JP2006122389A - 音響機能付きキッチン設備 - Google Patents

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知仁 光永
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圭一 池田
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Abstract

【課題】リビングルーム等の居室に隣接して設置されるキッチン設備の構成部材を音響発生手段とすることにより、スピーカーの設置スペースが不要な音響設備を構築する。
【解決手段】居室と台所との境界に配置したキッチン設備の流し台1における居室に面する板状部材11の裏面側に、音振動発生器10を取着する。音振動発生器10で板状部材11を振動させ、スピーカーの設置スペースが不要で音楽・音声等を居室へ提供できる。板状部材を上下及び左右に4分割し、各分割部分11A〜11Dに音振動発生器10A〜10Dを取着する。上下で音振動発生器の周波数特性を異ならせ、さらに左右で異なるチャンネルの音声を再生してステレオ効果を発揮させることにより、分解能・。再現性・臨場感に優れた再生音を得られる。下側の分割部分11B,11Dにダクト又はポート15を形成することによりバスレフ構造と成し、低音成分の音圧増大が可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リビングルームやダイニングルーム等の居室に隣接して設置されるキッチン設備に関し、詳しくは、キッチン設備の構成部材を音声の発生手段とすることにより、スピーカーの設置スペースが不要で音響設備を構築することを目的とする。
リビングルームやダイニングルーム等の居室と台所との間で親密なコミュニケーションを図れるようにするため、特許文献1に記載されるような対面式キッチン設備が従来提案されている。
特開2002−17477公報
リビングルーム等の居室には、音楽等を観賞するための音響装置が設置されることが多いが、そのため、スピーカーの設置スペースを居室内に確保する必要があった。また、居室に設置したスピーカーでは、台所にいる人が音響を享受することが困難であった。
本発明の第1の目的は、スピーカーの設置スペースが不要で居室に音声を発生させることを可能にする手段を提供することである。かかる目的達成のため本発明が採用した音響機能付きキッチン設備の特徴とするところは、請求項1に記載の如く、リビングルームやダイニングルーム等の居室に隣接して設置されるキッチン設備であって、キッチン設備を構成するキャビネット等の構成部材における居室に臨む板状部材に音振動発生器を設け、当該板状部材を振動させて居室へ向かう音を発生させることである。
前記において本発明が対象とするキッチン設備の構成部材とは、ベースキャビネットのみならずアッパーキャビネットも含めたキッチンキャビネットをはじめ、レンジ台・流し台・調理台・食器洗浄機台などが挙げられる。
音振動発生器には、いわゆるスピーカーユニットのほか、アクチュエータ・エキサイターと呼ばれる振動素子も使用される。アクチュエータには、超磁歪素子や圧電素子を用いるものがある。超磁歪アクチュエータの一例として、電磁コイルで生じる磁界変化で超磁歪ロッドを伸縮させる構造のものがある。これは、ケーシング内に、電磁コイルと、超磁歪素子で製作したロッドと、超磁歪ロッドに圧縮方向の付勢力を付与するスプリングと、超磁歪ロッドにバイアス磁界を付与する磁石とが収納され、電磁コイルに入力した音声信号に基づく磁界変化により超磁歪ロッドを伸縮させ、その変位で板状部材を振動させ音波を発生させるものである。
また、エキサイターと呼ばれる振動素子は、ボイスコイルを利用するものであって、ボビン部に巻装したボイスコイルと、ボイスコイルとの間で磁気ギャップを形成する磁気回路とを備え、ボイスコイルに入力した音声信号に基づき、ボイスコイルを振動させることにより、これと連動してボビンをピストン運動させ、その結果、ボビンに当接させた板状部材を振動させて音を再生するものである。なお磁気回路としては、外磁型と、内磁気型とがある。
本発明のもう一つの目的は、スピーカーの設置スペースが不要で、居室と同時に台所へも音声を供給できる手段を提供することである。かかる目的のために本発明が採用した音響機能付きキッチン設備の特徴とするところは、請求項2に記載の如く、居室と台所との境界位置に設置されるキッチン設備であって、キッチン設備を構成するキャビネット等の構成部材に、居室側を臨む板状部材と台所側を臨む板状部材とで囲まれた中空部を設け、当該中空部に音振動発生器を設け、前記板状部材を振動させて居室と台所の双方へ向けて音を発生させるように構成したことである。
前記キッチン設備において、音響特性、特に低音の特性向上を図るため、請求項3に記載の如く、前記板状部材に取り付けた音振動発生器が収納されている空間部に、上方から下方へ至る音道を形成し、当該音道の始端部に前記音振動発生器を配置し、当該音道の終端部において前記板状部材に音声発生用の開孔を形成する構成を採用することが考えられる。かかる構成は、いわゆるバックロードホーン構造の応用と言うことができる。なお本例において、音振動発生器の配置を音道の上方とし開孔を音道の下方とする場合と、これとは反対に、音振動発生器の配置を音道の下方とし開孔を音道の上方とする場合とが考えられる。
本発明に係るキッチン設備において、前記板状部材を、請求項4に記載の如く、厚みの薄い振動域と、その周囲の厚みが大きいバッフル域とを備え、前記振動域を前記音振動発生器で振動させて音を発生させるように構成することが可能である。
ところで本発明は、請求項5に記載の如く、前記板状部材を、音振動発生器と一体的に着脱可能に構成してもよい。
さらに、請求項6に記載の如く、前記音振動発生器を取り付けた板状部材を複数設けることも可能である。
なお発明に係るキッチン設備が引き出しを有する場合は、請求項7に記載の如く、当該引き出しの前板部に前記音振動発生器を設け、当該前板部から音を発生させるように構成することも可能である。
請求項1に記載した本発明に係る音響機能付きキッチン設備は、キッチン設備の構成部材における板状部材を音振動発生器で振動させて居室へ向かう音を発生させるから、スピーカーの設置スペースが不要となる。従って、居室が充分な容積を備えていない等の理由でスピーカーの設置領域を確保するのが困難な場合でも、居室に音響を提供することが可能である。また。スピーカーの設置スペースを省略できた分だけ有効利用できる空間が拡大する。さらにスピーカーの設置スペースを無くせることにより美観性の向上を図れる。
請求項2に記載の本発明は、居室と台所との境界位置に設置されるキッチン設備の構成部材における居室側を臨む板状部材と台所側を臨む板状部材とを音振動発生器で振動させることにより、居室と台所の双方へ向けて音を発生させるようにしたので、スピーカーの設置スペースが不要で、台所にいる人に、所望の音響を提供することが可能である。これにより、居室にいる人と台所にいる人とに共通の音響体験を与えられるから、両者間のコミュニケーションをより親密化することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、音道の始端部に配置した音振動発生器で発生した音を音道を通過させて終端部の開孔から放射することにより、低音成分の音圧を高めることができる。従って、音振動発生器を取り付けた位置の板状部材からは中高音成分が、音道終端の開孔からは音圧が高められた低音成分が放射されるので、再生音の音響特性を向上させることができる。なお、音の低音成分は指向性をあまり持たないため、音道の終端部に形成する開孔の位置は、再生音の音質にほとんど影響を与えない。従って、開孔の位置を比較的自由に選択することができる。
請求項4に記載した本発明によれば、前記板状部材を、厚みの薄い振動域と厚みが大きいバッフル域とを備えるものとしたので、前記振動域を音振動発生器で振動させたときに、音の発生効率が良い。従って、出力の小さい音振動発生器でも、比較的音量の大きい再生音を得ることが可能である。
請求項5に記載した本発明によれば、前記板状部材を音振動発生器と一体的に着脱可能に構成したので、当該板状部材を取り外して位置変更することが可能である。従って、例えば、キッチン設備の近傍に配置した他の家具や備品が、音振動発生器を取り付けた板状部材の正面に位置して音響に影響を与える場合に、当該板状部材を上記家具・備品と干渉しない位置まで移動させることにより、良質な音響環境を構築できる。またメンテナンスも容易になる。
請求項6に記載した本発明によれば、複数の板状部材に、特性の異なる音振動発生器を取り付けて、再生音の音質を向上させることが可能である。例えば、高音用・中音用・低音用の音振動発生器を適宜配置することにより、臨場感・分解能・再現性に優れた音響手段を提供できる。
請求項7に記載した本発明によれば、引き出しに音振動発生器を設けたので、メンテナンスが容易になる。また複数の引き出しを有するキッチン設備にあっては、各引き出しに音振動発生器を設けることにより、請求項6と同様の効果を発揮させることが可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に関するものであって、リビングルームLとこれに隣接させて設置された台所Dとの境界位置に、本発明に係る音響機能付きキッチン設備K(以下「キッチン設備」と言う)を配置した状況を示すものである。キッチン設備Kの構成部材としては、キッチンキャビネット・レンジ台・調理台等が挙げられるが、本例では、流し台1に音振動発生器を設けて音響機能を持たせている。なお上記キッチン設備Kは、対面式構造を採用している。
図2は、本発明を適用した前記流し台1を示すものであって、図(A)は側面断面図、図(B)は背面図である。なお、図(B)に示す流し台1の背面は、リビングルームL側から見た正面に相当する。同流し台1は、台所に面するシンク2・水栓器具3・収納部4を備えた部分1Aと、リビングルームに面するカウンター5を備える部分1Bとから成っており、本例では、カウンター5下部に設けたリビングルームに面する板状部材11の裏面側に、音振動発生器10を取着してある。
音振動発生器10は、スピーカユニットやアクチュエータ・エキサイター(励振器)等の振動素子から成る。図3に、ボイスコイル24を利用するエキサイター20を例示する。同図(A)に示す如く、エキサイター20は、先端側に出力部21を有するボビン22、ボビン22の外周面に巻装したボイスコイル24、ボイスコイル24との間で磁気ギャップを形成するように配置されたヨーク25、ボビン22とヨーク25とを弾性的に連結するダンパー23、ヨーク25の中央部に配置された磁石26、この磁石26が取り付けられボビン22内に内嵌されたプレート27、ボビン22内においてこのプレート27に配置されたキャンセルマグネット28、及び、ボイスコイル24用端子29を備えている。
上記エキサイター20は、板状部材10に固定した支持具に設けられた押圧具31によって取り付けられる。図3(B)に示す如く、押圧具31は、板バネやコイルバネ等からなり、エキサイター20の出力部21を、板状部材10へ適度の押圧力で押圧するように設定されている。本例では、押圧具31をバネ板材で製作し、同心円上に並列する複数の円弧状切欠き32を開設して、隣接する切欠き32,32の間に設けた連結部33,33により弾性力を発揮するよう構成されている。なおエキサイター20を、上述の如く支持具30及び押圧具31で弾性的に装着するのではなく、板状部材10の表面に接着剤等で接着することも可能である。また、前記出力部21は板状部材10に当接させるが、所望により、板状部材10と出力部21との間に、木質,セラミック質等の音質調整具40を配置することも可能である。
このように構成されたエキサイター20は、ボイスコイル24に音声信号が入力されると、それに基づいてボビン22がピストン運動を起こし、ボビン先端の出力部21が板状部材10を振動させて音声を発生させる。
本発明に係る流し台1は、前記エキサイター20等から成る音振動発生器10を、リビングルームに面する板状部材11に取着したことにより、スピーカーをリビングルームに設置することなく、音楽・音声等をリビングルームへ発生させることができる。従って、リビングルームにスピーカーを設置するだけの充分な容積が無い場合でも音響設備の提供が可能であり、またスピーカーの設置スペースを省略した分だけ、リビングルームの有効利用できる空間を拡大できる。
ところで本実施形態では、図2(A)(B)に例示する如く、流し台1におけるリビングルームに面するカウンター5の下方空間内を、水平方向の隔壁12a及び垂直方向の隔壁12bで上下左右に仕切って、左右の上部空間13L,13R及び左右の下部空間14L,14Rを形成すると共に、各空間に対応させて板状部材を上下及び左右に4分割し、各分割部分11A,11B,11C,11Dそれぞれに音振動発生器10A,10B,10C,10Dを取着する構成を採用した。そして、上側の音振動発生器10A,10Cと下側の音振動発生器10B,10Dとを周波数特性の異なるもの、例えば上側を中高音用、下側を低音用とすれば、分解能・再現性に優れた高音質の再生音を得ることができる。さらに左側の音振動発生器10A,10Bからは左チャンネルの音声、右側の音振動発生器10C,10Dからは右チャンネルの音声を再生させることにより、ステレオ効果を発揮させて、臨場感に優れた再生音を得ることが可能である。なお、低音用の音振動発生器10B,10Dが配置される下側の分割部分11B,11Dにダクト又はポート15を形成することによりバスレフ構造と成し、低音成分の音圧を増大させることが可能である。
ところで、図4に示す如く、板状部材11を、厚みの薄い振動域Eと、その周囲の厚みが大きいバッフル域Fとを備えるものとし、前記振動域Eに音振動発生器10を配置する構成も考えられる。かかる構成によれば、厚みの薄い振動域Eを音振動発生器10で振動させて音声を発生させるので、音の発生効率が良い。従って、出力の小さい音振動発生器10でも比較的音量の大きい再生音を得ることが可能である。
[第2の実施形態]
図5は、流し台1におけるリビングルーム等の居室に面する部分に収納部16を有する場合の実施形態を示すものである。当該収納部16の上方に閉塞空間13L,13Rを形成し、この閉塞空間13L,13Rを形成している居室側の板状部材11A,11Cそれぞれに、音振動発生器10A,10Cを配置する。また、収納部16の下方に設けた蹴込み板17の裏面に音振動発生器10B,10Dを取り付け、この蹴込み板17を振動板として利用している。なお、蹴込み板17の裏面側は、隔壁12cで左右の空間18L,18Rに区画してある。
本例では、音振動発生器10A〜10Dで板状部材11A,11C及び蹴込み板17を振動させたときに、収納部16が共鳴箱として機能し得るから、音量の大きい音声が得られるという利点が得られる。
[第3の実施形態]
図6に示す実施形態は、流し台1における台所側に面するキャビネット4内の背面側に背板6と仕切り板7とで区画された配管用空間8が形成されている場合、この配管用空間8を利用して音振動発生器10を取り付けたものである。本例では、居室に面して設けられた収納部16の背板に相当する板状部材19に、上記配管用空間8側から音振動発生器10を装着し、収納部16を介して音声を居室へ発生させる。また、この場合、キャビネット4内の仕切り板7に、開閉可能な点検蓋41を設けることが望ましい。なお本例においても、収納部16の下方に設けた蹴込み板17の裏面に音振動発生器10を取り付け、この蹴込み板17からも音声を提供するように構成してある。また蹴込み板17にダクト又はポート15を形成して、低音成分の増強を図っている。
[第4の実施形態]
図7に示す実施形態は、流し台1における居室に面するカウンター5を、シンク2の上端面よりも高く形成し、カウンター5の下方に形成した中空部13を、居室に面する板状部材50と台所に面する板状部材51とで挟まれた構造とし、この板状部材50,51それぞれに音振動発生器10を配置したものである。
また本例では、キャビネット4内に形成された背板6と仕切り板7とで区画された配管用空間8が形成されている場合において、上記仕切り板7に板状部材52を取り付け、この板状部材52に音振動発生器10を一体に装着した。そして台所側及び居室側に面する蹴込み板17,17それぞれに開口9,15を形成すると共に、前記配管用空間8と連通するように開孔P,Qを形成した。
かかる構成に基づき、音振動発生器10で板状部材50,51を振動させることにより、居室、台所の双方へ、同時に音声を提供することができる。さらに、配管用空間8に配置した音振動発生器10が板状部材52を振動させて、台所側へ音声を発生させると同時に、蹴込み部18を通じて、台所側及び居室側の双方へ低音成分を増強させた音声を発生させる。従って本例によれば、台所で作業する者が、居室に居る人と同じ音響体験を共有できる、という利点が得られる。
なお本例では、音振動発生器10を、仕切り板7に対し着脱可能に構成した板状部材10に一体に設けたから、音振動発生器10の取り外しが容易であり。メンテナンス性が良い。
[第5の実施形態]
図8は、音振動発生器10で発生させる音声の低音成分を増強させる手段の一例を示すものである。本例では、流し台1における居室に面する部分1Bの正面板部50に、音振動発生器10を装着した板状部材11を取り付けると共に、正面板部50と背板部19との間の空間に複数のじゃま板42を適宜配置して、所定経路長を持った音道43を形成した。かかる構成は、いわゆるバックロードホーンと呼ばれる構造であり、音振動発生器10で板状部材11を振動させることにより、当該板状部材11の表面側からは中高音領域の音声を発生させると同時に、板状部材10の裏面側で音道43内の空気を振動させ、それによって、末端の開口部44から低音成分を増強させた音声を放射する。その結果、中高音と低音の両方が効率よく再生されるので、音質の良い音響を提供することが可能である。
なおバックロードホーン構の設計にあたり、図8の実施形態では、音振動発生器10を上方に配置すると共に、下方に開口部44を設け、じゃま板43を水平方向に配置することにより、上下方向に連通する音道43を形成したが、図9に示す如く、音振動発生器10を左右方向の一端部に配置すると共に、他端側に開口部44を設け、垂直方向に立設するじゃま板43を配置することにより、音道43を左右方向に連通するよう形成することも可能である。
[第6の実施形態]
図10に示す実施形態は、流し台1における居室に面して引き出し60が設けられている場合に、この引き出し60の前板部61に音振動発生器10を取り付けたものである。本例では、前板部61を中空に形成し、その内部空間に音振動発生器10を配置した。かかる構成は、音振動発生器10の着脱が簡単なので、メンテナンス性が向上する。また、引き出しの入れ替えやができる場合は、当該流し台1の近くに家具等が置かれても、居室へ音声を確実に提供できる位置へ音振動発生器10を移動させることが可能である。
本発明の第1の実施形態に関するものであって、リビングルームと台所との境界にキッチン設備を設置した状況を例示する平面図である。 本発明の第1の実施形態に関するものであって、図(A)は本発明を適用した流し台の右側断面図、図(B)は背面図である。 本発明に利用する音振動発生器の一例を示すものであって、図(A)は右側半分を断面した平面図、図(B)は背面図である。 本発明に利用する音振動発生器の取り付け状況を示す側面断面図である。 本発明の第2の実施形態に関するものであって、図(A)は本発明を適用した流し台の右側断面図、図(B)は背面図である。 本発明の第3の実施形態に関するものであって、図(A)は本発明を適用した流し台の右側断面図、図(B)は背面図である。 本発明の第4の実施形態に関するものであって、図(A)は本発明を適用した流し台の右側断面図、図(B)は背面図である。 本発明の第5の実施形態に関するものであって、図(A)は本発明を適用した流し台の右側断面図(図(B)におけるX−X線断面に相当する)、図(B)は背面図である。 本発明の第5の実施形態の異なる例を示す平面断面図である。 本発明の第6の実施形態に関するものであって、図(A)は本発明を適用した流し台の右側断面図、図(B)は背面図である。
符号の説明
K…キッチン設備 1…流し台(キッチン設備の構成部材) 1A…台所側部分 1B…居室側部分 10(10A〜10D)…音振動発生器 11…板状部材 11A〜11D…分割部分 12a,12b,12c…隔壁 13,14…空間部 15…ポート 20…エキサイター

Claims (7)

  1. リビングルームやダイニングルーム等の居室に隣接して設置されるキッチン設備であって、キッチン設備を構成するキャビネット等の構成部材における居室に臨む板状部材に音振動発生器を設け、当該板状部材を振動させて居室へ向かう音を発生させることを特徴とする音響機能付きキッチン設備。
  2. 居室と台所との境界位置に設置されるキッチン設備であって、キッチン設備を構成するキャビネット等の構成部材に、居室側を臨む板状部材と台所側を臨む板状部材とで囲まれた中空部を設け、当該中空部に音振動発生器を設け、前記板状部材を振動させて居室と台所の双方へ向けて音を発生させるように構成したことを特徴とする音響機能付きキッチン設備。
  3. 前記板状部材に取り付けた音振動発生器が収納されている空間部に、上方から下方へ至る音道を形成し、当該音道の始端部に前記音振動発生器を配置し、当該音道の終端部において前記板状部材に音声発生用の開孔を形成した請求項1又は2に記載する音響機能付きキッチン設備。
  4. 前記板状部材は、厚みの薄い振動域と、その周囲の厚みが大きいバッフル域とを備え、前記振動域を前記音振動発生器で振動させて音を発生させるように構成した請求項1乃至3のいずれかに記載する音響機能付きキッチン設備。
  5. 前記板状部材が、音振動発生器と一体的に着脱可能に構成されている請求項1乃至4のいずれかに記載する音響機能付きキッチン設備。
  6. 前記音振動発生器を取り付けた板状部材が複数設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載する音響機能付きキッチン設備。
  7. 前記キッチン設備が引き出しを有し、当該引き出しの前板部に前記音振動発生器を設け、当該前板部から音を発生させるように構成した請求項1に記載する音響機能付きキッチン設備。
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