JP2006108925A - 再生装置、再生方法、及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置の表示画面が小さかったり解像度が低かったりする場合でも、見やすいインデックス一覧表示を行うことができる再生装置を提供する。
【解決手段】 コンテンツマネージメントファイル210の内容を読み込み、属性がフォルダ以外のアイテムの項目を抽出し、このアイテムだけで構成された簡易コンテンツマネージメントファイルを作成して、ディスク113に記録する。ディスク113内のフォルダに既に記録してあるファイルの編集・消去を禁止し、前記抽出された、属性がフォルダ以外のアイテムをメインマイコン122内に有するRAMに格納し、このRAMに格納されたファイル情報を基に、インデックス一覧表示を行う。
【選択図】 図7
【解決手段】 コンテンツマネージメントファイル210の内容を読み込み、属性がフォルダ以外のアイテムの項目を抽出し、このアイテムだけで構成された簡易コンテンツマネージメントファイルを作成して、ディスク113に記録する。ディスク113内のフォルダに既に記録してあるファイルの編集・消去を禁止し、前記抽出された、属性がフォルダ以外のアイテムをメインマイコン122内に有するRAMに格納し、このRAMに格納されたファイル情報を基に、インデックス一覧表示を行う。
【選択図】 図7
Description
本発明は、記録媒体から情報データファイル等を再生することが可能なディスクビデオカメラなどの再生装置、及びこの再生装置を用いた再生方法、並びに前記再生方法を実現するための制御プログラムに関する。
従来、画像データをデジタルデータとして、メモリカードや光ディスクなどのランダムアクセス可能な記録媒体に記録する記録再生装置が知られている。
この種の記録再生装置においては、画像データをファイルとして管理するのが一般的であり、また記録媒体に記録されたコンテンツを階層構造のフォルダに分類して管理することで、記録媒体に大量に記録されたコンテンツを容易に扱えるようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
すなわち、上記記録再生装置では、記録媒体に記録されたファイルの内容を識別するための索引情報であるインデックスの一覧画面を例えばツリー状の表示形式で階層的に表示装置に表示し(インデックス一覧表示)、ユーザは、このインデックス一覧表示を参照して所望のファイルを指定することができる。
特開2002−278996号公報
しかしながら、上記従来の記録再生装置では、階層構造で記録された記録媒体内のファイルのインデックス一覧表示を行う場合に、次のような問題があった。
(1)階層に関する情報や、インデックスとファイルの関連情報など多くの情報をマイコンの処理で使用するために、容量の大きいメモリ(RAM)が必要となり、コスト高となるという問題がある。
(2)ビデオカメラの液晶パネルなど、可搬型の記録再生装置に装着されている小型の液晶画面等で、前記インデックスの一覧画面をツリー状の表示形式で階層的に表示しようとしても、使用者にとって非常に見にくい表示となるといった問題もあった。
(1)階層に関する情報や、インデックスとファイルの関連情報など多くの情報をマイコンの処理で使用するために、容量の大きいメモリ(RAM)が必要となり、コスト高となるという問題がある。
(2)ビデオカメラの液晶パネルなど、可搬型の記録再生装置に装着されている小型の液晶画面等で、前記インデックスの一覧画面をツリー状の表示形式で階層的に表示しようとしても、使用者にとって非常に見にくい表示となるといった問題もあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、表示装置の表示画面が小さかったり解像度が低かったりする場合でも、見やすいインデックス一覧表示を行うことができる再生装置、再生方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、マイコンのメモリ容量が少なかったり、処理速度が低くかったりする場合でも、複雑な記録を行った記録媒体内のデータを再生することができる再生装置、再生方法、及び制御プログラムを提供することを他の目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、複数階層から構成される複数のフォルダに格納されて管理されている複数の情報データファイルと、前記複数のフォルダ及び前記情報データファイルの構成を管理する管理ファイルとが記録された記録媒体から、前記情報データファイルと前記管理ファイルを再生する再生手段と、前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルに関する情報の一覧画面を、前記フォルダの構成を表示せずに表示装置に表示する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数階層から構成される複数のフォルダに格納されて管理されている複数の情報データファイルと、前記複数のフォルダ及び前記情報データファイルの構成を管理する管理ファイルとが記録された記録媒体から、前記情報データファイルと前記管理ファイルを再生する再生工程と、前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルに関する情報の一覧画面を、前記フォルダの構成を表示せずに表示装置に表示する制御工程とを有することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、複数階層から構成される複数のフォルダに格納されて管理されている複数の情報データファイルと、前記複数のフォルダ及び前記情報データファイルの構成を管理する管理ファイルとが記録された記録媒体から、前記情報データファイルと前記管理ファイルを再生するステップと、前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルに関する情報の一覧画面を、前記フォルダの構成を表示せずに表示装置に表示するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、表示装置の表示画面が小さかったり、解像度が低かったりする場合でも、見易い表示を行うことができる。
また、マイコン等の制御手段で使用するメモリの容量が少なくても、複雑な記録を行った記録媒体内のデータを再生することができ、また、処理能力の低いマイコンでも対応することが出来るため、再生装置をローコストで実現することができる。
本発明の再生装置、再生方法、及び制御プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の再生装置は、例えばディスクビデオカメラに適用される。
[第1の実施の形態]
<ディスクビデオカメラのハード構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る再生装置を含むディスクビデオカメラのハード構成を示すブロック図である。
<ディスクビデオカメラのハード構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る再生装置を含むディスクビデオカメラのハード構成を示すブロック図である。
このディスクビデオカメラは、カメラ部100を備えている。カメラ部100は、撮影レンズ101、絞り102、撮像素子103、CDS/AGC回路104、デジタル信号処理回路105、フレームメモリ106、及び画素数調整回路107から成る。
撮影レンズ101は、被写体を取り込み、絞り102は、撮像素子103への光量を制御する。撮像素子103は、取り込んだ被写体を画像信号に変換し、CDS/AGC回路104は、撮像素子103からの画像信号をサンプルホールドし、適正な信号レベルにする。デジタル信号処理回路105は、CDS/AGC回路104からの画像信号をA/D変換し、デジタル信号処理を行い、フレームメモリ106は、デジタル信号処理回路105からの生データを1フレーム分ずつ蓄積する。画素数調整回路107は、後述のMPEG方式での記録が出来るように、フレームメモリ106の画素の画素数を調整する。
一方、音声を集音する超指向性のマイクロフォン109の出力側が増幅器110とA/Dコンバータ111を介して画像/音声データバス108に接続されている。増幅器110はマイクロフォンからの音声信号を適当なレベルまで増幅し、A/Dコンバータ111は前記増幅された音声信号をデジタル化する。
そして、前記画素数調整回路107及びA/Dコンバータ111の出力側が、各ブロック間の画像データおよび音声データが行き来する画像/音声データバス108に接続されている。
さらに、画像/音声データバス108には、MPEGコーデック112、NTSCエンコーダ114、D/Aコンバータ116、及び液晶ドライバ119が接続されている。MPEGコーデック112は、前記画像/音声データバス108からのデジタル画像信号およびデジタル音声信号をMPEG圧縮すると共に、リムーバブルディスク113に記録されたMPEG圧縮データを伸長する。NTSCエンコーダ114は、前記画像/音声データバスからのデジタル画像信号をアナログ化し、ビデオ出力端子115に出力する、D/Aコンバータ116は、前記画像/音声データバス108からのデジタル音声信号をアナログ化し、オーディオ出力端子117に出力する。液晶ドライバ119は、前記画像/音声データバス108からのデジタル画像信号をアナログ化し、液晶ディスプレイ118を駆動する。液晶ディスプレイ118は、液晶ドライバ119によってアナログ化されたデジタル画像信号を表示する。
また、カメラ全体のモードを制御したり、操作キー120の操作を読んで各種機能の実行を制御するメインマイコン122は、制御バス121に接続されている。すなわち、制御バス121は、メインマイコン122からの制御信号や、操作キー120からの制御信号が行き来するバスであり、カメラ部100、液晶ドライバ119、及び操作キー120等に接続されている。なお、メインマイコン122には、不揮発性メモリであるEEPROM123が接続されており、このEEPROM123には、メインマイコン122の設定や、メインマイコン122で収集された各種データが保存される。
<ディスクの記録内容>
図2(a),(b)は、図1のリムーバブルディスク113の記録内容の一例を示す概念図である。
図2(a),(b)は、図1のリムーバブルディスク113の記録内容の一例を示す概念図である。
上記リムーバブルディスク113には、コンテンツマネージメントファイルによってコンテンツを階層的に扱う(階層記録・階層表示)ことができるフォーマット規格(以下、階層記録フォーマットと記す)で、図2(a),(b)に示すようにフォルダ及びファイルが記録されている。すなわち、リムーバブルディスク113は、前記階層記録フォーマットの階層記録・階層表示に対応している機種(以下、対応機器Aと記す)を用いてコンテンツを記録したものである。なお、対応機器Aは、上記の図1に示した構成のディスクビデオカメラであって、前記階層記録フォーマットの階層記録・階層表示に対応している機種である。
I.階層記録フォーマット
対応機器Aによってリムーバブルディスク113の記録内容のインデックス一覧表示を行った場合は、図2(a)に示すようなツリー状に階層記録されている内容が表示される。前記階層記録フォーマットによれば、ファイルシステム(OS(operating system)が管理するディスク内ファイルの管理情報)上は図2(b)に示すように記録されているが、この図2(b)に示すファイル構造はユーザには見せず、コンテンツマネージメントファイル210によって仮想フォルダが規定され、図2(a)に示すツリー状の仮想的な階層記録構造のみがユーザから見えるようになっている。
対応機器Aによってリムーバブルディスク113の記録内容のインデックス一覧表示を行った場合は、図2(a)に示すようなツリー状に階層記録されている内容が表示される。前記階層記録フォーマットによれば、ファイルシステム(OS(operating system)が管理するディスク内ファイルの管理情報)上は図2(b)に示すように記録されているが、この図2(b)に示すファイル構造はユーザには見せず、コンテンツマネージメントファイル210によって仮想フォルダが規定され、図2(a)に示すツリー状の仮想的な階層記録構造のみがユーザから見えるようになっている。
図2(a)に示す階層記録構造によれば、「root」フォルダ201は、「結婚式」フォルダ202の親フォルダであるが、ディスク媒体の領域そのものを示し、フォルダとして見えることはない。「結婚式」フォルダ202は、「二次会」フォルダ203、「挙式」ファイル206及び「披露宴」ファイル207の親フォルダであり、「二次会」フォルダ203は、「入場」ファイル204と「余興」ファイル205の親フォルダである。
図2(b)に示す、ファイルシステム上のファイル構造によれば、「root」フォルダ208は、「100abcde」フォルダ209の親フォルダであり、「100abcde」フォルダ209は、「MOV_0001.CMF」ファイル210(上記コンテンツマネージメントファイル210に相当)、「MOV_0001.MPG」ファイル211、「MOV_0002.MPG」ファイル212、「MOV_0003.MPG」ファイル213、及び「MOV_0004.MPG」ファイル214の各ファイルの親フォルダである。
そして、「入場」ファイル204、「余興」ファイル205、「挙式」ファイル206、及び「披露宴」ファイル207の各々のファイルシステム上の実体は、それぞれ「MOV_0003.MPG」ファイル213、「MOV_0004.MPG」ファイル214、「MOV_0001.MPG」ファイル211、及び「MOV_0002.MPG」ファイル212である。
II.コンテンツマネージメントファイルの内容
図3は、第1の実施の形態に係るコンテンツマネージメントファイル210の内容を示す説明図である。
図3は、第1の実施の形態に係るコンテンツマネージメントファイル210の内容を示す説明図である。
同図において、301は、前記図2(a)の「結婚式」フォルダ202の情報を示し、属性がフォルダであって、タイトル名は「結婚式」、フォルダの中に3つアイテムがある事を示し、親フォルダは「root」201であることを示している。
また、302は、前記図2(a)の「挙式」ファイル206の情報を示し、属性は動画のファイルであって、タイトル名は「挙式」、親フォルダは「結婚式」フォルダ202、ファイルシステム上の実体は「MOV_0001.MPG」ファイル211であって、記録時間は「15分39秒」であることを示している。
以下同様に、図3の303〜306に示すように、4つのアイテムについて情報が記録されており、これを元に前記図2(a)のツリー構造が構築されている。
<対応機器Aによるディスクの再生動作>
図4は、対応機器Aによるインデックス一覧表示の一例を示す表示画面図であり、前述の図2(a),(b)に示したような階層記録フォーマットでコンテンツが記録されているリムーバブルディスク113のインデックス一覧表示を対応機器Aで行った場合の一例を示している。
図4は、対応機器Aによるインデックス一覧表示の一例を示す表示画面図であり、前述の図2(a),(b)に示したような階層記録フォーマットでコンテンツが記録されているリムーバブルディスク113のインデックス一覧表示を対応機器Aで行った場合の一例を示している。
対応機器Aは、インデックス一覧表示に先立って、前記コンテンツマネージメントファイル210をすべて読み込んで、前記メインマイコン122内に有するRAMに格納し、これより以後は該RAM内の情報によって動作する。すなわち、メインマイコン122は、RAMに格納された前記コンテンツマネージメントファイル210の内容から、コンテンツのファイルが格納されているフォルダの階層を検出する(本実施の形態では2階層)。 そして、この検出結果によって、例えば図4に示すように、2階層のフォルダ202,203にそれぞれ対応するフォルダ表示情報202a,203aと共に、これらフォルダ202,203に格納されたファイル204,205,206,207にそれぞれ対応するファイル表示情報204a,205a,206a,207aをツリー状に液晶ディスプレイ118に表示する。
液晶ディスプレイ118上に表示されたファイル表示情報204a〜207aは、カメラ本体に装着された十字キーなどの操作により、いずれかを選択することができ、図4の例では、「入場」ファイル204に対応するファイル表示情報204aが選択されている。この状態でカメラ本体の再生キーを押すと、「入場」ファイル204の実体である「MOV_0003.MPG」ファイル213が再生される。
<非対応機器Bによるディスクの再生動作>
I.主要な動作
上記の対応機器Aに対して、前述の階層記録フォーマットの階層記録・階層表示に対応していない機種(以下、非対応機器Bと記す)での動作について、以下に説明をする。
I.主要な動作
上記の対応機器Aに対して、前述の階層記録フォーマットの階層記録・階層表示に対応していない機種(以下、非対応機器Bと記す)での動作について、以下に説明をする。
なお、非対応機器Bは、上記の図1に示した構成を有するが、液晶ディスプレイ118の表示能力は対応機器Aよりも劣るものとする。例えば、非対応機器Bの液晶ディスプレイ118は、対応機器Aのそれよりも小型または解像度が低いものとする。
非対応機器Bでは、前記コンテンツマネージメントファイル210に記述してあるアイテムのうち、属性がフォルダ以外のアイテム(つまりファイル情報)のみを読み込んで、メインマイコン122の内に有するRAMに格納する。メインマイコン122は、このRAMに格納されたファイル情報を基に、インデックス一覧表示を行う。この場合の表示例を図5に示す。
図5は、非対応機器Bによるインデックス一覧表示の一例を示す画面図である。
同図に示すように、非対応機器Bによるインデックス一覧表示では、フォルダ表示情報は一切表示せずに、フォルダ202,203に格納されたファイル204,205,206,207にそれぞれ対応するファイル表示情報204b,205b,206b,207bを平面的に並べて液晶ディスプレイ118に表示する。
液晶ディスプレイ118上に表示されたファイル表示情報204b〜207bは、カメラ本体に装着された上下キーなどの操作により、いずれかを選択することができ、図5の例では、「入場」ファイル204に対応するファイル表示情報204bが選択されている。この状態でカメラ本体の再生キーを押すと、「入場」ファイル204の実体である「MOV_0003.MPG」ファイル213が再生される。
また、この非対応機器Bによるインデックス一覧表示の画面には、フォルダに記録されたファイルがあること(つまり、装着されたディスク113は対応機器Aによってデータが記録されたものである事)を示す警告表示501が表示され、これによって、ディスク113の読み出しは許可されるが、ファイルの編集・消去は禁止されている事が示される。
また、非対応機器Bは、前記コンテンツマネージメントファイル210の読み込みの際、図6に示すような、非対応機器Bで使用する項目601〜604(属性がフォルダ以外のファイルの情報)だけで構成されたコンテンツマネージメントファイルを作成し、このコンテンツマネージメントファイルを、「MOV_0002.CMF」のファイル名で非対応機器B用の簡易コンテンツマネージメントファイルとして、ディスク113の「100abcde」フォルダ209に書き込んでおき、次回以降のコンテンツマネージメントファイルの読み込み時に、この簡易コンテンツマネージメントファイルを使用する構成としても良い。
II.インデックス一覧表示動作の全体的な流れ
次に、上記した主要な動作で説明したインデックス一覧表示動作の全体的な流れについて、図7を参照して説明する。
次に、上記した主要な動作で説明したインデックス一覧表示動作の全体的な流れについて、図7を参照して説明する。
図7は、非対応機器Bによるインデックス一覧表示動作を示すフローチャートである。この動作は、非対応機器Bのメインマイコン122により実行される。
まずステップS701では、上記した簡易コンテンツマネージメントファイルが存在するか否かを判定し、簡易コンテンツマネージメントファイルが存在する場合には、ステップS702に進んで、この簡易コンテンツマネージメントファイルの内容を読み込み、メインマイコン122内に有するRAMに格納する。そして、メインマイコン122は、ステップS709において、前記RAMに格納されたファイルの情報を基に、図5に示すようなインデックス一覧表示を行う。
一方、前記ステップS701において、簡易コンテンツマネージメントファイルが存在しないと判定された場合には、ステップS703へ進んで、コンテンツマネージメントファイル210の内容を読み込み、さらにステップS704において、コンテンツマネージメントファイル210に記述してあるアイテムのうち、属性がフォルダのアイテムが存在するか否かを判定する。
属性がフォルダのアイテムが存在しない場合は、コンテンツマネージメントファイル210に記述してあるアイテムは、属性がファイルのアイテムだけであるので、ステップS709へ進んで図5に示すようなインデックス一覧表示を行う。
前記ステップS704において属性がフォルダのアイテムが存在する場合には、次のステップS705において属性がフォルダ以外のアイテムの項目を抽出し、さらにステップS706で、このアイテムだけで構成された簡易コンテンツマネージメントファイルを作成して、例えば「MOV_0002.CMF」のファイル名で、ディスク113の「100abcde」フォルダ209に記録する。
その後のステップS707では、ディスク113内のフォルダに既に記録してあるファイルの編集・消去を禁止し、続くステップS708では、その旨を示す警告表示501を液晶ディスプレイ118に表示する。
そして、ステップS709において、前記ステップS705で抽出された、属性がフォルダ以外のアイテム(つまりファイル情報)を、メインマイコン122内に有するRAMに格納し、このRAMに格納されたファイル情報を基に、図5に示すようなインデックス一覧表示を行う。
このように、本実施の形態においては、階層構造をもつフォルダによって管理されている複数のファイルが記録されたディスクのインデックス一覧表示を行う際に、フォルダの階層を表示せずに、各フォルダに格納されているファイルのみの一覧を表示することで、携帯機器などの少ないリソースでインデックス一覧表示を行うことが可能になる。
また、記録したコンテンツを階層的に分類して管理が出来るフォーマット(階層記録フォーマット)で記録されたディスクの再生時に、簡易的な記録内容管理ファイルである簡易コンテンツマネージメントファイルに変換してから各コンテンツを扱うことが出来るため、より少ないマイコンのRAM容量で、複雑な記録を行ったディスクの再生を行うことが出来る。また同時に、処理能力の低いマイコンでも対応することが出来るため、ローコストの記録再生装置を実現することが可能である。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、前述の階層記録フォーマットで記録されているディスク113に対して、非対応機器Bによってコンテンツを記録する場合について説明する。
本実施の形態では、前述の階層記録フォーマットで記録されているディスク113に対して、非対応機器Bによってコンテンツを記録する場合について説明する。
<非対応機器Bによるディスクへの記録動作>
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る非対応機器Bによるディスクへの記録動作を示すフローチャートである。また、図9は、第2の実施の形態に係るコンテンツマネージメントファイル210の内容を示す説明図である。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る非対応機器Bによるディスクへの記録動作を示すフローチャートである。また、図9は、第2の実施の形態に係るコンテンツマネージメントファイル210の内容を示す説明図である。
図8のステップS1101からステップS1106までは、前述した図7で説明したステップS701〜ステップS706と同様の処理を行う。前記ステップS1106において、前記簡易コンテンツマネージメントファイルを作成してディスク113に記録した後、ステップS1107へ進む。
ステップS1107では、元々記録されているコンテンツマネージメントファイル210に、図9の1007に示すように、簡易コンテンツマネージメントファイルの存在を示す情報を記録する。続くステップS1108では、ディスク113内のフォルダに既に記録してあるファイルの編集・消去を禁止する。
そしてステップS1109において、コンテンツの記録開始の指示を待ち、記録開始の指示があれば、ステップS1110へ進んで、そのコンテンツの記録終了を待つ。コンテンツの記録終了後のステップS1111では、図10に示すように新規に記録された「MOV_0005」ファイル815が生成され、さらにステップS1112において、簡易コンテンツマネージメントファイルが更新される。なお、図10は、本第2の実施の形態に係る、ディスク113に記録されたフォルダ及びファイルの構成を示す概念図であり、図11は、前記更新後の簡易コンテンツマネージメントファイルの内容を示す説明図である。
図11において、アイテム905が新規に記録されたファイルを示す情報であり、属性は動画のファイルであって、タイトル名は「MOV_0005」、親フォルダは「root」、ファイルシステム上の実体は、図10に示した「MOV_0005.MPG」ファイル816であって、記録時間は「10分48秒」であることを示している。
なお、本実施の形態の非対応機器Bでは、記録される動画ファイルは必ず最上位の「root」フォルダ201の直下に置かれ、記録直後のタイトルは、ファイルシステム上でのファイル名から拡張子「.MPG」を除いた名称が使われるが、記録した日時を示す名称を用いても良い。
本実施の形態によれば、非対応機器Bでコンテンツの記録を行う場合、簡易コンテンツマネージメントファイル(簡易的な記録内容管理ファイル)によって管理を行うため、既に記録されている階層構造を破壊することがなく、コンテンツの記録を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、不揮発性メモリを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
101 撮影レンズ
103 撮像素子
105 デジタル信号処理回路
108 画像/音声データバス
112 MPEGコーデック
113 リムーバブルディスク
118 液晶ディスプレイ
119 液晶ドライバ
120 操作キー
121 制御バス
122 メインマイコン
123 EEPROM
103 撮像素子
105 デジタル信号処理回路
108 画像/音声データバス
112 MPEGコーデック
113 リムーバブルディスク
118 液晶ディスプレイ
119 液晶ドライバ
120 操作キー
121 制御バス
122 メインマイコン
123 EEPROM
Claims (10)
- 複数階層から構成される複数のフォルダに格納されて管理されている複数の情報データファイルと、前記複数のフォルダ及び前記情報データファイルの構成を管理する管理ファイルとが記録された記録媒体から、前記情報データファイルと前記管理ファイルを再生する再生手段と、
前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルに関する情報の一覧画面を、前記フォルダの構成を表示せずに表示装置に表示する制御手段とを備えることを特徴とする再生装置。 - 前記制御手段は、前記情報データファイルのうち、前記複数階層からなるフォルダに格納されている情報データファイルについても、前記フォルダの構成を表示せずに前記情報データファイルに関する情報を表示することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
- 前記制御手段は更に、前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルがそれぞれ格納されているフォルダの階層が少なくとも二階層以上あることを検出し、この検出結果に応じて、前記表示されている情報データファイルのフォルダの階層が二階層以上ある旨の情報を前記情報データファイルに関する情報と共に表示することを特徴とする請求項1または2記載の再生装置。
- 前記制御手段は更に、前記検出結果に基づき、前記二階層以上のフォルダに格納された情報データファイルに関する所定の情報のみを前記管理ファイルより抽出して第2の管理ファイルを生成することを特徴とする請求項3記載の再生装置。
- 前記制御手段は更に、前記第2の管理ファイルの存在を示す情報を前記管理ファイルに付加することを特徴とする請求項4記載の再生装置。
- 前記制御手段は更に、前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルがそれぞれ格納されているフォルダの階層が少なくとも二階層以上あることを検出し、この検出結果に基づいて、前記記録媒体に記録されている情報データファイルの消去指示があった場合でも、前記二階層以上のフォルダに格納されている情報データファイルの消去を不可とすることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
- 前記記録媒体に対して新たに情報データファイルを記録する記録手段を備え、前記制御手段は、前記新たに記録する情報データファイルを最上位の階層のフォルダに格納して管理するための第2の管理ファイルを生成することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
- 前記制御手段は、前記複数の情報データファイルのタイトルの一覧画面を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
- 複数階層から構成される複数のフォルダに格納されて管理されている複数の情報データファイルと、前記複数のフォルダ及び前記情報データファイルの構成を管理する管理ファイルとが記録された記録媒体から、前記情報データファイルと前記管理ファイルを再生する再生工程と、
前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルに関する情報の一覧画面を、前記フォルダの構成を表示せずに表示装置に表示する制御工程とを有することを特徴とする再生方法。 - コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
複数階層から構成される複数のフォルダに格納されて管理されている複数の情報データファイルと、前記複数のフォルダ及び前記情報データファイルの構成を管理する管理ファイルとが記録された記録媒体から、前記情報データファイルと前記管理ファイルを再生するステップと、
前記管理ファイルに基づいて、前記複数の情報データファイルに関する情報の一覧画面を、前記フォルダの構成を表示せずに表示装置に表示するステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004290562A JP2006108925A (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | 再生装置、再生方法、及び制御プログラム |
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