JP2006116845A - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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哲 関根
Takashi Hasebe
孝 長谷部
Saburo Shimizu
三郎 清水
州太 ▲浜▼田
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Abstract

【課題】 ヘッドモジュールを千鳥状に重複して配置したラインヘッドにおける隣接するヘッドモジュール間の記録素子の切換え位置と記録材搬送方向の記録位置ズレの補正の方法を得ること。
【解決手段】 隣接するヘッドモジュールの重複領域において選択された1つの記録素子と他のヘッドモジュールの記録素子で記録した記録したテストパターンから切換位置を設定する。さらに、隣接するヘッドモジュールに記録時間差を設けて記録したテストパターンから最適時間差求め、ヘッドモジュール間の記録タイミングをずらして記録位置ズレを補正する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置の制御方法に関する。
近年、プリンターや複写機等の画像処理装置には感熱記録方式や熱転写記録方式あるいはインクジェット記録方式などの画像形成装置が使用されている。これらの記録方式には印字ドットを形成する記録素子が等間隔かつ直線状に多数配置されたヘッドモジュールが用いられている。
ヘッドモジュールを作成する場合に、その長さが長くなるほど製造時の良品の歩留まりが悪くなることが知られており、コストアップにつながることから、製造コストの安い記録幅の短い記録ヘッドを多数使用して記録幅を伸ばすことが提案されている。
その際、ヘッドモジュールは、隣接するヘッドモジュールの記録素子列と重複して印字する領域を有するように配置され、画像形成装置は重複した領域のどこかで隣接するヘッドモジュール同士のつなぎ目を決定する手段を有し、その決定に基づいて記録素子の有効・無効が決定され印字が行われる。このつなぎ目の切換位置が適正でないと、つなぎ目部分で濃度ムラ、あるいは筋となり画像不良の原因となる。また、各ヘッドモジュールはお互いに所定の時間差を持って駆動する必要があり、その時間差は機械的なヘッドモジュール同士の距離によるため、記録タイミングの調整が必要となる。
例えば、決定されたつなぎ目部分に生じる濃度ムラを低減する方法が提案されている。(特許文献1参照)
また、シリアル方式のインクジェットプリンタの往復印字において、往路と復路での印字タイミングのずれを調整するためのテストパターンが提案されている。(特許文献2参照)
特開2003−246092号公報 特開2000−127360号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、ヘッドモジュールを千鳥状に配置した隣接するヘッドモジュール同士のつなぎ目部分を決定するための方法がヘッド位置検知手段によるため、ヘッドの位置を高精度に検知する装置または手段が必要であった。そのうえ、ヘッド位置検知手段は、隣接する第1のヘッドモジュールおよび第2のヘッドモジュール記録素子の位置のずれ(位相差)を表す量としてつなぎ目の記録ドット間隔を検知し、予め実験などに基づいて設定された変換特性にしたがって、位相差パラメータとしてのつなぎ目の記録ドット間隔を補正パラメータに変換し、画像処理手段に出力する。画像処理手段では補正パラメータにしたがって画像データを変換して第2のヘッドモジュールへ送るデータを作成する、といった非常に複雑な処理を必要としていた。しかも、画像処理手段で変換された画像データを記録するには複数サイズのドットを記録する記録方式が必要であった。
また、ヘッドモジュールを千鳥状に配置した記録ヘッドでは、実際には長手方向に一直線に隣接していないヘッドモジュールにより、あたかも1つのヘッドモジュールで構成されているかのように長手方向に直線が描けるように、ヘッドモジュール毎に記録素子列の動作タイミングを調整する必要がある。しかしながら、記録ヘッドにおいてはヘッドモジュール位置検知を行い、検知された離間距離に基づいて動作タイミングを調整する以外に有効な方法がなかった。
そこで本発明は、機械調整無しで、しかも、特別な装置も無しで隣接するヘッドモジュールの重複記録が防止できる。さらに記録材搬送方向のヘッドモジュール間の記録位置補正を精密に行える方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
請求項1に記載の発明は、
記録材を搬送する記録材搬送手段と、複数の記録素子が配列された記録素子列を有するヘッドモジュールを、前記記録材搬送手段が記録材を搬送する方向と直交する方向であって、前記記録素子の配列方向に所定の重なり部分を設けて千鳥状に複数配置された記録ヘッドとを有する画像形成装置の制御方法において、
第1のヘッドモジュールの記録素子により記録材上に基準ラインを形成するとともに、第2のヘッドモジュールの記録素子により記録材上に標本ラインを形成することでテストチャートを作成するテストチャート作成工程と、
前記テストチャート作成工程で作成された複数の標本ラインから選択された1つの標本ラインを特定する情報を入力する標本ライン情報入力工程と、
前記標本ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュール及び第2のヘッドモジュールの記録素子を制御する記録素子制御工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項2に記載の発明は
前記テストチャート作成工程において、標本ラインのそれぞれに対応付けられた文字情報を記録材上に形成し、
標本ライン情報入力工程において、標本ラインを特定する情報は、記録材上に形成された文字情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の制御方法である。
請求項3に記載の発明は
記録材を搬送する記録材搬送手段と、複数の記録素子が配列された記録素子列を有するヘッドモジュールを、前記記録材搬送手段が記録材を搬送する方向と直交する方向であって、前記記録素子の配列方向に所定の重なり部分を設けて千鳥状に複数配置された記録ヘッドとを有する画像形成装置の制御方法において、
第1のヘッドモジュールの記録素子のうち、第2のヘッドモジュールとの重なり部分にある1つの記録素子により記録材上に第1ラインを形成するとともに、第2のヘッドモジュールの記録素子のうち、第1のヘッドモジュールとの重なり部分にある記録素子群それぞれにより記録材上に第2ラインを形成することで第1のテストチャートを作成する第1テストチャート作成工程と、
前記第1テストチャート作成工程で作成された複数の第2ラインから選択された1つの第2ラインを特定する情報を入力する第2ライン情報入力工程と、
前記第2ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュール及び第2のヘッドモジュールの記録領域にある有効記録素子を制御する記録素子制御工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項4に記載の発明は
前記第1テストチャート作成工程において、第2ラインのそれぞれに対応付けられた文字情報を記録材上に形成し、
第2ライン情報入力工程において、第2ラインを特定する情報は、記録材上に形成された文字情報であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置の制御方法である。
請求項5に記載の発明は
記録材を搬送する記録材搬送手段と、複数の記録素子が配列された記録素子列を有するヘッドモジュールを、前記記録材搬送手段が記録材を搬送する方向と直交する方向であって、千鳥状に複数配置された記録ヘッドとを有する画像形成装置の制御方法において、
第1のヘッドモジュールの記録素子列により記録材上に第3ラインを形成するとともに、第1のヘッドモジュールによる第3ラインの記録よりも順次時間をずらして第2のヘッドモジュールの記録素子列により記録材上に第4ラインを形成することで第2のテストチャートを作成する第2テストチャート作成工程と、
前記第2テストチャート作成工程で作成された第4ラインから選択された1つの第4ラインを特定する情報を入力する第4ライン情報入力工程と、
前記第4ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュールと前記第2のヘッドモジュールとの記録時間差を制御する時差制御工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項6に記載の発明は
前記第2テストチャート作成工程において、第4ラインのそれぞれに対応付けられた文字情報を記録材上に形成し、
第4ライン情報入力工程において、第4ラインを特定する情報は、記録材上に形成された文字情報であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法である。
請求項1または3に記載の発明によれば、基準ライン及び標本ラインまたは第1ライン及び第2ラインからなるテストチャートが作成され、該テストチャートに形成された標本ラインまたは第2ラインから選択された1つの標本ラインまたは第2ラインを特定される情報が入力され、入力された情報に基づきヘッドモジュールの記録素子を制御するので、ユーザーはテストチャートを見ながらヘッドモジュール間の位置調整を行うことができ、記録素子の位置を検知する装置等の大がかりな装置を用意することなく、筋ムラやがたつきの無い良好な画像記録が可能となる。
請求項2または4に記載の発明によれば、文字情報がテストチャートに形成されているので容易に標本ラインまたは第2ラインを特定する情報を入力することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、第3ライン及び第4ラインからなるテストチャートが作成され、該テストチャートに形成された第4ラインから選択された1つの第4ラインを特定される情報が入力され、入力された情報に基づきヘッドモジュールの記録時間差を制御するので、ユーザーはテストチャートを見ながらヘッドモジュール間の時間差調整を行うことができ、ヘッドモジュールの精密な位置を検知する装置等の大がかりな装置を用意することなく、筋ムラやがたつきの無い良好な画像記録が可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、文字情報がテストチャートに形成されているので容易に第4ラインを特定する情報を入力することが可能となる。
図1により本発明に係る画像形成装置の一例としてインクジェットプリンタ装置の構成について説明する。
1はインクジェットプリンタ装置全体を示し、8は画像が記録された記録材(用紙)41が排出され積載される排紙皿である。記録ヘッド10、メンテナンスユニット2、操作部25,記録材搬送ユニット4及び記録材41が収納された記録材収納ユニット3が設けられている。
なお、本実施の形態の説明を簡単にするために、インクジェットプリンタ装置として必要な、例えば、インクのカートリッジやインクの流路等を備えたインク供給ユニットに関しては、図示及び詳細な説明を割愛した。
制御部ECは、例えば、CPUに記憶されたプログラムに従い、インクジェットプリンタ装置を構成する各種手段を作動させ、原稿の画像情報を読取り、または、インターフェース(図示せず)を介して外部の情報機器から画像情報等を入力し、その情報を記憶し、そして記録材に記録して出力する一連の画像情報記録制御を実行させるプリンタ機能や、プリンタ機能を確実に実行できるように各種手段の調整や保全等を行うメンテナンス機能を備えている。
記録ヘッド10は、詳細は後述するが、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(BK)のそれぞれのインクを吐出するために、複数のインク吐出口を備えたヘッドユニット101〜104が4色分設けられ、更に、図示はしないが、例えば、それぞれのヘッドユニット101〜104に対応したインクカートリッジやインク吐出作動を行わせるための駆動回路等が一体的に組み込まれている。
メンテナンスユニット2は、印字作動をしばらく中断する場合などに、ヘッドモジュールのインク吐出口にホコリやゴミが付着したり、あるいはインクが乾燥して目詰まり状態にならないようにインク吐出口付近を覆うキャップを取り付けたり、あるいは、印字作動を中断した後の次の印字作動開始前に、または、一定期間毎に、インク吐出口からインクを吐出させたり、インク吐出口を清掃したりして、目詰まり状態を回復させて正常なインク吐出動作ができるようにしている。
記録材搬送ユニット4は、記録材収納ユニット3に収納されている記録材41(用紙ともいう。)を1枚ずつ取り出し、記録ヘッド10の方向に給紙搬送し、画像が記録された記録材41を排紙皿8に向けて排紙搬送するようになっている。
記録材搬送ユニット4の動作は、まず、記録材収納ユニット3に収納されている記録材41を送り出しローラR1により1枚ずつ取り出す。取り出された記録材41を1対のローラR2が給紙搬送ガイド5を経て1対のローラR3方向に送る。ローラR3に挟持された記録材は更にローラR4へと送られる。
次に、固定された記録ヘッド10により記録材41に画像が記録される。記録材を一定した速度で安定して搬送するために、ベルト7はローラR5と複数のローラ6により張架されており、また、ローラR4とローラR5は互いにベルト7を介して圧接され、ローラR5が図示せぬステッピングモータ等の駆動源により回転するとベルト7も回転するようになっている。
ローラR4とローラR5とによりベルト7を介して挟持された記録材41は、記録ヘッド10に対向して、一定の速度で搬送されながら画像が記録される。
その後、排紙搬送動作が実行され、画像が記録された記録材41がベルト7により排紙搬送ガイド6に送られてくると、1対のローラR7により挟持され排紙皿8へと排紙されるようになっている。
記録材収納手段3は、画像が記録されていない記録材41を収納する手段である。例えば、カセット方式でインクジェットプリンタ装置1に着脱できるようにしてもよく、用紙の材質やサイズ等により区分して収納でき、取り出せるようにしても良い。
図2は、図1に示した画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置は、制御部EC,記憶部22,印刷部23,通信部24,操作部25からなり、各部はシステムバス26により接続されている。
制御部ECは、図示しないCPU(中央処理装置)、制御プログラムを記憶しているROMやワークメモリ等から構成され、システムバス26に接続される各部を総括的に制御する。
なお、制御部ECは、本発明の第1テストチャート作成手段211,第2テストチャート作成手段212,記録素子制御手段215,時差制御手段216としての機能を有する。
また、操作部25やホストコンピュータ(不図示)から入力された各種設定情報を取り込み、データチェックを行い、予め決められたフォームに変換後、記憶部22に保存する機能を有する。
操作部25は本発明の第2ライン情報入力手段213,第4ライン情報入力手段214に相当し、図示しないスイッチやLCD表示器などが配されている。さらに、画像形成するためのプリンタモード設定(記録紙選択、濃度選択、拡大縮小など)や記録材情報などを入力する。
記憶部22は、HDD等の不揮発性のメモリで構成される記憶手段からなり、操作部27やホストコンピュータ(不図示)から入力される各種設定情報や画像データ等が記憶される。
印刷部23は、記録材上に画像を形成する画像形成手段であり、図1に示した記録材41が収納された記録材収納ユニット3、記録材搬送ユニット4、記録ヘッド10、メンテナンスユニット2,排紙皿8等が設けられている。
通信部24は、双方向性通信媒体(不図示)を介してホストコンピュータ(不図示)との通信処理が可能となっており、ホストコンピュータから送信される各種設定情報や画像データ等を受信したり、画像形成装置の状態(ステータス)を送信したりする。
図3は、図1に示した記録ヘッド10のブロック図である。フレームメモリ281〜284、フレームメモリ281に含まれる画像プレーン271〜278、ドライブ回路29、ヘッドユニット101、ヘッドユニット101に含まれるヘッドモジュール431〜438からなる。なお、図示しないが、各フレームメモリ282〜284にも画像プレーン、ドライブ回路、ヘッドユニット、ヘッドモジュールが同様に接続されている。
本発明に係る第1テストチャートや第2テストチャートは制御部ECで発生し、システムバス26を経由して出力用画像メモリであるフレームメモリ281〜284に転送される。また、ホストコンピュータ(不図示)から送られて記憶部22に記憶されている画像データは制御部ECで加工、編集された後、システムバス26を経由して、フレームメモリ281〜284に転送される。
フレームメモリ281〜284は色別になっている。例えば、フレームメモリ281は黒(Bk)、282はシアン(C)のように割り付けてある。フレームメモリ281は複数の画像プレーン271,272、273、274、278に分割されている。図3では画像プレーンは5つしか表示していないが接続されるヘッドモジュールの構成に従って分割される。画像プレーン271〜278に転送された画像データはドライブ回路29で増幅されてヘッドモジュール431〜438に出力され画像記録が行われる。フレームメモリ282〜284の場合も同様に図示しない画像プレーン、ドライブ回路、ヘッドモジュールを経由して画像データは伝達され記録材への記録がおこなわれる。
図4は、図1の全体模式図のうち記録ヘッド10の中でヘッドユニットとヘッドモジュールの構成と位置関係を模式的に示した図である。本例では1ヶのヘッドユニットは8ヶのヘッドモジュールからなっているが、その限りではない。記録材41,ヘッドユニット101,102,103,104,とヘッドモジュール431,432,433,434,435,436,437,438の位置関係を表している。記録材41は矢印の方向に進み、順次ヘッドユニット101,102,103,104で例えば、Bk,C,M,Y色の順で記録されてカラー画像が形成される。
本発明に係る画像形成装置の制御について図5から図11を用いて説明する。
図5は、本発明における画像形成装置1のヘッドモジュール調整処理全体の流れを示すフローチャートである。なお、図5は画像形成装置1の操作部25において特定の操作が行われるときに実行されるものである。
ステップS1では、第1テストチャートが作成される。すなわち、第1のヘッドモジュールの記録素子のうち、第2のヘッドモジュールとの重なり部分にある1つの記録素子により記録材上に基準ラインとなる第1ラインを形成するとともに、第2のヘッドモジュールの記録素子のうち、第1のヘッドモジュールとの重なり部分にある記録素子群それぞれにより記録材上に標本ラインとなる複数の第2ラインを形成する。
ここで、図4及び図12を用いて有効記録素子と無効記録素子についての説明をする。
図4において、ヘッドモジュール431と432は重複して配置している。重複記録を避けるため、ヘッドモジュール432に関して、432aは記録領域で432bは非記録領域とする。図12は拡大した図である。図12において、ヘッドモジュール432の記録素子N1〜N5は非記録領域432bにあたり、記録素子N6からN256(不図示)に向かってヘッドモジュール433との境界までは記録領域432aにあたるので、ヘッドモジュール432の記録素子N1からN5を無効記録素子、N6〜ヘッドモジュール433との境界までを有効記録素子とする。
ヘッドモジュール433との境界についてもヘッドモジュール431と同様に有効、無効記録素子を決める。
ステップS2では、ステップS1の第1テストチャート作成工程で作成された複数の第2ラインから選択された1つの第2ラインのライン番号412を操作部25から入力する。
ステップS3では、ステップS2の第2ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュール及び第2のヘッドモジュールの有効記録素子を制御する。
ステップS4では、第2テストチャートが作成される。すなわち、第1のヘッドモジュールの記録素子列により記録材上に基準ラインとなる第3ラインを形成するとともに、第1のヘッドモジュールによる第3ラインの記録よりも順次時間をずらして第2のヘッドモジュールの記録素子列により記録材上に標本ラインとなる複数の第4ラインを形成することで第2のテストチャートを作成する。
ここで、図4及び図13を用いて記録時間差について説明する。
図4において、ヘッドモジュール431の記録素子列とヘッドモジュール432の記録素子列はΔtの距離を持って配置されている。ヘッドモジュール431の記録素子列とヘッドモジュール432の記録素子列で記録材搬送方向と直角方向に一直線を記録するにはヘッドモジュール431に対してヘッドモジュール432の記録タイミングをΔtの距離を記録材が搬送される時間遅らせる必要がある。
ステップS5では、ステップS4の第2テストチャート作成工程で作成された第4ラインから選択された1つの第4ラインを特定する情報を操作部25から入力する。
ステップS6では、ステップS5の第4ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュールと前記第2のヘッドモジュールとの記録時間差を制御する。
なお、これらの処理は、1つのヘッドユニットについて少なくとも1回行われるものであり、本実施の形態の如くヘッドユニット101〜104の場合は少なくとも4回繰り返される。
図6は、本発明における第1テストチャート作成工程の流れを示すフローチャートである。
ステップS11では、ヘッドモジュール番号と重複領域の境界とする記録素子番号を図2の操作部25から制御部ECに入力する。
図12で説明した例では、「第1ヘッドモジュール」431のヘッドモジュール番号は1で、境界記録素子番号は251であり、「第2ヘッドモジュール」432のヘッドモジュール番号は2で、境界記録素子番号は第2ヘッドモジュールの境界とする記録素子番号である。
ステップS12では、入力されたヘッドモジュール番号と境界記録素子番号からそれに対応する画像プレーンに境界用縦線である第1ラインデータを書き込む。
例えば、入力ヘッドモジュール番号が1とすると、図12に示した縦線L251である第1ラインをヘッドモジュール431に対応する画像プレーン271に書き込む。
ステップ13では、ヘッドモジュール番号を入力されたヘッドモジュールの次に隣接するヘッドモジュールに対応する画像プレーンに縦線である第2ラインデータ並びにライン情報として縦線(第2ライン)に対応する記録素子番号(図12のライン番号412)及びヘッドモジュールの名前が記録後視認出来るパターンにビット展開されて書き込まれる。
例えば、入力されたヘッドモジュール番号が1とすると、次に隣接する第2ヘッドモジュール432に対応する第2画像プレーン272に、第2ラインデータと、ライン番号「1」〜「9」と「第2ヘッドモジュール」のビット展開されたデータが書き込まれる。このようにステップS11での1回の入力で2枚の画像プレーン(ここでは第1画像プレーン271と第2画像プレーン272)に渡ってデータが書き込まれる。
この記録結果は図12に示している。
ここで、第1テストチャート作成工程による記録結果である図12について説明する。
図12は、本発明に係る千鳥状に並べたヘッドモジュールのうちの第1ヘッドモジュール431と第2ヘッドモジュール432の重複領域と図6の第1テストチャート作成工程おいて記録される第1テストチャート410との位置関係を模式的に表した図である。第1ヘッドモジュール431の記録素子N247〜N256と第2ヘッドモジュール432の記録素子N1〜N10が記録材搬送方向に重なっている。図12では1つのヘッドモジュールは256ヶの記録素子であるとしている。
第1テストチャート410の上部に記録されている「第2ヘッドモジュール」の文字411は、設置されている各々ヘッドモジュールを認識するために印字される。第1テストチャートの記録結果の中にヘッドモジュールの名前を記録しているのでどのヘッドモジュールでテストチャートを記録したかが一目でわかる。図12では、2つ並んでいるヘッドモジュール431とヘッドモジュール432のうち、右側のヘッドモジュール432を使ってヘッドモジュールの名前を記録している。本例では図4に従ってヘッドユニットの端から順にヘッドモジュール431に「第1ヘッドモジュール」、ヘッドモジュール432に「第2ヘッドモジュール」と名前を付与している。
図12の記録材上の長い縦線L251は図6のステップS12で前述した第1ラインであり、第1ヘッドモジュール431の251番目の記録素子によって記録されている。短い縦線L1〜L9は図6のステップS13で前述した第2ラインであり、その横に記録されているライン番号1〜9(412)に対応する。短い縦線L1〜L9は記録素子N1〜N9で記録されているので、ライン番号からどの縦線がどの記録素子で記録されたかがわかるようになっている。ここで、第1ヘッドモジュール431の記録素子N251で記録した縦線L251と第2ヘッドモジュール432の記録素子N5で記録した縦線L5が重なっている。これらの記録素子が2つのヘッドモジュールの境界となる。
通常の画像データを記録する場合、第1ヘッドモジュール431の記録素子N251を除いてヘッドモジュール端部の方向(図上右の方向)の記録素子N252〜N256を無効素子、また、第2ヘッドモジュール432の記録素子N5を含めて同じくヘッドモジュール端部方向(図上左方向)の記録素子N1〜N5を無効素子とする。すなわち、これらの記録素子を無効とすることで重なりのない画像が記録される。長い縦線L251と短い縦線L5が重なっていなくても、長い縦線L251と短い縦線L5との間隔が長い縦線L251と他の短い縦線との間隔よりも短い場合、同様のことが言える。
重複領域の長さが異なる場合でも同様に、境界となる記録素子よりヘッド端部方向の記録素子を無効とする。また、本例では一例として第1ヘッドモジュール431の251番目の記録素子N251で長い縦線L251を記録しているが、記録素子N251とは限らない。重複領域内の第1ヘッドモジュール431の任意の記録素子から長い縦線を記録し、その線を基準に同様の方法で無効記録素子を決めても良い。
ステップS14では、接続されている全てのヘッドモジュールについてのラインデータ(第1ライン,第2ライン)とライン情報の画像プレーンへの書き込みが終了したかを確認している。全ての書き込みが終わってない場合は次のヘッドモジュールについての入力を行うためにステップS11へ戻り(NO)、全て終了している場合はステップS15へ進む(YES)。
ステップS15では、画像プレーンに作成された画像データを記録材に記録する。その結果、図12(第1ヘッドモジュール431と第2ヘッドモジュール432についてのみを図示)で示す記録が行われる。
図7は、図5のステップS2である第2ライン情報入力工程の詳細の流れを示すフローチャートである。
ステップS21では、ステップS1の第1テストチャート作成工程で記録材に記録されたヘッドモジュールの名前からヘッドモジュール番号と各ヘッドモジュールの長い縦線と重なるか、もしくは最も近接した短い縦線の番号(ライン番号)の組合わせをすべてのヘッドモジュールについて操作部25から制御部ECに入力する。
例えば、図12で示すヘッドモジュール番号1とライン番号5を入力する。
ステップS22では、ステップS21で入力されたヘッドモジュール番号とラインの番号から無効記録素子番号を記録素子制御パラメータとして画像形成装置の不揮発性メモリに記憶しておく。
図8は、図5のステップS3である記録素子制御入力工程の詳細の流れを示すフローチャートである。
ステップS31では、不揮発性メモリに保存された記録素子制御パラメータを読み出し、ヘッドモジュール毎の無効記録素子番号から各画像プレーンの有効領域を算出し、元の画像を分割して各画像プレーンに転送する画像サイズを設定する。さらに、隣接するヘッドモジュールからの記録と重複しないように分割された画像データが画像プレーンに転送される際に無効記録素子に対応する画像プレーンのメモリセルに非記録データ(例えば、バイナリの0)を書き込むデータマスクを設定する。
以後の像形成においては、ステップ31で設定された元画像を分割した画像サイズで画像プレーンに転送するとともに、データマスク処理をする。
図9は、図5のステップS4である第2テストチャート作成工程の詳細の流れを示すフローチャートである。
ステップS41では、まず、図4に示されている記録材の搬送方向とヘッドモジュールの取り付け位置の関係から接続されている全てのヘッドモジュール番号を図2の操作部25から制御部ECへ入力する。
例えば、「第1ヘッドモジュール」431のヘッドモジュール番号は1であり、図13に示した「第2ヘッドモジュール」432のヘッドモジュール番号は2である。ここでは、第4ヘッドモジュールまで接続されているとしているのでヘッドモジュール番号は1から4までを入力する。
ステップS42では、入力されたヘッドモジュール番号に対応する画像プレーンのセルに横線データを書きこむ。
例えば、入力されたヘッドモジュール番号が1〜4なので、図13に示した横線群421〜424に対応する横線データを画像プレーン271〜274に書き込む。
ステップS43では時間差である数字(ライン情報)を、記録材41に記録後視認出来る数字パターン(−4〜+4)にビット展開して第1画像プレーン271を除く、各画像プレーンの横線データ近傍のメモリセルに書き込む。
ステップS44では、画像プレーンの内容を記録材に記録する。
次に、図9で作成した第2テストチャートを図13を用いて説明する。
図4に示すように、ヘッドユニットの中の隣接するヘッドモジュールは重複する領域を有するため、記録材搬送方向に距離を持って配置される。従って記録素子列を記録するのに、距離を補正するために時間差を持って記録する。第1ヘッドモジュール431,第3ヘッドモジュール433等の奇数番目同士のヘッドモジュールと第2ヘッドモジュール,第4ヘッドモジュール等の偶数番目同士のヘッドモジュールはそれぞれ互いに一直線上にあっても構わないし、各々ヘッドモジュールを記録材搬送方向に関して所定の距離を置いて配置しても構わないが、本例では偶数/奇数番目のヘッドモジュールに分けてそれぞれ一直線上に配置されているものとする。この場合、ヘッドモジュール間の記録材搬送方向の距離は機械的組み立て精度によって決まるため、その距離に誤差を生じる。同一直線上のヘッドモジュール間の距離に誤差を生じるのも同様である。
そこで、以下の方法でその距離の誤差を検知し、ヘッドモジュールの適正な記録タイミングを決定する。本例では第1ヘッドモジュール431から第4ヘッドモジュール434の4ヶの場合について説明する。2ヶ以上のヘッドモジュールの場合は同様である。
図13は、本発明に係る千鳥状に並べた第1ヘッドモジュール431〜第4ヘッドモジュール434で適正な記録タイミングを決定するために、記録材に記録した第2テストチャート420とヘッドモジュール431〜434との位置関係を模式的に表したものである。
第1ヘッドモジュールで記録した横線群421は第3ラインであり、他のヘッドモジュールで記録した横線群422〜424は第4ラインである。
なお、各ヘッドモジュール431〜434の上方向に並ぶ横線群421〜424が各ヘッドモジュールで記録材41に記録した結果である。
横線群422〜424の近傍に記録されている数字「−4」から「+4」は第1ヘッドモジュールとの時間差を表す。
第1ヘッドモジュール431は基準となるヘッドモジュールであり、他のヘッドモジュールは第1ヘッドモジュール431に対する時間差で記録タイミングが決定される。横線群421は基準となる第1ヘッドモジュール431にて所定の等距離間隔をおいて記録された直線群である。第2ヘッドモジュール432によって、横線群421と異なる距離の距離等間隔で記録した直線群が横線群422である。
横線群422から横線群424の数字「0」が添付されている直線は各ヘッドモジュールの基準タイミングである。すなわち、第1ヘッドモジュールとの理論的距離に対する時間差を補正した記録タイミングのことである。しかし、前述のように、実際はヘッドモジュール間の距離に誤差を持つため第2ヘッドモジュール432は第1ヘッドモジュール431に対する距離と記録材搬送速度によって算出される時間差をもって記録を行うことで両ヘッドモジュール間の距離の補正を行う。横線群421と横線群422の直線が一致する位置が、第2ヘッドモジュール432の適正な記録タイミングである。
次に、第3ヘッドモジュール433について説明する。第3ヘッドモジュール433は第1ヘッドモジュール431と同タイミングで記録する。横線群422と423の直線が一致する位置が第2ヘッドモジュール432と第3ヘッドモジュール433の一致する記録タイミングである。ここで、第2ヘッドモジュール432の適正な記録タイミングは既知であるので第3ヘッドモジュール433の適正な記録タイミングは第2ヘッドモジュール432との時間差から求めることができる。第4ヘッドモジュール434は第2ヘッドモジュール432と同タイミングで記録される。第4ヘッドモジュール434の適正な記録タイミングは横線群423と横線群424の一致する直線位置から第3ヘッドモジュール433との時間差を求め、決定される。
前記説明を具体的な数値を代入して補足する。
記録材搬送速度を400mm/s、第1ヘッドモジュール431と第3ヘッドモジュール433は10mm間隔(記録時間間隔は25ms)で記録する。第2ヘッドモジュール432と第4ヘッドモジュール434は10.04mm間隔(記録時間間隔は25ms+100μs)で記録する。すなわち、本例では時間差の単位(添付されている数字の間隔)は100μsになる。横線群422の直線は「−2」の位置で横線群421の直線と一致しているので、基準タイミングでは適正なタイミングより200μs遅く記録していることがわかる。次に、横線群423の直線は「−3」の位置で横線群422の直線と一致しているので、第3ヘッドモジュール433の基準タイミングでは第2ヘッドモジュール432を基準にすると300μs早く記録されていることになるが、第2ヘッドモジュール432は200μs遅く記録していることがわかっているので、第1ヘッドモジュール431を基準にすると100μs早く記録していることがわかる。同様にして+2でブロック3と一致している第4ヘッドモジュール434は、第3ヘッドモジュール433に対して200μs早く、第1ヘッドモジュール431を基準にすると300μs早く記録していることがわかる。このとき、オペレータが認識できるように直線の近傍に数値などを記録することが可能である。
図10は、図5のステップS5である第4ライン情報入力工程の詳細の流れを示すフローチャートである。
ステップS51では、図13に示される記録材に記録された結果から、隣接するブロック間の横線同士で段差が最も少ない横線の近傍に記録されている数字(ライン情報)を読みとり、ヘッドモジュール番号と読みとった数字を操作部25から制御部ECへ入力する。
図11は、図5のステップS6である時差制御工程の詳細の流れを示すフローチャートである。
ステップS61では、入力されたヘッドモジュール番号と時間差を示す数字(ライン情報)から図13の説明で行った方法に従って第1ヘッドモジュールと他のヘッドモジュールの時間差を算出し、時差制御パラメータとして不揮発性メモリに記憶しておく。
ステップS62では、不揮発性メモリから読み出した時差制御パラメータをオフセットとする各ヘッドモジュールの記録タイミングを調整する処理を行う。
なお、通常の記録を行う場合は、各ヘッドモジュールの記録タイミングを調整して記録するので、筋ムラやがたつきの無い画像の記録が可能となる。
上記のごとく、ヘッドモジュール間のつなぎ目部分の重複する記録素子数、及び記録材搬送方向の記録タイミング誤差の量は、同一、または複数枚の記録材にわたり記録されたテストパターンからオペレータが読み取り、画像形成装置に入力するだけで画像形成装置で自動的に重複記録や記録ズレの補正処理がなされる。
上記は単一のラインヘッド(ヘッドユニット)について説明をおこなったが、複数のラインヘッドを備えた記録装置においても、順次同様の方法で実施可能である。
テストパターンはオペレータによる読みとりではなく、読取装置によって、画像読み取りを行い、画像認識を行うことも可能である。その場合、判定のための数字は文字情報ではなく、バーコードあるいはそれに類する記号、あるいは記録材端部からの距離による判定によることも可能である。画像形成装置製造過程においては、専用読取装置による読み取りが有効であるが、使用中の故障によりヘッドモジュールを交換する場合には、文字による情報表示が好ましい。テストパターンは用途目的に応じたパターンを複数備えることも可能である。
なお、本実施の形態において、画像形成装置としてインクジェットプリンタを例にとり説明したが、例えば感熱記録方式や熱転写記録方式や電子写真方式等の印刷装置に対しても適用可能である。
その他、システムを構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明の画像形成装置の全体模式図である。 本発明の電気ブロック図である。 本発明の印刷部の画像形成する部分のブロック図である。 本発明のヘッドモジュールを千鳥状に配置した模式図である。 本発明の記録補正制御のメインルーチンのフローチャートである。 本発明の第1テストチャート作成工程のフローチャートである。 本発明の第2ライン情報入力工程のフローチャートである。 本発明の記録素子制御工程のフローチャートである。 本発明の第2テストチャート作成工程のフローチャートである。 本発明の第4ライン情報入力工程のフローチャートである。 本発明の時差制御工程のフローチャートである。 本発明のヘッドモジュール重複部と第1テストチャート作成工程における記録サンプルの位置関係を示す模式図である。 本発明のヘッドモジュールと第2テストチャート作成工程における記録サンプルの位置関係を示す模式図である。
符号の説明
10 記録ヘッド
22 記憶部
23 印刷部
25 操作部
41 記録材
410 第1テストチャート
420 第2テストチャート
101〜104 ヘッドユニット
271〜274 画像プレーン
281〜284 フレームメモリ
431〜434 第1ヘッドモジュール〜第4ヘッドモジュール

Claims (6)

  1. 記録材を搬送する記録材搬送手段と、複数の記録素子が配列された記録素子列を有するヘッドモジュールを、前記記録材搬送手段が記録材を搬送する方向と直交する方向であって、前記記録素子の配列方向に所定の重なり部分を設けて千鳥状に複数配置された記録ヘッドとを有する画像形成装置の制御方法において、
    第1のヘッドモジュールの記録素子により記録材上に基準ラインを形成するとともに、第2のヘッドモジュールの記録素子により記録材上に標本ラインを形成することでテストチャートを作成するテストチャート作成工程と、
    前記テストチャート作成工程で作成された複数の標本ラインから選択された1つの標本ラインを特定する情報を入力する標本ライン情報入力工程と、
    前記標本ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュール及び第2のヘッドモジュールの記録素子を制御する記録素子制御工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  2. 前記テストチャート作成工程において、標本ラインのそれぞれに対応付けられた文字情報を記録材上に形成し、
    標本ライン情報入力工程において、標本ラインを特定する情報は、記録材上に形成された文字情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の制御方法。
  3. 記録材を搬送する記録材搬送手段と、複数の記録素子が配列された記録素子列を有するヘッドモジュールを、前記記録材搬送手段が記録材を搬送する方向と直交する方向であって、前記記録素子の配列方向に所定の重なり部分を設けて千鳥状に複数配置された記録ヘッドとを有する画像形成装置の制御方法において、
    第1のヘッドモジュールの記録素子のうち、第2のヘッドモジュールとの重なり部分にある1つの記録素子により記録材上に第1ラインを形成するとともに、第2のヘッドモジュールの記録素子のうち、第1のヘッドモジュールとの重なり部分にある記録素子群それぞれにより記録材上に第2ラインを形成することで第1のテストチャートを作成する第1テストチャート作成工程と、
    前記第1テストチャート作成工程で作成された複数の第2ラインから選択された1つの第2ラインを特定する情報を入力する第2ライン情報入力工程と、
    前記第2ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュール及び第2のヘッドモジュールの記録領域にある有効記録素子を制御する記録素子制御工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  4. 前記第1テストチャート作成工程において、第2ラインのそれぞれに対応付けられた文字情報を記録材上に形成し、
    第2ライン情報入力工程において、第2ラインを特定する情報は、記録材上に形成された文字情報であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置の制御方法。
  5. 記録材を搬送する記録材搬送手段と、複数の記録素子が配列された記録素子列を有するヘッドモジュールを、前記記録材搬送手段が記録材を搬送する方向と直交する方向であって、千鳥状に複数配置された記録ヘッドとを有する画像形成装置の制御方法において、
    第1のヘッドモジュールの記録素子列により記録材上に第3ラインを形成するとともに、第1のヘッドモジュールによる第3ラインの記録よりも順次時間をずらして第2のヘッドモジュールの記録素子列により記録材上に第4ラインを形成することで第2のテストチャートを作成する第2テストチャート作成工程と、
    前記第2テストチャート作成工程で作成された第4ラインから選択された1つの第4ラインを特定する情報を入力する第4ライン情報入力工程と、
    前記第4ライン情報入力工程で入力された情報に基づき、前記第1のヘッドモジュールと前記第2のヘッドモジュールとの記録時間差を制御する時差制御工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 前記第2テストチャート作成工程において、第4ラインのそれぞれに対応付けられた文字情報を記録材上に形成し、
    第4ライン情報入力工程において、第4ラインを特定する情報は、記録材上に形成された文字情報であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
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