受信時のフローチャートである。 本実施例2の設定情報の記憶の可否判定フローチャートである。 本実施例2、3の履歴表示画面である。 本実施例3の設定情報の記憶の可否判定フローチャートである。
符号の説明
1001 複写機
1002 複写機
1003 ファクシミリ
1004 データベース/メールサーバ
1005 クライアントコンピュータ
1006 プリンタ
1007 ディレクトリサーバ
1008 イーサネット(登録商標)
1009 公衆回線
2000 コントローラユニット
2001 CPU
2002 RAM
2003 ROM
2004 ハードディスク
2005 Image Bus I/F
2006 操作部I/F
2007 システムバス
2008 画像バス
2010 Network I/F
2011 LAN
2012 操作部
2020 デバイスI/F
2030 画像回転
2040 画像圧縮
2050 MODEM
2051 WAN
2060 RIP
2070 スキャナ
2080 スキャナ画像処理
2090 プリンタ画像処理
2095 プリンタ
2100 IC Card Slot
2110 暗号・復号処理

Claims (14)

  1. 通信手段を有する画像処理装置において、画像処理装置内部の設定情報を送信する設定情報送信手段と、前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、ユーザが画像処理装置を操作するための操作手段と、前記操作手段をユーザがどのような操作をしているかを判定するユーザ操作判定手段と、前記設定情報を一時記憶領域に記憶する一時記憶手段と、前記設定情報の記憶を行なう設定情報記憶手段とを有し、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した後、前記ユーザ操作判定手段において、画像処理装置をユーザが操作していない状態か、あるいはユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶しても問題が無いタイミングかを判定し、前記設定情報の記憶ができない状態であると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶し、前記設定情報の記憶が可能であると判定された場合、あるいは前記一時記憶手段に記憶後に改めて前記設定情報の記憶が可能であると判定された場合は、前記設定情報記憶手段により設定情報を記憶することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作していない状態の判定方法として、設定内容を初期状態に戻すオート・クリア・イベントを検知以降、前記操作手段から操作が行なわれていないことにより判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ユーザ操作判定手段は、設定情報の記憶が可能であると判定するタイミングとして、設定内容を初期状態に戻すオート・クリア・イベント、または省電力モードに遷移するオート・スリープ・イベントにより判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定するタイミングとして、ユーザが自分の設定した内容をクリアするリセットキーの押下、またはソフトウェア電源キーの押下により判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定後、前記設定情報の記憶を実行してよいか確認する画面を表示し、その画面において実行が指示されたことにより判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 画像処理装置を操作する際にユーザの認証を行なうユーザ認証手段を設け、前記ユーザ操作判定手段は、ユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶が可能であると判定するタイミングとして、ユーザのログアウトにより判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記設定情報受信手段で設定情報を受信した際、送信元の画像処理装置を特定する情報を記憶する送信元情報記憶手段と、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した設定情報を、前記一時記憶手段に記憶したこと、あるいは、前記設定情報記憶手段により設定情報を記憶したことを通知する通知手段をさらに有し、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した設定情報を前記送信元情報記憶手段で示される送信元に通知することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記設定情報受信手段により受信した前記設定情報の処理状況を履歴として保持する履歴保持手段と、前記履歴保持手段に保持された履歴を前記操作手段に表示する履歴表示手段と、前記通信手段を介して履歴を送信する履歴送信手段とをさらに有し、前記通信手段から所定の要求があった際に要求元に対して履歴を送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記操作手段にメッセージを表示するメッセージ表示手段をさらに有し、前記設定情報の記憶中は前記メッセージ表示手段によりメッセージの表示を行なうことにより、ユーザによる操作が行なえないようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 請求項2乃至請求項9のいずれか複数の特徴を同時に持つことを特徴とする画像処理装置。
  11. 通信手段を有する画像処理装置において、画像処理装置内部の設定情報を送信する設定情報送信手段と、前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、ユーザが画像処理装置を操作するための操作手段と、前記操作手段をユーザがどのような操作をしているかを判定するユーザ操作判定手段と、前記設定情報を一時記憶領域に記憶する一時記憶手段と、前記設定情報の記憶を行なう設定情報記憶手段とを有し、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した後、前記ユーザ操作判定手段において、画像処理装置をユーザが操作していない状態か、あるいはユーザが操作中であっても前記設定情報を記憶しても問題が無いタイミングかを判定し、前記設定情報の記憶ができない状態であると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶し、前記設定情報の記憶が可能であると判定された場合、あるいは前記一時記憶手段に記憶後に改めて前記設定情報の記憶が可能であると判定された場合は、前記設定情報記憶手段により設定情報を記憶することを特徴とする画像処理装置の設定情報記憶方法。
  12. 前記設定情報受信手段で設定情報を受信した際、送信元の画像処理装置を特定する情報を記憶する送信元情報記憶手段と、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した設定情報を、前記一時記憶手段に記憶したこと、あるいは、前記設定情報記憶手段により設定情報を記憶したことを通知する通知手段をさらに有し、前記設定情報受信手段で設定情報を受信した設定情報を前記送信元情報記憶手段で示される送信元に通知することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置の設定情報記憶方法。
  13. 前記設定情報受信手段により受信した前記設定情報の処理状況を履歴として保持する履歴保持手段と、前記履歴保持手段に保持された履歴を前記操作手段に表示する履歴表示手段と、前記通信手段を介して履歴を送信する履歴送信手段とをさらに有し、前記通信手段から所定の要求があった際に要求元に対して履歴を送信することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置の設定情報記憶方法。
  14. 請求項12及び請求項13に記載の特徴を同時に持つことを特徴とする画像処理装置の設定情報記憶方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020023103A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
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