JP2006125062A - 凍結防止用弁装置およびこれに用いる凍結防止器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 寒冷時に水が凍結して弁装置が作動しなくなることを防止した凍結防止用弁装置、および既設の洗浄装置等に簡単に装着して自動の凍結防止手段付きの弁装置とすることができる凍結防止器具を提供する。
【解決手段】 通水圧が常時作用する1次室18と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室20とを備えたバルブ本体12に、前記1次室18に連通する1次側連通流路18aの流路端と、前記2次室20に連通する2次側連通流路20aの流路端とが内端面に開口するスリーブ32が設けられ、該スリーブ32内に、気温の変化に応じて開閉弁し前記1次側連通流路18aと2次側連通流路20aとを連通・遮断する自動不凍コマ40が装着され、前記1次室18から前記2次室20へ凍結防止用の通水を可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 通水圧が常時作用する1次室18と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室20とを備えたバルブ本体12に、前記1次室18に連通する1次側連通流路18aの流路端と、前記2次室20に連通する2次側連通流路20aの流路端とが内端面に開口するスリーブ32が設けられ、該スリーブ32内に、気温の変化に応じて開閉弁し前記1次側連通流路18aと2次側連通流路20aとを連通・遮断する自動不凍コマ40が装着され、前記1次室18から前記2次室20へ凍結防止用の通水を可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は凍結防止用弁装置およびこれに用いる凍結防止器具に関し、より詳細には洗浄装置等に用いられる凍結防止用弁装置およびこれに用いられる凍結防止器具に関する。
水洗トイレに用いられるフラッシュバルブは、プッシュボタンあるいはハンドルを手動操作することによって一定量の洗浄水が便器側に吐出されるように形成されている。最近は、トイレの使用状態を常時監視し、自動的にフラッシュバルブを作動させ、洗浄水を吐出させるようにする自動の洗浄装置も提供されている。
図7は、プッシュボタン式の水洗トイレに用いられるフラッシュバルブ10の正面図を示す。フラッシュバルブ10は弁機構が収納されたバルブ本体12の側面に通水管(不図示)が接続され、バルブ本体12の下部に便器に接続される吐出管14が接続されたもので、バルブ本体12の正面に設けられたプッシュボタン16を押すことにより、通水管から吐出管14へ水が吐出されるように構成されている。
図7は、プッシュボタン式の水洗トイレに用いられるフラッシュバルブ10の正面図を示す。フラッシュバルブ10は弁機構が収納されたバルブ本体12の側面に通水管(不図示)が接続され、バルブ本体12の下部に便器に接続される吐出管14が接続されたもので、バルブ本体12の正面に設けられたプッシュボタン16を押すことにより、通水管から吐出管14へ水が吐出されるように構成されている。
図8に示すように、バルブ本体12内には通水管に連通して常時、通水圧が作用する1次室18と、排水時に水圧が作用する2次室20とが隔壁22により上下に分離して設けられている。1次室18にはピストンバルブ24が収納され、プッシュボタンを押すことによりピストンバルブ24の弁軸26が押動されて開弁し、連通孔28を経由して1次室18から2次室20へ洗浄水が吐出する。なお、ハンドル操作によるフラッシュバルブの場合も、洗浄水が吐出する原理はまったく同様である。
フラッシュバルブは、このようにバルブ本体12に収納された弁機構により1次室18と2次室20との間の通水を制御するように設けられたもので、1次室18には常時、洗浄水(水道水)が溜まっている。このため、寒冷地ではこの1次室18に溜まった洗浄水が寒冷時に凍結して、洗浄水が流れなくなったり、洗浄装置を損傷してしまったりするという問題が生じることがある。図8は、このような寒冷地用のフラッシュバルブ10として、不凍コマ30が取り付けられた製品の例を示す。
不凍コマ30はバルブ本体12に設けられたスリーブ32の内周面に螺合して設けられ、スリーブ32の内端面には1次室18と2次室20に各々連通する1次側連通流路18aと2次側連通流路20aの流路端が開口している。不凍コマ30は、寒冷時にスリーブ32の内端面から端面を若干離間させ、1次側連通流路18a、スリーブ32、2次側連通流路20aを介して、1次室18から2次室20へ僅かずつ水を流すことで凍結を防止させるように使用される。
この不凍コマ30は回動による人為的開閉操作によってスリーブ32内における進退位置を保持することにより凍結防止用の流量を確保するのであるが、そのつど不凍コマ30を開閉することは煩雑であり、そのため、ほとんどの場合は、不凍コマ30の開閉は行わず、閉めたままで使用されている。このため、水の流動が得られず寒冷時に不凍コマ30による凍結防止作用が作用しないといったことが生じている。
このため、より的確にかつ簡便に洗浄装置の凍結を防止する方法として、たとえば形状記憶バネを利用し、気温が一定温度以下になったときにピストンバルブの弁軸を押動する機構を設けることによって凍結を防止する方法(特許文献1参照)や、通水管と吐出管との間にバイパス路を設け、気温センサにより気温を検知してこのバイパス路の通水を電気的に制御する方法(特許文献2参照)などが考えられている。
特開平11−182724号公報
特開2003−96865号公報
このため、より的確にかつ簡便に洗浄装置の凍結を防止する方法として、たとえば形状記憶バネを利用し、気温が一定温度以下になったときにピストンバルブの弁軸を押動する機構を設けることによって凍結を防止する方法(特許文献1参照)や、通水管と吐出管との間にバイパス路を設け、気温センサにより気温を検知してこのバイパス路の通水を電気的に制御する方法(特許文献2参照)などが考えられている。
しかしながら、形状記憶バネを使用したり、電磁弁等を利用して凍結防止用の水を電気的に通水するといった方法は、凍結防止手段としては構成が複雑になるという問題がある。また、水洗トイレで既設のものについて自動の凍結防止手段を設けるとすると、取り付け、交換操作が簡単にでき、かつ故障なく、低コストで装着できるものが望まれる。
なお、水道水の凍結防止用としては、上述した水洗トイレにおける洗浄装置に限るものではなく、手洗い等で使用する蛇口についても冬期間における凍結を防止する手段として、前述したスリーブ32に不凍コマ30を装着した構成を備えたものがある。これらの蛇口についても、上述した洗浄装置におけるとまったく同じ問題がある。
なお、水道水の凍結防止用としては、上述した水洗トイレにおける洗浄装置に限るものではなく、手洗い等で使用する蛇口についても冬期間における凍結を防止する手段として、前述したスリーブ32に不凍コマ30を装着した構成を備えたものがある。これらの蛇口についても、上述した洗浄装置におけるとまったく同じ問題がある。
本発明は、冬期間における凍結防止が必要が洗浄装置あるいは蛇口等において、気温に応じて的確に凍結防止を図ることができ、既設の洗浄装置や蛇口についても簡単に装着でき、低コストで自動的に凍結を防止することができる凍結防止用弁装置およびこれに用いる凍結防止器具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、通水圧が常時作用する1次室と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室とを備えたバルブ本体に、前記1次室に連通する1次側連通流路の流路端と、前記2次室に連通する2次側連通流路の流路端とが内端面に開口するスリーブが設けられ、該スリーブ内に、気温の変化に応じて開閉弁し、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを連通・遮断する自動不凍コマが装着され、前記1次室から前記2次室へ凍結防止用の通水を可能としたことを特徴とする。
すなわち、通水圧が常時作用する1次室と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室とを備えたバルブ本体に、前記1次室に連通する1次側連通流路の流路端と、前記2次室に連通する2次側連通流路の流路端とが内端面に開口するスリーブが設けられ、該スリーブ内に、気温の変化に応じて開閉弁し、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを連通・遮断する自動不凍コマが装着され、前記1次室から前記2次室へ凍結防止用の通水を可能としたことを特徴とする。
また、前記スリーブ内の内端側に、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを水密に遮断するアダプターが装着され、該アダプターに、嵌合部が設けられた自動不凍コマが、該アダブターと該嵌合部とが組み合わされて嵌合することにより、前記自動不凍コマに設けられた弁部を経由して前記1次側連通流路と前記2次側連通流路とを連通させる流路が形成されて装着されていることを特徴とする。アダプターに嵌合部を備えた自動不凍コマを組み合わせる構成としたことにより、バルブ本体やスリーブの構成が異なる洗浄装置等に取り付ける場合でも、アダプターの構成を変えるだけで、嵌合部を備えた自動不凍コマについては共通使用することが可能になる。
また、前記嵌合部が、自動不凍コマに設けられた弁体を囲むように設けられたリング状のスペーサと、スペーサの前端面に固定された接続部材とからなり、該接続部材には前記1次側連通流路に連通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の後端側の縁部には前記弁体が当接する弁座が設けられていることを特徴とする。弁体が弁座と離間することで凍結防止用に通水され、弁体が弁座に当接することによって、凍結防止用の通水が停止される。
また、前記自動不凍コマとして、ワックスエレメントからなる温度感知部を備えているものが好適に使用できる。
また、前記嵌合部が、自動不凍コマに設けられた弁体を囲むように設けられたリング状のスペーサと、スペーサの前端面に固定された接続部材とからなり、該接続部材には前記1次側連通流路に連通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の後端側の縁部には前記弁体が当接する弁座が設けられていることを特徴とする。弁体が弁座と離間することで凍結防止用に通水され、弁体が弁座に当接することによって、凍結防止用の通水が停止される。
また、前記自動不凍コマとして、ワックスエレメントからなる温度感知部を備えているものが好適に使用できる。
また、通水圧が常時作用する1次室と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室とを備えたバルブ本体に、前記1次室に連通する1次側連通流路の流路端と、前記2次室に連通する2次側連通流路の流路端とが内端面に開口するスリーブが設けられ、該スリーブ内に前記1次側連通流路と前記2次側連通流路との連通を手動により調節して、前記1次室から前記2次室へ凍結防止用の通水を可能とする不凍コマが装着された凍結防止用弁装置に、前記不凍コマに換えて用いられる凍結防止器具であって、気温の変化に応じて開閉弁し、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを連通・遮断する自動不凍コマを備えることを特徴とする。
また、前記凍結防止用弁装置のスリーブの内端側に装着され、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを水密に遮断するアダプターと、該アダプターと組み合わされて前記自動不凍コマに設けられた弁部を経由して前記1次側連通流路と前記2次側連通流路とを連通させる流路が形成される嵌合部を備えた自動不凍コマと、前記アダプターと前記嵌合部が設けられたスリーブとを組み合わせて前記スリーブに固定して装着する締め付け金具とを備えることを特徴とする。
また、前記嵌合部が、自動不凍コマに設けられた弁体を囲むように設けられたリング状のスペーサと、スペーサの前端面に固定された接続部材とからなり、接続部材には前記1次側連通流路に連通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の後端側の縁部には前記弁体が当接する弁座が設けられていることを特徴とする。
また、前記自動不凍コマが、ワックスエレメントからなる温度感知部を備えているものが好適に使用できる。
また、前記凍結防止用弁装置のスリーブの内端側に装着され、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを水密に遮断するアダプターと、該アダプターと組み合わされて前記自動不凍コマに設けられた弁部を経由して前記1次側連通流路と前記2次側連通流路とを連通させる流路が形成される嵌合部を備えた自動不凍コマと、前記アダプターと前記嵌合部が設けられたスリーブとを組み合わせて前記スリーブに固定して装着する締め付け金具とを備えることを特徴とする。
また、前記嵌合部が、自動不凍コマに設けられた弁体を囲むように設けられたリング状のスペーサと、スペーサの前端面に固定された接続部材とからなり、接続部材には前記1次側連通流路に連通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の後端側の縁部には前記弁体が当接する弁座が設けられていることを特徴とする。
また、前記自動不凍コマが、ワックスエレメントからなる温度感知部を備えているものが好適に使用できる。
本発明に係る凍結防止用弁装置によれば、バルブ本体のスリーブに自動不凍コマを装着したことにより、気温の変化に応じて1次側連通流路と2次側連通流路との連通・遮断が自動的になされ、自動不凍コマが開閉弁する温度を適宜設定することによって、好適な凍結防止作用を自動的に行うことが可能になる。また、本発明に係る凍結防止器具を用いることにより、凍結防止作用を自動的に行うことができる凍結防止手段付きの凍結防止用弁装置を容易に提供することができ、既設の洗浄装置等についても簡単に自動の凍結防止手段付きの弁装置とすることができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る凍結防止用弁装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図であり、図2は凍結防止用弁装置の組立断面図を示す。
図1に示す凍結防止用弁装置は、小便器に用いられるプッシュボタン式のフラッシュバルブ10に本発明に係る凍結防止器具を装着して凍結防止手段を備えた洗浄装置として構成されたものである。フラッシュバルブ10は、通水圧が常時作用している1次室18と、吐出時に水圧が作用する2次室20とを備え、1次室18に弁機構としてピストンバルブ24が設けられている。
図1は本発明に係る凍結防止用弁装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図であり、図2は凍結防止用弁装置の組立断面図を示す。
図1に示す凍結防止用弁装置は、小便器に用いられるプッシュボタン式のフラッシュバルブ10に本発明に係る凍結防止器具を装着して凍結防止手段を備えた洗浄装置として構成されたものである。フラッシュバルブ10は、通水圧が常時作用している1次室18と、吐出時に水圧が作用する2次室20とを備え、1次室18に弁機構としてピストンバルブ24が設けられている。
本実施形態の凍結防止用弁装置は、フラッシュバルブ10のバルブ本体12に設けられている不凍コマ取り付け用のスリーブ32に、気温が下がると自動的に開弁する自動不凍コマ40を取り付けたことを特徴とする。自動不凍コマ40は、図2に示すように、変換用のアダプター50およびシール体としてのゴムパッキン60を介して、締め付け金具62によりスリーブ32に締め付け固定して装着される。
ゴムパッキン60はリング状に形成され、スリーブ32に装着した際に、1次室18とスリーブ32内とを連通する1次側連通流路18aが閉止され、スリーブ32の内端面の略中央部で開口する1次側連通流路18b、および2次側連通流路20aが開放されるようにその内径寸法が設定される。本実施形態のフラッシュバルブ10では、1次側連通流路18aが、2次側連通流路20aよりも外側に偏位していることから、1次側連通流路18aのみをゴムパッキン60によって閉止するように設けたものである。
アダプター50はスリーブ32に摺入して装着できるように、スリーブ32の内径に略一致する外径に形成される。自動不凍コマ40の本体42の前部に設けられた嵌合部41は、アダプター50の筒体部51に内挿されるように外径が設定されている。
自動不凍コマ40の本体42前部側の端部には、本体42の外周径よりもやや拡径したフランジ43が設けられている。締め付け金具62の内周面には、スリーブ32の外周面に刻設されたねじ32aに螺合する雌ねじ62aが形成され、自動不凍コマ40は締め付け金具62にフランジ43を係合させ、スリーブ32に締め付け金具62を螺合させて締め付けることによってバルブ本体12に装着される。
自動不凍コマ40の本体42前部側の端部には、本体42の外周径よりもやや拡径したフランジ43が設けられている。締め付け金具62の内周面には、スリーブ32の外周面に刻設されたねじ32aに螺合する雌ねじ62aが形成され、自動不凍コマ40は締め付け金具62にフランジ43を係合させ、スリーブ32に締め付け金具62を螺合させて締め付けることによってバルブ本体12に装着される。
図3に、自動不凍コマ40をフラッシュバルブ10のバルブ本体12に取り付けた状態を拡大して示す。アダプター50の筒体部51に嵌合部41が挿入され、フランジ43を介して締め付け金具62をバルブ本体12のスリーブ32の外周面にねじ締めすることにより、アダプター50の端面とスリーブ32の内端面との間でゴムパッキン60が挟圧され、1次側連通流路18aが水密にシールされている。
アダプター50の前端部にはスリーブ32の内端面に向けて突出する小円筒部52が設けられ、小円筒部52の外周面に沿って、周方向に均等間隔で複数個の連通孔53が設けられている。小円筒部52は、スリーブ32にアダプター50を装着した状態で、2次側連通流路20aのスリーブ32の内端面における開口位置と連通孔53の開口位置とが一致するように外径寸法が設定され、また1次側連通流路18bが小円筒部52内に位置するように内径寸法が設定されている。
小円筒部52の前端側の内周面には係止突起54が周設され、係止突起54と小円筒部52とによって形成される段差部分に、1次側連通流路18bを内側領域内に配置して2次側連通流路20aから水密にシールするためのOリング56が装着されている。
小円筒部52の前端側の内周面には係止突起54が周設され、係止突起54と小円筒部52とによって形成される段差部分に、1次側連通流路18bを内側領域内に配置して2次側連通流路20aから水密にシールするためのOリング56が装着されている。
自動不凍コマ40に設けられる嵌合部41は、自動不凍コマ40に設けられている弁体44の周囲を囲むように設けられたリング状のスペーサ45と、スペーサ45の前端面にスペーサ45にねじ止めして固定された接続部材46とからなる。
接続部材46の前端部には、アダプター50の小円筒部52に設けられている係止突起54によって包囲された嵌合孔55内に摺入する嵌合凸部47が設けられている。嵌合凸部47には軸線方向に貫通する貫通孔47aが設けられ、貫通孔47aの後端側の縁部には弁体44の端面に設けられているゴム弁44aに当接する弁座48が設けられている。
接続部材46の前端部には、アダプター50の小円筒部52に設けられている係止突起54によって包囲された嵌合孔55内に摺入する嵌合凸部47が設けられている。嵌合凸部47には軸線方向に貫通する貫通孔47aが設けられ、貫通孔47aの後端側の縁部には弁体44の端面に設けられているゴム弁44aに当接する弁座48が設けられている。
また、嵌合凸部47の外周にはアダプター50の小円筒部52の内周面との間に介装されるシール体としてのOリング49が装着されている。接続部材46の外周側には段差46aが形成され、アダプター50の嵌合孔55に嵌合凸部47を挿入して、アダプター50の筒体部51の内端面に接続部材46を当接した状態で、筒体部51の内端面と段差46aとの間に水の流通スペースが確保される。64はフランジ43に隣接して配置されたOリングである。Oリング64はアダプター50の筒体部51の内周面に摺接して筒体部51の内側領域を水密にシールする。
自動不凍コマ40には、気温あるいは水温を感知するワックスエレメントからなる温度感知部と、この温度感知部に取り付けられて伸縮するピストンと、ピストンが伸張した状態で弁体44を弁座48に当接する向きに押圧する弾発バネと、ピストンが収縮した状態で弁体44を弁座48から離間する向きに移動させる収縮バネが設けられている。これらの構成により、自動不凍コマ40は、周囲の温度が一定温度以下になると、弁体44が弁座48から離間し、一定温度以上になると弁体44が弁座48に押接するように作用する。
本実施形態において使用している自動不凍コマは、温度が1.5℃程度以下になると開弁し、4.5℃程度になると閉弁するように設定されているものである。
本実施形態において使用している自動不凍コマは、温度が1.5℃程度以下になると開弁し、4.5℃程度になると閉弁するように設定されているものである。
次に、この自動不凍コマ40をフラッシュバルブ10に装着した洗浄装置による凍結防止作用について説明する。
図1、3は気温が高く、自動不凍コマ40の弁体44が接続部材46弁座48に当接している状態である。この状態では、バルブ本体12の1次室18から貫通孔47aに供給される水が弁体44によって閉止され、1次室18から2次室20へバイパス路を介しては水は流れない。すなわち、弁体44が弁座48に当接することにより、1次側連通流路18bを介して1次室18からスリーブ32に供給された水は、Oリング56によりスリーブ32の内端面と小円筒部52の内周面との間が水密にシールされ、Oリング49により嵌合凸部47の外周面と小円筒部52の内周面との間が水密にシールされることにより、1次側連通流路18bから供給される水は、嵌合凸部47の貫通孔47aまで満たされるのみで、1次室18から2次室20へ水が流れることはない。
図1、3は気温が高く、自動不凍コマ40の弁体44が接続部材46弁座48に当接している状態である。この状態では、バルブ本体12の1次室18から貫通孔47aに供給される水が弁体44によって閉止され、1次室18から2次室20へバイパス路を介しては水は流れない。すなわち、弁体44が弁座48に当接することにより、1次側連通流路18bを介して1次室18からスリーブ32に供給された水は、Oリング56によりスリーブ32の内端面と小円筒部52の内周面との間が水密にシールされ、Oリング49により嵌合凸部47の外周面と小円筒部52の内周面との間が水密にシールされることにより、1次側連通流路18bから供給される水は、嵌合凸部47の貫通孔47aまで満たされるのみで、1次室18から2次室20へ水が流れることはない。
一方、気温が徐々に低下し、自動不凍コマ40の弁体44が弁座48から離間するようになると、貫通孔47aまで満たされていた水は、貫通孔47aからスペーサ45内に流入する。スペーサ45は外周面の一部が切り欠き形状に形成され、切り欠き部に軸線方向に垂直にスペーサ45内に連通する連絡路(不図示)が設けられている。接続部材46に設けられている段差46aは周方向に一周するように設けられているから、スペーサ45に設けられている連絡路と段差46aによって形成される空間とが連通し、スペーサ45から段差46aに水が流入し、アダプター50に設けられた連通孔53を介して2次側連通流路20aに水が流出する。
すなわち、自動不凍コマ40の弁体44が弁座48から離間すると1次側連通流路18bから2次側連通流路20aに向けてバイバス路を介して水が流れるようになる。
すなわち、自動不凍コマ40の弁体44が弁座48から離間すると1次側連通流路18bから2次側連通流路20aに向けてバイバス路を介して水が流れるようになる。
なお、1次側連通流路18bから2次側連通流路20aに流れる凍結防止用の水の量は、弁体44と弁座48との離間量によって変動する。自動不凍コマ40を気温がより低くなった際には、弁体44と弁座48との離間量が大きくなるように設定して、より多く凍結防止水が流れるようにすることで、より的確な凍結防止作用をなすことができる。
こうして、自動不凍コマ40の作用により、気温が一定温度以下(本実施形態では1.5℃以下)になると、1次側連通流路18bから2次側連通流路20aに水が流れて凍結防止作用がなされ、気温が一定温度以上(本実施形態では4.5℃以上)になると自動不凍コマ40が閉弁して凍結防止用の水の流出が停止される。
このように、本実施形態の凍結防止用弁装置によれば、気温の変化に応じて自動的に凍結防止用の水の供給と遮断がなされ、寒冷時期に合わせて不凍コマを調節するといった操作を行うことなく、的確な凍結防止作用がなされて凍結防止用弁装置内で水が凍結して水が流れなくなったり、弁装置が壊れるといった問題を解消することが可能になる。
このように、本実施形態の凍結防止用弁装置によれば、気温の変化に応じて自動的に凍結防止用の水の供給と遮断がなされ、寒冷時期に合わせて不凍コマを調節するといった操作を行うことなく、的確な凍結防止作用がなされて凍結防止用弁装置内で水が凍結して水が流れなくなったり、弁装置が壊れるといった問題を解消することが可能になる。
(第2の実施の形態)
図4は本発明に係る凍結防止用弁装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。本実施形態の凍結防止用弁装置は、大便器用のフラッシュバルブ11に凍結防止用器具を装着して凍結防止手段を備えた弁装置として構成した例を示す。
図9は、従来の大便器用として設けられているフラッシュバルブ11の構成例を示す。フラッシュバルブ11はハンドル15の操作により、バルブ本体12に配置された弁機構が開弁し、一定量の洗浄水が吐出管14から吐出される。図10は、このフラッシュバルブ11に凍結防止用の不凍コマ30が装着された例を示す。図7、8に示すフラッシュバルブ10と同様に、バルブ本体12に設けられたスリーブ32に不凍コマ30が装着され、不凍コマ30を調節することによって1次室18から2次室20へ凍結防止水を流して凍結防止するように構成されている。
図4は本発明に係る凍結防止用弁装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。本実施形態の凍結防止用弁装置は、大便器用のフラッシュバルブ11に凍結防止用器具を装着して凍結防止手段を備えた弁装置として構成した例を示す。
図9は、従来の大便器用として設けられているフラッシュバルブ11の構成例を示す。フラッシュバルブ11はハンドル15の操作により、バルブ本体12に配置された弁機構が開弁し、一定量の洗浄水が吐出管14から吐出される。図10は、このフラッシュバルブ11に凍結防止用の不凍コマ30が装着された例を示す。図7、8に示すフラッシュバルブ10と同様に、バルブ本体12に設けられたスリーブ32に不凍コマ30が装着され、不凍コマ30を調節することによって1次室18から2次室20へ凍結防止水を流して凍結防止するように構成されている。
本実施形態の凍結防止用弁装置は、上述した第1の実施形態の凍結防止用弁装置と同様に、バルブ本体12に設けたスリーブ32にアダプター70を介して自動不凍コマ40を装着することによって構成される。
図5に、本実施形態の凍結防止用弁装置で使用している凍結防止器具の構成を拡大して示す。本実施形態の凍結防止用弁装置の場合は、第1の実施の形態で使用しているアダプター50とは異なる形態のアダプター70を使用する。これは、第1の実施の形態においては、スリーブ32の内端面で開口する1次側連通流路18aが2次側連通流路20aよりも外側に位置しているのに対して、本実施形態においては1次側連通流路18a、18bがスリーブ32の内端面の中央部近傍で開口し、2次側連通流路20aがスリーブ32の内端面の外側で開口する配置となっていることによる。
図5に、本実施形態の凍結防止用弁装置で使用している凍結防止器具の構成を拡大して示す。本実施形態の凍結防止用弁装置の場合は、第1の実施の形態で使用しているアダプター50とは異なる形態のアダプター70を使用する。これは、第1の実施の形態においては、スリーブ32の内端面で開口する1次側連通流路18aが2次側連通流路20aよりも外側に位置しているのに対して、本実施形態においては1次側連通流路18a、18bがスリーブ32の内端面の中央部近傍で開口し、2次側連通流路20aがスリーブ32の内端面の外側で開口する配置となっていることによる。
図5に示すように、アダプター70には、自動不凍コマ40に設けられる嵌合部41が挿入される筒体部71の前部に、嵌合部41の嵌合凸部47が挿入される嵌合孔73が設けられた隔壁72が形成されている。隔壁72と筒体部71および係止部74との間に形成される段差部分にOリング75が装着され、Oリング75の外側領域で筒体部71の内縁に沿った位置に、周方向に所定間隔に複数の連通孔76が、隔壁72を厚さ方向に貫通して設けられている。
また、筒体部71の基部(開口側)にはスリーブ32の外端面に当接するフランジ部77が周設され、フランジ部77の基部位置の筒体部71の外周面にOリング78が装着されている。
なお、自動不凍コマ40および締め付け金具62の構成は第1の実施の形態における自動不凍コマ40および締め付け金具62と同一であるので説明を省略する。
また、筒体部71の基部(開口側)にはスリーブ32の外端面に当接するフランジ部77が周設され、フランジ部77の基部位置の筒体部71の外周面にOリング78が装着されている。
なお、自動不凍コマ40および締め付け金具62の構成は第1の実施の形態における自動不凍コマ40および締め付け金具62と同一であるので説明を省略する。
図6は、自動不凍コマ40をアダプター70を介してフラッシュバルブ11に取り付けた状態を示す。Oリング75がスリーブ32の内端面に当接し、スリーブ32の内端面で開口する1次側連通流路18a、18bがOリング75によって囲まれた内側領域で開口し、Oリング75の外側に位置する2次側連通流路20aと1次側連通流路18a、18bとが水密にシールして分離される。
自動不凍コマ40は、隔壁72に設けられた嵌合孔73に嵌合凸部47が挿入され、筒体部71に設けたフランジ部77にフランジ43が当接して締め付け金具62によりスリーブ32に締め付け固定される。筒体部71の外周面とスリーブ32との間がOリング78によってシールされ、隔壁72と接続部材46との間がOリング49によってシールされ、筒体部71の内周面がOリング64によってシールされる。
自動不凍コマ40は、隔壁72に設けられた嵌合孔73に嵌合凸部47が挿入され、筒体部71に設けたフランジ部77にフランジ43が当接して締め付け金具62によりスリーブ32に締め付け固定される。筒体部71の外周面とスリーブ32との間がOリング78によってシールされ、隔壁72と接続部材46との間がOリング49によってシールされ、筒体部71の内周面がOリング64によってシールされる。
本実施形態の凍結防止用弁装置による作用も上述した第1の実施の形態における凍結防止用弁装置と同様であり、気温が高く自動不凍コマ40の弁体44が接続部材46の弁座48に当接している際には、1次側連通流路18a、18bを介して1次室18からスリーブ32に供給される水は、嵌合凸部47の貫通孔47aを満たす状態で閉止され、2次側連通流路20aへの通流が停止される。また、気温が低下して自動不凍コマ40の弁体44が弁座48から離間するようになると、1次側連通流路18a、18bから供給される水は、貫通孔47aからスペーサ45内に流入し、スペーサ45に設けられている連絡路から隔壁72と接続部材46の端面間に進入して、連通孔76から2次側連通流路20aを介して2次室20に流出する。
こうして、自動不凍コマ40を装着したフラッシュバルブ11においても、上述した第1の実施の形態の凍結防止用弁装置の場合と同様に、気温に応じて自動不凍コマ40が開閉弁する作用を利用することにより、気温によって凍結防止用の水を1次室18から2次室20へ流すように制御することができ、気温に応じた凍結防止作用がなされるフラッシュバルブ11として提供することができる。これによって、従来のような不凍コマ30を調節する必要がなく、簡便でかつ的確な凍結防止手段を備えたフラッシュバルブ11として提供することが可能となる。
なお、上述したように、本発明に係る自動不凍コマ40を用いた凍結防止器具は、凍結防止用の不凍コマ30が装着可能に形成されているフラッシュバルブであれば、不凍コマ30に換えて装着することができるから、既設の洗浄装置等であっても不凍コマ30を凍結防止器具に交換することによって、簡単に自動不凍コマ40が装着された凍結防止手段付きの洗浄装置に変換することができる。
上述した第1、第2の実施形態で示したように、フラッシュバルブの構造は、機種により、あるいはメーカーにより、1次側連通流路と2次側連通流路の配置が異なったり、スリーブ32の径寸法が異なったりするから、凍結防止器具の構造はすべて同一になるとは限らない。本発明に係る凍結防止器具は、機種等によってスリーブ32の構造等がさまざまである洗浄装置に対して自動不凍コマ40については共通に使用できるようにするために、アダプター50、70と自動不凍コマ40を組み合わせてフラッシュバルブに装着する構成としている。自動不凍コマ40にはアダプター50、70に嵌合する嵌合部41を設けることにより、機種等によって異なる構成上の相違についてはアダプター50、70の構造を変えることにより、自動不凍コマ40については同一形態のまま使用することが可能になる。
自動不凍コマ40は、気温を感知するためのワックスエレメントを内蔵しており、機種等によってその構造を変えることは効率的でない。本発明に係る凍結防止器具のようにアダプターと自動不凍コマ40とを組み合わせる構成とした場合は、製品に合わせてアダプターを製作するだけで済ませることができ、自動不凍コマ40については量産できることから、全体としての製造コストを安くすることが可能になる。また、既設の洗浄装置等に自動不凍コマを備えた凍結防止手段付きの洗浄装置とすることが容易に可能になる。また、自動不凍コマ40を使用することで、たとえば凍結防止用の水を電磁弁で制御するといった方法にくらべてはるかに簡便な構成とすることができる。
なお、上記説明においては、本発明を水洗トイレの洗浄装置等に付設して凍結防止作用を有する弁装置として構成した例について説明したが、本発明は水洗トイレ等の弁装置に利用する他に、通常の蛇口で凍結防止用の不凍コマを装着している製品についても同様に適用することが可能であり、また、一般に、通水圧が常時作用する1次室と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室を備えた装置において、寒冷時に1次室から2次室へ凍結防止用の水を通水させて凍結防止用として利用する場合にも同様に適用することができる。また、凍結防止用弁装置はプッシュボタンやハンドルを用いた手動式の洗浄装置に限らず、使用者を検知して自動的に洗浄水を吐出させるように構成されている洗浄装置についても、同様に適用することが可能である。
10、11 フラッシュバルブ
12 バルブ本体
14 吐出管
15 ハンドル
18 1次室
18a、18b 1次側連通流路
20 2次室
20a 2次側連通流路
30 不凍コマ
32 スリーブ
40 自動不凍コマ
41 嵌合部
44 弁体
44a ゴム弁
45 スペーサ
46 接続部材
47 嵌合凸部
47a 貫通孔
48 弁座
49、56、64、75、78 Oリング
50、70 アダプター
51、71 筒体部
52 小円筒部
53、76 連通孔
60 ゴムパッキン
62 締め付け金具
72 隔壁
12 バルブ本体
14 吐出管
15 ハンドル
18 1次室
18a、18b 1次側連通流路
20 2次室
20a 2次側連通流路
30 不凍コマ
32 スリーブ
40 自動不凍コマ
41 嵌合部
44 弁体
44a ゴム弁
45 スペーサ
46 接続部材
47 嵌合凸部
47a 貫通孔
48 弁座
49、56、64、75、78 Oリング
50、70 アダプター
51、71 筒体部
52 小円筒部
53、76 連通孔
60 ゴムパッキン
62 締め付け金具
72 隔壁
Claims (8)
- 通水圧が常時作用する1次室と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室とを備えたバルブ本体に、前記1次室に連通する1次側連通流路の流路端と、前記2次室に連通する2次側連通流路の流路端とが内端面に開口するスリーブが設けられ、
該スリーブ内に、気温の変化に応じて開閉弁し、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを連通・遮断する自動不凍コマが装着され、前記1次室から前記2次室へ凍結防止用の通水を可能としたことを特徴とする凍結防止用弁装置。 - 前記スリーブ内の内端側に、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを水密に遮断するアダプターが装着され、
該アダプターに、嵌合部が設けられた自動不凍コマが、該アダブターと該嵌合部とが組み合わされて嵌合することにより、前記自動不凍コマに設けられた弁部を経由して前記1次側連通流路と前記2次側連通流路とを連通させる流路が形成されて装着されていることを特徴とする請求項1記載の凍結防止用弁装置。 - 前記嵌合部が、自動不凍コマに設けられた弁体を囲むように設けられたリング状のスペーサと、スペーサの前端面に固定された接続部材とからなり、
該接続部材には前記1次側連通流路に連通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の後端側の縁部には前記弁体が当接する弁座が設けられていることを特徴とする請求項2記載の凍結防止用弁装置。 - 前記自動不凍コマが、ワックスエレメントからなる温度感知部を備えているものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の凍結防止用弁装置。
- 通水圧が常時作用する1次室と、水の吐出時にのみ水圧が作用する2次室とを備えたバルブ本体に、前記1次室に連通する1次側連通流路の流路端と、前記2次室に連通する2次側連通流路の流路端とが内端面に開口するスリーブが設けられ、該スリーブ内に前記1次側連通流路と前記2次側連通流路との連通を手動により調節して、前記1次室から前記2次室へ凍結防止用の通水を可能とする不凍コマが装着された凍結防止用弁装置に、前記不凍コマに換えて用いられる凍結防止器具であって、
気温の変化に応じて開閉弁し、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを連通・遮断する自動不凍コマを備えることを特徴とする凍結防止器具。 - 前記凍結防止用弁装置のスリーブの内端側に装着され、前記1次側連通流路と2次側連通流路とを水密に遮断するアダプターと、
該アダプターと組み合わされて前記自動不凍コマに設けられた弁部を経由して前記1次側連通流路と前記2次側連通流路とを連通させる流路が形成される嵌合部を備えた自動不凍コマと、
前記アダプターと前記嵌合部が設けられたスリーブとを組み合わせて前記スリーブに固定して装着する締め付け金具とを備えることを特徴とする請求項5記載の凍結防止器具。 - 前記嵌合部が、自動不凍コマに設けられた弁体を囲むように設けられたリング状のスペーサと、スペーサの前端面に固定された接続部材とからなり、
該接続部材には前記1次側連通流路に連通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の後端側の縁部には前記弁体が当接する弁座が設けられていることを特徴とする請求項6記載の凍結防止器具。 - 前記自動不凍コマが、ワックスエレメントからなる温度感知部を備えているものであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項記載の凍結防止器具。
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JP2004315125A JP2006125062A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 凍結防止用弁装置およびこれに用いる凍結防止器具 |
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ID=36720064
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113137698A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-07-20 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 用于空调器的压差式流量传感器、空调器及控制方法 |
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-
2004
- 2004-10-29 JP JP2004315125A patent/JP2006125062A/ja active Pending
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