JP2006118780A - 微小粒子を庫外に放出する冷蔵庫 - Google Patents

微小粒子を庫外に放出する冷蔵庫 Download PDF

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

【課題】 開閉扉の開閉に伴って、微小粒子の拡散状態を変化させることにより、拡散させる微小粒子の効果を向上させることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】 冷蔵庫20aは、放電面14aからイオンを発生するイオン発生装置14と、イオン発生装置14から発生するイオンを搬送する送風経路13と、送風経路13に形成され、イオンを庫外に放出する吹出口22と、冷蔵庫20a庫内を開閉する開閉扉21とを備え、送風経路13は、吹出方向が水平方向又は水平より下方向である第1の送風経路13cと、吹出方向が第1の送風経路の吹出方向より下方向である第2の送風経路13dとからなり、吹出口22は、第1の送風経路13cに連通する第1の吹出口22aと、第2の送風経路13dに連通し、開閉扉21の閉塞時に開閉扉21で閉塞される第2の吹出口22bとからなる構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、殺菌作用を呈するイオンなどの微小粒子を庫外に放出する冷蔵庫に関するものである。
微小粒子拡散装置が放出する殺菌作用を呈する微小粒子の一つにH+(H2O)nとO2 -(H2O)mなるイオン、所謂クラスターイオンが挙げられる。このイオンを発生する微小粒子拡散装置110を搭載した従来の冷蔵庫200(図20、図21参照)が特願2002−204622号、特願2002−206163号に記載されている。この冷蔵庫200は図22に示すように庫外にイオンを放出して冷蔵庫庫外近辺を殺菌するものである。冷蔵庫庫外の浮遊菌を殺菌することで衛生的な生活空間を提供するとともに、扉の開閉時に庫外から庫内へ浮遊菌が侵入することを抑制し、衛生的な庫内環境を実現している。
しかしながら、上記の微小粒子を庫外に放出する冷蔵庫は、イオンの発生量に対して、イオンの拡散能力、即ち微小粒子の拡散能力が低い設計であった。
図22は、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200と部屋R内のイオン濃度分布の計測ポイントとの位置関係を示す図であり、図23は、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の微小粒子拡散装置110動作時における、部屋Rの水平断面Hの位置のイオン濃度分布を示す図、図24は、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の微小粒子拡散装置110動作時における、部屋Rの鉛直中央断面Vの位置のイオン濃度分布を示す図である。図23、図24には、室温15℃の部屋R(図22参照)において、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22からH+(H2O)nとO2 -(H2O)mなるイオン、所謂クラスターイオンを部屋R内に放出した場合の部屋Rの各部でのイオン濃度が示されている。部屋Rの大きさは8畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き3600mm)である。また、図23に示す計測面は、図22に一点鎖線Hで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの水平断面(床面から1700mm上方)であり、図24に示す計測面は、図22に二点鎖線Vで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの鉛直中央断面である。ここで、プラスイオン濃度2000個/cm3以上、かつ、マイナスイオン濃度2000個/cm3以上の時、殺菌効果が確認されている。
図23および図24において、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の周囲には高濃度のイオンが存在するものの、その領域は狭く、必ずしも十分とは言えない。例えば、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の前方10mm位置におけるイオン濃度は約10万個/cm3であり、イオン発生装置14から十分なイオンが発生しているものの、吹出口近傍に高濃度のイオンが停滞した状態となっており、部屋R全体に拡散していない。特に、上下方向、左右方向にイオンが拡散しにくいのが見て取れる。
放出される微小粒子の濃度の高い領域を拡大するには、送風機12の回転数を増加させればよいが、これだと送風騒音が著しく増加するといった問題があった。また、放出される微小粒子の濃度の高い領域を拡大するには、微小粒子発生装置の微小粒子生成量を増加してやればよいが、例えば上記のイオン発生装置14の場合、イオン発生装置14に印加する電圧を大幅に増加する必要があるだけでなく、イオン発生音の増大、およびイオンと同時に発生するオゾン量が爆発的に増加してしまうというような、他の問題が発生してしまう。
また、例えば、冷蔵庫の周囲の空間に存在する浮遊菌等の微生物(ウイルス、カビ菌、その他)を除菌する目的で殺菌作用を呈する微小粒子を庫外に放出する場合、冷蔵庫の開閉扉を開放する時に、冷蔵庫近傍の空間に殺菌作用を呈する微小粒子が充実するよう設定し、冷蔵庫の開閉扉を閉塞している時には、なるべく微小粒子が部屋全体に拡散するように設定したいというニーズがある。しかし、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の場合、微小粒子の吹出し方向が常にほぼ同一方向のため、外乱がない限り、部屋Rのイオン濃度は、常に図23および図24に示すような状態となり、上記のニーズに対応できないといった問題があった。また、拡散させる微小粒子の種類によっては、開閉扉の開閉に従って、上記以外の様々なニーズが生ずるが、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の場合、それらに対応できないといった問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、冷蔵庫の開閉扉の開閉に伴って、微小粒子の拡散状態を変化させることにより、微小粒子の効果を向上させることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、微小粒子発生部位から微小粒子を発生する微小粒子発生装置と、該微小粒子発生装置から発生する微小粒子を搬送する送風経路と、該送風経路に形成され、微小粒子を庫外に放出する吹出口と、冷蔵庫庫内を開閉する開閉扉と、を備えた冷蔵庫において、前記開閉扉の開閉に同期して庫外に放出する微小粒子の濃度分布が変化することを特徴とする。
この構成によると、微小粒子の種類および効能に応じて、冷蔵庫の開閉扉の開放時および閉塞時のそれぞれに好適な微小粒子の濃度分布を実現できる。
また、前記開閉扉の開閉に同期して庫外に放出する微小粒子の吹出方向が変化するようにしてもよい。
この構成によると、開閉扉の開閉に合わせて、微小粒子の種類および効能に応じた好適な拡散を実現することができる。
また本発明は、前記吹出方向は、水平方向又は水平より下方向である第1の吹出方向と、該第1の吹出方向より下方向である第2の吹出方向とからなることを特徴としている。このように吹出方向を変えるには、例えば、前記送風経路を、吹出方向が水平方向又は水平より下方向である第1の送風経路と、吹出方向が第1の送風経路の吹出方向より下方向である第2の送風経路とから構成すればよい。
この構成によると、開閉扉の開閉に合わせて微小粒子を第1の送風経路又は第2の送風経路から放出することができる。例えば、開閉扉の閉塞時に第1の送風経路を通じて微小粒子が放出されるようにすると、微小粒子を部屋全体に拡散することができ、部屋全体の空気中に存在する浮遊菌等の微生物(ウイルス、カビ菌、その他)を効果的に除菌することができる。一方、開閉扉の開放時に第2の送風経路を通じて微小粒子が放出されるようにすると、微小粒子を冷蔵庫の前面下方の領域に拡散することができ、開閉扉を開閉した際に、冷蔵庫庫内に不活化されていない浮遊菌等の微生物が侵入するのを効果的に防止することができる。
上記の冷蔵庫において、前記吹出口は、前記第1の送風経路に連通する第1の吹出口と、前記第2の送風経路に連通し、前記開閉扉の閉塞時に前記開閉扉で閉塞される第2の吹出口とから構成することができる。
この構成によると、開閉扉の閉塞時には第1の吹出口から微小粒子が放出され、一方、開閉扉の開放時には第1および第2の吹出口から微小粒子が放出される。その結果、開閉扉の閉塞時には、部屋全体の空気中に存在する浮遊菌等の微生物(ウイルス、カビ菌、その他)を効果的に除菌することができる。一方、開閉扉の開放時には、冷蔵庫庫内に不活化されていない浮遊菌等の微生物が侵入するのを効果的に防止することができる。
上記の冷蔵庫において、前記送風経路中に、前記第1の送風経路又は第2の送風経路へ気流を導く可動式の風向変更板を設けてもよい。
この構成によると、開閉扉の閉塞時には風向変更板は、送風経路に流通する気流の風向を第1の吹出口へ導く位置に設定できる。これにより第2の吹出口への通風が遮断されるので、第1の吹出口から前方に微小粒子が吹出される。一方、開閉扉の開放時には風向変更板は、送風経路に流通する気流の風向を第2の吹出口へ導く位置に設定される。これにより第1の吹出口への通風が遮断されるので、第2の吹出口から前方下方に微小粒子が吹出される。
また本発明は、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口と前記開閉扉との間に外部に連通する空間が形成されるように、前記吹出口と前記開閉扉とを配したことを特徴としている。
この構成によると、開閉扉の閉塞時には前記空間を通じて微小粒子が放出される。一方、開閉扉の開放時には前記空間は形成されないので、吹出口から微小粒子が放出される。
上記の冷蔵庫において、前記吹出口は水平より下方向に配され、前記吹出口と前記開閉扉の上面部との間に前記空間が形成されると、前方に微小粒子を拡散する能力はやや低下するが、下方に微小粒子を拡散する能力が向上する。従って、冷蔵庫を設置する部屋の形状が、冷蔵庫の前後方向に狭い場合には、開閉扉の開放時には、冷蔵庫の前面下方の領域の微小粒子の濃度をより高くすることができる。
また本発明は、前記開閉扉に、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口の一部を閉塞して前記微小粒子の吹出方向を変化させる開閉扉一体型部材を設けたことを特徴とする。
この構成によると、開閉扉一体型部材の形状及び配置により、開閉扉の閉塞時に所望の方向に微小粒子を放出させることができる。
上記の冷蔵庫において、前記開閉扉一体型部材は、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口の上部を閉塞して気流を下方に案内する開閉扉一体型気流案内部材とすることができる。
この構成によると、開閉扉の閉塞時に下方向に微小粒子を放出させることができる。
上記の冷蔵庫において、前記開閉扉一体型部材は、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口の中部を閉塞して気流を略水平方向と水平より下方向に分流する開閉扉一体型分流部材とすることができる。
この構成によると、開閉扉の閉塞時に略水平方向と水平より下方向に微小粒子を放出させることができる。
上記の冷蔵庫において、前記微小粒子発生装置の上流側にエアフィルターを設けることが望ましい。
この構成によると、微小粒子発生装置内部に油煙や塵埃の侵入を防ぐとともに、微小粒子発生装置への汚れの付着を防止し、微小粒子の発生量の経時劣化を抑制することができる。
上記の冷蔵庫において、前記微小粒子は、殺菌作用を呈するものを用いることができる。
この構成によると、冷蔵庫の周囲の空間に存在する浮遊菌等の微生物(ウイルス、カビ菌、その他)を効果的に除菌することができる。
本発明によると、開閉扉の開閉によって、庫外に放出する微小粒子の吹出方向や濃度分布を変化させることにより、微小粒子の種類および効能に応じて、冷蔵庫の開閉扉の開放時および閉塞時のそれぞれに好適な微小粒子の拡散を実現できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。説明の便宜上、従来例と同一の部分については同一の符号を付し、各実施形態や比較例で同一の部分についても同一の符号を付している。
〈第1の実施形態〉
第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の微小粒子拡散装置11aを搭載した冷蔵庫20aの正面図、図2は、図1の冷蔵庫20aの概略側断面図、図3は図1の冷蔵庫20aに搭載されている微小粒子拡散装置11aを示す概略平面断面図である。また、図4は本実施形態の冷蔵庫20aに搭載されている微小粒子拡散装置11aを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20aの開閉扉21が閉塞されている時の気流の挙動を模式的に表している。さらに、図5は本実施形態の冷蔵庫20aに搭載されている微小粒子拡散装置11aを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20aの開閉扉21が開放されている時の気流の挙動を模式的に表している。
本実施形態の冷蔵庫20aは、送風機12と、送風経路13と、放電面14aを送風経路13に面するように設置されたイオン発生装置14と、図示しない制御部とから成る微小粒子拡散装置11aを、冷蔵庫20aの天面部に備えている。また、冷蔵庫20aの前面に設置される開閉扉21の上部には、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22が設けられており、イオン発生装置14の駆動により生成されるイオンは、送風機12の駆動により搬送され、送風経路13を流通し、拡散装置吹出口15が連通する冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から、冷蔵庫庫外に放出、拡散される構成となっている。図中の矢印は、この時の気流の様子を示している。
イオン発生装置14は、微小粒子として、H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mなるイオンを発生させることができ、使用目的に応じて、プラスイオンに比べてマイナスイオンを多く発生させるモード、マイナスイオンに比べてプラスイオンを多く発生させるモード、及び、プラスイオンとマイナスイオンの両方を略同量の割合で発生させるモードの切替えができる。
特に、イオン発生装置14によりプラスイオン(H+(H2O)n等)とマイナスイオン(O2 -(H2O)m等)をほぼ同量発生させる場合には、冷蔵庫庫外に放出されたH+(H2O)n及びO2 -(H2O)mは微生物の表面で凝集し、空気中の微生物等の浮遊菌を取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝縮生成して浮遊菌の殺菌を行う。
+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1)
+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m'
→ 2・OH+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(2)
+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m'
→ H22+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(3)
上記のように、プラスイオンとマイナスイオンを冷蔵庫20aの前方周囲の庫外生活空間に放出することで、その生活空間に存在する浮遊菌を殺菌し、衛生的な生活空間を提供するとともに、開閉扉21開閉時に庫外から庫内への浮遊菌の侵入を抑制し、衛生的な庫内環境を実現できる。
また、送風機12は羽根車としてシロッコファンを用いることができる。冷蔵庫20aの天面部に、空気を下方から送風機12に取込み、冷蔵庫20aの前方へ吹出す構成に設置される。また、イオン発生装置14の上流側には、油煙や塵埃の侵入を防ぐために、図示しないエアフィルターが設置されている。なお、エアフィルターは送風機12の汚れ防止の観点から、送風機12の上流側に設置されることが望ましい。また、エアフィルターは、冷蔵庫20aの空気の吸込口に設置するとさらに望ましい。
また、送風経路13は絞り部13aと拡大管部13bとを備えている。送風機12から拡散装置吹出口15に向かう送風経路13において、絞り部13aはイオン発生装置14の放電面14aの直前に備えられており、送風機12から連通する送風経路13の断面積は絞り部13aにおいてイオン発生装置14の放電面14aに近づくに従い滑らかに小さくなる形状を呈している。該絞り部13aによりイオン発生装置14の放電面14a近傍を流通する空気の乱れを整流するとともに、送風機12下流に生ずる流れの偏り、所謂偏流を抑制することができる。
さらに、イオン発生装置14の放電面の流れに垂直な方向の幅をw1、放電面に面する送風経路13の幅をw2とすると、w2=w1に設定されている。このため、イオン発生装置14下流部の送風経路13内のイオン濃度が流れ方向に垂直な平面内において略均一となる。
また、イオン発生装置14から拡散装置吹出口15に至る部分は拡大管部13bにて構成されており、イオン発生装置14から拡散装置吹出口15に向かうに従い断面積が滑らかに拡大する構成となっている。また、イオン発生装置14直後における拡大管部13bの断面形状は、高さ10mm、幅30mm、即ちアスペクト比:AR=3であり、拡大管部13bの終点、即ち、拡散装置吹出口15においては、高さ8mm、幅450mm、即ちアスペクト比:AR=56に設定されている。
さらに、拡大管部13bには、イオン発生装置14のすぐ下流部から拡散装置吹出口15のやや上流部にかけて複数の導風板16が設置されており、該導風板16により拡大管部13bの内部が複数に分割されている。本実施形態において拡大管部13bは、6枚の導風板16により7分割され、区切られたそれぞれの送風経路13は拡散装置吹出口15に近づくにつれてアスペクト比が大きくなるように構成され、拡散装置吹出口15に近いほうの導風板16の端部でのアスペクト比が8程度に設定されている。また、6枚の導風板16は、拡散装置吹出口15での長手方向の風速分布がどこでも略同一になるように設定されている。従って、拡散装置吹出口15下流部のイオン濃度が流れ方向に垂直な平面内において略均一となる。
また、冷蔵庫20aの前面に設置される開閉扉21の上部には、前記送風経路13および拡散装置吹出口15が連通する冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22が備えられ、冷蔵庫庫外にイオンが放出、拡散される構成となっている。冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22は、前方(水平方向より10°下方)にイオンを吹出す第1の吹出口22aと、前方下方(水平方向より40°下方)にイオンを吹出す第2の吹出口22bとにより構成されている。また、送風経路13は、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の上流部で、第1の送風経路13cと、第2の送風経路13dとに分岐している。第1の送風経路13cは第1の吹出口22aに連通し、第2の送風経路13dは第2の吹出口22bに連通するよう構成される。なお、第1の吹出口22a、第2の吹出口22bとも、冷蔵庫20aの前面に設置される開閉扉21の上部を覆う部分、例えば、開閉扉21を開閉自在に枢支するヒンジ部(不図示)を覆う部品であるヒンジカバー29に設けられており、第1の吹出口22aは、ヒンジカバー29の前面部に、冷蔵庫前面に面して設けられ、第2の吹出口22bは、ヒンジカバー29の下面部に、開閉扉21の上面部21aに面して設けられている。
この構成によると、開閉扉21の閉塞時には、第2の吹出口22bは、開閉扉21の上面部21aと近接し、第2の吹出口22bから送出される気流は開閉扉21の上面部21aにより遮断されるため、第2の吹出口22bから気流は送出されなくなる。この場合、送風機12の駆動により送風経路13を流通する気流のほとんどは、図4に示すように第1の送風経路13cを流通し、第1の吹出口22aから、前方(水平方向より10°下方)に向けて送出される。そして、第2の送風経路13dは渦領域となり、第2の吹出口22bからは気流はほとんど送出されない。
また、開閉扉21の開放時には、第2の吹出口22bから送出される気流は、開閉扉21の上面部21aにより遮断されていないため、送風機12の駆動により送風経路13を流通する気流は、図5に示すように第1の送風経路13cと、第2の送風経路13dとの経路に分流し、図5に示すように第1の送風経路13cを流通した気流は第1の吹出口22aから前方(水平方向より10°下方)に向けて送出され、第2の送風経路13dを流通した気流は第2の吹出口22bから前方下方(水平方向より40°下方)に向けて送出される。
例えば、第1の送風経路13cを流通する気流と、第2の送風経路13dを流通する気流との比率は、1:1に設定され得る。第1の吹出口22aから水平方向より10°下方に向けて送出された気流は、コアンダ効果により、第2の吹出口22bから送出される気流の影響をうけ、気流はさらにやや下方に曲げられる。また、第2の吹出口22bから水平方向より40°下方に向けて送出された気流は、同様に、コアンダ効果により、第1の吹出口22aから送出される気流の影響をうけ、気流はやや上方に曲げられる。結果として冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から送出される気流は、水平方向より30°下方に向かう方向を中心に、水平方向より下方に10°〜40°の広がりをもって送出される。
図6、図7は、室温15℃の部屋R(図22参照)において、本実施形態の微小粒子拡散装置11aを備えた冷蔵庫20aの開閉扉21の閉塞時に、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から、H+(H2O)nとO2 -(H2O)mなるイオン、所謂クラスターイオンを部屋Rに放出した場合の部屋Rの各部でのイオン濃度を示している。前述のとおり、部屋Rの大きさは8畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き3600mm)である。また、図6に示す計測面は、図22に一点鎖線Hで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの水平断面(床面から1700mm上方)であり、図7に示す計測面は、図22に二点鎖線Vで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの鉛直中央断面である。なお、このときの冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の風速は、吹出口22の長手方向のどの位置においても略均一の1.5m/sである。また、このときの冷蔵庫20a前方1mにおける騒音値は22dBである。
また図8は、本実施形態の冷蔵庫20aの開閉扉21の開放時において、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から、上記のクラスターイオンを室内に放出した場合の部屋Rの各部でのイオン濃度を示している。図8に示す計測面は、図7と同様、図22に二点鎖線Vで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの鉛直中央断面である。
なお、前述のとおり、プラスイオン濃度2000個/cm3以上、かつ、マイナスイオン濃度2000個/cm3以上の時、上記の殺菌効果が確認されている。
従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の場合のイオン濃度分布(図23、図24)と比較すれば明らかであるが、図6、図7によると、本実施形態の微小粒子拡散装置11aを備えた冷蔵庫20aの開閉扉21の閉塞時においては、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の第1の吹出口22aから吹出されたイオンは、部屋の端まで到達しているのがわかる。また、本実施形態の冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の前方10mm位置におけるイオン濃度は約1万個/cm3であり、従来例のように吹出口近傍に高濃度のイオンが停滞するということもない。また、部屋Rの約60%以上の領域において、プラスイオン濃度2000個/cm3以上、かつ、マイナスイオン濃度2000個/cm3以上のイオン濃度を示しており、殺菌効果を示す領域が従来例に対して格段に広がっているのがわかる。
以下に、本実施形態の微小粒子拡散装置11aが従来の微小粒子拡散装置110に対して、イオンの拡散能力が大幅に向上したメカニズムについて説明する。第1に、拡大管部13bは、ディフューザの働きを持つように設計されており、従って気流の運動エネルギーを静圧に変換することができ、送風機12の送風能力を助けることができるため、図示しないエアフィルター、絞り部13a、その他送風経路13内において生ずる圧力損失の全てが送風機12にかかる場合に比べて送風量が増加し、送風機騒音も低くなる。そのため従来例に比べ大風量の気流によりイオンを搬送するため、拡散効率が格段に上昇する。微小粒子拡散装置11aは従来例に比べて風量が約2倍であり、このときの冷蔵庫22a前方1mにおける騒音値は従来例と同様で22dBである。
第2に、該絞り部13aによりイオン発生装置14の放電面14a近傍を流通する空気の乱れを整流するとともに、送風機12下流に生ずる流れの偏り、所謂偏流を抑制しているため、気流の乱れが従来例に比べて大幅に抑制されている。イオンは壁面やその他障害物に衝突することにより電荷を失い消滅する。また、イオン発生装置14からプラスイオンとマイナスイオンの両方を略同量の割合で発生させている場合には、プラスイオンとマイナスイオンが衝突することによりイオンが消滅する。即ち、気流が乱れていれば、障害物とイオンの衝突及び/またはイオン同士が衝突することによるイオン消滅量が多く、気流が整流されていれば、障害物とイオンの衝突及び/またはイオン同士が衝突することによるイオン消滅量が少なくなり、そのためイオンが長寿命化する。従来例においては約3秒でイオン濃度が1/eに減衰するのに対し、本実施形態においてはイオン濃度が1/eに減衰する時間が約5秒まで延長される。
第3に、イオン発生装置14の放電面14a近傍を流通する空気の乱れや偏りを抑制しているため、イオン発生装置14の放電面14a近傍を流通する空気は一様となる。これにより、イオン発生装置14の放電面14a上におけるイオン発生効率が増加する。即ち、所望のイオン発生量を確保するのに、低電圧または低風量で可能となり、騒音面でも有利となる。
第4に、送風経路13とイオン発生装置14の位置関係を、イオン発生装置14の放電面の流れに垂直な方向の幅と、放電面に面する送風経路13の幅とを等しくするように設定したことにより、流れに垂直な方向のイオン濃度のばらつきが抑制され、イオン発生装置14下流部の送風経路13内のイオン濃度が流れ方向に垂直な平面内において略均一となり、イオンを効率良く気流に乗せることができる。そのため、イオンを効率的に搬送し、拡散させることができる。
第5に、吹出口22のアスペクト比を最適化し、噴流のポテンシャルコアを延長することにより、風速の減衰を抑制しているため、気流の到達距離が従来例に比べ、大幅に延長されている。一般に、吹出口から送出した直後の噴流中央部の速度分布は一様である。この一様な速度の部分は、両側から発達する自由混合層により侵食されて減少し、ある距離のところで消滅する。この部分はくさび状であって、ポテンシャルコアとよばれる。静止流体中に流出する自由噴流の場合、ポテンシャルコアの長さは、吹出口形状、吹出口壁面に沿う境界層の状態、初期乱れ等によって異なるが、2次元乱流噴流では吹出口高さ又は直径の5〜7倍程度、軸対称乱流噴流では吹出口高さ又は直径の5〜8倍程度になることが知られている。このポテンシャルコアの長さが長くなるにつれて、噴流の到達距離が延長される。従って、吹出口面積および吹出口風速が同じ、つまり、同一風量であれば、吹出口のアスペクト比を最適にすることでポテンシャルコア長、即ち、気流の到達距離を延長することができる。言い換えれば、同じポテンシャルコア長、つまり、気流の到達距離が同一の場合、風量を小さくできるため、送風機12の消費電力および騒音値を低減することができる。
さらに、後述の比較例の微小粒子拡散装置111を備えた冷蔵庫201の場合のイオン濃度分布(図18、図19)と比較すれば明らかであるが、図6、図7によると、本実施形態の微小粒子拡散装置11aを備えた冷蔵庫20aの開閉扉21の閉塞時においては、比較例の微小粒子拡散装置111を備えた冷蔵庫201の場合のイオン濃度分布(図18、図19)と略同様のイオン拡散性能を示している。さらに、本実施形態の微小粒子拡散装置11aを備えた冷蔵庫20aの開閉扉21の開放時においては、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から送出される気流は、水平方向より30°下方に向かう方向を中心に、水平方向より下方に10°〜40°の広がりをもって送出され、図8に示すように、冷蔵庫20aの前面部近傍に広がっているのがわかる。これにより、殺菌効果を示す領域が比較例に対して下方に格段に広がり、冷蔵庫20aの前面下方の領域のイオン濃度は、プラスイオン濃度2000個/cm3以上、かつ、マイナスイオン濃度2000個/cm3以上となり、例えば、冷蔵庫20aの最下段の開閉扉(不図示)を開閉した際に、冷蔵庫20a庫内に不活化されていない浮遊菌等の微生物が侵入するのを防止できる。
即ち、本実施形態によれば、冷蔵庫20aの開閉扉21の閉塞時には、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から送出される微小粒子を、部屋R全体に拡散することができ、部屋R全体の空気中に存在する浮遊菌等の微生物(ウイルス、カビ菌、その他)を効果的に除菌することができる。一方、冷蔵庫20aの開閉扉21の開放時には、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から送出される微小粒子を、冷蔵庫20aの前面下方の領域に拡散することができ、例えば、冷蔵庫20aの最下段の開閉扉(不図示)を開閉した際に、冷蔵庫20a庫内に不活化されていない浮遊菌等の微生物が侵入するのを効果的に防止することができる。
〈第2の実施形態〉
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態の微小粒子拡散装置11bを搭載した冷蔵庫20bの正面図は図1と略同一、本実施形態の冷蔵庫20bに搭載されている微小粒子拡散装置11bを示す概略平面断面図は図3と略同一である。また、図9は本実施形態の冷蔵庫20bに搭載されている微小粒子拡散装置11bを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20bの開閉扉21が閉塞されている時の気流の挙動を模式的に表している。さらに、図10は本実施形態の冷蔵庫20bに搭載されている微小粒子拡散装置11bを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20bの開閉扉21が開放されている時の気流の挙動を模式的に表している。
本実施形態は、第1の実施形態に対して、送風経路13の拡散装置吹出口15近傍および冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の構成が異なる。即ち、本実施形態の微小粒子拡散装置11bの送風経路13は、第1の実施形態に対して第1の送風経路13cが省略された、下方へ湾曲する形状になっており、開閉扉21の開放時には、図10に示すように、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の第2の吹出口22bから前方下方(水平方向より45°下方)に微小粒子が吹出される。
また、ヒンジカバー前方部29bは、図9に示すように、ヒンジカバー後方部29aよりも高い位置に形成されており、開閉扉21の閉塞時には、開閉扉21の上面部21aとヒンジカバー前方部29bの下面部とにより構成される空間が送風経路13を成し、第2の吹出口22bから前方下方に吹出された気流は開閉扉21の上面部21aに沿って前方に導かれ、開閉扉21の上面部21aと、ヒンジカバー前方部29bの下面部と、冷蔵庫20bの前面部とから形成される、第3の吹出口22cから前方(水平方向)に微小粒子が吹出される。その他の構成は第1の実施形態と同一である。
本実施形態によれば、第1の実施形態に対して、前方に微小粒子を拡散する能力はやや低下するが、下方に微小粒子を拡散する能力が向上する。従って、冷蔵庫20bを設置する部屋Rの形状が、冷蔵庫20bの前後方向に狭い場合には、本実施形態の構成を選択すれば、冷蔵庫20bの開閉扉21の開放時には、冷蔵庫20bの前面下方の領域の微小粒子の濃度をより高くすることができ、例えば、冷蔵庫20aの最下段の開閉扉(不図示)を開閉した際に、冷蔵庫20a庫内に不活化されていない浮遊菌等の微生物が侵入するのをより効果的に防止することができる。
〈第3の実施形態〉
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態の微小粒子拡散装置11cを搭載した冷蔵庫20cの正面図は図1と略同一、本実施形態の冷蔵庫20cに搭載されている微小粒子拡散装置11cを示す概略平面断面図は図3と略同一である。また、図11は本実施形態の冷蔵庫20cに搭載されている微小粒子拡散装置11cを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20cの開閉扉21が閉塞されている時の気流の挙動を模式的に表している。さらに、図12は本実施形態の冷蔵庫20cに搭載されている微小粒子拡散装置11cを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20cの開閉扉21が開放されている時の気流の挙動を模式的に表している。
本実施形態では、回転軸19aにて枢支され、送風経路13に流通する気流の風向を第1の吹出口22aへ導く位置と、第2の吹出口22bへ導く位置との間で上下に可動する風向変更板19が送風経路13の拡散装置吹出口15近傍に設けられている。その他の構成は第1の実施形態と同一である。
冷蔵庫20cが駆動し、開閉扉21が閉塞されると、風向変更板19は、送風経路13に流通する気流の風向を第1の吹出口22aへ導く位置に設定される。これにより第2の吹出口22bへの通風が遮断されるので、第1の吹出口22aから前方(水平方向より10°下方)に微小粒子が吹出される。
一方、冷蔵庫20cの開閉扉21が開放されると、風向変更板19は、送風経路13に流通する気流の風向を第2の吹出口22bへ導く位置に設定される。これにより第1の吹出口22aへの通風が遮断されるので、第2の吹出口22bから前方下方(水平方向より40°下方)に微小粒子が吹出される。
なお、風向変更板19を送風経路13の中程に設定すれば、第1の吹出口22aへも第2の吹出口22bへも気流を導ける。こうすることで、やや流体損失が増加するものの、第1の実施形態に近い効果を得ることもできる。
本実施形態によれば、第1の実施形態に対して、構成がやや複雑になるが、開閉扉21閉塞時には、第1の実施形態において生じていた、第2の送風経路13dの渦領域が形成されないため、前方への微小粒子拡散能力が向上する。また、開閉扉21開放時には、第1の実施形態において生じていた、第1の吹出口22aから送出される気流と、第2の吹出口22bから送出される気流とが、コアンダ効果により影響を及ぼしあい、気流がやや上方に引き上げられることがなくなるため、下方への微小粒子拡散の指向性が格段に向上するとともに、下方への微小粒子拡散能力が向上する。
〈第4の実施形態〉
次に、第4の実施形態について説明する。本実施形態の微小粒子拡散装置11dを搭載した冷蔵庫20dの正面図は図1と略同一、本実施形態の冷蔵庫20dに搭載されている微小粒子拡散装置11dを示す概略平面断面図は図3と略同一である。また、図13は本実施形態の冷蔵庫20dに搭載されている微小粒子拡散装置11dを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20dの開閉扉21が閉塞されている時の気流の挙動を模式的に表している。さらに、図14は本実施形態の冷蔵庫20dに搭載されている微小粒子拡散装置11dを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20dの開閉扉21が開放されている時の気流の挙動を模式的に表している。
本実施形態は、第1の実施形態とは気流の吹出方向が異なり、開閉扉21の閉塞時は、微小粒子を下方へ吹出し、開閉扉21の開放時は、微小粒子を前方へ吹出す構成となっている。即ち、送風経路13は拡散装置吹出口15近傍で徐々に上下に拡大するとともに、下面部が前方にいくほど下方になるように湾曲した形状に形成されている。そして、冷蔵庫20dの開閉扉21の開放時には、図14に示すように冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の第4の吹出口22dから前方(水平方向より10°下方)に、ある程度の広がりをもちながら微小粒子が吹出される。
一方、開閉扉21の閉塞時には、図13に示すように、開閉扉一体型気流案内部材21bが第4の吹出口22dを閉塞し、気流を下方に案内する。従って、微小粒子は第5の吹出口22eから冷蔵庫20dの前面部に沿って下方に吹出される。この時、開閉扉21の前方上方の端部は気流を滑らかに下方に導くことができるように、滑らかな湾曲形状を成すことが望ましい。また、開閉扉一体型気流案内部材21bは、開閉扉21と一体に構成されており、そのため開閉扉21が開放されると、開閉扉一体型気流案内部材21bは冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から大きく隔たれた位置に移動する。その他の構成は第1の実施形態と同一である。
本実施形態によれば、第1の実施形態に対して、開閉扉21の開閉と微小粒子の吹出方向の関係を逆転できる。例えば、微小粒子の殺菌作用が比較的低い場合、または、長時間冷蔵庫前面下部の領域を除菌し続けたい場合、または、開閉扉21を開放して食品を冷蔵庫20dの庫内から出し入れする際に、食品に微小粒子を吹き付けたくない場合、さらには、使用者に微小粒子を積極的に浴びせたくない場合、等には、本実施形態が有利となる。
〈第5の実施形態〉
次に、第5の実施形態について説明する。本実施形態の微小粒子拡散装置11eを搭載した冷蔵庫20eの正面図は図1と略同一、本実施形態の冷蔵庫20eに搭載されている微小粒子拡散装置11eを示す概略平面断面図は図3と略同一である。また、図15は本実施形態の冷蔵庫20eに搭載されている微小粒子拡散装置11eを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20dの開閉扉21が閉塞されている時の気流の挙動を模式的に表している。さらに、図16は本実施形態の冷蔵庫20eに搭載されている微小粒子拡散装置11eを示す概略側断面図であり、冷蔵庫20eの開閉扉21が開放されている時の気流の挙動を模式的に表している。
本実施形態では、第4の実施形態に対してさらに、開閉扉21の閉塞時にも、微小粒子の一部を前方へ吹出すことができる構成となっている。即ち、開閉扉一体型気流案内部材21bに替えて、開閉扉一体型分流部材21cが用いられる。これにより、開閉扉21の開放時には、図16に示すように、第4の実施形態(図14)と同一となる。一方、開閉扉21の閉塞時には、図15に示すように、第2の吹出口22bの位置に、開閉扉一体型分流部材21cが設けられ、気流を2方向に分流し、一方を冷蔵庫20e前方に案内するとともに、他方は下方に案内する。従って、一部の微小粒子は第6の吹出口22fから冷蔵庫20e前方へ略水平方向に吹出され、残りの微小粒子は、第5の吹出口22eから冷蔵庫20eの前面部に沿って下方に吹出される。その他の構成は第4の実施形態と同一である。
本実施形態によれば、第4の実施形態に対して、開閉扉21の閉塞時に、微小粒子を冷蔵庫前面下部のみならず、部屋全体に拡散することができる。この時、微小粒子発生能力のより高いイオン発生装置14、および、送風能力のより高い送風機を併用すれば、さらに高い効果を得ることができる。
なお、冷蔵庫庫外に放出する微小粒子の濃度分布を変化させる方法としては、上記第1〜第5の実施形態の他にも様々な方法が考えられる。例えば、吹出口からの微小粒子の吹出速度を変化させる方法がある。送風機の風量が同じ場合は、吹出口の一部を遮蔽する手段を設け、吹出口の面積を変化させればよい。吹出口の面積が大きくなる程、吹出速度が遅くなり、冷蔵庫近辺の微小粒子の濃度が高くなる。また、吹出口の面積が一定の場合は、送風機の風量を変化させればよい。送風機の風量が大きくなる程、吹出速度が速くなり、より遠くへ微小粒子が拡散される。
また例えば、吹出口から放出される微小粒子の気流の温度を変化させる方法もある。この気流の温度は送風経路にダンパ等を設けて冷凍サイクルの冷気を導入して冷却することができる。吹出方向が同じ場合、室温より高温の気流は比重が小さく上方向に曲がり、部屋の上部の微小粒子の濃度が高くなり、室温より低温の気流は比重が大きく下方向に曲がり、部屋の下部の微小粒子の濃度が高くなる。一例として、水平方向より30°下方に、開閉扉閉塞時には30℃の気流を放出し、開閉扉開放時には5℃の気流を放出する場合が考えられる。この場合、開閉扉閉塞時は部屋の中央部の微小粒子濃度が高くなり、開閉扉開放時は部屋の下部の微小粒子濃度が高くなる。
また例えば、上記の吹出速度と気流の温度との両方を変化させてもよい。一例として、水平方向より10°下方に、開閉扉閉塞時には室温の気流を1.5m/sで放出し、開閉扉開放時には5℃の気流を0.5m/sで放出する場合が考えられる。気流は低速である程大きく曲がるので、開閉扉開放時は部屋の下部の微小粒子濃度が高くなる。更に開閉扉開放時は気流の比重が大きいので、微小粒子は十分な到達距離が得られる。
また例えば、微小粒子発生装置の微小粒子発生量を変化させる方法もある。微小粒子を多く発生させる程、部屋の微小粒子濃度は高くなる。
また例えば、微小粒子拡散装置の吹出口から気流を吹き出す他に、別の送風機等を用いて冷蔵庫近辺に他の気流を発生させる方法もある。開閉扉の開閉に同期して冷蔵庫外部の他の場所に設けられたサーキュレータが動作/停止するようにすればよい。一例として、冷蔵庫の底面に吸気する送風機を設け、開閉扉閉塞時には送風を停止し、開閉扉開放時には送風することが考えられる。この場合、開閉扉開放時は部屋の空気が冷蔵庫の底面への気流が生じ、冷蔵庫下部の微小粒子濃度が高くなる。
また例えば、冷蔵庫に別の微小粒子拡散装置を設ける方法もある。一例として冷蔵庫の底面に第2の微小粒子拡散装置を設け、開閉扉閉塞時には第2の微小粒子拡散装置を停止し、開閉扉開放時には第2の微小粒子拡散装置を駆動することが考えられる。この場合、開閉扉開放時は第2の微小粒子拡散装置から放出された微小粒子が冷蔵庫下部周辺に拡散され、冷蔵庫下部の微小粒子濃度が高くなる。
これらの微小粒子の濃度分布を変化させる方法は、それぞれを組み合わせて用いてもよく、また上記第1〜第5の実施形態と組み合わせて用いることも可能である。
以上、実施形態を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定される訳ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更を加えて実施される。なお、微小粒子発生装置としてはイオン発生装置14だけでなく、他の微小粒子を発生させる装置を用いることもできる。また、微小粒子拡散装置は冷蔵庫だけでなくあらゆる機器に搭載しても上記と同様の効果を得ることができる。
〈比較例〉
第1の実施形態と比較するための比較例について説明する。比較例の微小粒子拡散装置111を搭載した冷蔵庫201の正面図は図1と略同一、比較例の冷蔵庫201に搭載されている微小粒子拡散装置111を示す概略平面断面図は図3と略同一である。また、図17は比較例の冷蔵庫201に搭載されている微小粒子拡散装置111を示す概略側断面図であり、微小粒子拡散装置111が駆動している時の気流の挙動を模式的に表している。
第1の実施形態に対して、微小粒子拡散装置111の冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22は、前方(水平方向より10°下方)にイオンを吹出す第1の吹出口22aのみとなっており、前方下方(水平方向より40°下方)にイオンを吹出す第2の吹出口22bが省略されている。また、送風経路13においても、第1の送風経路13cのみとなっており、第2の送風経路13dが省略されている。従って、この構成によると、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から冷蔵庫庫外に送出される微小粒子は、開閉扉21の開閉にかかわらず、常に前方(水平方向より10°下方)に向けて送出される。その他の構成は第1の実施形態と同一である。
図18、図19は、室温15℃の部屋R(図22参照)において、比較例の微小粒子拡散装置111を備えた冷蔵庫201の冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22からH+(H2O)nとO2 -(H2O)mなるイオン、所謂クラスターイオンを室内に放出した場合の部屋の各部でのイオン濃度を示している。前述のとおり、部屋Rの大きさは8畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き3600mm)である。また、図18に示す計測面は、図22に一点鎖線Hで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの水平断面(床面から1700mm上方)であり、図19に示す計測面は、図22に二点鎖線Vで示した、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22を含む部屋Rの鉛直中央断面である。なお、このときの冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の風速は、吹出口の長手方向のどの位置においても略均一の1.5m/sである。また、このときの冷蔵庫20a前方1mにおける騒音値は22dBである。
ここで、従来の微小粒子拡散装置110を備えた冷蔵庫200の場合のイオン濃度分布(図23、図24)と比較すれば明らかであるが、図18、図19によると、比較例の微小粒子拡散装置111を備えた冷蔵庫201においては、冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22から吹出されたイオンは、部屋Rの端まで到達しているのがわかる。また、比較例の冷蔵庫庫外微小粒子吹出口22の前方10mm位置におけるイオン濃度は約1万個/cm3であり、従来例のように吹出口近傍に高濃度のイオンが停滞するということもない。また、8畳の部屋の約60%以上の領域において、プラスイオン濃度2000個/cm3以上、かつ、マイナスイオン濃度2000個/cm3以上のイオン濃度を示しており、殺菌効果を示す領域が従来例に対して格段に広がっているのがわかる。
但し、図19によると、冷蔵庫201の前面下方の領域のイオン濃度が低く、これだと、例えば、冷蔵庫201の最下段の開閉扉(不図示)を開閉した際に、冷蔵庫201庫内に不活化されていない浮遊菌等の微生物が侵入する恐れがある。
は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の正面図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の概略側断面図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を示す概略平面断面図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が開放されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時において、冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、部屋Rの水平断面Hの位置のイオン濃度分布を示す図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時において、冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、部屋Rの鉛直中央断面Vの位置のイオン濃度分布を示す図である。 は、本発明の第1の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時において、冷蔵庫の開閉扉が開放されている時の、部屋Rの鉛直中央断面Vの位置のイオン濃度分布を示す図である。 は、本発明の第2の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第2の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が開放されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第3の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第3の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が開放されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第4の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第4の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が開放されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第5の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が閉塞されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、本発明の第5の実施形態の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の開閉扉が開放されている時の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、比較例の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の、微小粒子拡散装置近傍を示す概略側断面図である。 は、比較例の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時における、部屋Rの水平断面Hの位置のイオン濃度分布を示す図である。 は、比較例の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時における、部屋Rの鉛直中央断面Vの位置のイオン濃度分布を示す図である。 は、従来の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の正面図である。 は、従来の微小粒子拡散装置を示す概略平面断面図である。 は、従来の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫と部屋R内のイオン濃度分布の計測ポイントとの位置関係を示す図である。 は、従来の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時における、部屋Rの水平断面Hの位置のイオン濃度分布を示す図である。 は、従来の微小粒子拡散装置を備えた冷蔵庫の微小粒子拡散装置動作時における、部屋Rの鉛直中央断面Vの位置のイオン濃度分布を示す図である。
符号の説明
11a〜11e、110、111 微小粒子拡散装置
13 送風経路
13c 第1の送風経路
13c 第2の送風経路
14 イオン発生装置
19 風向変更板
20a〜20e、200、201 冷蔵庫
21 開閉扉
21b 開閉扉一体型気流案内部材
21c 開閉扉一体型分流部材
22 冷蔵庫庫外微小粒子吹出口
22a 第1の吹出口
22b 第2の吹出口

Claims (13)

  1. 微小粒子発生部位から微小粒子を発生する微小粒子発生装置と、該微小粒子発生装置から発生する微小粒子を搬送する送風経路と、該送風経路に形成され、微小粒子を庫外に放出する吹出口と、冷蔵庫庫内を開閉する開閉扉と、を備えた冷蔵庫において、
    前記開閉扉の開閉に同期して庫外に放出する微小粒子の濃度分布が変化することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 微小粒子発生部位から微小粒子を発生する微小粒子発生装置と、該微小粒子発生装置から発生する微小粒子を搬送する送風経路と、該送風経路に形成され、微小粒子を庫外に放出する吹出口と、冷蔵庫庫内を開閉する開閉扉と、を備えた冷蔵庫において、
    前記開閉扉の開閉に同期して庫外に放出する微小粒子の吹出方向が変化することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前記吹出方向は、水平方向又は水平より下方向である第1の吹出方向と、該第1の吹出方向より下方向である第2の吹出方向とからなることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記送風経路は、吹出方向が水平方向又は水平より下方向である第1の送風経路と、吹出方向が第1の送風経路の吹出方向より下方向である第2の送風経路とからなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記吹出口は、前記第1の送風経路に連通する第1の吹出口と、前記第2の送風経路に連通し、前記開閉扉の閉塞時に前記開閉扉で閉塞される第2の吹出口とからなることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記送風経路中に、前記第1の送風経路又は第2の送風経路へ気流を導く可動式の風向変更板を設けたことを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  7. 前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口と前記開閉扉との間に外部に連通する空間が形成されるように、前記吹出口と前記開閉扉とを配したことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  8. 前記吹出口は水平より下方向に配され、前記吹出口と前記開閉扉の上面部との間に前記空間が形成されることを特徴とする請求項7記載の冷蔵庫。
  9. 前記開閉扉に、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口の一部を閉塞して前記微小粒子の吹出方向を変化させる開閉扉一体型部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  10. 前記開閉扉一体型部材は、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口の上部を閉塞して気流を下方に案内する開閉扉一体型気流案内部材であることを特徴とする請求項9記載の冷蔵庫。
  11. 前記開閉扉一体型部材は、前記開閉扉の閉塞時に前記吹出口の中部を閉塞して気流を略水平方向と水平より下方向に分流する開閉扉一体型分流部材であることを特徴とする請求項9記載の冷蔵庫。
  12. 前記微小粒子発生装置の上流側にエアフィルターを設けることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の冷蔵庫。
  13. 前記微小粒子は、殺菌作用を呈するものであることを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の冷蔵庫。
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