JP2006122227A - 光重合器用アイガード - Google Patents
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Abstract
【課題】アイガードキャップを光重合器に固定された脱落防止部材に一体的に連結し、該アイガードキャップが該光重合器から脱落する恐れをなくす。
【解決手段】20は口腔内に挿入して歯牙修復用の光重合レジンを光照射して硬化する光重合器10に用いるアイガードである。該アイガード20は、前記光重合器10の光放射端に着脱自在に装着されるアイガードキャップ部21と、該アイガードキャップ部21に一体的に連結され前記光重合器10に固定可能な脱落防止部22とから成る。
【選択図】図1
【解決手段】20は口腔内に挿入して歯牙修復用の光重合レジンを光照射して硬化する光重合器10に用いるアイガードである。該アイガード20は、前記光重合器10の光放射端に着脱自在に装着されるアイガードキャップ部21と、該アイガードキャップ部21に一体的に連結され前記光重合器10に固定可能な脱落防止部22とから成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、光重合器用アイガード、より詳細には、歯科治療において、口腔内に挿入して、歯牙の修繕に用いた光重合レジンに光(例えば、400〜500nm、より具体的には、478nm)を照射して、該光重合レジンを硬化させるための光重合器の光放射部に着脱自在に装着して、光重合器から放射される光が術者の目に入らないようにするアイガードに関し、特に、アイガードキャップ部が患者の口腔内で光重合器から脱落するのを防止するようにした光重合器用アイガードに関する。
歯科治療においては、歯牙修復材として光重合レジンを用いるが、この光重合レジンは、例えば、歯牙の破損箇所へ接着した後、光を照射して硬化させ、硬化後、切削,研磨等を行って、元の歯牙と一体化させて破損前の歯牙の審美性を持たせて修復するものである。
図5は、本発明が適用される光重合器の一例としての従来の光照射器の一例を説明するための概略構成図で、図中、10は光重合器、1は光源、2は楕円反射ミラー、3はフィルター、4はライトガイド(光ファイバー、石英、プラスチック等の光導体)、5はリード線で、周知のように、光源1は楕円反射ミラー2の焦点位置にあり、該光源1からの光を楕円反射ミラー2で反射する。この反射光は、前記楕円反射ミラーの焦点と対をなす他方の焦点位置近傍にその受光端が配設されたライトガイド4内に導入され、該ライトガイド4を通して伝送されて、光重合レジンに照射される。なお、フィルター3は、光源1からの光のうち、光重合に必要な光波長成分の光のみを通過させるもので、例えば、400〜500nm(より具体的には、478nm)の波長成分の光を透過させる。
図6は、光重合器の一使用例を説明するための要部概略構成図で、図中、10は図5に示したごとき、従来より周知の光重合器、4はライトガイド、4aは該ライトガイド4の先端面で、該ライトガイド4の先端面4aからは、前述のようにして、光重合用の光が、例えば、歯牙6に詰められた光硬化性レジン7に向けて照射され、該レジン7を硬化させる。21はライトガイドキャップ(211)又はアイガードリング(212)(ここでは、アイガードキャップ部21又はアイガードリング21と称す)で、該アイガードキャップ部21は、光重合器10の光放射端に着脱自在に装着され、光重合器10から放射される光をガイドし或いは該光が直接術者の目に入らないようにしている。
上述のように、光重合器の光放出端にアイガードキャップ部を着脱自在に装着し、装着した状態で、患者の口腔内に挿入してレジンの光重合を行っているが、その時、光重合器から放射される光から術者の目を保護するようにしている。しかし、使用中に、アイガードキャップ部が光重合器から脱落してしまう危険があり、脱落すれば、そのまま、患者が誤飲してしまう恐れがあり、安全性が確保されていない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、特に、前述のアイガードキャップ部が光重合器から脱落すること、更には、脱落したアイガードキャップ部を患者が誤飲してしまうのを防止することを目的としてなされたものである。
請求項1の発明は、口腔内に挿入して歯牙修復用の光重合レジンを光照射して硬化する光重合器に用いるアイガードであって、該アイガードは、前記光重合器の光放射端に着脱自在に装着されるアイガードキャップ部と、該アイガードキャップ部に一体的に連結され前記光重合器に固定可能な脱落防止部とから成ることを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光重合器用アイガードにおいて、前記アイガードキャップ部は、該アイガードキャップ部内に前記光重合器の先端部が衝き当る当てを有し、該光重合器の光照射面から前記アイガードキャップ部の先端面までの距離を一定に保持可能にしたことを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載の光重合器用アイガードにおいて、前記アイガードキャップ部の外周に軸方向の目盛りを有することを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の光重合器用アイガードにおいて、前記脱落防止部は、リング部材より成り、該リング部材を前記光重合器に挿入して該光重合器に装着固定するようにしたことを特徴としたものである。
本発明によると、アイガードキャップ部は、光重合器に固定された脱落防止部材に一体的に連結されているので、該アイガードキャップ部が該光重合器から脱落する恐れがなく、安全である。
図1は、本発明が適用される一例としての光重合器10と、該光重合器10に適用される一例としての本発明によるアイガード20の例を説明するための図で、図示例の場合、光重合器10は、ヘッド部11内に多数のLEDを有し、該LEDからの光が光重合レジンの硬化に使用される例を想定し、これらLEDからの光が直接或いは光導体を通して放射されるようになっている。アイガード20は、光重合器10の光放出端11a側に着脱自在に装着されるアイガードキャップ部21と該アイガードキャップ部21と一体的に連結されたアイガードキャップ脱落防止部材22とからなる。
図2は、図1に示したアイガード20を光重合器10に一体的に取り付けた時の状態を示す図で、図示例の場合、光重合器10のヘッド部11の連結部に脱落防止部材22を取り付けた例を示すが、この場合、脱落防止部材22をリングに形成しておき、光重合器10からヘッド部11を一旦取り外して脱落防止部材22を光重合器10に挿入するようにしてもよいし、脱落防止部材22に切り割りを設けておき、該切り割りを開いて光重合器10に装着するようにしてもよい等、任意所望の手段で取り付けるようにするとよい。
図3は、光重合器10の光放射端部にアイガードリング21を装着した時の様子を示す図で、口腔内でのレジン硬化時、このようにして、アイガードリング21を光重合器10の光放射端部に装着して使用すると、光重合器10から放射された光が該アイガードリング21によって遮られて、術者の目に直接入るようなことがなく、また、アイガードリング21が光重合器10から外れても、脱落防止部材22によって光重合器10に一体的に固定されているので、患者が誤飲するような恐れもない。
図4は、前記アイガードリング21の断面構成を示す図で、図4(A)に示した例は、アイガードリング21の中空内には、光重合器10の光放射端11aが挿入された時に、該光放射端11aの先端が衝き当る当て21aを有し、この当て21aによって、光重合器10の光放射端とアイガードリング21の端面との距離を一定に保つようにしている。また、図4(B)に示した例は、アイガードリング21の外周面に軸方向に沿う目盛り21bを設けておき、この目盛り21bによって、光重合器10の光放射端とアイガードリング21の端面との距離W1,W2等を一定に保つようにしている。
以上に、本発明によるアイガードキャップ部を、LEDを光源とする光重合器に適用した場合の一例について説明したが、光源としては、図5に示したようなハロゲンランプなどの電球を用いてもよく、更には、図5に示したライトガイド4の先端部に着脱自在に装着されたアイガードキャップ部、ライトガイド等を、前述の脱落部材と連結して、光重合器10に固定するようにしてもよい。
1…光源、2…楕円反射ミラー、3…フィルター、4…ライトガイド、5…リード線、6…歯牙、7…光硬化性レジン、10…光重合器、11…ヘッド部、11a…光放出端、20…アイガード、21…アイガードキャップ部、21a…当て、21b…目盛り、22…アイガードキャップ脱落防止部材。
Claims (4)
- 口腔内に挿入して歯牙修復用の光重合レジンを光照射して硬化する光重合器に用いるアイガードであって、該アイガードは、前記光重合器の光放射端に着脱自在に装着されるアイガードキャップ部と、該アイガードキャップ部に一体的に連結され前記光重合器に固定可能な脱落防止部とから成ることを特徴とする光重合器用アイガード。
- 前記アイガードキャップ部は、該アイガードキャップ部内に前記光重合器の先端部が衝き当る当てを有し、該光重合器の光照射面から前記アイガードキャップ部の先端面までの距離を一定に保持可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の光重合器用アイガード。
- 前記アイガードキャップ部の外周に軸方向の目盛りを有することを特徴とする請求項1に記載の光重合器用アイガード。
- 前記脱落防止部は、リング部材より成り、該リング部材を前記光重合器に挿入して該光重合器に装着固定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光重合器用アイガード。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016190019A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 医療法人イースマイル矯正歯科 | 歯科矯正治療用アライナ―に用いるアタッチメント形成治具 |
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2004
- 2004-10-27 JP JP2004312752A patent/JP2006122227A/ja active Pending
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