JP2006127351A - カラープリンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 近年、プリンタ装置のカラープリンタ化、高性能化に伴い、より高速なアウトプットを求められている。本発明は、データサイズの低減させること、また、画像品質を低下させることなく、印刷速度性能を向上させた、カラープリンタシステム装置をユーザに提供する。
【解決手段】 アプリケーションからのデータを、プリンタ装置が対応するプリンタ記述言語にコマンド変換してそのデータをカラープリンタ装置へ送信する。そして、プリンタドライバ、及びそのデータを受信する。さらに、データをビットマップデータに変換、前記データをプリンタエンジンへ送信するプリンタコントローラを持つカラープリンタ装置において、出力されるデータオブジェクトのデータサイズ情報が、入力イメージサイズより出力時のサイズの方が小さい場合、プリンタドライバ側にてあらかじめデータサイズを印刷時のサイズにまで縮小して、そのデータオブジェクトを、カラープリンタ装置へデータ送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 アプリケーションからのデータを、プリンタ装置が対応するプリンタ記述言語にコマンド変換してそのデータをカラープリンタ装置へ送信する。そして、プリンタドライバ、及びそのデータを受信する。さらに、データをビットマップデータに変換、前記データをプリンタエンジンへ送信するプリンタコントローラを持つカラープリンタ装置において、出力されるデータオブジェクトのデータサイズ情報が、入力イメージサイズより出力時のサイズの方が小さい場合、プリンタドライバ側にてあらかじめデータサイズを印刷時のサイズにまで縮小して、そのデータオブジェクトを、カラープリンタ装置へデータ送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カラープリンタ装置に関する。
従来、パソコンなどの出力装置として用いられるページプリンタにおいては、印刷するイメージデータの作成処理が終了する前に、用紙サイズが判明した場合、その時点で該当するサイズの給紙を開始し、給紙された用紙を印刷ユニットの直前に止め置き、イメージデータ作成処理が終了した時点で印刷ユニットに用紙を搬送する方式が採用されている。この方式は、プレフィードと称され、印刷に使用する用紙を予め印刷ユニットの直前まで給紙することで、イメージデータ作成処理が終了してから選択されたサイズの用紙を印刷ユニットに搬送する場合に比べて、印刷処理全体に要する処理時間を高速化することが可能な方式である。
一方、近年では、単にページプリンタだけでなく、同じようにイメージデータ作成処理を用いるコピー機能やFAX機能を併せ持つデジタル複合機が提供されている。デジタル複合機では、複数の機能においてイメージデータの作成処理を同時に実行することがあり、また、いずれかの機能が先にイメージ作成処理を終了するか不明であるために、先にイメージデータの作成処理が終了した機能により指定された用紙サイズに基づいて、印刷を行う直前に該当するサイズの用紙を給紙する必要があった。このため、用紙の給紙制御が複雑となるので、上述したプレフィードを実行することが困難になり、各機能の専用機に比べて印刷の処理時間が長くなる虞があった。
そこで、このような不具合を解消するために、イメージデータ作成処理が実行されている機能により指定されたサイズの用紙をプレフィード給紙手段により給紙している場合、その機能以外の機能が選択されて先に選択された機能によるイメージデータ作成処理が終了する前に、後で選択された機能によるイメージデータの作成処理が終了した場合に後で選択された機能により指定された用紙サイズに関係なく、プレフィード給紙手段により給紙されている用紙サイズに応じて後で選択された機能により作成処理されたイメージデータを自動的に拡大若しくは縮小して印刷する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−39814号公報
本発明は、データサイズを低減させること、また、画像品質を低下させることなく、トータル的にみた印刷速度性能を向上させた、カラープリンタシステム装置を提供することを目的とする。
請求項1にかかる発明は、プリンタ装置に対してデータを送信する際に、アプリケーションからのデータを、前記プリンタ装置が対応するプリンタ記述言語にコマンド変換する手段と、プリンタ記述言語にコマンド変換されたデータを送信する手段と、前記データを受信する手段と、前記データをビットマップデータに変換する手段と、ビットマップデータに変換されたデータをプリンタエンジンへデータ送信する手段とを有し、出力されるデータオブジェクト(イメージオブジェクト)のデータサイズ情報が、入力イメージサイズより出力時のサイズの方が小さい場合、プリンタドライバ側にてあらかじめデータサイズを印刷時のサイズにまで縮小する手段と、前記縮小されたデータオブジェクトを、カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、データオブジェクト(イメージオブジェクト)のイメージ画像が白黒二値画像である場合、データを送信する際のフォーマットを、RGB(レッド、グリーン、ブルー)のフルカラーデータ情報に代えて、前記イメージデータである白黒二値データフォーマットとして、前記カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、データオブジェクト(イメージオブジェクト)のイメージ画像がRGBフルカラー画像である場合、プリンタドライバ側にてそのデータ内容をチェックする手段と、前記イメージ画像が白または黒のデータのみで構成されるようなイメージデータの場合、RGBフルカラーデータ情報に代えて、前記データオブジェクトを白黒二値データフォーマットとして、前記カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、データオブジェクト(イメージオブジェクト)のイメージ画像がRGBフルカラー画像である場合、プリンタドライバ側にてそのデータ内容をチェックする手段と、その画像が特定の色のみで構成される場合、RGBフルカラーデータ情報に代えて、前記画像が構成されている色を、特定のパレットデータとして登録する手段と、前記登録されたパレットカラーデータにて、前記カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、プリンタコントローラが受信したイメージ画像が、白黒二値画像データである場合、プリンタエンジンがカラープリンタエンジンであっても、そのイメージオブジェクトに関してはCMY(シアン、マゼンダ、イエロー)のプレーンに代えて、K(ブラック)のみのプレーンを作成する手段と、白黒二値画像で構成されるようなKのみでプリンタ出力する手段を有することを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、プリンタドライバが送信するデータオブジェクト(イメージ画像)が、RGBフルカラーデータ、もしくは、白黒二値データかを判断する手段と、前記データオブジェクトの圧縮方式を変更する手段を有することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、プリンタコントローラにてイメージデータを描画する際に、ディザマトリクステーブルにCMYKすべてのマトリクステーブルを、連続したマトリクステーブルとしてメモリ上に展開する手段と、前記メモリ上に展開されたイメージデータを保持する手段を有することを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、前記ディザマトリクステーブルがCMYKそれぞれ異なるサイズである場合に、前記マトリクステーブルをCMYKそれぞれのサイズの最小公倍数であるサイズにまで拡張する手段と、前記拡張されたマトリクステーブルを保持する手段を有することを特徴とする。
本発明のカラープリンタシステム装置によれば、データサイズの低減、及び印刷速度を向上させることができる。
次に、本発明の一実施の形態の構成について図面を参照して説明する。
図1には、イメージデータの印刷処理方法が示されている。
図1は、アプリケーションにて扱われるイメージデータをプリンタに印刷する際の、印刷指定の方法を示す。
通常、PC101上のアプリケーションにて扱われるイメージデータ102は、イメージデータサイズ103を拡大または縮小して描画されている。
本発明においては、入力イメージサイズが、出力イメージサイズよりも大きいサイズである場合、プリンタドライバが出力するイメージサイズを縮小して出力時と等倍のイメージデータを送信する。また、コントローラ側での変倍処理を削減する。
次に、図2を参照すると、プリンタドライバのデータ送信決定フローが示されている。
まず、プリンタドライバがアプリケーションからデータを受信する(ステップS201)と、そのデータがフルカラーデータか否かを判断する(ステップS202)。
受信されたデータがフルカラーデータである場合(ステップS202/Yes)、色数が多いか否かを判断する(ステップS203)。
そこで、色数が多い場合(ステップS203/Yes)、そのデータをフルカラーデータフォーマットとし(ステップS204)、JPEG圧縮を行った(ステップS207)後、プリンタコントローラへデータ送信(ステップS209)される。
ステップ203に戻って、色数が少ない場合(ステップS203/No)、そのデータをパレットカラーデータフォーマットと決定(ステップS205)し、色数が白黒のみで構成されている場合(ステップS203/No)、白黒ニ値データフォーマットと決定(ステップS206)する。
次に、ステップS202に戻って、受信データが白黒ニ値データである場合(ステップS202/No)、白黒ニ値データフォーマットと決定(ステップS206)する。
次に、ステップS205にて、パレットカラーデータフォーマットと決定した場合と、ステップS206にて、白黒ニ値データフォーマットと決定した後、MMR圧縮を行い(ステップS208)、プリンタコントローラへデータ送信(ステップS209)される。
図3を参照すると、ディザマトリクステーブル処理方法は、Cマトリクス301と、Mマトリクス302と、Yマトリクス303と、Kマトリクス304と、CMYK混合マトリクス305から構成されている。
ディザ(dither)は、ある決められた階調で、より豊富な諧調を表現する技法であり、例えば、白と黒しか使えない状態でさまざまな濃さの灰色を表現する方法である。
元の画像の画素の階調に応じて、一定の規則の基に、白黒を生成していき、黒白の出現頻度によって中間調が表現される。
図3の、CMYK混合マトリクス305を生成するには、Cマトリクス301と、Mマトリクス302と、Yマトリクス303と、Kマトリクス304とを合成する。また、それぞれのマトリクス上にて1pixelに対応した1byteのデータを保持している。
ここでは、Cマトリクス301に4pixelの矩形を表示した例を挙げる。つまり、プリンタコントローラは、1pixelを処理する際に、Cマトリクス301だけで4回メモリにアクセス、すなわち、Mマトリクス302や、Yマトリクス303、Kマトリクス304のそれぞれのマトリクスに4回ずつアクセスする必要があった。
ところが、CMYK混合マトリクス305テーブルを生成することで、プリンタコントローラは、1pixelを処理する際に、1回のメモリアクセスのみで処理する。
101 PC
102 イメージデータ
103 イメージデータサイズ
104 プリンタ
105 出力イメージ
301 Cマトリクス
302 Mマトリクス
303 Yマトリクス
304 Kマトリクス
305 CMYK混合マトリクス
102 イメージデータ
103 イメージデータサイズ
104 プリンタ
105 出力イメージ
301 Cマトリクス
302 Mマトリクス
303 Yマトリクス
304 Kマトリクス
305 CMYK混合マトリクス
Claims (8)
- プリンタ装置に対してデータを送信する際に、アプリケーションからのデータを、前記プリンタ装置が対応するプリンタ記述言語にコマンド変換する手段と、プリンタ記述言語にコマンド変換されたデータを送信する手段と、前記データを受信する手段と、前記データをビットマップデータに変換する手段と、ビットマップデータに変換されたデータをプリンタエンジンへデータ送信する手段とを有し、
出力されるデータオブジェクト(イメージオブジェクト)のデータサイズ情報が、入力イメージサイズより出力時のサイズの方が小さい場合、プリンタドライバ側にてあらかじめデータサイズを印刷時のサイズにまで縮小する手段と、前記縮小されたデータオブジェクトを、カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とするカラープリンタ装置。 - データオブジェクト(イメージオブジェクト)のイメージ画像が白黒二値画像である場合、データを送信する際のフォーマットを、RGB(レッド、グリーン、ブルー)のフルカラーデータ情報に代えて、前記イメージデータである白黒二値データフォーマットとして、前記カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする請求項1記載のカラープリンタ装置。
- データオブジェクト(イメージオブジェクト)のイメージ画像がRGBフルカラー画像である場合、プリンタドライバ側にてそのデータ内容をチェックする手段と、前記イメージ画像が白または黒のデータのみで構成されるようなイメージデータの場合、RGBフルカラーデータ情報に代えて、前記データオブジェクトを白黒二値データフォーマットとして、前記カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする請求項1記載のカラープリンタ装置。
- データオブジェクト(イメージオブジェクト)のイメージ画像がRGBフルカラー画像である場合、プリンタドライバ側にてそのデータ内容をチェックする手段と、その画像が特定の色のみで構成される場合、RGBフルカラーデータ情報に代えて、前記画像が構成されている色を、特定のパレットデータとして登録する手段と、前記登録されたパレットカラーデータにて前記カラープリンタ装置へデータ送信する手段を有することを特徴とする請求項1記載のカラープリンタ装置。
- プリンタコントローラが受信したイメージ画像が、白黒二値画像データである場合、プリンタエンジンがカラープリンタエンジンであっても、そのイメージオブジェクトに関してはCMY(シアン、マゼンダ、イエロー)のプレーンに代えて、K(ブラック)のみのプレーンを作成する手段と、白黒二値画像で構成されるようなKのみでプリンタ出力する手段を有することを特徴とする請求項1記載のカラープリンタ装置。
- プリンタドライバが送信するデータオブジェクト(イメージ画像)が、RGBフルカラーデータ、もしくは、白黒二値データかを判断する手段と、前記データオブジェクトの圧縮方式を変更する手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカラープリンタ装置。
- プリンタコントローラにてイメージデータを描画する際に、ディザマトリクステーブルにCMYKすべてのマトリクステーブルを、連続したマトリクステーブルとしてメモリ上に展開する手段と、前記メモリ上に展開されたイメージデータを保持する手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のカラープリンタ装置。
- 前記ディザマトリクステーブルがCMYKそれぞれ異なるサイズである場合に、前記マトリクステーブルをCMYKそれぞれのサイズの最小公倍数であるサイズにまで拡張する手段と、前記拡張されたマトリクステーブルを保持する手段を有することを特徴とする請求項7記載のカラープリンタ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004317673A JP2006127351A (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | カラープリンタ装置 |
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JP2004317673A JP2006127351A (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | カラープリンタ装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008302596A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Casio Electronics Co Ltd | 印刷装置 |
JP2009000817A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Casio Electronics Co Ltd | 印刷装置 |
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2004
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