JP2006127915A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくするとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制する。
【解決手段】この照明器具1bは、光源2、点灯回路3、本体4a、カバー5bを備え、部屋6の天井面60に取り付けられている。
光源2から発光されカバー5bで透過した光は、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。これに対し、光源2から発光されカバー5bで反射した光は、底面40a又は側面41aに到達し、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の反射率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均反射率が約50%以上となり反射し、隙間500を通って部屋6を照射する。
【選択図】図1
【解決手段】この照明器具1bは、光源2、点灯回路3、本体4a、カバー5bを備え、部屋6の天井面60に取り付けられている。
光源2から発光されカバー5bで透過した光は、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。これに対し、光源2から発光されカバー5bで反射した光は、底面40a又は側面41aに到達し、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の反射率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均反射率が約50%以上となり反射し、隙間500を通って部屋6を照射する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、虫を寄せ付けにくくする照明器具に関するものである。
従来、この種の照明器具は、直管型蛍光灯を光源とし、光源から発光された光のうち虫を誘引しやすい波長の光を取り除くカバーを備え、器具自身の設置方向を変えることにより照射方向を調節するといった指向性を有するものであった。しかしながら、上記照明器具は、器具自身の設置方向により、暗い場所が発生して使い勝手が悪いという問題があった。
上記問題を解決するものとして、特許文献1には、円環状のランプを覆うドーム状のグローブを、紫外線吸収剤、染料又は顔料を添加した透光性合成樹脂で形成し、各波長の光のカット率及び透過率を調整することにより、光に誘引される虫の数を低減するシーリングタイプの照明器具が開示されている。特許文献1のように全方向照射型の光源を有する照明器具に虫を寄せ付けにくい光フィルタ(カバー)を用いることで、器具自身の設置方向に関係なく光を制御することができる。
特開2004−247156号公報(第4,5頁及び第1図)
しかしながら、特許文献1に開示された照明器具等は、光源からの全ての光がカバーを透過して外部を照射するので、長期間の使用によりカバーに汚れが付着すると、照度を大きく低下させてしまうという問題があった。また、照明器具の設置場所全体に対して虫を寄せ付けにくくする場合は少なく、人が認識する場所のみ虫を寄せ付けにくくすればよい場合が多い。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる照明器具を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、光を発光する光源と、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、開口部を形成し、前記光源を内側に取り囲む箱状のカバーと、前記光源を設置し、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の反射率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均反射率が約50%以上となるようにカット率及び反射率が調整された反射面を前記光源側に有し、前記開口部の少なくとも一部を塞ぐように設けられる本体とを備えることを特徴とする。
この構成では、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる。また、光源がカバー及び本体により完全に覆われていない非密閉型器具であっても、虫が照明器具の内部に侵入することを防止することができるので、使用者への視覚的な不快感を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、光を発光する光源と、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、開口部を形成し、前記光源を内側に取り囲む箱状のカバーと、光を透光させる透光性材料からなり、前記光源を設置し、前記開口部の少なくとも一部を塞ぐように設けられる本体とを備えることを特徴とする。
この構成では、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる。また、光源から発光された光が本体を透過することによっても照射することができるので、カバーに汚れが付着する前から高い照度を確保することができる。
請求項3に記載の発明は、光を発光する光源と、前記光源を一の面に設置し、他の面が天井面と当接する本体と、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、前記光源を内側に取り囲む筒状のカバーとを備え、前記カバーの一端側が開口していることを特徴とする。
この構成では、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる。また、光源から発光された光がカバーで取り囲まれていない部分からも照射することができるので、カバーに汚れが付着する前から高い照度を確保することができる。
請求項4に記載の発明は、光を発光する光源と、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、前記光源を内側に取り囲む筒状のカバーと、前記カバーを支持する支持部とを備え、前記カバーの一端側が開口していることを特徴とする。
この構成では、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる。また、光源から発光された光がカバーで取り囲まれていない部分からも照射することができるので、カバーに汚れが付着する前から高い照度を確保することができる。
請求項5に記載の発明は、壁面に設置され、光を発光する光源と、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、前記光源を挟んで前記壁面と対向して設けられるカバーとを備え、前記壁面と前記カバーとの間のうち少なくとも一部が開口していることを特徴とする。
この構成では、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる。また、光源から発光された光がカバーで取り囲まれていない部分からも照射することができるので、カバーに汚れが付着する前から高い照度を確保することができる。
本発明によれば、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバーの汚れによる照度の低下を抑制することができる。
(実施形態1)
先ず、実施形態1の基本的な構成について説明する。実施形態1の照明器具1は、図2(a)に示すように、光源2、点灯回路3、本体4、カバー5を備え、例えば部屋6の天井面60、壁面等の住宅構造材に取り付けられている屋内用照明器具である。なお、実施形態1では、部屋6の天井面60に設置されている。上記部屋6は、壁面(図示せず)に窓(図示せず)を有し、上記窓を介して照明器具1からの光が屋外(図示せず)に照射している。
先ず、実施形態1の基本的な構成について説明する。実施形態1の照明器具1は、図2(a)に示すように、光源2、点灯回路3、本体4、カバー5を備え、例えば部屋6の天井面60、壁面等の住宅構造材に取り付けられている屋内用照明器具である。なお、実施形態1では、部屋6の天井面60に設置されている。上記部屋6は、壁面(図示せず)に窓(図示せず)を有し、上記窓を介して照明器具1からの光が屋外(図示せず)に照射している。
光源2は、例えば放電灯(蛍光灯等)、白熱電球、HIDランプ、発光ダイオード等のランプであり、点灯回路3からの電力により光を発光する。なお、蛍光灯には、環状型蛍光灯、電球型蛍光灯等があり、実施形態1では、光源2として環状型蛍光灯を用いている。
点灯回路3は、後述する本体4の底面40の内面400に設置され、入力側で電源(図示せず)と接続し、出力側で光源2と電気的に接続し、光源2の点灯及び消灯を制御している。なお、電源は、例えば商用電力等であり、交流電力を点灯回路3に供給している。
例えば光源2が放電灯の場合、点灯回路3は、整流部、チョッパ、インバータ、共振回路を備えている。整流部は、電源(図示せず)から入力した交流電力を平滑な直流電力に変換する。チョッパは、整流部から入力した直流電力をインバータに適した直流電力に変換する。インバータは、チョッパから入力した直流電力を高周波電力に変換する。共振回路は、インバータから高周波電力を入力し、高周波電力の周波数に基づいて高周波電力の大きさを変換する。上記のようにして大きさが変換された高周波電力を光源2に出力する。
本体4は、例えば鋼板等であり、底面40、側面41により箱状を形成し、後述するカバー5の開口部50を塞いでいる。底面40は、内面400側(図2(a)の下側)から見て円形状を形成し、中心付近に孔部(図示せず)を形成している。側面41は、カバー5を取り付けるために用いられる溝(図示せず)を内側に設けている。上記孔部から取付アダプタ(図示せず)を天井面60側に出し、上記取付アダプタを天井面60に設置されている引掛コンセント(図示せず)に引掛接続し、外面401が天井面60と当接するようにして、本体4を天井面60に設置する。また、本体4は、内面400に、点灯回路3を設置するとともに、保持ばね(図示せず)等により光源2を設置している。
カバー5は、後述する透光性材料により成形された射出成形部材であり、例えば扁平な箱状のドーム体を形成し、光源2を内側に取り囲んでいる。また、カバー5は、上記ドーム体の上面中央部に円状の開口部50を形成し、上記開口部50の周縁部の外側に、本体4の下面にカバー5を取り付けるために用いられる溝(図示せず)を設けている。なお、カバー5の形状は限定されるものではなく、用途の応じて適宜選択することができる。
カバー5は、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなる。なお、光源2から発光された光に誘引される虫がさらに低減するためには、波長が約405nmの光の透過率を約10%以下とすることが望ましい。
上記透光性材料として、例えば、アクリル(PMMA)樹脂、ポリカーボネイト(PC)樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、PS樹脂とPE樹脂からなるPS/PEアロイ等の透光性合成樹脂の何れかに、紫外線吸収剤、染料及び顔料のうち少なくとも一つを添加したものがある。
上記紫外線吸収剤は、例えば、ベンゾトリアゾール系化合物、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物、トリスレゾルシノールトリアジン系化合物等である。
ベンゾトリアゾール系化合物としては、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビンPS」)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ジ−t−ペンチルフェノール(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビン328」)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、α−[3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−ω−ヒドロキシポリ(オキソ−1,2−エタンジイル)(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビン1130」)等がある。
また、ベンゾトリアゾール系化合物としては、クロル基を有するものがある。上記クロル基を有するベンゾトリアゾール系化合物としては、具体的には、オクチル−3−[3−t−ブチル−4−ヒドロキシ5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェニル]プロピオネート(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビン109」)、2−[5−クロロ(2H)−ベンゾトリアゾール−2−イル]−4−メチル−6−(t−ブチル)フェノール(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビン326」)、2,4−ジ−t−ブチル−6−(5−クロロ−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビン327」)がある。
ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物としては、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリジアン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル))−1,3,5−トリジアン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−イソ−オクチルフェニル)−s−トリアジン等がある。市販品としては、チバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「チヌビン400」(2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリジアンと、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル))−1,3,5−トリジアンとの混合物)、「チヌビン411L」(2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−イソ−オクチルフェニル)−s−トリアジン)等がある。
トリスレゾルシノールトリアジン系化合物としては、イソオクチル置換トリスレゾルシノールトリジアン(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカル社製の商品名「CGL777」)、t−ブチル置換トリスレゾルシノールトリジアン、クミル置換トリスレゾルシノールトリアジン等がある。
上記紫外線吸収剤、染料及び顔料のうち少なくとも一つを添加することで、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率を調整する。なお、カバー5の透光性材料は、上記に限定されるものではなく、各波長における光のカット率及び透過率が調整できるものであればよい。例えば、ハロゲン化物等を添加することにより、各波長におけるカット率及び透過率を調整した硼珪酸系又はリン酸系等の透光性ガラスであってもよい。さらに、上記透光性材料からなる単層構造であってもよいし、上記透光性材料からなる複数の層を積層した積層体であってもよい。
また、カバー5は、透明又は白色(乳白色)であり、実施形態1では白色としている。カバー5を白色にすることで、たとえ長期間の使用等でカバー5の防虫構造の機能が劣化し、虫がカバー5の内部に侵入したり、カバー5の内部に虫の死骸が溜まったりしたとしても、カバー5には虫、又は虫の死骸の影が映るだけであり、外側からは直接見えないので、使用者への視覚的な不快感を低減させることができる。
このようなカバー5を本体4に取り付ける方法について説明する。先ず、カバー5を下方から持ち上げて、開口部50から光源2をカバー5の内側に入れる。次に、カバー5の下側から見て右回り(時計回り)にカバー5を回転させていく。上記カバー5の回転により本体4の溝とカバー5の溝とが係合し、カバー5は本体4に固定される。
上記より、カバー5と本体4との間の隙間がなくなるので、虫がカバー5の内部に侵入したり、カバー5の内部に虫の死骸が溜まったりすることを防止する防虫構造となる。これにより、虫の死骸が溜まることによる照度の低下を抑制することができるとともに、掃除の手間を軽減することができる。なお、カバー5と本体4との間は完全に密閉されているものに限定されず、虫が侵入することができる寸法以下の隙間であればよい。
次に、実施形態1において、光源2から発光された光について説明する。光源2から発光された光は、照射方向に配置されたカバー5を透過する。このときに、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。カバー5を透過した光は、部屋6を照射する。
以上、実施形態1によれば、紫外領域の光を低減して照明器具1からの光に誘引される虫の数を低減することができるので、虫が屋外(図示せず)から部屋6の内部に侵入することを防止することができる。また、照射光が黄色味を帯びることはなく、照明器具1の見掛けをよくすることができる。
なお、実施形態1の変形例として、図2(b)に示すように、光源2aとして、環状型蛍光灯に代わって、白熱電球又は電球型蛍光灯等を用いてもよい。上記の場合、照明器具1aは、光源2a、本体4、カバー5a、ソケット7を備えている。ソケット7は、本体4上に設置され、光源2に電源(図示せず)からの電力を出力する。なお、照明器具1aは、実施形態1と同様に、例えば部屋6の天井面60、壁面等の住宅構造材に取り付けられている屋内用照明器具である。このような構成にしても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施形態2)
実施形態2の照明器具1bは、図1に示すように、光源2、点灯回路3を実施形態1の照明器具1(図2(a)参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態2の照明器具1bは、図1に示すように、光源2、点灯回路3を実施形態1の照明器具1(図2(a)参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下に記載の特徴部分がある。
照明器具1bは、非密閉型器具であり、本体4a及びカバー5bを備えている。本体4aは、例えば白色のアクリル塗装、白色のアクリル紛体の接着が施された鋼板等であり、カバー5bの開口部の一部を塞ぐようにして設けられている。また、本体4aは、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の反射率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均反射率が約50%以上となるようにカット率及び反射率が調整された反射面を形成するために、例えば紫外線吸収剤等を含む低誘虫性塗料を光源2側である底面40aの内面400a、側面41aの内面411に塗布している。上記紫外線吸収剤としては、実施形態1のカバー5(図1参照)の紫外線吸収剤と同様の材料がある。なお、低誘虫塗料の膜厚は、限定されるものではないが、十分に高い紫外線吸収を行うためには2μm以上であることが好ましく、十分な耐久性を備えるとともに製造コストを抑制するためには50μm以下であることが好ましい。また、本体4aは、上記以外の点において、実施形態1の本体4(図2(a)参照)と同様である。
カバー5bは、開口部の周囲において、本体4aと隙間500を形成しながら、複数個所(図示せず)で接合している。カバー5bは、透過した光に対しては実施形態1のカバー5と同様に波長カット、吸収等を行うが、反射した光に対しては波長カット、吸収等をほとんど行わない。なお、カバー5bは、上記以外の点において、実施形態1のカバー5(図2(a)参照)と同様である。
次に、実施形態2において、光源2から発光された光について説明する。光源2から発光されカバー5bを透過した光は、実施形態1と同様である。これに対し、光源2から発光されカバー5bで反射した光は、内面400a又は内面411に到達し、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の反射率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均反射率が約50%以上となり反射する。上記反射した光の一部は、隙間500を通って部屋6を照射する。残部は、カバー5bに到達し、上記を繰り返して最終的には部屋6を照射する。
上記より、隙間500を通って部屋6を照射する光は、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。
以上、実施形態2によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができる。また、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバー5bの汚れによる照度の低下を抑制することができる。さらに、光源2が本体4a及びカバー5bにより完全に覆われていない非密閉型器具であっても、虫が照明器具1の内部に侵入することを防止することができるので、使用者への視覚的な不快感を低減することができる。
(実施形態3)
実施形態3の照明器具1cは、図3に示すように、光源2、点灯回路3、カバー5を実施形態1の照明器具1(図2(a)参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態3の照明器具1cは、図3に示すように、光源2、点灯回路3、カバー5を実施形態1の照明器具1(図2(a)参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下に記載の特徴部分がある。
照明器具1cは、本体4bを備えている。本体4bは、例えばアクリル等からなり、光を透過させる透過性を有している。すなわち、本体4bは、カバー5のようにカット率及び透過率を調整していない。また、本体4bは、底面40bの外面401bに凸部42を備えている。これにより、底面40bと天井面60との間に隙間420が生じる。なお、本体4bは、上記以外の点において、実施形態1の本体4(図2(a)参照)と同様である。
次に、実施形態3において、光源2から発光された光について説明する。光源2から発光されカバー5を透過した光は、実施形態1と同様である。これに対し、光源2から発光され本体4bに到達した光は、波長カット、吸収等がほとんど行われずに、本体4bを透過して隙間420から部屋6を照射する。
以上、実施形態3によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができる。また、予め決められた場所に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバー5の汚れによる照度の低下を抑制することができる。さらに、光源2から発光された光が本体4bを透過することによっても部屋6を照射することができるので、カバー5に汚れが付着する前から高い照度を確保することができる。カバー5の周辺より本体4bの周辺に虫が寄り付きやすくなり、虫が照明器具1の内部に侵入することを防止することができるので、使用者への視覚的な不快感を低減することができる。
(実施形態4)
実施形態4の照明器具1dは、図4に示すように、光源2、点灯回路3、本体4を実施形態1の照明器具1(図2(a)参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態4の照明器具1dは、図4に示すように、光源2、点灯回路3、本体4を実施形態1の照明器具1(図2(a)参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下に記載の特徴部分がある。
照明器具1dは、カバー5cを備え、部屋6の天井面60に設置されている。上記部屋6は、壁面61に窓62を備えている。カバー5cは、光源2を内側に取り囲む筒状を形成し、天井面60と対向する位置に開口部51を形成している。なお、カバー5cは、上記以外の点において、実施形態1のカバー5(図2(a)参照)と同様である。
次に、実施形態4において、光源2から発光された光について説明する。光源2から側面方向(図4の左右方向)に発光された光は、照射方向に配置されたカバー5cを透過する。このときに、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。カバー5cを透過した光は、部屋6の内部63を照射する。これに対し、光源2から下側方向に発光された光は、カバー5cがなく開口部51が形成されているので、波長カット、吸収等がなく、直接、部屋6の内部64を照射する。上記より、窓62及び屋外65には、カバー5cを透過した光のみが照射するので、虫が窓62から部屋6の内部63に侵入することを防止することができる。
以上、実施形態4によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができる。また、窓62を含む内部63に虫を寄せ付けにくくすることができるとともに、カバー5cの汚れによる照度の低下を抑制することができる。さらに、光源2から発光された光が開口部51からも照射することができるので、カバー5cに汚れが付着する前から高い照度を確保することができる。
(実施形態5)
実施形態5の照明器具1eは、図5に示すように、光源、点灯回路、本体(全て図示せず)、カバー5cを実施形態4の照明器具1d(図4参照)と同様に備えているが、実施形態4の照明器具1dにはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態5の照明器具1eは、図5に示すように、光源、点灯回路、本体(全て図示せず)、カバー5cを実施形態4の照明器具1d(図4参照)と同様に備えているが、実施形態4の照明器具1dにはない以下に記載の特徴部分がある。
照明器具1eは、支持部8を備え、部屋6に載置されている机66に設置されているスタンド型照明器具である。支持部8は、カバー5cを支持している。
次に、実施形態5において、光源2から発光された光について説明する。光源2から側面方向(図5の左右方向)に発光された光は、照射方向に配置されたカバー5cを透過する。このときに、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。カバー5cを透過した光は、部屋6の内部63aを照射する。これに対し、光源2から下側方向に発光された光は、カバー5cがなく開口しているので、波長カット、吸収等がなく、直接、部屋6の内部64aを照射する。
以上、実施形態5によれば、窓62及び屋外65には、カバー5cを透過した光のみが照射するので、虫が窓62から部屋6の内部63aに侵入することを防止することができる。また、照明器具1の下側は開口しているので、机上には高い照度が確保されるので、作業性を向上させることができる。
(実施形態6)
実施形態6の照明器具1fは、図6に示すように、点灯回路、本体(ともに図示せず)を実施形態4の照明器具1d(図4参照)と同様に備えているが、実施形態4の照明器具1dにはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態6の照明器具1fは、図6に示すように、点灯回路、本体(ともに図示せず)を実施形態4の照明器具1d(図4参照)と同様に備えているが、実施形態4の照明器具1dにはない以下に記載の特徴部分がある。
照明器具1fは、光源2b及びカバー5dを備えている。光源2bは、壁面61に設置されている。カバー5dは、光源2bを挟んで壁面61と対向する位置となる光源2の前側(図6の右側)、及び光源2の奥方向に設けられている。また、壁面61とカバー5dとの間のうち、光源2の上側、下側及び手前側が開口している。なお、光源2b及びカバー5dは、上記以外の点において、実施形態1の光源2及びカバー5(ともに図2(a)参照)とそれぞれ同様である。
次に、実施形態6において、光源2bから発光された光について説明する。光源2bから前側方向(図6の右方向)及び奥方向に発光された光は、照射方向に配置されたカバー5dを透過する。このときに、波長が約300nmから約395nmまでの光が略100%カットされ、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、約450nm以上の光の平均透過率が約50%以上となる。カバー5dを透過した光は、部屋6の内部63bを照射する。これに対し、光源2bから上下方向及び手前方向に発光された光は、カバー5dがなく開口しているので、波長カット、吸収等がなく、直接、部屋6の内部64bを照射する。
以上、実施形態6によれば、窓62及び屋外65には、カバー5dを透過した光のみが照射するので、虫が窓62から部屋6の内部63bに侵入することを防止することができる。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f 照明器具
2,2a,2b 光源
3 点灯回路
4,4a,4b 本体
40,40a 底面
41,41a 側面
5,5a,5b,5c,5d カバー
500 隙間
6 部屋
60 天井面
2,2a,2b 光源
3 点灯回路
4,4a,4b 本体
40,40a 底面
41,41a 側面
5,5a,5b,5c,5d カバー
500 隙間
6 部屋
60 天井面
Claims (5)
- 光を発光する光源と、
波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、開口部を形成し、前記光源を内側に取り囲む箱状のカバーと、
前記光源を設置し、波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の反射率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均反射率が約50%以上となるようにカット率及び反射率が調整された反射面を前記光源側に有し、前記開口部の少なくとも一部を塞ぐように設けられる本体と
を備えることを特徴とする照明器具。 - 光を発光する光源と、
波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、開口部を形成し、前記光源を内側に取り囲む箱状のカバーと、
光を透光させる透光性材料からなり、前記光源を設置し、前記開口部の少なくとも一部を塞ぐように設けられる本体と
を備えることを特徴とする照明器具。 - 光を発光する光源と、
前記光源を一の面に設置し、他の面が天井面と当接する本体と、
波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、前記光源を内側に取り囲む筒状のカバーと
を備え、
前記カバーの一端側が開口している
ことを特徴とする照明器具。 - 光を発光する光源と、
波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、前記光源を内側に取り囲む筒状のカバーと、
前記カバーを支持する支持部と
を備え、
前記カバーの一端側が開口している
ことを特徴とする照明器具。 - 壁面に設置され、光を発光する光源と、
波長が約300nmから約395nmまでの光を略100%カットし、波長が約405nmの光の透過率が約50%以下となり、波長が約405nm以上の光の平均透過率が約50%以上となるようにカット率及び透過率が調整された透光性材料からなり、前記光源を挟んで前記壁面と対向して設けられるカバーと
を備え、
前記壁面と前記カバーとの間のうち少なくとも一部が開口している
ことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004314687A JP2006127915A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004314687A JP2006127915A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006127915A true JP2006127915A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36722424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004314687A Withdrawn JP2006127915A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006127915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017204348A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | スターライト工業株式会社 | 照明器具 |
-
2004
- 2004-10-28 JP JP2004314687A patent/JP2006127915A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017204348A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | スターライト工業株式会社 | 照明器具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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