JP2006126066A - マイクロタイタープレート用のアダプタ - Google Patents

マイクロタイタープレート用のアダプタ Download PDF

Info

Publication number
JP2006126066A
JP2006126066A JP2004316315A JP2004316315A JP2006126066A JP 2006126066 A JP2006126066 A JP 2006126066A JP 2004316315 A JP2004316315 A JP 2004316315A JP 2004316315 A JP2004316315 A JP 2004316315A JP 2006126066 A JP2006126066 A JP 2006126066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mtp
adapter
microtiter plate
flat plate
frame member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004316315A
Other languages
English (en)
Inventor
Rintaro Yamamoto
林太郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2004316315A priority Critical patent/JP2006126066A/ja
Publication of JP2006126066A publication Critical patent/JP2006126066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題】MTPの熱変形を防ぎ、或いは変形したMTPを矯正するためのアダプタを提供する。
【解決手段】3辺を額縁部材22で縁取られた略長方形の平板21から成り、縁取りのない1辺からMTPを、MTPの周縁部と額縁部材22とを嵌合させながら挿入し、平板21上の所定位置までスライドさせて保持するように構成した。これにより、MTPの3辺の周縁部が額縁部材22と嵌合した状態で平板21上に保持されるので、反りが防止され、また既に反りの生じたMTPも矯正される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生化学分野等において試験用の液体を収納するマイクロタイタープレート(以下、MTPと記す)に関する。
MTPは、生化学等の分野において、分析、培養或いは生化学反応を行わせるための多数の液状試料を収納する容器として用いられるもので、多くはプラスチック製で長方形のプレート状に成型され、表面に試料収納用の凹部であるウェルが格子状に多数配列されている(例えば、特許文献1参照)。
ウェルに液体を収納したMTPは、培養、生化学反応、自動分析などの処理装置に装填され、それぞれ目的に応じた処理が行われる。これらの各種装置において互換性を以て共通に使用できるように、MTPはその外形寸法やウェルの配列が規格化されている。
図3に、従来から用いられているMTPの一例として、384個のウェルを持つMTP(384MTPと略称される)を示す。同図(A)は平面図、(B)は側面図(一部断面図)である。
同図において、1はポリプロピレン樹脂製のMTPであって、16行24列に配列されたウェル11が開口する表面12は4辺の側壁13により底面14からほぼウェル11の深さ分だけ立ち上げられており、側壁13の下部から水平に外方に向けて張り出す裾部15が底面14を規定している。なお、ここで底面14は実体として形成された面ではなく、仮想的な面と考えるべきである。
特開2003−302407号公報
MTPを例えばPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)に使用して94→55→72°Cというような温度サイクルを繰り返すと、MTPは熱変形により若干ではあるが反りを生じる。PCR処理後、反りの生じたMTPを次に例えば自動分注器に装填し、試料を電気泳動などの分析装置に移送しようとすると、MTPの底面が平坦でないので、自動分注器のノズルが正常にアクセスできないため液の吸い残しが生じるとか、自動分注器内に処理待ちのMTPを積み重ねておくスタッカに積載することができないといった問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、MTPの熱変形を防ぎ、或いは変形したMTPを矯正するためのアダプタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明になるアダプタは、例えば3辺を額縁部材で縁取られた略長方形平板から成り、縁取りのない1辺からMTPを、MTPの周縁部と額縁部材とを嵌合させながら挿入し、平板上の所定位置までスライドさせて保持するように構成した。これにより、MTPの3辺の周縁部が額縁部材と嵌合した状態で平板上に保持されるので、反りが防止され、また既に反りの生じたMTPも矯正される。
また、本発明になるアダプタは、所定位置に収められたMTPがずれたり脱落することを防ぐ係止手段を備え、また、スタッカに積み重ねたとき上下のアダプタが嵌り合うスタッカブル構造を備えたものを含む。
本発明になるMTP用のアダプタは上記のように構成されているので、MTPをスライドさせて装着することでMTPの変形を予防または矯正することが可能である。これにより、後段の自動分析装置などへの装填が確実簡便になり、自動分析における分注器のノズルがMTPに正確にアクセスできるので液の吸い残し等の問題もなくなり、微量試料を扱う場合に極めて有効である。
図1に本発明の一実施形態を示す。同図(A)は平面図、(B)は側面図(一部断面図)である。
MTP用のアダプタ2は、主として略長方形の平板21とその3辺を縁取るように設けられた額縁部材22とで構成される。平板21のサイズは、このアダプタ2に装着されるMTP、例えば図3に示すMTP1よりもひと回り大きく、また、額縁部材22は該MTPの外周の3辺に接してこれを囲むように設けられている。平板21と額縁部材22の材質は、ABS樹脂等のエンジニアリング・プラスティックスを用いるのが好適であるが、アルミ合金等の金属で製作してもよい。
額縁部材22の内側下部と平板21の表面との間に、このアダプタ2に装着されるMTP、例えば図3に示すMTP1の裾部15と嵌合する溝23が設けられる。この場合、MTP1はアダプタ2の縁取りのない1辺、即ち図1(A)では下側から矢印方向に挿入し、平板21上の所定位置までスライドさせて保持する。
26はボールプランジャであって、小球26aが平板21の表面から半ば突出するようにバネ26bで押し上げられており、上から力を加えれば小球26aは沈下するものである。額縁部材22の上部外周には段24が設けられ、また、平板21裏面は周縁を残してほぼ全面を窪ませることにより下面凹部25が形成されている。これにより、後述するように、複数個の同形アダプタ2の積み重ねが可能になる。
次に、上記のように構成されたアダプタ2の使用法を説明する。
図1に示す実施形態であるアダプタ2に図3に示すMTP1を装着した状態を、図2に示す。同図(A)は平面図、(B)は側面図であり、図1または図3と同一の構成要素には同一符号を付してある。
MTP1は、裾部15と額縁部材22とを嵌合させながらアダプタ2に矢印方向に挿入され、奥までスライドされて図示の状態、即ち、所定位置に収まった状態となる。このようにアダプタ2に装着された状態で、MTP1は自動分注器やその他の処理装置に装填される。この状態では、MTP1の3辺の裾部15がこれらに接する額縁部材22の溝23にしっかり嵌合しているので、熱サイクルが加えられても変形を起こす恐れがない。また、MTP1が既に変形している場合であっても、適当に力を加えながら挿入することで歪みが矯正される。
所定位置に収まったMTP1は、額縁部材22に接していない1辺がボールプランジャ26の突出した小球26aに当たって係止されるので、所定位置からずれたり、アダプタ2から脱落したりすることが防止され、また、MTP1がアダプタ2の所定位置に正しく挿入されたことが確認できる。
段24は、その上に重ねられた別の同形のアダプタ2の下面凹部25と嵌合するようにサイズが定められている。これにより、MTP1に装着されたアダプタ2を自動分注器等のスタッカに積み重ねたとき、正確で安定な積み重ねが可能となる。
以上は、本発明の一実施形態について説明したものであるから、本発明をこれに限定するものではなく、様々な変形が可能である。例えば、MTP1の係止手段としてはボールプランジャ26以外に適当なラッチ等を用いてもよい。また、MTP1をアダプタ2上に保持する嵌合構造に関しても、裾部15だけでなく側壁13を含むMTP1の周縁部を額縁部材22と嵌合させる構造も設計可能である。さらに、アダプタの形状は略長方形に限定されず、MTPの形状に即した形状にすることができる。例えば、MTPが円形の場合は半円形状のものでもよい。
本発明は、生化学等の分野において、試料容器としてMTPを用いて分析、培養、或いは生化学反応を行わせる各種処理装置で利用される可能性がある。
本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態の使用状態を示す図である。 MTPの一例を示す図である。
符号の説明
1 MTP
2 アダプタ
11 ウェル
12 表面
13 側壁
14 底面
15 裾部
21 平板
22 額縁部材
23 溝
24 段
25 下面凹部
26 ボールプランジャ
26a 小球
26b バネ

Claims (4)

  1. マイクロタイタープレートを保持する平板から成るアダプタであって、該平板の周辺の一部を縁取ると共に該平板上に保持されるマイクロタイタープレートの周辺の一部を囲繞する額縁部材を備え、該額縁部材は前記マイクロタイタープレートの周縁部とスライド可能に嵌合する嵌合構造を有することを特徴とするマイクロタイタープレート用のアダプタ。
  2. 所定位置に保持されたマイクロタイタープレートを係止する係止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のマイクロタイタープレート用のアダプタ。
  3. 額縁部材の上面と該額縁部材の上に積み重ねられた同形の他のアダプタの下面とが嵌合する嵌合構造を有することを特徴とする請求項1記載のマイクロタイタープレート用のアダプタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載のアダプタで囲繞されてなるマイクロタイタープレート。
JP2004316315A 2004-10-29 2004-10-29 マイクロタイタープレート用のアダプタ Pending JP2006126066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316315A JP2006126066A (ja) 2004-10-29 2004-10-29 マイクロタイタープレート用のアダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316315A JP2006126066A (ja) 2004-10-29 2004-10-29 マイクロタイタープレート用のアダプタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006126066A true JP2006126066A (ja) 2006-05-18

Family

ID=36720944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004316315A Pending JP2006126066A (ja) 2004-10-29 2004-10-29 マイクロタイタープレート用のアダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006126066A (ja)

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353394A (en) * 1976-10-21 1978-05-15 Abbott Lab Specimen holder
JPS60237368A (ja) * 1984-05-11 1985-11-26 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 生化学分析装置
US4682890A (en) * 1985-05-31 1987-07-28 Health Research, Incorporated Microsample holder and carrier therefor
US5281516A (en) * 1988-08-02 1994-01-25 Gene Tec Corporation Temperature control apparatus and method
JPH06247556A (ja) * 1993-02-25 1994-09-06 Aloka Co Ltd 分注装置のマイクロプレート自動供給装置
WO1999061152A1 (en) * 1998-05-26 1999-12-02 Mj Research, Inc. Automation-compatible slide format sample cartridge
JP2000002633A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Toshiba Ceramics Co Ltd 試料蒸発濃縮用装置
JP2000036272A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Jeol Ltd 親子ホルダ
US6118582A (en) * 1999-07-12 2000-09-12 Immuno Concepts, Inc. Slide holder
JP2002365185A (ja) * 2001-06-04 2002-12-18 Shu Ichihara 立体的型枠を用いた生物組織標本作製法
JP2003057237A (ja) * 2001-05-25 2003-02-26 Tecan Trading Ag 核酸サンプル、タンパク質、および組織断片の雑種を作るための交雑室、処理装置、およびシステムを提供する装置
JP2003512604A (ja) * 1999-10-15 2003-04-02 ピーイー コーポレイション (エヌワイ) 基板を液体サンプルで充填するためのシステムおよび方法
JP2004037347A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Murazumi Kogyo Kk 医療検査用カセット
JP2004517341A (ja) * 2001-01-26 2004-06-10 テカン・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト 保持装置
JP2004521316A (ja) * 2000-09-01 2004-07-15 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング マイクロタイタープレート用の位置決め装置
JP2004532002A (ja) * 2001-01-26 2004-10-21 日立化成工業株式会社 ロボットに使用しやすいpcrプレート

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353394A (en) * 1976-10-21 1978-05-15 Abbott Lab Specimen holder
JPS60237368A (ja) * 1984-05-11 1985-11-26 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 生化学分析装置
US4682890A (en) * 1985-05-31 1987-07-28 Health Research, Incorporated Microsample holder and carrier therefor
US5281516A (en) * 1988-08-02 1994-01-25 Gene Tec Corporation Temperature control apparatus and method
JPH06247556A (ja) * 1993-02-25 1994-09-06 Aloka Co Ltd 分注装置のマイクロプレート自動供給装置
WO1999061152A1 (en) * 1998-05-26 1999-12-02 Mj Research, Inc. Automation-compatible slide format sample cartridge
JP2000002633A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Toshiba Ceramics Co Ltd 試料蒸発濃縮用装置
JP2000036272A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Jeol Ltd 親子ホルダ
US6118582A (en) * 1999-07-12 2000-09-12 Immuno Concepts, Inc. Slide holder
JP2003512604A (ja) * 1999-10-15 2003-04-02 ピーイー コーポレイション (エヌワイ) 基板を液体サンプルで充填するためのシステムおよび方法
JP2004521316A (ja) * 2000-09-01 2004-07-15 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング マイクロタイタープレート用の位置決め装置
JP2004517341A (ja) * 2001-01-26 2004-06-10 テカン・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト 保持装置
JP2004532002A (ja) * 2001-01-26 2004-10-21 日立化成工業株式会社 ロボットに使用しやすいpcrプレート
JP2003057237A (ja) * 2001-05-25 2003-02-26 Tecan Trading Ag 核酸サンプル、タンパク質、および組織断片の雑種を作るための交雑室、処理装置、およびシステムを提供する装置
JP2002365185A (ja) * 2001-06-04 2002-12-18 Shu Ichihara 立体的型枠を用いた生物組織標本作製法
JP2004037347A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Murazumi Kogyo Kk 医療検査用カセット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473189B2 (ja) 創薬用試料保管システム
US7320777B2 (en) PCR sample handling device
KR200473547Y1 (ko) 생화학 실험에 사용되는 시약 슬롯, 샘플 트레이 및 콤비네이션 키트
AU706769B2 (en) Holder assembly for reaction tubes
US20060045815A1 (en) Pipette tip grid with lock mechanism
US20040013576A1 (en) Holding device
WO2003066907A1 (en) Seal for microtiter plate and methods of use thereof
JP6139232B2 (ja) 試験管ラック
AU2002354724A1 (en) PCR sample handling device
JP2009222709A (ja) 複数の試料容器、特にnmr試料管を用意するための試料枠
JP2010078483A (ja) 試験管ホルダー
US20130323829A1 (en) Biological sample holder and method of assembling same
EP3393665B1 (en) Thermal cycler systems
JP6118397B2 (ja) キット
JP2006126066A (ja) マイクロタイタープレート用のアダプタ
US20030184745A1 (en) Positioning device for microtiter plates
KR101434036B1 (ko) 세포 칩 보관 용기
JP2018537978A (ja) バイオチップ用ピラー構造体
CN110740814B (zh) 容器保持器和容器架
CN110571179A (zh) 假片存储盒
US20060006095A1 (en) Universal storage tray for electronic components
EP2029279A2 (en) Microtiter plate for long-term storage
KR101076868B1 (ko) 실험용구 홀더
JP2008218885A (ja) 基板収納容器用の収容槽
JP2007297111A (ja) 創薬用試料保管システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090602

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02