JP2006107637A - 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 - Google Patents

磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁気テープと磁気ヘッドとの貼り付きによって、磁気ヘッド及び磁気テープの表面が損傷することを防止できる磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法を提供する。
【解決手段】 磁気テープに磁気ヘッドを摺接させつつ磁気記録・再生を行う際に、搬送速度検出部によって磁気テープの搬送速度を検出し、搬送速度検出部に検出された磁気テープの搬送速度に基づいて、ヘッド位置調整機構によって磁気ヘッドを磁気テープの表面に対して垂直に進退駆動する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法に関し、特に、磁気ヘッドの位置を調整する磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法に関する。
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる磁気記録媒体として磁気テープが使用されている。磁気テープに磁気記録・再生を行う場合には、磁気記録再生装置に備えられた磁気ヘッドに磁気テープを摺動させた状態で、該磁気ヘッドから磁気信号の書き込み及び読み込みを行う。
現在、磁気テープの表面の平滑化が進んでいる。磁気テープの表面が平滑であるほど、該磁気テープが磁気ヘッドに貼り付きやすくなることが知られている。そこで、下記特許文献1のように磁気記録・再生時に磁気テープが磁気ヘッドに貼り付くことを防止するとともに、その一方で、磁気テープに必要な耐久性を確保するように、磁気テープの表面には適度に凹凸が形成されている。
特開2001−110164号公報
しかし、近年では記録密度を向上するため、磁気テープの表面がより一層の平滑化が図られている。そして、磁気テープが磁気ヘッドに貼り付きやすくなることが懸念されており、更なる改善の余地があった。特に、磁気テープにおける、磁気記録・再生時に走行が折り返される部分(折り返し部)である磁気テープの記録開始部(BOT(Beginning of Tape)部)及び記録終了部(EOT(End of Tape)部)では、磁気ヘッドと磁気テープとが摺接する面同士の静止摩擦力が大きく、磁気テープを繰り返し走行させることで、磁気ヘッド及び磁気テープの表面が損傷してしまうことが懸念されている。
磁気記録・再生時に、搬送される磁気テープのテンションを制御して磁気テープが磁気ヘッドに貼り付いてしまう機構も提案されているが、この場合、磁気テープのテンションを大幅に低減する必要があり、磁気テープの走行性や磁気テープの巻姿が劣化することが懸念されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、磁気テープと磁気ヘッドとの貼り付きによって磁気ヘッド及び磁気テープの表面が損傷することを防止できる、磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1) 磁気テープに磁気記録・再生を行う磁気記録再生装置であって、
前記磁気テープと摺接するように設けられ、前記磁気テープに磁気記録・再生可能な磁気ヘッドと、
前記磁気テープの搬送速度を検出するための搬送速度検出部と、を備え、
前記搬送速度検出部に検出された前記磁気テープの搬送速度に基づいて、前記磁気ヘッドを前記磁気テープの表面に対して進退駆動可能なヘッド位置調整機構が設けられていることを特徴とする磁気記録再生装置。
(2) 前記ヘッド位置調整機構が、前記磁気ヘッドを備えた基板と、アクチュエータとを有し、前記アクチュエータが、前記基板を移動可能に支持するボイスコイルモータと、前記ボイスコイルモータに前記基板を移動させるための駆動力を供給する積層型の圧電素子とから構成さていることを特徴とする上記(1)に記載の磁気記録再生装置。
(3) 前記圧電素子がチタン酸バリウム(BaTiO)又はチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(ZiTi)O)からなる圧電セラミクスを複数枚積層した構成であることを特徴とする上記(2)に記載の磁気記録再生装置。
(4) 前記磁気テープに予め書き込まれたサーボ信号を読み込むことで前記磁気テープの折り返し部を検出するテープ位置検出部を備えていることを特徴とする上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
(5) 前記搬送速度検出部が前記磁気テープの搬送速度をパルス信号として検出するロータリーエンコーダを有し、前記ロータリーエンコーダによって検出されたパルス信号のパルス間隔に基づいて前記磁気テープの搬送速度の変化を算出するタイミング回路が設けられていることを特徴とする上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
(6) 磁気テープに磁気ヘッドによって磁気記録・再生を行う磁気記録再生方法であって、
前記磁気テープに磁気記録・再生する際に、前記磁気テープの搬送速度を搬送速度検出部で検出し、前記搬送速度検出部に検出された前記磁気テープの搬送速度に基づいて、ヘッド位置調整機構により前記磁気ヘッドを前記磁気テープの表面に対して進退駆動することを特徴とする磁気記録再生方法。
(7) 前記ヘッド位置調整機構が、前記磁気ヘッドを備えた基板と、アクチュエータとを有し、前記アクチュエータが、前記基板を移動可能に支持するボイスコイルモータと、前記ボイスコイルモータに前記基板を移動させるための駆動力を供給する積層型の圧電素子とから構成されていることを特徴とする上記(6)に記載の磁気記録再生方法。
(8) 前記圧電素子がチタン酸バリウム(BaTiO)又はチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(ZiTi)O)からなる圧電セラミクスを複数枚積層した構成であることを特徴とする上記(7)に記載の磁気記録再生方法。
(9) 前記磁気テープに予め書き込まれたサーボ信号を読み込むことで前記磁気テープの折り返し部を検出するテープ位置検出部を備えていることを特徴とする上記(6)から(8)のいずれか1つに記載の磁気記録再生方法。
(10) 前記搬送速度検出部が前記磁気テープの搬送速度をパルス信号として検出するロータリーエンコーダを有し、前記ロータリーエンコーダによって検出されたパルス信号のパルス間隔に基づいてタイミング回路で前記磁気テープの搬送速度の変化を算出することを特徴とする上記(6)から(9)のいずれか1つに記載の磁気記録再生方法。
本発明の磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法は、前記磁気テープの搬送速度に基づいて、ヘッド位置調整機構によって磁気ヘッドを進退駆動させることができるため、磁気テープの表面に摺接する磁気ヘッドの突き出し量を適宜制御することができる。そして、磁気テープの折り返し部において、磁気ヘッドの突き出し量を小さくすれば、磁気テープと磁気ヘッドとが摺接する面同士の静止摩擦力を小さくすることができる。こうすれば、磁気テープに凹凸を形成するなどの表面加工を施す必要がなく、磁気テープの耐久性を低下させることないうえ、磁気記録・再生時において、走行する磁気テープが磁気ヘッドに貼り付いてしまうことを防止できる。このため、磁気テープを繰り返し走行させる場合にも、磁気テープの面が損傷してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、磁気テープと磁気ヘッドとの貼り付きや磁気テープが損傷することを防止できる磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法を提供できる。
以下、本発明に係る磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の磁気記録再生装置の構成を説明する図である。図1に示すように、磁気記録再生装置10は、磁気テープTをローディングし、搬送経路によって搬送させる搬送機構を有している。
磁気記録再生装置10は、サプライリール1とテイクアップリール2とを備えている。 サプライリール1は、予め磁気テープTを巻回させたものである。磁気テープTを搬送させる際には、該磁気テープTの先端をテイクアップリール2に巻き付け、サプライリール1及びテイクアップリール2を、図示しない駆動モータによって、それぞれ回転させる。
磁気記録再生装置10には、サプライリール1とテイクアップリール2との間で搬送される磁気テープTの搬送方向に沿って順に、磁気テープTを案内するガイド3と、搬送される磁気テープTに摺接する磁気ヘッド4と、ガイド5と、搬送速度検出部6と、が設けられている。なお、本実施形態において、磁気テープTを案内するガイド3,5の数は特に限定されず、搬送経路における他の箇所に設けて3個以上としてもよい。
磁気テープTは、その長手方向に沿ってデータトラックが形成されているもので、また、予めサーボ信号が書き込まれている構成である。磁気テープの表面平均粗さを1nmから4nmの範囲とし、その厚みを4μmから10μmの範囲とする。
磁気ヘッド4は、磁気テープTの磁性層に磁気情報を書き込む磁気記録機能と、磁気テープTの磁性層に書き込まれた磁気情報を読み込む磁気再生機能と、磁気テープTに予め書き込まれたサーボ信号を読み込むサーボ信号読み取り機能と、を有しているものである。また、磁気ヘッド4は、複数の磁気ヘッド素子を配設してユニットとしたマルチチャンネルヘッドであって、トラッキングサーボ技術によって、各磁気ヘッド素子が磁気テープTのデータトラック上を正確に追従するように位置制御可能な構成としてもよい。
搬送速度検出部6は、磁気テープTの搬送速度を検出する機能を有している。搬送速度検出部6としては、例えば、ロータリーエンコーダを使用することができる。ロータリーエンコーダとしては、磁気テープTの搬送速度をコード化して検出する構成であり、回転軸が一定量回転するごとにパルス信号を出力するインクリメンタル方式や、回転軸の絶対的な位置を検出することが可能なアブソリュート方式があるが、いずれを用いてもよい。本実施形態では、ロータリーエンコーダとして、搬送される磁気テープTの状態をパルス信号で出力するインクリメンタル方式のものを使用した。
本実施形態の磁気記録再生装置10には、搬送速度検出部6に検出された磁気テープTの搬送速度に基づいて、磁気ヘッド4を磁気テープTの表面に対して進退駆動させるヘッド位置調整機構20が設けられている。
図2は、ヘッド位置調整機構の構成を説明する図である。図2に示すように、ヘッド位置調整機構20は、変位可能な基板22と、該基板22と平行に固定された支持台21と、基板22と支持台21とを連結するように、両者の間に固定されたアクチュエータ26とを有している。
磁気記録再生装置10の搬送機構に搬送される磁気テープTは、支持台21と基板22との間を通過するように搬送されている。
本実施形態では、支持台21と基板22との間を通過する磁気テープTにおける、支持台21側の面にサーボ信号記録層Taが形成されている。
サーボ信号記録層Taには、磁気テープTのBOT部及びEOT部のそれぞれの位置を特定するためのサーボ信号が予め記録されている。
なお、BOT部とは、磁気テープTにおいて、磁気記録・再生を開始可能な最初の部位を意味し、また、EOT部とは、磁気テープTにおいて、磁気記録・再生を終了すべき最後の部位を意味している。言い換えると、磁気テープTは、これらBOT部とEOT部との間の区間において磁気情報の書き込み及び読み込みが行われ、磁気テープTがBOT部とEOT部との間で折り返して走行されることで、繰り返し磁気記録・再生が行われる。 なお、本明細書において、BOT部とEOT部とを総称して折り返し部ともいう。
基板22における、前記支持台21と対向する面(図2では下側の面)に磁気ヘッド4が取り付けられている。基板22には、磁気ヘッド4の磁気記録・再生のための磁気信号を伝達するための配線と、磁気ヘッド4により読み込んだサーボ信号を伝達するための配線とが形成されている。
本実施形態のヘッド位置調整機構20は、アクチュエータ26の圧電素子25でボイスコイルモータ24に駆動力を供給し、ボイスコイルモータ24を駆動することで基板22を移動させ、該基板22に取り付けられた磁気ヘッド4を磁気テープTの表面の垂直方向に対して進退駆動させることができる。磁気記録・再生時には、アクチュエータ26を起動することで、基板22を支持台21側に移動させることで、磁気ヘッド4を磁気テープTに摺接させる。
アクチュエータ26は、基板22を上下方向に駆動可能に支持するボイスコイルモータ24と、基板22を駆動させるための駆動力を供給する積層型の圧電素子25と、から構成されている。
図3は、積層型の圧電素子の構成を説明する概略図である。図3に示すように積層型の圧電素子25は、互いに平行に配置された一対の板状の外部電極31と、一対の外部電極31の対向する各面に垂直に取り付けられた薄板状の複数の内部電極32とを有している。一対の外部電極31には、電圧を印加するための配線が接続されている。ここで、一方の外部電極31に設けられた複数の内部電極32は、他方の外部電極31側の複数の内部電極32同士の間に位置するように交互に配置され、電圧印加時に、上下に隣り合う内部電極32と厚み方向(図3中の上下方向)の分極が逆になるように積層されている。圧電素子25は、内部電極32を数10枚から数100枚積層させた構成である。図3に示すように、圧電素子25は、電圧が印加されると、内部電極32同士の間に分極が発生し、圧電縦効果によって、矢印D方向に変位する。本実施形態のヘッド位置調整機構20は、圧電素子25の変位する向きが、基板22を上下に駆動させる向きとなるように構成する。
内部電極32としては、チタン酸バリウム(BaTiO)又はチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zi,Ti)O)からなる圧電セラミクスを使用すれば、アクチュエータを駆動させる距離の精度及び応答性が良好となるため、好ましい。
また、支持台21における、基板22と対向する面(図2では上側の面)にテープ位置検出部23が設けられている。本実施形態において、テープ位置検出部23は、磁気記録・再生時に、光Lを搬送される磁気テープTのサーボ信号記録層Taに照射して、該サーボ信号記録層Taに予め記録されている折り返し部の位置を示すサーボ信号を検出することができる光検出器(サーボベリファイア)である。
次に、磁気記録再生装置の制御系を説明する。
図4は、磁気記録再生装置の制御系を示すブロック図である。
図1から図4に示すように、磁気記録・再生時には、搬送機構によって磁気テープTを搬送させるとともに、搬送速度検出部(ロータリーエンコーダ)6によって磁気テープTの搬送速度を検出する。
搬送速度検出部6は、磁気テープTの搬送速度をパルス信号として読み込み、このパルス信号をタイミング回路に出力する。
図5は、搬送速度検出部で検出された、磁気テープの搬送速度のパルス信号を示す図である。
図5は、時間の経過を示す時間軸である横軸に対し、パルス値同士の間隔の変化を示している。磁気記録・再生時におけるパルス値の間隔の変化は、時間軸上において、3つの時間帯S1,S2,S3に分けられる。時間帯S1では、磁気テープTの搬送を開始時を示し、磁気テープTの搬送速度が加速されてパルス間隔が次第に大きくなる。時間帯S2では、磁気テープTの搬送速度が一定の速度に達し、パルス値の間隔が一定のパルス間隔Tになる。時間帯S3では、磁気テープTの搬送を停止する際に、搬送速度を減速して搬送を停止するまでのパルス間隔の変化を示し、パルス間隔が次第に小さくなる。本実施形態のヘッド位置調整機構20は、パルス間隔の変化をトリガとして磁気ヘッド4を進退駆動させることができる。
タイミング回路は、搬送速度検出部6によって検出されたパルス信号のパルス間隔に基づいて、磁気テープTの搬送速度の変化を算出することができる。また、タイミング回路は、磁気テープTの搬送速度の変化に応じて磁気ヘッド4の適当な突き出し量(磁気テープTの表面に対して垂直に突き出す量)を算出する機能を有していることが好ましい。磁気テープTの搬送速度の変化に対応する磁気ヘッド4の突き出し量が予めテーブルデータとして図示しない記憶部に記憶されていてもよい。
図4に示すように、タイミング回路で算出された、磁気テープTの搬送速度の変化や磁気ヘッド4の適当な突き出し量が、ヘッド位置制御部に信号として出力される。ヘッド位置制御部は、磁気テープTの搬送速度の変化や磁気ヘッド4の適当な突き出し量に基づいてヘッド位置調整機構20のアクチュエータ26を制御する信号を出力する。アクチュエータ26は、ヘッド位置制御部によって制御され、基板22を移動させることで、磁気ヘッド4を搬送される磁気テープTの表面に対して垂直方向に進退駆動する。
磁気テープTの搬送速度が停止する場合には、磁気ヘッド4が磁気テープTから浮上(離間)するように、ヘッド位置制御部によって制御されてもよい。
また、ヘッド位置調整機構20に設けられたテープ位置検出部23によって磁気テープTのサーボ信号記録層を読み込み、折り返し部を検出し、磁気テープTが折り返し部において磁気ヘッド4と摺動する際に、該磁気ヘッド4を進退駆動させることができる。こうすれば、磁気記録・再生時に、磁気テープTの折り返し部と摺接する際に、該磁気ヘッド4を磁気テープTの表面に対して退避する方向に駆動させることで、静止摩擦力が大きくなることを防止できる。
本実施形態の磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法は、磁気テープTの搬送速度に基づいて、ヘッド位置調整機構20によって磁気ヘッド4を進退駆動させることができるため、磁気テープTの表面に摺接する磁気ヘッド4の突き出し量を適宜制御することができる。そして、磁気テープTの折り返し部において、ヘッド位置調整機構20によって磁気ヘッド4の突き出し量を小さくすれば、磁気テープTと磁気ヘッド4とが摺接する面同心の静止摩擦力を小さくすることができる。こうすれば、磁気テープTに凹凸を形成するなどの表面加工を施す必要がなく、磁気テープTの耐久性を低下させることないうえ、磁気記録・再生時において、走行する磁気テープTが磁気ヘッド4に貼り付いてしまうことを防止できる。このため、磁気テープTを繰り返し走行させる場合にも、磁気テープTの面が損傷してしまうことを防止することができる。
なお、本発明に係る磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、磁気テープTの搬送経路に磁気テープTのテンションを検出するテンション検出部を設け、磁気テープTのテンションに応じて磁気ヘッド4の突き出し量が変化するように制御してもよい。
本発明に係る磁気テープの表面加工装置の構成を説明する図である。 ヘッド位置調整機構の構成を説明する図である。 積層型の圧電素子の構成を説明する概略図である。 磁気記録再生装置の制御系を示すブロック図である。 磁気テープの搬送速度のパルス信号を示す図である。
符号の説明
1 サプライリール
2 テイクアップリール
4 磁気ヘッド
6 搬送速度検出部
10 磁気記録再生装置
20 ヘッド位置調整機構
26 アクチュエータ
T 磁気テープ

Claims (10)

  1. 磁気テープに磁気記録・再生を行う磁気記録再生装置であって、
    前記磁気テープと摺接するように設けられ、前記磁気テープに磁気記録・再生可能な磁気ヘッドと、
    前記磁気テープの搬送速度を検出するための搬送速度検出部と、を備え、
    前記搬送速度検出部に検出された前記磁気テープの搬送速度に基づいて、前記磁気ヘッドを前記磁気テープの表面に対して進退駆動可能なヘッド位置調整機構が設けられていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 前記ヘッド位置調整機構が、前記磁気ヘッドを備えた基板と、アクチュエータとを有し、前記アクチュエータが、前記基板を移動可能に支持するボイスコイルモータと、前記ボイスコイルモータに前記基板を移動させるための駆動力を供給する積層型の圧電素子とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 前記圧電素子がチタン酸バリウム(BaTiO)又はチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(ZiTi)O)からなる圧電セラミクスを複数枚積層した構成であることを特徴とする請求項2に記載の磁気記録再生装置。
  4. 前記磁気テープに予め書き込まれたサーボ信号を読み込むことで前記磁気テープの折り返し部を検出するテープ位置検出部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  5. 前記搬送速度検出部が前記磁気テープの搬送速度をパルス信号として検出するロータリーエンコーダを有し、前記ロータリーエンコーダによって検出されたパルス信号のパルス間隔に基づいて前記磁気テープの搬送速度の変化を算出するタイミング回路が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  6. 磁気テープに磁気ヘッドによって磁気記録・再生を行う磁気記録再生方法であって、
    前記磁気テープに磁気記録・再生する際に、前記磁気テープの搬送速度を搬送速度検出部で検出し、前記搬送速度検出部に検出された前記磁気テープの搬送速度に基づいて、ヘッド位置調整機構により前記磁気ヘッドを前記磁気テープの表面に対して進退駆動することを特徴とする磁気記録再生方法。
  7. 前記ヘッド位置調整機構が、前記磁気ヘッドを備えた基板と、アクチュエータとを有し、前記アクチュエータが、前記基板を移動可能に支持するボイスコイルモータと、前記ボイスコイルモータに前記基板を移動させるための駆動力を供給する積層型の圧電素子とから構成さていることを特徴とする請求項6に記載の磁気記録再生方法。
  8. 前記圧電素子がチタン酸バリウム(BaTiO)又はチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(ZiTi)O)からなる圧電セラミクスを複数枚積層した構成であることを特徴とする請求項7に記載の磁気記録再生方法。
  9. 前記磁気テープに予め書き込まれたサーボ信号を読み込むことで前記磁気テープの折り返し部を検出するテープ位置検出部を備えていることを特徴とする請求項6から8のいずれか1つに記載の磁気記録再生方法。
  10. 前記搬送速度検出部が前記磁気テープの搬送速度をパルス信号として検出するロータリーエンコーダを有し、前記ロータリーエンコーダによって検出されたパルス信号のパルス間隔に基づいてタイミング回路で前記磁気テープの搬送速度の変化を算出することを特徴とする請求項6から9のいずれか1つに記載の磁気記録再生方法。
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