JP2006126687A - 自己支持型引込用光ケーブル - Google Patents

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悟 塩原
Takeshi Shimomichi
毅 下道
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Abstract

【課題】光ファイバ心線取出し用のVノッチが設けられているにも関わらず、防護テープなしで蝉の産卵管等による光ファイバ心線の損傷を防止できるようにし、かつ、自己支持型引込用光ケーブルの全幅を可及的に小さくすること。
【解決手段】光ファイバ心線f、当該光ファイバ心線fと平行にその左右に配置された一対の抗張力体R,RとをケーブルシースC1で被覆して光エレメント部Eを構成し、上記光ファイバ心線fの直上、直下において上記ケーブルシースC1に光ファイバ心線fの長手方向に延びたVノッチN,Nを設け、上記光エレメント部Eと平行で該光エレメント部に固定された支持部材を備えている自己支持型引込用光ケーブルにおいて、上記光エレメント部EのケーブルシースC1に金属線編組Mを外装し、該金属線編組が上記支持部材を兼ねている自己支持型引込用光ケーブル。
【選択図】図1

Description

この発明は、FTTH(Fiber To The Home)光通信網における自己支持型の加入引込用光ケーブルに関するものであり、蝉などの産卵管の刺し込みによる虫害、リス等の噛害及び、カラス等の鳥類のつつきから光ファイバ心線を効果的に保護或は防護することができるものである。
従来の自己支持型の引込用光ケーブルは、例えば図4に示すようなもので、単数又は複数の光ファイバ心線fと、その左右両側(図4では上下両側)に配置された光エレメント用の抗張力体RとをケーブルシースC1で被覆した長尺の光エレメント部Eと支持線材Sによる支持部とを有し、また、光エレメント部EのケーブルシースC1と抗張力体R,Rと平行な支持線材Sの被覆C2とが首部mを介して一体化されたものであり、このものは、ケーブルシースC1の外面、すなわち、抗張力体R,Rを結ぶ線と平行な外面に対抗して光ファイバ心線fの両側において垂直にVノッチNが形成されている。このVノッチNは、ケーブルシースC1を中央で縦方向に2分割して光ファイバ心線fを露出させて光ファイバを容易に取り出せるようにしたものである。
上記従来の自己支持型の加入引込用光ケーブルについては、蝉がVノッチNの部分に産卵管を突き刺し、光ファイバ心線fを損傷させ、その結果、光ファイバ心線fの伝送効率を著しく損なう事故が発生している。これは、蝉がVノッチNの底に産卵管を突き刺し易いことと、VノッチNの底と光ファイバ心線fとが接近していて、VノッチNの底に突き刺した産卵管が光ファイバ心線fに向かい、当該光ファイバ心線fに到達する可能性が高いためである。そして、FTTHの普及に伴ってこのような事故が多く発生することが報告されており、この問題への対策が求められている。
ケーブルシースC1に設けたVノッチNを廃止すれば、ケーブルシースC1に突き刺された産卵管が光ファイバ心線fに達してこれを損傷させる可能性は小さくなる。しかし、光ファイバ心線が図5の例のようなテープ心線を備えた自己支持型の加入引込用光ケーブルである(特開2003−90942号公報)場合は、突き刺された産卵管が光ファイバ心線fに達してこれを損傷させる可能性は小さくない。そこで、テープ心線の表裏両面に防護テープを縦添えして光ファイバ心線fを表裏から挟持して、これで虫害等から光ファイバ心線fを保護することが発明されている(先行技術:特願2004−258042号に係る発明)。
また、従来の自己支持型引込用光ケーブルは、光エレメント部と支持部が首部を介して一体化されているので、その全幅が光エレメント部に比して著しく大きく、重量が大きく、搬送、取扱い等において不便であるという不都合がある。
特開2003−90942号公報 特願2004−258042号明細書
上記先行技術によると、蝉の産卵管等による光ファイバ心線の損傷は防止されるが、上記のように防護テープが介在しているために、分岐、接続等のために光ファイバ心線fを簡単・容易に取り出すことはできず、また、光エレメント部とは別に、支持線材Sによる支持部を備えているものは、断面の幅が光エレメント部の幅よりも著しく大きくなるので、このため搬送、取扱いが不便であることは避けられない。
そこで、この発明の課題は、自己支持型引込用光ケーブルについてVノッチが設けられているにもかかわらず、防護テープなしで、蝉の産卵管等による光ファイバ心線の損傷を効果的に防止することができ、かつ、自己支持型引込用光ケーブルの全幅を光エレメント部Eの全幅に可及的に近付けられるように、自己支持型引込用光ケーブルの構造を工夫したことである。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するための手段は、光ファイバ心線f、当該光ファイバ心線fと平行にその左右に配置された一対の抗張力体とをケーブルシースで被覆して光エレメント部Eを構成し、
上記光ファイバ心線fの直上、直下において上記ケーブルシースC1に光ファイバ心線fの長手方向に延びたVノッチを設け、
上記光エレメント部Eと平行で光エレメント部に固定された支持部材を備えている自己支持型引込用光ケーブルを前提として、次の(イ)(ロ)によるものである。
(イ)上記光エレメント部EのケーブルシースC1に金属線編組Mを外装し、
(ロ)上記金属線編組が上記支持部材を兼ねていること。
〔作用〕
光エレメント部EのケーブルシースC1に金属線編組Mを外装しているので、表裏面のVノッチNが金属線編組Mで被覆され、したがって、蝉の産卵管、齧歯類、鳥類等から光ファイバが保護される。
また、光エレメント部EのケーブルシースC1に外装された金属線編組Mを切り開いてケーブルシースC1をむき出しにし、ケーブルシースC1を上下のVノッチNから分割することにより、光ファイバ心線fが露出するので、容易に光ファイバ心線fを取り出すことができる。
さらに、金属線編組Mを切り開き剥ぎ、ケーブルシースC1をむき出しにすることで、金属線編組Mの一部が光エレメント部Eから分離され、他の部分は光エレメント部Eと一体である。したがって、光エレメント部Eから分離された金属線編組Mの部分を支持構造体(例えば電信柱、加入者宅の引込口等)に固定することにより、該金属線編組Mを介して自己支持型引込用光ケーブルが支持構造体間に懸架される。
さらにまた、光エレメント部Eに金属線編組Mが外装された自己支持型引込用光ケーブルの断面の幅はケーブルシースC1の幅とほとんど違いがなく、懸架(自己支持)のための支持部材(金属線編組)の存在による幅の増分はほとんどない。
〔実施態様1〕
実施態様1は、解決手段1について、その金属線編組Mの線材が線径0.16mmのステンレスであることである。
〔実施態様2〕
実施態様2は、解決手段1についてその金属線編組Mをさらに外側シースC3で被覆していることである。
〔作用〕
金属線編組Mをさらに外側シースC3で被覆していることで、齧歯類などの攻撃に対する外被層の強度が極めて大であり、したがって、自己支持型引込用光ケーブルの齧歯類等の攻撃に対する防護作用が極めて高い。
〔実施態様3〕
実施態様3は、解決手段1についてその金属線編組Mの引張り強度が500kg以上であることである。
解決手段1による発明は、上記のとおりの作用を奏し、上記課題を完全に解決することができるものである。すなわち、Vノッチを備えているにも関わらず、蝉による被害を確実に防止しつつ、分岐、接続等のための光ファイバ心線の取り出しを簡単・容易に行うことができる。
そしてまた、光ファイバテープ心線はその外周の金属線編組Mによりリス等の齧歯類、カラス等の鳥類の攻撃からも防護されるので、光ファイバテープ心線の鳥獣類による損傷をも確実に回避することができる。
また、光ケーブルの加入者宅への引込は、その引込口で最外層の被覆と金属線編組とを剥ぐので、上記光ケーブルの加入者宅への引き込み、余長の処理が容易である。
さらにまた、金属線編組Mが自己支持型引込用光ケーブルの支持部材を兼ねていて、懸架のための支持部材を特別に設けるものでないから、従来のものに比してその断面幅を著しく小さくし、また軽量化が図られる。
次いで、図1を参照しつつ実施例1を説明する。
実施例1は、1本の光ファイバから成る光ファイバ心線fと左右の抗張力体R,Rを難燃性ポリエチレン製のケーブルシースC1で被覆している。光ファイバ心線fの直上、直下に深さ0.4mmのVノッチNが設けられている。
実施例1におけるケーブルシースC1は難燃性ポリエチレン製で、その幅が1.6mm、厚さが3.0mmであり、このケーブルシースC1に金属線編組Mを外装して被覆している。この金属線編組Mは、線径0.16mmのステンレス線材によるもので、その編組密度は約90%である。
さらに、金属線編組Mを難燃性ポリエチレン製の外側シースC3で被覆している。この例における外側シースC3の厚さは0.4mmである。
実施例2は、4本の光ファイバから成るリボン形状(テープ形状)の光ファイバ心線fと左右の抗張力体R,RをケーブルシースC1で被覆している。このケーブルシースC1の上下面にVノッチN,Nが設けられている。
実施例2におけるケーブルシースC1は難燃性ポリエチレン製で、幅が3.7mm、厚さが2.0mmであり、このケーブルシースC1に金属線編組Mを外装して被覆している。この金属線編組Mは、線径0.16mmのステンレス線材によるもので、その編組密度は約90%である。
さらに、金属線編組Mを難燃性ポリエチレン製の外側シースC3で被覆している。この例における外側シースC3の厚さは0.4mmである。
上記実施例1、実施例2の光ケーブルの特性を調査したところ、測定波長1.55μmによる伝送における伝送損失は0.25dB/km以下であり、従来の光ファイバケーブルと同等の性能を有することが確認された。また、−30℃〜+70℃の範囲での温度変化に対して、同測定波長による伝送における伝送損失変化は0.05dB/km以下であることが確認された。
また、実施例1、実施例2の光ケーブルについて図3に示す齧歯類模擬歯針(齧歯類模擬歯)の貫通試験を行って、これで光ファイバに断線などの損傷がないことを確認した。
この模擬歯針の貫通試験に用いた模擬歯針(模擬歯)nは、図2に示すもので、線径1mmの鋼線の先端を長さ2mmの範囲で斜めにして鋭利にした鋼製針である。
図3の実施例の光ケーブルの左右両サイドを、左右の押え板(間隔幅10mm)で固定しておいて、これに上記模擬歯針nを静荷重30Nで垂直な方向から突き刺し、その後、光ファイバの伝送効率の変化を測定して、光ファイバに損傷が生じないことを確認した。
また、上記自己支持型引込用光ケーブルにおいて、上記抗張力体Rを例えばガラスFRPの非金属体とし、上記光ケーブル加入者宅への引込口で上記金属線編組を剥ぐことにより落雷による雷害等の誘導から加入者宅内装置を保護することができる。
(イ)はこの発明の実施例1を示す断面図であり、(ロ)はこの発明の実施例2を示す断面図である。 は模擬歯針(模擬歯)の貫通試験で用いた模擬歯の平面図及び側面図である。 は模擬歯針の貫通試験の状態を示す模式図である。 は従来の自己支持型引込用光ケーブルの断面図である。 は他の従来の自己支持型引込用光ケーブルの断面図である。
符号の説明
1・・・ケーブルシース
2・・・支持線材の被覆
3・・・外側シース
E・・・光エレメント部
f・・・光ファイバ心線
M・・・金属線編組
N・・・Vノッチ
n・・・模擬歯針(模擬歯)
R・・・抗張力体
S・・・支持線材

Claims (4)

  1. 光ファイバ心線f、当該光ファイバ心線fと平行にその左右に配置された一対の抗張力体とをケーブルシースで被覆して光エレメント部を構成し、
    上記光ファイバ心線fの直上、直下において上記ケーブルシースC1に光ファイバ心線fの長手方向に延びたVノッチを設け、
    上記光エレメント部と平行で光エレメント部に固定された支持部材を備える自己支持型引込用光ケーブルにおいて、
    上記光エレメント部のケーブルシースC1に金属線編組Mを外装し、
    上記金属線編組が上記支持部材を兼ねる自己支持型引込用光ケーブル。
  2. 上記金属線編組Mの線材が線径0.16mmのステンレスである請求項1の自己支持型引込用光ケーブル。
  3. 上記金属線編組Mをさらに外側シースC3で被覆している請求項1の自己支持型引込用光ケーブル。
  4. 上記金属線編組Mの引張り強度が500kg以上である、請求項1の自己支持型引込用光ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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