JP2006123479A - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットプリンタにおいて、印字ずれ検出センサの製造コストを削減しつつ、印字ずれ検出センサの検出精度を高める。
【解決手段】拡散光を出射する発光素子41、発光素子41から出射された光を記録紙2の上に集束させる第1のレンズ42、記録紙2によって反射された光を集束させる第2のレンズ43、第2のレンズ43によって集束された光を受光する受光素子44等によって印字ずれ検出センサ4を構成する。発光素子41から出射された拡散光を第1のレンズ42によって集束させることにより、記録紙2の上に投射させるビームスポット70の直径を印字ずれ検出パターンを構成する個々の要素の長さ寸法及び幅寸法より小さくする。また、記録紙2によって反射された後、拡散する光を第2のレンズ43によって集束させる。これにより、受光素子44から出力される電気信号の振幅が大きくなり、印字ずれ検出センサ4の検出精度が高められる。
【選択図】図4
【解決手段】拡散光を出射する発光素子41、発光素子41から出射された光を記録紙2の上に集束させる第1のレンズ42、記録紙2によって反射された光を集束させる第2のレンズ43、第2のレンズ43によって集束された光を受光する受光素子44等によって印字ずれ検出センサ4を構成する。発光素子41から出射された拡散光を第1のレンズ42によって集束させることにより、記録紙2の上に投射させるビームスポット70の直径を印字ずれ検出パターンを構成する個々の要素の長さ寸法及び幅寸法より小さくする。また、記録紙2によって反射された後、拡散する光を第2のレンズ43によって集束させる。これにより、受光素子44から出力される電気信号の振幅が大きくなり、印字ずれ検出センサ4の検出精度が高められる。
【選択図】図4
Description
本発明は、インクカートリッジを装着した際に生ずる印字ずれを自動的に補正する機能を備えたインクジェットプリンタに関するものである。
従来からインクジェットプリンタにおいては、インクカートリッジを装着した後、記録ヘッドによって記録紙に所定の印字ずれ検出パターンを形成し、そのパターンを印字ずれ検出センサによって読み取り、その結果に基いて記録ヘッドを制御するタイミングを調節することにより、印字ずれを自動的に補正する機能を備えたものが実用化されている。
図6は、従来のインクジェットプリンタに用いられている印字ずれ検出センサの構成を示している。印字ずれ検出センサ104は、光を記録紙2の上に所定の放射角で出射する発光素子141、発光素子141から出射され、記録紙2によって反射された光を受光する受光素子144、及びこれらが装着されるセンサケース部材150等によって構成されている。
図7において、(a)は記録紙2の上に形成された印字ずれ検出パターン及び発光素子から記録紙上に投射される光のビームスポットを、(b)は受光素子144から出力される電気信号をそれぞれ示している。ところで、近年のインクジェットプリンタにおいては、更なる高解像度化の進展に伴って印字ずれ検出センサ104による印字ずれの検出精度もより高く要求されるようになり、図7(a)に示す印字ずれ検出パターン80も微細化される傾向にある。このような微細な印字ずれ検出パターン80を精度よく検出するためには、記録紙2に照射するビームスポット170の直径も印字ずれ検出パターン80に対応させて小さく設定することが望ましい。しかしながら、図6に示した従来の印字ずれ検出センサ104の構成では、ビームスポット170の直径は、発光素子141の指向特性及び発光素子141と記録紙2との距離によって定まることから、インクジェットプリンタの設計者が自由に設定することができず、ときには図7(a)に示すように、ビームスポット170の直径が、印字ずれ検出パターン80の長さ寸法L及び幅寸法Wよりも大きくなってしまうことがある。
このような場合においては、図7(b)に示すように、振幅の小さい(S/N比の小さい)波形の電気信号190が受光素子144から出力されることになる。従って、印字ずれ検出センサ104の検出誤差が大きくなって、ユーザが満足する解像度の高いプリントに対応するための微小な印字ずれ補正を行なうことができなくなる。
そこで、従来のインクジェットプリンタにおいては、例えば、受光素子の受光部に印字ずれ検出パターンのエッジを検出するためのスリットを設け、発光素子から拡散光が出射されても受光素子側で印字ずれ検出パターンのエッジを検出できるようにして、印字ずれ検出センサの検出精度を確保する構成としたものも存在する。しかしながら、このようなプリンタに用いられるスリットを付加した受光素子は、部品原価が高いためプリンタ全体の製造コストを高騰させる一因となっている。
また、特許文献1には、発光素子側に設けられたフレネルレンズと、受光素子側に設けられた非球面レンズとを一体的に形成した印字ずれ検出センサが示されている。また、特許文献2には、相異なる色の光を出射する複数の発光素子と、各発光素子から出射された光を記録紙上の所定の位置に屈折・集束させるための複数のレンズを有するレンズアセンブリとを備えた印字ずれ検出センサが示されている。しかしながらいずれの印字ずれ検出センサも複数のレンズを精度よく一体的に形成しなければならないので、製造コストが嵩み、特に低価格が要求されるコンシューマ向けのプリンタには適さない。また、特許文献1に示されたフレネルレンズは印字ずれ検出パターン以外の方向にも光を拡散させてしまうので、記録紙に対する光の投射効率が悪くなり、受光素子から出力される信号のS/N比が悪化する。
特表2001−527472号公報
特開2003−229995号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、印字ずれ検出センサの製造コストを削減しつつ、印字ずれ検出センサの検出精度を高めることができるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持するカートリッジ支持部材と、このカートリッジ支持部材を記録紙の搬送方向に略直交する方向に往復移動させるために駆動する駆動手段と、記録ヘッドによって記録紙に形成された所定の印字ずれ検出パターンを読み取る印字ずれ検出センサと、印字ずれ検出センサにより読み取られた印字ずれ検出パターンに基いて記録ヘッドの吐出タイミングを制御して印字ずれを補正する印字ずれ補正制御手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、印字ずれ検出センサは、拡散光を出射する発光素子と、この発光素子から出射され、記録紙によって反射された光を受光して、それを電気信号に変換して印字ずれ補正制御手段に出力する受光素子と、発光素子及び受光素子の端子が接続される回路基板と、この回路基板を被う樹脂成形によってなるカバー部材と、このカバー部材の外側に装着される静電気対策用の金属プレートと、発光素子から出射された拡散光を記録紙上に集束させる第1のレンズと、記録紙によって反射された光を受光素子に集束させる第2のレンズと、発光素子、受光素子、回路基板、カバー部材、第1のレンズ及び第2のレンズを保持するセンサケースとを有し、記録紙上に投射させるビームスポットの直径が印字ずれ検出パターンを構成する個々の要素の長さ寸法及び幅寸法より小さくなるように、発光素子から出射された拡散光を第1のレンズによって集束させ、記録紙によって反射された後、拡散する光を第2のレンズによって受光素子に集束させ、受光素子から出力される電気信号の振幅を大きくして印字ずれ検出センサの検出精度を高めたものである。
請求項2の発明は、インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持するカートリッジ支持部材と、このカートリッジ支持部材を記録紙の搬送方向に略直交する方向に往復移動させるために駆動する駆動手段と、記録ヘッドによって記録紙に形成された所定の印字ずれ検出パターンを読み取る印字ずれ検出センサと、印字ずれ検出センサにより読み取られた印字ずれ検出パターンに基いて記録ヘッドの吐出タイミングを制御して印字ずれを補正する印字ずれ補正制御手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、印字ずれ検出センサは、拡散光を出射する発光素子と、この発光素子から出射され、記録紙によって反射された光を受光して、それを電気信号に変換して印字ずれ補正制御手段に出力する受光素子と、発光素子から出射された拡散光を記録紙上に集束させる第1のレンズと、記録紙によって反射された光を受光素子に集束させる第2のレンズとを有し、発光素子から出射された拡散光を第1のレンズによって集束させ、記録紙によって反射された後、拡散する光を第2のレンズによって受光素子に集束させ、受光素子から出力される電気信号の振幅を大きくして印字ずれ検出センサの検出精度を高めたものである。
請求項1の発明によれば、発光素子から出射された拡散光を第1のレンズによって集束させるので、記録紙上に投射させるビームスポットの直径を小さく、かつ明るくすることができる。また、記録紙によって反射された光を第2のレンズによって受光素子に集束させるので、受光素子の受光効率が高められる。これにより、受光素子から出力される電気信号の振幅を大きくすることができ、印字ずれ検出センサの検出精度をユーザが満足する高解像度のプリントに十分に対応できる程度にまで高めることが可能となる。また、スリットを付加した高価な受光素子を用いる代りに安価なレンズを用いることによって、印字ずれ検出センサの検出精度を高めているので、プリンタの製造コストを削減することができる。しかも、記録紙上に投射させるビームスポットの直径を印字ずれ検出パターンを構成する個々の要素の長さ寸法及び幅寸法より小さく設定しているので、印字ずれ検出センサの解像度を十分に高めることができ、印字ずれ検出パターンのエッジをより正確に検出することが可能になる。さらに、第1のレンズ及び第2のレンズにより、光が集束されているため発光素子から出力された光のうち、受光素子に達する光の割合が高くなる。そのため、発光素子としてパワーの小さい安価なものを使用することができ、更なるコストダウンが可能になる。
請求項2の発明によれば、発光素子から出射された拡散光を第1のレンズによって集束させるので、記録紙上に投射させるビームスポットの直径を小さく、かつ明るくすることができる。また、記録紙によって反射された光を第2のレンズによって受光素子に集束させるので、受光素子の受光効率が高められる。これにより、受光素子から出力される電気信号の振幅を大きくすることができ、ように印字ずれ検出センサの検出精度をユーザが満足する高解像度のプリントに十分に対応できる程度にまで高めることが可能となる。また、スリットを付加した高価な受光素子を用いる代りに安価なレンズを用いることによって、印字ずれ検出センサの検出精度を高めているので、プリンタの製造コストを削減することができる。さらに、第1のレンズ及び第2のレンズにより、光が集束されているため発光素子から出力された光のうち、受光素子に達する光の割合が高くなる。そのため、発光素子としてパワーの小さい安価なものを使用することができ、更なるコストダウンが可能になる。
本発明を実施するための最良の実施形態によるインクジェットプリンタについて図面を参照して説明する。図1はインクジェットプリンタの構成を示している。インクジェットプリンタ1のハウジング10の前面には、インクジェットプリンタ1の各種の機能を選択したり、或いはプリントサイズや枚数等を入力するための操作スイッチ11、及び、選択した機能や入力したデータを確認したり、インクジェットプリンタ1の動作状態を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)等の表示素子12が設けられている。ハウジング10の上面後方には、プリントされる記録紙2Aを保持するための給紙トレイ13が設けられており、また、前面下方には、プリントされた記録紙2Bを排出するための排紙トレイ14が設けられている。
ハウジング10の内部には、インクジェットプリンタ1の全体を制御するための制御回路6が設けられている。制御回路6は、パーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される画像データに基づいて記録紙2A上に画像を形成する機能だけでなく、ディジタルカメラ20等から送信される、例えばJPEG圧縮された画像データを解凍する機能をも有している。
ハウジング10の内部には、記録紙2Aを給紙トレイ13から所定のプリント位置まで副走査方向(Y方向)に搬送し、さらに、プリントされた記録紙2Bを排紙トレイ14に排出するための用紙搬送機構15、及び、副走査方向(Y方向)に直交する主走査方向(X方向)に往復移動しながら記録紙2Aに向かってインクを吐出させることにより、記録紙2A上に画像を形成するキャリッジ3が設けられている。
図2は、キャリッジ3の斜視図である。キャリッジ3は、キャリッジ本体部30と、インクカートリッジ31、32を挿脱自在に支持するクレイドル(カートリッジ支持部材)33と、ブラックのインクカートリッジ31と、カラーのインクカートリッジ32等を有しており、搬送される記録紙2に対して平行になるように配置されたシャフト34によって主走査方向に往復自在に支持されている。キャリッジ本体部30は、モータ、プーリ、ベルト等によって構成される駆動機構(図示せず)によって駆動されて往復移動する。
クレイドル33はインクカートリッジ31、32を挿脱自在に支持する構造であるため(図3参照)、ユーザによって装着されたインクカートリッジ31、32とクレイドル33との位置関係(インクカートリッジ31、32のアライメント)は、その装着の度毎に微妙に変動する。これに伴って、記録紙2に対する記録ヘッド36(図3参照)の相対的な位置関係が変動し、印字ずれが生ずる場合がある。そこで、インクジェットプリンタ1においては、クレイドル33の側面に印字ずれ検出センサ4(図3参照)を設けて、インクカートリッジ31、32を交換した後等、必要に応じて印字ずれを検出し、自動的に補正する機能を備えている。印字ずれの検出は、キャリッジ3を主走査方向に走査させながら、記録ヘッド36によって記録紙2に所定の印字ずれ検出パターンを形成すると共に、印字ずれ検出センサ4によりその印字ずれ検出パターンを読み取ることによりなされる。また、印字ずれの補正は、印字ずれ検出センサ4により読み取られた印字ずれ検出パターンに基いて、制御回路6がインクカートリッジ31、32に設けられている記録ヘッド36の吐出タイミングを制御することによりなされる。
図3は、インクカートリッジ31、32、クレイドル33及び印字ずれ検出センサ4の構成を示している。インクカートリッジ31、32は、インクを貯蔵するインクタンク35と、インクタンク35に貯蔵されたインクを吐出して記録紙2に画像を形成する記録ヘッド36を有している。クレイドル33は、樹脂成形によって成り、インクカートリッジ31、32を装着するためのカートリッジ装着部37を有している。カートリッジ装着部37の記録ヘッド36に対応する部分は、記録ヘッド36を記録紙2の側(図中下側)に挿通させるための開口39が設けられている。また、クレイドル33の本体部の側面には、印字ずれ検出センサ4を構成する各部品を組み込むためのセンサケース50がねじ48を介して装着されている。このクレイドル33の側面には、センサケース50を位置決めするための一対の突起61及びねじ48が螺入される円筒部62が形成されている。
印字ずれ検出センサ4は、拡散光を出射する発光素子41と、発光素子41から出射された拡散光を記録紙2の上に集束させる第1のレンズ42と、記録紙2によって反射された光を集束させる第2のレンズ43と、第2のレンズ43を透過した光を受光する受光素子44と、上記各部品を保持するセンサケース50と、発光素子41及び受光素子44の端子が接続される回路基板45と、回路基板45を被う樹脂成形によるカバー部材46と、カバー部材46の外側に装着される静電気対策用の金属プレート47を有している。センサケース50には、発光素子41、第1のレンズ42、第2のレンズ43及び受光素子44をそれぞれ組み込むための凹部51、52、53、54と、突起61及び円筒部62に対応するスリット56及び孔57が設けられている。
図4は、印字ずれ検出センサ4によって印字ずれの検出を行なっている様子を示している。また、図5において、(a)は記録紙2の上に形成された印字ずれ検出パターン及び発光素子から記録紙上に投射される光のビームスポットを、(b)は受光素子の出力電圧をそれぞれ示している。本実施の形態では、図4に示すように、発光素子41から出射された拡散光を第1のレンズ42によって記録紙2の上に集束させており、発光素子41及び第1のレンズ42の仕様に応じてこれらを適切な位置に配置することにより、図5(a)に示すように、記録紙2の上に投射させるビームスポット70の直径を印字ずれ検出パターン80を構成する個々の要素81の長さ寸法L及び幅寸法Hよりも小さくすることができる。これにより、受光素子44からは、図5(b)に示すように振幅の大きい、すなわちS/N比の大きい波形の電気信号90が出力されるようになり、印字ずれ検出パターン80のエッジをより正確に検出することが可能になり、印字ずれ検出センサ4の検出精度を高めることができる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によれば、発光素子41から出射された拡散光を第1のレンズ42によって集束させるので、記録紙2の上に投射させるビームスポット70の直径を小さく、かつ明るくすることができる。また、記録紙2によって反射された光を第2のレンズ43によって受光素子44に集束させるので、受光素子44の受光効率が高められる。これにより、受光素子44から出力される電気信号90の振幅を大きくすることができ、印字ずれ検出センサ4の検出精度をユーザが満足する高解像度のプリントに十分に対応できる程度にまで高めることが可能となる。また、スリットを付加した高価な受光素子を用いる代りに安価なレンズ42、43を用いることによって、印字ずれ検出センサ4の検出精度を高めているので、プリンタ全体の製造コストを削減することができる。しかも、記録紙2の上に投射させるビームスポット70の直径を印字ずれ検出パターン80を構成する個々の要素81の長さ寸法L及び幅寸法Wより小さく設定しているので、印字ずれ検出センサ4の解像度を十分に高めることができ、印字ずれ検出パターン80のエッジをより正確に検出することが可能になる。さらに、第1のレンズ42及び第2のレンズ43により、光が集束されているため発光素子41から出力された光のうち、受光素子44に達する光の割合が高くなる。そのため、発光素子41としてパワーの小さい安価なものを使用することができ、更なるコストダウンが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であり、例えば、印字ずれ検出センサ4を構成する部品は、発光素子41、第1のレンズ42、第2のレンズ43、受光素子44、回路基板45、カバー部材46及び金属プレート47、センサケース50に限られることなく、他の部品を適宜追加したり省略してもよい。また、センサケース50の位置及び形状は図3に示したものに限られることなく、記録紙2と印字ずれ検出センサ4を構成する各部品との位置関係を確保した上で任意の形状とすることができる。
1 インクジェットプリンタ
4 印字ずれ検出センサ
6 制御回路(印字ずれ補正制御手段)
31、32 インクカートリッジ
33 クレイドル(カートリッジ支持部材)
35 インクタンク
36 記録ヘッド
41 発光素子
42 第1のレンズ
43 第2のレンズ
44 受光素子
45 回路基板
46 カバー部材
47 金属プレート
50 センサケース
4 印字ずれ検出センサ
6 制御回路(印字ずれ補正制御手段)
31、32 インクカートリッジ
33 クレイドル(カートリッジ支持部材)
35 インクタンク
36 記録ヘッド
41 発光素子
42 第1のレンズ
43 第2のレンズ
44 受光素子
45 回路基板
46 カバー部材
47 金属プレート
50 センサケース
Claims (2)
- インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持するカートリッジ支持部材と、このカートリッジ支持部材を記録紙の搬送方向に略直交する方向に往復移動させるために駆動する駆動手段と、前記記録ヘッドによって記録紙に形成された所定の印字ずれ検出パターンを読み取る印字ずれ検出センサと、印字ずれ検出センサにより読み取られた印字ずれ検出パターンに基いて前記記録ヘッドの吐出タイミングを制御して印字ずれを補正する印字ずれ補正制御手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
前記印字ずれ検出センサは、
拡散光を出射する発光素子と、この発光素子から出射され、記録紙によって反射された光を受光して、それを電気信号に変換して前記印字ずれ補正制御手段に出力する受光素子と、前記発光素子及び受光素子の端子が接続される回路基板と、この回路基板を被う樹脂成形によってなるカバー部材と、このカバー部材の外側に装着される静電気対策用の金属プレートと、前記発光素子から出射された拡散光を記録紙上に集束させる第1のレンズと、記録紙によって反射された光を前記受光素子に集束させる第2のレンズと、前記発光素子、受光素子、回路基板、カバー部材、第1のレンズ及び第2のレンズを保持するセンサケースとを有し、
記録紙上に投射させるビームスポットの直径が前記印字ずれ検出パターンを構成する個々の要素の長さ寸法及び幅寸法より小さくなるように、前記発光素子から出射された拡散光を前記第1のレンズによって集束させ、記録紙によって反射された後、拡散する光を前記第2のレンズによって前記受光素子に集束させ、前記受光素子から出力される電気信号の振幅を大きくして前記印字ずれ検出センサの検出精度を高めたことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持するカートリッジ支持部材と、このカートリッジ支持部材を記録紙の搬送方向に略直交する方向に往復移動させるために駆動する駆動手段と、前記記録ヘッドによって記録紙に形成された所定の印字ずれ検出パターンを読み取る印字ずれ検出センサと、印字ずれ検出センサにより読み取られた印字ずれ検出パターンに基いて前記記録ヘッドの吐出タイミングを制御して印字ずれを補正する印字ずれ補正制御手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
前記印字ずれ検出センサは、
拡散光を出射する発光素子と、この発光素子から出射され、記録紙によって反射された光を受光して、それを電気信号に変換して前記印字ずれ補正制御手段に出力する受光素子と、前記発光素子から出射された拡散光を記録紙上に集束させる第1のレンズと、記録紙によって反射された光を前記受光素子に集束させる第2のレンズとを有し、
前記発光素子から出射された拡散光を前記第1のレンズによって集束させ、記録紙によって反射された後、拡散する光を前記第2のレンズによって前記受光素子に集束させ、前記受光素子から出力される電気信号の振幅を大きくして前記印字ずれ検出センサの検出精度を高めたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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