JP2006114960A - データキャリアのアクセス履歴管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不当にアクセスされた場合も含めて、データキャリアのアクセス履歴を管理するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】本発明のデータキャリアのアクセス履歴管理システムは、非接触でデータの読み出し及び/又は書き込みが行われる少なくとも1つのデータキャリア3a,3bと、位置情報及び時刻情報を取得する手段17とを搭載した少なくとも1つの通信端末装置1と、データキャリア3a,3bへのアクセス履歴を格納するデータベース62を具えた管理サーバ61とを具えており、外部装置4がデータキャリア3a,3bにアクセスすると、通信端末装置1は、アクセスされた時刻情報と、アクセスされた時点における通信端末装置1の位置情報とを取得すると共に、通信ネットワーク5,6を介して時刻情報及び位置情報を管理サーバ61に送信し、管理サーバ61は、時刻情報及び位置情報に基づいてデータベース62を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDタグ等のデータキャリアへのアクセス履歴を管理するシステム及び方法に関する。
現在、非接触でデータの読み出し及び/又は書き込みが可能なデータキャリア、特にRFID(Radio Frequency Identification)タグを用いたシステムが広く利用されつつある。このようなシステムとして最も一般的に知られている電子マネーシステムでは、ユーザは、非接触式のデータキャリアが組み込まれたカードを所持し、店舗には、データキャリアのリーダ/ライタが装備される。データキャリアには、電子マネーデータが記憶されており、店舗における物品の購入金額又はサービスの利用金額等に応じて、電子マネーデータが書き換えられる。このような電子マネーシステムによって、ユーザと店舗間で直接金銭をやり取りする手間が省かれて、ユーザは、買い物等を容易に且つ迅速に行うことが可能となる。また、データキャリアを格納したカードを定期券として利用することで、ユーザが改札をスムースに通過可能とするシステムも登場している。
さらに、データキャリアが搭載される対象物に、携帯電話を用いる試みも進められており、1つのデータキャリアに複数種類のデータを記憶させる試みも行われている。よって、例えば、電子マネーデータや個人情報データを記憶したデータキャリアを携帯電話に搭載することで、携帯電話をリーダ/ライタ等にかざすだけで、店舗での支払いやドアの解錠等が可能となる。
特開2002−271850公報 特開2003−122896公報
電子マネーデータや個人情報データ等を記憶したデータキャリアを搭載した機器又は物品等が広く使用されると、データキャリアの記憶内容を無断で取得しようとする悪意を持った者が、出現又は増加する恐れがある。このような者は、リーダ/ライタやリーダを用意して、電車や店舗等の中でユーザに気付かれることなくデータキャリアから記憶内容を読み出そうと試みる。
通常、データキャリアに記憶される電子マネーデータや個人情報データ等は暗号化されており、データを復号化するアルゴリズムを知らない限りこれらを利用することは不可能である。しかしながら、このような事態が生じると、ユーザは、心理的に不安になり、自分の所持する機器等に搭載されたデータキャリアへのアクセス時刻及びアクセス場所等に関する情報を取得して、そのデータキャリアに不当アクセスが行われたか否かを確認することを欲する。現在のシステムでは、店舗等に配置されたリーダ/ライタ等は、事業者が管理するデータベースと接続されており、ユーザは、そのデータベースを参照することで、自己に関したデータキャリアのアクセス履歴を参照可能である。しかしながら、現在のシステムでは、データキャリアへの不当アクセスが行われた日時及び場所はデータベースに含まれないので、上記のようなユーザの要請を満たすことは出来ない。
一方、多数のユーザについて、何時及び何処でデータキャリアにアクセスされたかという情報を取得できるならば、不当アクセスが頻繁に行われる時刻及び場所を特定して、ユーザに注意を促し、さらには、不当アクセス者の取締りを助けることが可能となる。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、不当にアクセスされた場合も含めて、データキャリアのアクセス履歴を管理するシステム及び方法を提供する。
本発明は、非接触でデータの読み出し及び/又は書き込みが行われる少なくとも1つのデータキャリアと、位置情報及び時刻情報を取得する手段とを搭載した少なくとも1つの通信端末装置と、通信ネットワークを介して前記通信端末装置と接続されており、前記データキャリアへのアクセス履歴を格納するデータベースを具えた管理サーバとを具えており、外部装置が前記データキャリアにアクセスすると、前記通信端末装置は、アクセスされた時刻情報と、アクセスされた時点における前記通信端末装置の位置情報とを取得すると共に、前記通信ネットワークを介して前記時刻情報及び位置情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記時刻情報及び位置情報に基づいてデータベースを更新する。
本発明のデータキャリアのアクセス履歴管理方法は、通信端末装置に搭載されており、データの読み出し及び/又は書き込みが行われる少なくとも1つのデータキャリアに外部装置がアクセスすると、前記通信端末装置が、アクセスされた時刻情報と、アクセスされた時点における前記通信端末装置の位置情報とを取得する工程と、前記通信端末装置が、通信ネットワークを介して、前記時刻情報及び前記位置情報を管理サーバに送信する工程と、前記時刻情報及び位置情報に基づいて、前記管理サーバが、前記通信端末装置に搭載されたデータキャリアのアクセス履歴を格納するデータベースを更新する工程とを具える。
なお、本発明では、前記管理サーバは、外部装置の配置に関する配置情報を有しており、前記配置情報と前記位置情報とに基づいて、前記データキャリアへのアクセスが不当に行われたか否かを判断するのが好ましい。さらに、本発明では、前記データベース及び前記通信ネットワークを用い、前記データキャリアへのアクセス履歴と、前記データキャリアへのアクセスが不当に行われたか否かとを、前記通信端末装置に、又は前記通信ネットワークに接続された別個の端末装置に表示するのが好ましい。
本発明によれば、データキャリアがアクセスされた場合、そのデータキャリアが搭載された通信端末装置から、アクセス時刻情報と、その時刻における通信端末装置の位置情報が管理サーバに送られる。従って、データキャリアへのアクセスが不当に行われた場合も含めて、データキャリアのアクセス履歴が管理サーバにて管理される。また、通信端末装置から送られた位置情報を、外部装置の配置情報と照合することで、データキャリアへのアクセスが不当に行われたか否かを判断可能となる。これによって、通信端末装置のユーザに不当アクセスがあった旨を知らせることができる。また、複数の通信端末装置から送られる情報やデータベースを参照することで、不当アクセスが頻繁に行われる場所、さらには時刻を特定することが可能となる。
以下、本発明を図を用いて説明する。図1は、本発明の実施例であるデータキャリアのアクセス履歴管理システムの概要を示す説明図である。該システムは、少なくとも1つの(現実的には非常に多数の)携帯電話(1)を含んでおり、携帯電話(1)には、非接触でデータの読み出し及び/又は書き込みが行われるデータキャリア(3a)(3b)が搭載可能である。本実施例では、データキャリア(3a)(3b)としてRFIDタグは用いられており、これらデータキャリア(3a)(3b)には、例えば、電子マネー、サービスポイント、若しくは個人情報等が、又は、このような情報の組合せが記憶される。
本実施例のシステムでは、データキャリア(3a)(3b)は所謂メモリカードと同様に構成されており(又はメモリカードに内蔵されており)、携帯電話(1)に設けられたスロット(図示省略)に脱着自在に挿入される。携帯電話(1)のユーザは、必要に応じて2種類のデータキャリア(3a)(3b)から選択したデータキャリアを携帯電話(1)に装着する。図1では、携帯電話(1)にタイプAのデータキャリア(3a)が搭載された状態が示されており、データキャリア(3a)は、タイプBのデータキャリア(3b)に交換可能である。タイプAのデータキャリア(3a)を用いてサービスを提供する事業主と、タイプBのデータキャリア(3a)を用いてサービスを提供する事業主とは異なっており、これらデータキャリア(3a)(3b)は、同一の装置である必要はない。
各データキャリア(3a)(3b)は、それに対応した外部装置によってアクセスされる。外部装置の一例として図1に示したリーダ/ライタ(4)は、データキャリア(3a)の読み出し及び/又は書き込みを行うものであり、データキャリア(3a)を用いてサービスを提供する事業主に関係した施設(例えば、店舗や駅)に設置される。なお、データキャリア(3a)(3b)にアクセスする外部装置はリーダやライタであってもよく、この場合、データキャリア(3a)(3b)にてデータの読み出しや書き込みが行われる。
携帯電話(1)は、基地局(51)及び公共電話通信網(5)を通じてインターネットサービスプロバイダが運用するインターネット接続サーバ(52)に接続し、該接続サーバ(52)を通じてインターネット(6)に接続する。インターネット(6)には、データキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴を管理する管理サーバ(61)が接続されており、データキャリア(3a)(3b)へのアクセスが生じた場合、携帯電話(1)から管理サーバ(61)にそのアクセスに関した情報が送信される。管理サーバ(61)は、データキャリア(3a)(b)のアクセス履歴を格納するアクセス履歴データベース(62)を具えており、携帯電話(1)から送られた情報に基づいて、管理サーバ(61)は、アクセス履歴データベース(62)を更新又は書き換える。WWWサーバ(64)は、インターネット(6)及び管理サーバ(61)に接続されており、インターネット(6)を通じて行われる携帯電話(1)のユーザからの問い合わせに応じて、アクセス履歴データベース(62)を参照して、そのユーザが使用する携帯電話(1)に搭載されるデータキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴をユーザに提示する。
管理サーバ(61)及びWWWサーバ(64)は、例えば、データキャリア(3a)(3b)を用いてサービスを提供する事業主によって共同運用されており、これら事業主は、データキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴を管理して、問い合わせに応じて提示するサービスを、携帯電話(1)のユーザに提供している。このサービスを利用する場合、携帯電話(1)のユーザは、管理サーバ(61)のアクセス履歴データベース(62)に、ユーザ名、携帯電話(1)の電話番号、ユーザID及びパスワードを予め登録しておく。
図2は、データキャリア(3a)が搭載された状態における携帯電話(1)のブロック図である。携帯電話(1)は、データキャリア(3a)に加えて、各種制御や処理等を行う制御部(11)と、公共電話通信網(5)と通信するための変復調処理等を行う公共電話通信部(12)と、各種情報を記憶する記憶部(13)と、マイクロホン、スピーカ等から構成される音声処理部(14)と、各種情報を表示する表示部(15)と、テンキー等を含む操作部(16)とを具えている。また、携帯電話(1)は、GPS衛星(7)(図1参照)からの信号を受信するGPS受信部(17)を具えており、受信信号より位置情報及び時刻情報を取得する機能を有している。
制御部(11)は、CPU、ROM及びRAM(何れも図示せず)を含んでおり、記憶部(13)には、書き換え可能な不揮発性メモリが、例えばフラッシュメモリが用いられる。制御部(11)のROMには、各種制御プログラム等が格納されている。記憶部(13)には、例えばWWWブラウザ等のアプリケーションプログラムや各種設定等が格納される。記憶部(13)及びROM内のプログラムは、制御部(11)内のCPUにより実行される。制御部(11)内のRAMには、CPUで処理されるデータが一時的に格納される。また、携帯電話(1)内には、リーダ/ライタ(4)等の外部装置が発生する電磁波を受信するアンテナ(18)と、データキャリア(3a)に電力を供給する電源部(19)が設けられている。アンテナ(18)は、例えば渦巻き状に形成されている。
データキャリア(3a)は、送受信部(31)と、制御部(32)と、記憶部(33)とを含んでおり、データキャリア(3a)が携帯電話(1)に装着されると、制御部(32)が電源部(19)と接続されて、電源部(19)から制御部(32)に電力が供給可能となる。送受信部(31)には、制御部(32)を介して電力が供給される。図1に示すリーダ/ライタ(4)は、データキャリア(3a)へ送るデータが変調された搬送波(例えば周波数13.56MHzの電磁波)を発生するが、該搬送波は、データキャリア(3a)に電力を供給する働きも行う。携帯電話(1)がリーダ/ライタ(4)に接近すると、リーダ/ライタ(4)からの搬送波によって、アンテナ(18)に電磁誘導による起電力が発生する。アンテナ(18)で発生した電力は、電源部(19)で整流されて、制御部(32)さらには送受信部(31)に供給される。
制御部(32)は、CPU、ROM及びRAM(図示せず)を含んでおり、記憶部(33)には、書き換え可能な不揮発性メモリが、例えばEEPPOMが用いられる。制御部(32)のROMには、リーダ/ライタ(4)等の外部装置との通信を行う通信プログラムや記憶部(33)へのデータの読み書きを制御するプログラム等が格納されている。記憶部(33)には、電子マネーや個人情報等に関するデータに加えて、これらデータを処理するためのアプリケーションプログラムも格納される。アプリケーションプログラム及びROM内のプログラムは、制御部(32)内のCPUにより実行される。制御部(32)内のRAMには、CPUで処理されるデータが一時的に格納される。なお、データキャリア(3b)もデータキャリア(3a)と同様な構成を有している。
送受信部(31)は、アンテナ(18)で受信した搬送波を復調して、外部装置から送られた送信データを取り出す。制御部(32)は、送受信部(31)で取り出された送信データを復号化した後、該送信データに基づいた処理を行う。例えば、制御部(32)は、記憶部(33)に記憶されたデータを読み出して外部装置に送信し、送受信部(31)から送られたデータを記憶部(33)に書き込み、又は、記憶部(33)のデータを変更する。
データキャリア(3a)から外部装置に送られる送信データ、例えば記憶部(33)から読み出されたデータは、制御部(32)で暗号化された後、送受信部(31)で変調されて、アンテナ(18)を介して電磁波として外部装置に送られる。データキャリア(3a)の制御部(32)は、携帯電話(1)の制御部(11)と接続されており、外部装置がデータキャリア(3a)にアクセスすると、例えば、外部装置から送られた送信データに基づいてデータキャリア(3a)の読み出し及び/又は書き込み処理が行われると、データキャリア(3a)の制御部(32)は、携帯電話(1)の制御部(11)にその旨を通知する。
図3は、携帯電話(1)の動作を示すフローチャートである。まず、携帯電話(1)が外部装置に、例えばリーダ/ライタ(4)に近づけられて、搬送波が検出されると(S1)、外部装置とデータキャリア(3a)間で、通信接続が確立される(S2)。ステップS2の後、データキャリア(3a)の読み出し及び/又は書き込み処理が行われて(S3)、その旨がデータキャリア(3a)の制御部(32)から携帯電話(1)の制御部(11)に通知される(S4)。ステップS4の後、制御部(11)は、表示部(15)等を用いて、データキャリア(3a)の読み出し及び/又は書き込み処理が行われた事をユーザに通知すると共に、GPS受信部(17)を動作させる(S5)。GPS受信部(17)がGPS衛星(7)から送られる信号を受信して、制御部(11)は、受信信号から携帯電話(1)の現在位置及び現在時刻を特定する(S6)。ステップS6にて、携帯電話(1)の現在位置及び現在時刻が特定されると、携帯電話(1)は、上述のようにインターネット(6)に接続して、少なくとも、ユーザIDと、特定した位置情報及び時刻情報と、現在搭載しているデータキャリア(3a)(3b)のID番号とを管理サーバ(61)に向けて送信する(S7)。なお、ユーザID等を含む管理サーバ(61)への登録内容と、データキャリア(3a)(3b)のID番号とは、携帯電話(1)の記憶部(13)に格納されている。
図4は、アクセス履歴データベース(62)に格納された内容を示す説明図である。アクセス履歴データベース(62)は、登録されたユーザの各々について、管理番号、ユーザ名、携帯電話(1)の電話番号、ユーザID、パスワード、及びデータキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴を格納している。アクセス履歴は、データキャリア(3a)(3b)がアクセスされた日時及び場所と、アクセスされたデータキャリア(3a)(3b)のタイプとを含んでいる。携帯電話(1)から送られた情報を受信すると、管理サーバ(61)は、該情報に含まれるユーザIDを参照してユーザを特定し、該ユーザに関するアクセス履歴に、新たに行われたアクセスに関する情報を付け加える。なお、本実施例では、管理サーバ(61)は、データキャリア(3a)(3b)のタイプを、データキャリア(3a)(3b)のID番号から特定してアクセス履歴データベース(62)に格納するが、アクセス履歴データベース(62)に、ID番号をそのまま格納してもよい。
携帯電話(1)から管理サーバ(61)に送られる位置情報は、緯度及び経度として送られるが、管理サーバ(61)は、緯度及び経度と住所とを対応づけた住所データベース(63)を有しており、該住所データベース(63)を用いて位置情報からデータキャリア(3a)(3b)のアクセスが行われた住所を特定して、図4に示すようにアクセス履歴データベース(62)に格納する。
図5に、住所データベース(63)の一例を示す。住所データベース(63)には、緯度及び経度の値と、それらに対応する住所が格納されているが、さらに、住所データベース(63)には、各住所について、データキャリア(3a)(3b)に対応した外部装置が配置されているか否かについての配置情報が付加されている。具体的には、データキャリア(3a)(3a)の各々について、対応する外部装置が配置されている場合には「1」が、配置されていない場合には、「0」が格納されている。管理サーバ(61)は、携帯電話(1)から送信された情報を受信すると、住所データベース(63)を用いて位置情報から住所を特定すると共に、外部装置の配置情報から、携帯電話(1)に搭載されていたデータキャリア(3a)(3b)に対応した外部装置が、特定した住所に配置されているか否かを判断する。アクセス履歴データベース(62)には、図4に示すように、アクセス履歴として、アクセスの合否、即ちアクセスが不当であるか否かも格納されており、管理サーバ(61)は、特定した住所にデータキャリア(3a)(3b)に対応した外部装置が配置されている場合、アクセス履歴データベース(62)に「1」を格納し、配置されていない場合(不当アクセスと判断される場合)は「0」を格納する。
WWWサーバ(64)は、管理サーバ(61)とLANで接続されているとと共に、インターネット(6)にも接続されている。WWWサーバ(64)は、データキャリアのアクセス履歴をユーザに提示するために、例えば、Webページを、ユーザの使用する携帯電話(1)に表示する働きをする。先述したように、携帯電話(1)には、WWWブラウザが搭載されており、ユーザは、WWWブラウザを立ち上げて、WWWサーバ(64)と接続しそのWebページを表示部(15)に表示させる。図6Aに示すように、Webページでは、ユーザID及びパスワードの入力が促されて、入力事項がアクセス履歴データベース(62)の登録内容と合致すると、図6Bに示すように、携帯電話(1)のデータキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴が、アクセス履歴データベース(62)に基づいて表示される。なお、携帯電話(1)のユーザは、別途に所持するインターネット(6)に接続可能なPC等の端末装置を用いて、WWWサーバ(64)にアクセスして、データキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴を参照してもよい。また、管理サーバ(61)及びWWWサーバ(64)を、同一のサーバとしてもよく、アクセス履歴データベース(62)と住所データベース(63)とを別個のサーバで管理してもよい。
従来のアクセス履歴管理システムは、リーダ/ライタ等の外部装置をシステムの一部として含んでいる。外部装置は、上記のような管理サーバと接続されており、外部装置から送信された情報に基づいて管理サーバのデータベースが更新されていた。故に、外部装置が、システムと別個の存在である場合には、データキャリアへのアクセス情報は、管理サーバに送られることはなかった。しかし、本発明のシステムでは、外部装置は、アクセス情報の送受に直接的に関与しておらず、悪意を持った者が例えば外部装置が所持されている場合であっても、アクセス情報が管理サーバに送られる。
このように、本発明のシステムを用いることで、データキャリア(3a)(3b)を搭載する携帯電話(1)のユーザは、不当にアクセスされた場合を含めてデータキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴を知ることができる。また、管理サーバ(61)を運営する事業主は、アクセス履歴データベース(62)の内容を、又は、多数の携帯電話(1)より送られる情報を解析することで、不当アクセス者の活動場所及び時刻を特定できる。
上記実施例では、通信端末装置たる携帯電話(1)に1個のデータキャリア(3a)(3b)が着脱自在に装着されていたが、本発明では、携帯電話(1)に装着されるデータキャリア(3a)(3b)の個数及びその装着形態は特に限定されることはない。また、上記実施例では、データキャリア(3a)(3b)は、携帯電話(1)に搭載されていたが、PDA等の通信機能を有する機器であれば、データキャリア(3a)(3b)が搭載される機器は特に限定されない。さらに、上記実施例では、GPS衛星(7)を利用してアクセス時刻及び位置を特定していたが、アクセス時刻及び位置を特定する手段はGPSを用いたものに限定されることはなく、例えば、公共電話通信網(5)の基地局(51)から送られる信号を利用してアクセス位置を特定し、携帯電話(1)の制御部(11)に内蔵するタイマを用いてアクセス時刻を特定してもよい。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明の実施例であるデータキャリアのアクセス履歴管理システムの概要を示す説明図である。 データキャリアが搭載された状態における、本発明の実施例であるシステムが具える携帯電話のブロック図である。 本発明の実施例であるシステムが具える携帯電話の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例であるシステムが具えるアクセス履歴データベースの内容を示す説明図である。 本発明の実施例であるシステムが具える住所データベースの内容を示す説明図である。 図6A及び図6Bは、本発明の実施例であるシステムが具える携帯電話の表示部に、アクセス履歴に関するWebページが表示された状態を示す説明図である。
符号の説明
(1) 携帯電話
(3a) データキャリア
(3b) データキャリア
(4) リーダ/ライタ
(5) 公共電話通信網
(6) インターネット
(17) GPS受信部
(61) 管理サーバ
(62) アクセス履歴データベース

Claims (6)

  1. 非接触でデータの読み出し及び/又は書き込みが行われる少なくとも1つのデータキャリア(3a)(3b)と、位置情報及び時刻情報を取得する手段(17)とを搭載した少なくとも1つの通信端末装置(1)と、
    通信ネットワーク(5)(6)を介して前記通信端末装置(1)と接続されており、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセス履歴を格納するデータベース(62)を具えた管理サーバ(61)とを具えており、
    外部装置(4)が前記データキャリア(3a)(3b)にアクセスすると、前記通信端末装置(1)は、アクセスされた時刻情報と、アクセスされた時点における前記通信端末装置(1)の位置情報とを取得すると共に、前記通信ネットワーク(5)(6)を介して前記時刻情報及び位置情報を前記管理サーバ(61)に送信し、前記管理サーバ(61)は、前記時刻情報及び位置情報に基づいて前記データベース(62)を更新するデータキャリアのアクセス履歴管理システム。
  2. 前記管理サーバ(61)は、外部装置(4)の配置に関する配置情報を有しており、前記配置情報と前記位置情報とに基づいて、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセスが不当に行われたか否かを判断する、請求項1に記載のデータキャリアのアクセス履歴管理システム。
  3. 前記データベース(62)及び前記通信ネットワーク(5)(6)を用いて、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセス履歴と、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセスが不当に行われたか否かとを、前記通信端末装置(1)に、又は前記通信ネットワーク(5)(6)に接続された別個の端末装置に表示する手段を具える、請求項2に記載のデータキャリアのアクセス履歴管理システム。
  4. 通信端末装置(1)に搭載されて、データの読み出し及び/又は書き込みが行われる少なくとも1つのデータキャリア(3a)(3b)に、外部装置(4)がアクセスすると、前記通信端末装置(1)が、アクセスされた時刻情報と、アクセスされた時点における前記通信端末装置(1)の位置情報とを取得する工程と、
    前記通信端末装置(1)が、通信ネットワーク(5)(6)を介して、前記時刻情報及び前記位置情報を管理サーバ(61)に送信する工程と、
    前記時刻情報及び位置情報に基づいて、前記管理サーバ(61)が、前記通信端末装置(1)に搭載されたデータキャリア(3a)(3b)のアクセス履歴を格納するデータベース(62)を更新する工程とを具える、データキャリアのアクセス履歴管理方法。
  5. 前記管理サーバ(61)が、外部装置(4)の配置に関する配置情報と前記位置情報とに基づいて、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセスが不当に行われたか否かを判断する工程を具える、請求項4に記載のデータキャリアのアクセス履歴管理方法。
  6. 前記データベース(62)及び前記通信ネットワークを用いて、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセス履歴情報と、前記データキャリア(3a)(3b)へのアクセスが不当に行われたか否かとを、前記通信端末装置(1)に、又は前記通信ネットワーク(5)(6)に接続された別個の端末装置に表示する工程を具える、請求項5に記載のデータキャリアのアクセス履歴管理方法。
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