JP2006127953A - クリップライト - Google Patents

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Abstract

【課題】 クリップライトの着脱時のクリップ操作での大きな負担を解消してライトの着脱作業を容易、安全なものとするとともに、被取付部にライトを確実に固定し装着時の位置ずれ、脱落等の不具合を防止することができるクリップライトを提供する。
【解決手段】 ライト1を着脱自在にするクリップ4が、挟持部43と把手部44との間に支点部45を設けたクリップ体41,42からなり、上下の挟持部43a,43bを内方に向けて付勢するとともに該挟持部43を被取付部に対して圧着させる板バネ54を有し、被取付部に対して挟持部43を固定する固定機能として、クリップ体42側から挿通された径大頭部57を有する雄ネジ部材56と、クリップ体41の外側で回動自在に配された螺合部材55とからなる締め付け具を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クリップ式で被取付部に着脱できるライトに関し、さらに詳しくはパイプや展示パネル等の被取付部にクリップ式で簡単に着脱することができ、かつライトを被取付部に確実に固定し取り付けることができるクリップライトに関する。
従来より、ショールームでの照明、商品のスポット照明やデスクの補助照明、或いは工事現場での夜間照明など様々な用途に、着脱式のライトを所望の位置に取り付けて随所に光線を当て直接、或いは間接的に照明することが行われている。
このような着脱式のライトも中でも、バネの弾性力を利用したクリップ式で着脱することができるクリップライトが市販され、その構造が簡易で着脱操作も簡単であり、コンパクトで取付位置の移動や取付スペースを取らず随所に取り付けて使用できることから広範に使用されるようになっている。このクリップライトとして、例えば、固定機構としてのクリップと、このクリップに基端側が取り付けられた腕部と、この腕部の先端側に取り付けられた灯具と光源からなり、このクリップで机の天板等を挟持して照射方向を簡単に変えることができるクリップ式の電気スタンドが開示されている(特許文献1)。
従来のクリップライトに用いられるクリップとしては、図8に示すようなライト10に具備されたクリップ13が一般的である。クリップ13は、上下一対のクリップ体14,15の中間位置に支点部16を設け、この左右の支点部16同士を連結する金属製の軸支ピン17を支点間に貫通させてクリップ13を一体化するとともに、挟持方向に弾性付勢する足付きコイルバネ18を軸支ピン17に装着したものであり、クリップライト10はこの上側のクリップ体14に接続部材12を介してライト本体11がボルトとナット等の接続具19で一体に接続されている。
特開2004−87204号公報
上記のクリップライトでは、被取付部にクリップの挟持部を固定しライト使用中の位置ずれや脱落を防止するために、クリップのバネを強力なものとしてその挟持力を増大させることが行われている。特に大型のライトやライトとクリップの間を長尺のアームで連結したもの、また照明効果を向上するためアームを水平方向に延ばして使用するなどクリップに大きな負荷がかかるものでは、クリップも大型化されると共により強力なバネが使用されるようになっている。
しかしながら、このようにバネ弾性力を強大にしたクリップでは、ライトを被取付部に着脱する際にクリップの把手部を親指と人差し指とで抓むようにして強力なバネ力に抗してクリップを開くのに多大の力を要し、女性作業者などはその負担が大きく作業性を低下させるだけでなく作業の実施を困難にし、誤ってライトを落下させるなど安全面での問題も生じることがある。
また、従来のクリップライトはバネの弾性力のみで被取付部に固定されるため、使用中に除々に位置ずれを起こしライトの焦点ずれを生じたり、衝撃等によりライトが脱落するという問題がある。
このようにクリップライトの着脱作業では、通常の小型ライトのクリップ操作でさえ相当の力を要していたものを、クリップの大型化に伴う作業負担の増大を抑えること、安全作業の確保、またライト使用時の位置ずれや脱落などを防止することが強く望まれている。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、クリップライトの着脱時のクリップ操作における大きな負担を解消してライトの着脱作業を容易、安全なものとするとともに、被取付部にライトを確実に固定し使用中の位置ずれ、脱落等の不具合を防止することができるクリップライトを提供することを目的とするものである。
本発明は、被取付部に着脱自在にするクリップを具備するクリップライトにおいて、前記クリップは、前方の挟持部と後方の把手部との間に支点部を設けた上下に対をなすクリップ体からなり、上下の挟持部を内方に向けて付勢するとともに該挟持部を前記被取付部に対して圧着させる弾性機能を有し、前記被取付部に対して該挟持部を固定する固定機能を有していることを特徴とするクリップライトである。
本発明のクリップライトによれば、クリップ体が有する弾性機能によって被取付部に対して挟持部を圧着しライトを仮止め状態にすることができ、その後挟持部の固定機能によって被取付部に対して挟持部を固定することで、本格的にライトを所望の取付位置に本止めし取り付けることができるので、ライトの着脱時に従来のクリップのように把手部を持って大きな力でクリップを開く作業が不要となってその負担が大幅に軽減され安全に作業を行うことができ、また取付後はライトを強固に固定してライトの位置ずれや脱落を確実に防止することができる。
本発明においては、前記固定機能が、前記挟持部の挟持間隔及びその挟持力を無段階に調節可能であると、径や厚みの異なるパイプ、パネル板等の被取付部に対応してライトの取り付けが可能となる。
また、前記固定機能が、締付けねじ機構を用いたものであると、締付けねじの操作によりライトを固定することができるので、ライトの着脱が容易となり、またねじの締め付け加減を調節しながら位置調整し、被取付部の状態に合わせた挟持力が得られる。
この場合、前記固定機能が、前記上下のクリップ体の支点部前方に設けられたネジ挿通孔と、一方のクリップ体の外側から前記ネジ挿通孔に挿通された径大頭部を有する雄ネジ部材と、他方のクリップ体の外側で該クリップ体幅方向を軸として回動自在に嵌着された前記雄ネジ部材に螺合する螺合部材とから構成されるものであると、雄ネジ部材と螺合部材との2部品からなる簡単な構成の固定機能が得られ、クリップへの組み込みを容易にし、かつ簡単なネジ操作で大きな挟持力を発生させ、被取付部に対して挟持部を確実に締め付けてライトを被取付部に強固に固定するものとなる。
本発明のクリップライトによると、ライトの着脱時に従来のクリップのように把手部を抓んで大きな力でクリップ操作する作業が不要となり作業性、安全性を向上すると共に作業の負担が軽減されるので、だれでもがクリップライトの取付けや除去作業に携わることができ、着脱が容易であり狭いスペースでの作業を可能とする。また、所望の取付位置に簡単にライトが取り付けられ、取付後はライトを強固に固定することができるのでライトの位置ずれや脱落等を防止するとともに、ライトの照射方向や焦点を調節し照射対象に合わせた効果的な照明を行うことができる。中でも、ライトの大型化やアームの長尺化等に伴い大型クリップを使用するようになるクリップライトにおいて上記効果を発揮するものとなる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照し説明する。
実施形態のクリップライト1は、図1及び図2に示すように、ライト本体2と、このライト本体2を被取付部に着脱自在にするクリップ4と、ライト本体2とクリップ4とを接続する接続部材3とから構成されている。
ライト本体2は、コンセントから電気コード22によって電源が供給され、コード22に設けた中間スイッチ(図示せず)により光源21となる電球のON/OFF操作を行うものである。
光源21には白熱電球、蛍光灯、電球型蛍光灯、ハロゲンランプなどの各種のものが使用でき、光源21の種類や照明用途に合わせてカバー24や反射板23を選択使用することができるもので、ライト本体2は図示する外観、形状には何ら限定されるものではない。
接続部材3は横断面が略U字形状を有す金属製材31からなり、そのU字形状の両上端部とライト本体2の両側部とが固定ネジ32によって回動自在に接続され、ライト本体2の上下方向の角度を調節して両側の固定ネジ32を締め込むことで固定される。また、U字形状の底面側では、接続部材3側から挿通した固定用ボルト33とクリップ側の接続部46内部に収納されたナット(図示せず)によって接続部材3が回動自在にクリップ4に接続され、ライト本体2の左右方向の角度を調節し固定することができ、ライト1の照射方向や焦点を調節し照明効果を向上することができるようになっている。
本発明における接続部材は、図示する上記形態以外にも各種形状のものを採用することができ、例えば、ライト本体2とクリップ4との間を蛇腹状のフレキシブルシャフトで接続したり、長尺のアームで接続したものや、また中間部に折り曲げ機能や回転機能を持つアーム、アーム内部に電源コードを収納したものなどを使用することができ、これら接続部材の形態、接続方法、接続位置は本発明の目的を逸脱しない範囲で自由に変更することができる。
次ぎに実施形態のクリップ4について、図3〜図7に基づいて説明する。図3はクリップ4の平面図、図4はその挟持部を閉じた時(未使用時)の側面図は、図5は挟持部を開いた時の側面図、図6は被取付部(図ではパイプP)に挟持部を取り付けた状態の側面図、図7は螺合部材を示す説明図である。
クリップ4は、前方の挟持部43と後方の把手部44との中間位置に支点部45を設けた上下一対のクリップ体41,42を対向させ、支点部45を支点として揺動可能に係合されている。
クリップ4は、上下の挟持部43a,43bを内方に向けて弾性付勢するとともに被取付部に対して挟持部43a,43bを挟合し圧着させ、その弾性力によってライト1の仮止めの機能を果たす断面が略C字形状の板バネ54によりクリップ体41,42が一体化されクリップ4を形成している。
また、クリップ4は、被取付部に対して挟持部43を締め付けて挟持力を発生させ、その挟持状態を固定する挟持部43の固定機能を有しており、本実施形態では図に示すように、下側クリップ体42の外側から挿通された径大頭部57を有する雄ネジ部材56と、上側クリップ体41の外側でクリップ体41の幅方向を軸として回動自在に嵌着された雄ネジ部材56に螺合する螺合部材55とからなる締付けねじ機構を用いた締め付け具を備えている。
このような挟持部43の固定機能としては、ねじ部材とナット部材を利用した締付けねじ機構が挙げられ、これらのねじ部材やナット部材に蝶形ハンドルやレバー等の補助締め付け具を備えたものでもよく、またカム機構を利用した締め付け具など、挟持部43の挟持状態を固定することができるものであれば使用することができ、さらに挟持部43の挟持間隔やその挟持力を無段階に調節できるものが好ましい。
上側のクリップ体41は、挟持部43aの外側に前記接続部材3と接続するためのナット(図示せず)を収納する凹部と頂部に平坦面を有する突起状の接続部46が設けられ、その中央部には前記ナットと螺合する固定用ボルト33を挿通しする貫通孔47が設けられている。
クリップ体41の挟持部43aと支点部45の間には、螺合部材55を嵌着する先端部を内側に向け湾曲させた爪状の突起48がクリップ体41の左右両側に対をなして設けられ、図7(a)に示す横長の円柱体からなる螺合部材55をクリップ体41の幅方向を軸として回動自在に嵌着している。この螺合部材55には、雄ネジ部材56と螺合するネジ孔58が中央部に開孔されている。
また、雄ネジ部材56を挿通し、かつ螺合部材55との螺合時に雄ネジ部材56とクリップ体41との接触を防ぐために、雄ネジ部材56を遊嵌させる前後方向に長径を配し横幅が雄ネジ部材56の径よりやや大のトラック形状を有するネジ挿通孔50が設けられている。
クリップ体41の支点部45と把手部44の間には、クリップ体41,42を一体化するとともに挟持部43a,43bを内方に向けて弾性付勢するとともに被取付部に対する圧着力を与えるための横断面が略C字形状の板バネ54を装着するバネ装着孔52が開口され、支点部45の前方にはこの板バネ54の開放側端部を係止する係止溝59が設けられ、また把手部44には指の引っかかりを良くし抓み操作を容易にする凹部61を設けている。
下側のクリップ体42は、径大頭部57を有する雄ネジ部材56を遊嵌状態で挿通する上記挿通孔50と同様形態のネジ挿通孔51が設けられ、また雄ネジ部材56を締め込んだ時にその頭部57が当接する肉厚の補強部49が挿通孔51周辺のクリップ体42の幅方向に形成されている。
また、クリップ体42の支点部45と把手部44の間には、上記の略C字形状の板バネ54を装着するためのバネ装着孔53が開口され、支点部の前方には板バネ54の開放側端部を係止する係止溝60が設けられ、把手部44には抓み操作を容易にする凹部62を設けている。
そして、両クリップ体41,42の支点部45には、両クリップ体係合時の支点の位置ずれを防ぐための突起部63とそれに嵌合する凹部64とがクリップ体41,42の左右に対をなして設けられている。
このクリップ体41,42としては、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリスチレン、ナイロン6、66などのポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレン−2,6−ナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリアセタール、ポリプロピレンなどの各種熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、キシレン樹脂などの各種熱硬化性樹脂、或いは繊維材料で強化したFRP、金属材料で強化したMRPなどの強化プラスチックなど機械特性に優れた樹脂材料による成形加工品、或いはスチール、アルミ合金など金属材料のプレス加工品を好適に用いることができる。
また、挟持部43a,43bの内面側には、例えば表面に波状や千鳥格子状の凹凸部を有するゴム材等からなる滑り止め部材を被着し用いることもできる。
クリップ4は、上記一対のクリップ体41,42を対向させ、支点部45を支点として突起部63と凹部64を嵌合させ両クリップ体41,42が揺動可能となるように係合し、略C字形状の板バネ54を両クリップ体のバネ装着孔52,53に通して相対する開放側端部をそれぞれの係止溝59,60に係止して板バネ54を両クリップ体41,42の間に跨設しクリップ4を一体化している。
これにより、板バネ54の弾性作用によって上下の挟持部43a,43bを内方に向けた状態で両クリップ体41,42が弾性付勢され、いわゆる洗濯ばさみ状のクリップ4を形成するようになる。
ここで使用される板バネ54の弾性力は、上下の挟持部43a,43bを内方に向けて付勢するとともに挟持部43を被取付部に対して圧着させる弾性機能を有する程度の強力のものであり、例えば女性の力でも把手部44を片手の親指と人指し指で抓んで容易にクリップ4の開脚操作ができ、後述するライト1の仮止めを可能とする弾性力を有するバネをライト本体2の重量や形態を考慮して選択し使用される。
雄ネジ部材56は、クリップ体41,42に設けたネジ挿通孔50,51に挿通されるもので、雄ネジ部材56を締め込んだ時に雄ネジ部材56がクリップ体42の外側で補強部49に当接し係止するようにネジ棒の頭部側に径大頭部57が設けられ、さらにネジの締め付け操作を容易にする摘み部57aがその外側に設けられている。
また、図示は略すが、雄ネジ部材56のネジ先端部には、螺合部材55からの脱落を防止するための、例えば螺合部材55のネジ孔58よりも径大の突出部からなる抜け防止部を設けてもよい。
上記螺合部材55としては、雄ネジ部材56との螺合に伴ってクリップ体に対して嵌着角度を変化させることからクリップ幅方向を軸として回動自在にあることが必要であり、例えば断面半円形状や多角形状の柱体のものを用いることも考えられるが、図7(a)に示すようなクリップ幅方向に横長に配された円柱体から構成されたものであると、部材の入手やネジ孔58の孔明け加工が容易であり、かつ螺合部材55が幅方向でクリップ体41に接触することで締め付け力をクリップ幅方向に均等に分散し安定した締め付け力が得られ好ましい。この螺合部材55には鋼材等の金属製のものが主に用いられるが、上記のクリップ体に用いられるようなプラスチック材料を使用することもできる。
そして、クリップ体41に設けた左右一対の爪状突起48に円柱体からなるの螺合部材55を回動自在に嵌着させた後、雄ネジ部材56をクリップ体42,41のネジ挿通孔51,50に下側のクリップ体42側から挿通して前記螺合部材55のネジ孔58に雄ネジ部材56を螺合させることで固定機能となる締め付け具がクリップ4に組み込まれる。
この締め付け具は、雄ネジ部材56と螺合部材55との2部品からなる簡単な構成であるので、クリップ4への組み込みが簡単であり、両クリップ体41,42の挟持部43で被取付部を締め付けて強力な挟持力を発生させて強固な固定力が得られ、従来のバネの弾性力のみにより被取付部を挟持するものに比べて格段の挟持力が発揮されるので確実にライト1を固定することができる。また、径や厚みの異なるパイプや板状体に対しても無段階に挟持部43a,43bの間隔を設定して適切な挟持力で取り付けることができ、さらに挟持力を任意の強さに調整することも容易に可能となる。
また、螺合部材としては、図7(b)に示すように、両端部に直立部を有する板状体からなり、中央部に雄ネジ部材56と螺合するネジ孔58bと両直立部に軸孔48bを開口した螺合部材55bを用いることもできる。この場合は、クリップ体41の両側壁に軸孔48bに合致する貫通孔を設けておき、軸孔48bと前記貫通孔とをボルトとナットやリベットなどの連結部材で螺合部材55bが回動自在となるように連結することで締付けねじ機構を構成することができる。
締め付け具の雄ネジ部56と螺合部材55の配置は、図に示すように、雄ネジ部材56の径大頭部57がクリップ4の反ライト側に配されていること、すなわちクリップ体42側から雄ネジ部材56を挿通されたものが好ましく、雄ネジ部材56の締め付け作業のスペースが確保でき、締め付け操作を容易なものとする。
また、大型のクリップの場合は、挟持力を強力にし、取付安定性を向上させるために複数の締め付け具を並列状に配して用いることもでき、また複数の雄ネジ部材56とネジ孔58とを螺合部材55の幅方向に配置することもできる。
上記構成によるクリップ4は、板バネ54の弾性作用により挟持部43a,43bを内方に向けて弾性付勢させ、未使用時には図4に示すように挟持部43を閉じた状態に保っている。
クリップライト1をパイプPなどの被取付部に取り付ける際は、図5に示すように、雄ネジ部材56を螺合部材55に対して緩めた状態で、両クリップ体41,42の把手部44を手指で抓んで押圧し支点部45を支点として両挟持部43a,43bを開いた状態でパイプPの被取付部に当接させ、把手部44を押さえる力を解放することで挟持部43にかかる板バネ54の弾性力が回復し、図6に示すようにパイプPに対してライト1が位置決めされた状態で板バネ54の弾性力で圧着され仮止めされる。
この仮止めの状態で雄ネジ部材56を螺合部材55にねじ込むことで両クリップ体41,42は挟持部43a,43bを閉じる方向に移動させながらパイプPに対して挟持部43に強力な締め付け力を発生させ、ライト1を強固に固定し取り付けることができる。勿論、雄ネジ部材56の締め込み程度を加減することで被取付部の形態に合わせた挟持力を容易に調整することができる。
ライトを取り外す際は、上記取付時と逆順序の操作を行えばよく、ライト1の着脱作業に負担をかけることなく、容易かつ安全に作業を実施することができる。
なお、締め付け具の配置は、上記の挟持部と支点部の間に限定されることはなく、例えば挟持部43の先端側に配置したものでもよく、被取付部の形態によってその配置及び締め付け方式を適宜変更したクリップを使用することができる。
また、ライト本体2が、図に示すように光源21の照射角度を左右及び上下方向に調節可能となるように、ライト本体2と接続部材3及びクリップ3の間で回動自在にするような固定ネジ32と固定用ボルト33で接続されていることで、ライトの照射方向や焦点を調節し、対象物を的確に照射して照明効果を向上することができる。
このライトの照射方向や焦点の調節には、前述したように、接続部材に蛇腹状のフレキシブルシャフトを用いたり、長尺のアームを用いてライト本体2とクリップ4との間に距離を持たせたり、或いは中間部分に折り曲げ機能や回転機能等の方向変換機能を持つ接続部材を用いることもできが、このような場合、クリップ4にはライト自体の重量よりも相当大きな荷重が作用することになるが、このような場合にも本発明では、ライト1がクリップ4の挟持部43を機械的に締め付け被取付部に対して強力な挟持力で固定されるので、その荷重に耐えて位置ずれやライトの脱落を防止するものとなる。
上記の実施形態では、パイプ等の円形断面材への取り付けに適した上下の挟持部43a,43bの内面側が円環状の場合を示したが、机の天板、棚板、間仕切り等のパネル材への取り付けに適した挟持部43a,43bの内面側が平坦面を有するものでも勿論よい。
また、本発明においては、従来例で示した図8の軸支ピンに足付きコイルバネを用いて弾性付勢するタイプのクリップにも勿論適用することができ、この場合はコイルバネの弾性力を上記と同様に上下の挟持部を内方に向けて付勢するとともに挟持部を被取付部に対して圧着させる弾性機能を有する程度の強力のものにすること、例えばコイルバネの巻き数、バネ径、両足の開き角度や長さを調節することで実施することができる。
さらに、小型軽量のライトでは、クリップがプラスチック材により一体成形されたもので、クリップ自体がプラスチック材の保有するバネ弾性により被取付部に対する圧着力を有するものも使用でき、クリップの形成手段や形態は本発明の目的を達成する範囲で選択することができる。
以上の通り、本発明のクリップライトによると、クリップの操作に従来のように大きな力を不要とし、作業に負担をかけることなく容易かつ安全にライトの着脱作業を行うことができ、しかも被取付部に強固にライトを取り付けてライトの位置ずれや脱落を防止することができるので、大型ライトを始めとして小型ライトにも適用してショールームでの照明やデスクの補助照明、或いは工事現場での夜間照明など様々な用途の直接、間接照明に使用し照明効果を向上するものとなり、特にライトの取付位置を頻繁に変更するショーウインドーや展示会場、組立式の展示パネルなどの照明装置としてコンパクトで簡易であることから有用である。
実施形態のクリップライトの側面図である。 同上の正面図である。 実施形態のクリップの平面図である。 同上クリップの側面図である。 同上クリップの挟持部を開いた時の側面図である。 同上クリップのパイプ取付時の断面図である。 螺合部材の説明図である。 従来例のクリップライトの側面図である。
符号の説明
1……クリップライト
2……ライト本体
3……接続部材
4……クリップ
41,42……クリップ体
43,43a,43b……挟持部
44……把手部
45……支点部
54……板バネ
55……螺合部材
56……雄ネジ部材
57……径大頭部

Claims (4)

  1. 被取付部に着脱自在にするクリップを具備するクリップライトにおいて、
    前記クリップは、前方の挟持部と後方の把手部との間に支点部を設けた上下に対をなすクリップ体からなり、
    上下の挟持部を内方に向けて付勢するとともに該挟持部を前記被取付部に対して圧着させる弾性機能を有し、
    前記被取付部に対して該挟持部を固定する固定機能を有している
    ことを特徴とするクリップライト。
  2. 前記固定機能が、前記挟持部の挟持間隔及びその挟持力を無段階に調節可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリップライト。
  3. 前記固定機能が、締付けねじ機構を用いた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップライト。
  4. 前記固定機能が、前記上下のクリップ体の支点部前方に設けられたネジ挿通孔と、一方のクリップ体の外側から前記ネジ挿通孔に挿通された径大頭部を有する雄ネジ部材と、他方のクリップ体の外側で該クリップ体幅方向を軸として回動自在に嵌着された前記雄ネジ部材に螺合する螺合部材とから構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載のクリップライト。
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