JP2006112374A - ガスタービン設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コスト削減と製作工程の短縮が図られ、プラント効率を向上させることができるガスタービン設備を提供することにある。
【解決手段】高圧タービン4aと低圧タービン4bとの軸系が分離構造である2軸形式のタービン設備において、一方端が前記高圧タービン4aにおける初段静翼の外半径側前縁部22に、他方端が前記低圧タービン4bにおける最終段動翼の外半径側後縁部23に至り、軸方向で一体型に形成されたタービンケーシング12と、前記タービンケーシング12の一方端と他方端に、それぞれ給気ケーシング18、排気ケーシング19に連結するように設けた連結手段12a,12bとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、圧縮空気を燃料とともに燃焼して得た燃焼ガスによって回転動力を得るガスタービン設備に係り、更に詳しくは圧縮機駆動用の高圧タービンと、負荷側機器に接続される低圧タービンとを分離して備えるガスタービン設備に関する。
通常、ガスタービン設備は、圧縮機、タービン及び発電機を一つの軸で連結して運転され発電に供するが、その他の適用方法として、メカニカルドライブがある。これは、パイプライン圧送需要等に対応したもので、発電機に変えて、ポンプ等の機器を負荷として接続するものであり、ガスタービン自体の圧縮機を駆動するための高圧系の複数のタービン段(以下、高圧タービンと称す)と、ポンプ等を回転するための低圧系の複数のタービン段(以下、低圧タービンと称す)を備え、それぞれが独立した軸系となる2軸の構成となっている。
ところで、負荷機器の動作条件にもよるが、低圧タービンの定格回転数は、高圧タービンよりも低く設定される。従って、各タービン段での適正な速度三角形を保持するために、相似設計が為され、必然的に、低圧タービンの外径は大きくなる。また、高圧タービンは、低圧タービンに比べて、高温・高圧のガスが通過しており、タービン翼の寿命低下が著しい。
このため、その開放点検の必要性と、前述した外径の違いを考慮して、高圧タービンと低圧タービンとのタービンケーシングは、その軸方向の適宜な箇所で軸方向に分割されているとともに、それぞれ上下方向に分割された構造を採り、それぞれのケーシングが、ボルトを用いて接続される(例えば、特許文献1参照。)。
この種のガスタービン設備において、先ず、最初に課題として挙げられるのは、高圧タービンと低圧タービンのタービンケーシングが軸方向に2分割され、それぞれが接続するためのフランジ部を有していることから、その製作コストの高騰を招くことである。
また、通常、ロータの組込み性から、ケーシングは水平2分割で構成されているので、軸方向にも分割した場合、ケーシングは2倍数となり、当然のことながら、製作時間、組立工程の延長が予想される。
次に、高圧タービンと低圧タービンとのタービンケーシングの外径差は、ガスパス形状によるものであるが、高圧タービンの最終段出口から低圧タービンの初段入口にかけてのガスパス形状は、急激な半径方向の変化を生じており、主流ガスの大きな偏向をもたらす。この急激な偏向は、空力的に損失を増大させる要因になる。
従って、高圧タービンの最終段出口から低圧タービンの初段入口にかけての主流ガスの偏向を緩和するため、両者の間を仲介する中間部材を設置することが必要となる。ところで、ガスタービンの高効率化は、要素性能の向上は勿論のこと、作動ガスの高温化に歩調を合わせて成されてきた。
しかしながら、近年、作動ガスの高温化に伴い、その高効率化を図るために、冷却媒体の削減とタービンケーシングにおける軸方向の熱影響をも考慮しなければならない状況にある。
本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたもので、製造コスト削減と製作工程の短縮が図られ、プラント効率を向上させることができるガスタービン設備を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するために、第1の発明は、圧縮空気を生成する圧縮機と、この圧縮機からの圧縮空気と燃料とを混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、この燃焼器からの燃焼ガスにより回転駆動する高圧タービンと、この高圧タービンから排出された排出ガスにより回転駆動する低圧タービンとを備え、前記高圧タービンと前記低圧タービンとの軸系が分離構造である2軸形式のタービン設備において、一方端が前記高圧タービンにおける初段静翼の外半径側前縁部に、他方端が前記低圧タービンにおける最終段動翼の外半径側後縁部に至り、軸方向で一体型に形成されたタービンケーシングと、前記タービンケーシングの一方端と他方端に、それぞれ給気ケーシング、排気ケーシングに連結するように設けた連結手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記高圧タービンは、前記タービンケーシングの内側に装着した複数のシュラウドと、各シュラウドに支承した静翼と、そのロータに設けたホィールに装着した複数の動翼とを備え、前記低圧タービンは、前記高圧タービンの最終段側におけるタービンケーシング内側のシュラウドとロータ側の隔壁との間に設けた静翼と、前記タービンケーシングの内側に装着した複数のシュラウドと、各シュラウドに支承した静翼と、そのロータに設けたホィールに装着した複数の動翼とを備えたことを特徴とする。
更に、第3の発明は、第1及び第2の発明において、前記高圧タービンと前記低圧タービンの定格回転数を、ほぼ同一回転数に設定したことを特徴とする。
本発明によれば、高圧タービンと低圧タービンのタービンケーシングを軸方向に一体化することにより、製造コストの低減や、製造工程の短縮を図ることができると共に、タービンケーシングの接続部に作用する熱応力を低減し、特に動翼のチップクリアランスへの影響を抑えて、その性能を維持することができるので、プラント効率を向上させることができる。
以下、本発明のガスタービン設備の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用するガスタービン設備の一実施の形態の概念図である。この図1において、ガスタービン設備1は、主として、吸気aを圧縮して燃焼用の圧縮空気bを得る圧縮機2と、この圧縮機2からの圧縮空気bを燃料とともに燃焼して高温高圧の燃焼ガスcを発生させる燃焼器3と、この燃焼器3からの燃焼ガスcによってロータの回転動力を得る高圧タービン4aと低圧タービン4bを備えている。
図1は、本発明を適用するガスタービン設備の一実施の形態の概念図である。この図1において、ガスタービン設備1は、主として、吸気aを圧縮して燃焼用の圧縮空気bを得る圧縮機2と、この圧縮機2からの圧縮空気bを燃料とともに燃焼して高温高圧の燃焼ガスcを発生させる燃焼器3と、この燃焼器3からの燃焼ガスcによってロータの回転動力を得る高圧タービン4aと低圧タービン4bを備えている。
高圧タービン4aの高圧タービンロータ(図示せず)は、高圧タービン軸7aを介して圧縮機2のロータ(図示せず)に連結している。この高圧タービン4aは、燃焼器3からの燃焼ガスcの流体エネルギーを回転エネルギーに変換し、この回転エネルギーを圧縮機ロータに伝達して圧縮機2を駆動させる。
一方、低圧タービン4bの低圧タービンロータ(図示せず)は、低圧タービン軸7bを介してポンプ5に連結している。この低圧タービン4bは、高圧タービン4aから排出される燃焼ガスcの流体エネルギーを回転エネルギーに変換し、この回転エネルギーをポンプ5に伝達してポンプ仕事をしている。
低圧タービン4bから排出される燃焼ガス(排気ガス)dは、図示しない煙突を介し大気放出される。また、圧縮機2によって生成される圧縮空気の一部は、高圧段冷却空気e、低圧段冷却空気fとして抽気され、それぞれ高温要素部材である高圧タービン4a、低圧タービン4bの静翼及び動翼等に供給される。
図2は、本発明のガスタービン設備におけるタービン部の一実施の形態を示す断面図で、この図2において、図1に示す符号と同符号のものは同一部分である。図2に示すように、高圧タービン4aは、主として、静止側となる1段静翼8aと2段静翼9a、回転側となる1段動翼8bと2段動翼9bから成っている。
因みに、高圧タービン4aのみで表現すると、1段静翼8aは初段静翼、2段動翼9bが、最終段動翼と言い換えることが出来る。静翼8a、9aは、タービンケーシング12に装着されたリテーナリング24、1段動翼シュラウド25a、及び2段動翼シュラウド25bに支承されて、それぞれが周方向に複数枚配置されている。又、2段静翼9aの内側半径方向位置に装着された2Nダイアフム20aは、高圧段スペーサ16aの外半径位置に設けられたシールフィンと協同してラビリンスシール装置を形成している。
動翼8b、9bは、それぞれ1段ホィール13aと2段ホィール13bの外周端に装着されており、該ホィール13a、13bは、高圧段スペーサ16aを挟み込み、図示しない圧縮機と連結した高圧タービンロータ6aと高圧段側スタッキングボルト21aによってスタッキングされており、高圧タービン4aと圧縮機(図示せず)を連結する高圧タービン軸7aを形成している。
同様に、低圧タービン4bは、主として、静止側となる3段静翼10aと4段静翼11a、回転側となる3段動翼10bと4段動翼11bから成っている。因みに、低圧タービン4bのみで表現すると、3段静翼10aは初段静翼、4段動翼11bは最終段動翼と言い換えることが出来る。
静翼10a、11aは、タービンケーシング12に装着された2段動翼シュラウド25b、3段動翼シュラウド25c、及び4段動翼シュラウド25dに支承されて、それぞれが周方向に複数毎、配置される。又、4段静翼11aの内側半径方向位置に装着された3Nダイアフム20cは、低圧段スペーサ16bの外半径位置に設けられたシールフィンと協同して、ラビリンスシール装置を形成している。
動翼10b、11bは、それぞれ3段ホィール14aと4段ホィール14bの外周端に装着されている。これらのホィール14a、14bは、低圧段スペーサ16bを挟み込み、図示しないポンプと連結した低圧タービンロータ6bと低圧段側スタッキングボルト21bによってスタッキングされており、低圧タービン4bとポンプ(図示せず)を連結する低圧タービン軸7bを形成している。
即ち、本発明によるガスタービン設備は、高圧タービン4aと低圧タービン4bの2つの軸系を有しており、それぞれのタービン軸7a、7bは、3段静翼10aに装着された3Nダイアフム20bに固定された隔壁17によって、軸方向に区切られている。
又、主流ガスが通過する1段静翼8aの入口から4段動翼11bの出口に到るまでの高・低圧タービン4a、4bのガスパス15の形状は、主流ガスが軸方向に緩やかに膨張するように変化している。
又、主流ガスが通過する1段静翼8aの入口から4段動翼11bの出口に到るまでの高・低圧タービン4a、4bのガスパス15の形状は、主流ガスが軸方向に緩やかに膨張するように変化している。
この高圧タービン4aと低圧タービン4bの外周側には、前述したように、それぞれの静止部材を装着するためのタービンケーシング12が配置されている。タービンケーシング12は、水平方向に2分割であるとともに、軸方向の一方端に給気側フランジ12aを、軸方向の他方端に排気側フランジ12bを備えている。この給気側フランジ12aは、その給気側フランジ面32aが高圧タービン4aの初段である1段静翼8aの外半径側前縁部22よりも給気側に位置し、また、排気側フランジ12bは、その排気側フランジ面32bが低圧タービン4bの最終段である4段動翼11bの外半径側後縁部23よりも排気側に位置するように、タービンケーシング12の各端部に設けられている。
即ち、給気側フランジ面32aと、排気側フランジ面32bは、高圧タービン4aの初段である1段静翼8aの外半径側前縁部22と低圧タービン4bの最終段である4段動翼11bの外半径側後縁部23を結ぶ軸方向範囲の外側に位置している。
給気側フランジ12a及び排気側フランジ12bは、給気ケーシング18の給気フランジ18b、排気ケーシング19の排気フランジ19aにそれぞれで合わさり、ボルト(図示せず)締めされて一体のケーシングを形成している。
上述したケーシングの組付け構成により、タービンケーシング12は、概略、高圧タービン4aと低圧タービン4bとの間で、軸方向に一体的な構造に構成される。
次に、上述した本発明のガスタービン設備の一実施の形態の動作を図1及び図2を用いて説明する。
上述のガスタービン設備において、運転中、燃焼器2で発生する高温高圧の作動ガス(燃焼ガス)は、約1.2MPa、1200℃程度で高圧タービン4aの1段静翼8aに流入し、各段でタービン仕事をしながら圧力及び温度を低下させ、600℃程度で低圧タービン4bの4段(最終段)動翼11bを通過して、図示しない煙突から大気に開放される。このとき、高圧タービン4aと低圧タービン4bは、ほぼ同等の定格回転数で回転するように設定されている。
上述のガスタービン設備において、運転中、燃焼器2で発生する高温高圧の作動ガス(燃焼ガス)は、約1.2MPa、1200℃程度で高圧タービン4aの1段静翼8aに流入し、各段でタービン仕事をしながら圧力及び温度を低下させ、600℃程度で低圧タービン4bの4段(最終段)動翼11bを通過して、図示しない煙突から大気に開放される。このとき、高圧タービン4aと低圧タービン4bは、ほぼ同等の定格回転数で回転するように設定されている。
同時に、圧縮機2で得られる圧縮空気の一部は、250℃程度の高圧段冷却空気eとして抽気され、例えば2段静翼9aに、或いは、150℃程度の低圧段冷却空気fとして抽気され、例えば3段静翼10a、4段静翼11aに、タービンケーシング12に設けられた図示しない導入孔より、導入される。この時、タービンケーシング12の高圧タービン側と低圧タービン側で、冷却空気による温度差が発生する。その後、これらの冷却空気は、直接、翼部から、又その一部はホィール13a、13b、14a、14bと、ダイアフラム20a、20b、20c、及びスペーサ16a、16bで、それぞれに形成されるホィールスペースのシール空気としてガスパス15に排出される。
一方、動翼にも圧縮空気の一部が、冷却空気として供給されるが、本発明には直接、関与しないので、その説明を省略する。
この実施の形態においては、上述したように、給気側フランジ12aの給気側フランジ面32aと、排気側フランジ12bの排気側フランジ面32bは、高圧タービン4aの初段である1段静翼8aの外半径側前縁部22と低圧タービン4bの最終段である4段動翼11bの外半径側後縁部23を結ぶ軸方向範囲内の外側に位置する構成にしている。
従って、タービンケーシング12は、高圧タービン4aと低圧タービン4bの間で、軸方向に一体化されており、この時点で、従来の軸方向分割タイプに比べて、製作、組立てに関するイニシャルコストが削減される。また、供給される冷却空気のリーク流出面を、1つ削除したことにもなっている。
従って、タービンケーシング12は、高圧タービン4aと低圧タービン4bの間で、軸方向に一体化されており、この時点で、従来の軸方向分割タイプに比べて、製作、組立てに関するイニシャルコストが削減される。また、供給される冷却空気のリーク流出面を、1つ削除したことにもなっている。
次に、高圧段冷却空気eと低圧段冷却空気fは、それぞれの空気温度の違いから、タービンケーシング12の高圧タービン4a側と低圧タービン4b側に、温度差を発生する。しかし、高圧タービン4a側と低圧タービン4b側とは、タービンケーシング12の一体化によってその軸方向への熱伝導の妨げを抑止して、比較的、均一な温度分布を形成する。
即ち、軸方向に分割されたタービンケーシングでは、フランジ面での接触熱抵抗によって、ケーシング内での熱の流入出が滞り、高圧側と低圧側での半径方向の熱伸び差が、連結しているフランジ部の固定ボルトに剪断力として懸ることになるので、対応できるボルト径、またフランジ幅が必要となる。
更に、温度の不均一は、タービンケーシングの熱伸びに影響して、不均一な動翼のチップクリアランスを与えることになる。その結果、動翼先端の接触、或いは、計画間隙以上の大きな間隙が部分的には生じて、性能を損なう要因になる。
上記のように、本発明に係わるタービンケーシング12は、そのメタル温度差を極力小さくすることができ、過多な熱応力の発生を抑制する。また、同様に、メタル温度を均一化し、均等なタービンケーシング12の熱伸びを達成できるので、タービンケーシング12に支承された各動翼シュラウド25a、25b、25c、25dの半径方向への移動量も均一化され、均一なチップクリアランスを提供することができる。したがって、ガスタービンとしての信頼性を向上させると共に、性能を向上することができる。
また、高圧タービン4aと低圧タービン4bは、ほぼ同等の定格回転数で回転するように設定したので、全段で適正な速度三角形が実現でき、ガスパスの急激な半径方向の変化を必要としない。仮に、図2に示した構成において、タービンケーシング12が軸方向に分割されて、中間部材が備えられている場合を考えると(図示せず)、この場合、単純に、タービンケーシング12からのリークの流出面が2箇所増加することなる。また、低圧側と中間部材、中間部材と高圧側を連結する時、必然的にガスパスへのリークが発生して、空力的な性能低下をひき起こす。更に、中間部材は、ガスパスの構成要素でもあり、高圧段と低圧段の間に位置する配置では、冷却が必要となる。
しかしながら、上記のような実施の形態においては、タービンケーシング12を一体型の構成としたことにより、部品点数の削減と共に、不要な冷却・リーク空気流量を排除することができ、プラントの効率を向上させることができる。
しかしながら、上記のような実施の形態においては、タービンケーシング12を一体型の構成としたことにより、部品点数の削減と共に、不要な冷却・リーク空気流量を排除することができ、プラントの効率を向上させることができる。
更に、従来、高圧タービンと低圧タービンで、タービンケーシングが軸方向に分割されている場合は、翼寿命との関連から高圧側を重点的に分解していたが、タービンケーシング12をその軸方向において一体型として構成したことにより、全段での開放点検が可能であると共に、分解・組立に要する労力は、殆ど変わりないものである。
本発明の実施の形態によれば、タービンケーシングを、高圧タービンの初段と低圧タービンの最終段までの間で、軸方向に一体型に構成したので、2軸のガスタービン設備における製造コストの低減、製造工程の短縮、及びタービンケーシングのフランジ部に作用する熱応力によるクリアランス変動を抑え、性能を維持することができる。
また、高圧タービンと低圧タービンとの両軸の定格回転数をほぼ同等としたので、タービンの高圧段と低圧段を連結する中間部材が不要になる。その結果、冷却用に抽気する圧縮空気量を削減し、更に、部材間からのリーク空気流量が低減し、信頼性が高く、プラント効率を向上させることができる。
1 ガスタービン
2 圧縮機
3 燃焼器
4a 高圧タービン
4b 低圧タービン
7a 高圧タービン軸
7b 低圧タービン軸
12 タービンケーシング
17 隔壁
22 外半径側前縁部
23 外半径側後縁部
32a 給気側フランジ面
32b 排気側フランジ面
2 圧縮機
3 燃焼器
4a 高圧タービン
4b 低圧タービン
7a 高圧タービン軸
7b 低圧タービン軸
12 タービンケーシング
17 隔壁
22 外半径側前縁部
23 外半径側後縁部
32a 給気側フランジ面
32b 排気側フランジ面
Claims (3)
- 圧縮空気を生成する圧縮機と、この圧縮機からの圧縮空気と燃料とを混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、この燃焼器からの燃焼ガスにより回転駆動する高圧タービンと、この高圧タービンから排出された排出ガスにより回転駆動する低圧タービンとを備え、前記高圧タービンと前記低圧タービンとの軸系が分離構造である2軸形式のタービン設備において、一方端が前記高圧タービンにおける初段静翼の外半径側前縁部に、他方端が前記低圧タービンにおける最終段動翼の外半径側後縁部に至り、軸方向で一体型に形成されたタービンケーシングと、前記タービンケーシングの一方端と他方端に、それぞれ給気ケーシング、排気ケーシングに連結するように設けた連結手段とを備えたことを特徴とするタービン設備。
- 請求項1記載のタービン設備において、前記高圧タービンは、前記タービンケーシングの内側に装着した複数のシュラウドと、各シュラウドに支承した静翼と、そのロータに設けたホィールに装着した複数の動翼とを備え、前記低圧タービンは、前記高圧タービンの最終段側におけるタービンケーシング内側のシュラウドとロータ側の隔壁との間に設けた静翼と、前記タービンケーシングの内側に装着した複数のシュラウドと、各シュラウドに支承した静翼と、そのロータに設けたホィールに装着した複数の動翼とを備えたことを特徴とするタービン設備。
- 請求項1又は2に記載のガスタービン設備において、前記高圧タービンと前記低圧タービンの定格回転数を、ほぼ同一回転数に設定したことを特徴とするガスタービン設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2004
- 2004-10-18 JP JP2004302571A patent/JP2006112374A/ja active Pending
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