JP2006113895A - ストレージ装置の導入方法、プログラム並びに管理計算機 - Google Patents

ストレージ装置の導入方法、プログラム並びに管理計算機 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のストレージ装置から新しいストレージ装置へ移行する際に、全てのデータを移行可能にし、さらに、ボリューム間の接続構成を引き継ぐ。
【解決手段】ネットワークに接続したストレージ装置3から既存のストレージ装置2に対してアクセスを許可するようにアクセス権を変更し、ストレージ装置2に設定されたボリュームについてパスを検出し、パスのないボリュームがあった場合には、第2ストレージ装置からアクセス可能なパスをストレージ装置2に設定する。ストレージ装置2のボリュームをストレージ装置3に割り付けて、ホスト計算機からストレージ装置2のボリュームに対してアクセス可能となるようにパスを定義し、ストレージ装置2のデータをストレージ装置3に割り付けられたボリュームに転送する。
【選択図】図11

Description

本発明は、第1ストレージ装置にアクセスするホスト計算機とを備えている計算機システムに、新たにストレージ装置を導入する方法、及びその導入プログラムに関する。
本発明は、
近年、計算機で取り扱われるデータ量は飛躍的に増大し、これに応じてデータを格納するストレージ装置の記憶容量が増大している。その結果、システム管理に占めるコストが増加し、管理コストの低減がシステム運用上、重要課題となっている。
ホスト計算機とストレージ装置とを備えた既存の計算機システムに、新しいストレージ装置を導入する場合、導入形態としては、古いストレージ装置を利用しながら新しいストレージ装置を併用するものと、古いストレージ装置内の全データを新しいストレージ装置に移行するものの2つの形態が考えられる。
上記後者の導入形態に関しては、例えば、特許文献1に、古いストレージ装置のデータを新しいストレージ装置へ移行する技術が開示されている。特許文献1では、新しいストレージ装置に割り当てたボリュームに、古いストレージ装置のボリュームのデータを移行する。そして、ホスト計算機からのアクセス先を既存の古いストレージ装置のボリュームから新たなストレージ装置のボリュームに変更し、ホスト計算機からの既存のボリュームへの入出力要求を新しいストレージ装置のボリュームで受け、リード要求に対しては移行が完了した部分は新たなボリュームから読み上げ、移行が完了していない部分は既存のボリュームから読み上げる。また、ライト要求に対しては、第1デバイスと第2デバイスに二重書きする。
以上のように、新しいストレージ装置を導入すると、ホスト計算機からの入出力を止めずに、古いストレージ装置内のボリュームのデータを新しいストレージ装置内のボリュームへ移行することができる。
特表平10−508967号公報
しかしながら、上記前者の従来例のように新しいストレージ装置と古いストレージ装置とを併置する場合、一般的に新しいストレージ装置は古いストレージ装置と比較して高機能、高性能、高信頼であるにも拘わらず、古いストレージ装置に格納されたデータに対しては、新しいストレージ装置のメリットを適用できないという問題点がある。
また、上記後者の従来例のように、古いストレージ装置の全データを新しいストレージ装置へ移行する場合、古いストレージ装置のボリュームで、パスが設定されていないボリュームは移行できないという問題点があった。
さらに、新旧ストレージ装置間の移行は、データについて行うことができるものの、ペアボリュームなど、ボリューム同士の接続構成については引き継ぐことができない、という問題があった。
そこで、本発明は、既存のストレージ装置から新しいストレージ装置へ移行する際に、全てのデータを移行可能にし、さらに、ボリューム間の接続構成を引き継ぐことを目的とする。
本発明は、ネットワークに接続された第1ストレージ装置と、前記ネットワークを介して前記第1ストレージ装置にアクセスするホスト計算機と、を備えた計算機システムに、第2ストレージ装置を導入するストレージ装置の導入方法において、新たに接続された第2ストレージ装置から前記第1ストレージ装置に対してアクセスを許可するように管理計算機が第1ストレージ装置のアクセス権を変更し、管理計算機が前記第1ストレージ装置に設定されたボリュームについてパスを検出し、前記パスのないボリュームがあった場合には、前記管理計算機が第2ストレージ装置からアクセス可能なパスを前記第1ストレージ装置に設定し、前記管理計算機が第1ストレージ装置のボリュームを前記第2ストレージ装置に割り付け、前記管理計算機がホスト計算機から前記第2のストレージ装置のボリュームに対してアクセス可能となるようにパスを定義し、前記管理計算機が第1ストレージ装置のボリュームに格納されたデータを、前記第2ストレージ装置に割り付けられたボリュームに転送するよう指令し、前記ホスト計算機の第1ストレージ装置に対する入出力を、前記第2ストレージ装置へ要求するように前記ホスト計算機の設定を変更する。
したがって、本発明は、第2ストレージ装置を導入すると、既存の第1ストレージ装置に実際に格納されているパスのあるボリュームに加えて、パスのないボリュームについても容易に移行することができ、ストレージ装置の導入に伴う労力及びコストを最小限に抑えることができる。
さらに、ペアボリュームや移行ボリューム等のボリューム間接続も容易に移行できるのでストレージ装置の導入を容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用する計算機システムの構成図である。ホストサーバ(計算機)11は、ファイバチャネルスイッチ(以下、FCスイッチ)18を含むSAN(Storage Area Network)5を介してストレージ装置2、4に接続されている。これら既存のストレージ装置2、4に新たなストレージ装置3(図中破線内)を加え、古いストレージ装置2(第1ストレージ装置)から新たなストレージ装置3(第2ストレージ装置)へ移行する例を示す。
また、ホストサーバ11とストレージ装置2〜4とFCスイッチ18は、LAN(IPネットワーク)142を介して、SAN5の管理を行う管理サーバ10に接続されている。
ホスト計算機11は、図示しないCPUやメモリなどを有し、メモリに格納されたオペレーティングシステム(以下、OS)やアプリケーションプログラムをCPUが読み出して実行することで、所定の機能を達成する。
ストレージ装置2〜4のうち、ストレージ装置2、4は、既存のストレージ装置で、ストレージ装置3は、新たに導入したストレージ装置である。ストレージ装置2(図中ストレージ装置B)は、ディスクユニット21と、ディスクコントローラ20と、SAN5に接続するためポート23a、23b(図中ポートG、H)、LAN142に接続するためのLANインターフェース25と、ディスクユニット21に読み書きを行うデータを一時的に保存するディスクキャッシュ24を有している。ストレージ装置4も同様に構成され、ディスクユニット41とSAN5に接続するためのポート43a(図中ポートZ)を備えている。
また、新たに追加したストレージ装置3は、複数のディスクユニット31と、ディスクコントローラ30と、SAN5に接続するためポート33a、33b(図中ポートA、B)と、LAN142に接続するためのLANインターフェース35と、ディスクユニット31に読み書きを行うデータを一時的に保存するディスクキャッシュ34を有している。
本実施形態におけるストレージ装置2〜4では、ハードウェアとしてのディスクユニット21(または31、41)がまとめて1又は複数の物理デバイスと定義され、1つの物理デバイスに1つの論理上のデバイス、つまりボリューム(論理ボリューム)が割り当てられる。もちろん、個々のディスクユニット21を1つの物理デバイスおよび1つの論理デバイスとしてホストサーバ11に見せるようにしてもよい。
また、ストレージ装置2〜4のポート23a〜43aとして、SCSI(Small Computer System Interface)を上位プロトコルとしたファイバチャネルインターフェースを想定しているが、SCSIを上位プロトコルとしたIPネットワークインターフェースなど、他のストレージ接続用ネットワークインターフェースであっても構わない。
ストレージ装置2のディスクコントローラ20は、プロセッサ、キャッシュメモリ24、制御メモリを有しており、LANインターフェース25を介して管理サーバ10との通信や、ディスクユニット21の制御を行う。ディスクコントローラ20のプロセッサは、制御メモリに記憶されている各種情報に基づいて、ホストサーバ11からのアクセスやディスクユニット21の制御を行う。プロセッサは、特に、ホストサーバ11に対してディスクユニット21単体ではなく、ディスクアレイのように複数のディスクユニット21を1つ又は複数の論理デバイスに見せかけている場合には、その処理や管理などを行う。また、図示しない制御メモリには、プロセッサが実行するプログラムや各種管理情報が格納される。プロセッサが実行するプログラムとしては、ディスクコントローラ・プログラムがある。
また、制御メモリに格納されている、又は格納される各種管理情報としては、ストレージ装置2のボリュームを管理するための論理デバイス管理情報201と、ストレージ装置2の複数のディスクユニット21で構成される物理デバイスを管理するためのRAID(Redundant Array of Independent Disk)管理情報203と、ストレージ装置2のボリュームとストレージ装置4のボリュームとの対応付けを管理する外部デバイス管理情報202とがある。
ディスクコントローラ20のキャッシュメモリ24は、ホストサーバ11からのアクセス処理速度を高めるため、頻繁に読み出されるデータを格納したり、あるいはホストサーバ11からのライトデータを一時的に格納する。
ストレージ装置4も上記ストレージ装置2と同様に構成され図示しないディスクコントローラなどにより制御される。
また、新たに追加されるストレージ装置3も上記既存のストレージ装置2と同様であり、ディスクコントローラ30はポート33a、33bを介してホストサーバ11等と通信を行い、キャッシュメモリ34を利用してディスクユニット31にアクセスを行う。そして、LANインターフェース35を介して管理サーバ10と通信を行う。また、ディスクコントローラ30は、上記ディスクコントローラ20と同様にディスクコントローラ・プログラムを実行し、制御メモリ(図示省略)上のストレージ装置3のボリュームを管理するための論理デバイス管理情報301と、ストレージ装置3の複数のディスクユニット31で構成される物理デバイスを管理するためのRAID管理情報303と、ストレージ装置3のボリュームと外部のストレージ装置のボリュームとの対応付けを管理する外部デバイス管理情報202を有する。
ホストサーバ11は、インターフェース(1/F)112によりFCスイッチ18に接続され、LANインターフェース113により管理サーバ10にも接続されている。このホストサーバ11では、デバイスリンクマネージャ(以下、DLM)111と呼ばれるソフトウェア(プログラム)が動作する。このDLM111は、インターフェース112から認識した各ストレージ装置のボリュームと、OS(図示省略)のデバイス管理単位であるデバイスファイルとの対応関係を管理する。通常、ある一つのボリュームが複数のインターフェース112、複数のポート23a、23bによって接続されている場合、ホストサーバ11からは、それぞれ別のアドレスのデバイスとして認識され、別のデバイスファイルが定義される。
DLM111は、一つのボリュームに対応する複数のデバイスファイルをグループとして管理し、グループを代表する仮想的なデバイスファイルを上位に提供することで交替パスやパス間の負荷分散を行うことができる。さらに、本実施形態では、DLM111は、管理サーバ10に配置されるストレージマネージャ101からの指示により、特定デバイスファイルグループに対する新規デバイスファイルの追加/削除、デバイスファイルグループ内のメインパスの変更なども行う。
管理サーバ10は、計算機システム全体の運用・保守管理を行う。この管理サーバ10は、LANインターフェース133を具備し、ホストサーバ11やストレージ装置2〜4やFCスイッチ18と、LAN142を介して接続されている。
管理サーバ10は、SAN5に接続された各機器から、構成情報やリソース利用率や性能監視情報などを収集し、ストレージ管理者に提示し、運用・保守に関する指示をLAN142を介して各機器に送信する。この指示は、管理サーバ10で動作するストレージマネージャ101により行われる。
ストレージマネージャ101も、上記ディスクコントローラ20と同様、管理サーバ10の図示しないプロセッサとメモリにより実行される。メモリには、プロセッサが実行するストレージマネージャ・プログラムが記憶されている。このストレージマネージャ・プログラムの中には、新たにストレージ装置を導入する際の導入プログラムがある。この導入プログラム、及びこれを含むストレージマネージャ・プログラムは、プロセッサにより実行されることにより、それぞれ、導入コントローラ102、ストレージマネージャ101として機能する。なお、新たにストレージ装置3等を導入する際、導入プログラムが組み込まれている新たな管理サーバを採用する以外の場合には、既存の管理サーバ10にこの導入プログラムをインストールすることになる。
FCスイッチ18には、複数のポート184〜187が設けられ、これらのポート184〜187にストレージ装置2〜4の各ポート23a、23b、33a、33b,43aと、ホストサーバ11のFCインターフェース112が接続され、各装置相互間での通信が可能になっている。また、LANインターフェース188を介してFCスイッチ18はLAN142に接続される。
この構成では、物理的には、全てのホストサーバ11がFCスイッチ18に接続された全てのストレージ装置2〜4にアクセスすることが可能である。また、FCスイッチ18は、ゾーニングと呼ばれる特定ポートから特定ポートへの通信を制限する機能を有し、例えば、特定ストレージの特定ポートへのアクセスを特定ホストサーバ11に制限する場合などに用いられる。接続元ポートと接続先ポートの組み合わせを制御する方法については、FCスイッチ18のポート182〜187に割り当てられた識別子を用いる方法や、各ホストサーバ11のインターフェース112やストレージ装置2〜4の各ポート123が保持するWWN(WorldWideName)を用いる方法などがある。
次に、移行元となる既存のストレージ2のディスクコントローラ20の制御メモリに格納されている又は格納されるボリューム管理情報201、RAID管理情報203、外部デバイス管理情報202について説明する。
図2は、ディスクコントローラ20がストレージ装置2内のボリュームを管理するボリューム管理情報201の一例を示す構成図である。
ボリューム管理情報201としては、ボリューム番号221、サイズ222、対応物理/外部デバイス番号223、デバイス状態224、ポートID/ターゲットID/LUN(Logical Unit Nummber)225、接続ホスト名226、移行中物理/外部デバイス番号227、データ移行進捗ポインタ228、データ移行中フラグ229がある。
サイズ222には、当該ボリューム、つまりボリューム番号221により特定されるボリュームの容量が格納される。対応物理/外部デバイス番号223には、当該ボリュームに対応するストレージ装置2の物理デバイスの番号、もしくは外部デバイス、すなわちストレージ装置2のボリュームの番号が格納される。物理/外部デバイス番号223が未割当ての場合、当該エントリには無効値が設定される。このデバイス番号は、RAID管理情報203、もしくは外部デバイス管理情報のエントリ番号となる。デバイス状態224には、当該ボリュームの状態を示す情報が設定される。
状態としては、「オンライン」、「オフライン」、「未実装」、「障害オフライン」、「データ移行中」が存在する。「オンライン」は、当該ボリュームが正常に稼動し、上位ホストからのアクセスが可能な状態であることを示す。「オフライン」は、当該ボリュームは定義され、正常に稼動しているが、上位ホストからのアクセスはできない状態にあることを示す。この状態は、以前上位ホストで使用されていたが、上位ホストでそのデバイスが不要となって使われなくなった場合に相当する。なお、当該ボリュームが定義されるとは、物理デバイスや外部デバイスとの対応関係が設定されることで、具体的には、物理/外部デバイス番号223が設定されることである。「未実装」は、当該ボリュームが定義されておらず上位ホストからのアクセスはできない状態にあることを示す。「障害オフライン」は、当該ボリュームに障害が発生して上位ホストからのアクセスができないことを示す。また、「データ移行中」は、外部デバイスからのデータ移行処理中、又は外部デバイスへのデータ移行処理中であることを示す。
なお、本実施形態では、簡単のため、利用可能なボリュームは製品の工場出荷時にあらかじめディスクユニット21上に作成された物理デバイスへ割り当てられているものとする。このため、利用可能なボリュームについては、工場出荷段階で、デバイス状態224の初期値は「オフライン」状態、その他は「未実装」状態となる。
エントリ225のポート番号には、当該ボリュームが複数のポート23a、23bのうちのどのポートに接続されているかを表す情報が設定される。ポート番号としては、各ポート23a、23bにストレージ装置2内で一意に割り振った番号が用いられる。また、ターゲットIDとLUNは、ボリュームを識別するための識別子である。
接続ホスト名226は、FCスイッチ18に接続されたストレージ装置2〜4でのみ利用される情報で、当該ボリュームにアクセスが許可されているホストサーバ11を識別するホスト名である。ホスト名としては、ホストサーバ11のインターフェース112に付与されたWWNなど、ホストサーバ11もしくはインターフェース112を一意に識別可能なものであればよい。ストレージ装置2の制御メモリには、このほかに、各ポート23a、23bのWWNなどの属性に関する管理情報が保持される。
移行中物理/外部デバイス番号227には、デバイス状態224が「データ移行中」であるとき、当該ボリュームが割り当てられた物理/外部デバイスの移行先物理/外部デバイス番号が保持される。データ移行進捗ポインタ228は、データ移行処理が未完了な移行元の領域の先頭アドレスを示す情報であり、データ移行の進行に伴い、更新される。データ移行中フラグ229は、初期値がOffで、On設定されると当該ボリュームが割り当てられた物理/外部デバイスを別の物理/外部デバイスへデータ移行中であることを示し、この場合のみ本管理情報の移行中物理/外部デバイス番号227とデータ移行中進捗ポインタ228が有効となる。
なお、ストレージ装置3のディスクコントローラ30も上記論理デバイス管理情報201と同様の論理デバイス管理情報301を有し、ストレージ装置4も図示はしないが、論理デバイス管理情報を有する。
図3は、ストレージ装置2内の物理デバイスを管理するRAID管理情報203の構成図である。RAID管理情報203としては、物理デバイス番号231、サイズ232、対応ボリューム番号233、デバイス状態234、RAID構成235、ストライプサイズ236、ディスク番号リスト237、ディスク内開始オフセット238、ディスク内サイズ239がある。
サイズ232には、当該物理デバイス、つまり物理デバイス番号231により特定される物理デバイスの容量が格納される。対応ボリューム番号233には、当該物理デバイスが対応するストレージ装置2内のボリューム番号が格納される。ボリュームへ未割当ての場合、当該エントリには無効値が設定される。デバイス状態234には、当該物理デバイスの状態を示す情報が設定される。状態としては、「オンライン」、「オフライン」、「未実装」、「障害オフライン」が存在する。「オンライン」は、当該物理デバイスが正常に稼動し、ボリュームに割り当てられている状態であることを示す。「オフライン」は、当該物理デバイスは定義され、正常に稼動しているが、ボリュームに未割当てであることを示す。なお、物理デバイスが定義されるとは、ディスクユニット21との対応関係が設定されることで、具体的には、後述のディスク番号リスト237やディスク内開始オフセットが設定されることである。「未実装」は、当該物理デバイスがディスクユニット21上に定義されていない状態にあることを示す。「障害オフライン」は、当該物理デバイスに障害が発生してボリュームに割り当てられないことを示す。
なお、本実施形態では、簡単のため、物理デバイスは製品の工場出荷時にあらかじめディスクユニット21上に作成されているものとする。このため、利用可能な物理デバイスについては、工場出荷段階で、デバイス状態234の初期値は「オフライン」状態、その他は「未実装」状態となる。
RAID構成235には、当該物理デバイスが割り当てられたディスクユニット21のRAIDレベル、データディスクとパリティディスク数などRAID構成に関連する情報が保持される。同じように、ストライプサイズ236には、RAIDにおけるデータ分割単位(ストライプ)長が保持される。ディスク番号リスト237には、当該物理デバイスが割り当てられたRAIDを構成する1又は複数のディスクユニット21の番号が保持される。この番号はストレージ装置2内でディスクユニット21を識別するために付与した一意な値である。ディスク内開始オフセット237とディスク内サイズ238には、当該物理デバイスデータが各ディスクユニット21内のどの領域に割り当てられているかを示す情報である。本実施例では、簡単のため、RAIDを構成する各ディスクユニット21内のオフセットとサイズを統一している。
なお、以上で説明したRAID管理情報203の各項目は、いずれも、ストレージ装置3の工場出荷段階で設定されている。
なお、ストレージ装置3のディスクコントローラ30も上記RAID管理情報203と同様のRAID管理情報303を有し、ストレージ装置4も図示はしないが、同様のRAID管理情報を有する。
図4は、ストレージ装置2の外部デバイスを管理する外部デバイス管理情報202の構成図である。
外部デバイス管理情報202としては、外部デバイス番号241、サイズ242、対応ボリューム番号243、デバイス状態244、ストレージ識別情報245、ストレージ内デバイス番号246、イニシエータポート番号リスト247、ターゲットポートID/ターゲットID/LUNリスト248がある。
外部デバイス番号241には、ストレージ装置2のボリュームに割り当てた、ストレージ装置2内で一意な値が保持される。サイズ242には、当該外部デバイス、つまり外部デバイス番号241により特定される外部デバイスの容量が格納されている。対応ボリューム番号243には、当該外部デバイスが対応するストレージ装置3内のボリューム番号が格納される。ボリュームへ未割り当ての場合、当該エントリには無効値が設定される。デバイス状態244には、当該外部デバイスの状態を示す情報が設定される。状態としては、「オンライン」、「オフライン」、「未実装」、「障害オフライン」が存在し、各状態の意味は、RAID管理情報203内のデバイス状態234と同じである。ストレージ装置3の初期状態は他ストレージを接続していないため、デバイス状態244の初期値は「未実装」となる。
ストレージ識別情報245には、当該外部デバイスを搭載するストレージ装置2の識別情報が保持される。ストレージ識別情報としては、同ストレージ装置2のベンダ識別情報と各ベンダが一意に割り振る製造シリアル番号の組み合わせ、などが考えられる。
ストレージ内デバイス番号246には、当該外部デバイスに対応するストレージ装置2内のボリューム番号が保持される。イニシエータポート番号リスト247には、当該外部デバイスへアクセス可能なストレージ装置2のポート23a、23bの番号のリストが保持される。ターゲットポートID/ターゲットID/LUNリスト248には、当該外部デバイスがストレージ装置2の1つ以上のポート23a、23bにLUN定義されている場合、それらのポートのポートID、及び当該外部デバイスが割り当てられたターゲットID/LUNが1つ又は複数個保持される。
なお、ストレージ装置3のディスクコントローラ30も上記外部デバイス管理情報202と同様の外部デバイス管理情報302を有し、ストレージ装置4も図示はしないが、同様の外部デバイス管理情報を有する。
次に、SAN5を管理する管理サーバ10上で稼動するストレージマネージャ101について説明する。
図5は、管理サーバ10上のストレージマネージャ101が有するストレージ装置2〜4の管理情報の一例を示す。ストレージマネージャ101は、各ストレージ装置2〜4毎に、パス管理情報、ボリューム管理情報、ボリューム間接続情報、外部接続管理情報等からなる管理テーブルをストレージ装置2〜4毎に作成し図示しないメモリ上などに展開する。
図中管理テーブル103aはストレージ装置2の管理情報を示し、同じく103cはストレージ装置4の管理情報を、103bは新たに追加したストレージ装置3の管理情報を示す。管理テーブル103bは、ストレージ装置3をSAN5へ物理的に接続した後、ストレージマネージャ101が生成するものである。各管理テーブル103a〜103cの構成は同様であるので、以下、ストレージ装置2の管理テーブル103aについて説明する。
ストレージマネージャ101が管理するストレージ装置2の管理テーブル103aには、ディスクユニット21内の各ボリュームのパスに関する情報を格納するパス管理情報105aと、ストレージ装置2内のボリュームの状態を管理するボリューム管理情報106aと、ストレージ装置2内での各ボリュームの相互関係を設定するボリューム間接続管理情報107aと、ストレージ装置2の外部の装置との接続情報を示す外部接続管理情報108aがそれぞれテーブルとして設定されている。
ここでは、図1で示すように、移行元となるストレージ装置2のディスクユニット21に、6つのボリュームG〜Lが設定されている場合を示す。また、ストレージ装置2のポート23a、23bを以下の説明ではポートG,Hとし、ストレージ装置4のポート43aをポートZとし、新たに追加するストレージ装置3のポート33a、33bをポートA、Bとする。
まず、図6はストレージ装置2に対して設定されたパス管理情報105aの構成図を示し、パス名1051にはディスクユニット21に設定されたパスの名称またはパスの識別子が格納される。このパス名1051対応して、パスが張られたポート名(またはポートの識別子)1052とLUN番号1053及びボリューム名(または識別子)1054が設定される。
例えば、ポートGには、パスGが設定されたボリュームGと、パスHが設定されたボリュームHが割り当てられ、ポートHには、パスI〜Kが設定されたボリュームI〜Kが割り当てられており、テーブルに記載のない図1のボリュームLにはパスが設定されていない。
次に、図7は、ストレージ装置2内の各ボリュームの状態を示すボリューム管理情報106aの構成図である。ボリューム名1061にはディスクユニット21内のボリュームの名称またはボリュームの識別子が格納される。このボリューム名1061対応して、ディスクアレイ1062にはボリュームが存在するアレイの識別子が格納される。パス定義1063にはボリューム名1061で指示されるボリュームにパスが存在するか否かを示す情報が格納され、例えば、「TRUE」はパスが存在することを示し、「FALSE」はパスが存在しないことを示す。
次に、接続構成1064には、ディスクユニット21内での他のボリュームと該当ボリュームの接続関係が格納される。例えば、「ペア」はペアボリュームを示し、「移行」は移行ボリュームを示し、さらに他のボリュームに対して接続関係の正副を示す情報が格納される。なお、他のボリュームとの接続関係がない場合には、「NONE」が格納される。また、移行ボリュームは、正ボリュームと副ボリュームが異なるディスクアレイに設定され、正ボリュームの負荷が高くなった場合には、アクセスを副ボリュームへ切り替える接続関係を示す。
次に、アクセス権限1065には、ホストサーバ11からのアクセスに対する権限が格納され、「R/W」は読み書きが可能であることを示し、「R」はホストサーバ11の読み込みのみを許容し、「W」はホストサーバ11の書き込みのみを許容することを示す。
ディスク属性1066は、ボリュームが割り当てられた物理ディスクの性能や信頼性を示す指標が格納される。例えば、この指標として物理ディスクのインターフェースを用いる場合、「FC」、「SATA(Serial AT Attachment)」、「ATA(AT Attachment)」等が指標として用いられる。すなわち、ディスク属性1066がFCであれば、高性能、高信頼性を示唆し、SATAまたはATAであれば大容量、低価格などを示唆することができる。図7の例では、ボリュームG〜IがディスクアレイXに存在し、ボリュームJ〜LがディスクアレイYに存在しており、ボリュームGとHがペアボリュームを構成し、ボリュームIとJが移行ボリュームを構成し、ボリュームLにはパスが存在しないことが分かる。また、ディスクアレイXはSATAで構成され、ディスクアレイYはSCSIで構成されて、ディスクアレイYの方が性能が高いことが分かる。
次に、図8は、ストレージ装置2内のボリューム同士の接続関係を示すボリューム間接続管理情報107aの構成図である。接続種別1071にはボリューム同士の接続種別が格納され、例えば、「ペア」または「移行」が格納される。ボリューム名1072には、正ボリュームの名称または識別子が格納され、ボリューム名1073には、副ボリュームの名称または識別子が格納される。図8では図7に対応して、ペアボリュームの正ボリュームを構成するボリュームGがボリューム名1072に格納され、同じく副ボリュームのボリュームHがボリューム名1073に格納される。同様に移行ボリュームの正ボリュームを構成するボリュームIがボリューム名1072に格納され、同じく副ボリュームのボリュームJがボリューム名1073に格納される。
次に、図9は、ストレージ装置2のボリュームと外部のストレージ装置の接続関係を示す外部接続管理情報108aの構成図である。外部接続1081には外部接続の識別子が格納され、内部ボリューム1082にはディスクユニット21内のボリューム名または識別子が格納され、外部ボリューム1083にはストレージ装置2の外部の装置に収容されたボリューム名または識別子が格納される。例えば、ストレージ装置2のボリュームKがストレージ装置4のボリュームZと接続されている場合は、図示のように内部ボリューム名1081にボリュームKが格納され、外部ボリューム名1082にはストレージ装置4のボリュームZが格納される。
以上のようにストレージ装置2の管理テーブル103aは構成される。上記の設定は、図16の上部に示すように、ポートGに割り当てられたボリュームG、Hがペアボリュームを構成し、ポートHに割り当てられたボリュームI,Jが移行ボリュームを構成しており、ポートHに割り当てられたボリュームKが外部のボリュームZに接続されていることを示す。
なお、ストレージマネージャ101は、ストレージ装置2の管理テーブル103aと同様に、ストレージ装置3の管理テーブル103b,ストレージ装置4の管理テーブル103cを生成し、ストレージ装置3の管理テーブル103bには、図示はしないが上記と同様にパス管理情報105b、ボリューム管理情報106b、ボリューム間接続管理情報107b、外部接続管理情報108bが設定される。
また、ストレージマネージャ101は、図10で示すように、各ストレージ装置2から4のポートを管理するポート管理情報109を備える。ストレージマネージャ101は、FCスイッチ18からの通知やストレージマネージャ101の検出したSAN5上のポートについて、ポートの識別子(IDまたは名称)1091と所属するストレージ装置の識別子(IDまたは名称)1092に分けて格納する。
次に、ストレージ装置3の導入に伴うストレージ管理者および計算機システムの動作について、以下に説明する。
本実施形態では、図16で示すように、既存のストレージ装置2(ストレージ装置B)のデータ及びボリューム構成を、新たに導入したストレージ装置3(ストレージ装置A)へコピーし、ホストサーバ11からのアクセスをストレージ装置2からストレージ装置3へ移行するものである。
図11は、既存のストレージ装置2から新たなストレージ装置3へ移行するときに、管理サーバ10のストレージマネージャ101に含まれる導入コントローラ102で行われる制御の一例を示すフローチャートである。なお、この制御を開始する以前に、ストレージ装置3はSAN5へ物理的に接続されている。
すなわち、本実施形態では、ストレージ装置3のポートA(33a)をFCスイッチ18のポート182に接続し、ストレージ装置2を含む他ストレージヘのアクセス用としてポート33bをFCスイッチ18のポート183に接続する。ストレージ装置3が起動すると、FCスイッチ18は、新たに追加したストレージ装置3のポート33a、33bとのリンク確立を検出し、以降、ファイバチャネル規格に従い、各ポート33a、33bからスイッチ18へのログインが実行されると共に、ホストサーバ11やストレージ装置2の各インターフェースおよびポートへのログインが実行される。このとき、ストレージ装置3では、ポート33a、33bのそれぞれがログインしたホストサーバ11等のポートのWWNやIDなどの情報を保持することになる。ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、FCスイッチ18からの状態変更通知を受け、FCスイッチ18からネットワークトポロジ情報を再取得し、新規にストレージ装置3が登録されたことを検知する。そして、上記図10で示したように、ストレージマネージャ101は各ストレージ装置のポートを管理するポート管理情報109を作成または更新する。
以上のようにストレージマネージャ101が新たなストレージ装置3を認識すると、導入コントローラ102による図11の制御が開始可能となる。
まず、図11のS1では、ストレージ装置2(図中ストレージ装置B)からストレージ装置3(ストレージ装置A)へ移行するボリューム群とポートを指定する。このボリューム群とポートの指定は、ストレージ管理者などが管理サーバ10の図示しないコンソールなどを用いて行うことができる。
ストレージマネージャ101は、指定された移行元のストレージ装置2のボリュームとポートの情報をそれぞれリスト(図示省略)として格納し、以下、リストの先頭からS2以降の処理を行う。
次に、S2でストレージマネージャ101は、図7に示したストレージ装置2のボリューム管理情報106aを読み込んで、移行元のストレージ装置2のボリューム構成から指定されたボリュームの情報を順次取得する。
S3では、上記S1で指定されたストレージ装置2のボリュームについて指定されたポートに対応するパスが定義されているかを判定する。この判定では、図7のボリューム名1061とパス定義1063を参照し、まず、パス定義の有無を判定し、パスがあれば、ボリューム名をキーとして図6のパス管理情報105aを参照して対応するポート名を取得する。そして、取得したポート名が上記S1で指定されたポートに一致すればパスが存在するのでS5に進む。一方、パスが存在しない場合や、取得したポート名が上記S1で指定されたポートに一致しない場合には、パスが存在しないのでS4へ進む。
パスが存在しない場合のS4では、ストレージマネージャ101は、ストレージ装置2のディスクコントローラ20に対して、該当するボリュームについて指定されたパスを定義するよう指令する。そして、ストレージマネージャ101はストレージ装置2のパス管理情報105aに、移行のために一時的に設定したパスを加えて更新する。この後、S5の処理に進む。
S5では、上記S1で指定された全ボリュームについてパス定義の確認が完了したか否かを判定する。指定された全ボリュームについてパス定義の確認が完了するとS6以降の処理へ進む。一方、完了していなければ、移行予定の指定ボリュームが他にも存在するので、上記S2へ復帰し、上記リストから次の指定ボリュームについてS2〜S5の処理を繰り返す。
次に、S6では、ストレージマネージャ101は、FCスイッチ18のゾーニング設定を変更し、ストレージ装置2のデバイスアクセス権設定を変更し、ストレージ装置3からストレージ装置2のボリュームにアクセス可能とする。
S7では、ストレージマネージャ101は、ストレージ装置2のボリュームを新たなストレージ装置3のボリュームへ割り当て、ボリュームレベルでの対応付けを行う。
具体的には、ストレージマネージャ101は、まず、ストレージ装置3への移行対象であるストレージ装置2のポートIDリスト(例えば、図10のポート管理情報109)をストレージ装置3に送信する。ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、受信したリストにあるストレージ装置2のポート23a、23bについて特定のLUNを指定したSCSIのInquiryコマンドを全LUN分、ポートB(33b)から送信する。これに対して、ストレージ装置2のディスクコントローラ20、ストレージ装置2の各ポートIDに対して実際に設定されているLUNに対するInquiryコマンドに正常応答する。
ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、この応答により、アクセス可能でかつストレージ装置3へ移行可能であるストレージ装置2のボリュームを特定し、これらのボリュームに関する外部デバイスリスト(ストレージ装置3にとっての外部デバイスリスト)を作成する。ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、移行可否の判断には、ストレージ装置3に接続されている装置の名、装置の種類、装置の容量等の情報を利用する。なお、装置名や装置の種類や装置の容量等の情報は、上記Inquiryコマンドに対する応答の返却情報、及びInquiryコマンドに続いて送信されるReadCapacityコマンドに対する応答の返却情報から取得される。ディスクコントローラ30は、移行可能と判断したストレージ装置2のボリュームを、ストレージ装置3の外部デバイスとして、ディスクコントローラ30は外部デバイス管理情報302へ登録する。
具体的には、図4に示した外部デバイス管理情報302のデバイス状態244が「未実装」である外部デバイスを見つけ出し、当該外部デバイスエントリに、情報242〜248を設定する。ここでデバイス状態244は「オフライン」に変更される。
ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、指定されたポートについての前述の外部デバイスリストをストレージマネージャ101に通知し、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、ストレージ装置3に対して、ストレージ装置2のボリュームの割付を指示する。
ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、この指示を受け付けると、ストレージ装置3の未実装状態のボリュームaへ、外部デバイスa、すなわちストレージ装置2のボリュームを割り付ける。
具体的には、ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、ボリュームaに関するボリューム管理情報201の対応物理/外部デバイス番号23に、ストレージ装置2のボリュームが対応する外部デバイスaのデバイス番号241を設定し、ボリューム管理情報301のデバイス状態224を「未実装」から「オフライン」に変更する。併せて、外部デバイス管理情報302のうち、対応ボリューム番号243にボリュームaのデバイス番号221を設定し、デバイス状態244を「オンライン」に変更する。
次にS8では、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、ストレージ装置3に割り当てたボリュームaに対してホストサーバ11からアクセス可能になるよう、ポート33aに対するLUNを定義するようストレージ装置3に指示し、パス定義を行う。
ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、この指示を受けて、ストレージ装置3のポートA(33a)またはポートB(33b)に対して、先に割り当てたボリュームaに関するLUNを定義する、すなわち、デバイスパスを定義する。そして、ボリューム管理情報301のポート番号/ターゲットID/LUN225及び接続ホスト名226を設定する。
ストレージ装置2のボリュームがストレージ装置3のボリュームとして割り当てられ、LUNも定義されたら、S9で、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、ホストサーバ11のDLM111へ指示し、デバイスの再認識を行わせる。
ホストサーバ11のDLM111は、この指示を受けて、ストレージ装置3に新しく割り当てられたボリュームに関するデバイスファイルを作成する。例えば、ヒューレットパッカード社のUNIX(登録商標)オペレーティングシステムでは、”IOSCAN”コマンドにより、新規ボリュームの認識、デバイスファイルの作成が行われる。
DLM111では、新規に作成されたデバイスファイルに対応するストレージ装置2のボリュームが既に作成されているデバイスファイルと同一のものであれば、それを検知し、これらのデバイスファイルを同じグループとして管理する。この同一性の判定には、先述のInquiryコマンドなどにより、ストレージ装置3内のデバイス番号を取得する方法などが考えられる。しかし、ストレージ装置2内のボリュームbに対応するものがストレージ装置3内のボリュームaである場合、これらのボリュームa、bがDLM111からは異なるストレージ装置2〜4のボリュームとして見えるため、同一のグループには管理されない。
次に、S10では、ストレージ装置3が計算機システムに導入された後、ストレージ装置3内の空きボリュームに、ストレージ装置2内のデバイスに記憶されているデータを移行する。
この処理は、図12のサブルーチンに基づいて説明する。
まず、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102からストレージ装置3のディスクコントローラ30へデータ移行指示を与える。ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、図12のS101で、RAID管理情報303のデバイス状態234をチェックして、「オフライン」の状態、つまり空き状態の物理デバイスaを探索する。「オフライン」の物理デバイスを探索したら、サイズ232を参照して空きデバイスの容量を求める。次に、ディスクコントローラ30は、S102で、外部デバイス管理情報302のデバイス状態244が「オフライン」で、外部デバイス管理情報302のサイズ242が当該物理デバイスaの容量に収まる外部デバイス(以下、移行対象デバイス)を探索する。
移行先の空き物理デバイスaと移行対象デバイスが決定したら、ディスクコントローラ30は、S103で、ストレージ装置3のボリュームaに空き状態の物理デバイスを割り当てる。
具体的には、物理デバイスaに対応するRAID管理情報303の対応ボリューム番号233にボリュームaの番号を登録し、デバイス状態234を「オフライン」から「オンライン」に変更する。さらに、ボリュームaに対応するボリューム管理情報301のデータ移行進捗ポインタ228を初期化した後、デバイス状態24を「データ移行中」に設定し、データ移行中フラグ229をOnに設定し、移行中物理/外部デバイス番号227に物理デバイスaの番号を設定する。
デバイス割り当てが完了したら、ストレージ装置3のディスクコントローラ30は、S104で、移行対象デバイスから物理デバイスaへのデータ移行処理を行う。具体的には、移行対象デバイスの先頭からデータをキャッシュ224に読み上げ、物理デバイスaへ当該データを書き込み、これを移動対象デバイスの終端まで繰り返していく。この際、物理デバイスaへの書き込みが完了する毎に、ボリューム管理情報301のボリュームaに関するデータ移行進捗ポインタ228に、次の移行対象領域の先頭アドレスを設定する。
全てのデータ転送が完了したら、ディスクコントローラ30は、S105で、ボリューム管理情報301の対応物理/外部デバイス番号223に物理デバイスaの物理デバイス番号を設定し、デバイス状態224を「データ移行中」から「オンライン」に変更し、データ移行中フラグ229をOffに設定し、移行中物理/外部デバイス番号227に無効値を設定する。さらに、移行対象デバイスに対応する外部デバイス管理情報302の対応ボリューム番号243に無効値を、デバイス状態244に「オフライン」をそれぞれ設定する。
次に、S11では、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、ホストサーバ11のDLM111に対して、アクセス先をストレージ装置2から新たなストレージ装置3へ変更するよう指示する。
この指示を受けたDLM111は、ストレージ装置2内のボリュームに対するアクセスをストレージ装置3内のボリュームに対するアクセスに変更する。
具体的には、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、まず、ストレージ装置2とストレージ装置3のデバイス対応情報をDLM111に送信する。このデバイス対応情報は、ストレージ装置3のボリュームの割り当てに関する情報である。
ホストサーバ11のDLM111は、ストレージ装置2内のボリュームに関連するデバイスファイルグループに割り付けられた仮想デバイスファイルを、ストレージ装置3内のボリュームに関連するデバイスファイルグループに割り付ける。この結果、ホストサーバ11上で動作するソフトウェアにとっては、ストレージ装置2内のボリュームbにアクセスする手順通りのままで、ストレージ装置3内のボリュームaへアクセスすることが可能となる。
次に、S12で、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、FCスイッチ18に対してゾーニング設定を変更させ、ストレージ装置2に対してデバイスアクセス権設定を変更させて、ホストサーバ11からのストレージ装置2のデバイスへの直接アクセスを抑止する。
以上の処理で、図16に示すように、移行元のストレージ装置2のボリュームG〜Lに対応して、新たなストレージ装置3にはボリュームA〜Fが設定され、さらに、各ボリュームA〜Fに対応するパス定義が、ストレージマネージャ101のパス管理情報105bに作成され、移行元のストレージ装置2のボリュームに格納されたデータが、新たなストレージ装置3の対応するボリュームに転送され、ホストサーバ11から新たなストレージ装置3へのアクセスが可能となる。
そして、上記S3、S4の処理により、図15で示すように、移行元のストレージ装置2内でパスが存在しないボリュームLがあると、一時的に移行用のパスLを設定することで新たなストレージ装置3から移行元のボリュームLにアクセスすることが可能となり、パスの有無にかかわらず、移行元の全てのボリュームを新たなストレージ装置3へ移行することができる。
次に、既存のストレージ装置2のボリュームとデータを新たなストレージ装置3への移行が完了すると、図11のS13でストレージ装置2内に設定されているペアボリュームや移行ボリュームなどのボリューム間の接続を、新たなストレージ装置3に再構築する。
この処理は、図13で示すサブルーチンに基づいて説明する。
まず、S21では、上記S1で指定したボリューム群中の全てのペアボリュームまたは管理者などがストレージマネージャ101の図示しないコンソールなどから、ストレージ装置2からストレージ装置3へ移行するペアボリュームを指定する。
S22では、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、図8に示したストレージ装置2のボリューム間接続管理情報107aを取得して、移行元のストレージ装置2内のペアボリュームのペア関係を得る。
S23では、ストレージ装置2のボリューム間接続管理情報107aに上記S21で指定されたボリュームがあれば、S24へ進んで、ストレージ装置3のボリューム間接続管理情報107bに該当するボリュームの接続種別と、正副関係を生成する。そして、ストレージマネージャ101は、移行先のストレージ装置3のディスクコントローラ30に、上記再構築したペア関係をLAN142を経由して通知する。
S25では、上記S21で指定した全てのペアボリュームについて、ストレージ装置2のボリューム間接続管理情報107a内の検索が終了するまで、上記S22からS24のループを繰り返す。そして、指定された全てのペア関係のボリュームについて、ストレージ装置3のボリューム間接続管理情報107bに、ストレージ装置2のペア関係に対応するボリューム間接続情報を生成するとサブルーチンを終了する。
上記サブルーチンにより、図16で示すように、移行元のストレージ装置2のペアボリュームG,Hに対応するペア関係が、新たなストレージ装置3のボリュームA、Bに設定され、ストレージマネージャ101のボリューム間接続管理情報107b及びボリューム管理情報106bが生成され、これらのペア情報は新たなストレージ装置3のディスクコントローラ30に通知され、移行元のペアボリュームを新たなストレージ装置3へ自動的に再構築することができる。なお、ペアボリュームの指定は、上記S1で行うようにしても良い。
同一ストレージ装置内のペア関係を新たなストレージ装置3に再構築した後には、図11のS14に進んで、移行元のストレージ装置2の移行ボリュームの接続情報をストレージ装置3に再構築する。
この処理は、図14のサブルーチンに基づいて説明する。移行ボリュームは、正ボリュームと副ボリュームが異なるディスクアレイに存在する必要があるので、上記図13のペア関係の再構築とは異なり、ボリュームとディスクアレイとの関係を調整する必要がある。
まず、S31では、上記S1で指定したボリューム群中の全ての移行ボリュームまたは管理者などがストレージマネージャ101の図示しないコンソールなどから、ストレージ装置2からストレージ装置3へ移行する移行ボリュームを指定する。
S32では、ストレージマネージャ101の導入コントローラ102は、図8に示したストレージ装置2のボリューム間接続管理情報107aを取得して、移行元のストレージ装置2内の移行ボリュームを得る。
S33では、ストレージ装置2のボリューム間接続管理情報107aに上記S31で指定された移行ボリュームがあればS34へ進み、そうでなければS38に進む。
S34では、移行元(正ボリューム)と異なるディスクアレイに、移行先(副ボリューム)とすることが可能なボリュームがあるか否かを、ボリューム管理情報106bを参照して判断する。移行先のボリュームとすることが可能な空きボリュームがある場合にはS37へ進み、空きボリュームがない場合には、S35に進む。
S35では、移行先のストレージ装置3でボリュームを作成可能なディスクアレイがあるか否かを判断する。この判断は、図3に示したRAID管理情報303と論理デバイス管理情報301を参照し、移行元のストレージ装置2の移行ボリュームを作成可能なディスクアレイを検索する。移行ボリュームを作成可能なディスクアレイがあれば、S36に進んでストレージ装置3のディスクコントローラ30に、該当するディスクアレイにボリュームを作成するよう指令する。なお、新たにボリュームを作成したときには、移行元のストレージ装置2の移行ボリュームから、図12に従ってデータの移行を行う。
この指令は、移行元のストレージ装置2のボリューム管理情報を参照し、移行元の移行ボリュームが存在するディスク属性の関係が、移行先のストレージ装置3で再現されるように、ディスク属性の相対関係を選択する。つまり、移行元の移行ボリュームi(正ボリューム)のディスク属性が「SATA」、同じく移行元の副ボリュームJが「FC」であれば、移行先のストレージ装置3では、移行ボリュームの正ボリュームCのディスク属性よりも、副ボリュームDのディスク属性の方が性能が高いものを選択する。これにより、移行ボリュームの正ボリュームと副ボリュームの性能差も再構築できる。
一方、移行ボリュームを作成可能なディスクアレイがない場合にはS38に進む。なお、このときまたは、この後に、移行ボリュームの正ボリュームと副ボリュームを異なるディスクアレイに設定できない旨のエラーを通知しても良い。
S36で、移行ボリュームの正ボリュームと副ボリュームを異なるディスクアレイに設定した後には、S37でストレージ装置3のボリューム間接続管理情報106bに、接続種別を「移行」として正ボリュームと副ボリュームを登録する。また、ストレージ装置3のディスクコントローラ30に移行関係を通知する。
S38では、上記S31で指定した全ての移行ボリュームについて、ストレージ装置2のボリューム間接続管理情報107a内の検索が終了するまで、上記S32からS37のループを繰り返す。そして、指定された全ての移行関係のボリュームについて、ストレージ装置3のボリューム間接続管理情報107bに、ストレージ装置2の移行関係に対応するボリューム間接続情報を生成するとサブルーチンを終了する。
上記サブルーチンにより、図16で示すように、移行元のストレージ装置2の移行ボリュームI、Jに対応する移行関係が、新たなストレージ装置3のボリュームC,Dに設定され、ストレージマネージャ101のボリューム間接続管理情報107b及びボリューム管理情報106bが更新され、これらの移行情報は新たなストレージ装置3のディスクコントローラ30に通知され、移行元のストレージ装置2内の移行ボリュームを新たなストレージ装置3へ自動的に再構築することができる。なお、移行ボリュームの指定は、上記S1で行うようにしても良い。
以上の処理が終了すると、ストレージマネージャ101は、パスのないボリュームに対して一時的に作成したパスを削除するようディスクコントローラ30、20に指示し、該当するストレージ装置のパス管理情報105を更新して処理を終了する。
以上の図11から図14の処理により、移行元のストレージ装置2のボリューム及びパス定義は新たなストレージ装置3に移され、移行元のストレージ装置2のパスの有無にかかわらず、必要なボリュームを確実に新たなストレージ装置3へ移行することができ、また、ボリューム間の接続情報も新たなストレージ装置3へ自動的に移動することができるので、新たなストレージ装置3の導入について、ストレージ管理者の労力を大幅に低減することが可能となる。また、ホストサーバ11は、アクセス先を新たなストレージ装置3に切り替えるので、既存のストレージ装置2に比して性能の高いストレージ装置3を利用することが可能となる。
なお、上記図11のS8に示したパス定義の際に、ストレージ装置2のボリュームが、ストレージ装置2の外部の装置(例えば、ストレージ装置4のボリュームZ)と接続されている場合には、図9で示した外部接続管理情報108aを参照し、外部のボリュームと、新たなストレージ装置3のボリュームとのパス定義を作成すればよい。そして、外部接続が完了すると、図9で示した外部接続管理情報108bに、内部ボリュームと外部ボリュームを設定すればよい。
以上、本発明をまとめると次のようになる。
まず、図16で示したように、移行元のストレージ装置2の移行対象ボリュームについて、パス定義の存在をチェックして、パスのないボリュームには一時的に移行用のパスを定義する。
次に、移行先のストレージ装置3に、移行元のストレージ装置2のボリュームを割り当て、ボリュームレベルでの対応付けを行い、その後、移行元のストレージ装置2のパスを、移行先のストレージ装置3に移行する。これにより、ストレージマネージャ101には図17、図18で示すように、ストレージ装置3のボリューム管理情報106bとパス管理情報105bが生成される。また、図示はしないが、ストレージ装置3の外部接続管理情報108bも作成される。ただし、この時点では、ボリューム管理情報106bに、接続構成は移行されていない。
新たなストレージ装置3にボリュームとパス定義が作成されると、移行元のストレージ装置2のボリュームGから移行先のストレージ装置3のボリュームAへデータの複写が行われ、移行元のボリュームから移行先のボリュームへ順次データの転送が行われる。
そして、ボリューム間のデータ移行が完了すると、上記図13の処理で、移行元のストレージ装置2のペアボリュームを新たなストレージ装置3に移行し、また、上記図14の処理で、移行元のストレージ装置2の移行ボリュームを新たなストレージ装置3に移行する。
例えば、図19で示すように、上段はデータの移行が完了した段階(S10)のストレージ装置3に対応するボリューム管理情報106bで、下段はペアボリュームの再構築(S13)と移行ボリュームの再構築(S14)が完了した段階を示す。この例では、移行元のペアボリュームG,Hが移行先のボリュームA、Bに対応し、ボリュームAが正ボリュームに、ボリュームBが副ボリュームに再構築される。同様に、移行関係では、移行元の移行ボリュームI,Jが移行先のボリュームC、Dに対応し、ボリュームCがディスクアレイX上の正ボリュームに、ボリュームBがディスクアレイY上の副ボリュームに再構築される。ここで、新たなストレージ装置3に再構築される移行ボリュームA,Bは、移行元の移行ボリュームI,Jが存在するディスクアレイのディスク属性の関係と同様のディスク属性を持つディスクアレイ上に設定される。
こうして、移行元のストレージ装置2から新たなストレージ装置3へ、ボリュームとデータだけではなく、ペアボリュームや移行ボリューム等のボリューム内接続も移行でき、さらに、移行元のストレージ装置2にパスのないボリュームがあっても、一時的なパスにより確実に新たなストレージ装置3へ移行することができ、新たなストレージ装置3を導入する際の管理者の負担を大幅に低減することができる。
また、ストレージマネージャ101とディスクコントローラ20、30間の構成情報の取得や指示は、LAN142(IPネットワーク)を用いるので、SAN5のデータ転送に影響を与えることがない。
なお、上記図11の処理が終了した後、移行元のストレージ装置2にはストレージ装置3からのパスを残しておけば、移行元のストレージ装置2をそのままミラーとして利用することができ、計算機システムの冗長性を確保できる。
また、上記実施形態では、ストレージ装置2〜4と管理サーバ10及びホストサーバ11をSAN5とLAN142により接続したが、いずれか一方のネットワークのみで接続を行うようにしても良い。
また、上記実施形態の図11では、S1で移行するポートを指定したが、このポートの指定はポート単位またはストレージ装置単位のいずれで行っても良い。
本発明の一実施形態を示す計算機システムの構成図である。 ディスクコントローラがストレージ装置内のボリュームを管理するボリューム管理情報の一例を示す構成図である。 同じく、ディスクコントローラがストレージ装置内の物理デバイスを管理するRAID管理情報の一例を示す構成図である。 同じく、ディスクコントローラがストレージ装置の外部デバイスを管理する外部デバイス管理情報の構成図である。 管理サーバ上のストレージマネージャが有するストレージ装置の管理情報の一例を示す説明図である。 管理サーバ上のストレージマネージャが有するストレージ装置毎のパス管理情報の説明図である。 管理サーバ上のストレージマネージャが有するストレージ装置毎のストレージ装置内の各ボリュームの状態を示すボリューム管理情報の構成図。 管理サーバ上のストレージマネージャが有するストレージ装置毎のストレージ装置内のボリューム同士の接続関係を示すボリューム間接続管理情報の説明図である。 管理サーバ上のストレージマネージャが有するストレージ装置毎のストレージ装置のボリュームと外部のストレージ装置の接続関係を示す外部接続管理情報の説明図である。 管理サーバ上のストレージマネージャが有する各ストレージ装置のポートを管理するポート管理情報の説明図である。 ストレージマネージャで実行される導入処理の一例を示すフローチャート。 同じく、データ移行のサブルーチンを示すフローチャート。 同じく、ペアボリューム移行のサブルーチンを示すフローチャート。 同じく、移行ボリューム移行のサブルーチンを示すフローチャート。 パスのないボリュームに対する一時的なパス定義の一例を示す説明図である。 既存のストレージ装置Bから新たなストレージ装置Aへの移行の様子を示す説明図である。 ストレージ装置の移行によるボリューム管理情報の説明図。 同じく、ストレージ装置の移行によるパス管理情報の説明図。 同じく、ペアボリュームと移行ボリュームの移行によるボリューム管理情報管理の変化を示す説明図。
符号の説明
2、3、4 ストレージ装置
5 SAN
10 管理サーバ
11 ホストサーバ
18 FCスイッチ
20、30 ディスクコントローラ
101 ストレージマネージャ
102 導入コントローラ

Claims (13)

  1. ネットワークに接続された第1ストレージ装置と、
    前記ネットワークを介して前記第1ストレージ装置にアクセスするホスト計算機と、を備えた計算機システムに、第2ストレージ装置を導入するストレージ装置の導入方法において、
    新たに接続された第2ストレージ装置から前記第1ストレージ装置に対してアクセスを許可するように第1ストレージ装置のアクセス権を変更し、
    前記第1ストレージ装置に設定されたボリュームについてパスを検出し、
    前記パスのないボリュームがあった場合には、前記第2ストレージ装置からアクセス可能なパスを前記第1ストレージ装置に設定し、
    前記第1ストレージ装置のボリュームを前記第2ストレージ装置に割り付け、
    前記ホスト計算機から前記第2のストレージ装置のボリュームに対してアクセス可能となるようにパスを定義し、
    前記第1ストレージ装置のボリュームに格納されたデータを、前記第2ストレージ装置に割り付けられたボリュームに転送し、
    前記ホスト計算機の第1ストレージ装置に対する入出力を、前記第2ストレージ装置へ要求するように前記ホスト計算機の設定を変更することを特徴とするストレージ装置の導入方法。
  2. 前記第1ストレージ装置のボリュームに格納されたデータを、前記第2ストレージ装置に割り付けられたボリュームに転送した後に、
    前記第1ストレージ装置のボリューム間接続を取得し、
    前記ボリューム間接続に対応する前記第2ストレージ装置のボリュームについて、当該ボリューム間接続を設定することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置の導入方法。
  3. 前記前記第2ストレージ装置のボリュームについて、前記ボリューム間接続を設定する際に、
    前記ボリューム間接続が、正ボリュームから副ボリュームへホスト計算機からのアクセスを切り替える場合、正ボリュームが属する物理ディスクと副ボリュームが属する物理ディスクが異なるように、前記第2ストレージ装置のボリュームを設定する手順を含むことを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置の導入方法。
  4. 前記第2ストレージ装置のボリュームを設定する際に、
    前記第2ストレージ装置内で前記アクセスを切り替えるボリュームの副ボリュームを設定可能な空きボリュームの有無を判定し、
    前記空きボリュームがない場合には、新たなボリュームを作成して副ボリュームに設定することを特徴とする請求項3に記載のストレージ装置の導入方法。
  5. ネットワークに接続された第1ストレージ装置と、前記ネットワークを介して前記第1ストレージ装置にアクセスするホスト計算機と、前記ネットワークを介して前記第1ストレージ装置を管理する管理計算機を備えた計算機システムに、前記ネットワークに接続した第2ストレージ装置を導入する処理を前記管理計算機に実行させるプログラムであって、
    前記第2ストレージ装置から前記第1ストレージ装置に対してアクセスを許可するように第1ストレージ装置に対してアクセス権を変更するよう指令する処理と、
    前記第1ストレージ装置に設定されたボリュームについてパスを検出する処理と、
    前記パスのないボリュームがあった場合には、前記第2ストレージ装置からアクセス可能なパスを前記第1ストレージ装置に設定するように指令する処理と、
    前記第1ストレージ装置のボリュームを前記第2ストレージ装置に割り付けるよう当該第2ストレージ装置に指令する処理と、
    前記ホスト計算機から前記第2のストレージ装置のボリュームに対してアクセス可能となるようにパスを定義するよう前記第2ストレージ装置に指令する処理と、
    前記第1ストレージ装置のボリュームに格納されたデータを、前記第2ストレージ装置に割り付けられたボリュームに転送するよう当該第2ストレージ装置に指令する処理と、
    前記ホスト計算機の第1ストレージ装置に対する入出力を、前記第2ストレージ装置へ要求するように前記ホスト計算機に対して設定変更を指令する処理と、
    を前記管理計算機に機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 前記第1ストレージ装置のボリュームに格納されたデータを、前記第2ストレージ装置に割り付けられたボリュームに転送するよう第2ストレージ装置に指令する処理の後に、
    前記第1ストレージ装置のボリューム間接続を取得する処理と、
    前記ボリューム間接続に対応する前記第2ストレージ装置のボリュームについて、当該ボリューム間接続を設定するように当該第2ストレージ装置に指令する処理と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記前記第2ストレージ装置のボリュームについて、前記ボリューム間接続を設定するように第2ストレージ装置に指令する処理は、
    前記ボリューム間接続が、正ボリュームから副ボリュームへホスト計算機からのアクセスを切り替える場合、正ボリュームが属する物理ディスクと副ボリュームが属する物理ディスクが異なるように、前記第2ストレージ装置のボリュームを設定するように当該第2ストレージ装置に指令する処理を含むことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記第2ストレージ装置のボリュームを設定するように第2ストレージ装置に指令する処理は、
    前記第2ストレージ装置内で前記アクセスを切り替えるボリュームの副ボリュームを設定可能な空きボリュームの有無を判定する処理と、
    前記空きボリュームがない場合には、新たなボリュームを作成して副ボリュームに設定するよう前記第2ストレージ装置に指令する処理と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載のストレージ装置の導入方法。
  9. ネットワークに接続された第1ストレージ装置と、
    前記ネットワークを介して前記第1ストレージ装置にアクセスするホスト計算機と、
    前記ネットワークへ新たに接続された第2ストレージ装置と、
    を備えて、前記第1ストレージ装置のデータを前記第2ストレージ装置へ移行する管理計算機であって、
    前記管理計算機は、
    前記第1ストレージ装置及び第2ストレージ装置に設定されたボリュームの構成情報を管理するボリューム管理部と、
    前記第1ストレージ装置及び第2ストレージ装置に設定されたパスの情報を管理するパス管理部と、
    前記第2ストレージ装置がネットワークに接続されたときに前記第1ストレージ装置から第2ストレージ装置への移行を行う移行部とを備え、
    前記移行部は、
    前記ボリューム管理部とパス管理部のボリュームの構成情報とパス情報から第1ストレージ装置に設定されたボリュームのうちパスのないボリュームを検出し、当該ボリュームにパスを設定する移行用パス設定部と、
    前記第2ストレージ装置から前記第1ストレージ装置に対してアクセスを許可するように第1ストレージ装置のアクセス権を変更するように第1ストレージ装置に指令するアクセス権変更部と、
    前記第1ストレージ装置のボリュームを前記第2ストレージ装置に割り付けて前記ボリューム管理部の構成情報を更新するボリューム割付部と、
    前記ホスト計算機から前記第2のストレージ装置のボリュームに対してアクセス可能となるように第2ストレージ装置のボリュームにパスを設定するとともに、前記パス管理部のパス情報を更新する導入パス設定部と、
    前記第1ストレージ装置のボリュームに格納されたデータを、前記第2ストレージ装置に割り付けられたボリュームに転送するよう第2ストレージ装置に指令するデータ移行部と、
    前記ホスト計算機の第1ストレージ装置に対する入出力を、前記第2ストレージ装置へ要求するように前記ホスト計算機に設定変更を指令する移行完了部と、
    を有することを特徴とする管理計算機。
  10. 前記管理計算機は、前記第1ストレージ装置及び第2ストレージ装置に設定されたボリューム間接続の構成情報を管理するボリューム間接続管理部を有し、
    前記移行部は、
    前記ボリューム間接続管理部の構成情報に基づいて第1ストレージ装置のボリューム間接続を取得し、当該ボリューム間接続に対応する前記第2ストレージ装置のボリュームについて、当該ボリューム間接続を設定するボリューム間接続移行部と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の管理計算機。
  11. 前記ボリューム間接続管理部は、前記構成情報にボリューム間接続の正ボリュームと副ボリュームの関係を含み、
    前記ボリューム間接続移行部は、前記第1ストレージ装置のボリューム間接続の副ボリュームを、前記第2ストレージ装置に設定することを特徴とする請求項10に記載の管理計算機。
  12. 前記ボリューム間接続移行部は、前記第1ストレージ装置のボリューム間接続の副ボリュームを設定可能な空きボリュームが前記第2ストレージ装置に存在しない場合には、前記空きボリュームの作成を前記第2ストレージ装置に対して指令することを特徴とする請求項11に記載の管理計算機。
  13. 前記ボリューム間接続移行部は、前記ボリューム間接続が正ボリュームから副ボリュームへアクセスを切り替える場合には、前記第2ストレージ装置に設定する副ボリュームを、正ボリュームとは物理ディスクが異なるボリュームに設定することを特徴とする請求項11に記載の管理計算機。
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