JP2006126074A - センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ - Google Patents

センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2006126074A
JP2006126074A JP2004316521A JP2004316521A JP2006126074A JP 2006126074 A JP2006126074 A JP 2006126074A JP 2004316521 A JP2004316521 A JP 2004316521A JP 2004316521 A JP2004316521 A JP 2004316521A JP 2006126074 A JP2006126074 A JP 2006126074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
pattern
sensor
magnetic
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004316521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4638713B2 (ja
Inventor
Ichiro Sasada
一郎 笹田
Kenichiro Soma
謙一郎 杣
Matsu Oyo
松 欧陽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2004316521A priority Critical patent/JP4638713B2/ja
Publication of JP2006126074A publication Critical patent/JP2006126074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4638713B2 publication Critical patent/JP4638713B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

【課題】 高い磁気結合が得られ、かつ生産性が良好なセンサ用コイル及びそれを用いた磁気センサを提供するものである。
【解決手段】 本発明に係るセンサ用コイル10は、基板11の両面に、それぞれプリントコイルパターン12及び13を有し、各プリントコイルパターン12及び13は、端点21c,21d及び24c,24dを有する2つのパターン部21a,21b及び24a,24bで構成される主コイルパターン22及び25と、その主コイルパターン22及び25とは独立した接続パターン23及び26とを備え、基板11の一つの面に形成された主コイルパターン22(又は25)の端点同士21c,21d(又は24c,24d)を、基板11の他の面に形成された接続パターン26(又は23)で電気的に接続したものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、検出物体の回転に伴う駆動トルクや、面応力などを計測するセンサ用コイル、及び磁歪効果を利用したトルクセンサに関するものである。
図10に示すように、強磁性体で、磁歪効果を有する軸材からなる直径Dの軸体100に、矢印101で示すトルクTが印加されると、軸体100の表層部に式(1)で示される主応力σが発生する。
σ=16T/(πD3) …(1)
この結果、歪み応力による一軸磁気異方性が誘導される(ビラリ効果)。この場合、磁気歪み定数λが正であれば、磁化容易軸はσの正の方向(図10中では+σ)に平行な方向となり、磁気異方性の大きさは、式(2)で与えられる。逆に、磁気歪み定数λが負であれば、磁化容易軸はσの負の方向(図10中では−σ)に平行な方向となる。
σ=3λσ …(2)
トルクTの印加によって軸体100の表層部に誘導された磁気異方性を検出することによって、軸体100に非接触で、トルクTの大きさを計測することができることは、既に知られている(非特許文献1,2参照)。
また、非特許文献2記載の方法をさらに改良し、平面型の検出コイルで、トルクTの大きさを計測できるようにした磁気ヘッドがある。例えば、1対の8の字コイルからなるトルク検出コイルを、巻線によって構成したものが既に報告されている(非特許文献3参照)。
例えば、図11に示すように、非特許文献3記載の磁気ヘッド(センサ用コイル)111は、8の字型で、かつ、外縁形状は矩形状の2つのコイル112,113を、一方のコイル112に対して他方のコイル113を90°回転させて重ねて配置したものであり、軸体110に非接触の状態で配置される。コイル112,113は巻線によって構成されており、それぞれ、中央に交差部を有している。よって、磁気ヘッド111全体では、2つの交差部を有している。
R.A.ベス(R.A.Beth)、W.W.ミークス(W.W.Meeks),「Rev. Sci. Instrum.」,1954,Vol.25,p.603 O.デール(O.Dahle),「ASEA ジャーナル(ASEA Journal)」,1960,Vol.33,No.3,p.23 I.Sasada、M.Akinaga,ハイ センシティビティー マグネティック ヘッド フォー ア シャフト トルク センサ(High sensitivity magnetic head for a shaft torque sensor),「ジャーナル オブ アプライド フィジックス(Journal of Applied Physics)」,2002,vol.91,p.7792-7794
ところで、非特許文献3記載のセンサ用コイル111は、コイル112,113が巻線によって構成される巻線型のものであるため、より高い磁気結合(磁束による結合)の実現(達成)を図ると共に、1次コイル112及び2次コイル113の結合のバランスを図るには、設計上の限界があった。また、コイル112,113は線材の巻線形成であるため、生産性が良好でないという問題があった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、高い磁気結合が得られ、かつ生産性が良好なセンサ用コイル及びそれを用いた磁気センサを提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係るセンサ用コイルは、基板の両面に、それぞれプリントコイルパターンを有し、各プリントコイルパターンは、端点を有する2つのパターン部で構成される主コイルパターンと、その主コイルパターンとは独立した接続パターンとを備え、基板の一つの面に形成された主コイルパターンの端点同士を、基板の他の面に形成された接続パターンで電気的に接続したものである。
また、本発明に係るセンサ用コイルは、基板の両面に、それぞれプリントコイルパターンを有し、各プリントコイルパターンは、端点を有する2つのパターン部で構成される複数の主コイルパターンと、その主コイルパターンと同数で、かつ、主コイルパターンとは独立した複数の接続パターンとを備え、基板の一つの面に形成された複数の主コイルパターンの端点同士を、基板の他の面に形成された複数の接続パターンで電気的に接続したものである。
ここで、基板の一つの面に形成された主コイルパターンに対して、基板の他の面に形成された主コイルパターンを、90°回転させた状態で配置することが好ましい。また、基板の一つの面に形成された複数の主コイルパターンの内のある1つの主コイルパターンに対して、そのある1つの主コイルパターンと対応する基板の他の面に形成された主コイルパターンを、90°回転させた状態で配置することが好ましい。
2つのパターン部は点対称に配置されることが好ましい。また、2つのパターン部は線対称に配置されることが好ましい。
各パターン部がほぼ二等辺三角形状の外縁を有する渦巻きパターンであり、かつ、各パターン部を合わせた主コイルパターンがほぼ菱形状の外縁を有することが好ましい。
一方、本発明に係る磁気センサは、前述したセンサ用コイルを、センシング対象の検出物体に近接離間させて又は密着させて設けたものである。
ここで、センサ用コイルの、センシング対象の検出物体側でない面(検出物体に対向していない面)に、磁気ヨークを配置してもよい。磁気ヨークは磁性薄板で構成されるが、好ましくはアモルファス磁性薄帯で構成される。
本発明によれば、高い磁気結合を有するセンサ用コイルを得ることができるという優れた効果を発揮する。
図11に示したセンサ用コイル111は、各コイル112,113が、その中央に交差部を有しているため、センサ用コイル111全体では2つの交差部を有していた。よって、従来、両面導体の基板を用い、センサ用コイルを作製することはできないと考えられていた。
本発明は、両面導体の基板を用い、基板の両面にそれぞれ1次コイル、2次コイルを形成したことに特徴を有するものである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの正面図を図1に、図1のセンサ用コイルの平面図を図2に示す。図2(a)は、図1の2a方向矢視図、図2(b)は、図1の2b−2b線矢視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るセンサ用コイル10は、基板11の両面に、それぞれプリントコイルパターン12,13を有している。
プリントコイルパターン12は、図2(a)に示すように、端点を有する2つのパターン部21a,21bで構成される主コイルパターン22と、その主コイルパターン22とは交差せず、独立した接続パターン23とを備えている。パターン部21aは、その一端が端点21cであり、他端が端子28aとなる。パターン部21bは、その一端が端点21dであり、他端が端子28bとなる。各端子28a,28bに計測手段(図示せず)が接続される。
また、プリントコイルパターン13は、図2(b)に示すように、端点を有する2つのパターン部24a,24bで構成される主コイルパターン25と、その主コイルパターン25とは交差せず、独立した接続パターン26とを備えている。パターン部24aは、その一端が端点24cであり、他端が端子29aとなる。パターン部24bは、その一端が端点24dであり、他端が端子29bとなる。各端子29a,29bに計測手段(図示せず)が接続される。
各パターン部21a,21b及び24a,24bは、ほぼ二等辺三角形状の外縁を有する渦巻きパターンであり、かつ、各パターン部21a,21b及び24a,24bを合わせた主コイルパターン22及び25は、ほぼ菱形状の外縁を有する。また、プリントコイルパターン12,13は、それぞれ接続パターン23,26の中点を対称点とした点対称構造となっており、パターン全体の対称性、すなわちバランスが保たれている。
一方、図3(a)に示すように、基板11の一つの面に形成されたプリントコイルパターン12は、主コイルパターン22の端点同士21c,21d間が不連続である。ところが、基板11の他の面には、端点21c,21dを結ぶように接続パターン26が設けられている(図3(b)中では、端点21c,21dと同じ位置に接続パターン26の端点26a,26bが設けられている)。端点21c,21d及び26a,26bには、ビアホール(スルーホール)が形成されており、端点21c,21d及び26a,26bはビアホールを介して電気的に接続されている。よって、プリントコイルパターン12は、基板11を挟んで配置された接続パターン26を介して、電気的に接続される。
また、図3(b)に示すように、基板11の他の面に形成されたプリントコイルパターン13は、主コイルパターン25の端点同士24c,24d間が不連続である。ところが、基板11の一つの面には、端点24c,24dを結ぶように接続パターン23が設けられている(図3(a)中では、端点24c,24dと同じ位置に接続パターン23の端点23a,23bが設けられている)。端点24c,24d及び23a,23bには、ビアホール(スルーホール)が形成されており、端点24c,24d及び23a,23bはビアホールを介して電気的に接続されている。よって、プリントコイルパターン13は、基板11を挟んで配置された接続パターン23を介して、電気的に接続される。
ここで、基板11としては、フレキシブル基板であることが好ましく、その構成材は、十分な可撓性を有するものであれば特に限定するものではない。例えば、プリント回路基板として慣用的に用いられている樹脂薄膜が全て適用可能であり、具体的には、ポリイミド、ポリエステル、エポキシなどが挙げられる。
フレキシブル基板11の厚さは、構成材によって可撓性がそれぞれ異なることから、一律に限定されるものではないが、100〜500μmが好ましい。
各プリントコイルパターン12,13の構成材は、特に限定するものではなく、プリント回路パターンの構成材として慣用的に用いられているものが全て適用可能であり、例えば、純銅、銅合金が挙げられる。
各プリントコイルパターン12,13の厚さは、特に限定するものではないが、パターン幅を40〜500μm程度とした時に0.05〜1A程度の励磁電流を流すことが可能な厚さ、例えば、10〜50μm、好ましくは15〜40μm、より好ましくは18〜35μmである。ここで、各プリントコイルパターン12,13は、必ずしも同じ厚さである必要はなく、一方のコイルパターンの厚さを薄く形成してもよい。この場合、薄く形成した方のコイルパターンは、ラインアンドスペースを緻密にし(パターン幅及び隣接するパターン同士の間隔を小さくし)、コイルのターン数を多くすることが好ましい。
プリントコイルパターン12におけるパターン部21a,21b及びプリントコイルパターン13におけるパターン部24a,24bのターン数は、特に限定するものではなく、目的とするセンシング感度に応じて適宜選択される。プリントコイルパターン12,13の形成方法は、特に限定するものではなく、プリント回路形成のために慣用的に用いられている手法などが全て適用可能である。
以上のような構成を有する本実施の形態に係るセンサ用コイル10を、図4に示すように、センシング対象の検出物体、例えばトルク伝達軸体41の周面に臨んで設けることで、トルクセンサ40が得られる。
トルク伝達軸体41の構成材としては、強磁性ステンレス鋼(例えば、マルテンサイト系ステンレス鋼、具体的にはSUS403(JIS規格品))、マルエージ鋼、Niを比較的多く含むJIS構造用鋼(例えば、ニッケル−クロム−モリブデン鋼(SNCM材)、ニッケル鋼、鉄ニッケル鋼、或いは鉄コバルト鋼など)、又はニッケル材などが挙げられる。特に、磁歪特性の良好なSUS403の非熱処理材が好ましい。
また、図5に示すように、センサ用コイル10の、検出物体側でない面(非トルク伝達軸体側面(図5中では右側面))に、強磁性の磁気ヨーク51を近接離間させて配置し、トルクセンサ50としてもよい。より好ましいトルクセンサ50は、センサ用コイル10と磁気ヨーク51を密着させたものである。
磁気ヨーク51としては、高透磁率磁性体からなる磁性薄板、好ましくは磁性薄帯が挙げられ、例えば、フェライト、パーマロイ、微結晶磁性体、アモルファス磁性体などの磁性薄板、好ましくは磁性薄帯を用いることができる。特に、無磁歪組成のアモルファスの磁性薄帯が好ましい。磁気ヨーク51は、磁性薄板(又は磁性薄帯)の単層体或いは磁性薄板を多層に重ねた積層体のいずれであってもよい。
ここで、磁気ヨーク51を設けた場合(図5に示したトルクセンサ50)と磁気ヨーク51を設けなかった場合(図4に示したトルクセンサ40)を、同一の励磁条件で比較すると、トルクセンサ50は、トルクセンサ40と比べてトルク検出感度が大幅に向上する。フレキシブルなプリントコイルであるセンサ用コイル10は、従来の巻線型のセンサ用コイルと比較して、コイル表面の起伏が少なく、滑らかである。このため、センサ用コイル10は、従来の巻線型のセンサ用コイルと比較して、磁気ヨーク51をより密着させて設けることができ、その結果、磁歪効果による透磁率変化をより高感度に検出することができる。これによって、トルク検出感度を大幅に向上させることができると考えられる。
また、センサ用コイル10の非トルク伝達軸体側面に磁気ヨーク51を設けることで、センサ用コイル10に対する他の電子・電気機器からの電磁干渉を低減することができる。
次に、本実施の形態に係るセンサ用コイル10の作用を、添付図面に基づいて説明する。
センサ用コイル10は、例えば、図5に示したように、トルク伝達軸体41の周面に臨んで非接触状態で配置される。このセンサ用コイル10の動作原理を説明するために、図3(a)に示したプリントコイルパターン(1次コイル)12及び図3(b)に示したプリントコイルパターン(2次コイル)13を、各部に分けて考える。
トルク伝達軸体41に磁気異方性が誘導されていない場合(トルクが印加されていない場合)において、1次コイル12に交流電流を加えても、2次コイル13側に誘起電圧が発生しない。これは、1次コイル12の電流の向きを矢印A12、2次コイル13の電流の向きを矢印A13とした場合、センサ用コイル10の中心部における90°交差部(主コイルパターン22と接続パターン26との交差部、主コイルパターン25と接続パターン23との交差部)では、1次コイル12で発生させられた磁束は2次コイル13の垂直部と平行になるために鎖交せず、相互誘導(相互インダクタンス)はゼロとなる。右上部及び左下部の辺上では、2つのコイル12,13の電流方向が互いに逆であり、残りの左上部及び右下部の辺上では、2つのコイル12,13の電流方向が互いに同じである。相互誘導は、磁束の変化を妨げる方向に電圧を発生する。このため、右上部及び左下部の相互誘導の極性を正、左上部及び右下部の相互誘導の極性を負とすると、各辺上での正と負の相互誘導の強さは、形状の対称性から打ち消され、誘起電圧が生じない。このように、計測対象のトルク伝達軸体41に磁気異方性が誘導されていなければ、1次コイル12と2次コイル13との間の相互誘導は原理的にゼロである。
ところが、図4に示した矢印45の方向にトルクTが印加され、Kσ(=3λσ;σ=16T/(πD3))で示す一軸磁気異方性が誘導されると、その方向と平行方向には磁束が通り易くなると共に、その方向と垂直方向には磁束が通りにくくなる。よって、正の極性を持つ右上部及び左下部で相互誘導が強くなり、反対に、負の極性を持つ左上部及び右下部で相互誘導が弱くなる。一方、センサ用コイル10の中心部における90°交差部でも、磁束が磁気異方性の方向へわずかに傾くことにより、磁束に水平成分が発生する。これによって、2次コイル13の垂直部に鎖交が生じ、この極性は正となる。
以上のことから、磁気異方性が誘導されると、高感度に誘起電圧が発生する。さらに、磁気異方性が90°異なる方向に発生する場合は、上述した符号が全く逆になり、誘起電圧の位相が180°シフト(正負反転)する。これらのことから、同期整流器によって誘起電圧を整流すれば、トルクTの方向及び大きさを計測することができる。
本実施の形態に係るセンサ用コイル10においては、1次コイル12及び2次コイル13をプリントコイルで形成することで、正確なパターンを容易に得ることができる。また、本実施の形態に係るセンサ用コイル10においては、1次コイル12及び2次コイル13が、共に励磁コイル及び検出コイルとして機能する。つまり、一方が励磁コイル、他方が検出コイル、又は一方が検出コイル、他方が励磁コイルというようにいずれであってもよい。これによって、センサ用コイル10としての対称性、つまり1次コイル12及び2次コイル13間の相互誘導のバランスを良好に保つことができ、また、センサ用コイル10を安価に、かつ、生産性よく製造することができる。以上より、本実施の形態に係るセンサ用コイル10は、高い磁気結合を得ることができる。
ここで、1次コイル12と2次コイル13は完全に同一である必要はなく、1次コイル12及び2次コイル13が、それぞれ線対称性を有し、ほぼ同サイズで、かつ、1次コイル12に対して2次コイル13が90°回転された状態で配置されていれば、1次コイル12及び2次コイル13の各ターン数、サイズ、厚さなどは異なっていてもよい。
本実施の形態に係るセンサ用コイル10を用いて作製した磁気ヘッド型トルクセンサ40に駆動トルクTが印加されることによって、トルク伝達軸体41に一軸磁気異方性が誘導される。トルク伝達軸体41の周面に生じた±45°方向の透磁率差が、非接触状態のセンサ用コイル10により、感度よく、かつ、高精度に計測される。これによって、発生した誘起電圧が高精度に検出され、同期整流器によって誘起電圧を整流すれば、駆動トルクTの方向及び大きさを計測することができる。
ここで、トルク伝達軸体41を、高強度で、かつ、良好な磁歪の逆効果を有するマルテンサイト系ステンレス鋼(例えば、SUS403)で構成することで、機械的強度、耐久性の確保のための熱処理(高周波焼入れ処理)が不要となり、製造工程が簡易となる。よって、トルク伝達軸体41を、安価な製造コストで作製することができる。また、焼入れ処理が不要であるため、トルク伝達軸体41の保磁力が増大することはなく、トルク検出感度が低下することもない。尚、トルク伝達軸体41の構成材によっては、必要に応じてトルク伝達軸体41に熱処理を施してもよい。例えば、トルク伝達軸体41としてSNCM材を用いる場合、ロッド材の製造過程において螺旋状の磁気特性の変動が生じる。よって、この場合、ロッド材に予め900℃程度の温度で熱処理を施しておくことが好ましい。
また、トルク伝達軸体41を、保磁力の小さい生材(未熱処理材)で構成することで、センサ用コイル(磁気ヘッド)10の励磁起磁力をそれ程大きくとる必要がなくなり、例えば、200〜300mAで十分となる。また、保磁力の小さい生材でトルク伝達軸体41を構成することで、センサ用コイル10の非トルク伝達軸体側面に、必ずしも、図5に示した磁気ヨーク51を設ける必要がなくなる。これによって、トルクセンサ40の軽量化、小型化を図ることができると共に、トルクセンサ40の製造コストの低減を図ることができる。
本実施の形態に係るセンサ用コイル10を用いたトルクセンサ40を自動車に適用することで、パワーステアリングトルクの制御や、エンジントルクの制御、又はモーションコントロールなどを高精度に行うことが可能となる。また、本実施の形態に係るセンサ用コイル10を用いたトルクセンサ40をタービンエンジンに適用することで、タービン運転の制御、監視などを高精度に行うことが可能となる。
また、本実施の形態に係るセンサ用コイル10は、その適用をトルクセンサだけに限定するものではなく、磁気異方性を媒介として物体の傷などを検出する非破壊検査用センサや、物体中に含まれる異物などを高感度に検出する異物検出センサなどに適用可能である。特に、本実施の形態に係るセンサ用コイル10はフレキシブルであるため、物体の検出面が3次元的な曲面であっても、良好に検出を行うことができる。
次に、本発明の他の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(第2の実施形態)
本発明の他の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの、一方の面の平面図を図6に、他方の面の平面図を図7に示す。なお、図2(a)、図2(b)と同様の部材には同じ符号を付しており、これらの部材については説明を省略する。
前実施の形態に係るセンサ用コイル10は、フレキシブル基板11の両面に、それぞれプリントコイルパターン12,13を1個ずつ備えており、1個のコイルで構成されるものであった。
これに対して、本実施の形態に係るセンサ用コイルは、図6,図7に示すように、フレキシブル基板11の両面に、それぞれ複数個のプリントコイルパターン12,13、すなわちプリントコイルパターン12の群(図6中では3個のプリントコイルパターン12a,12b,12c(1次コイル))及びプリントコイルパターン13の群(図7中では3個のプリントコイルパターン13a,13b,13c(2次コイル))を有するものであり、3個のコイルで構成されるものである。
プリントコイルパターン12の群は、プリントコイルパターン12aにおけるパターン部21bとプリントコイルパターン12bにおけるパターン部21a、プリントコイルパターン12bにおけるパターン部21bとプリントコイルパターン12cにおけるパターン部21aが直列に結線、接続される。また、プリントコイルパターン12の群は、プリントコイルパターン12aにおけるパターン部21a及びプリントコイルパターン12cにおけるパターン部21bの他端が、それぞれ端子28a,28bに接続される。
プリントコイルパターン13の群は、プリントコイルパターン13aにおけるパターン部24bとプリントコイルパターン13bにおけるパターン部24a、プリントコイルパターン13bにおけるパターン部24bとプリントコイルパターン13cにおけるパターン部24aが直列に結線、接続される。また、プリントコイルパターン13の群は、プリントコイルパターン13aにおけるパターン部24a及びプリントコイルパターン13cにおけるパターン部24bの他端が、それぞれ端子29a,29bに接続される。
ここで、コイルの数は3個に限定するものではなく、2個、又は4個以上であってもよい。
本実施の形態に係るセンサ用コイル60の各コイルは、プリント回路形成技術を用いて形成されるものであるため、それぞれが均質であり、かつ、それぞれの形成も容易である。このため、本実施の形態に係るセンサ用コイル60は、各コイルの検出能がそれぞれ均質であり、センシング対象の検出物体が広い面積を有するものであっても、その磁気異方性を精度良く検出することができる。
また、物質によっては、局所的磁気的性質の“ゆらぎ”や局所的内部応力が存在するため、磁気異方性が必ずしも均質であるとは限らない。このような場合、印加外力による磁気異方性は、それらの平均値から推定することができる。これは、平均をとる(平均化する)ことで、“ゆらぎ”の影響を除去することができるためである。例えば、図6,図7に示したように、複数個のコイルを直列結線することで、各コイルに相対するトルク伝達軸体において誘導されたそれぞれの磁気異方性を加算的に検出することができる。得られた加算値(加算誘起電圧)から、センサ固有の明確な比例係数が定まり、この比例係数に基づいて力(トルク)が求まる。また、得られた加算値(加算誘起電圧)をコイルの個数で除して、コイル1個当たりの平均誘起電圧を求め、この平均誘起電圧に基づいて力(トルク)を求めるようにしてもよい。
以上より、このセンサ用コイル60は、トルク伝達軸体の周面に誘導された磁気異方性が、周面方向において非一様(非均一)であっても、それらの影響を緩和させることができ、平均的な磁気異方性を検出することができる。これによって、トルク伝達軸体の局所的非一様性に起因するトルクセンサのオフセット或いは軸回転のみに依存する不要な出力による悪影響を緩和させることができる。
センサ用コイル60の一変形例として、複数個のコイルを直列結線することなく、それぞれ個別のコイルとして機能させるようにしてもよい。例えば、プリントコイルパターン12の群(1次コイル)の各プリントコイルパターン12が直列に結線され、プリントコイルパターン13の群(2次コイル)の各プリントコイルパターン13がそれぞれ個別に独立したものであってもよい。又は、プリントコイルパターン12の群(1次コイル)の各プリントコイルパターン12と、プリントコイルパターン13の群(2次コイル)の各プリントコイルパターン13が、それぞれ個別に独立したものであってもよい。
これらのような構成とすることで、センサ用コイル60がアレイ化され、広い面積を有する検出物体の、各場所毎の磁気異方性を検出することができる。このセンサ用コイルは、例えば、導体表面又は導体内部の傷検出、金属に比べて電気を通しにくい物体中に含まれる導体異物の検出などに利用することができる。なぜなら、導体中に存在する割れや空孔は導体に流れる渦電流の分布を変化させて導体外の交流磁束分布を歪め、食物中などに存在する強磁性体(釘など)や非磁性導電体からなる異物は交流磁束分布を歪めることから、これらが、一種の磁気異方性のように作用するためである。また、このセンサ用コイルは、均質材で構成されているため、一様な磁気異方性が誘導されるはずである検出物体において、性質が他と異なる箇所の検出などに利用することができる。つまり、このセンサ用コイルは、検出物体に対する品質管理用の検出センサとして利用することができる。
本実施の形態に係るセンサ用コイル60を用いて製造したトルクセンサにおいても、第1の実施形態に係るセンサ用コイル10を用いて製造したトルクセンサと同様の作用効果が得られる。
(第3の実施形態)
本発明の別の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの平面図を図8(a)、図8(b)に、図8のセンサ用コイルにおける電流の流れを図9に示す。図8(a)は、一方の面の平面図、図8(b)は、一方の面から見た他方の面の透視平面図である。なお、図2(a)、図2(b)と同様の部材には同じ符号を付しており、これらの部材については説明を省略する。
図3(a),図3(b)に示した第1の実施形態に係るセンサ用コイル10は、1次コイル(プリントコイルパターン12)12の端子28aから入力された電流は、同じく1次コイル12の端子28bから出力され、2次コイル(プリントコイルパターン13)13の端子29aから入力された電流は、同じく2次コイル13の端子29bから出力されるものであった。
これに対して、本実施の形態に係るセンサ用コイル80は、フレキシブル基板11の両面に、それぞれプリントコイルパターン82,83を有している。
プリントコイルパターン82は、図8(a)に示すように、端点を有する2つのパターン部91a,91bで構成される主コイルパターン92と、その主コイルパターン92とは交差せず、独立した接続パターン93とを備えている。パターン部91aは、その一端が端点91cであり、他端が端子98bとなる。パターン部91bは、その一端が端点91dであり、他端が端子98bとなる。接続パターン93は、その一端側に端点93a,93bを有し、他端が端子98aとなる。各端子98a,98bに計測手段(図示せず)が接続される。
また、プリントコイルパターン83は、図8(b)に示すように、端点を有する2つのパターン部94a,94bで構成される主コイルパターン95と、その主コイルパターン95とは交差せず、独立した接続パターン96とを備えている。パターン部94aは、その一端が端点94cであり、他端が端子99aとなる。パターン部94bは、その一端が端点94dであり、他端が端子99aとなる。接続パターン96は、その一端側に端点96a,96bを有し、他端が端子99aとなる。各端子99a,99bに計測手段(図示せず)が接続される。
各パターン部91a,91b及び94a,94bは、ほぼ二等辺三角形状の外縁を有する渦巻きパターンであり、かつ、各パターン部91a,91b及び94a,94bを合わせた主コイルパターン92及び95は、ほぼ菱形状の外縁を有する。また、プリントコイルパターン82,83は、それぞれ接続パターン93,96を対称軸とした線対称構造となっており、パターン全体の対称性、すなわちバランスが保たれている。
一方、フレキシブル基板11の一つの面に形成されたプリントコイルパターン82は、主コイルパターン92の端点同士91c,91d間が不連続である。ところが、フレキシブル基板11の他の面には、端点91c,91dを結ぶように接続パターン96が設けられている(図8(b)中では、端点91c,91dと同じ位置に接続パターン96の端点96a,96bが設けられている)。端点91c,91d及び96a,96bには、ビアホール(スルーホール)が形成されており、端点91c,91d及び96a,96bはビアホールを介して電気的に接続されている。よって、プリントコイルパターン82は、フレキシブル基板11を挟んで配置された接続パターン96を介して、電気的に接続される。
また、フレキシブル基板11の他の面に形成されたプリントコイルパターン83は、主コイルパターン95の端点同士94c,94d間が不連続である。ところが、フレキシブル基板11の一つの面には、端点94c,94dを結ぶように接続パターン93が設けられている(図8(a)中では、端点94c,94dと同じ位置に接続パターン93の端点93a,93bが設けられている)。端点94c,94d及び93a,93bには、ビアホール(スルーホール)が形成されており、端点94c,94d及び93a,93bはビアホールを介して電気的に接続されている。よって、プリントコイルパターン83は、フレキシブル基板11を挟んで配置された接続パターン93を介して、電気的に接続される。
本実施の形態に係るセンサ用コイル80においては、図9に示すように、プリントコイルパターン(2次コイル)83の各端子99a,99bから、それぞれ電流A91,A92が入力される。電流A91は、2次コイル83を流れた後、接続パターン93を介して端子98aから出力される。電流A92は、接続パターン96を流れた後、1次コイル82を介して端子98bから出力される。
ここで、センサ用コイルにおいて、磁気異方性を効率よく検出することが可能なものは、1次コイル及び2次コイルの、コイル中心部における電流の流れ方向が同方向、ある対向する辺部における電流の流れ方向が同方向であり、かつ、残りの対向する辺部における電流の流れ方向が逆方向の場合である。
図9に示す本実施の形態に係るセンサ用コイル80においては、1次コイル82のコイル中心部における電流A92の流れ方向は左から右方向、ある対向する辺部(左上辺と右下辺)における電流A92の流れ方向は右上から左下方向、残りの対向する辺部(右上辺と左下辺)における電流A92の流れ方向は右下から左上方向である。また、2次コイル83のコイル中心部における電流A91の流れ方向は下から上方向、ある対向する辺部(左上辺と右下辺)における電流A91の流れ方向は右上から左下方向、残りの対向する辺部(右上辺と左下辺)における電流A91の流れ方向は左上から右下方向である。つまり、センサ用コイル80においては、1次コイル82及び2次コイル83の、コイル中心部における電流の流れ方向が同方向、ある対向する辺部における電流の流れ方向が同方向であり、かつ、残りの対向する辺部における電流の流れ方向が逆方向である。よって、センサ用コイル80は、第1の実施形態に係るセンサ用コイル10と比較して、磁気異方性をより効率よく検出することができる。
本実施の形態に係るセンサ用コイル80を用いて製造したトルクセンサにおいても、第1の実施形態に係るセンサ用コイル10を用いて製造したトルクセンサと同様の作用効果が得られる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
本発明の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの正面図である。 図1のセンサ用コイルの平面図である。図2(a)は、図1の2a方向矢視図、図2(b)は、図1の2b−2b線矢視図である。 図1のセンサ用コイルにおける電流の流れを示す平面図である。図3(a)は、プリントコイルパターン12における電流の流れを、図3(b)は、プリントコイルパターン13における電流の流れを示している。 本発明の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルを用いたトルクセンサの斜視外観図である。 図4の一変形例を示す横断面図である。 本発明の他の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの、一方の面の平面図である。 本発明の他の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの、一方の面から見た他方の面の透視平面図である。 本発明の別の好適一実施の形態に係るセンサ用コイルの平面図である。図8(a)は、一方の面の平面図、図8(b)は、一方の面から見た他方の面の透視平面図である。 図8のセンサ用コイルにおける電流の流れを示す平面図である。 従来のトルク伝達軸体の斜視外観図である。 従来のセンサ用コイルを用いたトルクセンサの斜視外観図である。
符号の説明
10 センサ用コイル
11 フレキシブル基板(基板)
12,13 プリントコイルパターン
21a,21b及び24a,24b パターン部
21c,21d及び24c,24d 端点
22,25 主コイルパターン
23,26 接続パターン
23a,23b及び26a,26b 端点

Claims (13)

  1. 基板の両面に、それぞれプリントコイルパターンを有し、各プリントコイルパターンは、端点を有する2つのパターン部で構成される主コイルパターンと、その主コイルパターンとは独立した接続パターンとを備え、基板の一つの面に形成された主コイルパターンの端点同士を、基板の他の面に形成された接続パターンで電気的に接続したことを特徴とするセンサ用コイル。
  2. 基板の両面に、それぞれプリントコイルパターンを有し、各プリントコイルパターンは、端点を有する2つのパターン部で構成される複数の主コイルパターンと、その主コイルパターンと同数で、かつ、主コイルパターンとは独立した複数の接続パターンとを備え、基板の一つの面に形成された複数の主コイルパターンの端点同士を、基板の他の面に形成された複数の接続パターンで電気的に接続したことを特徴とするセンサ用コイル。
  3. 基板の一つの面に形成された主コイルパターンに対して、基板の他の面に形成された主コイルパターンを90°回転させた状態で配置した請求項1記載のセンサ用コイル。
  4. 基板の一つの面に形成された複数の主コイルパターンの内のある1つの主コイルパターンに対して、そのある1つの主コイルパターンと対応する基板の他の面に形成された主コイルパターンを90°回転させた状態で配置した請求項2記載のセンサ用コイル。
  5. 上記2つのパターン部が点対称に配置された請求項1から4いずれかに記載のセンサ用コイル。
  6. 上記2つのパターン部が線対称に配置された請求項1から4いずれかに記載のセンサ用コイル。
  7. 上記各パターン部がほぼ二等辺三角形状の外縁を有する渦巻きパターンであり、かつ、各パターン部を合わせた主コイルパターンがほぼ菱形状の外縁を有する請求項1から6いずれかに記載のセンサ用コイル。
  8. 請求項1から7いずれかに記載のセンサ用コイルを、センシング対象の検出物体に近接離間させて又は密着させて設けたことを特徴とする磁気センサ。
  9. 上記センサ用コイルの、上記センシング対象の検出物体側でない面に、磁気ヨークを配置した請求項8記載の磁気センサ。
  10. 上記磁気ヨークが、磁性薄板の単層体又は磁性薄板を多層に重ねた積層体である請求項9記載の磁気センサ。
  11. 上記磁性薄板が磁性薄帯である請求項10記載の磁気センサ。
  12. 上記磁性薄帯の厚さが5〜100μmである請求項11記載の磁気センサ。
  13. 上記磁性薄帯がアモルファス磁性薄帯である請求項11又は12記載の磁気センサ。
JP2004316521A 2004-10-29 2004-10-29 センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ Expired - Fee Related JP4638713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316521A JP4638713B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316521A JP4638713B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006126074A true JP2006126074A (ja) 2006-05-18
JP4638713B2 JP4638713B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=36720952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004316521A Expired - Fee Related JP4638713B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4638713B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039409A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Nec Tokin Corp 浮力型磁気方位検知素子
JP2008089305A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Hitachi Cable Ltd 基板コイル型磁歪トルクセンサ
JP2008141203A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Ud Tech Kk トランス装置
JP2008141201A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Holy Loyalty Internatl Co Ltd コイル装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7179297B2 (ja) * 2019-07-11 2022-11-29 多摩川精機株式会社 トルクセンサのステータ構造

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05264705A (ja) * 1992-02-25 1993-10-12 Ryowa Denshi Kk 透磁率測定装置
JPH06201493A (ja) * 1992-12-25 1994-07-19 Omron Corp 磁歪式応力センサ
JPH06221940A (ja) * 1993-01-24 1994-08-12 Ichiro Sasada 磁歪式トルクセンサ
JPH10302031A (ja) * 1997-04-24 1998-11-13 Sensor Technos Kk 識別システム
JP2000124035A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Hitachi Ltd アモルファス巻鉄心変圧器及び巻鉄心の製造方法
JP2004119403A (ja) * 2002-09-20 2004-04-15 Mitsui Chemicals Inc 磁性積層体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05264705A (ja) * 1992-02-25 1993-10-12 Ryowa Denshi Kk 透磁率測定装置
JPH06201493A (ja) * 1992-12-25 1994-07-19 Omron Corp 磁歪式応力センサ
JPH06221940A (ja) * 1993-01-24 1994-08-12 Ichiro Sasada 磁歪式トルクセンサ
JPH10302031A (ja) * 1997-04-24 1998-11-13 Sensor Technos Kk 識別システム
JP2000124035A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Hitachi Ltd アモルファス巻鉄心変圧器及び巻鉄心の製造方法
JP2004119403A (ja) * 2002-09-20 2004-04-15 Mitsui Chemicals Inc 磁性積層体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039409A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Nec Tokin Corp 浮力型磁気方位検知素子
JP2008089305A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Hitachi Cable Ltd 基板コイル型磁歪トルクセンサ
JP2008141203A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Ud Tech Kk トランス装置
JP2008141201A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Holy Loyalty Internatl Co Ltd コイル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4638713B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5518661B2 (ja) 半導体集積回路、磁気検出装置、電子方位計
US5146790A (en) Torque sensor
US7140258B2 (en) Magnetic-based force/torque sensor
JP2008197089A (ja) 磁気センサ素子及びその製造方法
JP2006153697A (ja) 電流センサ
WO2008016198A1 (en) 3 axis thin film fluxgate
US20220018723A1 (en) Torque detection sensor
JP2017072375A (ja) 磁気センサ
JP2015219227A (ja) 磁気センサ
JP2018073913A (ja) 磁気センサおよびその製造方法
JP2018112481A (ja) 磁気センサ
JP6514515B2 (ja) 起電力発生装置
JP4638713B2 (ja) センサ用コイル及びそれを用いた磁気センサ
TWI518330B (zh) 慣性感應器
JP3494018B2 (ja) 磁界検出センサ
JP5055515B2 (ja) 磁界検出素子および信号伝達素子
JP2014089088A (ja) 磁気抵抗効果素子
JP6722304B2 (ja) 応力センサ
JP2012107914A (ja) 磁界検知装置
WO2015125699A1 (ja) 磁気センサ
WO2003014757A1 (en) Magnetic field sensor
JP2019105570A (ja) 磁気センサおよび電流センサ
Sasada et al. A figure-of-eight flexible pickup coil for a magnetostrictive torque sensor
JP5509531B2 (ja) 磁気カプラ
Sasada et al. High sensitivity magnetic head for a shaft torque sensor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100901

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees