JP2006125922A - X線ct装置およびx線ct装置における画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のX線CT装置では、CT値を2値化処理して「白」か「黒」かの判定を行う場合には、単一の閾値により処理を行うが、様々な厚みを有する被検査物の場合、適切な閾値が各部で異なることとなり、その形状を正確に測定することができなかった。
【解決手段】 被検査物2にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物2の形状を画像表示を行うX線CT装置であって、計測したCT値プロファイルにおける各ピークのピーク高さを算出するピーク高さ算出部5bと、算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較する比較部5cと、算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正部5dと、補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する2値化処置部5eとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 被検査物2にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物2の形状を画像表示を行うX線CT装置であって、計測したCT値プロファイルにおける各ピークのピーク高さを算出するピーク高さ算出部5bと、算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較する比較部5cと、算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正部5dと、補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する2値化処置部5eとを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被検査物が薄板状物であった場合でも、高精度な計測を行うことが可能なX線CT装置、およびX線CT装置における画像処理方法に関する。
従来から、X線を被検査物に照射し、X線の透過量を検出することで被検査物の透過像を得ることができる、X線CT装置が知られている。
このX線CT装置においては、被検査物の断面をモザイクにして、そのモザイク1つ1つのX線吸収係数を示すCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の断面形状を画像表示する(この画像を、以降CT画像と記載する)。さらに、被検査物について得られた多数の断層画像を再構成することにより、被検査物の3D画像を得ることも可能となっている。
このX線CT装置においては、被検査物の断面をモザイクにして、そのモザイク1つ1つのX線吸収係数を示すCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の断面形状を画像表示する(この画像を、以降CT画像と記載する)。さらに、被検査物について得られた多数の断層画像を再構成することにより、被検査物の3D画像を得ることも可能となっている。
前記X線CT装置におけるCT画像は白黒画像にて表示されるが、X線が被検査物を透過する際の吸収度合いに応じて黒から白に至る輝度(明るさ)が異なり、X線の吸収が大きい部分はCT値が大きくて白っぽく表わされ、吸収が小さい部分はCT値が小さくて黒っぽく表わされる。そして、CT値が最大値のときには完全な白となり、最小値のときには完全な黒となり、その間の値のときには白と黒の中間色(つまり灰色)となる。
このように得られるCT画像を表示する際には、あるCT値を閾値として予め設定しておき、閾値に対するCT値の大小によって画像表示の白黒を決定する2値化処理が行われる場合がある。
このような、被検査物に照射したX線の透過量を検出することで被検査物の透過像を得るCT装置としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
特開平7−222740号公報
このように得られるCT画像を表示する際には、あるCT値を閾値として予め設定しておき、閾値に対するCT値の大小によって画像表示の白黒を決定する2値化処理が行われる場合がある。
このような、被検査物に照射したX線の透過量を検出することで被検査物の透過像を得るCT装置としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
前述の如く、X線を被検査物に照射して得られるCT値は、被検査物によるX線の吸収度合いにより変化し、被検査物のX線の吸収度合いは被検査物の密度等により変化する。
また、CT値は、ある単位空間における被検査物の密度分布の平均値であると考えることができる。
従って、被検査物が薄板状部材であった場合(例えば単位空間の厚みよりも薄板状部材の厚みが薄かった場合)や、非常に小さいものであった場合には、単位空間における密度分布の平均値と、実際の被検査物の密度とが一致せず、CT値が低く計測されてしまう場合がある。つまり、同じ材質で構成される被検査物であっても、その厚さによって得られるCT値が異なることとなる。
また、CT値は、ある単位空間における被検査物の密度分布の平均値であると考えることができる。
従って、被検査物が薄板状部材であった場合(例えば単位空間の厚みよりも薄板状部材の厚みが薄かった場合)や、非常に小さいものであった場合には、単位空間における密度分布の平均値と、実際の被検査物の密度とが一致せず、CT値が低く計測されてしまう場合がある。つまり、同じ材質で構成される被検査物であっても、その厚さによって得られるCT値が異なることとなる。
このように、被検査物の厚さによって計測されるCT値が異なると、CT値の計測精度が低くなってしまい、被検査物形状の表示画像や3Dモデル化を、精密に行うことが困難であった。
特に、CT値を2値化処理して「白」か「黒」かの判定を行う場合には、単一の閾値により処理を行うが、様々な厚みを有する被検査物の場合、適切な閾値が各部で異なることとなり、その形状を正確に測定することができなかった。
特に、CT値を2値化処理して「白」か「黒」かの判定を行う場合には、単一の閾値により処理を行うが、様々な厚みを有する被検査物の場合、適切な閾値が各部で異なることとなり、その形状を正確に測定することができなかった。
上記課題を解決するX線CT装置およびX線CT装置における画像処理方法は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、被検査物にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の形状の画像表示を行うX線CT装置であって、計測したCT値プロファイルにおける各ピークのピーク高さを算出する算出手段と、算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較する比較手段と、算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正手段と、補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する処理手段とを備える。
これにより、CT値プロファイルにおける、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまうような小さなピーク高さを有したピークを、一つの閾値により精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物や非常に小さな被検査物についても、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
即ち、請求項1記載の如く、被検査物にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の形状の画像表示を行うX線CT装置であって、計測したCT値プロファイルにおける各ピークのピーク高さを算出する算出手段と、算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較する比較手段と、算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正手段と、補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する処理手段とを備える。
これにより、CT値プロファイルにおける、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまうような小さなピーク高さを有したピークを、一つの閾値により精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物や非常に小さな被検査物についても、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
また、請求項2記載の如く、被検査物にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の形状の画像表示を行うX線CT装置における、画像処理方法であって、計測したCT値プロファイルにおける各ピーク高さを算出し、算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較し、算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正を行い、補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する。
これにより、CT値プロファイルにおける、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまうような小さなピーク高さを有したピークを、一つの閾値により精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物や非常に小さな被検査物についても、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
これにより、CT値プロファイルにおける、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまうような小さなピーク高さを有したピークを、一つの閾値により精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物や非常に小さな被検査物についても、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
本発明によれば、CT値プロファイルにおける、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまうような小さなピーク高さを有したピークを、一つの閾値により精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物や非常に小さな被検査物についても、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示すX線CT装置は、被検査物2に対してX線を照射するX線源1と、被検査物2を透過してX線を検出するX線検出装置3と、検出したX線を処理する処理部5と、処理部5により処理された被検査物2の断面画像であるCT像または3D画像を表示するモニタ等の表示装置6と、検出したX線データ等を記憶しておく記憶部7を備えている。
X線源1から照射され被検査物2を透過したX線は、X線検出装置3にて検出されると処理部5へ入力される。処理部5では、入力されたX線データをCT値計測部5aにてCT値に変換する。
その後、処理部5の補正部5dによるCT値の補正処理や2値化処理部5eによる2値化処理等の処理を施した上で、画像演算部5fによりCT値に基づく画像処理を行って、CT像または3D画像が構築される。構築されたCT像または3D画像は、表示装置6にて表示される。
その後、処理部5の補正部5dによるCT値の補正処理や2値化処理部5eによる2値化処理等の処理を施した上で、画像演算部5fによりCT値に基づく画像処理を行って、CT像または3D画像が構築される。構築されたCT像または3D画像は、表示装置6にて表示される。
以下に、処理部5における画像処理について説明する。
まず、処理部5のCT値計測部5aでは、X線検出装置3にて検出されたX線データをCT値に変換して、図2に示すようなCT値プロファイルを得る。CT値は、被検査物2の断面をモザイクにして、そのモザイク1つ1つのX線吸収係数を示したものであり、例えば、水を透過したX線のCT値は0で表され、空気を透過したCT値は−1000で表わされる。また、あるアルミ合金のCT値は3600、鉄鋳物のCT値は10000、合成樹脂のCT値は2000で表わされる、といったように、被検査物2の材質によって固有のCT値が存在する。
まず、処理部5のCT値計測部5aでは、X線検出装置3にて検出されたX線データをCT値に変換して、図2に示すようなCT値プロファイルを得る。CT値は、被検査物2の断面をモザイクにして、そのモザイク1つ1つのX線吸収係数を示したものであり、例えば、水を透過したX線のCT値は0で表され、空気を透過したCT値は−1000で表わされる。また、あるアルミ合金のCT値は3600、鉄鋳物のCT値は10000、合成樹脂のCT値は2000で表わされる、といったように、被検査物2の材質によって固有のCT値が存在する。
図2に示すCT値プロファイルは、単一の材質にて構成され、場所により厚みが異なる形状を有した被検査物2にX線を照射した場合に得られるCT値プロファイルであり、このCT値プロファイルでは、X線の照射範囲の中で被検査物2が存在する箇所でX線の吸収係数が大きくなっており、CT値も大きな値を示している。
図2においては、このCT値が大きな値を示している箇所として、第1ピークPK1、第2ピークPK2、第3ピークPK3、および第4ピークPK4が存在しており、第1ピークPK1の部分の被検査物の板厚がt1、第2ピークPK2の部分の板厚がt2、第3ピークPK3の部分の板厚がt3、第4ピークPK4の部分の板厚がt4となっている。
この場合の、各部分の板厚は、t1>t2>t3>t4といった関係にあり、各ピークPK1・PK2・・・の大きさは板厚により異なっている。
この場合の、各部分の板厚は、t1>t2>t3>t4といった関係にあり、各ピークPK1・PK2・・・の大きさは板厚により異なっている。
つまり、板厚の厚い箇所のピークが大きくなっており、板厚が厚い箇所に表れた第1ピークPK1と第2ピークPK2のCT値は適正値prに達しているが、板厚が薄い箇所に表れた第3ピークPK3と第4ピークPK4は小さくて、CT値が適正値prよりも小さくなっている。
なお、CT値の適正値prは、被検査物の材質に特有の値を示すものであり、被検査物の厚みが一定寸法以上であれば、ピークの最大値が適正値prとなるが、被検査物の厚みが一定寸法よりも薄ければピークの最大値が適正値prに達しなくなる。
なお、CT値の適正値prは、被検査物の材質に特有の値を示すものであり、被検査物の厚みが一定寸法以上であれば、ピークの最大値が適正値prとなるが、被検査物の厚みが一定寸法よりも薄ければピークの最大値が適正値prに達しなくなる。
また、このCT値プロファイルにおいては、2値化処理部5eにて2値化処理を行う際の閾値pbが予め設定されており、記憶部7に記憶されている。そして、CT値が閾値pbよりも大きければその部分は「白」と判定され、閾値pbよりも小さければその部分は「黒」と判定されることとなる。
なお、2値化処理を行うための閾値pbは1水準のみ設定されているものであり、例えば前記適正値prの半値(適正値prの2分の1の値)に設定されている。
なお、2値化処理を行うための閾値pbは1水準のみ設定されているものであり、例えば前記適正値prの半値(適正値prの2分の1の値)に設定されている。
このように閾値pbが設定されたCT値プロファイルについて、そのまま2値化処理を行うと、CT値が閾値pbよりも大きな値を示している部分、つまり、第1ピークPK1を示している箇所の範囲R1、第2ピークPK2を示している箇所の範囲R2、および第3ピークPK3を示している箇所の範囲R3が「白」と判定され、CT値が閾値pb以下であるその他の範囲は「黒」と判定される。
ここで、第4ピークPK4が表れている部分についても被検査物2が存在しているが、第4ピークPK4のCT値が閾値pbよりも小さいため「白」とは判定されずに「黒」と判定されてしまう。
また、2値化処理を行う際には、各ピークにおけるピーク高さの半値を閾値として白黒の判定を行った場合に、精度良く2値化処理を行うことができる。例えば第3ピークPK3についてみると、ピーク高さPm3の半値Pm3/2を閾値として判定した範囲R3aを「白」とした場合に最も処理精度が良好となる。
また、2値化処理を行う際には、各ピークにおけるピーク高さの半値を閾値として白黒の判定を行った場合に、精度良く2値化処理を行うことができる。例えば第3ピークPK3についてみると、ピーク高さPm3の半値Pm3/2を閾値として判定した範囲R3aを「白」とした場合に最も処理精度が良好となる。
しかし、第3ピークPK3のピーク高さは適正値prよりも小さいため、範囲R3aと範囲R3とは一致せず、閾値pbにて2値化処理を行った場合の範囲R3は、範囲R3aに比べて精度が悪くなる。
さらに、第4ピークPK4についても、ピーク高さPm4の半値Pm4/2を閾値として判定した範囲R4aを「白」とした場合に最も処理精度が良好となる。
さらに、第4ピークPK4についても、ピーク高さPm4の半値Pm4/2を閾値として判定した範囲R4aを「白」とした場合に最も処理精度が良好となる。
そこで、本発明においては、第3ピークPK3や第4ピークのように、ピーク高さが適正値prよりも小さなピークが存在したときにも、精度良く2値化処理を行うことができるように、2値化処理を行う前に次のような処理を行うようにしている。
図3に示すように、まず、前述の如く、X線検出装置3にて検出されたX線データを処理部5にてCT値に変換した後(S01)、各ピークPK1・PK2・・・のピーク高さを、ピーク高さ算出部5bにより計測する(S02)。このピーク高さの計測は、例えば、Min−Maxフィルタを用いて各ピークPK1・PK2・・・の最小値と最大値との差を計測することにより行われる。
図3に示すように、まず、前述の如く、X線検出装置3にて検出されたX線データを処理部5にてCT値に変換した後(S01)、各ピークPK1・PK2・・・のピーク高さを、ピーク高さ算出部5bにより計測する(S02)。このピーク高さの計測は、例えば、Min−Maxフィルタを用いて各ピークPK1・PK2・・・の最小値と最大値との差を計測することにより行われる。
計測した各ピークPK1・PK2・・・のピーク高さは、比較部5cにより所定の基準値と比較され、ピーク高さが基準値よりも小さいピークがあれば、補正部5dにより、そのピークに対してCT値の補正処理を施す(S03)。補正処理は、例えば「ピーク値が適正値prの何十%以下であるピーク」に対して行われるように設定されており、その補正処理を行うか否かの判断基準となる基準値は記憶部7に記憶されている。
図2に示したCT値プロファイルの場合、ピーク高さが適正値prと同じ値となっている第1ピークPK1および第2ピークPK2に対しては補正処理を行わず、ピーク高さが小さな第3ピークPK3および第4ピークPK4に対して補正処理を行う。
補正処理は、図4に示すように、ピーク高さが低い第3ピークPK3および第4ピークPK4を、ピーク高さが適正値prに達するように引き伸ばして増幅する補正処理を行う。
このピークに対する補正処理を行った後に、2値化処理部5eにて、閾値pbを用いたCT値プロファイルの2値化処理を行う(S04)。
補正処理は、図4に示すように、ピーク高さが低い第3ピークPK3および第4ピークPK4を、ピーク高さが適正値prに達するように引き伸ばして増幅する補正処理を行う。
このピークに対する補正処理を行った後に、2値化処理部5eにて、閾値pbを用いたCT値プロファイルの2値化処理を行う(S04)。
このように、第3ピークPK3および第4ピークPK4のピーク高さが適正値prとなるようにピーク高さを補正することで、元々ピーク高さが低かったピークに対して、閾値pbを用いた2値化処理を行った場合でも、ピーク高さ(即ち適正値pr)の半値(即ち閾値pb)を閾値として2値化処理を行うことができる。
これにより、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまう第3ピークPK3および第4ピークPK4を、一つの閾値pbにより精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物2や非常に小さな被検査物2についても、画像演算部5fで画像処理を行うことで、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
これにより、そのままの状態で2値化処理を行うと白黒の判定誤差が大きくなってしまう第3ピークPK3および第4ピークPK4を、一つの閾値pbにより精度良く処理することが可能となり、様々な厚みを有した被検査物2や非常に小さな被検査物2についても、画像演算部5fで画像処理を行うことで、高精度なCT像または3D画像を得ることが可能となる。
1 X線源
2 被検査物
3 X線検出装置
5 処理部
5a CT値計測部
5b ピーク高さ算出部
5c 比較部
5d 補正部
5e 2値化処理部
2 被検査物
3 X線検出装置
5 処理部
5a CT値計測部
5b ピーク高さ算出部
5c 比較部
5d 補正部
5e 2値化処理部
Claims (2)
- 被検査物にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の形状の画像表示を行うX線CT装置であって、
計測したCT値プロファイルにおける各ピークのピーク高さを算出する算出手段と、
算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較する比較手段と、
算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正手段と、
補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する処理手段とを、備えることを特徴とするX線CT装置。 - 被検査物にX線を照射してCT値を計測し、計測したCT値を用いて被検査物の形状の画像表示を行うX線CT装置における、画像処理方法であって、
計測したCT値プロファイルにおける各ピーク高さを算出し、
算出したピーク高さと予め設定された基準値との大きさを比較し、
算出したピーク高さが基準値よりも小さかったピークについて、ピーク高さを予め設定しておいた適正値にまで増幅する補正を行い、
補正後のピークにより構成されるCT値プロファイルを2値化処理する、
ことを特徴とするX線CT装置における画像処理方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004312114A JP2006125922A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | X線ct装置およびx線ct装置における画像処理方法 |
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Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100080433A1 (en) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray computer tomography apparatus and image processing apparatus |
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2004
- 2004-10-27 JP JP2004312114A patent/JP2006125922A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20100080433A1 (en) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray computer tomography apparatus and image processing apparatus |
US8284893B2 (en) * | 2008-09-29 | 2012-10-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray computer tomography apparatus and image processing apparatus |
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