JP2006126277A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の、トナー像が定着された面とは反対側の面の汚損を抑制する工夫が図られた定着装置、および、このような定着装置が備えられた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体の、該未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、該定着領域に送り込まれた記録媒体を該加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、未定着トナー像を該記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、拭取面が移動自在なウェブと、定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果を受けて前記定着領域に記録媒体が不存在であって、かつ前記加熱面が循環移動している時間をカウントするカウント部と、前記カウント部によるカウント値が所定値を越えた時点で、前記ウェブの拭取面を移動させるウェブ制御部とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、未定着トナー像を担持した記録媒体に該未定着トナー像を定着させる定着装置、および、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、未定着トナー像を記録媒体などの記録媒体に転写した後、その未定着トナー像が転写された記録媒体を、対向して配備された、一連の画像形成を行うジョブ処理中は回転し続ける加熱ロールおよび加圧ロールによって形成したニップ部で挟み込んで加熱および加圧した後、このニップ部から送り出すことにより未定着トナー像を記録媒体に定着させることでトナー像を記録媒体上に定着させる定着装置を備えたプリンタなどの画像形成装置が知られている。
上記のような定着装置では、加熱ロールの表面が、記録媒体の、未定着トナー像を担持した表面に接し、加圧ロールの表面が、記録媒体の裏面に接する。加熱ロールの表面には、未定着トナー像を構成する一部のトナー粉が付着しやすく、また、記録媒体がニップ部にないときには、加圧ロールの表面にトナー粉が移行してしまう。
加圧ロールにトナー粉が移行すると、記録媒体の裏面がトナーで汚れてしまうため、このような定着装置のなかには、このトナー粉を拭うためのウェブを加熱ロールに接触させておくものがあり、このような定着装置では、ジョブ終了毎、あるいは、累積の画像ピクセル数が所定値を越える毎にウェブを動かすことでこのトナー粉を拭う提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、上記提案による措置がとられている定着装置を備えていても、記録媒体の裏面がこのトナー粉によって汚されてしまうことがある。
これは、ウェブと加熱ロールとが接触する部分に溜まったトナー粉の一部であって加熱ロールの熱にさらされて溶融することによりこの接触部分をすり抜けたトナー粉は、通常であれば記録媒体上の表面に目立たない程度に少しずつ付着して問題とはならないところ、ニップ部に送り込まれてくる記録媒体同士の搬送間隔が通常よりもかなり開いてしまった場合には、次の記録媒体がニップ部に送り込まれてくるまでは加圧ロールに次々に付着し、ようやくニップ部に送り込まれてきた記録媒体の裏面に一度に付着してしまうためである。
特開平11−24484号公報 特開2002−365955号公報
本発明は、上記事情に鑑み、記録媒体の、トナー像が定着された面とは反対側の面の汚損を抑制する工夫が図られた定着装置、および、このような定着装置が備えられた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の定着装置のうちの第1の定着装置は、
未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返しこの定着領域においてこの記録媒体の、この未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、この定着領域に送り込まれた記録媒体をこの加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、この加熱面を循環移動させながらこの記録媒体を、この加熱面とこの押圧面との間に挟み込んでこの定着領域から送り出すことによりこの未定着トナー像をこの記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
長尺な拭取面を有し、上記表面に接触した後の加熱面にこの拭取面の長手方向の一部分を接触させ、この拭取面がこの長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
上記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
上記判定部による判定結果を受けて上記定着領域に記録媒体が不存在であるときに上記加熱面が循環移動している時間をカウントするカウント部と、
上記カウント部によるカウント値が所定値を越えた時点で、上記ウェブの拭取面を上記長手方向の一方側に向けて移動させるウェブ制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第1の定着装置では、加熱面が循環移動している間であって、定着領域に所定時間以上記録媒体が不存在の場合には、ウェブの拭き取り面の移動が行われてウェブの未使用の拭取面を加熱面に接触させる。その結果、加熱面とウェブの拭取面との接触部分に溜まったトナーが、その接触部分から除去される。このため、定着領域に記録媒体が不存在であるときに、上記加熱面が循環移動することで上記押圧面へ移行するトナー量が抑えられる。したがって、本発明の第1の定着装置によれば、記録媒体の、トナー像を定着させた面とは反対側の面の汚損を抑制することができる。
上記目的を達成するための本発明の定着装置のうちの第2の定着装置は、
未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返しこの定着領域においてこの記録媒体の、この未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、この定着領域に送り込まれた記録媒体をこの加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、この加熱面とこの押圧面とが相対的に接離自在なものであり、この加熱面を循環移動させながらこの記録媒体を、この加熱面とこの押圧面とを接触させることでこの加熱面とこの押圧面との間に挟み込んでこの定着領域から送り出すことによりこの未定着トナー像をこの記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
長尺な拭取面を有し、上記未定着トナー像に接触した後の加熱面にこの拭取面の長手方向の一部分を接触させ、この拭取面がこの長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
上記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
上記判定部による判定結果を受けて上記定着領域に記録媒体が不存在であって、かつ上記加熱面が循環移動している間は、上記加熱面と上記押圧面とを相対的に離間させる加熱加圧機構制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2の定着装置では、加熱面が循環移動している間であって、定着領域に記録媒体が不存在の場合には加熱面と押圧面とを相対的に離間させる。この結果、加熱面とウェブの拭取面との接触部分に溜まったトナーのうちのこの接触部分をすり抜けたトナーが、押圧面へ移行してしまうことを阻止することができる。したがって、本発明の第2の定着装置によっても、トナー像を担持する面とは判定側の面の汚損を抑制することができる。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置は、
未定着トナー像を担持した記録媒体にこの未定着トナー像を定着させる定着装置を備え、
像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を最終的に記録媒体上に転写することで未定着トナー像をこの記録媒体に担持させ、この定着装置によってこの記録媒体にこの未定着トナー像を定着させることによりこの記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
上記定着装置が、
上記未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返しこの定着領域においてこの記録媒体の、この未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、この定着領域に送り込まれた記録媒体をこの加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、この加熱面を循環移動させながらこの記録媒体を、この加熱面とこの押圧面との間に挟み込んでこの定着領域から送り出すことによりこの未定着トナー像をこの記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
長尺な拭取面を有し、上記表面に接触した後の加熱面にこの拭取面の長手方向の一部分を接触させ、この拭取面がこの長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
上記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
上記判定部による判定結果を受けて上記定着領域に記録媒体が不存在であるときに上記加熱面が循環移動している時間をカウントするカウント部と、
上記カウント部によるカウント値が所定値を越えた時点で、上記ウェブの拭取面を上記長手方向の一方側に向けて移動させるウェブ制御部とを備えたものであることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置は、
未定着トナー像を担持した記録媒体にこの未定着トナー像を定着させる定着装置を備え、
像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を最終的に記録媒体上に転写することで未定着トナー像をこの記録媒体に担持させ、この定着装置によってこの記録媒体にこの未定着トナー像を定着させることによりこの記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
上記定着装置が、
上記未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返しこの定着領域においてこの記録媒体の、この未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、この定着領域に送り込まれた記録媒体をこの加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、この加熱面とこの押圧面とが相対的に接離自在なものであり、この加熱面を循環移動させながらこの記録媒体を、この加熱面とこの押圧面とを接触させることでこの加熱面とこの押圧面との間に挟み込んでこの定着領域から送り出すことによりこの未定着トナー像をこの記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
長尺な拭取面を有し、上記未定着トナー像に接触した後の加熱面にこの拭取面の長手方向の一部分を接触させ、この拭取面がこの長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
上記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
上記判定部による判定結果を受けて上記定着領域に記録媒体が不存在であって、かつ上記加熱面が循環移動している間は、上記加熱面と上記押圧面とを相対的に離間させる加熱加圧機構制御部とを備えたものであることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の、トナー像が定着される面とは反対側の面の汚損を抑制する定着装置、および、その定着装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の定着装置および本発明の第2の定着装置の共通の一実施形態を備えた、本発明の第1の画像形成装置および本発明の第2の画像形成装置の共通の一実施形態であるプリンタの主要部の概略構成図である。
図1に示す、本実施形態のプリンタ1には、4つの画像形成部10Y、10M、10C、10Kが備えられており、各画像形成部には、それぞれ、感光体ローラ11Y、11M、11C、11K、帯電器12Y、12M、12C、12K、露光器13Y、13M、13C、13K、現像ローラ14Y、14M、14C、14K、および、一次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kが備えられている。尚、このプリンタ1は、フルカラーの印刷が可能となっており、上記の各構成要素の末尾に付された符号Y、M、C、およびKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の画像形成用の構成要素であることを示している。
また、このプリンタ1には、中間転写ベルト30、二次転写ローラ32、定着器33、、テンションローラ34、およびCPU35も備えられている。
このプリンタ1における基本的な画像形成動作について説明する。
先ず、イエローの画像形成部10Yによるトナー像形成が開始され、矢印A方向に回転する感光体ローラ11Y表面に、接触式の帯電器12Yにより所定の電荷が付与される。次に、露光器13Yにより感光体ローラ11Yの表面にイエロー画像に相当する露光光が照射され潜像が形成される。その潜像は現像ローラ14Yによりイエローのトナーで現像されて感光体ローラ11Y上にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は一次転写ローラ15Yにより中間転写ベルト30に転写される。
中間転写ベルト30は矢印B方向に循環移動しており、中間転写ベルト30上に転写されたイエローのトナー像が次の色の画像形成部10Mの一次転写ローラ15Mに到達するタイミングに合わせて、次の色のマゼンタのトナー像が一次転写ローラ15Mに到達するように、マゼンタの画像形成部10Mによるトナー像形成が行われる。こうして形成されたマゼンタのトナー像は、一次転写ローラ15Mにおいて中間転写ベルト30上のイエローのトナー像の上に重ねて転写される。
続いて、シアンおよび黒の画像形成部10C、10Kによるトナー像形成が上記と同様のタイミングで行われ、一次転写ローラ15C、15Kにおいて中間転写ベルト30のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写される。
こうして、中間転写ベルト30上に転写された多色トナー像は、二次転写ローラ32により用紙200上に二次転写され、この多色トナー像は、用紙200とともに矢印C方向に搬送され、本発明の第1の定着装置および本発明の第2の定着装置の一実施形態である定着器33に送り込まれて用紙200上に加熱および加圧されることで定着される。
次に、本実施形態の定着装置33について説明する。
図2は、本発明の定着装置の一実施形態の概略構成図である。
この定着装置33は、対向して配備されニップ部を形成した1対のローラである、矢印D方向に回転する加熱ローラ33aおよび矢印E方向に回転する加圧ローラ33b、加熱ローラ33aにウェブ332を接触させる接触ローラ33d、未使用のウェブ332が巻き付けられている巻付ローラ33c、使用済みのウェブ332が巻き取られる巻取ローラ33e、ステッピングモータ33g、投光部331iと受光部332iからなる投受光センサ33i、および、ステッピングモータ33gの軸331gに固定されると共に加圧ローラ33bの軸331bに加圧ローラ33bの回転を確保しながら軸着されたアーム33hを構成要素としている。ステッピングモータ33gは、回動することにより加圧ローラ33bを加熱ローラ33aに対し接離自在に移動できるようになっている。
図2に示す定着装置33の加熱ローラ33aの内部には、この加熱ローラ33aを加熱する熱源であるヒータランプ330aが備えられており、加熱ロール33aの表面は、矢印D方向に循環移動する。したがって、図2に示す加熱ロール33aの表面が本発明にいう加熱面の一例に相当する。また、図2に示す加圧ローラ33bの表面が、本発明の押圧面の一例に相当する。
また、図2に示すウェブ332は、長尺な拭取面を有し、記録媒体の表面に接触した後の加熱面にこの拭取面の長手方向(図2における左右方向)の一部分を接触させ、この拭取面がこの長手方向の一方側(矢印Fの方向)に向けて移動して巻き取られる紙製のものである。
この定着装置33では、これら加熱ローラ33aおよび加圧ローラ33bの接触部分に形成されたニップ部331にトナー像を担持した用紙200が送り込まれ、トナー像を担持した用紙200がこのニップ部331を通過する際にトナー像が加熱溶融され、さらに加圧されることで用紙200に対しトナー像が定着される。尚、巻取ローラ33eは、巻取ローラ回転モータ33fの回転によって使用済みのウェブ332を矢印Fの方向に巻き取るようになっている。
図3は、本実施形態のプリンタの概略構成図である。
図3には、このプリンタ1の全体の動作を制御するCPU35と、ニップ部331を用紙200が通過中であるか否かを判定する投受光センサ33iと、加圧ローラ33bを回転させる加圧ローラ駆動モータ33jと、ウェブ332を巻き取る巻取ローラ回転モータ33fと、加熱ローラ33aと加圧ローラ33bの間の接離を制御するステッピングモータ33gと、投受光センサ33iにおいて用紙検出がなされていない間の時間計測を行うカウンタ33kとが示されている。
カウンタ33kは、ジョブ処理が行われているときの、ニップ部331において記録媒体が非存在の時間をカウント値で計測している。
投受光センサ33iは、前述したように発光部331iと受光部332iとで構成されており、発光部331iから出射された光が受光部332iで受光されるか否かによって、ニップ部331を用紙200が通過中であるか否かを検出している。
加圧ローラ駆動モータ33jは、プリント開始を指示するスタートボタンの操作により回転が開始され、加熱ローラ33aは、この加圧ローラ33bの回転により連れ回っている。
巻取ローラ回転モータ33fは、詳しくは後述するが、用紙200がニップ部331を通過しない累積時間が所定値を越えたことがCPU35によって検知されると、CPU330からの回転指示を受けて回転する。これにより、それまで加熱ローラ33aとウェブ332の接触部分にたまっていたトナーは加熱ローラ33aから離れ、代わりにウェブ332の未使用部分が加熱ローラ33aに接触することになる。したがって、加熱ローラ33aとウェブ332の接触部分をすり抜けるトナーの量を抑制できることから、加圧ローラ33bへの付着も抑制することができる。
ステッピングモータ33gは、加圧ローラ33bが回転中であってカウンタ33kによって所定時間以上ニップ部331に用紙200が存在していないことがCPU35によって検知されると、CPU35からの回動指示を受けて、加圧ローラ33bを加熱ローラ33aから離隔させるように回動する。これにより、加熱ローラ33aとウェブ332の接触部分をすり抜けたトナーの、加圧ローラ33bへの付着を抑制することができる。
以下、図4を用いて本実施形態のプリンタ1の動作について説明する。
図4は、本実施形態のプリンタにおいて、プリント開始を指示する、不図示のスタートボタンが操作されると起動されるルーチンのフローチャートである。
図4に示すステップS1では、加圧ローラ33bへの回転指示が出される。ステップS2では、図3に示すカウンタ33kに備えられたカウンタに格納されているカウント値(n)が、所定値を以上か否かが判定される。ステップS2において、カウント値が所定値以上であると判定すると、ステップS3に進み、巻取ローラ回転モータ33fに回転指示を出す。ステップS4では、巻取ローラ回転モータ33fに回転停止指示を出す。これにより、ウェブ332と加熱ローラ33aの接触部分に溜まったトナーがウェブ332によりこの接触部分から持ち去られ、ウェブ332の未使用面が加熱ローラ33aと接触する。これにより、この接触部分に溜まったトナーが熱によって溶融し、この接触部分をすり抜けるトナーの量を抑制することができ、これにより、加圧ローラ33bに付着してしまうトナーの量も抑制することができる。
ステップS5では、カウント値のリセットが行われ、ステップS6では、投受光センサ33iにより、ニップ部331に用紙200が存在しているか否かが判定される。ステップS6において、用紙200がニップ部331に存在していると判定すると、ステップS7に進み、加熱ローラ33aと加圧ローラ33bの接触を確認するために、加圧ローラ33bを加熱ローラ33aに接触させる向きの回動をステッピングモータ33gに指示する。
ステップS8では、ジョブが終了したか否かが判定され、ステップS8において、ジョブがまだ残っていると判定するとステップS2に戻り、ジョブが終了したと判定すると、ステップS9に進み、加圧ローラ33bへの回転停止を指示し、このルーチンを終了する。ここで、ステップS6において、ニップ部331に用紙200が存在していないと判定すると、ステップS10に進み、加熱ローラ33aと加圧ローラ33bとを離隔させるために、加圧ローラ33bを加熱ローラ33aから離隔させる向きの回動をステッピングモータ33gに指示し、その後、ステップS8に進む。
一方、ステップS2において、カウント値が所定値を下回っていると判定されると、ステップS11に進み、ニップ部331に用紙200が存在しているか否かが判定される。ステップS11において、用紙200が存在していると判定すると、ステップS12において、加圧ローラ33bを加熱ローラ33aに接触させる向きの回動をステッピングモータ33gに指示し、ステップS13において、カウント値をゼロリセットする。その後、ステップS8に進む。ここで、ステップS11において、用紙200がニップ部331に存在していないと判定すると、ステップS14に進み、加熱ローラ33aと加圧ローラ33bとを離隔させるために、加圧ローラ33bを加熱ローラ33aから離隔させる向きの回動をステッピングモータ33gに指示し、ステップS15に進む。ステップS15では、カウント値が加算され、その後、ステップS8に進む。
以上に説明したように、本実施形態のプリンタ1では、一旦加圧ローラ33bへの回転指示が出された後であって、かつニップ部331に用紙200が不存在である時間をカウントして、カウント値が所定値以上であると判定すると、ウェブ332の巻き取りが行われる。また、このプリンタ1では、一旦加圧ローラ33bへの回転指示が出された後であって、かつニップ部331に用紙200が不存在であると判定すると、加圧ローラ33bが加熱ローラ33aから離隔される。これらにより、このプリンタ1では、加熱ローラ33aとウェブ332の接触部分に溜まったトナーの、加圧ローラ33bへの付着を抑制することができる。したがって、本実施形態のプリンタ1によれば、記録媒体の、トナー像を定着させた面とは反対側の面の汚損を抑制することができる。
尚、以上に説明した実施形態では、加熱ローラ33aとウェブ332の接触部分に溜まったトナーの、加圧ローラ33bへの付着を抑制するために、ウェブ332の巻き取りと、加熱ローラ33aからの加圧ローラ33bの離隔との双方が行われる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限るものでは無く、これらのうちのいずれか一方が行われるものであればよい。また、以上に説明した実施形態では、ウェブ332が巻取ローラ33eによって巻き取られる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこのような形態に限るものではなく、ただ単にスライドされるもの、あるいは、未使用のウェブ332が折り畳まれているものであってもよい。また、加圧ローラ33bを、加熱ローラ33aに対して離間させる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、加圧ローラ33bに対して加熱ローラ33aを離間させるものであってもよい。
本発明の第1の定着装置および本発明の第2の定着装置の共通の一実施形態を備えた、本発明の第1の画像形成装置および本発明の第2の画像形成装置の共通の一実施形態であるプリンタの主要部の概略構成図である。 本発明の定着装置の一実施形態の概略構成図である。 本実施形態のプリンタの概略構成図である。 プリンタにおいて、プリンタの開始を指示する、不図示のスタートボタンが操作されると起動されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
11Y、11M、11C、11K 感光体ローラ
12Y、12M、12C、12K 帯電器
13Y、13M、13C、13K 露光器
14Y、14M、14C、14K 現像ローラ
15Y、15M、15C、15K 一次転写ローラ
200 用紙
30 中間転写ベルト
32 二次転写ローラ
33 定着器
33a 加熱ローラ
330a ヒータランプ
33b 加圧ローラ
331b 軸
33c 巻付ローラ
33d 接触ローラ
33e 巻取ローラ
33f 巻取ローラ回転モータ
33g ステッピングモータ
331g 軸
33h アーム
33i 投受光センサ
331i 投光部
33j 加圧ローラ駆動モータ
33k カウンタ
331 ニップ部
332 ウェブ
332i 受光部

Claims (4)

  1. 未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返し該定着領域において該記録媒体の、該未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、該定着領域に送り込まれた記録媒体を該加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、該加熱面を循環移動させながら該記録媒体を、該加熱面と該押圧面との間に挟み込んで該定着領域から送り出すことにより該未定着トナー像を該記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
    長尺な拭取面を有し、前記表面に接触した後の加熱面に該拭取面の長手方向の一部分を接触させ、該拭取面が該長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
    前記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を受けて前記定着領域に記録媒体が不存在であるときに前記加熱面が循環移動している時間をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によるカウント値が所定値を越えた時点で、前記ウェブの拭取面を前記長手方向の一方側に向けて移動させるウェブ制御部とを備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返し該定着領域において該記録媒体の、該未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、該定着領域に送り込まれた記録媒体を該加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、該加熱面と該押圧面とが相対的に接離自在なものであり、該加熱面を循環移動させながら該記録媒体を、該加熱面と該押圧面とを接触させることで該加熱面と該押圧面との間に挟み込んで該定着領域から送り出すことにより該未定着トナー像を該記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
    長尺な拭取面を有し、前記未定着トナー像に接触した後の加熱面に該拭取面の長手方向の一部分を接触させ、該拭取面が該長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
    前記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を受けて前記定着領域に記録媒体が不存在であって、かつ前記加熱面が循環移動している間は、前記加熱面と前記押圧面とを相対的に離間させる加熱加圧機構制御部とを備えたことを特徴とする定着装置。
  3. 未定着トナー像を担持した記録媒体に該未定着トナー像を定着させる定着装置を備え、
    像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写することで未定着トナー像を該記録媒体に担持させ、該定着装置によって該記録媒体に該未定着トナー像を定着させることにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    前記定着装置が、
    前記未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返し該定着領域において該記録媒体の、該未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、該定着領域に送り込まれた記録媒体を該加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、該加熱面を循環移動させながら該記録媒体を、該加熱面と該押圧面との間に挟み込んで該定着領域から送り出すことにより該未定着トナー像を該記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
    長尺な拭取面を有し、前記表面に接触した後の加熱面に該拭取面の長手方向の一部分を接触させ、該拭取面が該長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
    前記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を受けて前記定着領域に記録媒体が不存在であるときに前記加熱面が循環移動している時間をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によるカウント値が所定値を越えた時点で、前記ウェブの拭取面を前記長手方向の一方側に向けて移動させるウェブ制御部とを備えたものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 未定着トナー像を担持した記録媒体に該未定着トナー像を定着させる定着装置を備え、
    像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写することで未定着トナー像を該記録媒体に担持させ、該定着装置によって該記録媒体に該未定着トナー像を定着させることにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    前記定着装置が、
    前記未定着トナー像を担持した記録媒体が送り込まれる所定の定着領域を経由する循環移動とその移動停止を繰り返し該定着領域において該記録媒体の、該未定着トナー像を担持した表面に接触する加熱された加熱面と、該定着領域に送り込まれた記録媒体を該加熱面に向けて押圧する押圧面とを備え、該加熱面と該押圧面とが相対的に接離自在なものであり、該加熱面を循環移動させながら該記録媒体を、該加熱面と該押圧面とを接触させることで該加熱面と該押圧面との間に挟み込んで該定着領域から送り出すことにより該未定着トナー像を該記録媒体に定着させる加熱加圧機構と、
    長尺な拭取面を有し、前記未定着トナー像に接触した後の加熱面に該拭取面の長手方向の一部分を接触させ、該拭取面が該長手方向の一方側に向けて移動自在なウェブと、
    前記定着領域に記録媒体が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を受けて前記定着領域に記録媒体が不存在であって、かつ前記加熱面が循環移動している間は、前記加熱面と前記押圧面とを相対的に離間させる加熱加圧機構制御部とを備えたものであることを特徴とする画像形成装置。
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