JP2006115358A - パケット送信制御装置及びパケット送信制御方法 - Google Patents

パケット送信制御装置及びパケット送信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 送信リソース(を効率的に使用して下りリンクのパケットを送信する。
【解決手段】 本発明に係るパケット送信制御装置100は、パケットの送信に使用可能な送信リソースと、下りリンクの無線品質情報と、パケットの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶する記憶部170と、移動局11から報告された下りリンクの無線品質情報と、パケットの送信に使用可能な送信リソースとに基づいて、記憶部170を参照して、パケットの送信に用いられる送信方法を決定する決定部140と、パケットを構成するトランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるように、パケットの送信に用いられる送信方法を再決定する再決定部180と、再決定された送信方法を用いてパケットを送信するパケット送信部111とを具備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の移動局に対する下りリンクのパケットの送信を制御するパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法に関する。
従来、無線基地局が、当該無線基地局に属する移動局との間で通信を行う際に、下りリンクの無線状態に応じて、適応的に下りリンクのパケットの送信方法(例えば、変調方式や符号化率等の送信フォーマット等)を変更することによって、下りリンクのパケットの送信を制御する移動通信システムが知られている。かかる制御方式は、「適応変調・適応符号化(AMC:Adaptive Modulation and Coding)方式」と呼ばれている。
かかるAMC方式が適用されている移動通信システムでは、移動局が、下りリンクの無線状態を監視しており、監視した下りリンクの無線状態を、上りリンクを用いて無線基地局に通知するように構成されている。ここで、下りリンクの無線状態には、SIRやCIRや受信電力等が含まれる。
また、無線基地局は、移動局によって通知された下りリンクの無線状態と、下りリンクのパケットの送信に使用可能な送信リソース(無線リソース)に基づいて、下りリンクの送信方法(例えば、変調方式や符号化率等の送信フォーマット等)を決定して、決定した送信方法によって下りリンクのパケットの送信を行うように構成されている。
このとき、下りリンクの無線状態に応じて無線基地局と移動局との間の通信を行うことができる場合、すなわち、移動局が無線基地局近傍に位置する場合や移動局の移動速度が小さい場合等のように、下りリンクの無線状態が良い場合には、AMC方式が適用されている移動通信システムは、より高速の伝送速度で通信を行うことのできる送信方法を用いて、下りリンクのパケットの送信を行うように構成されている。
一方、移動局がセル端に位置する場合や移動局の移動速度が大きい場合等のように、下りリンクの無線状態が悪い場合には、AMC方式が適用されている移動通信システムは、より低速の伝送速度で通信を行うことのできる送信方法を用いて、下りリンクのパケットの送信を行うように構成されている。
したがって、AMC方式が適用されている移動通信システムは、伝搬環境の変動に応じた効率的な通信を行うことが可能となる。
ところで、第3世代移動通信システム、いわゆる「IMT-2000」の標準化については、地域標準化機関等により組織された3GPP/3GPP2(Third-Generation Partnership Project/Third-Generation Partnership Project 2)において、前者では「W-CDMA方式」に係る標準仕様の策定作業がなされており、後者では「cdma2000方式」に係る標準仕様の策定作業がなされている。
3GPPでは、近年のインターネットの急速な普及に伴い、特に下りリンクにおいてデータベースやWebサイトからのダウンロード等による高速・大容量のトラヒックが増加するとの予測に基づき、下り方向の高速パケット伝送方式である「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式」の標準化が行われている(例えば、非特許文献1及び2参照)。
また、3GPP2でも、上記同様の観点から、下り方向の高速パケット伝送方式「1x-EV DO」の標準化が行われている(例えば、非特許文献3参照)。なお、cdma2000方式の「1x-EV DO」において、「DO」は「Data Only」の意味である。
例えば、HSDPA方式では、移動局と無線基地局との間の無線状態に応じて、無線チャネルの変調方式や符号化率を制御するAMC方式が用いられている。ここで、移動局は、上りリンクを介して、CQI(Channel Quality Indicator)と呼ばれる制御情報(無線状態情報)を送信することによって、下りリンクの無線状態を無線基地局に通知するように構成されている。なお、CQIは、上りリンクのHSDPA用の個別物理制御チャネルHS-DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)にマッピングされている。
また、移動局は、下りリンクの共通パイロットチャネル(CPICH:Common Pilot Channel)から求められたSIRに基づいて、上述のCQIを算出するように構成されている。例えば、移動局は、受信したパケットの誤り率が10%となるように、CQIを算出するように構成されている。
また、無線基地局は、移動局から報告されたCQIに基づいて決定された送信フォーマット、又は、所要SIRが当該送信フォーマットと同等である送信フォーマットによって、HS-DSCH(High Speed-Downlink Shared Channel)を送信するように構成されている。
ここで、送信フォーマットには、HS-DSCHにおいてパケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズや変調方式やコードリソース量や電力リソース量等が含まれる。
ところで、HSDPA方式では、パケットは、1つのトランスポートブロックによって構成されている。なお、かかるトランスポートブロックの大きさが、トランスポートブロックサイズである。
さらに、かかるトランスポートブロックは、図10に示すように、「MAC-d PDU」というプロトコルデータユニットと、ヘッダとを含む。
ここで、ヘッダには、無線基地局側のプライオリティキュー(Priority Queue)と移動局側のリオーダリングキュー(Reordering Queue)とを1対1に対応付けるためのキュー識別子(Queue ID)や、複数の「MAC-d PDU」を分離するために「MAC-d PDU」のサイズや個数を示す情報等が付与される。
また、トランスポートブロックサイズは、0から62までの整数である「TFRI」を用いて、パケットの送信に用いられるコード数(コードリソース量)や変調方式(QPSK又は16QAM)毎に、以下のように定義されている(例えば、非特許文献4参照)。
=(TFRI)+ko,iとした場合のトランスポートブロックサイズを「L(k)」とする。
ここで、k<40の場合、L(k)=125+12・kによって、トランスポートブロックサイズは算出される。
一方、k≧40の場合、
Figure 2006115358
によって、トランスポートブロックサイズは算出される。
なお、ko,iは、以下のように与えられる。
Figure 2006115358
また、上述の「MAC-d PDU」の数は整数であり、一方、移動局に対し無線基地局がシグナリング可能なトランスポートブロックサイズは254通りしか存在しないため、トランスポートブロック内に隙間部分が生じる。したがって、かかる隙間部分を埋めるために、全く意味を持たないデータを詰め込む必要がある。
例えば、図10の例では、1つのトランスポートブロック内に、ヘッダ及び3つの「MAC-d PDU」が収容されているため、残りの隙間部分に、全く意味を持たないデータを詰め込む必要がある。このように、隙間部分に、全く意味を持たないデータを詰め込むことを「パディング」と呼び、全く意味を持たないデータが詰め込まれた部分を「パディング部分」と呼ぶ。
3GPP TS25.214 V.5.9.0 3GPP TR25.848 v4.0.0 3GPP2 C.S0024 Rev.1.0.0 3GPP TS25.321 v5.9.0
しかしながら、物理層では、パディング部分と「MAC-d PDU」(有意データ部分)とを区別することなく、両者とも意味のある情報として通信を行うため、パディング部分の分だけ、余計な電力リソース及びコードリソースを必要とすることになるため、結果として、システム容量を低減するという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、送信リソース(無線リソース)を効率的に使用して下りリンクのパケットを送信することができるパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、複数の移動局に対する下りリンクのパケットの送信を制御するパケット送信制御装置であって、前記パケットの送信に使用可能な送信リソースと前記下りリンクの無線品質情報と前記パケットの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶する記憶部と、前記移動局から報告された前記下りリンクの無線品質情報と前記パケットの送信に使用可能な前記送信リソースとに基づいて前記記憶部を参照して前記パケットの送信に用いられる送信方法を決定する決定部と、前記パケットを構成するトランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるように前記パケットの送信に用いられる送信方法を再決定する再決定部と、再決定された前記送信方法を用いて前記パケットを送信するパケット送信部とを具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、従来技術に係る移動通信システムのように、送信方法を決定した後に、トランスポートブロックにおけるパディング部分を最小となるように送信方法を再決定することができるため、不要なパディング部分の送信を防ぐことができ、所要の誤り率を満たすためのSIRが小さくなり、結果として、下りリンクのパケットの誤り率を低減することができる。
本発明の第1の特徴において、前記決定部が、前記送信方法として前記パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズを決定し、前記再決定部が、前記決定部によって決定された前記トランスポートブロックサイズを前記トランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるまで小さくしていくように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記決定部が、前記送信方法として前記パケットの送信に用いられる変調方式を決定し、前記再決定部が、前記決定部によって決定された前記変調方式が16QAM方式であった場合で、かつ、前記トランスポートブロックサイズを小さくすると符号化率が所定値よりも小さくなる場合には、前記変調方式を16QAM方式からQPSK方式に変更するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記決定部が、前記送信方法として前記パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズと変調方式とコードリソース量とを決定し、前記再決定部が、前記決定部によって決定された前記変調方式がQPSK方式であった場合で、かつ、前記決定部によって決定された前記トランスポートブロックサイズが前記決定部によって決定されたコードリソース量で送信可能な最小のトランスポートブロックサイズと同一の場合には、前記コードリソース量を小さくするように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記決定部によって決定された前記送信方法と前記再決定部によって再決定された前記送信方法とに基づいて、前記パケットの送信に用いられる電力リソースを変更する電力リソース変更部を具備するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、小さくなった所要の誤り率を満たすためのSIRの分だけ、電力リソースを低減することによって、送信リソース(無線リソース)の増大を図ることができる。
本発明の第2の特徴は、複数の移動局に対する下りリンクのパケットの送信を制御するパケット送信制御方法であって、前記パケットの送信に使用可能な送信リソースと前記下りリンクの無線品質情報と前記パケットの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶する工程と、前記移動局から報告された前記下りリンクの無線品質情報と前記パケットの送信に使用可能な前記送信リソースとに基づいて前記記憶部を参照して前記パケットの送信に用いられる送信方法を決定する工程と、前記パケットを構成するトランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるように前記パケットの送信に用いられる送信方法を再決定する工程と、再決定された前記送信方法を用いて前記パケットを送信する工程とを有することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、送信リソース(無線リソース)を効率的に使用して下りリンクのパケットを送信することができるパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御方法が適用される移動通信システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、無線基地局100と、複数の移動局(#1〜#3)10〜12とを具備している。また、本実施形態に係る移動通信システムでは、HSDPA方式が適用されているものとする。
HSDPA方式における下りリンクでは、移動局(#1〜#3)10〜12で共有して使用される下り方向の共有チャネルHS-DSCHや下り方向の共有制御チャネルHS-SCCH(Shared Control Channel)等の下り共有チャネルや、移動局(#1〜#3)10〜12に個別に割り当てられる物理チャネルに付随する付随個別チャネル#1〜#3(双方向チャネル)等が用いられる。なお、図1の例では、移動局#2宛ての下り共有チャネルが実線で表現されているため、移動局#2に下り共有チャネルが割り当てられているものとする。
上り方向の付随個別チャネル#1〜#3では、ユーザデータ以外に、パイロットシンボルや、下り方向の付随個別チャネルを送信するための電力制御コマンド(TPCコマンド)が伝送される。
一方、下り方向の付随個別チャネル#1〜#3では、上り方向の付随個別チャネルを送信するための送信電力制御コマンド等が伝送される。
また、上りリンクでは、付随個別チャネルだけでなく、HSDPA用の個別物理制御チャネル(HS-DPCCH)も用いられている。なお、HSDPA用の個別物理制御チャネル(HS-DPCCH)では、共有チャネルのスケジューリング処理やAMC方式で用いられる下り方向の無線品質情報(CQI)や、H-ARQ(Hybrid-ARQ)制御における送達確認を報告するための送達確認情報(ACK/NACK)等が伝送される。
本実施形態では、各移動局(#1〜#3)10〜12は、同一の構成及び機能を持つ。また、本実施形態では、無線基地局が、複数の移動局の各々に対して、下りリンクのパケットの送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を決定する必要がある。したがって、以下、特段の断りがない限り、複数の移動局の中から任意に選択した移動局Nに関して説明を行うものとする。
図2は、本実施形態に係る無線基地局100の構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る無線基地局100は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを具備している。
送受信アンテナ101は、複数の移動局(#1〜#3)10〜12の送受信アンテナとの間で無線周波数信号の送受信を行う。
アンプ部102は、送受信アンテナ101によって受信された上り方向の無線周波数信号を増幅して送受信部103に出力する。また、アンプ部102は、送受信部103から出力された下り方向の無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101に出力する。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号に対して、無線周波数信号に変換する周波数変換処理を施してアンプ部102に出力する。また、送受信部103は、アンプ部102から出力された無線周波数信号に対して、ベースバンド信号に変換する周波数変換処理を施してベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104は、伝送路インターフェース106から出力された下りリンクのパケットに対して、再送制御(H-ARQ制御)処理やスケジューリング処理や送信方法決定処理やチャネル符号化処理や拡散処理等を施すことによってベースバンド信号を生成して送受信部103に出力する。
また、ベースバンド信号処理部104は、送受信部103から出力されたベースバンド信号に対して、逆拡散処理やRAKE合成処理や誤り訂正復号化処理等を施して伝送路インターフェース106に出力する。
ここで、ベースバンド信号には、後述するMAC-hs(Media Access Control-HSDPA)処理で使用される各移動局の無線品質情報(CQI)やH-ARQ処理における送達確認情報(ACK/NACK/DTX)等が含まれている。かかる情報は、後述するように、ベースバンド処理部104内のレイヤー1処理部111で復号化処理が施され、ベースバンド処理部104内のMAC-hs処理部112において使用される。
呼処理部105は、伝送路インターフェース106を介して、無線基地局100の上位に位置する無線制御装置との間で、呼処理制御信号の送受信を行うことによって、無線基地局100の状態管理やリソース割り当てを行う。伝送路インターフェース106は、無線制御装置との間で情報を送受信する。
図3を参照して、上述のベースバンド信号処理部104の構成について詳述する。図3に示すように、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC-hs処理部112とを具備している。なお、レイヤー1処理部111及びMAC-hs処理部112は、それぞれ呼処理部105に接続されている。
レイヤー1処理部111は、下り方向のチャネル符号化処理や、上り方向のチャネル復号化処理や、上り方向及び下り方向の個別物理制御チャネルの送信電力制御処理や、RAKE合成処理や、拡散・逆拡散処理を行うように構成されている。
また、レイヤー1処理部111は、各移動局からの上り方向の個別物理チャネル(HS-DPCCH)を用いて報告される下りリンクの無線状態を示す情報(無線品質情報、CQI)やH-ARQ制御における送達確認情報(ACK/NACK/DTX)を受け取り、MAC-hs処理部112に出力するように構成されている。
MAC-hs処理部112は、HSDPA方式における下り方向の共有チャネルにおけるH-ARQ制御処理や、送信待ちパケットに対するスケジューリング処理や、下りパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)の決定処理を施すように構成されている。
図4を参照して、上述のMAC-hs処理部112の構成について詳述する。図4に示すように、MAC-hs処理部112は、CQI取得部110と、ACK/NACK/DTX取得部120と、スケジューリング部130と、TFR(Transport Format Resource)選択部140と、MAC-hsリソース計算部150と、H-ARQ制御部160と、送信フォーマット参照テーブル保持部170と、TBS(Transport Block Size)再選択部180とを具備している。
なお、MAC-hs処理部112は、上述の機能以外にも、フローコントロールを制御する機能等の諸機能を具備するが、本発明には直接には関係しないため、かかる諸機能についての記載及び説明については省略する。
CQI取得部110は、レイヤー1処理部111によって復号化処理された下りリンクの無線品質情報(CQI)を取得し、スケジューリング部130及びTFR選択部140に出力するように構成されている。
ACK/NACK/DTX取得部120は、レイヤー1処理部111によって復号化処理されたH-ARQ制御における送達確認情報(ACK/NACK/DTX)を取得し、H-ARQ制御部160に出力するように構成されている。
スケジューリング部130は、任意のスケジューリングアルゴリズムを用いて、各TTI(Transmission Time Interval)において、HS-DSCHを割り当てる移動局(下りリンクのパケットを送信する移動局)を決定し、かかる移動局を識別するための移動局IDをTFR選択部140に通知するように構成されている。
ここで、スケジューリング部130は、当該TTIにおいて複数の移動局に下りリンクのパケットを送信するようにスケジューリングした場合には、優先度情報を付加した複数の移動局IDをTFR選択部140に通知するように構成されている。
TFR選択部140は、各移動局から報告されたCQI(下りリンクの無線品質情報)をCQI取得部110から受け取り、H-ARQ制御部160から再送情報を受け取り、MAC-hsリソース計算部150から無線リソース情報を受け取るように構成されている。ここで、再送情報は、当該TTIにおいて送信すべきパケットが、H-ARQ制御における初回送信であるか又は再送であるかについて示す情報である。また、無線リソース情報は、当該TTIにおいてパケットの送信に使用可能な送信リソース(コードリソース量及び電力リソース量)を示す情報である。
また、TFR選択部140は、送信フォーマット参照テーブル保持部170と接続されており、受け取ったCQI及び無線リソース情報に基づいて、送信フォーマット参照テーブル保持部170に保持されている送信フォーマット参照テーブルを参照して、パケット(HS-DSCH)の送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を決定するように構成されている。
ここで、TFR選択部140は、送信方法として、パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズや、パケットの送信に用いられる変調方式や、パケットの送信に用いられるコードリソース量や、パケットの送信に用いられる電力リソース量等について決定する。
また、TFR選択部140が送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を決定する処理の詳細については、後述する。
MAC-hsリソース計算部150は、HS-DSCH電力リソース計算部151と、HS-DSCHコードリソース計算部152とを具備している。MAC-hsリソース計算部150は、HS-DSCH電力リソース計算部151及びHS-DSCHコードリソース計算部152等を用いて、パケット(HS-DSCH)の送信に使用可能な送信リソース(例えば、電力リソースやコードリソース等の無線リソース)を計算して、当該TTIにおいてパケットの送信に使用可能な送信リソース(例えば、電力リソースやコードリソース等の無線リソース)をTFR選択部140に通知する。
ここで、当該TTIにおいて複数の移動局に対して下りリンクのパケットの送信が行われる場合には、TFR選択部140が優先度の高い移動局から順番に、送信フォーマット及び送信リソースの決定を行うため、MAC-hsリソース計算部150は、TFR選択部140が送信フォーマット及び送信リソースの決定する際に、それぞれの移動局が使用可能な電力リソース及びコードリソースをTFR選択部140に通知する。
具体的には、MAC-hsリソース計算部150は、最も優先度の高い移動局に対しては、当該TTIにおいて使用可能な全ての電力リソース量及びコードリソース量をTFR選択部140に通知する。
また、MAC-hsリソース計算部150は、2番目に優先度の高い移動局に対しては、当該TTIにおいて使用可能な全ての電力リソース量及びコードリソース量から、最も優先度の高い移動局において使用される電力リソース量及びコードリソース量をそれぞれ引いた値を、2番目に優先度の高い移動局において使用可能な電力リソース量及びコードリソース量として、TFR選択部140に通知する。
また、MAC-hsリソース計算部150は、優先度の高さが3番目以降の移動局に対しても、2番目に優先度が高い移動局の場合と同様に、当該TTIにおいて使用可能な電力リソース量及びコードリソース量から、当該移動局よりも優先度の高い移動局において使用される電力リソース量及びコードリソース量をそれぞれ引いた値を、当該移動局において使用可能な電力リソース量及びコードリソース量としてTFR選択部140に通知する。
H-ARQ制御部160は、各移動局のもつ各データキューに関して、上り方向の送達確認情報(Ack/Nack/DTX)のフィードバックに基づいたH-ARQ再送制御を行うように構成されている。
図5に、H-ARQ制御部160で行われるストップアンドウェイトプロトコルの動作例を示す。ストップアンドウェイトプロトコル(ARQ)では、受信側(移動局側)は、送信側(無線基地局側)からの下りリンクのパケットを受け取ると、送達確認情報(Ack/Nack/DTX)を、HS-DPCCHを用いて返送するように構成されている。
図5の例では、受信側は、パケット#1を正しく受け取ることができなかったので、否定応答(Nack)を送信側に返送している。また、受信側は、パケット#2を正しく受け取ることができたので、肯定応答(Ack)を送信側に返送している。以下、受信側では、受け取ったパケットの順に、肯定応答(Ack)又は否定応答(Nack)を送信側に返送する動作を繰り返す。
また、H-ARQ制御部160は、TFR選択部140に、当該TTIにおいて送信するパケットが、H-ARQ制御における初回送信であるか又は再送であるか(2回目以降の送信であるか)を示す情報(再送情報)を通知する。
送信フォーマット参照テーブル保持部170は、パケットの送信に使用可能な送信リソースと、下りリンクの無線品質情報(CQI)と、パケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)とを関連付ける送信フォーマット参照テーブルを保持している。
具体的には、送信フォーマット参照テーブルは、当該TTIにおいてパケットの送信に使用可能なコードリソース量毎に、下りリンクの無線品質情報(CQI)と、当該パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズと、当該パケットの送信に用いられるコードリソース量と、当該パケットの送信に用いられる変調方式と、当該パケットの送信に用いられる電力リソースの電力オフセットとの関係を示すテーブルである。
図6に、かかる送信フォーマット参照テーブルの一例を示す。
図6(a)に、当該TTIにおいてパケットの送信に使用可能なコードリソース量が「4」の場合の、下りリンクの無線品質情報(CQI)と、当該パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズと、当該パケットの送信に用いられるコードリソース量と、当該パケットの送信に用いられる変調方式と、当該パケットの送信に用いられる電力リソースの電力オフセットとを関連付けるテーブルを示す。
また、図6(b)に、当該TTIにおいてパケットの送信に使用可能なコードリソース量が「5」の場合の、下りリンクの無線品質情報(CQI)と、当該パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズと、当該パケットの送信に用いられるコードリソース量と、当該パケットの送信に用いられる変調方式と、当該パケットの送信に用いられる電力リソースの電力オフセットとを関連付けるテーブルを示す。
実際には、HS-PDSCHの取り得るコード数が「1〜15」であるため、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、15通りの使用可能なコードリソース量毎のテーブルを保持する。
送信フォーマット参照テーブル保持部170は、引数が「当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量」及び「CQI」である場合、関数TF_Related_TBS(コードリソース量,CQI)を通じて、当該TTIにおけるパケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズをTFR選択部140に出力することができる。
あるいは、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、引数が「当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量」及び「CQI」である場合、関数TF_Related_Code(コードリソース量,CQI)を通じて、当該TTIにおけるパケットの送信に用いられるコードリソース量をTFR選択部140に出力することができる。
あるいは、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、引数が「当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量」及び「CQI」である場合、関数TF_Related_Mod(コードリソース量,CQI)を通じて、当該TTIにおけるパケットの送信に用いられる変調方式をTFR選択部140に出力することができる。
あるいは、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、引数が「当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量」及び「CQI」である場合、関数TF_Related_Offset(コードリソース量,CQI)を通じて、当該TTIにおけるパケットの送信に用いられる電力リソース量のオフセット値をTFR選択部140に出力することができる。
あるいは、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、引数が「当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量」及び「当該TTIにおいて用いられるトランスポートブロックサイズ」である場合、関数TF_Related_CQI(コードリソース量,トランスポートブロックサイズ)を通じて、当該TTIにおけるパケットの送信に用いられる送信方法に相当するCQIをTFR選択部140に出力することができる。
ここで、「当該TTIにおけるパケットの送信に用いられる送信方法に相当するCQI」とは、「当該TTIにおけるパケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズを送信可能な最小のCQI」のことである。
以下に、送信フォーマット参照テーブルの具体的な参照方法を詳述する。
例えば、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量が「4」で、CQIが「15」である場合、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、図6(a)を参照して、関数TF_Related_TBS(コードリソース量,CQI)を通じて、「トランスポートブロックサイズTBS=2876」を出力する。
また、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量が「5」で、CQIが「10」である場合、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、図6(b)を参照して、関数TF_Related_Code(コードリソース量,CQI)を通じて、「パケットの送信に用いられるコードリソース量=4」を出力する。
また、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量が「4」で、CQIが「20」である場合、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、図6(a)を参照して、関数TF_Related_Mod(コードリソース量,CQI)を通じて、「パケットの送信に用いられる変調方式=16QAM」を出力する。
さらに、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量が「5」で、CQIが「28」である場合、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、図6(b)を参照して、関数TF_Related_Offset(コードリソース量,CQI)を通じて、「パケットの送信に用いられる電力リソース量のオフセット値=−6」を出力する。
また、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量が「4」で、トランスポートブロックサイズが「4265」である場合、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、図6(a)を参照して、関数TF_Related_CQI(コードリソース量,トランスポートブロックサイズ)を通じて、「パケットの送信に用いられる送信方法に相当するCQI=18」を出力する。
また、トランスポートブロックサイズが「4581」である場合、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、図6(a)を参照して、関数TF_Related_CQI(コードリソース量,トランスポートブロックサイズ)を通じて、「CQI=19」が「トランスポートブロックを送信可能な最小のCQI」であると判断し、「パケットの送信に用いられる送信方法に相当するCQI=19」を出力する。
なお、図6に示した送信フォーマット参照テーブルは、変調方式としてQPSK及び16QAMが混在するテーブルであるが、送信フォーマット参照テーブル保持部170は、能力的にQPSKのみに対応可能な移動局をサポートするために、QPSKのみで構成された送信フォーマット参照テーブルを保持するように構成されていてもよい。
TBS再選択部180は、TFR選択部140によって決定された送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を取得し、送信するパケットを構成するトランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるように、前記パケットの送信に用いられる送信方法(トランスポートブロックサイズ)を再決定する。かかる送信方法の再決定処理の詳細については後述する。
TBS再選択部180は、再決定したトランスポートブロックサイズ及びトランスポートブロックサイズ以外の送信方法について、レイヤー1処理部111に通知する。
具体的には、TBS再選択部180は、後述するように、TFR選択部140によって決定されたトランスポートブロックサイズを、トランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるまで小さくしていくように構成されている。
また、TBS再選択部180は、後述するように、TFR選択部140によって決定された変調方式が16QAM方式であった場合で、かつ、トランスポートブロックサイズを小さくすると符号化率が所定値よりも小さくなる場合には、変調方式を16QAM方式からQPSK方式に変更するように構成されている。
また、TBS再選択部180は、後述するように、TFR選択部140によって決定された変調方式がQPSK方式であった場合で、かつ、TFR選択部140によって決定されたトランスポートブロックサイズがTFR選択部140によって決定されたコードリソース量で送信可能な最小のトランスポートブロックサイズと同一の場合には、コードリソース量を小さくするように構成されている。
この結果、当該TTIにおいて、下りリンクのパケットは、再決定された送信方法を用いて、所定の移動局に対して送信される。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図7及び図8を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、MAC-hs処理部112が、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)決定する動作について説明する。
具体的には、図7を参照して、TFR選択部140が当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を決定(選択)する動作について説明し、図8を参照して、TBS再選択部180が当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を再決定(再選択)する動作について説明する。
本実施形態では、H-ARQ制御における初回送信時の動作についてのみ説明する。また、本実施形態では、スケジューリング部130で決定された移動局(以後、当該移動局と呼ぶ)に対する下りリンクのパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)を決定する動作について説明する。また、本実施形態では、当該TTIにおいて、複数の移動局に対して下りリンクのパケットを送信する場合に、優先度の高い移動局から順に、本動作を適用するものとする。
ここで、TFR選択部140で決定された送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)のうち、トランスポートブロックサイズを「TBS」とし、コードリソース量を「Code」とし、変調方式を「Mod」とし、電力リソース量を「Power」とし、及び、決定された送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)に相当するCQIを「CQI」とする。
また、TBS再選択部180で再決定された送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)のうち、トランスポートブロックサイズを「TBS」とし、コードリソース量を「Code」とし、変調方式を「Mod」とし、電力リソース量を「Power」とする。なお、本実施形態では、TBS再選択部180は、電力リソースを変更しないため、Power=Powerであるものとする。
また、本実施形態では、CQI及び電力リソース量は、「dB」の領域で計算されるものとする。
図7に示すように、ステップS1において、TFR選択部140は、各移動局から報告されたCQIをCQI取得部110から取得すると共に、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量及び電力リソース量をMAC-hsリソース計算部150から取得する。ここで、取得したCQIを「CQI」とし、取得したコードリソース量を「Code」とし、取得した電力リソース量を「Power」とする。
ステップS2において、「Code」が、当該移動局が受信可能なコードリソース量よりも大きい場合には、本動作はステップS3に進み、それ以外の場合には、本動作はステップS4に進む。
ステップS3において、TFR選択部140は、当該移動局が受信可能なコードリソース量を「Code」とする。
CQIは、移動局において、下り方向の共有チャネルの全送信電力を「PowerDefault」と仮定して算出されているため、ステップS4において、TFR選択部140は、「CQI」を、「Power」に基づく値に読み替える。具体的には、TFR選択部140は、「CQI+Power−PowerDefault」によって算出される値を「CQI」とする。
ステップS5において、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量「Code」と下りリンクの無線品質情報「CQI」とに基づいて、送信フォーマット参照テーブルを参照して、当該TTIにおいて使用可能なトランスポートブロックサイズ「TBS」を算出する。
具体的には、TFR選択部140は、関数TF_Related_TBS(Code,CQI)に基づいて送信フォーマット参照テーブル保持部170から出力されたトランスポートブロックサイズを、トランスポートブロックサイズ「TBS」とする。
ステップS6において、当該TTIにおいて当該移動局に対して送信を行うべきパケットのデータ量が「TBS」よりも大きい場合には、本動作はステップS7に進み、それ以外の場合には、本動作はステップS8に進む。
ステップS7において、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能な電力リソース量「Power」と「CQI」とに基づいて、送信フォーマット参照テーブルを参照して、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法を算出する。
第1に、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能な電力リソース量「Power」及びコードリソース量「Code」と「CQI」とに基づいて、送信フォーマット参照テーブルを参照して、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法としての電力リソース量「Power」を算出する。
具体的には、TFR選択部140は、以下の式を用いて、電力リソース量「Power」を算出する。
Power=Power+TF_Related_Offset(Code,CQI)
第2に、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量「Code」と「CQI」とに基づいて、送信フォーマット参照テーブルを参照して、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法としての変調方式「Mod」及びコードリソース量「Code」を算出する。
具体的には、TFR選択部140は、以下の式を用いて、変調方式「Mod」及びコードリソース量「Code」を算出する。
Mod=TF_Related_Mod(Code,CQI)
Code=TF_Related_Code(Code,CQI)
第3に、TFR選択部140は、「TBS」を、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法としてのトランスポートブロックサイズ「TBS」とする。
ステップS8において、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量及び送信すべきパケットのデータ量(大きさ)に基づいて、送信フォーマット参照テーブルを参照して、送信すべきパケットを送信可能な最小のCQIである「CQI」を算出する。
具体的には、TFR選択部140は、以下の式を用いて、送信すべきパケットを送信可能な最小のCQIである「CQI」を算出する。
CQI=TF_Related_CQI(Code,送信すべきパケットを送信可能な最小のトランスポートブロックサイズ)
ステップS9において、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能な電力リソース量「Power」と「CQI」と「CQI」とを用いて、パケットの送信に用いられる電力リソース量「Power」を算出する。
具体的には、TFR選択部140は、以下の式を用いて、電力リソース量「Power」を算出する。
Power=Power−(CQI−CQI)×α
ここで、αは、所定の定数である。
ステップS10において、TFR選択部140は、当該TTIにおいて使用可能なコードリソース量「Code」と「CQI」とに基づいて、送信フォーマット参照テーブルを参照して、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法としての変調方式「Mod」及びコードリソース量「Code」を算出する。
具体的には、TFR選択部140は、以下の式を用いて、変調方式「Mod」及びコードリソース量「Code」を算出する。
Mod=TF_Related_Mod(Code,CQI)
Code=TF_Related_Code(Code,CQI)
さらに、TFR選択部140は、「TBS」を、当該TTIにおいてパケットの送信に用いられる送信方法としてのトランスポートブロックサイズ「TBS」とする。
次に、図8に示すように、ステップS11において、TBS再選択部180は、TFR選択部140によって決定された送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)のうち、トランスポートブロックサイズ「TBS」と、コードリソース量「Code」と、変調方式「Mod」とを取得する。
ステップS12において、TBS再選択部180は、「TBS」と「Code」と「Mod」の値を、それぞれ、「TBS」と「Code」と「Mod」の値とする。
ステップS13において、「Mod」が「16QAM」である場合、本動作はステップS14に進み、それ以外の場合、本動作はステップS21に進む。
ステップS14において、TBS再選択部180は、「TBS」と「Code」と「Mod」とに基づいて、TFRIを算出する。なお、トランスポートブロックサイズとコード数(コードリソース量)と変調方式とTFRIとの間の関係は、前述したように、「3GPP TS25.321」に定義されている。
ステップS15において、TFRIが「0」以外の場合で、かつ、符号化率が所定の閾値CR16QAMよりも大きい場合には、本動作はステップS16に進み、それ以外の場合には、本動作はステップS20に進む。
ここで、符号化率とは、コードリソース量(コード数)及び変調方式から求まる物理チャネルのビット数と、トランスポートブロックサイズとの比のことを指す。例えば、トランスポートブロックサイズが「TBS」であり、コードリソース量(コード数)が「Code」であり、変調方式が「16QAM」である場合、符号化率は「(TBS+24)/(Code×1920)」となる。ここで、「24」は、CRCビットの大きさであり、「1920」は、拡散率が「16」であり、変調方式が「16QAM」である場合の1つのTTI(3スロット)における1コードあたりのビット数である。
ステップS16において、「TBS」が、送信すべきパケット(データ)のビット数(データ量)に、ヘッダのビット数(データ量)を足したビット数(データ量)以上である場合には、本動作はステップS17に進み、それ以外の場合には、本動作は終了する。ここで、送信すべきパケットとは、1つ以上のMAC-d PDUからなるパケットのことである。
ステップS17において、TBS再選択部180は、「TBS」の値を「TBS」の値とし、また、「TBS」と「Code」と「Mod」とに基づいてTFRIを算出する。
ステップS18において、TFRIが「0」以外の場合で、かつ、符号化率が所定の閾値CR16QAMよりも大きい場合には、本動作はステップS19に進み、それ以外の場合には、本動作はステップS20に進む。
ステップS19において、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」とTFRIから「1」を引いた値とに基づいて、トランスポートブロックサイズを算出し、算出したトランスポートブロックサイズを「TBS」とする。なお、トランスポートブロックサイズとコード数(コードリソース量)と変調方式とTFRIとの間の関係は、前述したように、「3GPP TS25.321」に定義されている。
ステップS20において、TBS再選択部180は、「Mod」を「QPSK」とする。
ステップS21において、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」と「TBS」とに基づいて、TFRIを算出する。
ステップS22において、TFRIが「0」以外である場合には、本動作はステップS23に進み、それ以外の場合には、本動作はステップS24に進む。
ステップS23において、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」とTFRIから「1」を引いた値とに基づいて、トランスポートブロックサイズを算出し、算出したトランスポートブロックサイズを「TBS」とする。
ステップS24において、TBS再選択部180は、「Code」の値を「1」だけ減らす。
ステップS25において、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」と「TBS」とに基づいて、TFRIを算出する。そして、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」とTFRIから「1」を引いた値とに基づいて、トランスポートブロックサイズを算出し、算出したトランスポートブロックサイズを「TBS」とする。
ステップS26において、「TBS」が、送信すべきパケット(データ)のビット数(データ量)に、ヘッダのビット数(データ量)を足したビット数(データ量)以上である場合には、本動作はステップS27に進み、それ以外の場合には、本動作は終了する。ここで、送信すべきパケットとは、1つ以上のMAC-d PDUからなるパケットのことである。
ステップS27において、TBS再選択部180は、「Code」及び「TBS」の値を、それぞれ「Code」及び「TBS」の値とし、「Code」と「Mod」と「TBS」とに基づいて、TFRIを算出する。
ステップS28において、TFRIが「0」以外である場合には、本動作はステップS29に進み、それ以外の場合には、本動作はステップS30に進む。
ステップS29において、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」とTFRIから「1」を引いた値とに基づいて、トランスポートブロックサイズを算出し、算出したトランスポートブロックサイズを「TBS」とする。
ステップS30において、TBS再選択部180は、「Code」の値を「1」だけ減らす。
ステップS31において、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」と「TBS」とに基づいて、TFRIを算出する。そして、TBS再選択部180は、「Code」と「Mod」とTFRIから「1」を引いた値とに基づいて、トランスポートブロックサイズを算出し、算出したトランスポートブロックサイズを「TBS」とする。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、従来技術に係る移動通信システムのように、送信方法を決定した後に、トランスポートブロックにおけるパディング部分を最小となるように送信方法を再決定することができるため、不要なパディング部分の送信を防ぐことができ、所要の誤り率を満たすためのSIRが小さくなり、結果として、下りリンクのパケットの誤り率を低減することができる。
(変更例1)
図9を参照して、本変更例2について説明する。本変更例2に係る移動通信システムは、無線基地局100のベースバンド信号処理部104のMAC-hs処理部104に、電力リソース再計算部190が設けられている点を除いて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムと同様である。
電力リソース再計算部190は、TFR選択部140によって決定された下りパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)と、TBS再選択部180によって再決定された下りパケットの送信に用いられる送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)とに基づいて、パケットの送信に用いられる電力リソースを変更(低減)するように構成されている。
具体的には、電力リソース再計算部190は、TBS再選択部180による再決定処理の後、送信フォーマット参照テーブル保持部170によって保持されている送信フォーマット参照テーブルを用いて、TBS再選択部180で再決定された送信方法(送信フォーマット及び送信リソース)に相当するCQIを求める。
具体的には、電力リソース再計算部190は、TBS再選択部180で求められた「Code」と「TBS」とに基づいて、関数TF_Related_CQI(コードリソース量,トランスポートブロックサイズ)を用いて、「TBS」を送信可能な最小のCQIを求め、かかるCQIの値を「CQI」とする。
そして、電力リソース再計算部190は、式「Power=Power+(CQI−CQI)×β」に従って、下りリンクのパケットの送信に用いられる電力リソース量「Power」を算出する。ここで、βは所定の定数である。
なお、「CQI」を、整数ではなく実数として出力してもよい。例えば、「Code=4」で、「TBS=4581」である場合、関数TF_Related_CQI(コードリソース量、トランスポートブロックサイズ)は、図6(a)を参照して、「CQI」の値として、「18」と「19」の中間の値を出力してもよい。
かかる中間の値の算出方法としては、例えば、式「 CQI=18+(4581−4265)/(4748−4265)×(19−18)」を用いて線形補間を行う方法が挙げられる。
上述のように、「CQI」の値を、整数ではなく実数とした場合、よりきめ細やかに電力リソースを変更(低減)することが可能となる。
(変更例2)
また、MAC-hs処理部112は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)やFPGA等のプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスで構成されており、上述した処理を実行するプログラムが所定のメモリ領域に記憶されており、パラメータ(α、CR16QAM)がダウンロードによって書き換えられる構成がとられていてもよい。
この時、MAC-hs処理部112は、上述のパラメータを無線基地局100の上位ノードからダウンロードするように構成されていてもよいし、TFR選択部140及びTBS再選択部180に端末I/F(外部インターフェース機能)を設け、直接、端末から上述のパラメータ或いは関数を読み込むように構成されていてもよい。
また、MAC-hs処理部112の各機能ブロックは、ハードウェアで分割されていてもよいし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されていてもよい。
また、上述の実施形態では、3GPPにおける高速パケット伝送方式であるHSDPA方式に関して記述したが、本発明は、HSDPA方式に限定されるものではなく、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(特にAMC方式)を行う他の高速パケット伝送方式に適用することが可能である。
例えば、他の高速パケット伝送方式としては、3GPP2におけるcdma2000方式の1xEV-DO方式やTDD方式における高速パケット伝送方式等が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る移動通信システムの無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部のMAC-hs処理部の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部のMAC-hs処理部のH-ARQ制御部で行われるストップアンドウェイトプロトコルの動作の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る移移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部のMAC-hs処理部の送信フォーマット参照テーブル保持部で保持される送信フォーマット参照テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る移移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部のMAC-hs処理部のTFR選択部において、下りリンクのパケットの送信方法を決定する動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部のMAC-hs処理部のTBS再選択部において、下りリンクのパケットの送信方法を再決定する動作を示すフローチャートである。 本変更例1に係る移動通信システムの無線基地局のベースバンド信号処理部のMAC-hs処理部の機能ブロック図である。 HSDPA方式が適用されている移動通信システムにおけるパケットの構成を示す図である。
符号の説明
10、11、12…移動局
100…無線基地局
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
111…レイヤー1処理部
112…MAC-hs処理部
110…CQI取得部
120…ACK/NACK/DTX取得部
130…スケジューリング部
140…TFR選択部
150…MAC-hsリソース計算部
151…HS-DSCH電力リソース計算部
152…HS-DSCHコードリソース計算部
160…H-ARQ制御部
170…送信フォーマット参照テーブル保持部
180…TBS再選択部
190…電力リソース再計算部

Claims (6)

  1. 複数の移動局に対する下りリンクのパケットの送信を制御するパケット送信制御装置であって、
    前記パケットの送信に使用可能な送信リソースと、前記下りリンクの無線品質情報と、前記パケットの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記移動局から報告された前記下りリンクの無線品質情報と、前記パケットの送信に使用可能な前記送信リソースとに基づいて、前記記憶部を参照して、前記パケットの送信に用いられる送信方法を決定する決定部と、
    前記パケットを構成するトランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるように、前記パケットの送信に用いられる送信方法を再決定する再決定部と、
    再決定された前記送信方法を用いて前記パケットを送信するパケット送信部とを具備することを特徴とするパケット送信制御装置。
  2. 前記決定部は、前記送信方法として、前記パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズを決定し、
    前記再決定部は、前記決定部によって決定された前記トランスポートブロックサイズを、前記トランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるまで小さくしていくことを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  3. 前記決定部は、前記送信方法として、前記パケットの送信に用いられる変調方式を決定し、
    前記再決定部は、前記決定部によって決定された前記変調方式が16QAM方式であった場合で、かつ、前記トランスポートブロックサイズを小さくすると符号化率が所定値よりも小さくなる場合には、前記変調方式を16QAM方式からQPSK方式に変更することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  4. 前記決定部は、前記送信方法として、前記パケットの送信に用いられるトランスポートブロックサイズと変調方式とコードリソース量とを決定し、
    前記再決定部は、前記決定部によって決定された前記変調方式がQPSK方式であった場合で、かつ、前記決定部によって決定された前記トランスポートブロックサイズが前記決定部によって決定されたコードリソース量で送信可能な最小のトランスポートブロックサイズと同一の場合には、前記コードリソース量を小さくすることを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  5. 前記決定部によって決定された前記送信方法と、前記再決定部によって再決定された前記送信方法とに基づいて、前記パケットの送信に用いられる電力リソースを変更する電力リソース変更部を具備することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  6. 複数の移動局に対する下りリンクのパケットの送信を制御するパケット送信制御方法であって、
    前記パケットの送信に使用可能な送信リソースと、前記下りリンクの無線品質情報と、前記パケットの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶する工程と、
    前記移動局から報告された前記下りリンクの無線品質情報と、前記パケットの送信に使用可能な前記送信リソースとに基づいて、前記記憶部を参照して、前記パケットの送信に用いられる送信方法を決定する工程と、
    前記パケットを構成するトランスポートブロックにおけるパディング部分が最小となるように、前記パケットの送信に用いられる送信方法を再決定する工程と、
    再決定された前記送信方法を用いて前記パケットを送信する工程とを有することを特徴とするパケット送信制御方法。

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