JP2006125104A - 可動間仕切り壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上方の隙間から漏れてくる音を簡単に防止することのできる可動間仕切り壁を提供することである。
【解決手段】 間仕切り本体4の上端部側面に上側縁部に沿って設けた防音板6とからなる。そして、この防音板6を間仕切り本体4に上下方向に移動可能に取り付けている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、部屋を適当な大きさに区切ることのできる可動間仕切り壁に関する。
建物の中に大きな部屋を設けていて、この部屋をそのまま使用したり、可動間仕切り壁で区切って小さな部屋として使用することが広く行われている。
例えば、大きな会議室を設けていて、会議に出席する人数に合わせて、可動間仕切り壁で区切って使用したり、住宅では、大きな居間を設けていて、来客時等に可動間仕切り壁で区切って一方を客室に使用したり、寝室や勉強部屋等を可動間仕切りが区切って複数の子供部屋にし、子供の数が少なくなったり居なくなるとこの可動間仕切り壁を取り除いて、別の目的に使用すること等がある。
この可動間仕切り壁としては、従来、種々な構造のものが知られている。
例えば、特許文献1に記載されているように、床面にレールを設けて、このレールの上を間仕切り本体を移動させる可動間仕切り壁が知られている。
また、特許文献2に記載されているように、天井面にレールを設け、このレールに間仕切り本体を吊り下げ、この間仕切り本体を移動させて、部屋を区切ることも行われている。
また、特許文献3に記載されているように、レールレスの可動間仕切り壁も知られている。
また、床面と天井面との間に着脱自在に取り付ける可動間仕切り壁も多く利用されている。
この可動間仕切り壁は、通常、収納場所に収納していて、使用するときには、収納場所から取り出して、立設した状態に複数個並べて部屋を区切るものである。この可動間仕切り壁は大規模な設備を必要としないので、住宅等の小形の建物に適している。
一方、音が通過し難い構造の防音パネルも、種々知られている。例えば、特許文献4に記載されている防音パネルがある。
この特許文献4に記載されている防音パネルは、表面吸音板と、中層遮音板と、裏面吸音板とからなるものであって、表面吸音板と裏面吸音板の材質は弾力性合成樹脂で、この弾力性合成樹脂の吸音機能により反射反響を抑制し 中層遮音板は弾力性合成樹脂の中にガラス粒子を混入したもので、ガラス粒子間での反射をこの弾力性合成樹脂で吸音させるものである。
特開昭54−24419号公報 特開2003−20850号公報 特開2004−84208号公報 特開平5−27112号公報
しかしながら、特許文献1〜特許文献3に記載されているような可動間仕切り壁や着脱自在な可動間仕切り壁で、部屋を区切って使用すると、区切って形成された一方の部屋から可動間仕切り壁を通して他方の部屋へ音が漏れるという問題がある。
例えば、可動間仕切り壁で区切った一方の部屋で会議をし、他方で別の会議をしていると、一方の部屋の会議の音が他方の部屋に聞こえるという問題がある。
また、広い居間の一部を可動間仕切り壁で区切って客室とすると、客室の声が居間に聞こえたり、居間の声が客室に聞こえるという問題があるし、複数の子供部屋にすると、一方の子供部屋の声が隣の子供部屋に聞こえ勉強の邪魔になるという問題がある。
かかる問題を解決しようと、可動間仕切り壁の壁部分を特許文献4に記載されているような防音パネルにした可動間仕切り壁を製造し、この可動間仕切り壁を従来と同じように使用したところ、この可動間仕切り壁で区切った一方の部屋の声が他方の部屋の音が従来の可動間仕切り壁で区切ったときより聞こえ難くなったが、それでも不十分である。
この問題を種々検討した結果、可動間仕切り壁には、可動させるために、可動間仕切り壁の上下に隙間があって、この隙間から音が漏れることが判明した。
そこで、この上下の隙間を塞ごうとしたが、下方の隙間を板体やゴム板や充填材等で塞ぐことは簡単にできたが、上方の隙間は高い位置にあるので、この隙間を塞ぎ難く、そのために、この隙間から漏れてくる音を防止し難いことが判明した。
そこで、本発明の目的は、上方の隙間から漏れてくる音を簡単に防止することのできる可動間仕切り壁を提供することである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1に記載の発明は、間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に上下方向に移動可能に取り付けられているものである。
請求項2に記載の発明は、間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に視端部を中心にして回動可能に取り付けられているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に係り、前記間仕切り本体には、上端に上下方向に伸縮自在な固定部が設けられ、この固定部を上下に伸縮させることによって間仕切り本体が床面と天井面との間に着脱自在になされているものである。
本発明における間仕切り本体とは、可動間仕切り壁を構成する主要部分をいう。
本発明における防音板は、請求項1記載の発明では、間仕切り本体と天井との間の隙間を塞いで音を通し難くするものであるし、請求項2記載の発明では、音を吸収や遮断したり反射させて音を通し難くするものである。従って、音を吸収する吸音板や、音を反射させる反射板や、音を遮断する遮音板等が好ましいが、この隙間を塞いだり通過を邪魔するだけでも防音効果があるので、上記吸音板や反射板や遮音板以外の板体でもよい。
そして、この防音板は、間仕切り本体の上端部に上側縁に沿って設けられる。この防音板が上側縁に沿って設けられる構造としては、間仕切り本体を構成する表面の上端部を上側縁に沿って切欠し、この部分に設けたものでもよいし、間仕切り本体の上端部に上側縁に沿って突出した状態に設けるものでもよいが、前者の防音板が間仕切り本体の表面から突出しないので、好ましい。
そして、この防音板の表面模様を間仕切り本体と略同じにすると、全体が連続した壁に見えるので好ましい。
この防音板は、請求項1に記載の発明では、間仕切り本体に上下方向に移動可能に取り付けられている。
この上下方向に移動可能に取り付ける構造としては種々ある。例えば、防音板を突き上げる突き上げ棒を間仕切り本体の内部に設けていて、この突き上げ棒を手で押し上げたり引き下ろしたりして防音板を上下方向に移動させる構造でもよいし、間仕切り本体にスイッチや駆動装置を設け、このスイッチで駆動装置を駆動させて防音板を上下方向に移動させる構造でもよいし、手で防音板を上下方向に移動させる構造でもよい。なお、手で防音板を上下方向に移動させる構造であって、防音板に手が届かない場合には、可動間仕切り壁の前に台等を置き、この台等の上に上がって、防音板を上下方向に移動すればよい。
また、請求項2に記載の発明では、防音板が間仕切り本体に下端部を中心にして回動可能に取り付けられている。
かかる構造としては、種々ある。例えば、防音板の下端部を軸着したりヒンジ等で取り付け、防音板の上端に引っ掛け部を設けていて、この引っかけ部に引っ掛け棒の先端を引っ掛けて、回動させる構造でもよいし、間仕切り本体にスイッチやモーター等の駆動装置を設け、このスイッチを入れて駆動装置を駆動させて防音板を回動させる構造にしてもよいし、手で防音板を回動させる構造でもよい。なお、手で防音板を回動させる構造であって、防音板に手が届かない場合には、可動間仕切り壁の前に台等を置き、この台等の上に上がって、防音板を回動させればよい。
特に、天井が低い住宅等では、台の上に上がって防音板を上下に移動させたり、回動させる構造が安価であるので好ましい。
防音板を上下方向に移動させたり、回動させ、この状態に保持する使用がある。
この際、防音板の取付構造によっては自動的に防音板が移動したり回動した状態に保持できるものもあるが、保持できないようであれば、この防音板を保持する保持構造を設ければよい。
また、請求項1記載の発明や請求項2記載の発明における可動間仕切り壁は特許文献1に記載あるような床面にレールを設けた可動間仕切り壁でもよいし、特許文献2に記載あるような天井面にレールを設けた可動間仕切り壁でもよいし、特許文献3に記載あるようなレールレスでもよいし、床面と天井面との間に着脱自在に取り付ける可動間仕切り壁でもよい。
そして、床面と天井面との間に着脱自在に取り付ける可動間仕切り壁では、間仕切り本体を床面と天井面との間に固定する必要がある。この間仕切り本体を固定する手段としては適宜でよい。例えば、上下方向に移動可能に取り付けられている防音板を天井に押し付けて固定してもよいし、請求項3記載の発明のように、間仕切り本体の上端に上下方向に伸縮自在な固定部を設けてもよい。後者が、簡単に、しかも、強固に固定できるので好ましい。
請求項3記載の発明における間仕切り本体には、上端に上下方向に伸縮自在な固定部が設けられているが、この伸縮自在な固定部としては適宜な構造でよい。
例えば、固定部を固定片とネジ棒とからなるものにし、このネジ棒を間仕切り本体の上端面に螺入自在に取り付けていて、このネジ棒を螺入出することによって固定部を伸縮可能になす構造や、シリンダーと、このシリンダーの内部を往復するピストンと、ピストンの先端に取り付けられた固定片とからなるものとし、この圧縮空気を注入してピストンを移動させて固定部を上下方向に移動させて固定部を伸縮させる構造や、ピニオンのハンドルと、ラックの付いた棒状体とからなり、ハンドルを回転させて、棒状体を上下に移動させて固定部を伸縮させる構造等がある。
(作用)
請求項1に記載の発明では、間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に上下方向に移動可能に取り付けられているので、部屋を区切って使用したいときには、この間仕切り壁本体を部屋の所定位置に取り付け、防音板を上方向に移動させて、防音板を天井面に当接させる。
このようにすると、間仕切り本体と天井との間の隙間が防音板で塞がれ、区切られた部屋の一方から他方に音が通過し難くなる。
従って、区切られた部屋で安心して会議をしたり、談話をすることができる。
また、この可動間仕切り壁を取り付けたり、取り除いたり、移動させる場合には、防音板を下方の位置に移動させ、元の状態にする。すると、可動間仕切り壁全体の高さが床面と天井面との間の距離より小さくなり、可動間仕切り壁を所定位置に配置したり、取り除いたり、移動させる際に、この防音板が邪魔にならない。
請求項2に記載の発明では、間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に下端部を中心にして回動可能に取り付けられているので、部屋を区切って使用したいときには、この間仕切り壁本体を部屋の所定位置に取り付け、防音板の下端部を中心にして回動させて、防音板の上部を部屋の方向に移動させ、防音板を斜めに傾斜した状態にする。
このようにすると、傾斜した防音板が間仕切り本体と天井との間の隙間の前方を覆った状態になる。その結果、区切られ部屋で発生し、間仕切り本体と天井との間の隙間方向に向かった音がこの防音板で吸収されたり反射し、他方の部屋に達し難い。
従って、区切られた部屋で安心して会議をしたり、談話をすることができる。
また、この可動間仕切り壁を取り付けたり、取り除いたり、移動させる場合には、防音板を下端部を中心にして回動させて、元の状態、即ち、間仕切り本体に沿った状態にする。
すると、防音板が拡がった状態が元の間仕切り本体に沿った状態になり、可動間仕切り壁を所定位置に配置したり、取り除いたり移動させる際に、この防音板が邪魔にならない。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明に係り、前記間仕切り本体には、上端に上下方向に伸縮自在な固定部が設けられ、この固定部を上下に伸縮させることによって間仕切り本体が床面と天井面との間に着脱自在になされているので、部屋を区切りたい場所に間仕切り本体を配置し、固定部を上方向に伸ばすことによって固定部の上端が上方向に移動して天井面に突き当たって、間仕切り本体が固定される。このようにして床面と天井面との間に間仕切り本体を簡単に取り付けることができる。
また、取り付けられた間仕切り本体の固定部を収縮させると、可動間仕切り壁全体の高さが床面と天井面の距離より小さくなり、可動間仕切り壁を簡単に所定位置に配置したり、取り外すことができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に上下方向に移動可能に取り付けられているから、部屋を区切って使用したいときには、この間仕切り壁本体を所定位置に取り付け、防音板を上方向に移動させて、防音板を天井面に当接させる。すると、間仕切り本体と天井との間の隙間が塞がれ、区切られた部屋の一方から他方に音が通過し難くなり、区切られた部屋で安心して会議をしたり、談話をすることができる。
また、この可動間仕切り壁を所定位置に配置したり、取り除いたり、移動させる場合には、防音板を下方に移動させ、元の状態にすると、この防音板が邪魔にならない。
請求項2に記載の発明は、間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に下端部を中心にして回動可能に取り付けられているから、部屋を区切って使用したいときには、この間仕切り壁を所定位置に取り付け、防音板の下端部を中心にして防音板を回動させて、防音板の上部を部屋の方向移動させて傾斜した状態にする。すると、床と天井との間の隙間の前方を防音板が覆った状態になり、区切られ一方の部屋で発生し、間仕切り本体と天井との間の隙間方向に向かった音がこの防音板で吸収されたり反射し、他方の部屋に達し難くなり、区切られた部屋で安心して会議をしたり、談話をすることができる。
また、この可動間仕切り壁を所定位置に配置したり、取り除いたり、可動間仕切り壁を移動させる場合には、防音板を下端部を中心にして回動させて、元の状態、即ち、間仕切り本体に沿った状態にすると、防音板が邪魔にならない。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に係り、前記間仕切り本体には、上端に上下方向に伸縮自在な固定部が設けられ、この固定部を上下に伸縮させることによって間仕切り本体が床面と天井面との間に着脱自在になされているので、部屋を区切りたい場所に間仕切り本体を配置し、固定部の上端が天井面に突き当たるまで、固定部を伸ばして、間仕切り本体を床面と天井面との間に簡単に取り付けることができるし、取り付けられている間仕切り本体の固定部を収縮させて可動間仕切り壁を簡単に取り外すことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例で示す。
図1〜図3は、本発明の一実施例を示すものであって、図1は建物の1階の間取りを示す平面図、図2は可動間仕切り壁を示すもので、(a)は一部切欠斜視図、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(a)のB−B線における断面図、図3は建物の居室に可動間仕切り壁を取り付けた状態を示す断面図である。
図1〜図3において、1は、木造2階建ての建物であり、この建物1の1階の間取りは、玄関11、廊下12、便所13、洗面所135、台所14、浴室15、居室16、食堂17、階段18、収納庫19とからなる。
玄関11は土間111、下駄箱112、玄関ホール113とからなる。
台所14には勝手口141と厨房装置142が設けられている。
浴室15には脱衣室151が設けられている。
居室16には押入れ161が設けられている。
階段18の下と背後には収納室19となっている。
3は可動間仕切り壁であり、この可動間仕切り壁3は、図2に示すように、間仕切り本体4と防音板6とからなり、常時、収納室19の中に収納されていて、必要があれば取り出して使用するようになっている。
間仕切り本体4は、枠41と、壁面材42と、表面材43と、防音板取付部5とからなり、高さが略2600mm、幅が略900mmの矩形状をしている。
枠41は木製の長尺体を、高さが略2200mm、幅が略900mmの矩形状に組み立てた枠材411と、この内部に差し渡された桟材412とからなり、厚みが略44mmである。そして、この枠41の下端面にはゴム板49が取り付けられている。
壁面材42は厚みが略12.5mmの石膏ボード製の板体であり、この壁面材42は枠31の両側面に取り付けられている。
化粧材43は、塩化ビニル樹脂製の化粧フィルムであり、この化粧材43は壁面材42の表面に貼り付けられている。
防音板取付部5は、枠51と、面材52と、化粧材53と、ガイドレール54と、固定部7とからなる。
枠51は木製の長尺体を高さが略400mm、幅が略900mmの矩形状に組み立てたものであり、下枠511、上枠512、両側の側枠513とからなる。そして、この上枠512には、後述の固定部7のネジ棒71を通過させるための通孔514が設けられている。
面材52は厚みが略12mmの合板製の板体である。
化粧材53は、前記化粧材43と同じ種類の塩化ビニル樹脂製の化粧フィルムであり、面材52の表面に貼り付けられている。
ガイドレール54は枠51の両側の側枠513に取り付けられていて、このガイドレール54には、防音板6をスライド可能に取り付けるための溝541が設けられている。
固定部7は、ネジ棒71と、ナット72と、押圧板73と、ゴム板74と、ハンドル75とからなる。
ネジ棒71は、長さが略300mmであり、このネジ棒71の上端には押圧板73とゴム板74からなる重合体が取り付けられている。
ナット72はネジ棒が螺入可能な雌ネジが設けられたものであり、このナット72は枠51の上枠に設けられた通孔513の下側縁に取り付けられている。そして、このナット72にネジ棒71を螺入出させると、ネジ棒71の先端に取り付けられている押圧板73とゴム板74からなる重合体が上下方向に移動するようになっている。
ハンドル75はネジ棒71を回転させるものであって、ネジ棒71の上部に固定されている。
防音板6は、高さが略400mm、幅が略900mm、厚みが略12mmの合板製の本体61と、この本体61の表面に貼り付けられた化粧材62からなる。本体61は合板製の板状体であり、化粧材62は、前記化粧材43と同じ種類の塩化ビニル樹脂製の化粧フィルムである。
このように、壁面材42の表面に貼り付けられた化粧材43、防音板取付部5に貼り付けられた化粧材53、防音板6の表面に貼り付けられた化粧材62は同じ種類であるので、これ等を組み立てた可動間仕切り壁3は全体が連続した状態に見えて美麗である。
そして、この防音板6にはネジ孔が設けられ、このネジ孔に蝶ボルト65が螺入されていて、この蝶ボルト65を更に螺入すると、この蝶ボルト65の先端が防音板取付部5の面材52の表面を押して、防音板6を適宜場所に固定することができるようになっている。
次に、この可動間仕切り壁3の製造方法を説明する。
先ず、本体61の表面に化粧材62を貼り付けて防音板6を製造する。
また、木製の長尺体を矩形状に組み立てて枠51を製造し、この枠51の両側面に面材52を取り付け、この面材51の表面に化粧材53を貼り付け、枠51の上枠512に通孔515を設け、枠51の両側枠の両側にガードレール54を取り付けて防音板取付部5を製造する。
また、木製の長尺体を矩形状に組み立てて枠材411とし、この枠材411の中に桟材412を差し渡したりして枠41を製造し、この枠41の両面に壁面材42を取り付け、この壁面材42の表面に化粧材43を貼り付ける。
次に、前に製造した防音板取付部5をこの枠41の上側に取り付けると、間仕切り本体4が完成するが、更に、この間仕切り本体4に固定部7を取り付ける。
この固定部7を間仕切り本体4に取り付ける方法は、ネジ棒71の先端に押圧板73とゴム板74の重合体を取り付け、上部にハンドル76を取り付ける。そして、枠51の上枠512に設けられている通孔51の下側面にナット72を取り付けて、このナット6にネジ棒71を螺入する。すると、固定部7が間仕切り本体4に取り付けられる。
次に、間仕切り本体4の防音板取付部5のガイドレール54に、前に製造した防音板6を、上方からスライドさせて、取り付けると可動間仕切り壁3が完成する。
このようにして完成した可動間仕切り壁3は、間仕切り本体4と、この間仕切り本体4の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板6とからなる。そして、この防音板6は間仕切り本体4のガイドレール54に沿って上下方向に移動可能に取り付けられている。
次に、この可動間仕切り壁3の使用方法と作用について説明する。
常時、収納室19の中に可動間仕切り壁3を、固定部7のネジ棒71が下方向に移動し、防音板6が間仕切り本体4に沿った状態(以後元の状態と称する)にして、収納している。
そして、来客等で、この居間16を可動間仕切り壁3で区切って客室にしたいときには、この収納室19から可動間仕切り壁3を取り出して、居室16の適宜場所(図1の点線で示す位置)に可動間仕切り壁3を立設した状態に配置する。
そして、この可動間仕切り壁3の前に台を置き、この台の上に立ち、ハンドル76を持ってネジ棒71を回転させると、ネジ棒71が上方向に前進し、ネジ棒55の先端に設けられている押圧板73とゴム板74の重合体が天井面を下方から押圧すると同時に、間仕切り本体4の下端に取り付けられているゴム板49が床面を押圧し、可動間仕切り壁3が固定される。このようにして、可動間仕切り壁3を複数個並べて居間16に取り付け、壁を設ける。
次に、防音板6を手で上方にスライドさせ、防音板6の先端を天井面に衝突させた後に、防音板6のネジ孔に螺入されている蝶ボルト65を更に螺入すると、蝶ボルト65の先端が防音板取付部5の表面を押して、防音板6が固定される。
このようにして可動間仕切り壁3で居室16を区切って形成された一方の部屋に来客を招き入れて談話をする。
このようにすると、防音板6が上方向に移動して、間仕切り本体4と天井との間の隙間を塞いでいるので、区切られた一方の部屋から他方の部屋に音が通過し難く安心して会談をすることができる。
次に、来客が帰り、居室16を元の大きさにしたいときには、蝶ボルト65を螺出させ、この防音板6を下方向に移動させ、ハンドル57を持ってネジ棒55を回転させて下方に移動させると、ネジ棒71の先端から間仕切り本体4の下端までの長さが短くなり、天井面を押圧していたゴム板74や防音板6が天井面から離れたり、床面を押圧していたゴム板48が床面から離れるので、可動間仕切り壁3を簡単に取り外すことができる。
そして、この可動間仕切り壁3を移動させて収納室19に収納する。
このように可動間仕切り壁3を適宜位置に配置したり、取り外したり、移動させるときには、可動間仕切り壁3が元の状態になっているので、この防音板6が邪魔にならない。
このようにして可動間仕切り壁3を使用するのであるが、この効果を確認するために、この実施例1の可動間仕切り壁3を取り付けたときと、防音板6がなく、その他は略同じ可動間仕切り壁を取り付けたときの防音効果を比較したところ、実施例1の可動間仕切り壁3を取り付けたときには、隣の部屋の音が30デシベル低下したが、防音板6のない可動間仕切り壁では15デシベルしか低下しなかった。
図4は、本発明の他の実施例を示すものであって、建物の居室に可動間仕切り壁を取り付けた状態を示す断面図である。
この図4に示す実施例2を図1〜図3に示す実施例1と比較すると、防音板6aの取付構造が異なるので、この異なる場所を中心にして説明する。
防音板取付部5aは、枠51aと、伸縮杆56aと、ヒンジ57aと、固定部7aとからなる。
枠51aと、固定部7aは、実施例1と略同じであるので,説明を省略する。
なお、この実施例2では実施例1に設けられている防音板取付部の面材や化粧材やガイドレール等が設けられてない。
伸縮杆56aは、2本の棒状体561a、561aの一端が軸着されていて、回動自在に連結されたものであって、2本の棒状体561a、561aを一端部を中心にして回動させると、2本の棒状体561a、561aの連結されてない両端の先端間の距離が伸縮するようになっている。
防音板6aは、実施例1と略同じ構造をしているので説明を省略するが、この防音板6aの取付構造が異なるので、この防音板6aの取付構造について説明する。
この防音板6aの下端部は、ヒンジ57aを介して防音板取付部5aの下端部に連結され、上端部は、伸縮杆56aを介して防音板取付部5aの上端部に連結されている。従って、この防音板6aは防音板取付部5aに、下端部を中心にして回動自在に取り付けられている。
また、この防音板6aの上端部には、この防音板6aを引き寄せたり押し込んだりできるように把手58aが取り付けられている。
次に、この可動間仕切り壁3の使用方法と作用について説明する。
常時、収納室の中に可動間仕切り壁3aを元の状態にして収納していて、居間を可動間仕切り壁3で区切って客室にしたいとき等では、この収納室から可動間仕切り壁3aを取り出して、居室の適宜位置に可動間仕切り壁3aを配置し、この可動間仕切り壁3aの前に台を置き、この台の上に立って、ハンドルを持ってネジ棒回転させて、可動間仕切り壁3aを固定すること、この可動間仕切り壁3aを複数個並べて壁を設けることは実施例1と略同じである。
次に、把手58aを持って防音板6aを引き寄せると、図4に示すように、伸縮杆56aが延びると同時に、防音板6aが先端部を中心にして回動して、斜め下方に傾斜した状態になる。すると、防音板6aが間仕切り本体4aと天井との隙間の前方を覆った状態になるので、可動間仕切り壁3aで区切った一方の部屋で発生し、間仕切り本体4と天井との間の隙間方向に向かった音は、この防音板6aで吸収されたり反射し、他方の部屋に達し難く、安心して談話をすることができる。
来客が帰り、居室16aを元の大きさにしたいときには、把手58aを持って押して、防音板6aを下端部を中心にして回動させて、元の状態、即ち、間仕切り本体4aに沿った状態にした後に、ハンドルを持ってネジ棒を回転させて、間仕切り壁本体4aを元の状態にして、可動間仕切り壁3aを取り外し、可動間仕切り壁3aを移動させ、可動間仕切り壁3aを元の収納室19aに収納する。
このようにすると、防音板6aを元の状態になっている可動間仕切り壁3aを配置したり、取り外したり、移動させるときに、この防音板6が邪魔にならない。
このように可動間仕切り壁3aを使用するのであるが、この効果を確認するために、実施例1と同様にして音の低下を測定したところ、隣の部屋の音が25デシベル低下した。
一方、防音板6aのない可動間仕切り壁の音の低下は15デシベルであるので、この防音板6aがある方が効果が大きいことが判った。
この実施例では、床面と天井面との間に着脱自在に取り付ける可動間仕切り壁について説明したが、床面にレールを設けたり、天井面にレールを設けて、このレールに沿って移動する可動間仕切り壁でもよい。
また、間仕切り本体として、枠体と表面に石膏ボードの板体を取り付けたものを使用し
、防音板として、合板を使用したが、これ等に、特許文献4に記載されているような防音パネルを使用してもよい。
また、間仕切り本体を固定する構造としてはネジ棒等を利用したがその他の方法でもよい。
また、防音板を実施例1では手で移動させ、蝶ボルトで固定するし、実施例2では把手を持って移動させたが、機械的手段や電気的手段で移動させてもよい。
また、実施例2では防音板取付部には面材がないが、この面材を設けてもよい。
実施例1の建物の1階の間取りを示す平面図である。 実施例1の可動間仕切り壁を示すもので、(a)は一部切欠斜視図、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(a)のB−B線における断面図である。 実施例1の建物の居室に可動間仕切り壁を取り付けた状態を示す断面図である。 実施例2の建物の居室に可動間仕切り壁を取り付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 建物
3、3a 可動間仕切り壁
4 間仕切り本体
5、5a 防音板取付部
6、6a 防音板
7、7a 固定部

Claims (3)

  1. 間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に上下方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする可動間仕切り壁。
  2. 間仕切り本体と、この間仕切り本体の上端部側面に上側縁に沿って設けられた防音板とからなり、この防音板は間仕切り本体に下端部を中心にして回動可能に取り付けられていることを特徴とする可動間仕切り壁。
  3. 前記間仕切り本体には、上端に上下方向に伸縮自在な固定部が設けられ、この固定部を上下に伸縮させることによって間仕切り本体が床面と天井面との間に着脱自在になされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の可動間仕切り壁。
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