JP2006118245A - 重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法 - Google Patents

重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 RC造又はSRC造の大型高層塔体を、移動型枠工法により若しくは既成型枠工法により、可能な限り大型クレーンを使用しないで建設する方法を提供する。
【解決手段】 大型高層塔体構造物の建設位置の地上に移動型枠1を組み立て設置すると共に、移動型枠1の周辺部に複数の支柱2を建て、支柱2に支持されたクライミングステージ3を架設し、クライミングステージ3上に大型高層塔体構造物の建設に必要とされる重量機器類を搭載し、クライミングステージ3に移動型枠1を吊り下げる。支柱2を継ぎ足して建て、クライミングステージ3を自己上昇させると共に該クライミングステージ3に吊られて上昇する移動型枠1を利用して鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体10の構築を進める。大型高層塔体10の構築を完成し、コンクリートが必要強度を発現した後に、重量機器類を下ろして大型高層塔体10への据付けを行い、大型高層塔体構造物の組み立てを完成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば大型大出力の風力発電所の建設、特に鉄筋コンクリート造(以下、RC造と略す場合がある。)又は鉄骨鉄筋コンクリート造(以下、SRC造と略す場合がある。)の大型高層塔体を、移動型枠工法により、若しくはプレキャストコンクリート型枠を使用する既成型枠工法(PCF工法)により構築すると共に、風力発電所の主体である大重量の発電機器(以下、ナセルという場合がある。)や小型クレーン等の揚重機その他の重量機器類を予め移動ステージ(クライミングステージ)上に搭載して、RC造塔体の構築を兼ねて前記重量機器類を移動ステージと共に持ち上げてゆき、塔体の構築を完成した後に、移動ステージ上の発電機器を下ろして塔体へ据え付け、ロータの取り付けるまで、可能な限り大型クレーンを使用しないで建設する、大型高層塔体構造物の建設方法の技術分野に属する。
地球環境の保全、保護の要求が高まるにつれて風力発電所の建設が急増加している。現在日本国内の風力発電出力は約70万KWと言われるが、2010年には300万KWに到達し、その後も更に増加する可能性が高いといわれる。
前記したような風力発電への期待が高まるにつれて、1機当たり出力を増大する大型化を図り、発電単価を低下させることも必要となった。因みに、出力を2倍にすると、発電単価は0.7倍に低下すると試算されている。
風力発電所の大型大出力化は、結局は塔体の背を高くして、ロータ直径を大きくすることに尽きる。既存する600KWクラスの塔体の地上高さは約40mであるが、建設中の1.5〜2MWクラスの塔体の高さは65mに及ぶ。将来建設が検討されている5MWクラスのロータ直径は110m超で、塔体の高さは120m超に及ぶし、10MWクラスの塔体の高さは170mに及ぶことが試算されている。
上記したような大型風力発電所の建設に必要な塔体は、塔体の高さが100m以上になるとRC造が優位と言われ、鋼製構造から鉄筋コンクリート造(RC造)又は鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)へ変更することを余儀なくされている。
いずれにしても、大型風力発電所の建設に関しては、全材料費に占める塔体の割合が20〜35%に及ぶと言われ、塔体の建設工期が全体工期に大きく影響することが知られており、風力発電所の建設工事の合理化は、要するに塔体構築のコストダウンと建設工期の短縮化にかかっていることは明らかである。
従来、RC造又はSRC造の大型塔体を建設する手段としては、下記の特許文献1に開示されたようなスリップフォーム装置およびこれを使用したスリップフォーム工法が広く採用されている。特許文献2には、高層塔体をスリップフォーム装置で建設するに際し、同装置の作業床に水槽から成る制振装置を設置した技術が開示されている。
更に、下記の特許文献3には、大型クレーンを使用しないで、風力発電所を建設するための組み立て方法及び組み立て装置が開示されている。
特許文献4には、小さいトラッククレーンを使用して、ブロック分けした塔体構造物および発電機、羽根を持ち上げて組み立てることに至便のクライミング装置と、これを利用した構築方法が開示されている。
特許文献5には、プレキャストコンクリート型枠を使用してRC造構造物を構築する既成型枠工法(PCF工法)の一例が開示されている。
特公昭59−33746号公報 実用新案登録第2557184号公報 特開2001−254668号公報 特開2003−184730号公報 特開平7−80822号公報
既往技術の代表例として、図5(I)〜(V)には、塔体に沿って並立させた超大型クレーンPにより、高さ方向に複数にブロック分けした鋼製の塔体ブロックa、b、cを順次吊り上げて継ぎ足すことにより塔体Tを建設すると共に、更に発電器機(ナセル)Qを吊り上げて塔体Tへ据え付け、ロータRを取り付けて建設する工法の枢要な手順を概念的に示している。
また、図6(I)〜(VI)には、移動型枠装置SによりRC造塔体Tを一連に建設し、この塔体Tに並立させた超大型クレーンPにより発電器機(ナセル)Qを吊り上げて塔体Tへ据え付け、更にロータRを取り付けて建設する工法の枢要な手順を概念的に示している。
上記のように、既往技術による大型風力発電所の建設には超大型クレーンPの使用が不可欠であった。しかし、既往の適用可能な超大型クレーンPの背の高さは70m程度が限度といわれている。
将来建設が予定されている5MWクラスの風力発電所に必要なクレーンの高さは120m超に及ぶが、現状、そのような超大型クレーンは我が国には存在しない。もし仮にそのような超大型クレーンを製作できたとしても、汎用性が少ないこともあって大変高価なものになるし、また、道路輸送の規制を受ける関係もあって大きな困難が予想され実現性が低い。
上記のような事情を考慮して、上記の特許文献3には、大型クレーンを使用しないで風力発電所を建設するための組み立て方法及び組み立て装置が開示されている。しかしながら、同公報に具体的な塔体の高さは30m(段落番号[0002])でしかない。また、塔体は三つのタワーユニットを順に積み重ねて完成する方式であり、門型架構はその下部にせり上げ装置を設置して柱を順次せり上げ上昇させる構成であるから、発電装置を予め門型架構の横桁へ吊り上げ仮止めする点は注目できるとしても、とうてい100m超の塔体の構築に適用可能な技術とは認めがたい。
特許文献4に開示されたクライミング装置も、小さいトラッククレーンを使用して、ブロック分けした塔体構造物および発電機、羽根を持ち上げて組み立てることを内容とする技術であるから、やはり100m超の塔体の構築に適用可能な技術とはいえない。
本発明の目的は、100m超の大型高層塔体の構築に優位とされるSRC造又はRC造塔体を、移動型枠工法により、又はプレキャストコンクリート型枠を使用する既成型枠工法により構築する方法であって、特に大型風力発電所の主体である大重量の発電機器や小型クレーン等の揚重機その他必要とされる重量機器類は予め移動ステージ(クライミングステージ)上に搭載して、塔体の構築とともに移動ステージを上昇させ前記重量機器類を移動ステージと共に持ち上げてゆき、塔体の構築を完成した後に、移動ステージ上の発電機器を下ろして塔体へ据え付け、ロータを取り付けるまで、前記移動ステージ上の揚重機の使用により行い、可能なかぎり大型クレーンを使用しないで建設する、大型高層塔体構造物の建設方法を提供することである。
上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法は、いわゆる移動型枠工法による方法であって、
大型高層塔体構造物の建設位置の地上にスリップフォーム工法又はジャンプフォーム工法の移動型枠1を組み立て設置すると共に、前記移動型枠1の周辺部に複数の支柱2…を建て、前記支柱2に支持されたクライミングステージ3を架設し、前記クライミングステージ3上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる重量機器類を搭載し、前記クライミングステージ3に前記移動型枠1を吊り下げる段階と、
前記支柱2を継ぎ足して建て、クライミングステージ3を自己上昇させると共に該クライミングステージ3に吊られて上昇する移動型枠1を利用して鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体10の構築を進める段階と、
大型高層塔体10の構築を完成し、コンクリートが必要強度を発現した後に、移動型枠1を解体し、クライミングステージ3上の重量機器類を下ろして大型高層塔体10への据付けを行い、大型高層塔体構造物の組み立てを完成する段階と、
その後、支柱2を解体し撤去しつつ、クライミングステージ3を地上まで下ろし、解体し撤去する段階と、
から成ることを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法は、いわゆる既成型枠工法(PCF工法)による方法であって、
大型高層塔体構造物の建設位置の周辺部に複数の支柱2…を建て、前記支柱2に支持されたクライミングステージ3を上位に架設し、その下側には既成型枠作業ステージ21を架設し、前記クライミングステージ3上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる重量機器類を搭載し、前記の既成型枠作業ステージ21に初期の塔体建設用既成型枠22を設置し、これを利用して鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体10の構築を開始する段階と、
前記支柱2を継ぎ足して建て、前記クライミングステージ3を先行して自己上昇させ、つづいて既成型枠作業ステージ21を自己上昇させて次なる塔体建設用既成型枠22M、22Nを設置し、鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体10を構築する工程を以下繰り返し進める段階と、
大型高層塔体10の構築を完成し、コンクリートが必要強度を発現した後に、前記既成型枠作業ステージ21を解体し、クライミングステージ3上の重量機器類を下ろして大型高層塔体10への据付けを行い、大型高層塔体構造物の組み立てを完成する段階と、
その後、支柱2を解体し撤去しつつ、クライミングステージ3を地上まで下ろし、解体し撤去する段階と、
から成ることを特徴とする。因みに前記既成型枠22は、通例プレキャストコンクリート型枠である。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法において、
クライミングステージ3上の重量機器類には小型クレーン5、ホイスト8等の揚重機を含み、この揚重機を使用して支柱2…を継ぎ足す建て方と、および重量機類をクライミングステージ3から下ろして大型高層塔体10へ据付ける作業を行うことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1又は2に記載した重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法において、
クライミングステージ3上には制振装置15を設置し、また、クライミングステージ3から移動型枠1を吊り下げる手段12に移動型枠1の姿勢制御装置13を設置することを特徴とする。
請求項1〜4に記載した発明に係る重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法によれば、例えば大型風力発電所の主体である大重量の発電機器(ナセル)4や小型クレーン5等の揚重機その他の必要とされる重量機器類は予めクライミングステージ3上に搭載し、移動型枠工法により又は既成型枠工法(PCF工法)によるSRC造又はRC造塔体10の構築を兼ねて、前記重量機器類をクライミングステージ3と共に持ち上げてゆき、大型高層塔体10の構築を完成した後に、クライミングステージ3上の発電機器4を下ろして塔体10へ据え付け、ロータ20を取り付けるので、前記クライミングステージ3上の揚重機の使用により間に合わせることができ、所謂大型クレーンを使用しないでも、100m超の大型高層塔体10の構築が可能である。そして、工期の短縮とコストダウンを図りつつ、経済的に安全に既往技術の集大成で大型高層塔体構造物を建設することができる。
大型高層塔体構造物の建設位置の周辺部に複数の支柱2…を建て、前記支柱2に支持されたクライミングステージ3を架設し、前記クライミングステージ3上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる重量機器類を搭載し、前記クライミングステージ3に移動型枠1を吊り下げる。又はクライミングステージ3の下側に既成型枠作業ステージ21を架設して塔体建設用既成型枠22を設置する。
前記支柱2を継ぎ足して建て、クライミングステージ3を自己上昇させると共に該クライミングステージ3に吊られた移動型枠1を利用して、又は既成型枠作業ステージ21に設置した塔体建設用既成型枠22によりSRC造又はRC造大型高層塔体10の構築を進める。
大型高層塔体10の構築を完成し、打設コンクリートが必要な強度を発現した後に、前記の移動型枠1または既成型枠作業ステージ21を解体し撤去する。そして、クライミングステージ3上の重量機器類を下ろして大型高層塔体10への据付けを行い、大型高層塔体構造物の組み立てを完成する。
前記の重量機器類には小型クレーン5、ホイスト8等の揚重機を含み、この揚重機を使用して支柱2を継ぎ足して伸長させる建て方と、重量機器類をクライミングステージ3から下ろして大型高層塔体10へ据付ける作業を行う。
その後、支柱2を解体し撤去しつつ、クライミングステージ3を地上まで下ろし、解体し撤去する。
クライミングステージ3上に制振装置15を設置し、クライミングステージ3から移動型枠1を吊り下げる手段12に移動型枠1の姿勢制御装置13を設置して実施する。
図1(I)〜(VI)は、請求項1及び3、4記載の発明に係る重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法の実施例を、枢要な工程図として概念的に示している。
この建設方法は、いわゆる移動型枠工法による方法であって、図1(I)は大型高層塔体構造物の建設位置に予め構築したコンクリート基礎14の上に、スリップフォーム工法又はジャンプフォーム工法用の移動型枠1を組み立て設置すると共に、前記移動型枠1を中心とする周辺部位に複数の支柱2…を建て、前記支柱2…に支持されたクライミングステージ3(移動ステージ)を組み立てて架設する。そして、前記クライミングステージ3上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる、例えば風力発電機器(ナセル)4や小型クレーン5などの重量機器類を搭載し、前記クライミングステージ3に前記移動型枠1を吊り下げた段階を示している。
因みに、図2と図3は、構築するべき大型高層塔体10を中心としてその周囲に4本の支柱2を建て、可及的に軽量で剛強な鉄骨フレーム構造に床張りをして製作したクライミングステージ3が、前記4本の支柱2に対してそれぞれ自己上昇機能を有するクライミング装置6により架設・支持された構成を示している。支柱2は、建設の終了後には解体・撤去されるため、例えば鋼管の両端に継手を設けて一定の単位長さに製作されたユニット柱を用意し、これを必要に応じてクライミングステージ3上の小型クレーン5で吊り上げて継ぎ足し伸長させる方法により順次に建て方される。クライミング装置6については既に種々公知、周知であるため具体的に詳しく図示することは省略したが、例えば本出願人の特許第3388286号公報に開示した、昇降用ジャッキと上下のロック機構、及び支柱に設けた反力プレート等から成る構成を採用して実施することができる。当然、前記ユニット柱には予め反力プレートを設けておくことになる。
精密機器である風力発電機器(ナセル)4は、クライミングステージ3上に相当大きさの小屋7を設けて、この小屋7の中へ収納して可及的に保護、保全した構造で搭載する。図3に示すように、小屋7の底面は予め開放した構造とし、風力発電機器(ナセル)4は前記開放面部を水平方向に横断する受け台を撤去可能に設置して載せる形に搭載し、最終的に塔体10の頂部へ下ろして据付ける作業に備える。クライミングステージ3の下面部には、やはり図3に示したように、移動型枠1によるRC造塔体10の構築作業に必要な鉄骨や鉄筋の組み立て作業、移動型枠1の保守、地上のコンクリートポンプ車から圧送されるコンクリートの輸送管の支持などの多用されるホイスト8及びその走行レール9や横行レール11等が設置されている。クライミングステージ3から移動型枠1を吊り下げる吊り具12には、主に各吊り具12の軸方向長さを伸縮する自動化ターンバックル機構ともいうべき姿勢制御装置13が設置されている。
クライミングステージ3上には、超高層作業の安全性、安定性を確保するために必要な制振装置15を設置するほか、各クライミング装置6…や姿勢制御装置13の集中管理・制御のため、及び地上との交信等のための集中管理・制御盤16が設置される。クライミングステージ3上に載った作業員を保護するための養生手段、及び地上との交通手段については図示を省略した。
移動型枠1についても、例えば上記特許文献1及び2に開示されたスリップフォーム装置を挙げるまでもなく、また、ジャンプアップ工法及びその装置も既に種々公知、周知であるため具体的に詳しく図示することは省略したが、鉄骨や鉄筋の組み立てとコンクリートの打設を連続的に行って能率良く、高精度に行うことが出来る構成については、今更多くの説明を要しないであろう。但し、本発明の場合、移動型枠1は上記クライミング装置6によるクライミングステージ3の自己上昇移動にしたがい引き上げられ上昇移動するのであり、基本的に既往装置に見られるクライミングジャッキ及び同クライミングジャッキが伝い昇るクライミングロッドは必要ない。したがって、SRC造又はRC造塔体10の鉄骨や鉄筋の混雑度を低減する効果が大きいことを特に主張しておく。もっとも、移動型枠1の姿勢制御の完全を期す、或いは容易性を図る意味に於いて、最小限度のクライミングロッドおよびクライミングジャッキを併設することは好ましい。便宜上、図示は省略したが、移動型枠1の外周にはSRC造又はRC造塔体10の鉄骨の組み立て、加工や鉄筋の配筋、コンクリート打設その他の作業用足場が併設される。
再び図1の説明に戻る。上記したような構成で、支柱2に対するクライミングステージ3の架設と、クライミングステージ3上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる、風力発電機器(ナセル)4や小型クレーン5など重量機器類の搭載、並びに移動型枠1の組み立てと、前記クライミングステージ3へ吊り下げる準備が全て整うと、次には図1(II)に示すように、上記したように地上に予め用意した、又はクライミングステージ3上の小型クレーン5で吊り上げて同ステージ3上に予め積んでおいたユニット柱を、やはり小型クレーン5で吊り、支柱2の上に積み重ねて継ぎ足す方法により各支柱2を順次に立ち上げて伸長する建て方を行う。
しかる後に、クライミングステージ3を上記クライミング装置6…の同期制御により自己上昇させると共に該クライミングステージ3に吊られた移動型枠1をも上昇移動させ、この移動型枠1を利用して鉄骨や鉄筋を組み立て、配筋等してコンクリートを打設する作業を進めて、上方へ行くにしたがい漸次直径が縮小する円錐台形状等の大型高層塔体10の構築を進める(図1(II))。スリップフォーム工法の場合は移動型枠1を連続的に上昇移動させ、ジャンプフォーム工法の場合は一定のストローク(又はステップ)ずつジャンプアップさせる工程の繰り返しにより構築を進めることは周知の通りである。
因みに、地上120m超の大型高層塔体10の下端部直径は約10mないし12m位、壁厚は60cm〜1m程度と試算される。
図1(III)は、上記のようにして大型高層塔体10の構築を頂上まで完成し、打設コンクリートが必要とされる強度を発現した後に、移動型枠1を解体し撤去した段階を示す。
また、図1(IV)は、クライミングステージ3上のナセル4を吊り下ろして、直下の大型高層塔体10の頂部へ据付ける作業を行う段階を示している。
更に図1(V)は、クライミングステージ3上の小型クレーン5を使用して地上からロータ20を吊り上げた段階を示す。
そして、図1(VI)は、ロータ20をナセル4へ取り付けて大型大出力の風力発電所(大型高層塔体構造物)の組み立てを完成し、支柱2およびクライミングステージ3の解体、撤去までの全工程を終了した段階を示している。ちなみに、支柱2の解体、撤去は、クライミングステージ3の中央部を、先に構築した大型高層塔体10が通過する程度にまで解体した上で、同クライミングステージ3を一定ストローク下降させるたびに、小型クレーン5を使用して支柱2を解体することを繰り返す。そして、地上にまで下降したクライミングステージ3は、地上レベルにて残る外周部分を完全に解体して撤去する。
上述の通り、従来不可欠であった大型クレーンの必要性は、クライミングステージ3上の小型クレーン5で間に合わせられる限り、無いのである。よって、安価に短工期に建設を行うことができる。もし仮に、ナセル4、ロータ20が極端に大型、大重量で、前記クライミングステージ3上の小型クレーン5で間に合わないときは、そうした大重量物の揚重専用のウインチを設置したり、小型クレーン5の台数を更に増やす等々の対処が必要である。
次に、図4(I)〜(VI)は請求項2及び3、4記載の発明に係る重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法の実施例を、枢要な工程図について概念的に示している。
本実施例の建設方法は、いわゆる既成型枠として通例ハーフプレキャストコンクリートを使用する既成型枠工法(PCF工法)による方法であって、図4(I)では、大型高層塔体構造物の建設位置に予め構築したコンクリート基礎14を中心とする周辺部位に複数の支柱2…を建て、前記支柱2に支持されたクライミングステージ3(移動ステージ)を上位に架設する。その下側に既成型枠作業ステージ21を、やはり支柱2へ架設して設置する。前記クライミングステージ3上に当該大型高層塔体構造物に必要とされる、例えば風力発電機器4(ナセル)や小型クレーン5の重量機器類を上記実施例1と同様に搭載し、前記既成型枠作業ステージ21には初期の塔体建設用既成型枠22を設置し、これを利用してSRC造又はRC造の大型高層塔体10の構築を開始する段階を示している。
前記クライミングステージ3の構造、およびクライミング装置の構成などは、上記実施例1に於いて説明した内容と共通するので、共通する符号を付けて、ここで再び同様な説明を繰り返すことは省く。また、前記既成型枠作業ステージ21の構造、およびクライミング装置の構成などについても、前記クライミングステージ3について上記実施例1で説明した内容と多く共通し類似する構成なので、ここで再び同様な説明を繰り返すことは省く。
図4(II)及び(III)は、前記支柱2を継ぎ足して伸長するように建て、前記クライミングステージ3を先行して上昇させ、つづいて既成型枠作業ステージ21を1施工高さ分(ワンステップ)ずつ上昇させて次々に塔体建設用既成型枠(…22M、22Nまで)を組み立て設置し、鉄骨や鉄筋の組み立て、及びコンクリート打設を行ってSRC造又はRC造大型高層塔体10の構築を繰り返し進めた段階を示す。
つづいて図4(IV)は、大型高層塔体10の構築を完成し、コンクリートが必要な強度を発現した後に、前記既成型枠作業ステージ21を解体し、クライミングステージ3上の発電機器(ナセル)4等の重量機器類を下ろして大型高層塔体10への据付けを行う段階を示す。
更に図4(V)は、クライミングステージ3上の小型クレーン5を使用して地上からロータ20を吊り上げる作業段階を示す。
そして、図4(VI)は、ロータ20を発電機器(ナセル)4へ取り付けて大型大出力の風力発電所(大型高層塔体構造物)の組み立てを完成し、支柱2およびクライミングステージ3の解体、撤去まで終了した段階を示している。
上記実施例1に於いて説明したように、支柱2の解体、撤去は、クライミングステージ3の中央部を、先に構築した大型高層塔体10が通過する程度に解体した上で、同クライミングステージ3を一定ストローク下降させるたびに、小型クレーン5を使用して支柱2を解体する工程を繰り返す。そして、地上にまで下降したクライミングステージ3は、地上レベルにてその外周部分を完全に解体して撤去する。
こうして従来不可欠であった大型クレーンを必要とすることなく、大型高層塔体構造物の建設を安価に短工期に行うことができる。
なお、以上に本発明を図示した実施例に基づいて説明してきたが、勿論、本発明は上記の各実施例に限定されるものではない。本発明の目的と要旨、および技術的思想を逸脱しない限り、いわゆる当業者が必要に応じて行う設計変更や変形、応用も含めて広く多様に実施されることを、ここに念のため申し添える。
(I)〜(VI)は本発明の実施例1の枢要な工程を順に概念的に示した説明図である。 建設途中の段階を鳥瞰して示した斜視図である。 建設装置、設備の構成を分解して示した斜視図である。 (I)〜(VI)は本発明の実施例2の枢要な工程を順に概念的に示した説明図である。 (I)〜(V)は従来の建設方法の枢要な工程を順に概念的に示した説明図である。 (I)〜(VI)は従来の異なる建設方法の枢要な工程を順に概念的に示した説明図である。
符号の説明
1 移動型枠
2 支柱
3 クライミングステージ
10 大型高層塔体
21 既成型枠作業ステージ
22 既成型枠
5 小型クレーン
8 ホイスト
15 制振装置
12 吊り下げ手段
13 姿勢制御装置

Claims (4)

  1. 大型高層塔体構造物の建設位置の地上にスリップフォーム工法又はジャンプフォーム工法の移動型枠を組み立て設置すると共に、前記移動型枠の周辺部に複数の支柱を建て、前記支柱に支持されたクライミングステージを架設し、前記クライミングステージ上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる重量機器類を搭載し、前記クライミングステージに前記移動型枠を吊り下げる段階と、
    前記支柱を継ぎ足して建て、クライミングステージを自己上昇させると共に該クライミングステージに吊られて上昇する移動型枠を利用して鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体の構築を進める段階と、
    大型高層塔体の構築を完成し、コンクリートが必要強度を発現した後に、移動型枠を解体し、クライミングステージ上の重量機器類を下ろして大型高層塔体への据付けを行い、大型高層塔体構造物の組み立てを完成する段階と、
    その後、支柱を解体し撤去しつつ、クライミングステージを地上までおろし、解体し撤去する段階と、
    から成ることを特徴とする、重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法。
  2. 大型高層塔体構造物の建設位置の周辺部に複数の支柱を建て、前記支柱に支持されたクライミングステージを上位に架設し、その下側には既成型枠作業ステージを架設し、前記クライミングステージ上に当該大型高層塔体構造物の建設に必要とされる重量機器類を搭載し、前記既成型枠作業ステージに初期の塔体建設用既成型枠を設置し、これを利用して鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体の構築を開始する段階と、
    前記支柱を継ぎ足して建て、前記クライミングステージを先行して自己上昇させ、つづいて既成型枠作業ステージを自己上昇させて次なる塔体建設用既成型枠を設置し、鉄骨・鉄筋コンクリート造大型高層塔体を構築する工程を以下繰り返し進める段階と、
    大型高層塔体の構築を完成し、コンクリートが必要強度を発現した後に、前記既成型枠作業ステージを解体し、クライミングステージ上の重量機器類を下ろして大型高層塔体への据付けを行い、大型高層塔体構造物の組み立てを完成する段階と、
    その後、支柱を解体し撤去しつつ、クライミングステージを地上までおろし、解体し撤去する段階と、
    から成ることを特徴とする、重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法。
  3. クライミングステージ上の重量機器類には小型クレーン、ホイスト等の揚重機を含み、この揚重機を使用して支柱を継ぎ足す建て方と、および重量機器類をクライミングステージから下ろして大型高層塔体へ据付ける作業を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載した重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法。
  4. クライミングステージ上に制振装置を設置し、また、クライミングステージから移動型枠を吊り下げる手段に移動型枠の姿勢制御装置を設置することを特徴とする、請求項1又は2に記載した重量機器を搭載した移動ステージによる大型高層塔体構造物の建設方法。
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