JP2006114186A - 光記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光記録媒体において、煩雑な操作を必要とすることなくレーベル記録層に対して光学的に画像形成ができ、かつ、情報記録層に対する情報の書き込みおよび読み取りに照射されたレーザ光を効率良く利用できる、光記録媒体を提供する。
【解決手段】 DVD50の記録色素膜52に対する情報の記憶および再生の際には、DVD50に対して、基板51側から、660nm帯域の光L1が、記録色素膜52で結像するようにフォーカシングされて照射される。なお、660nm帯域の光L1は、色フィルタ53において反射される。また、可視光特性変化層55に対する画像形成の際には、DVD50に対して、基板51側から、780nm帯域の光L2が、可視光特性変化層55で結像するようにフォーカシングされて、照射される。なお、780nm帯域の光L2は、色フィルタ53を透過するため、可視光特性変化層55まで到達することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光記録媒体に関し、特に、光を照射されることにより情報の再生または記録が可能であり、かつ、レーベル面に画像形成を行なうことができる光記録媒体に関する。
従来から、CD(Compact disc:コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile Disk:デジタルバーサタイルディスク)等の光記録媒体において、ユーザが当該光記録媒体に記録された内容を目視できるように、レーベル面が備えられ、当該内容が、当該レーベル面に、ペン等で書き込まれたり専用のプリンタで印刷されたりしてきた。
また、特許文献1〜特許文献3には、光記録媒体において、レーベル面から可視光が照射されることにより特性が変化する層を設け、光学的に、レーベル面に画像を形成する技術が開示されている。
なお、これらの文献に記載の技術では、記録面に対して光学的な情報の書き込みおよび読み出しを行なうときと、レーベル面に対して光学的な画像の形成を行なうときとでは、光記録媒体を裏返しにする必要があった。
これに対し、特許文献4は、光学的に情報を記録する主情報記録層を2層有する張り合わせ型の光ディスクにおいて、2つの主情報記録層の間に2枚のレーベル記録層を設け、光ディスクを各主情報記録層に対する光学的な情報の書き込みと同じ状態にしたままで、つまり、裏返すことなく、煩雑な操作を必要とすることなく、各レーベル記録層における画像の形成が可能な技術が開示されている。
特開2002−203321号公報 特開2004−55076号公報 特開2004−103180号公報 特開2004−95099号公報
通常、光記録媒体では、情報記録層に対してレーザ光が照射される側と反対側に、情報記録層の近傍または接するように、照射されたレーザ光が効率良く情報記録層に対する情報の書き込みおよび読み取りに利用されるように、Al,Ag等の光の反射率の高い金属物質からなる反射層が形成されていた。
しかしながら、引用文献4に記載の技術では、レーザ光が照射される側から見て、情報記録層の奥に形成されたレーベル記録層に対しても光が照射されるため、上記したような反射層は、情報記録層とレーベル記録層の間ではなく、レーベル記録層よりも奥側に形成される必要があった。なお、引用文献4に記載の技術では、情報記録層とレーベル記録層との間で光の干渉を回避するために、情報記録層とレーベル記録層とを、ある程度の距離(0.1mm)以上、光が照射される方向について離して形成する必要があった。つまり、引用文献4に記載の技術では、レーベル記録層は、サーボ制御のために、印刷の際にある程度の反射光を必要とし、このため、印刷効率において改善の余地があると考えられる。また、引用文献4に記載の技術では、レーベル印刷面を記録面から観察するため、必然的に、情報記録層を構成する材料がある程度の透過率を有するものとされる必要が生じ、このことから、情報記録層に対する情報の書き込みおよび読み取りのために照射されるレーザ光を効率良く利用する点に関しても、改善の余地があると考えられる。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、光記録媒体において、煩雑な操作を必要とすることなくレーベル記録層に対して光学的に画像形成ができ、かつ、情報記録層に対する情報の書き込みおよび読み取りに照射されたレーザ光を効率良く利用できる、光記録媒体を提供することである。
本発明のある局面に従った光記録媒体は、第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる波長帯域の第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、前記情報記録層は、前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、前記情報記録層と前記レーベル層の間に備えられ、前記第1のレーザ光についての反射率が前記第2のレーザ光についての反射率よりも高い、二色性反射膜と、透明中間層とをさらに備え、前記二色性反射膜は、色素、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜からなる二色性反射膜であり、前記第1のレーザ光の波長帯域は、630nm〜690nmであり、前記第2のレーザ光の波長帯域は、770nm〜800nmであり、前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされていることを特徴とする。
本発明の他の局面に従った光記録媒体は、第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、透明中間層をさらに備え、前記情報記録層は、前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、前記第1のレーザ光についての屈折率が反射率30%以上を与えるような値であり、前記第2のレーザ光についての透過率が90%以上であり、さらに、色素、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜からなる二色性反射膜からなり、前記第1のレーザ光の波長帯域は、630nm〜690nmであり、前記第2のレーザ光の波長帯域は、770nm〜800nmであり、前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされていることを特徴とする。
本発明のさらに他の局面に従った光記録媒体は、第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる波長帯域の第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、前記情報記録層は、前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、前記情報記録層と前記レーベル層の間に備えられ、前記第1のレーザ光についての反射率が前記第2のレーザ光についての反射率よりも高い、二色性反射膜をさらに備えることを特徴とする。
本発明の別の局面に従った光記録媒体は、第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、前記情報記録層は、前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、前記第1のレーザ光についての屈折率が反射率30%以上を与えるような値であり、かつ、前記第2のレーザ光についての透過率が90%以上である、二色性反射膜からなることを特徴とする。
また、本発明に従った光記録媒体では、前記二色性反射膜は、色素からなる二色性反射膜であることが好ましい。
また、本発明に従った光記録媒体では、前記二色性反射膜は、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜からなる二色性反射膜であることが好ましい。
また、本発明に従った光記録媒体では、前記第1のレーザ光の波長帯域は、630nm〜690nmであり、前記第2のレーザ光の波長帯域は、770nm〜800nmであることが好ましい。
また、本発明に従った光記録媒体では、前記情報記録層と前記レーベル層は、透明中間層を介して貼り合わされていることが好ましい。
本発明によると、光記録媒体に対して、情報記録層側から第1のレーザ光が照射されることにより、当該情報記録層における情報の再生または記録がなされ、また、情報記録層側から第2のレーザ光が照射されることにより、当該第2のレーザ光が二色性反射膜を透過してレーベル層に到達し、当該レーべル層において文字や画像が形成される。これにより、光記録媒体において、裏返す等の煩雑な操作を必要とすることなく、情報記録層における情報の再生または記録と、レーベル層における文字や画像の形成とが可能となる。
また、二色性反射膜は、第1のレーザ光についての反射率が第2のレーザ光の反射率よりも高い材料、または、第1のレーザ光についての屈折率が反射率30%以上を与えるような値であって第2のレーザ光についての透過率が90%以上である材料で構成されるため、情報記録層側から照射される第1のレーザ光が、効率良く、情報記録層における情報の再生または記録に利用される。なお、情報記録層に対する情報の記録のために照射されるレーザ光を効率良く利用できることから、光記録媒体における情報の記録精度を向上させることができる。
また、二色性反射膜が設けられることにより、情報記録層に対する情報の再生または記録のために照射されるレーザ光によってレーベル層に意図しない影響を与えることを回避できるため、情報記録層とレーベル層の間に必要とされる間隔を、光の干渉等を考慮しないものとすることができる。これにより、本発明は、ディスクの薄型化や、1枚の光記録媒体において情報記録層を複数積層させることに対しても、利点を有すると考えられる。
また、本発明によると、たとえばDVDとCD等の、異なる複数の記録媒体に対して利用される複数の波長の光を利用できるため、光記録媒体において、情報の再生または記録と、レーベル層における文字や画像の形成とが、汎用の光ディスク装置で実現されるようになる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の光記録媒体の一実施の形態を説明する。
本実施の形態の光記録媒体は、CDの再生または記録機能を付随したDVD記録再生装置において、DVDの記録再生が可能で、そして、CDについての発光ビームが利用されることによりレーベル印刷が可能な光記録媒体として、作製されている。
図1に、本発明の光記録媒体の一実施の形態であるDVDの断面を示す。
図1を参照して、DVD50は、その厚みTを1.2mmとされ、また、基板51、記録色素膜52、色フィルタ(二色性反射膜)53、レーベル層となる可視光特性変化層55、および、基板54が、順に積層されて構成されている。
基板51,54は、たとえばポリカーボネート樹脂からなる。
色フィルタ53は、ZnS、SiO、SiN等の誘電体膜またはそれらの積層膜から形成された二色性反射膜から構成されている。色フィルタ53は、積層膜によって構成された方が、単層の膜によって構成されるよりも所望の二色性を大きくできるため、好ましい。
なお、色フィルタ53は、誘電体膜からなる二色性反射膜に限らず、以下に化学式(化1)として示すような構造を有するシアニン色素NK−67(日本感光色素研究所製)等の色素によって構成されても良い。
Figure 2006114186
図2に、上記したようなシアニン色素の光学的特性として、当該シアニン色素の吸光度および屈折率を示す。
図2を参照して、上記したようなシアニン色素は、波長550nm近傍に吸光度の極大を有している。そして、当該吸光度が低下しはじめる650nm近傍の領域で、屈折率が、極大値を示している。なお、このシアニン色素の屈折率の極大値は、3.0程度である。したがって、色フィルタ53は、その膜厚を最適化されかつ薄膜化されることにより、波長650nm近傍において高い反射率を呈することができる。また、シアニン色素は、CDプレーヤにおいて情報を再生させる際に利用される光の波長である780nm近傍の光をほとんど吸収しないことから、色フィルタ53は、高い透過率を示す。
なお、本実施の形態において色フィルタ53を構成する層は、少なくとも、DVDの記録に利用される帯域(630nm〜690nm帯域)の反射率が、CDの再生に利用される帯域(770nm〜800nm帯域)の反射率よりも高い層によって構成される。なお、色フィルタ53を構成する層は、DVDの記録に利用される帯域の屈折率が、当該帯域で30%以上の反射率を与えるような値を有し、また、CDの再生に利用される帯域の透過率が90%以上である層によって構成されることが好ましい。
本実施の形態のDVD50においてレーベル層となる可視光特性変化層55は、所定の帯域の光(たとえば、赤外光)を照射されることにより、照射された部位のみ局部的に変色(または変形)する材料からなり、たとえば、高分子膜から構成される。高分子膜としては、たとえば、感光材や感熱材等のように、光や熱を与えられることにより色の変化(たとえば、白色から黒等の有色への、または、透明から黒等の有色不透明への変化)がある材料の層(感光層、感熱層等)など、所定のパワー以上の集光されたレーザパワーを照射されることによって、当該照射された箇所の基板54からの可視光特性が変化する材料からなる層が挙げられる。ここで言う可視光特性としては、視認される色についての、色相、明度、および、彩度や、吸光特性、反射率、透過率、光散乱等が考えられる。
DVD50は、上記のような各層を備えるよう製造されるのであれば、製造方法を問うものではないが、たとえば、基板51上に記録色素膜52および色フィルタ53を蒸着させたものと、基板54上に可視光特性変化層55を蒸着させておき、色フィルタ53側を可視光特性変化層55側に対向させて貼り合わせることにより、製造することができる。なお、基板54は、透明である。つまり、本実施の形態では、基板54により、透明中間層が構成されている。
図3に、DVD50に対して情報の記録および/または再生を行なう光ディスク装置の一例のである光記録再生装置の制御ブロック図を示す。なお、本実施の形態の光記録再生装置は、たとえば、DVDおよびCDの再生および/または記録が可能な装置とされる。
光記録再生装置1は、当該光記録再生装置1の動作を全体的に制御するCPU(central processing unit)31を備え、さらに、ピックアップ駆動回路32、レーザ制御回路33、モータ35、レーザピックアップ36、デコード回路38、バッファメモリ39、インターフェイス制御回路40、RAM(random access memory)41、フラッシュメモリ42、および、ROM(read only memory)43を備えている。光記録再生装置1は、インターフェイス制御回路40を介して、外部装置100と接続されている。
CPU31は、外部装置100から入力される情報に基づき、ROM43に格納されている制御プログラムに従って、DVD50に対し、記録色素膜52における情報の書き込みおよび読み込みのための処理を実行するとともに、可視光特性変化層55に対する画像の形成のための処理を実行する。
レーザピックアップ36における照射する光の波長を含めたレーザ光の照射態様は、レーザ制御回路33によって制御される。また、レーザピックアップ36が、DVD50からの反射光に基づいて生成した情報は、レーザ制御回路33で処理された後、CPU31に入力される。また、レーザピックアップ36のフォーカス方向およびトラッキング方向の駆動は、ピックアップ駆動回路32によって制御される。モータ35の動作は、回転制御回路34によって制御される。
光記録再生装置1では、レーザピックアップ36により、DVD50の記録色素膜52に対して、情報の記録および再生がなされる。
なお、光記録再生装置1では、CPU31は、DVD50の記録色素膜52に対する情報の記憶および再生の際には、レーザ制御回路33に、レーザピックアップ36から照射される光の波長を660nm帯域に制御させる。また、光記録再生装置1では、CPU31は、DVD50の可視光特性変化層55に対する画像形成の際には、レーザ制御回路33に、レーザピックアップ36から照射される光の波長を780nm帯域に制御させる。
DVD50に対する光照射の態様を、より具体的に、図4を参照して説明する。
DVD50の記録色素膜52に対する情報の記憶および再生の際には、DVD50に対して、基板51側から、レーザピックアップ36の発する660nm帯域の光L1が、記録色素膜52で結像するようにフォーカシングされて、照射される。なお、660nm帯域の光L1は、色フィルタ53において反射される。このため、記録色素膜52に対する情報の記憶または再生のために照射された光L1が、可視光特性変化層55に対して、画像形成として意図しない画像を形成してしまう等の悪影響を及ぼすことを回避できる。
一方、DVD50の可視光特性変化層55に対する画像形成の際には、DVD50に対して、基板51側から、レーザピックアップ36の発する780nm帯域の光L2が、可視光特性変化層55で結像するようにフォーカシングされて、照射される。なお、780nm帯域の光L2は、色フィルタ53を透過するため、記録色素膜52まで到達することができる。
光記録再生装置1では、記録色素膜52に対する情報の記憶および再生の際にも、可視光特性変化層55に対する画像形成の際にも、図4を参照して説明されたように、レーザピックアップ36の発する光について、波長の制御がなされ、適宜フォーカシングがされる。さらに、これらの際には、レーザピックアップ36がピックアップ駆動回路32による制御に基づいて適切なパターンで駆動され、また、モータ35が駆動されてDVD50が適宜回転する。
以上説明した本実施の形態では、DVD用の光源(630nm〜690nm帯域の光源)で情報を記録し、CD用光源(770nm〜800nm帯域の光源)で、レーベルを印刷する実施例を示したが、本発明は、他の例にも適用することが可能である。具体的には、たとえば、次世代DVDの光源である405nm帯域のレーザ光源を用いて光記録媒体に情報を記録し、そして、DVD用の光源でレーベルを印刷するような例についても、本発明は適用可能である。
また、以上説明した本実施の形態では、情報記録層である記録色素層52と、レーベル層である可視光特性変化層55の間に、二色相反射膜である色フィルタ53が配置されたが、本発明の光記録媒体は、このような構成に限定されない。たとえば、記録色素層52が、二色相反射膜を構成できるような層(上記したような、DVDの記録に利用される帯域の反射率が30%以上であり、かつ、CDの再生に利用される帯域の透過率が90%以上である層)によって構成される場合には、色フィルタ53は省略されても良い。ただし、本発明に従った光記録媒体では、記録色素層52と可視光特性変化層55との間に、熱干渉防止用の中間層が形成されることが好ましい。
また、本実施の形態では、光記録媒体としてディスク状のものを例示したが、本発明はこれに限定されない。光記録媒体は、情報記録層、レーベル層、および、これらの層の間に設けられたフィルタ層を備える記録媒体であれば、カード状のものとされても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の光記録媒体の一実施の形態であるDVDの断面図である。 図1のDVDにおいて色フィルタの材料とされることが可能なシアニン色素の吸光度および屈折率を示す図である。 図1のDVDに対して情報の記録および/または再生を行なう光ディスク装置の一例である光記録再生装置の制御ブロック図である。 図1のDVDに対して、2種類の波長が照射される際の状態を模式的に示す図である。
符号の説明
1 光記録再生装置、31 CPU、32 ピックアップ駆動回路、33 レーザ制御回路、34 回転制御回路、35 モータ、38 デコード回路、39 バッファメモリ、40 インターフェイス制御回路、41 RAM、42 フラッシュメモリ、43 ROM、50 DVD、51,54 基板、52 記録色素膜、53 色フィルタ、55 可視光特性変化層、100 外部装置。

Claims (8)

  1. 第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる波長帯域の第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、
    前記情報記録層は、前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、
    前記情報記録層と前記レーベル層の間に備えられ、前記第1のレーザ光についての反射率が前記第2のレーザ光についての反射率よりも高い、二色性反射膜と、
    透明中間層とをさらに備え、
    前記二色性反射膜は、色素、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜からなる二色性反射膜であり、
    前記第1のレーザ光の波長帯域は、630nm〜690nmであり、
    前記第2のレーザ光の波長帯域は、770nm〜800nmであり、
    前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされている、光記録媒体。
  2. 第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、
    透明中間層をさらに備え、
    前記情報記録層は、
    前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、
    前記第1のレーザ光についての屈折率が反射率30%以上を与えるような値であり、前記第2のレーザ光についての透過率が90%以上であり、さらに、色素、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜からなる二色性反射膜からなり、
    前記第1のレーザ光の波長帯域は、630nm〜690nmであり、
    前記第2のレーザ光の波長帯域は、770nm〜800nmであり、
    前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされている、光記録媒体。
  3. 第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる波長帯域の第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、
    前記情報記録層は、前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、
    前記情報記録層と前記レーベル層の間に備えられ、前記第1のレーザ光についての反射率が前記第2のレーザ光についての反射率よりも高い、二色性反射膜をさらに備える、光記録媒体。
  4. 第1のレーザ光を照射されることによって情報の再生または記録がなされる情報記録層と、前記第1のレーザ光とは異なる第2のレーザ光を照射されることにより文字や画像を形成されるレーベル層とを備えた光記録媒体において、
    前記情報記録層は、
    前記レーベル層よりも、前記情報記録層に対して情報の再生または記録を行なうための光の入射する側に備えられ、
    前記第1のレーザ光についての屈折率が反射率30%以上を与えるような値であり、かつ、前記第2のレーザ光についての透過率が90%以上である、二色性反射膜からなる、光記録媒体。
  5. 前記二色性反射膜は、色素からなる二色性反射膜である、請求項3または請求項4に記載の光記録媒体。
  6. 前記二色性反射膜は、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜からなる二色性反射膜である、請求項3または請求項4に記載の光記録媒体。
  7. 前記第1のレーザ光の波長帯域は、630nm〜690nmであり、
    前記第2のレーザ光の波長帯域は、770nm〜800nmである、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の光記録媒体。
  8. 前記情報記録層と前記レーベル層は、透明中間層を介して貼り合わされている、請求項3〜請求項7のいずれかに記載の光記録媒体。
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